2014-03-30

無駄に100社もエントリーするよりちゃんと脳みそ使って選別しろ

100社エントリーしても意味ないよ。


僕も新卒採用で55社位受けた。

でも受かったのは最後最後に考え方を変えた5社くらいだ。


就職活動をなめていた当時の僕は、なんとなく開かれている大学就職セミナーに参加してなんとなくリクナビに登録してなんとなく合同説明会に参加してなんとなく志望業界募集にたいして応募しまくった。

そして毎日のように説明会に足を運び、試験を解き、面接を受けた。


結果、50社見事に落ちた。

足切りを食らいそうなところは最初から捨てていたので大体は試験に呼ばれた。

試験は簡単なのでまず通った。

1次面接は人事がヤバイやつだけフィルタリングするものなので大体これも通った。


しかし2次面接。これが通らなかった。

人間性を否定されているようで辛かった。悲しかった。死にたくなった。

夏に手持ちが尽きた。絶望だった。


しかしながらニート成る訳にはいかない。

良い子の僕は就活を続けた。

ある日適当に受けた会社はやっぱり2次面接までは進めた。

そこでの会話が僕を変えてくれた。


面接官(以下面)「僕君はなんでうちを受けたの?」

僕「はい官公庁仕事を受けて安定しているからです」

面「うん。そうだね。安定はしてるね。でも安定してる所っていっぱいあるよね。大手とか」

僕「はいしかし僕は大きなところよりなんでもやれる所でいろんなことができるようになりたいのです(大手からねぇから9月にてめぇんとこ受けてんだろ。わかってんだろ糞が)」

面「いろんなこと? 例えば?」

僕「プログラムだけではなくて提案とか事業を作るとかゴニョゴニョ……」

面「そっかー。でもそういうのやりたいならうちみたいな官公庁向けシステムやってるところよりベンチャーの方がよくない?」

僕「そ、そうですね……」

面「僕君、君は本当に安定してるうちに来たいのかな? なんかね。君はうちの上っ面だけ見てそれに合わせた志望動機を作っているように見えるんだ。私はね、君が本当にうちで長く働いて幸せになってくれる人材かどうかを見極めたいんだ。うちの文化で働くことが幸せにつながらない人を雇ってもきっと辞めてしまう。もっと自分のやりたいことや、どんな企業で働きたいかを素直に言うべきだ。それで採用されなければそれはきっと本当に『ご縁がなかった』ということなんだよ。」


僕はこの時目覚めたのだ。

あぁ、自分はなにをしていたのか。

お祈りメールを見て「なにがご縁がなかっただチクショー!!」とか思っていた自分こそチクショーだ。

自分のことをちっとも分析しきれていなかった。

企業のこともちっとも分析しきれていなかった。

就職してそれで終わりではないのだ。


僕は事故分析をした。

嘘偽りなく分析した。

大手歯車成るのは嫌だ。しかし安定してないのも嫌だ。だがどちらかといえば少々の安定を欠いてもチャレンジングで色々やれる場所が良かった。

ただプログラムを書いてるのは嫌だ。企画自体自分で上げたい。

同じことばかりやってるのも嫌だ。だから固定の技術業界だけで勝負するところは嫌だ。


合わせて会社分析した。

嫌なところがある会社ガンガン対象から外した。

ここだと思える会社を探し続けた。


面接では嫌なものは全部嫌だと正直に伝えた。

残業は嫌じゃない。でも毎日は嫌だ。映画とか見たいからさっさと帰っても良い方がいい。変な残業文化は嫌だ。とかね。

やりたいことも全部伝えた。

自分が良いと思ったものを作りたい。糞だと思ったら糞だと言うし作りたくないというぞ! と。


5社受けて3社受かった。

落ちた2社とはおそらく「ご縁がなかった」のだろうと自然に思えた。

何故君のような人材がまだ残っていたのか不思議だと言われた。嬉しかった。


長くなったけど、エントリーばかりしても意味は無い。

ちゃんと自分企業分析してマッチしたところに売り込みに行くべきだ。

自分がどんな奴でどんなことしたくてどんなことは御免なのかを伝えられるように。


君がどんな奴でその企業幸せになれるかどうかを面接官はちゃんと見ている。

上っ面でいいコト言ってそうな奴はどんなリスクを抱えてるかわからない。

正直に自分の嫌なことを教えてくれる奴なら、そのリスクカバーできるかどうか判断できる。


最後に、vimを使おう。幸せになれるよ!

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