はてなキーワード: 荷捌きとは
https://anond.hatelabo.jp/20170928141646
昔やってたからよく分かる、というか今の方がもっと大変かもしれない
客層も幅が広いから発生するトラブルも多種多様だし、店舗が狭いから少ない人数で回さざるを得ないし
バックヤードが狭い、というかあって無いような物だから荷捌きや品出しの頻度も多い
配送遅れると売る物が無いって状態になるし、かといって仕入れが多過ぎると廃棄の山(これは小売あるあるではあるが)
オーナー次第だが儲けを出すならバイトの人数はギリギリまで削りたいから基本的に人手が足りない状態を維持しがち
その結果、バイトは常に反復横跳びするような感覚で働き続ける羽目になる
その癖、定価販売が基本でスーパーなどより割高な商品が多いから客からより高品質の接客を求められがちでもある
ただ、コンビニバイトって責任は取らなくて良いし、特別な能力も求められないというのも確かだと思う
常に作業に追われるけど、その一つ一つはそれほど難しい訳ではない
作業をこなす順序を決める段取りと不意の事態への対応力が重要で、特定の作業に特化した能力は必要ない
段取りも対応力も言ってしまえば楽に仕事をこなす為に必要な能力であって、最悪忍耐力さえあればなんとかなる事が大半
なんかやらかすとオーナーに怒られるけど基本はそれだけ
責任の大半はオーナーが負うからこそバイトは怒られる訳で、なんかあった時に損害被ってキツイのはオーナー(無論例外はあるし居るけど)
バイト経験が豊富だという女の子が「そうそう2年位前だったかな?」と言って話し出した。お中元とかお歳暮の時期に、クロネコヤマトで短期で荷捌きをするバイトをやったことがあるそうだ。記憶では2年くらい前、東京の東の方のセンターの中元シーズンのことだそうだ。
クロネコヤマトの荷物というのはベルトコンベアーに載ってセンター内を回るそうだ。その途中で行き先に応じて振り分けをするらしいのだが、ベルトコンベアそのものは長さが限られているので、どうしても途中で"繋ぎ目"が出てくる。
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中元の荷物には瓶詰めのお酒やら、こんな小さい箱使っても金額同じだよ! と突っ込み入るような小箱も混じっているため、繋ぎ目はあまり広く取ることができない。(隙間は数センチ程度と思われる)また動いているベルトコンベア同士のためか密着しておくこともできないようだ。
大量の荷物がこのベルトコンベアの上を通るのだが、中にはコンベアの下に落ちてしまう小さなものもどうしても出てくるらしい。普通はそういうのはコンベアを止めて後でまとめて拾うのだそうだが、季節バイトの男の子はそれを知っていたのか知らなかったのか、落ちた荷物を反射的に拾おうと手を伸ばしたらしい。
コンベア自体はものすごいパワーで回転しているので人間の手など簡単に巻き込む。
直ぐにコンベアは止められたが、その男の子の片方の手(右手だったか左手だったかは不明)は引き抜いたときにはズル剥け上体で粉砕骨折していたらしい。救急車で運ばれたが止む無く肘から先は切断になってしまったそうだ。
話をしてくれた女の子は翌日になってその話を社員から聞いたそうだが、警察が来て事情聴取とか面倒だったものの中元をさばくセンターを止めることはなかったそうだ。
その後は安全管理も徹底されて、靴やヘルメットなどがバイトでも義務着用になったそうだが、つい2年ほど前まで、アルバイトでこんな危険な作業があったことにびっくりした。
郵パック遅配で今年の中元シーズンは大変な騒動になってしまったけど、荷物が腐ったくらいならどうとでも取り返しはつくのだから、目くじら立てるのはよそうと思った。