2008-12-02

初めて土下座なるものをする羽目になった

仕事からの帰り道自転車交差点を横断しようとしたところ、向こうから右折車がやってきて、こっちが渡っているのに突っ込んできたので「危ねえぞ、ゴルア」と叫んのである。そうしたら、その車が追いかけてきたのね。で、怖かったので逃げようとしたんだけど、結局逃げ切れなくてコンビニ駐車場でつかまってしまった。交番が目と鼻の先なので助けに来てくれないかと祈ったのだけど、交番には人影がなかった。

車から降りてきたのは、年は同じくらいだが人相の悪い男だった。向こうが言うには、「赤信号だったやろうが、何言っとんねん」というのである。こちらは青だと思って渡っていたのだが、それは今となっては確かめようもない。胸ぐらを捕まれて、とても言い返す勇気はなかった。

ひたすら「すみません、青だと思ったもので」と言い続けた。「おう、裏に行こうやないか」と言うのを、「すみません、勘弁して下さい」と言い続けた。そんな状態がしばらく続いただろうか。こちらが、「これだけ謝っているのだから許して下さい」と言ったところへ、「アァン、それが誤っとる態度かいな」と食いついてきた。そこで、改めて最敬礼の角度で「申し訳ありませんでした」と言ったところ、「地べたに頭付けて謝らんかい」ときた。

「あぁ、こうやってヒトは土下座というものをするのかぁ」と思いながら、頭を地面にすりつけた。頭を踏まれるんだろうかと思いながらびくびくしていたが、「オレが行くまでずっとそうしてろよ」と言い捨てて去っていった。

運悪く土下座せざるを得なくなったときには を読んでいたのが、ちょっとは役に立ったかもしれない。

しかし、いまだに胃が痛い……

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