はてなキーワード: 合同説明会とは
恥ずかしながら、有給休暇を一度も使用したことがない。これは私に限った話ではなく、部署全体がそうなのだ。「有給消化率0%」という悪しき金字塔は、勤労を美徳とする役職者たちに熱烈に信仰され、私やそれ以下の若手の頭痛を増長させる。もともと長時間労働や休日出勤が常態化しているため、疲労から前頭に激痛がさすこともしばしばである。このような職場は、とかく頭が痛くなる要因に恵まれており、どんなに健常な者であっても欝々とした不調に思想ごと流されてしまう。そして、過去の自分の行方がわからなくなり、なぜ生きているのかも曖昧な存在が始発や終電を行き来する事となる。
そのような法人でありながら、なぜか毎年一定数の新卒社員が入社してきてしまう。原因は私にある。合同説明会で学生を誑かしているのは、他ならぬ私なのだ。しかしだからといって、嘘偽りの好待遇を並べ、初心な学生の首を刈取っているわけではない。ただ、猜疑心の強い学生からすばりの質問を受けるまで、不都合なことをこちらから口にしないというだけなのだ。たったそれだけのことで、少なくとも学歴でみれば優秀であろう若者が、屑の掃き溜めにその後の人生すべてを捧げてしまう。残念ながら転職は容易ではない。賃金と休暇のどちらも与えなければ、転職活動を行うことは物理的に困難なのだ。退職についても、遺留遺留に叱責と無視がお家芸なので、やはり困難な道である。そういう職場なので、ある新卒は突然失踪し、しばらくの音信不通のあと、退職届だけが送られてきた。このような状況を見るたび、私もまた悪しき金字塔を建てているのだなというぼんやりした虚しさを覚える。
不思議なもので、このような環境が実際にあるにもかかわらず、そのあまりの非現実さ故、話を盛り過ぎているだとか、誇張にも限度がある等と明後日の方角から叱責を頂くことがある。インターネットに馬鹿ほどいる「俺はそういうツマらないペテンもお見通しだ」と偉ぶるスタンスの有象無象が何やら猿のごとく囃し立てる様は滑稽なのだが、特に己を支え得るような外付けの何かを持たずに歳を重ねてしまった結果、汗やら酒やらで嫌に甘酸っぱくなった仕事帰りの終電でこういった文章を書くしかなくなった自分自身もまた滑稽である。明日仕事に向かわねばならぬ事の不快さが、頭の端に引っかかってとれない。
【2017卒向け】美しすぎず、ちょうどいい感じの美人な人事担当者がいる4社合同説明会
http://connpass.com/event/32292/
# 予想
- つまり人事という仕事に専門性をもたせてない(配属時に何も考えてない)という共通点が元々あった
- Facebookアカウントを貼るとそこには自信満々の写真のアカウントが!自分を下げているということにもなる
# 何が言いたいか
こういうイベントは停止させず、遠くから見守るのが本当のインターネットリテラシーでしょうが。リアルタイムで参加者からの報告を眺めてもよし、参加してもよし。そもそも彼らは【自分たちをネタ】にして覚悟してるんで彼ら自身が傷つくという事はないしもし傷ついてもそれは学びがあるだろう。
そして【ちょうどいい感じの美人な人事担当】という小さな会社がポンポンあるということは日本の景気が良いということではないかと、景気が良いんだなと思えば穏やかになれるんじゃないかと。みなさんが言葉に出しにくい不快感があるのは十分理解できるがまっとうっぽい意見にして運営に届けてしまうとそれは何にもならないので、出来ればこういうイベントは開催してちゃんと失敗して欲しい。そう思いませんか?
炎上しちゃってたこれ。
http://connpass.com/event/32292/
【2017卒向け】美しすぎず、ちょうどいい感じの美人な人事担当者がいる4社合同説明会 - connpass
なんか、これを読んだ感じ、もしかして、イベント管理者の女性達が自分たちで企画したものなんじゃないだろうか?
彼女たちも成果を上げるために必死なわけで、引きを強くするためにイベントを考えていて。
で、そういう空気の中で、自分たちのことを美人と言い切ることへの謙遜の態度がこのちょっと歪んだタイトルになってしまったんじゃないか。
もうやる気なくした。合同説明会?企業説明会?エントリーシート?はあ????
元々趣味もないしなんとなくで大学はいってバイトしてる奴からすると「就活大変でしょ?」って周りの大人から声かけられんのも苦痛でしかない。やりたいことは特にない。実際やってることもほとんどない。けど周りには愛想笑いでええそうなんです短期決戦で大変で、なんてうそぶいてる。あほかよ。
就職はしたいけど就活はしんどい、勤めたい企業もないっていうとそれでもやりたいことがあるでしょ?って言われんのが本当にいやだ
なんもねえよ馬鹿野郎
奨学金借りて大学通って勉強してて、勉強は面白いけど文系だしこれ以上奨学金借りるのもしんどいし、院にまでいく気はないから就職しなきゃいけないのに。やる気がでねえのはなんでなんだよ
会社説明会でも同じ話を聞かされたんじゃ、人事は無能としか言いようがない。
普通一般の会社だと、会社説明会の後に一次選考でGDやらグル面やら筆記試験をやるが、
会社説明会の所要時間が無駄に1時間と長くて、一次選考に行く気が削がれてしまい
毎回全体の1,2割程度ではあるが一次選考に行く事なく帰ってる。
ここから見ても合説では一度は会社に興味を持った人達を会社説明会で帰らせてしまうのはあまりに酷いと感じる。
例えば、数年前の話になるが、三井倉庫または丸紅商事での説明会では質問等々もなされるが極めて事務的な回答しか出て来なかった。
人事が無能というか、それ以上に事務的な対応が問題で途中退出する者が出てきてしまったのではないか。
そのため、空席が目立つ中でのGDが行われた。
合同面接会では会社説明会では聞けない事を聞ける場としても機能しているが、会社説明会ではより詳しく話を伺う事が出来ると人事は言うのだが、
あいつら、こんなしようもない事で充実感や達成感を説明してるけど
学歴見たら早稲田慶應、関西なら関関同立だったりして少なくともお勉強は頑張ってる奴らが
1,2歳程度の赤ん坊が積み木しました、よちよち歩きしました位の事をさも大きなことを成し遂げたみたいに
大げさにジェスチャーしてて、あいつら勉強も就活も頑張ったのにやってる事はお察し事案で困る。
専門用語を並び立てて素晴らしさアピール、これはどの会社でもあるけど、問題は参加者に全然通じてない。
通じてない事をべらべら喋りまくって最後には「是非ウチに来てください」と大げさな握手を求めてくる。
人事担当は会社のお荷物がやる所だと言う人がいるが、なるほどお荷物に違いないが、数を熟していく内に
ヤマザキのパン工場で働く機械人間と同じになってしまっているのは仕方のない話だろう。
やる気なんて感じられない。
ただいつものマニュアルを読んでただ漠然と充実感と達成感を語って客集めをする。
そして何より就職イベントと違って転職イベントというのに何も変わらない事に尽きる。
それなのに説明してる内容は薄っぺらいし中身がない。
新卒者向け合説ではないのに違いがまるではっきりしない。
合説なんだから当然だという人もいる。
だがしかし、転職イベントなのだから、少なくとも転職者向けの説明会であって欲しいものだ。
仕事の合間抜け出して来た人や離職中で真剣に転職先を探す人などが集まって来る、新卒者どもと異なる転職への熱意を
この温度差からどうして転職イベントだと明言するのか不思議でならない。
もっと真面目にやるべきではないか。
大企業を蹴って、ベンチャーに就職 するって?
「大企業だと先が見えてて自由がなくて面白くない、でも、ベンチャーだと会社と共に成長していけるから楽しそう」お前はそんなふうに思っているんだろう。
若者よ。気持ちはわかるぞ。そしてそれは全く正しい。
10年付き合った彼女が、おまえのとろうとしているキャリアパスをたどった。
一方、俺は逆のキャリアパスをたどることになったんだ。大卒で(名前がNから始まる)とある大手企業に入社し、数年後、仲間と共に小さな会社を興した。
新卒でいきなりベンチャーに入っちゃう若者は、残念なことに、結構いるらしい。
ベンチャー専門の就職説明会というのがある。ベンチャーに入りたい新卒を集めて、まだ名前が広まっていないベンチャー企業が集まって、彼らに自社を紹介する、そんな合同説明会だ。
説明会はビュッフェスタイルの豪華な食事とともに、ホテルのラウンジで盛大に執り行われる。参加する学生も熱意に満ち溢れている。一般的な説明会に参加する新卒とは、目つきのギラつきが違うらしい。企業の説明のために社長本人が繰り出してくることも多い。
企業の説明がひと通り終わって、担当者がフリーになると、学生は我先にと質問に押しかける。そして名刺を押し付けるんだ(学生が自分で名刺作ってるんだぜw びっくりだろ?)。
モチロン、名前を売るためだ。個人的に仲良くなって、入社の時にライバルに差を付けようとするのが、彼らの狙いなんだ。
「…へええ、実に、おめでたいねえ。俺が学生の時なんて、てめえの研究に夢中で、就職活動なんてろくすっぽやらなかったけどな。決められたレールで、用意されたステージでゲームすればいいやあ。俺ダメ人間だなーw って思ってたけどw」
「いや、違う。これは『バイオハザード』なんだよ」
つまり、『ゾンビ』は狩る気まんまんつもりで人間に群がるが、実は、狩られているのは『ゾンビ』の方なのさ。
学生側は自分で色々工夫して、積極的に就職活動しているつもりなんだけど、彼らの中にはモチロン東大京大早慶はいない。
そういう頭のいい連中は、まっさきに大手企業に内定決めちまってて、余った時間で、旅行先で女とパコパコしてるってワケ。
残ったボンクラ学生が、俺らを頼る。俺らは彼らに就職先を紹介してやる。『ベンチャー』の響きがいいから、彼らは、「あれ? 実は、俺らって勝ち組なんじゃね」とか「受け身で生きてる奴らに差をつける」とか考えちゃうけど、
そういうポジティブシンキングって、ただ単に、自分を騙してるだけなんだよね。選択肢がないって現実から目を逸らしてるだけさ。
まあそういう学生は実際に働く段になって、いろいろな不都合に目を瞑って頑張ってくれるから、企業側としてもありがたいんだろうけどね。
そういうのもある意味才能だよ。『セルフ・ブラックアウト』って俺は呼んでるw
それに加えて、目が眩むってのもあるだろうな。きらびやかな場所でパーティする機会なんて、今どきの学生はめったにしたことないだろうからさ。
でも実際は、『ホテルのラウンジ』は、『ハローワーク』なんだよ。
「まー結局は、いつの時代も、お金持ってる方とか、学歴持ってる方とか、もてるものが勝つんだよなーw そしてダメ人間は負ける」と軽口でシメようとした俺を横目に、友人は笑う。
「いや、中小企業も楽じゃないんだぜ。お前はわかってるだろう? 連中も東大京大とは言わずとも、早慶マーチあたりを取りたい。でも無理さ」
「カネがないからねえ」
「そう。でも大企業は金持ってるから、派手に募集をかけられるってわけ。リクルーTとかをつかってな。でも、そんな余裕のない企業様方もいっぱいいる。困ったなあ困ったなあ、でも学生ほしいよお。さあどうしよう?」
「そこにお前が現れるんだな」
友人はニヤリと笑って言う。
「その通り。俺らが中小企業たちに、『ベンチャー』ってラベルを付けて、魅力的に見せて、学生に紹介してやる。就職先が無くて意欲を失ってた学生も大喜び。Win-Winの関係。そういうマッチング商売なのさ。実にウマイw」
シワひとつ無いシャツの袖に、派手なカフスボタンをちらつかせて、ニヤニヤ笑う友人。
なるほど。ラウンジの貸し切り料金と豪華な食事代は、全部中小企業持ちか。それでもリクルーTの利用料金よりは安くつくってことか。なんだかなあ。
呆れた俺は、店の飲み代を彼のオゴリということにして、その場を後にしたんだ。
彼女はいきなりベンチャーに就職したが、俺はまず、(名前がNで終わる)大企業に就職することにした。
ことにしたって書いたけど、ちゃんと考えたわけではない。前述のとおり適当なノリで就職した。のんびりやってければいいと思っていたんだ。
けれども、周りを見ると優秀な連中ばかりで、そう甘くはいかなかった。
周りに流されやすいタイプだった俺は、せめて浮くまいとして、必死に仕事した。
いつしか気づくとデスクは光学関係の専門書で埋まっていた、仕事にかじりついて傷んだ腰を痛みを和らげるために、テンピュールのランバーサポートを買った。
社員は多いのに仕事は尽きること無く次々とやってきて、難しい問題に直面する度に、チームメンバーとの議論が白熱した。
少し暗いが音は優しい仲間たち。くせのある連中で、諍いを起こす度に俺は彼女に愚痴っていたが、振り返ってみると悪くない時間を過ごせたと思うんだ。
社食の味が薄味だったのが気にいらなかったけどね。
そうして、俺は経験をためていった。
村上春樹は自著で、”真の芸術が生み出されるためには、奴隷制度が必要不可欠”と述べているんだが、その理由は、奴隷が畑を耕したり、食事を作ったり、インフラ的なことをやってくれるからだ。その上で芸術家は好き勝手にやりたいことをやれる。研究開発でも同じだ。
安定した環境が確保されて初めて、知識や技術を会得できる。明日のおまんまを心配すること無く、目の前の仕事に集中できること。それが重要だ。
今、思いついたが、ベンチャーに就職した彼女がやつれていったのは、まともにメシを食っていなかったというのもあるかも知れないな。三食カロリーメイトとかザラ、等と言っていたので心配したこともあったんだった。
薄味の社食は物足りないかもしれないが、A定食→B定食→C定食→D定食→A定食... と繰り返していけば、飽きること無いし、栄養もつくし。
安定と関連するが、大企業は定時に帰れるってのも結構大事なんだ。
若いころこそ、”遊ぶ”イコール人生の無駄、的に考えていたが、今から振り返ってみると、本当によく遊べた奴が、得てして成功している。その傾向にあると思う。
俺の個人的な経験を拡大して一般化するのは無理があるかも知れないけどね。
”遊ぶ”ことは思考のかたよりを解消する効果がある。
とあるインドのジュニアスクールの休み時間は、授業一時間に対して、たっぷり30分取られる、という話を聞いたことがある(※ただし、その時間で自習している奴もいると思うけどね)。
俺も大企業時代で一番はかどってた時には、定時帰りで遊びまくっていたし。
每日のように街のダーツバーに行って、オネーチャン引っ掛けてよろしくやっていたんだ。
つまり俺が言いたいのは、”若くて技術がないうちは特に、大企業で力を蓄えるべし”ってこと。
そして、5年経ったら、独立する。
社会人のみんなはわかってると思うけど、どんな職場でも、5年も働くと飽きてくるんだ。
『飽き』っていうのは、仕事のパフォーマンスに絶大な影響を及ぼす。
「我々の先祖はジャングルに住んでいた。ジャングルでは意味のないものに注意を向ける人間はいなくなる宿命にある。
遠く流れる雲を数えたり、カブトムシを集めたり。のんびりと下らないことをしている人間は、背後から近づいてくる毒蛇や、ジャガーに、気づかない」
そうした性質が我々に遺伝した。すなわち、生き残るために、下らないことに注意を向けようとすると、やる気が無くなるようになっている、と。
そして、新卒の坊やが言うように、そうなったとき、好きに仕事を変えられる自由は、大企業では得難い。特に技術屋はそうだ。
時が来たのだ。技術は蓄えた。今こそ、真の自由に突入するタイミング!!
そう思って会社を興した俺。紆余曲折を得て、なんとかベンチャーを続けられてる。
ところで、入社したはじめはわからなかったが、エリートとその他大勢を見分けるのには、実はちょっとしたコツが有るんだ。
それは机をよく見る事だ。
いや、机のきれいな奴がエリートってわけじゃない。机の汚い奴にも仕事のできるやつはいる。というか多い。
営業とか、人材マネジメント関係の人は割と皆知っていると思うが、「机の片付け方に、そいつなりの秩序がある奴は、たいてい仕事できる」。
たくさん仕事している奴は、資料をちょっと振り返るのに、ガサゴソ書類の山を漁ってさがしたりしない。ちょっと考えればわかると思うけど、そういう作業には1分とか2分とか、細かく時間が掛かるし、脳内コンテキストをスイッチしなくてはならなくなる。
つまり、それまでの深い思考を一時的に、脳内のメモリからハードディスクに書き移して、退避させなきゃならないんだ。
脳みそのハードディスクは書き込みは速いが、読み込みは遅い。目的の書類を発見した後に、再び深い思考状態に戻るのは、かなり時間がかかる。そしてそういう行ったり来たりを繰り返していくうちに消耗して、いつしか深く考えるのをやめてしまう。
だから、デキるやつは、書類を探すのに時間を掛けない。たとえ机の上に山ができていても、目的の書類を即座に(1秒以内に、迷うこと無く)見つけてくることができる。
彼のシステムを発見するスキル。意識していると、いつの間にか身につく。
社内のいろんな部署にちょっと顔を出して、そういう机をしている奴を探して、声をかけるんだ。
で、連絡を取り合って、一緒にバーに行ったりするんだ(そしてオネーチャンたちに”自慢の友人”として紹介する)。
そうして仲良くなった数人を引き抜いて、自分で会社を起てるんだ。
おおまかに言うと、俺が会社を起てる際にやったことは、そういうことだ。
Yコンビネータっていう外国のベンチャーキャピタルの、ポール・グラハムっていう人がこんなかんじのことを言っていた。
ベンチャーが成功するかどうかを決めるのは、彼らのアイデアがどれだけすごいかは関係無く、ベンチャーを構成するメンバーの『人間』で決まる。
初期メンバーは今はいない人も多いが、会社を軌道に乗せるのにみんな役立ってくれた。
それ以後にも結構人を雇ったが、使えない奴はとことん使えない。単に役に立たないということじゃなく、仕事の邪魔になるんだ。かと言ってすぐに抜けてもらう訳にはいかないし。
のべ数時間程度の面接や試験だけで、そういった『人間の本質』を見分けるのは土台、不可能に決まっている。
前述の就職支援の友人も、同じようなことを言っていた。(働いた後に机を見ればわかるんだが。)
人を雇うのにはコストがかかるし、振り回されると更にコストがかかる。
だからこれが、ベンチャーを起業して上手くやるための、”唯一まともな”最短パス、なんだ。
え? まともじゃなくてもいいから、真の最短パスを教えて下さい??
一方で高校時代に付き合い始めた俺の彼女は、小説家になるのが夢で、文系の国立大学に通っていたんだが、結局プロにはならず、普通に就職することにした。
学外に知り合いの多いやつだった。
知人の紹介でとあるベンチャーにツバをつけていた一方で、大手の広告関連企業の就職試験も突破していた。
まだ就職が決まっていなくて多少不安だった俺は、安定した企業の方がいいんじゃないか、空いてる時間でおまえの好きな小説が書けるかも、とアドバイスしたが、
ベンチャーで一旗揚げて、いつかキミを養ってあげるのもいいじゃんw 等と言っていた。いや、別にいいよ。とスルーしたと思う。
ほどなくして、連絡があった。彼女はベンチャーの方にかじを切ることを決めた。
当時の俺は納得できなかったが、決断を否定することだけはしたくなかったので、それ以上何も言わなかった。
社会人になって、電話で度々、「忙しくて小説書けねぇw」と愚痴ってきたので、その度なだめていた俺だったんだが、
学生時代はデートのために休みになる度に電車に揺られていた。社会人になってからは真夜中に突然訪ねてくるようになった。
でも、ある雨の夜にドアベルに気づいた俺がいつものようにドアを開けると、泣いている彼女が立っていた。びっくりする俺。彼女のブラウスの上のボタンが外れていた。
社長と揉めたらしい。
「無理矢理犯されそうになった」彼女はそう言った。
社長と二人で会社に残っていると、おつかれさま、少し休んだほうがいい、と言って社長が背後に立つ。振り返ると、どうも様子がおかしい。怖くなった彼女は逃げようとした。
それで、なりふり構わず逃げてきたという。
そういうことはよくあるのか、と問いただすと、「いつもはおしりを触ってくる程度」と、まるで自分が悪いかのように、申し訳無さそうに言った。
気づかなくてごめん、と俺は謝った。それしかできなかった。
後でわかったことだが、その日社長は二徹していた。
社長からの謝罪があって、彼女は再び会社に通えるようになったが、心配した俺は、そういうことが次にあったら、まず俺に言うんだよ、と注意した。
だがその後、職場環境は悪化するばかりだった。仕事は積み重なり、彼女も部屋に帰れない日が多くなった。心配した俺は度々電話をかけたが、通じないことが多かった。
言うまでもなく、ベンチャーは仕事が多い。そして人間追い詰められると、判断がおかしくなることがある。
その社長はいくらなんでもクソだと思うだろうが、彼女の方にも問題がある。
働いて、職場の人達と話して、しばらくすると口座に自動的にお金が入ってくる。
そんな中で、例えば、おしりを触ってくることに関して社長に楯突くことが、どういう影響をおよぼすのかわからないのだ。
ちゃんと聞いてくれるのか、疲れた社長をノイローゼに陥らせて会社の機能を停止してしまうんじゃないか、そうすると仲間に迷惑をかけるんじゃないか、あるいは権力で押し切られて逆に会社でハブられることになるんじゃないか。もしかしたら辞めさせられてしまうんじゃないか。万が一辞めざるを得なくなったら、自分はどうやって生きていけばいいのか。キャリアもない、スキルもないのに、再就職先があるのか。路頭に迷うんじゃないのか。セクハラされたせいでやめたと、正直に再就職先に言っていいのか、再就職した先でその話が伝わっていじめられたりはしないか。
若者は、何も知らない。
まして、必要な激務で疲れている。そんな中でちゃんと判断を下すことが出来るはずもない。
セクハラの例は極端かも知れないが、あらゆる局面でそのような判断力の弱さは出てしまう。
どれだけ自分は働けるのか・働くべきなのか、業務で必要な知識を養うにはどうすればいいか、などなど。
大企業に就職した人は、そういった常識は、周りの人間のアドバイスを受けたり、会社が提供する教育を受けたり、社内の規律を学んだり、顧客の企業や、子会社との交流したり、そうして徐々に身につけていく。
知っていなければ。選択肢がなければ、選択できない。当たり前だ。
選択肢が無い。そして増えない。
若者よ、君たちは鳥だ。
社会に出て数年は確かに辛いかもしれない。でも巣の中で母鳥がくれる餌を兄弟と取り合うんだ。英気を養え。そのエネルギーはやがて力になる。すべては、巣を離れて大空を羽ばたく、その日のために。
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ところで彼女のことだが、事件があった日からしばらく働いていたんだが、やがて体調を崩し、ベンチャーを辞めてしまって実家に引っ込んだ(そうして、ようやく好きだった小説が書けるようになった)。
それでも何年かは交流は続いていたんだけど、ある日、些細なことで喧嘩して、それっきりになってしまった(確か彼女がネコを飼いたくってたまんない!ってしつこく訴えてきて、好きにすれば、って言ったらそっぽ向かれてしまった。それで俺も冷めたんだ)。
今は音信不通なんだが、風のうわさによると、最近結婚したらしい。どうやら幸せにやっているみたいだ。
相手の勤めている企業の名前こそ知らなかったが、良く日に焼けた、笑顔の似合う好青年だ。
元気な男の赤ちゃんの写真も見かけた。俺はタイミング的にデキ婚なんじゃね?等と下衆の勘ぐりをしてしまったけど(ひょっとすると俺の中にも未練が残っているのかもしれない)。元気でいてほしいと思う。
追記) げっ元増田の記事、よく読んだら、判断を下すのは今日中、ってことか?? さっさと投稿すべきだった… もう俺には、元増田がこのトラバに気づいてくれるように祈ることしかできない…
なお、ここまで読んでくれた読者で、全然参考にならなかった方、ゴメンナサイ。ダラダラと長くて、あなたの時間を奪ってしまって済みませんでした_ _。
僕も新卒採用で55社位受けた。
就職活動をなめていた当時の僕は、なんとなく開かれている大学の就職セミナーに参加してなんとなくリクナビに登録してなんとなく合同説明会に参加してなんとなく志望業界の募集にたいして応募しまくった。
そして毎日のように説明会に足を運び、試験を解き、面接を受けた。
結果、50社見事に落ちた。
足切りを食らいそうなところは最初から捨てていたので大体は試験に呼ばれた。
試験は簡単なのでまず通った。
1次面接は人事がヤバイやつだけフィルタリングするものなので大体これも通った。
人間性を否定されているようで辛かった。悲しかった。死にたくなった。
夏に手持ちが尽きた。絶望だった。
良い子の僕は就活を続けた。
そこでの会話が僕を変えてくれた。
面接官(以下面)「僕君はなんでうちを受けたの?」
面「うん。そうだね。安定はしてるね。でも安定してる所っていっぱいあるよね。大手とか」
僕「はい。しかし僕は大きなところよりなんでもやれる所でいろんなことができるようになりたいのです(大手受からねぇから9月にてめぇんとこ受けてんだろ。わかってんだろ糞が)」
面「いろんなこと? 例えば?」
僕「プログラムだけではなくて提案とか事業を作るとかゴニョゴニョ……」
面「そっかー。でもそういうのやりたいならうちみたいな官公庁向けシステムやってるところよりベンチャーの方がよくない?」
僕「そ、そうですね……」
面「僕君、君は本当に安定してるうちに来たいのかな? なんかね。君はうちの上っ面だけ見てそれに合わせた志望動機を作っているように見えるんだ。私はね、君が本当にうちで長く働いて幸せになってくれる人材かどうかを見極めたいんだ。うちの文化で働くことが幸せにつながらない人を雇ってもきっと辞めてしまう。もっと自分のやりたいことや、どんな企業で働きたいかを素直に言うべきだ。それで採用されなければそれはきっと本当に『ご縁がなかった』ということなんだよ。」
僕はこの時目覚めたのだ。
あぁ、自分はなにをしていたのか。
お祈りメールを見て「なにがご縁がなかっただチクショー!!」とか思っていた自分こそチクショーだ。
就職してそれで終わりではないのだ。
嘘偽りなく分析した。
大手で歯車に成るのは嫌だ。しかし安定してないのも嫌だ。だがどちらかといえば少々の安定を欠いてもチャレンジングで色々やれる場所が良かった。
ただプログラムを書いてるのは嫌だ。企画自体も自分で上げたい。
同じことばかりやってるのも嫌だ。だから固定の技術、業界だけで勝負するところは嫌だ。
ここだと思える会社を探し続けた。
残業は嫌じゃない。でも毎日は嫌だ。映画とか見たいからさっさと帰っても良い方がいい。変な残業文化は嫌だ。とかね。
やりたいことも全部伝えた。
自分が良いと思ったものを作りたい。糞だと思ったら糞だと言うし作りたくないというぞ! と。
5社受けて3社受かった。
落ちた2社とはおそらく「ご縁がなかった」のだろうと自然に思えた。
何故君のような人材がまだ残っていたのか不思議だと言われた。嬉しかった。
ちゃんと自分と企業を分析してマッチしたところに売り込みに行くべきだ。
自分がどんな奴でどんなことしたくてどんなことは御免なのかを伝えられるように。
君がどんな奴でその企業で幸せになれるかどうかを面接官はちゃんと見ている。
上っ面でいいコト言ってそうな奴はどんなリスクを抱えてるかわからない。
正直に自分の嫌なことを教えてくれる奴なら、そのリスクをカバーできるかどうか判断できる。
なにあれマジでいらないだろ。
特殊な技能があるわけでもない薄っぺらい笑顔浮かべるだけの行動派バカがあたかも特殊な部署に務めているかのように企業やビジネスの実態からかけ離れた採用業務やってる。得意分野があるとすれば上役へのゴマすりと採用担当した社員への先輩面。特に最悪なのが「入社して1年以内に人事部採用付けになった自社の業務をほとんどやったことのないつら構えとハキハキしたお喋りを買われた女」でこういうカボチャ頭が面接なぞ担当した日にゃ自分は山といる新卒を選別する選ばれた人間なのだというサイコ臭い選民意識を植え付けられてて超ウザい。
てか何ほんと若いちゃんねー人事に据えるの流行ってんの???女性蔑視なの?ヘテロ的男性何とかなの??セックスマシンガンズなの???意味分かんないなんか「採用活動ちょっと見てくださいよ」とかうちの年増カボチャが言うからグループ増設する部署の部長としてちょっと合同説明会とか覗きに行ったらカボチャ・カボチャ・カボチャ見渡すかぎりのカボチャが幼稚園のお遊戯みたいな口調で「みなさんしってますか~~~?」とか「そうなんですよ~~~」とかなんだこりゃあああああああああああああああああああああああああああああああ死ね。
大体新卒採用のエントリーだの第一面接なんぞ齢22を数えんとする知的障害者を除去するだけの単調作業なんだからさっさとアウトソース出来る仕組みを作れよ。池沼除去作業の前に業界研究だの企業説明会だのやってるから自社で上記のようなゴミ部門にコストかけなきゃならんしゴミ部門だから定着率下がるし定着率下がるからゴミ部門にコストかけざるを得ないとか言って新卒池沼を採用担当にするからゴミ部門が池沼拡大再生産装置と化すんだよやる気あんのか。
あれだろ新卒採用の時期がなんか遅くなんだろ?就活サポート企業とやらは学生からカネとって1月までに面接代行して一次選別済ませとけやそんで優良な奴らに面接パス渡しとけ。パス貰った奴らはそこから企業説明でもなんでもやりゃあいいんだよそんで志望理由と専門分野だけカチッと来た企業があれば即実務レベルの人間と面接。個別企業にとっては超コストダウンだし学生にとっても間口広がってハッピー就活サポート企業もビジネスの裾の広がって万々歳。オナニー集団人事部採用は死滅しろ。
後輩たちの就活が始まったことで、僕の就活について聞かれることが最近多くなった。
学生生活も残り少ないし、リアルでは話せないような本音も入れて僕の就活記録を書いてみようと思う。
思いついた順に書くので、乱文なうえに時系列とかぐちゃぐちゃになると思うけど。
あと、ここで日記を書くのは初めてなので勝手がよく分かってないです。
まず最初に、結果としては大手メーカーに内定を貰うことができた。
そもそも、ここにESを提出した時点では、業界研究も企業研究もしていなかった。
交流のある研究室の先輩が、前年度に内定をもらっていたことを知ったのは内々定者懇談会のときだった。
自由応募で出したが、途中で推薦のような形に切り替わり、3回の面接で内定を貰った。
最終面接は形だけだったので実質2回か。
直前の対策だけで十分だった。
ESの添削や面接練習はしてないし、就活セミナーも参加していない。
上の先輩が就活をしていなかったので、体験談などはネット上でみたものぐらい。
他の就活生と比べるとどのネタも十二分に武器として使えるものだった。
TOEICは700後半だったが、これだと損はしないけど強い武器にはならなかった。
全体での数字だと、プレエントリーした企業は20~30社ぐらい。
就活サイト上でとりあえず登録しとくか、ぐらいのところも多かった。
合同説明会には1回だけ行ったがあまり得られるものはなかった。
きっちりエントリーした上で、書類提出や選考に進んだのは10社以下。
明確に不採用通知が来たのは4社。
書類で落とされたものは、専攻が合わない企業だったので仕方ない。
で、内々定は1社。
内々定を貰った時点で他は辞退した。
サイレントお祈りかと思いきや、内々定獲得後に連絡をよこしてきた企業もあった。