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はてなキーワード: 問題とは

2024-05-12

男児が女湯や女トイレ母親に連れてこられる問題ってさ

俺はリベラルフェミニストが嫌いな弱者男性なんだけどさ

これフェミニストが言うような不快感お気持ち表明とは全く違う視点で俺も反対だな

男女対立存在してこれから更に分断が深まり過激化し続けるだろう今の時代にさ

自分の子を反出生フェミニストとか男児を殺せキャンペーンしてる連中も利用する施設に怒りを買いやす無防備状態で連れてくるんだぞ

なんていうか危機に対する意識が足りなさ過ぎるぞ

anond:20240510105540

女湯男児問題とか結局独身女さんvs子育てママの女同士の争いなのに男が悪いと主張してるの他力本願すぎてヤバい

本当に受け身精神が骨の髄まで染み着いてんだろうな

男児ママトレンド入っててまたなんか叩かれてるのかと思ったら、もう男児は何歳でも女子トイレや女湯に入れるな、父親がいるときしか連れて行くなとか人権剥奪的なこと言われてて、ますます少子化拍車かかるなこれは。逆に女児がパパと2人で出かけて男トイレはいるのはどう思うんだろ。

いまでもショッピングセンターによっては女性トイレ男児便器があったりするのもクレーム入れてるのかな。考えてみれば女子トイレって個室で扉ついてるから普通に入る分にはのぞかれもしないんだけどね。

成人男性女子トイレに入るのは別問題だよ。それはダメに決まってるだろ。

男児が女湯にいるのが嫌な気持ちは0.0001ミリくらいはわからなくもないけど男児女子トイレにいるのがなにが嫌なの?うちは女児しかいないけど別に男児が同じトイレにいたってまったくなんにも思わないんだけど。ママけが子連れで買い物来てるなんて山ほどいるよね?お気持ち問題多すぎ

東京男尊女卑土地じゃないぞ

痴漢は全国で起こってるし東京固有の文化というわけじゃない

東京女性専用車両存在するのも痴漢が多いからじゃない

いかがりはやめるのだ!

 

もし大都会東京のど真ん中で性差別が起きたとしても

それは地方から来た人間がやってることだから生粋都民は悪くない

渋谷ハロウィン馬鹿騒ぎしてゴミを捨てていくのも田舎者だけだ

 

そもそも東京には堂々と女性蔑視発言をする都知事なんて存在したことはない

東京都議会でもセクハラ野次が飛ぶなんてことはない

東京オリンピックの責任者セクハラ発言をするなんてこともありえない

その責任者が今ものうのうと政治に関わってるなんてあるわけない

医科大の受験男女差別なんて起きるはずがない

天下の東京大学に女子お断りサークルなんて存在するわけがない

 

もし仮にこんな事が起きたとしてもそれは日本全体の問題から

断じて東京けが悪いわけじゃないから!

それに九州と比べたらまだ全然マシだから

 

から東京男尊女卑土地じゃないぞ

何も分かってないな、 キャンセルトリックシンメトリックトリックが難しいのは、その問題に出せるかどうかが分からいからだよ

  出せるような問題だったら出して落ちるけど、問題みただけでは出せるかどうか分からいから難しいんじゃボケ

anond:20240512150840

ジェンダー問題とかを「気にしないでいられる方の性」なんだろうな。

気にしないでいられる人間はいても、

気にしないでいられる方の性はいない。

anond:20240512160358

ホストに上納させてるヤクザに上納させてる政治家ホスト規制なんてするわけない

売掛金問題がその後どうなったと思う?

anond:20240512160246

特定単一病院で起きているパワハラならそうですね

全国津々浦々さまざまな病院で同様の問題が起きているなら、教育問題じゃないですかね

anond:20240512155809

元増田より

看護師によるパワハラ問題になってるけど、

看護師によるパワハラ問題になってるけど、

看護師によるパワハラ問題になってるけど、

看護師によるパワハラ問題になってるけど、

看護師によるパワハラ問題になってるけど、

院長によるパワハラの話は誰もしていません。今は

看護師によるパワハラの話をしています

anond:20240512155045

???

看護師の大半は今でも女性なんだから

どの職場でもまだまだ女性差別は横行してるというのが現実

働く女性応援する組織があればいいのにと思う。

女性看護師に対するパワハラほとんど女性看護師によるものでしょ?

看護師によるパワハラ問題になってるけど、

anond:20240506172415

そもそもガソリン車のままでも利益を生んでくれている層ではないんだから特にEVも無理して売りつける気はないんでは。むしろガソリン車が禁止されたり、あるいはそこまでいかずともガソリンにきついピグー税が課されるようになったときに、このような予算の低い人たちがどうやってEVを手に入れるかという問題でしょ。

基本女性の方がパワハラとかセクハラ被害者になりやすいんだよな。

看護師によるパワハラ問題になってるけど、

やっぱり男性看護師の方がパワハラを受けにくい。

どの職場でもまだまだ女性差別は横行してるというのが現実

働く女性応援する組織があればいいのにと思う。

パワハラセクハラ被害者が気軽に相談できて、加害の事実があったらその企業名事業所名、直接の加害者名前メディアで広めて、人権侵害を強く非難する。

様々な職場女性人権が踏みにじられている現実を変えたい。

anond:20240510114109

未婚の女は発狂しないよねってレスに対してその返しは知的問題を抱えてるのか疑われるレベルだぞ

anond:20240512153649

裏金問題で本人は何一つダメージを受けてないのはでかい

岸田の次に再登板してほしいぐらいだよ本気で

anond:20240218120210

ジェンダー問題とかを「気にしないでいられる方の性」なんだろうな。

そういうのに興味ないならはてなやめればいいじゃん。

日本人女性海外売春の現状

海外売春をする日本人女性が増えている。これを読んでいる人の想像する100倍増えている。


ネット海外売春スカウト求人検索すると、大量にヒットする。彼女たちは国内ソープランド短期出稼ぎする感覚海外に「出稼ぎ」に行く。


国内デリヘルだと報酬は1日3〜5万。ソープでも1日10万を超えるのは厳しいが、海外だと円安もあり、国内ソープの倍以上は稼げてチップも貰える。だから彼女たちは海外に行く。日本売春をするより、フィリピンマニラに行くほうが稼げるのだ。

最近の一番人気はオーストラリアシドニーメルボルン。客層は中国人が多い。スカウトは「オーストラリアワーホリ取れば売春合法だよ」と行って女の子を誘う。もちろん観光ビザでもワーホリでも売春禁止だが、売春自体非合法な国よりハードルが低いらしい。


他にはカナダアメリカも多い。メインの客層は主に中国系富裕層だ。日本スカウトが現地のエージェントに紹介し、航空チケットの手配をする。最近日本人女性の単身渡航売春を疑われるため、カモフラージュ手荷物ガイドブックなどを忍ばせるという。それでも審査で引っかかる日本人が後を絶たない。



現地のスタッフ空港から滞在先(ホテル)への送迎を行う。食事Uber Eatsで調達宿泊先のキッチン自炊をする。何人も受け入れているところだと現地に日本スタッフがいて、スマホSIMカード契約日用品の買い出しなどもする。ホテル滞在し、電話がかかってきたら出勤する。だから外国語が話せなくても問題はない。


中には悪質な店もあり、オーストラリア女の子をほぼ監禁状態で1日2回の質素食事を与えていた経営者逮捕されている。

客層は中国系が多いが、黒人などを相手にするのが不安な人や渡航費用を抑えたい人は、韓国ラオスフィリピンシンガポール台湾などに行く。

昨日、韓国売春をしていた日本人女3人が逮捕された。出稼ぎ韓国を選ぶ子は整形資金を貯めたい人が比較的多く、そのまま韓国で整形をして帰国する人もいる。



女の子たちと話した体感では、8割強がホストお金を使うためだ。売掛金の返済、担当ホスト)のバースデーにタワーをしたい、担当を1位にしたい。その他2割は整形資金借金返済、発達障害等で普通仕事ができなくてもともとデリヘルやってたけど海外の方が稼げるから…など。



ホストのメイン客層は、一昔前は金持ち中年女性が多かったが、今は学生も多い。女の子デリヘルで稼いだお金を使わせ、お金がキツくなってくると「海外行ってきたら?」と誘う。日本スカウトと繫がっているホストも多い。

スカウトは現地エージェントから紹介料を受取り、エージェントは売上をピンハネして女の子報酬を渡す。10日働いて渡航差し引いても100万〜200万の報酬を手にした女が帰国後に向かうのはホストクラブである。(メンズコンカフェ地下アイドルなどにお金を注ぎ込んでいる人もいる)




1回の出稼ぎ報酬はホスクラシャンパンタワーを1回やれば消えるような額だ。それでも担当のためにタワーをすることはそれだけ価値のあることらしい。その一夜だけは特別な「姫」になり、担当エース客として接遇を受ける。そして一度タワーをやると期待に答えるためにまた高いお酒を入れる。実績があるから支払いは掛け。溜まった掛け金を支払うために海外出稼ぎリピートする。


頂き女子教祖こと、りりちゃんもおぢに頂いた金を担当ホストに注ぎ込んでいたのを見てもわかるように、女の子セックスワークで稼いだお金ほとんどがホスト美容整形外科医に流れているのが構造だ。


このせいもあって、普通海外観光に行こうとした日本人女性売春を疑われて入国できない事案が多発しているため、海外旅行に行く女性は注意してほしい。できるだけ地味な服装スーツケースに華美な下着を入れない・コンドームなどの避妊具を荷物に入れない、スマホセクシー自撮りを保存していないなどの対策をしてほしい。

詩とか俳句短歌について思うことメモ

もう人生の折り返し点をすぎて久しい。目を通す文字は、仕事書類ばかりとなった昨今。

でも小学校高学年から中学生にかけての頃に、文学少女に憧れた時期があった。

書店の奥のほうにいっては新潮文庫コーナーで、適当に数冊手に取っては解説に目を通したりしていた。

まれて初めて自分で買った詩集は、井上靖詩集だった。小学校5年生か6年生の頃だと思う。

頁を開いたとき、これは詩なの?というのが最初感想だった。普通に文章だったからだ。

調べてみると、井上靖の詩は、散文詩という形式らしい。なにが自分の知っている詩と違うのだろうというところで

「韻」という言葉もその時初めて知った。

井上靖詩集を手に取ったのは、国語教科書に載っている著者の本でなるべく読みやすそうなものを探したからだった。

というわけで、あすなろ物語のついでに手にしたのが、人生最初詩集だった。

小中学生の頃、国語の授業で、詩や短歌に少し関心をもった私は、韻を踏む、という作法が苦手だった。

季語などルールがあったり、韻で楽しめなければならない、みたいなもの短歌俳句だとすると、ちょっと縁がないなと。

特に覚えているのは、中学校の時習った在原業平短歌に、かきつばたを詠みこんだものがあるが、韻だけでなく、言葉ニュアンスにいろいろな仕掛けを作らないと詩として成立しないのかと思うと到底自分には向いてないジャンルだった。しかし、そうはいっても、短い言葉で何かを表現してみたいという思いは消えず、ひそかに詩集をつくって引き出しの奥底にいれていた。


井上靖の詩のなかに

幼少の頃、川辺の石段の下で手を洗っているとき不意に石鹸が手元を離れ、深みに落ちていったという情景の詩があった。その喪失感をその後の人生でも刻まれているという内容だった。これなら自分でも書けるかもしれない、と思った。

自分世界表現の仕方や詩の味わい方を学べたのも井上靖の詩の影響が大きかった。

例えば、雪という詩がある。


 ―― 雪が降って来た。

 ―― 鉛筆の字が濃くなった。

 こういう二行の少年の詩を読んだことがある。

 十何年も昔のこと、『キリン』という童詩雑誌

 みつけた詩だ。雪が降って来ると、

 私はいつもこの詩のことを思い出す。

 ああ、いま、小学校教室という教室で、

 子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と。

 この思いはちょっと類のないほど豊饒で冷厳だ。

 勤勉、真摯調和

 そんなものともどこかで関係を持っている。

井上靖詩集運河」より

中学生の私は、なるほどと思った。

詩というのは、雪が降って鉛筆の字が濃くなったという描写やその言葉なかにあるのではなくて、物語は書かれてない背景のなかにあるのだなと。

鉛筆の字という描写だけだったら、だから何?という感想しかない。しかし、鉛筆を持つ誰かの表情を想像し、その背景を想像して足してあげることで一枚の絵になる。

井上靖の次に手に取った詩集もよく覚えている。

武者小路実篤だった。やぱり散文詩だった。

当時、大好きだった先輩が「友情」を読んで感動したといっていたので、友情ともう一冊詩集を手に取った。その後しばらくして、私の失言が原因で先輩は私からフェイドアウトしていった(つまりフラれた)ので文学をダシに先輩と仲良くなろうという作戦は失敗した。しかし、武者小路実篤の詩はそんな私をなぐさめる言葉にあふれていた。

いじけて 他人にすかれるよりは 欠伸(あくび)して他人に嫌われる也 夏の日。 嫌う奴には嫌われて わかる人にはわかってもらえる 気らくさ。


ほどなくして、種田山頭火という自由律俳句というジャンルを知った。

山頭火面白い普通俳句じゃないところがいい。規律から解放されるってすばらしいことだと。

定型詩嫌いな私にとっては、ある意味で、俳句短歌エントリーポイントとなって、

新聞の俳壇や短歌欄に時々目をやるようになった。

いわばお勝手からこっそり入門したような形だ。

しか俳句は、季語の煩わしさにどうしてもなじめず、自分には遠い世界のままだった。

いつしか手にしていたのは、興津要解説する江戸川柳 誹風柳多留だった。古典落語にはまり始めた時期だった。

剣菱という酒を飲むことを江戸時代の人が剣菱る(けんびる)と言っていた、など、現代言語感覚と近い、興味深いことがいろいろと書かれていた。

エロい川柳結構好きだった。今でいうサブカルチャーだ。

その後は巴毎晩組み敷かれ

木曽義仲の元を離れ、和田義盛に見初められ身柄を預けられた巴御前、ネトラレ系の元祖ともいうべき味わい。思春期の私はこうした江戸時代川柳妄想たくましく想像し、手が動いた。五七五だったら、こっちの世界のほうが楽しい

一方、短歌のほうは、というと、当時の朝日歌壇は毎週とても楽しみにしていた。

俵万智サラダ記念日ベストセラーになったからというのとは全く関係なく、プロではなく、市井のいろいろな人が短歌を詠んでいるということが興味深かった。

例えば、こんな一首。

わが胸にリンチに死にし友らいて雪折れの枝叫び居るなり

あさま山荘事件を起こした連合赤軍幹部坂口弘収監中の東京拘置所から毎週のように短歌朝日歌壇投稿していた頃だ。

朝日歌壇では他にも穂村弘がいた。短歌表現する世界の幅広さを朝日歌壇で知った。

そして渡辺松男太田美和が常連投稿者として名を連ねていた。

風花って知っています

さよならも言わず別れた陸橋の上

渡辺松男太田美和は実社会で互いに関係があるわけではなく、それぞれの思いを歌に込めていたのだと思うけど、なぜか不思議と互いに呼応し合うものがあった。これは当時の歌壇リアルにみていた人にしかからないことだけど。雨の森や樹々など独特の世界観を表現する渡辺松男に対して、雨の日に部屋にこもれば憂鬱発酵すると詠んだりする太田美和。

生活で恋をしていた私は太田美和の言葉自分を重ね合わせた。


でもこのころが私の文学少女期のおわりだった。

大学卒業したものの、就職できずに苦しむ時期がやってきた。就職氷河期というやつだ。

生活が一変した。

書店で立ち寄るのは、奥の文庫コーナーではなく、店の前の新刊コーナーであり、資格取得のコーナーだった。

購読紙も朝日新聞から日経新聞に代わり、東洋経済となった。

世の中からどんどんと取り残されてゆく焦りでいっぱりになっていた。

山頭火武者小路実篤もへったくりもない、そんなことより面接資格だ!という日々。

就職が決まってからは、病気になったら人生終わりだし、干されたら終わり。もう一歩先に、もう一歩とただひたすら走り、走らされる人生が始まった。

たまに思い出しては、現代短歌最近の潮流を知りたくなって、枡野浩一の本を手に取ってみたりはしたものの、ピンとこなかった。

若い頃あれほど好きだった渡辺松男も改めて著作をみると作風が変わったのかと思うほど、何一つ言葉にくすぐられることなく、不感症になっていた。変わったのは自分のほうだ。


それから数十年、あるとき気が付くと、新しい家族が増え、家が建ち、旅行などしている。

そういえば何十年も詩や短歌を目にしていない。寺山修司の本は引っ越しのどさくさでどこかにいってしまっていた。

思春期のことを遠く思い出すようになった。実家の部屋の引き出しにはまだヘンな自作ポエム集が眠ってるはずだ・・。自分死ぬ前にはなんとしても奪取してこないといけない。

中年になっていいかげん自分限界を悟って、ふっと一息いれた、という形だ。

ふと思い出すのが、最初に買った井上靖詩集

 ―― 雪が降って来た。

 ―― 鉛筆の字が濃くなった。

この二行の子供の詩を、何十年も経って思い出す井上靖感覚がとてもよくわかるようになった。


これは人生の楽しみを食に見出して、ワインをたしなむようになってから思ったことでもある。

詩を楽しむということとワインを楽しむことには、ひとつ共通点がある。

どちらもウンチク語ってめんどくさい奴がいる、という意味じゃない。

鉛筆の字が濃くなる、という情景として、勤勉で真摯子供の姿を思い浮かべる、という

文として書かれていることと、書かれていない想像の背景の補完的な関係は、ワイン食事、一緒に食事するひととの関係によく似ている。

ワインの味や香りは、それだけで勿論、それぞれのワインに特徴があるし、品種ビンテージ気候土壌などさまざまな情報がある。

しかワインのおいしさを決めるのはそれだけではない。過去に飲んだ記憶とか、一緒に食べているもの、そしてそのとき話題、体調などに大きく左右される。

だって同じことで、喉が渇いているときの一杯と会議中にやり込められているときの一杯は全然違うはずだ。

マリアージュという言葉があるように、ワイン一種調味料として機能するため、食べ合わせ重要だ。

またワインプロファイル情報あるかないかも味を左右する。

ブラインドで呑むワインはどんな高級ワインだろうが、初見ワインしかない。ワインの特徴まではわかってもそこまでだ。

逆に偽の情報表現かに補完してしまえば、コンビニ販売しているワインを高級ワインと偽って出してもたいていの者には気が付かれないだろう。

ワインを色やら香り、余韻など物理的に因数分解した表現ができても、美味しさは客観的規律として表現することはできない。

詩も同じだと思う。規律ばかりを語るひとがあまりにも多い。本居宣長には悪いけれど、歌をつくるのは道だとしても楽しむのは道じゃないと思うんだよね。

井上靖が「小学校教室という教室で、子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と。この思いはちょっと類のないほど豊饒で冷厳だ。」というとき井上靖にとってその詩に初めて出会ってからの何十年間が効いてくる。井上靖は詩は規律ではなく、詩との出会い方だと教えてくれた人だ。

その情景を自分のなかでセットできるかどうかは、鑑賞眼の問題ではない。

どちらかというと、そのような情景がセットされてしまう、長年の思いの蓄積、その詩と出会ったときメンタル、いわば偶然の力だと思う。

渡辺松男太田美和が並んで歌壇掲載されていたあの空気感にしても、あのとき限りのものだったのだろう。

失恋をして武者小路実篤の詩に慰めれられた思い出もそう。まさに一期一会

先ほど、卒業してから詩どころではなくなったと書いた。

そのとき自分が置かれれる状況やそれまでの経験によっては、詩に対して、鈍感になることだってあるのだ。


ところで、先日、Yahoo芸能ニュースをみていたら、TBSプレバトというバラエティー番組で、俳句を競う企画があって、ある芸人俳句先生から5点と酷評されたと報じていた。

お題は「文房具」で彼女が読んだのは

消しゴムが 白き水面に ボウフラを

というもの。作者は「頑張って勉強して、消しゴムを何回も消すと、消しカスがたくさん出る。それが白いノートにたくさん積もっていると、ボウフラのように見えるという句です」と意味説明したものの、腹が立つ、とまで評者先生にののしられている。

ちょっと間抜けた感じはするものの、正直、なんでそこまで素人俳句酷評されなければならないか理解できなかった。だが、番組演出脚本としてはそれがオチなのだろう。

演出もさることながら、これは、他の出演者俳句が以下のようなものだったことも影響しているように思えた。

迎え梅雨 紙端に滲む 友の文字

虹の下 クレヨンの箱 踊り出す

天王山 黒ずむ袖に 薄暑光

薫風や 隣の君と 教科書

こんなふうに優等生を気取った俳句がずらりと来たら、それは「お約束」として、こき下ろすしかないのかもしれない。

バラエティー番組のなかで俳句を味わうということはつまり、こういうことなのだ。その芸人に対するイメージ作品クオリティが補完されてしまうのだ。

しかし、この句が仮にお笑い芸人ではなく、どこかの学校児童生徒が作ったものであったとしたらどうだろう。

消しゴムをかける姿は、情景としては授業中であることを示唆している。5月番組文房具からまだ気持ちフレッシュだ。だけどがんばろうという気持ちは長続きしない時期でもある。

ぼうふらにみえるほど消しゴムをかけるくらいだから、授業中、何度も消していて、その間、ノートをとる手が止まることになっただろう。

それでも授業はお構いなしに進んでいく。溜まってゆく消しごむのカスからは、授業についていく焦りとともに、生徒のひたむきさ、間違って消すことが多い生徒のどんくささも垣間見られる。

いかげん疲れたかもしれない。めんどくさいと思ったかもしれない。

一方で白い水面(ノート隠喩)は、清潔さや純粋さを象徴している。

ふと手を止めた瞬間に、そこにボウフラがいるようにみえた、というのは、一瞬立ち止まってボウフラ?などとくだらないことを想像してしまった自分の不純さや切れた集中力で抜けてしまった気力(投げ槍感)との鋭い対比となっている。

と、このように解釈すれば、俳句としてむしろ「ボウフラを」で間抜けた形で止めた意味が出てくる。そこから先は、苦笑いなのだ

ボウフラを季語と認めるかどうかはわからない。しかし、純粋に詩としてみれば、消しゴムとボウフラという組み合わせは非常にユニークだ。

また、どんくさいもの弱者がボウフラというノート上のより小さい存在視線フォーカスする、という手法小林一茶方法とも通じるところがある。

番組の評者は、この芸人俳句酷評したうえ、次のような添削をしたという。

しかすはボウフラみたい夏休み

夏休みかよ。口論の途中で勝手に話の前提を変えられたときのような不快感を覚える添削だった。消しかすって文房具じゃないし。

しかし、誰しも詩に対して鈍感になる、そういうことはある。端的にあれバラエティ番組からね。

ただ、私の場合、やっぱり俳句には縁遠いのだろうと思った。俳句がメインのカルチャーであろうとする、優等生を選ぼうとする、そのいやらしさも嫌だ。上品そうな季語を競うかのような世界一種ルッキズムだ。夏休みかいって勝手おめかしさせようとするんじゃねーよ。

そういうところがまさに、かつて私が川柳などのサブカルに引き寄せられるひとつ動機だった。ボウフラにシンパシーを感じる感受性は恐らくはかつて親しんでいた落語川柳で身につけたものだろうからゆりやん一句を悪くないと思うのは邪心かもしれない。そもそも番組ADがテキトーにつくりましたってオチかもしれないんだけどね。

300円でおいしく飲めるワインもあれば、駄作でも楽しめる作品もある。そういうことだと思う。

[] 2024-05-12

グリゴリー・ペレルマンは昔から政治が嫌いだったらしい。

友人と会話して政治的なことが出ると「◯◯君、それは政治だよ」とピシャリと指摘したと聞く。

ミレニアム懸賞問題論文を提出し、それが評価される過程での政治が発生したときは「俺は政治家じゃねぇ!」とキレたようだ。

金も辞退し、数学から手を引いてからは、オペラの鑑賞を趣味として質素生活をしているらしい。

誰も解けない問題を解き、arxivに成果を出すことで出版社存在する政治を避け、数学証明の正しさだけで勝利を勝ち取った男がペレルマンその人である

このストーリーを聞いて私は、この人こそ尊敬に値する数学者だと思った。

研究助成金をもらうための政治活動に熱を入れる数々の自称研究者とは格が違う。

私もまた、政治厨が嫌いな市民の一人である

政治とは関係のないことを趣味としてやることを望んでいる。

数年前はgithubOSSを公開することがそういう趣味だと思い込んでいたが、スター数で評価されるという政治存在することに気が付き、消極的になった。

社会でなにか評価されようとすることが政治なのだろう。ポアンカレ予想ですら中華が業績を奪おうと政治工作したのだから

私はプログラミング趣味仕事の両方でやっているが、コンピュータインターネットを通じて社会と繋がりすぎている。

から世間自分比較して、自分ダメだと落ち込んで幸福度を下げているのだ。馬鹿らしい。

社会とは適度に距離をおいたところにある趣味が、本当に私がやりたかたことかもしれない。

先週(2024-05-05)の棋譜

先週(2024-05-05)の棋譜

赤:瀬尾健介41 瀬尾莉子 小6@山形  緑:伊藤秀宣47 伊藤優作 小6@宮城  白:中嶋崇行48 中嶋優理菜 小6@京都  青:松尾浩46 松尾祐里 小6@大阪  

青13 

緑 ×  青 8 赤 3 青 2 白 1 緑14 緑12 緑 4

青 5 緑19 赤25 赤 7 緑18 赤 9 赤11 緑10

赤20 赤24 緑 6 白16 

赤15 >  1

緑23 緑17 赤 1 緑 ×  青21 青22 

+--+--+--+--+--+

赤:  8枚  ○ 9 × 0

緑:  5枚  ○ 9 × 2

白:  3枚  ○ 2 × 0

青:  9枚  ○ 6 × 0

問題数: 28   スルー:  0

https://anond.hatelabo.jp/20240505142341

EV個人で所有することは多くの課題がある。

購入費用が高いこと、充電インフラの不足、メンテナンス専門性などが挙げられる。

これらの問題解決する一つの方法カーシェアだ。

カーシェアリングは、所有の必要性を減らし、利便性提供する。

利用者必要な時にのみ車を利用し、コストを抑えられる。

また、複数の人が車を共有することで、環境への負担も減らせる。

充電スポットの少なさも、カーシェアリングなら問題ではない。

車を共有することで、充電スポット効率的な利用が可能になる。

さらに、最新のEVに乗る機会も増えるだろう。

カーシェアリングサービスは通常、新しいモデル提供するからだ。

個人所有の車と比べ、カーシェアリングは柔軟性に優れる。

ユーザー自分ライフスタイルに合わせて車を選べる。

例えば、週末だけSUVを利用したい場合も、それが可能になる。

カーシェアリングは都市部特に有効だ。

駐車スペースの問題も、カーシェアリングなら解消される。

車を所有する代わりに、必要な時にアクセスすることができる。

これは、特に住宅が密集している地域での大きな利点だ。

しかし、カーシェアリングにも課題はある。

利用者間のスケジュール調整や、車の管理必要になる。

また、プライバシー問題や、車の清潔さを保つ必要がある。

これらの課題対処するため、多くのカーシェアリングサービスが工夫を凝らしている。

アプリを通じた簡単な予約システムや、自動清掃機能を備えた車両も登場している。

結局のところ、カーシェアリングは個人所有の代替手段として有効だ。

それは、経済的利益だけでなく、環境への配慮もつながる。

将来的には、カーシェアリングがさらに普及し、都市交通問題解決に貢献するかもしれない。

そのためには、政府企業積極的支援必要になるだろう。

そして、私たち一人一人が、持続可能な移動手段について考え、行動を起こすことが重要だ。

anond:20240510214739

これさ、エンジニアにこんな女が増えたら問題大きくなりそうだな。

anond:20240512122747

そうだった

女性共感を求めてるのだった

この問題が無くなるとむしろ困るのだ・・・

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