はてなキーワード: 敬礼とは
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4863493762/
に掲載されている作品「神籠りの夜に」の後日談SSを書いた。
実は、SSって苦手で全然書けなかったのだけど、作品の衝撃でどうしても書かざるをえなくなった。どうしても、この作品の続きの復讐劇が無ければ、正義がそこで達成できなければ、私はとうてい精神の均衡を保てなくなってしまった。読み切りのエロマンガでこんな気持ちになったのははじめてで、この作品の胸糞の悪さ(これが卓抜していて、きわめて高い評価ができる)。たった数時間で書いたものだけど、とりあえず。置いておく。
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警衛勤務はかったるい。これが弾薬庫となってはなおさらだ。時刻は0220。つまり、午前2時20分。俺はライナーをかぶり直しながらドライバーの田中3曹に送りを頼むと、警衛司令に向かって敬礼した。
「弾薬庫、上番します」
警衛司令は川崎曹長。来年で定年だ。俺は、これから、退職金に触るような大迷惑をかけることに軽く憂鬱さを覚えた。
「おう、ヒロトか。今日は蒸し暑いからな、気を付けて行って来い」
軽く挨拶されると、俺は田中3曹とともにジープに乗り込んだ。実のところ、こいつはパジェロだがジープとみんな呼んでいる。
「本当に今日は蒸し暑いな」
「そうですね」
同意の返事だけすると、沈黙があたりを包む。深夜の空に響くディーゼルエンジンと路面をひっかくタイヤの音だけが響く。4年前の夏も、蒸し暑かったことを俺は思い出した。
折からの蒸し暑さは、この湿地を埋め立てて造ったという駐屯地に深い霧を立ち込めさせていた。ジープのヘッドライトはその霧を切り裂きながら進んでいく。
ほどなく、弾薬庫につく。同じ駐屯地の中だ、5分もかからない。中の哨所から人が出てきて、金網で出来た門を開ける。俺は、田中3曹に礼を言ってからジープから降りた。
迎えに出てきた下番者は同期だ。一緒に哨所に入って申し送りを受ける。
「申し送り物品、弾薬5発、双眼鏡。申し送り事項ナシ」
「申し受け物品、弾薬5発、双眼鏡。申し送り事項ナシ」
弾薬は無くなったら大変なことになる物品だ。しっかりと復唱をして申し受ける。
「それじゃあ、あとはよろしく」
同期が言うのに「了解」とだけ返事をすると、弾薬庫の門まで見送って鍵をかけた。俺は同期とあまり仲が良くない。仲が良くない、というと語弊があるが、要するに俺は付き合いの悪いやつだった。これには理由がいくつかあるが、俺には金も時間も惜しかった。そんな俺に警衛司令として上番している川崎曹長は何かと目をかけてくれていた。そんな恩人に迷惑をかけるのは忍びないが、俺にはそうするしかなかった。
「あれから、4年か…」
ひとりごちる。弾薬庫に人は来ない、交代が来るまで孤独な戦いだ。「まだまだと、自分を責める、弾薬庫」そんな落書きが哨所には書かれている。
うずらが居なくなって4年。また、祭りが来る。
俺は、これから大それたことをする。それこそ、大それたことだ。弾薬庫には、小銃弾がある。一人じゃとても撃ちきれないほどだ。これを持って、俺は今日、ここを出る。なぜそれをしなければならないか。それは4年前のことにケリをつけるためだ。
ただ、これには、いくつか問題がある。まず、弾薬庫の周りには赤外線がめぐらされている。交代時はあらかじめ分かっているから警報を無視するが、そうでないときに警報が反応すればすぐに警衛所から人がすっ飛んでくる。ただ、今日は霧だ。霧が深いと赤外線センサーは誤作動を起こす。霧が出始めた0時頃には警報のスイッチを切っている。
次に門だ。出入り口の門は深夜は閉鎖している。出入りはできるが、人に会わないと出られない。当然、同じ中隊である今日の警衛隊にはすぐに分かるし、外出証も持っていない。ただ、自動車で外柵を破壊して突っ切れば、確実にバレるが、銃と弾薬とともに外に出られる。
霧は今日しか出ていない。警衛勤務に上番するのは月に数回。それも必ず弾薬庫につくわけではない。そして、また来週になれば次の犠牲者が――4年前と同様に――出る。
俺は意を決して、弾薬庫の鍵を開いた。
弾薬庫はがらんとした埃っぽい空間だった。俺は手近な7.62mm小銃弾の箱に手を伸ばす。重いが、これを門の近くまで持っていく。夏の雑草は茂るのが速い。弾薬箱はうまく隠れた。俺は腕時計を見る、0250。見回りの動哨は通過しているはずだ。俺は、そのまま門を開けて外に出ると、自分の車に一目散に走った。
駐車場は弾薬庫にほどちかい。息を整えながら自動車に乗り込むとエンジンをかける。ライナーを脱ぎ捨てながら助手席に置いたブルゾンを上から着込む。カンガルーバンパー付きのハイラックスだ。中古車だが、そんなに悪くない。ライトを付けずに車を出すと、弾薬庫にまっすぐ向かう。動哨の経路にもなっていないから見つかることはない。演習場で灯火管制下での車両行進を行った経験が役に立った。
弾薬庫の前に車を置くと俺は、弾薬箱を車に積んだ。俺は、この駐屯地を、出る。
ビィィイイイイイイイイイイイイイイ
けたたましい警報音が警衛所に鳴り響いた。警衛司令である川崎曹長はそれに驚きながらも警報盤を見る。
「おい、何かあったみたいだぞ? 外の車でも突っ込んだか?」
そこは、時折外からの車が突っ込む場所であった。特にこんな霧の深い夜は飛ばしている車が突っ込んでくることがある。彼の判断は半分当たっていたが半分不正解だった。車が突っ込んだのは事実だが、それは「外の車」ではなかった。
無口な田中3曹は「了解」とだけ言うとジープに向かっていった。彼らは5分後、とんでもないものを目にすることになる。そして、さらに5分後、弾薬庫から隊員が弾薬と銃を持って居なくなっているという大変な事実を認識するに至る。
俺は外柵を破った。俺が銃と弾薬を持って居なくなったことを彼らは間もなく知ることになるだろう。そうなれば非常線が張られる。俺は、駐屯地を出た直後に近くの駐車場まで飛ばした。深夜3時だ。車はほとんど通っていない。そこには、カバーのかけられた白いステップワゴンが停められていた。
このステップワゴンは放置されていた車だ。市役所の連中が黄色い紙を貼って撤去すると警告していたものだ。ナンバーは無かったが、これは別の車のものを盗んでナンバーを変える偽造した。当然に実在する白いステップワゴンのナンバーだ。そして、俺がこれから行く場所の地名のナンバーだ。車は程度が良く、イモビをカットすればそのまま動いたが、念のために自分で整備を行った。そりゃあ、金もなくなるし付き合いも悪くなる。でも、このステップワゴンが俺を逃がしてくれるはずだ。俺は、半長靴と迷彩服を脱ぎ捨てると白いステップワゴンの中にある服に着替えた。
俺は白いステップワゴンに弾薬と銃を積み替えると、すぐさま出発した。検問はすぐに始まる。後部座席を改造して銃と弾薬は隠せるようにしたし偽造免許証も作ったが、検問は避けたい。人着は警察に連絡されているし、免許証はICチップまでは偽造できない。
俺は目的地に向かって走り出した。
高速を走る。俺は四年前のことを思い出していた。
俺の住んでいたところは、山間の村だ。特にこれといった産業の無い、土地の痩せた、ぱっとしない村だ。俺はその村の出身ではないが、余所者として住んでいた。その村には言い伝えがある。オハシラ様という土着の神が村の貧しい男と結ばれてから村は豊かになったというものだ。実際に、ぱっとしない村だったが、それなりに豊かではあった。そして、そのオハシラ様を祀る祭りが4年に1回行われている。
ただ、パッとしない村が単に伝説で豊かになるはずがない。この祭りには裏があった。街に住む金持ちの支援者が気に入った村娘を、祭りの主役であるオハシラ様として祀り上げ、自らの性奴隷として嫁がせるというものだ。さらに、村の有力者が祭りにかこつけてオハシラ様となった村娘を集団で凌辱する。考えるだけでもおぞましい制度だ。
俺は、それに実の姉と、好きだった娘――うずらを奪われた。彼女も俺を好いていた。だが、実家の生活と村のために犠牲になった。その後、オハシラ様を娶った男、柱の男とよばれるやつから、寂しいだろうと凌辱されるうずらのDVDが定期的に届いた。俺は悔しかった。悔しかったが力が無かった。だから俺は高校を卒業するとすぐに自衛隊に入った。そして、チャンスが巡ってきた。
明け方、街のインターチェンジに近づいた。時間はない。警察がそのうち俺を捕まえに来るだろう。街に降りると、あの忌々しい村へと車を進めていった。俺が縁やゆかりのある土地に向かうであろうことは、当然に警察や自衛隊も予想しているだろう、なるべく早くことを済ませなければならない。俺はステップワゴンを村の手前にある山への道へ入れると少し奥まったところに止めた。後部座席から銃、弾薬、バックパックを取り出した。バックパックには一人用の天幕、携帯糧食等が入っている。ステップワゴンにはカバーをかけた。俺は一人山に入っていた。
あの忌々しい儀式の舞台になるのは村の神社だ。神社は山を後ろに控えていて、禁足地だとしていて人は基本的に入ってこない。あんな忌々しい儀式をやっているのに「禁足地」とはお笑い草だが隠れるにはうってつけの場所だ。
俺は身を隠しながら、神社の裏手まで上がった。双眼鏡とガンマイクをポケットから出す。今年も祭りが行われるなら、朝のうちにオハシラ様がみそぎを行っているはずだ。
案の定、みそぎは行われていた。年のころは18ぐらい。きれいな娘だった。あの忌々しい神主も居た。俺は祭りまで監視を続ける。
その日の晩、俺はラジオを聴いていた。俺のことはニュースになっていた。連中も知ることになるだろう。これで祭りが中止になるかもしれないが、連中は俺のことなんてとうに忘れているのかもしれない。あるいは、思い出しても、まさか自分たちに復讐に来ているとは思わないのかもしれない。俺はラジオを消すと眠りについた。
一週間たった。祭りの日だ。神社を見下ろすと準備にあわただしい様子が見て取れる。祭りのクライマックスはレースだ。丸太をかかえて神社の階段を駆け上がり、境内にある台に丸太を置いた者が柱の男となるという、シンプルなものだ。ただ、これが出来レースで村の支援者が絶対に勝利するということを除けば、だが。
一週間の間の監視でいろいろなことが分かった。今回のオハシラ様も村に住む俺と同じような余所者が好意を持っているということ。オハシラ様もまんざらではないが、儀式のために身を費やす覚悟であるということ。また、その余所者はこの儀式の真実を知らない様子なこと。そして、今回の柱の男は、姉とうずらを娶った連中の親族で、どうしようもないクソ野郎であること。
祭りの準備は着々と進む。街の土地持ちどもが寄り集まっているところにガンマイクを向ける。
「…で、今年のオハシラ様はどうかね?」
「いや、美人で犯しがいがありますね。あの顔が苦痛でゆがむことを考えるだけで、勃ってしまいますよ」
「4年前の娘もよかったがね。ただ、なんせ妊娠しないのがつまらない」
「ああ、あいつのところに嫁にいったやつですか。あんな貧相なののどこがいいんでしょうね?」
「あいつはロリコンなんだろう。まぁ、いい。人の趣味はそれぞれだ」
「では、8年前の娘はどうですか?」
「ああ、うちのやつか。ちょっととうが立ってきたが、悪くない。ただ、これからは肉便器から家政婦だな…」
連中の口をつくおぞましい言葉に俺は、涙を流していた。噛んだ唇からは血が出ていた。
夜になった。無事にレースは終わった。決まった通りに決まったやつが勝利した。間もなく、真の忌々しい儀式が始まる。ぞろぞろと男どもがお社に集まってくる。俺は胸の鼓動と鈍い頭の痛さが抑えられない。俺は、山をゆっくりと下りた。ゼロ点規正は祭りでうるさいうちに済ませた。
暗い境内で、黒い戦闘服は目立たない。これが演習場ならバディがいるところだが、今は俺一人だ。全周の警戒は怠らない。片目にFLIR、銃には照準の邪魔にならない場所に暗視装置をマウントしてある。
這いつくばりながら、お社に向かっていく。中からは神主の声が聞こえる。
お社の窓から今日の柱の男が見えた。双眼鏡のレーザー距離計で測った距離は200m。中は少し明かりがついていて、夜目になれていれば十分に判別がつく。お社の中の配置は頭に入っている。そっと、薬室に弾薬を送り込む。這いつくばりながら、銃を構える。床尾板の冷たい感触が肩に伝わる。柱の男がお神酒にくちを付ける。俺は息を吐いて止め照準をつける。照星がゆらゆらと男の顔の中に揺れる。俺は引き金を霜が降りるようにじわじわと絞った。
ドーン…
静かな深夜の村に7.62mmの太い音が響いた。薬きょうが吐き出され次弾が送り込まれる。男が赤いものと白いものをまき散らしながら崩れていく。ほんの数秒のはずだが、永遠に思えるほどの長い時間だった。俺は人殺しになった。
一気にお社が騒がしくなる。人に来てほしくない。いくらここが村から外れているとはいえ連絡されては計画がぶち壊しになる。俺は走ってお社に向かった。
俺は、扉をけ破って銃を構えながら言った。
「静かにしろ…」
俺は顔を黒くドーランで塗っていたが、神主は俺を見ると。俺が何者か分かったようだ。
「お、お前は… こんなことをしてどうなるか…」
俺はもう一度言った
「静かにしろ」
神主以外のやつらは放心状態だった。いくら銃を持っているとは言え多勢に無勢だ、いまのうちに拘束をしなければならない。俺は銃をかまえたままウェストバッグから手錠を出して投げた。
「お互いの両手足につけろ、死にたくないなら」
放心したまま連中は動かない。
「た、助けてくれるんだろうな?」
一人の男が口を開く。村で唯一の商店の店主。4年前にうずらを犯していた奴の一人だ。
「静かにしろと言ったはずだ…」
俺はそういうと、その男に銃を向け引き金を引いた。銃声が響く。
胸に銃弾を受けて男は倒れた。
「早くしろ、こうなりたくなければ」
そう、言うが早いか連中はお互いに手錠をつけはじめた。ほどなくして、オハシラ様も含めて全員が手錠をつけた。
「よし、いいだろう。見せてみろ」
俺は手足が抜けないようになっているか一人づつフラッシュライトで照らして確認した。
「全員、壁の方向を向け。」
連中は黙ったまま壁の方向を向いた。俺は銃から手を離し一人づつさるぐつわをかけていった。ただ一人、神主を除いて。
「よし、それじゃあ、神主、こいつらに俺のことを説明してやれ」
「わ、わかりました… この方は、8年前のオハシラ様の弟で4年前のオハシラ様を好いていた者です…」
「と、いうわけだ、俺がなんで戻ってきたかわかるな? ニュースで俺のことを放送していたのは気づかなかったか?」
「気づきました。ただ、戻ってくるとは思いませんでした…」
「あれだけのことをしておいて復讐を考えないとは、頭おかしいな、お前らは。まぁいい、警備を強化しようにも、こんな儀式だ、口外は出来ない。警察にも言えない。駐在は数年ごとに異動する余所者だから抱き込めない。だから、見なかったことにした。そんなもんだろう。腐りきっているだけでなく無能な連中だよ、お前らは」
神主は黙った。
「さて、じゃぁ、神主さんよ、今までのオハシラ様の嫁ぎ先を教えてくれ」
「そ、それは… わかりました、隣の部屋に資料があります」
「じゃぁ、立って取りに行け、行けるだろう?」
神主は手足に手錠をつけたまま、ひょこひょこ移動して取りに行く。
「変な気を起こすなよ、死にたくないなら」
間もなくすると神主は一冊のノートを取ってきた。俺はそれを受け取るとパラパラと見る。リストには祭りの年、名前、生年月日、住所、電話番号が記載されていた。リストの最初の方から最近まではほとんど線が引かれて消されている。
「この線は何だ?」
「それは…、亡くなった者です…」
生きていれば40代、50代の者までほとんど亡くなっていた。俺はめまいがした。
「本当に、お前らはクソだな… まぁ、ご苦労、それじゃあ…」
俺は腰のケースからフォールディングナイフを取り出すと、神主の胸に突き立てた。
「がはっ… なんで…」
「当たり前だろう、俺は復讐に来たんだ」
さるぐつわをつけた連中が騒がしくなった。殺されることが分かれば逃げるだろう。
「今までやってきたことを地獄で後悔しろよ。ま、俺も後で行くがな」
俺は、そういうと逃げようと這う連中を一人づつ刺していった。最後に、オハシラ様が残った。目を閉じて涙を流していた。
「いろいろ大変だったな。お前は自由になれる。」
そういうと、俺はウェストバッグから1㎝の札束を出すと胸元にねじ込んだ。びくっとオハシラ様が動いた。
「この金は、犯罪で得た金じゃない。お前の好きな男とどこかで暮らすために使え。俺は全員を殺す、だからこの村の資金源は無くなる。家族の豊かな暮らしは無くなるが、働いて仕送りでもしてやれ」
俺はそういうと、お社を後にした。リストを胸に突っ込み、銃を片手に、走って停めておいたステップワゴンまで行く。幸いにもステップワゴンは見つからずにそのままだった。街へ降りていく。街までは30分。夜明けになり村が異常に気付くまでは、あと5時間といったところだろう。
俺は一人づつ訪ねて行った。ドライバーで掃き出し窓のガラスを割って侵入し目的を遂げる。コツさえつかめば音はほとんどしない。幸いなことに機械警備は無かった。機械警備があると時間の余裕がなくなる。早ければ10分ぐらいで警備が来るから家が広いと失敗するリスクが上がる。
女は6人しか生き残っていなかった。うち二人は、姉とうずらだ。4件はすでに襲撃した。女には会っていない。全員を助けることは、俺にはできない。
俺は姉が嫁いでった家に向かうと身震いした。だが、確実に仕事はしなければならない。掃き出し窓に取り付くとサッシにマイナスドライバーをねじ込みヒビを2か所入れる。ガラスが割れると手を突っ込んでクレセント錠を外す。サッシをスライドさせるとゆっくり動いた。補助錠は無い。
入った部屋はリビングだった。豪華だが、趣味が悪い部屋だった。動物の毛皮の敷物、ごちゃごちゃとした飾り棚にならぶ、一つ一つは高級そうだが雑然と並んだ外国製の食器。俺の姉を奪った柱の男が脂ぎった顔でゴルフクラブを振るう写真。どれも趣味が悪かった。
俺はさっそく廊下に出て、一部屋ずつそっと確認をしていった。一階はクリア。足音をたてないように上がっていく。二階のドアもひとつづつ確認していく。一番手前… 姉が居た。ベッドに眠っている。おなかは大きく、妊娠しているのだろう。奴を殺すまで起こすことはできない。次の部屋、物置になっている… 一番奥… 居た。
俺はそっと近づくと、口に手を当てると同時に、胸にナイフを突き立てた。男は目を見開き暴れようとしたが、すぐに絶命した。
そのまま、姉の部屋に取って返す、口に手を当てて起こす。姉は襲われるとでも思ったのだろう、暴れだした。
「俺だよ、ヒロトだよ」
姉は驚きの表情になって暴れるのをやめた。
「静かにしてもらえるかな?」
姉がうなづいたのを確認すると、手をはなした。
「ヒロト!! どうしたの!!」
小声ではあるが、驚きの言葉を言う。
「復讐に来たんだ。姉ちゃんと、うずらを奪い、辱めたあいつらに。あいつは、さっき殺したよ。神主も、村の有力者どもも…」
姉は絶句した。弟から人殺しの告白を受ければ誰だってそうなるだろう。
「とにかく、今は時間が無い。一緒に来てくれ」
「わ、わかったわ…」
幸いなことに姉はくるっていなかった。あれだけ凌辱されてもなお、気丈に精神を保ち続けてきた。俺は姉を連れて車に乗り込んだ。
「これからどうするの…?」
「うずらを助ける」
「そんなことをしたら、うずらちゃんの家はどうなるの?」
「どうなるもこうなるも!! 娘を売って手に入れた幸せにどれだけの価値があるんだ!! 村から出て働いて暮らせば豊かではないにせよ生きていけるだろう。俺だって村を出て自衛隊に入って生きてきたんだ」
「ニュースでやっているよ、銃と弾薬を持ったまま脱走した自衛官って」
「お姉ちゃん、テレビ見てないの… 毎日、やることがあるからね…」
ああ、嫌なことを思い出させたと、少し俺は後悔した。
「でも、オハシラ様がいなくなったら、あの村は、村に住む人はどうするの…」
「今更、どうにもならないよ。神主も商店のオヤジも、議員も、郵便局長も、地主のオヤジも、みんな俺が殺したからね。支援者の家も殺した。あんな村は滅びなきゃならない。誰かが滅ぼさなきゃならなかったんだ」
姉の顔が曇る。
「…ヒロトはどうするの…」
俺は車で前を見据えながら、目を細めて言った。
「殺した人数が人数だからね。事情はあるにせよ捕まれば死刑は免れないよ… その前にケリはつけようと思っているけど。で、姉ちゃん。一つ頼みがある」
「…何?」
俺はさらに目を細めた。
「…うずらを助けたら、うずらのことは頼む」
「…」
姉は涙を浮かべていた。
ほどなくして、うずらがいる家に近づいてきた。遠くから見ると、こんな時間なのに明かりがついていた。まずい。車を離れた場所に止める。
「姉ちゃん、ここで待っててくれ」
俺は銃を持つと車を後にした。
家に近づいて、双眼鏡で確認をする。カーテンが引かれた窓には何も映っていない。
地主の家らしく、広い。庭も明るくなっている。裏側からアプローチすることを決めた。家の裏側に身をかがめながら走っていく。高く張り巡らされた塀の上には有刺鉄線が張られている。有刺鉄線を一瞥する。金属の支えに取り付けられて、うなり音はしない。電流は流れていない。弾帯からレザーマンを取り出すと切断をした。懸垂して塀によじ登り、速やかに降りる。着地時に少し音がした。ただ、気づかれた様子はない。裏口に近づく。鍵は閉まっている。紙おむつから取り出したポリマーと、シリンジに入れた王水をウェストバッグから出す。ポリマーを鍵穴に詰め込むと王水を注ぎ込んだ。鍵を溶かして破壊する方法で、溶解破錠という方法だ。しばらく待つ。俺にはこの時間が無限にも思えた。
十分に溶けたところで、鍵穴にマイナスドライバーを突っ込んで回す。さしたる抵抗なく回った。銃をかまえながらドアを静かに、しかし素早く開ける。クリア、だれもいない。明かりはついているが。きれいにかたついたキッチンだった。正面にドアが二つ、右と左にある。
家の外観を思い出しながら、右側がリビングの可能性が高いと思い右側を銃を構えながら素早く開ける。照明がなく暗い。ただ、人の気配が無い。FLIRを左目に落とす。人は明らかに居ない。キッチンに戻るともう一つの左側のドアにアプローチする。廊下だった。やはり誰もいない。一階のドアをひとつづつアプローチしクリアする。誰もいない。
廊下に階段がある。上階の廊下は明かりがついている。音をたてないように素早く階段を上る。廊下に沿って、ひとつづつ部屋をクリアしていく。書斎、物置、客間… 突き当りの部屋まで来た。
聞き耳を立てる。音はしない。同じ要領で銃を構えながら素早くドアを開ける。そいつは、そこに居た。うずらと一緒に。
「おっと、動くなよ」
奴はうずらを脇に抱いて拳銃、おそらく38splのリボルバーを突きつけながら言った。
「お前が銃を持って脱走したってニュースは見たよ。で、復讐に来るというのも予想していた。神主のジジィには俺も言ったんだけどな、聞きゃしなかった。もう、殺ったのか?」
「ああ、殺したよ」
俺は銃をつきつけながら、答えた。うずらは一言も言わず、震えていた。
「うずらもかわいそうだよなぁ… せっかく、俺に嫁いで家族を食わせられるっていうのに、このバカに何もかも無茶苦茶にされてなぁ…」
うずらがぎゅっと目をつぶった。
「まぁ、いい。俺も死にたくないからな。この女はくれてやるから、とっとと出てけ」
「それで済むとでも?」
「済ませてもらわなきゃ困る。お前さんのせいで儀式も村も、俺ら一族も破滅だ。ただ、俺は資産をうっぱらえばあとは遊んで暮らせるぐらいの金にはなる。面倒な親族はお前が皆殺しにしてくれたから、相続もあるしな」
「嫌だと言ったら?」
「オハシラ様を殺す」
奴の目は真剣だった。どうしようもないクソ野郎ではあるが、嗅覚の鋭い顔だった。
「わかった。要求を呑む。どうしたらいい?」
「銃を置いてこちらに蹴るんだ」
「先にうずらだ」
「分かった、うずらが半分まで行ったらやれ。やらなきゃ打ち殺すからな」
奴はうずらを離すと、顎でしゃくって俺の方に行くよう促した。うずらが歩いて来るのを確認しながら銃を床に置き、蹴り飛ばす。が、64は重くちょうど奴と俺の中間あたりに止まった。奴は床からこちらに目を向けると言った。
「よし、じゃぁ、死ね」
俺は、走り出していた。奴が床から目を上げる瞬間にはもう、動き出していた。うずらを撥ね飛ばす。奴が発砲する。俺に向かって弾が飛んでくる。俺は体を捻じ曲げる。左の二の腕に弾がめり込む感触がする。熱い。焼けるように熱い。そのまま、奴にタックルする。
「ぐあっ」
ベルトからナイフを取り出す。サムスタッドに親指をかけて開く。奴の首にねじりこむ。左腕は熱い。奴は目をこれでもかと開き、口をパクパクさせている。首から血が噴出する。奴の右手の拳銃を胴体で抑え込む。
「これが4年間の成果だ。うずらを、姉ちゃんを護れなかった俺じゃない」
奴はそのまま絶命した。
俺はうずらを右腕に抱きながら、車へと戻った。うずらは途中何も言わなかった。
「お姉さん…」
「…うずらちゃん…ヒロト… よかった、無事で…」
うずらは目に涙を貯めていた。
「うずら、悪かったな。迎えに来るのが遅くなって」
「ううん、そんなことない。生きてヒロトに会えてよかった。ずっと、私待ってた。諦めてたけど、諦めきれなかった。でも、家のことや村のことを考えて諦めようとしていた」
「もう、村も儀式もすべて無くなるよ」
俺は満足していた。忌々しい村も、忌々しい儀式も、忌々しい連中も、すべて居なくなった。あとは、俺がすべてにケリをつけるだけだ。
俺は自分の腕に止血処置をすると、後ろのバッグを漁った。分厚い封筒が出てきた。
「じゃぁ、姉ちゃん。さっきのお願いの件だけど、大丈夫かな?」
姉に封筒を渡す。
「500万入ってる。4年間じゃこれだけしか貯められなかったよ。少ないけど、これを当座の生活資金にしてくれ」
「…ヒロトはどうするの…」
「さっき言ったとおり。ケリをつけてくる」
うずらが割って入ってきた。
「ケリをつけるって何!! ヒロト!!」
栄誉礼を演奏する音楽隊の隊員が、特定の国賓に敬意を表したくないと思っていた場合、演奏を拒否できるべきか。
現職の首相と思想的に相容れない自衛隊員は、観閲式で首相への敬礼を拒否できるべきか。
死刑執行をしたくない刑務官は、死刑執行のボタンを押すのを拒否できるべきか。
ある犯罪者に思想的に共感した警察官は、その犯罪者の検挙・逮捕を拒否できるべきか。
消費税に反対の税務署員は、消費税に関連した事務処理を拒否できるべきか。
孫正義が嫌いな総務省職員は、ソフトバンクからの申請を拒否できるべきか。
以上のような思想・信条による職務命令違反を行った公務員は、免職・減給・配置転換等の処分を科されることなく、
従来通りの部署・役職・職掌で業務を行わせるべきか。
酒飲めない人に酒を強要する話が盛り上がってたけどさ、酒飲める奴もアルハラっていうの?そういうのにあうことがある。
「お前飲めるのか。じゃあもういっぱいいけや」
とか言われて目の前にピッチャー置かれたりする。
そいつらの顔を見ると、どうせ泣きいれるだろとか、ちょっといじめたろとか、そういう悪乗りっぽい雰囲気がぷんぷんしてる。
そういうのは本当に腹が立つ。
だからそういうときに俺は、酒を飲むと豹変する奴というキャラクターを演じることで、アルハラに対抗することにしている。
狂戦士の鎧を着たガッツが何人か殺して回っても誰も文句言えないだろ。着せた奴が悪い。そういう理屈だ。
ピッチャー置かれたら、俺は大喜びして、ありがとうございます頂きますといって飲む。酔っ払っているふりしてがばがばこぼしながら飲む。全くためらいの様子を見せず豪快にこぼすのが良い。途中で咳き込んだりすれば大量にこぼれるし、誰かが止めに入る確率が上がるのでなお良い。飲み干したら、粗相を致しました!申し訳ございません!ピッチャーもういっぱいお願いしますなどと叫ぶ。
まともな職場ならば、この辺りで誰かが止めに入る。誰も止めなかった場合は容赦なく第二形態に変身する。
ガンガン飲んでますアピールをしまくってろれつが回らなくなったようなフリをしてまわりに泥酔の印象を与える。本当にべろべろに酔ってもかまわない。むしろ迫真の演技が出来るので好都合だ。そして酒を強要してきた相手に絡む。猛烈に絡む。まるでお互い人類最後の生存者になったくらいの親近感丸出しで絡む。
○○さん自分の酒を飲んでください自分だけ飲んでいるのは申し訳ないです!とかなんとか絶叫してピッチャーにビールを注ぐ。両手に一本ずつビールをもってドバドバ注ぐ。
こうなると必ず誰かが誰かが止めるけど、そんなことはかまわない。同じ目にあわせる。泥酔して前後不覚を演技してるから、もう何も怖いものは無い。
もちろんニ次回三次会にも当然のごとく参加。もう帰れよムードがん無視。カラオケでは泥酔しているという設定をいいことにめちゃくちゃやる。両手をめちゃくちゃに広げてちょうしっぱずれな手拍子ばちんばちんばちん。ヘビメタの客みたいに頭をガンガン振って一人応援合戦。もののけ姫絶唱。
翌朝、いつも以上に身なりを整えて颯爽と出社。デロデロの醜態を晒した翌朝にピシッとした立ち居振る舞いで仕事をしていると結構周りから恐怖される。そしてそんな空気に今気づきましたという様子で、自分はまた何かやらかしたでしょうかと白々しく聞いて周り、関係各所に謝罪。お辞儀の角度九十度の最敬礼。飲ませたほうに負い目があるから、全力で謝ればだいたいは許される。
大体ここまでやると、次の飲み会から「お前あんまり無理して飲むなよ」と周りが気使いしてくれるようになる。ここにおいてアルハラから解放される。
特に最終話。高校生じゃん。あのくらいの歳なら身勝手な親の干渉から逃げて、お互いに依存し合いながら逃避行するじゃん、普通。友達の協力のおかげで寝泊まりするところも当分の資金も用意出来たんだから、逃げちゃうじゃん。でも逃げなかった。なにが正しいことなのかわかった竜児すげー。それを実行出来たのもすげー。
そして大河。大河もやっぱり凄い奴。今まで親のせいでさんざん傷ついてきたんだろうに、それをわかってくれてここにいてもいいって言ってくれる高須家を見つけて、普通だったら本当の親のことなんか忘れて3人家族で暖かい幸せに包まれちゃうじゃん。でもそれを選ばなかった。今まで無理だって思ってたことだし傷つくってわかってても、本当の両親と幸せになれるかもしれない、いや、幸せになりたい道を選んだ。それが正しいと信じた。大河すげー。
んでもってやっぱり竜児すげー。自分の彼女が傷つくのがわかっててもそれでも行きたいって決心した、だからそれを引き止めずに信じて待つことにした。竜児本当にすげー。普通だったら自分の嫁は自分で守りたいからっていって絶対引き止めるよ、大河を。彼女が傷つくときにそばにいてやりたいから絶対引き止めちゃうよ。でも止めなかった。それは大河にとってなにが一番幸せなのか、それを大河に教えたのが自分だってことをちゃんと自覚してたからだと思う。そして、大河がそれを信じてくれてその幸せを自分の手で手に入れる道を選んで、大河ならそれができると信じた。だから彼女を待つことにした。ほんっとうにすごいよ。
そうやって、手に入れたいモノから目をそらさないようになった。気高くある龍と虎に、敬礼。
spamじゃないか確認してからフォロー返ししていたんだけど、あっさりspamに引っかかっていたというお話
追記
はてブのコメントをtwitterにも流すように設定してる人がうざいとかいう話ではなくて、他人のコメントをパクって元のURLから切り離してあたかも自分のtwitterでの発言であるように装って流しているアカウントがあるっていう話です
結構な人数が引っかかっているようなので、まずはこれらのアカウントをチェックしてから聞いてほしい
最近spam報告がクリック一回(ブロックの下のリンク)でできるようになったのでできればspam報告もしてくれると助かる
http://twitter.com/longest_day
http://twitter.com/taketake0_blogP
http://twitter.com/kurokurohyou
http://twitter.com/komarinyanko
あるときタイムラインにちょっと気になる発言が流れてきて、詳しく知りたいと思ってその人のページに飛んだんだけど、前後に関係ある発言はなくて「あれ?」って思った
他の発言も前後に関係ある事書いてないのに単発だとあまり意味が分からないのが多かった
そこで試しにググってみたらはてブのコメントからのコピーだった
以前にこれと同じようなものそのものを読んだと思ったらいっぱいまとめがあった。一度読んだらなかなか忘れないね・・・、でありますか、敬礼!
mutuki_h 以前にこれと同じようなものを読んだと思ったらいっぱいまとめがあった。一度読んだらなかなか忘れないね 2009/09/12
http://b.hatena.ne.jp/entry/hamusoku.com/archives/165781.html
経緯が分からん事には何とも言い様がないが、候補そのものを立てるにあたって身体検査とかするという方策はとらないの?まぁ、出会い系サクラやったり映画で乳晒した人も居たけど…。・・・、でありますか、敬礼!
ones-inch 政治, 民主党 経緯が分からん事には何とも言い様がないが、候補を立てるにあたって身体検査とかしないの?まぁ、出会い系サクラやったり映画で乳晒した人も居たけど…。 2009/09/12
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/politics/update/0912/OSK200909120001.html
はてブのコメントをtwitterに流してる人はよくいるけど、さすがにmutuki_hさんとones-inchさんが共同で同じtwitterアカウントにそれと明記せずにはてブのコメント流すなんてことはないだろうと思って、spamと判断してブロックした
それで安心していたのだけど、半月くらいしてからまたタイムラインにおかしな発言が紛れ込んでいたのだった
セッションそのものをGETのクエリパラメータで管理している事に起因する不具合。パスワードクラックではないのか。でも携帯端末なら直ぐに犯人割れるね。↓悪意の投稿しておいて善意の第三者な訳ないだろう。・・・、だにゃ〜w
twitterで↓で指定するときは大抵自分の一個前の発言なんだけど、これも前後に関係ある発言はなかった
sauvage はてな, はてブ, セキュリティ, ネット事件 セッションをGETのクエリパラメータで管理している事に起因する不具合。パスワードクラックではないのか。でも携帯端末なら直ぐに犯人割れるね。↓悪意の投稿しておいて善意の第三者な訳ないだろう。 2009/10/02
http://b.hatena.ne.jp/entry/hatena.g.hatena.ne.jp/hatenabookmark/20091001/1254363804
また騙されたのだ
それ以後注意してフォロー返しするようにしてるんだけど、結構この種のspamは多かった
そのまま転載じゃなくてなんかの方言変換を挟んでいて、それにフッターがついているのが多いようだ
エヴァも良かったとよしアニメーション業界には今後も楽しみなこつが多かな。今回のAA寸劇の茶番度数はかなり高か方だと思う。エンドレス8は面白か表現手段ばい。枠にハマる作り方の蔓延とそれば押しつける客が業界の毒・・・さあ、この猫質がどうなってもいいのか!
BEW Animation, アンチ エヴァも良かったしアニメーション業界には今後も楽しみなことが多いな。今回のAA寸劇の茶番度数はかなり高い方だと思う。エンドレス8は面白い表現手段だよ。枠にハマる作り方の蔓延とそれを押しつける客が業界の毒 2009/10/09
http://b.hatena.ne.jp/entry/yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-3962.html
mae-9 niconico 「ニコ動では不便な形でしか聞けない、聞きたかったら音源買おうね」みたいなエクスキューズがあった(それも正しいかどうかは別として)んじゃないのかなあ、とか堅苦しいことを思ってしまうのだけど。 2009/10/10
http://b.hatena.ne.jp/entry/mozilla-remix.seesaa.net/article/129917294.html
「ニコ動では不便な形でしか聞けない、聞きたかったら音源買おうね」みたいなエクスキューズがあった(それも正しいかどうかは別として)んやないのかのぉ、とか堅いたしいことを思ってしまうのじゃけど。
「ニコ動では不便な形でしか聞けない、聞きたかったら音源買おうね」みたいなエクスキューズがあった(それもデジタルであるかどうかは別として)んじゃないのかなあ、とか堅苦しいことそのものを思ってしまうのだけど。、メフィメフィ・・・
「ニコ動では不便な形でしか聞けない、聞きたかったら音源買おうね」みたいなエクスキューズがあった(それも正しいかどうかは別として)んやないのかのぉ、とか堅いたしいことを思ってしまうのじゃけど。
「ニコ動では不便な形でしか聞けない、聞きたかったら音源買おうね」みたいなエクスキューズがあった(それもデジタルであるかどうかは別として)んじゃないのかなあ、とか堅苦しいことそのものを思ってしまうのだけど。
↓これも2つ
abedaster まったく関係ないけどIE8使いやすいよ。IEPro入れればマウスジェスチャーもできるしオヌヌメ/タブ開きまくるとプロセス殺すしかなくなるのが難 2009/10/07
http://b.hatena.ne.jp/entry/tokuna.blog40.fc2.com/blog-entry-1884.html
まるっきし関係あらへんけどIE8使いやすいよ。IEPro入れればマウスジェスチャーもできるしオヌヌメ/タブ開きまくるとプロセス殺すしかいななるのが難・・・ゴモゴモ
まったく関係ないけどIE8使いやすいよ。IEPro入れればマウスジェスチャーもできるしオヌヌメ/タブ開きまくるとプロセス殺すしかなくなるのが難
どうしよう・・・、人口減少率とか高齢化率とか、人口が札幌に流れ込んでる(こら破綻よりどエライ昔からの話ではあるが)とか、現状としては確かにその通りやけど、ミョーに上から目線。わしは表も裏も知り尽くしとるとか不遜すぎるで。
citron_908 行政, 地方, 北海道, 夕張市 人口減少率とか高齢化率とか、人口が札幌に流れ込んでる(これは破綻以前からの話ではあるが)とか、現状としては確かにその通りだが、ミョーに上から目線。俺は表も裏も知り尽くしてるとか不遜すぎるよ。 2009/10/09
http://b.hatena.ne.jp/entry/jbpress.ismedia.jp/articles/-/1883
チ、チ、チ〜、チョルビー・・・社員目線のふりをした会社セオリー。やりがいがあれば働いてくれるんやぜー。上から降りてくる成果主義の課題ってなくんやったらへんよなあ。やりがいよりもそこそこあんじょうやるを選ぶのも無理からぬことか、と。
matsunoji 経営, 経済, 労働, ビジネス 社員目線のふりをした会社セオリー。やりがいがあれば働いてくれるんだぜー。上から降りてくる成果主義の課題ってなくならないよなあ。やりがいよりもそこそこうまくやるを選ぶのも無理からぬことか、と。 2009/10/13
http://b.hatena.ne.jp/entry/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091012-00000001-president-bus_all
ホリエモンほどの人でも成田空港開設の経緯をよう知らんんやな…。そういうたら今時ゲバ棒持つ人も見かけへんか。/昔、成田空港ちうのんがあってね、と語る時代もすぐに来そうや。・・・ところで、この状況をどおせぇ、言うねん!
m_yanagisawa ホリエモンほどの人でも成田空港開設の経緯をよく知らないんだな…。そういえば今時ゲバ棒持つ人も見かけないか。/昔、成田空港ってのがあってね、と語る時代もすぐに来そうだ。 2009/10/13
http://b.hatena.ne.jp/entry/ameblo.jp/takapon-jp/entry-10363582254.html
バルバルです。非共有化 捨い捨てにする 陳腐に見せる 価格判断ば鈍らせる クレジットと分割 浪費の正当化 浪費の口実 便利さの提供 人口増加の利用
mimoriman 非共有化 捨い捨てにする 陳腐に見せる 価格判断を鈍らせる クレジットと分割 浪費の正当化 浪費の口実 便利さの提供 人口増加の利用 2009/10/12
http://b.hatena.ne.jp/entry/tsurumitext.seesaa.net/article/130055536.html
本論はさておき、「枠組み自体を考える事をせへんし、枠組みの中でどうするかについて創造力を集中してきた」ちう一節には確かになぁ思うわ。やまとが強かったスポーツはことごとくルールを変えられはった。
dhalmel Memo 本論はさておき、「枠組み自体を考える事をせず、枠組みの中でどうするかについて創造力を集中してきた」という一節には確かになぁと思う。日本が強かったスポーツはことごとくルールを変えられた。 2009/10/12
http://b.hatena.ne.jp/entry/fragments.g.hatena.ne.jp/fukken/20091012/1255315747
今のところ特徴的な部分があるので機械的に判定できそうだけどもっと紛らわしくすることは可能だし、どうにかならないものですかね
心労、過労、敗北感が心理を呵んだのか
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所用を切り上げて帰宅しました。
慚愧に堪えません。
父上の中川一郎氏が「青嵐会」を結成したときに緊急の単行本をつくった。爾来、絶大なお世話にもなり、自裁される三日ほど前にも永田町ですれ違ったおり、車の窓を開けて、「やぁ」と独特の敬礼の挨拶をされた。人なつっこい人だった。
家人が靖国神社の御霊祭りで昭一氏と偶会のおり、そのことを言うと「え、じゃ息子さんは宮崎一郎さんっていうの?」と微笑んだという。
父親の遺志をついで昭一さんも改憲、精神の回復、防衛力強化にはことのほか熱心な政治家で台湾の防衛にも死力を尽くされた。
中川一郎氏の葬儀は三島由紀夫と同じ築地本願寺だった。通夜と葬儀に手伝いに行ったが、本葬は四万人の人が本願寺を囲んだ。どれほど国民から愛され親しまれたか、市井の人々が焼香に並んだ。
あの人数をみたとき三島由紀夫の葬儀のことを思いだして涙がこみ上げてきた。
冥福を祈りたい。
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通巻第2730号 臨時増刊
この辺のさじ加減は難しいのはわかるけどね。
新入社員なんかみてると挨拶とか最敬礼でお辞儀とかしちゃってんの。いやいや廊下で立ち止まられてもみたいなちょっとどいてそこ通るしみたいな、もうなんか恐縮しきりで見ちゃいらんねーわ。礼儀は必要なんだけどやりすぎることはないと思う。まあ新人研修なんかでビッチリ仕込まれての配属だからしょーがないんだけどそれに応える方とのギャップも頭に入れてほしいな。そんなにビビってどうすんのって殴らないから安心して。まあちゃっちゃちゃーすってこられても困るけど普通に歩きながら「おはようございます」でいいよ、普通の時は。
なんでそう思うかっていうと俺自身が現在新入社員で3ヶ月経過して実感したことだから。(上記の上から目線の感想は妄想です、サーセンwww。)で、最近はその職場の雰囲気にあわせた「ちょーどいいいい」かんじの気持ちのよい挨拶ができるようになってきた。もちろんあなたが極道の世界の人ならしっかり立ち止まって最敬礼しといた方がいいけど、普通の人が集う会社はきっと普通でいいんだよ。
気や礼儀を使っても恐縮しすぎることはないと思いました。たぶんそれって周りから見て不自然だから。微笑ましいけどたぶん滑稽だ。
しかもえらい美人でもあった。
極めつけは何やら化粧回しっぽい物体まで腰に巻いていた。
ちなみに柄は『唯我独尊』の文字だった。
……よーし質問疑問その他病院紹介等は全力で拒否させてもらおう。
俺の脳および両目は身体検査によると至って正常なんだよ信じてくれ頼む。
つーかなぁ、淡々と事実を述べるしか俺にはできないんだよ!(逆ギレ)
「あ……の……」
何もツッコめずにいた俺に一瞥をくれて、ヤツは着席――
「ふん――」どすんばき。
「おおう――」どがしゃん。
お、すっ転げた。
「え、ちょま、わ、わああああああああ!?」べしゃ。
あっちゃあ、後ろの奴下敷きになっちまった。先生、担架です担架。
「――――ふん」
いや「ふん」じゃなくて。何故にお前はヒト1人押し潰しといてそないに冷静ですか?
嗚呼、潰されてしまったクラスメイトよ、俺はお前のことを忘れない。まだ名前知らないけど。
「ひ、東中出し……た、たにg……」
あ、生きてた、そして倒れた。その根性に敬礼だ。ゴッドスピード谷なんとか。
クラス中が困惑の面持ちでざわめき始めたところで、担任から鶴の一声。
「はい、じゃあ、次」
「じゃあよく眠れるお薬だしときますね」で渡された眠剤が効きやせず、23時にベッドに入って50分目をつぶるもやくたいもない事しか考えられず、10分天井を見つめたって状況が変わるわけでなく、手元明かりをつけて本を読み出すも読み終わっちゃってやっぱり眠れなくて仕方ないからまた無理やり目をつぶるんだけどやっぱり眠れなくて、みたいな事を繰り返していたら朝方4時になった。
あほらしすぎる。
もうしかたがないから起きる事にした。ていうか死ぬことにした。死んだらよく眠れるよね、みたいな。
というか私のような駄目人間が起きるの寝るのでどうしようもない時間を使ってるくらいなら死んだ方が良いよね、みたいな。
まずコンビニ行って肉まん食べてちょっとくらい幸せになっても良いだろうと思ってコンビニに向かったら、無かった。久しぶりに帰ってきた地元だからってそりゃないわ。
えー、とかおもって別のコンビニに行ったらまた無かった。なんでよ。3年前にはあんなに乱立してたじゃない。コンビニが向かい合ってたじゃない。共倒れ?なんで全滅してるんだよ。
もういいや、そういう運命そういう運命って諦めて、とりあえず国道三号線に向かう。案の定、トラックがばびゅんばびゅんと制限速度まる無視で飛ばしてる。
で、馬鹿だから早く飛び込めば良いのに躊躇しちゃう。ていうかトラックの運転手さんにも確実に生活があるよね。人身事故なんかクビだよね。自損事故でも1ヶ月社内免停食らったりするのにねって運送業事務時代の知識が脳内をかすめる。倒産した会社のことなんか忘れりゃいいのにね。
コンクリートの地面から屋上駐車場までの高さを目視で確認。15mくらい。たしかひとが即死する高さは20mくらい。一番上からさかさまに飛び降りればけっこういい感じに死ねるんじゃね?いいんじゃね?
車の出口から逆に入る。子供の頃の秘密基地ごっこを彷彿とさせるワクワク感がある。これで私いまから死ぬんだぜ、みたいなね。
で、馬鹿だから気づいちゃう。センサーに。これあれ、駐車場とかで「車に御注意ください、車に御注意ください」って機械音声で喋るあれにつながってるんじゃね?音がして誰かきたらこのうすら馬鹿ヅラさげた25歳おんなはどう説明したら良いの?「テンションあがったんで飛び降りしにきました!」って敬礼しながら言うの?いえねー。むりー。はずかしすぎるー。たぶん、電源は切れてるはず。だからだいじょぶなはず。でも万が一セコムのセンサーだったりしてもやっぱりはずかしい。無理。むーりーだー。
しょうがねえ死ぬの諦めよううちかえろうしょうがねえよもうわたしばかだもん。ばかがあんまり人に迷惑のかからない死に方考えるのがもう無理だもんでも馬鹿だからこそ人に迷惑かけたくねえ!
そんなわけで、ちって舌打ちして腕振り回しながら帰ったら家出て30分しか経ってなかった。
仕事からの帰り道、自転車で交差点を横断しようとしたところ、向こうから右折車がやってきて、こっちが渡っているのに突っ込んできたので「危ねえぞ、ゴルア」と叫んのである。そうしたら、その車が追いかけてきたのね。で、怖かったので逃げようとしたんだけど、結局逃げ切れなくてコンビニの駐車場でつかまってしまった。交番が目と鼻の先なので助けに来てくれないかと祈ったのだけど、交番には人影がなかった。
車から降りてきたのは、年は同じくらいだが人相の悪い男だった。向こうが言うには、「赤信号だったやろうが、何言っとんねん」というのである。こちらは青だと思って渡っていたのだが、それは今となっては確かめようもない。胸ぐらを捕まれて、とても言い返す勇気はなかった。
ひたすら「すみません、青だと思ったもので」と言い続けた。「おう、裏に行こうやないか」と言うのを、「すみません、勘弁して下さい」と言い続けた。そんな状態がしばらく続いただろうか。こちらが、「これだけ謝っているのだから許して下さい」と言ったところへ、「アァン、それが誤っとる態度かいな」と食いついてきた。そこで、改めて最敬礼の角度で「申し訳ありませんでした」と言ったところ、「地べたに頭付けて謝らんかい」ときた。
「あぁ、こうやってヒトは土下座というものをするのかぁ」と思いながら、頭を地面にすりつけた。頭を踏まれるんだろうかと思いながらびくびくしていたが、「オレが行くまでずっとそうしてろよ」と言い捨てて去っていった。
運悪く土下座せざるを得なくなったときには を読んでいたのが、ちょっとは役に立ったかもしれない。
しかし、いまだに胃が痛い……
「今、フランクフルトでローマ式敬礼が大流行!」みたいな日本人向け紹介記事を書いたドイツのメディアがドイツ国内で問題になる、という話だと思う。で、そうなったときに、「この新聞社は潰れるべきだ」「売国奴だ」まで行くのはどうだろうね、と思ってしまう面はまだちょっと残っているかな。
「売国奴」と言われるかどうかは別として、それを数年間どころか一回やっただけで絶対確実に潰れる。
まぁ、ユダヤが騒ぐからなのだが
ただし、状況を見ると、ある程度酌量の余地があるのではないかと思えるということ。
どう酌量の余地があるのかは俺には理解できない。
一回のミスでもないし、発覚後の対応もおかしい
明確な女性差別でかつ人種差別の意図があったことは疑いようがないし
冗談だと言う言い逃れは許されない程度ではある
正直、これと同等のことをやって即倒産にならない先進国は日本だけ
日本人は自分に対する人種差別的意図に対して無自覚なところがあるし、過激な抗議も行わない方だ
売国的なメディアが大手を振っていられる世界で唯一の国と言う特殊事情を加味してもやり過ぎというものであろう