はてなキーワード: クール宅急便とは
浅草にて4歳児を毒殺した疑いで親が逮捕されたというニュースが入ってきた。原因物質は向精神薬のオランザピンとエチレングリコールだという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c24987b00e6f7158af489f1cb7a7747f3033e52
このエチレングリコール、自衛隊の車両整備所で部下に飲ませて中毒、入院というニュースも何度か耳にした事がある人も多いかと思う。これに対してイジメだ!と批判が湧くが、実はそうとも言い切れない。
また、エチレングリコールは幼児が誤飲しやすい危険な罠があるのである。
という訳で、自動車や機械整備などに縁のない人にはよく分からない物質、エチレングリコールについてちょっとだけ解説するよ。
因みに結構身近にあるもので、あなたのキッチンにもあるかもしれないので、幼児がいる家では意識してそれらを幼児の手が届く所から排除しないといけない。
自動車のエンジン冷却水は鉄むき出しの冷却水通路を通すからただの水は使えない。
更に水だと冬に零度以下になった時に凍ってしまう。水は凍ると体積が膨張するから鋳鉄で出来たエンジンは割れてしまう。
そこで氷結温度を下げる為にアルコールを入れる。昔はグリセリンが使われたが、現在専ら使われるのはエチレングリコールだ。自動車メーカーはLLC(ロングライフクーラント)原液を使用油脂に指定していてそれを水で割ってラジエーターに入れる。
でだね、このエチレングリコール、甘いのだ。ネットや化学の本だと「甘い」だけ書いてあるが、実際に舐めてみると、赤玉パンチやサングリアのような葡萄系のフルーティな味がするんである。
因みに赤玉パンチは味付けした赤ワインで、昭和初期に赤ワインの渋みとか複雑な豊潤さは受け入れられないだろう、という事でフルーティに味付けして販売したものである。昭和末期~平成初期で日本人の洋食関係の好みは変わり、バブル以前の洋食というのは甘かったのである。
あともう一つネットにも本にも書いてないのは、整備工場などではこの「甘くてフルーティ」を体験させるというのが半ば儀式化してるのだ。先輩が新人に「舐めてみな、甘いワインみたいだろ」とやるのだ。もうこれは必ずと言っていい程やる。
そして毒なのだが指先で舐めるぐらいではどうという事にもならない。
故に、陸自の整備所で中毒事件とかの事件群は、虐めじゃなくて先輩や教官がアホウであった可能性が高い。
普通は舐めるだけなのに飲むと言えるくらいまで(10cc以上とか)飲ましたんだろなというのが想像できるのだ。
実はエチレングリコール自体には毒性はない。皮膚についても大丈夫だ。
だが飲んでしまうと肝臓の働きに拠って毒になる。肝臓はアルコールと似た物質なので同じ手順で分解してアセトアルデヒドや酢酸を作っているつもりだが、分子構造が違うので猛毒のシュウ酸が生成されてしまう。
シュウ酸は体内のあちこちを破壊するが、一番ダメージを受けるのは腎臓で、シュウ酸結晶(シュウ酸カルシウム)が腎臓細胞を詰まらす&破壊してしまう。これは後に慢性腎障害として後遺症となるが、腎臓の機能が停止すれば当然尿毒症になるから急性症状としても危ない。
とにかくエチレングリコールを飲んでしまったら急いで病院に行かねばならん。
飲んでしまった患者の治療にはホメピゾールという薬品があって、これはアルコール→ホルムアルデヒドの触媒酵素を阻害する物質だ。肝臓はアルコール→ホルムアルデヒドのつもりでエチレングリコール→シュウ酸をやってるからシュウ酸の生成も阻害されて止まる。
でもこの薬が無い場合や軽度な場合はアルコールの静脈注射が行われる。これは肝臓への飽和攻撃だ。
いや、なんで飽和攻撃と言うかというと増田はレトロゲーマーでアタリマニアなんでミサイルコマンドで説明したくなる為だ。ミサイルが一度に大量に来ると迎撃が間に合わなくて殆ど撃ち漏らしてしまう。
これと同じでアルコール静注だと消化器を通らないのでアルコール濃度が一気に上がって肝臓は分解処理が飽和してしまう。サチってしまう訳だ。
この時にエチレングリコールの分解→シュウ酸も行われているがその割合は少なくなる。
一方で腎臓は余計なアルコールはジャンジャン捨ててるので、肝臓をサチらせてその間、腎臓頑張ってくれ!という方法だ。
って事でエチレングリコールを少量飲んだ患者はベロベロに酔わされるという目に合う。
ここまで聞いて、エチレングリコール中毒は整備工場や殺人犯絡みで、普通の生活には関係が無い、と思った?ところが家の中には至る所にエチレングリコールがあるんだな。
夏に使うだろう、氷枕、最近のものは密閉されたビニルパッケージに入っていて、冷凍庫で冷やしてもカチカチに凍らないので使い勝手がいい。
そのカチカチに凍らないのが問題だ。コレにはエチレングリコールが使われているのである。エチレングリコールと水を混ぜた溶液を高分子吸収体(おむつとか匂いビーズとかのあれ)に吸わせてある。パッケージが破れると中身がしみ出すが、それはエチレングリコールだ。
ケーキとか、冷凍宅急便とかに使われる保冷剤。あの保冷剤で凍らしても柔らかいままのものはエチレングリコール入りだ。モノを冷やすのに便利なので捨てずに取ってある人もいるかもしれないが、幼児やペットがいる家では止めた方がいい。事故のもとだ。
他にも「氷点下に冷やしても凍らないもの」にはエチレングリコールが入っていると思った方がいい。
更に重要なのが、「舐めるとフルーティで甘い」という点だ。幼児やペットが好んでしまうのだ。
と言いたくなるかもしれない。でもエチレングリコールは工業会ではかなりポピュラーな物質なのだ。
まず使用量が大変多いPET樹脂の原料だ。PETの原料という事はフリース線維の原料でもある(フリースは廃PETからも作れる)。
更に水性塗料の溶媒とか化粧品のつなぎとか、用途が大変多い中間材料なので大量に作られ、それ故安い。使い捨ての保冷剤にぴったりだ。電子デバイス界でのCMOSやARMみたいなものだ。
厄介なのがクール宅急便用の冷却材なんかは食品関係の法律が影響されない。それはたんに輸送用の風袋だから。
なので、今回の事件でもエチレングリコールを与えられた子供は美味しくて喜んで飲んでしまったのではないかと想像する。その後は尿毒症でとても苦しい死に方だったのでは。
それから革製品のなめし(変性処理)にはお茶にも含まれるタンニン酸とクロム酸を使い事が多いが、エチレングリコール酸も使われる。今回の事件の親は皮革商だったとのことなので自動車用LLCじゃなくて商売道具の可能性もある。
という訳で、自衛隊の整備所とか殺人事件とかで耳にするので危ないが遠い場所にあるモノという感じがするが、身近な場所にあるのでちゃんと理解して管理しないと危ないよという事だ。甘い液体で更にフルーティなんだよ。更に高分子吸収体に吸われた状態なら、それはフルーツグミと変わりはない。子供は喜んで食べたり吸ったりしちゃうよ。
因みに魚毒性が高いので下水に流すのは厳禁。埋設処分となる燃えないゴミに出すのも良くない。アルコールで燃えるので燃えるゴミに出して下さい。
イカのさばき方を知ればもっと楽しい! イカマニアによるイカお取り寄せのススメ&食べ尽くしレシピ - ソレドコ (rakuten.jp)
https://srdk.rakuten.jp/entry/2021/02/24/103000
こんな記事を読んで、ふと昔の記憶がよみがえったので記録しておく。
私が中学1年生の夏。
荷をほどくと、中には胴体だけで70センチほどもある大ミズイカが包まれていた。
私は、途方に暮れた。
失踪と言っても、いつものとごく、アルコールで金を使い果たして、
いつものごとくだと、1週間は帰ってこない。
仕方ない。捌くしかない。
どうやって捌いたら良いかわからない、なんならどうやって食べるかも知らない。
もしくは白くて四角い刺身であったり塩辛として瓶詰にされているものだ。
こんなにデカくない。
拳ほどもある眼がデローーーーンとこっちをみている。しかも2つもっ!!!!
仕方ない。捌くしかない。
泣きそうだった。つか泣いた。
ようやく冷蔵庫に入る大きさになって、私は安堵した。
もちろん、イカ墨袋も肝臓も、皮も口も頭の軟骨も、内臓と共にすべて捨て去った。
家の中が生臭くない明日に、私は安堵したのだ。
普段なら、家出をしたら1週間は帰ってこない母が目の前にいる不思議。
今思うと「イカを送ったよ」と通知を受けて帰ってきたのだと思う。
そんなこと思いも浮かばない私は、もう少し早く帰ってきてくれれば、
あんなに怖い思いをしなくて済んだのに、と昨夜のイカとの格闘を思った。
母は、私に「昨日は(家出して)ゴメン」とも言わずに、開口一番「イカの内臓は?」と私に問い、
捨てたと言うと大層がっかりした顔をして「イカはワタが美味いのに」と言った。
私は、捌き残った真っ白なイカの残骸を、決して口にすることはなかった。
こんなに大きなイカ、食べないともったいない、美味しいのに、腐ってしまうと言われても、
腐ったらいいやんとしか思わなかった。
その後、1杯のイカすら、自分で買って調理することはなかった。
今回この記事を見て、イカの皮も肝も全部食べられる事を知って、そして冷凍できることも知って、
あの時恐怖におののいて捨てた巨大なイカの肝達にすまない事をしたと思った。
なので、今度丸ごとのイカを買ってきて、捌いてみようと思う。
きっとすごく美味しいと思うんだ。
10,000円
申し込みをして2週間ほどしてから冷凍でクール宅急便で届いた。400gx6Packほどの大量の豚肉が届いた。
冷凍で消費期限は約3ヶ月。冷凍の肉は冷蔵庫で解凍するのが良いとのことで、半日ほど冷蔵庫にいれたあと、
青椒肉絲にして食べた。おいしい。たくさん届くので満腹感ある。
一人暮らしなので400gを2日間で食べようとすると毎日豚肉を食べている感がある、200gずつぐらいにしてもらいたい。
ふるさとチョイスのサイトでは申し込みができないので、市のサイトで直接支払いをした。
20,000円
申し込みをして1ヶ月ほどで届いた。色合いはサイトの写真でみるよりやさしい感じの色合い。
ガーゼ6重ということで、肌触りはすごくいい。2015年のお礼の品では一番良かった。
かなり満足感ある。
個人的にバスタオルは使わないので、フェイスタオルだけのお礼の品があったら、毎年リピートしたい。
みる限りないけど。
干物セット
10,000円
申し込みをして2週間ほどでクール宅急便で届いた。事前に電話確認で、配送希望日を確認された。
一人暮らしで不在が多いの助かった。このような丁寧な確認作業があるのは、三重県紀北町だけだったので、三重県紀北町に感謝したい。
業務委託を受けている「ギョルメ舎フーズ株式会社」は大きく通販をしているので慣れているのだろう。
冷凍で消費期限は3ヶ月程度、だいたい2枚が1パックされているので、グリルであぶって食べた。おいしい。
日本酒のあてに、晩御飯のおかずに良い。私が頼んだのはグリルで焼くタイプだが、レンジで温めるだけで食べれるという魔法の干物もあるらしいので、
お米セット 3kg x 4 無洗米
10,000円
申し込みをして3週間ほどで届いた。米12kgはかなりのインパクトだ。米がなくなったら、また頼もうと思う。
10,000円
申し込みをして2週間ほどで届いた。飲みきれないほどお酒が来たなあという感じ。
あまり日本酒に対して詳しく無いので、味に対するコメントは詳しくできないのですが、ふつうにおいしい感じでした。
ソーセージ詰め合わせ
10,000円
申し込みをして2週間ほどでクール宅急便で届いた。消費期限は2週間程度と短いが、不在で3日ほど受け取れなくてヤキモキした。
それなりに量があったので、2週間ほどはソーセージばかり食べていた気がする。本格的な味で、おいしい。
だけど、消費期限が短いので(仕方のないことですが)来年はリピートしないと思う。
ハム詰め合わせ
10,000円
「アイツは素晴らしい。あれほどの大臣はもう二度と出ない。アイツを絶対大臣にすべきだ!」
俺は日本のとある省庁に勤務するうだつのあがらない万年ヒラ公務員。で、それはお約束通りの世を偲ぶ仮の姿で、実際はアンダーグランドな省庁の仕事をこなす影の仕事人と言ったところだ。役人の隠語で『請負稼業』と呼ばれている。
主な仕事としては、自分が属する省庁の予算を死守する事が目的で、文字通り、『どんな仕事でも』やるのだ。予算の取り合いが激しくなった相手省庁のスキャンダル、例えばタクシーチケットの使いこみなどをマスコミや野党にリークしたりするのも俺の役目だし、天下りや税金の無駄遣いを調査するのも俺の仕事だ。だが、省庁間の争闘は熾烈を極める。敵対する省庁の『請負稼業』を抹殺するのも仕事のうちだし、その争いの末に命を落とすものも少なくない。ただ、こういう各省庁の仕事を請け負う『請負稼業』の者が死んでも死体は出てこなかったり、過労死として処理されたりする。まさしく死して屍拾う者無しだ。
そういう俺達『請負稼業』が最も気を遣うのは、大臣の人選だ。もちろん表向きは首相が内閣を組閣する時に大臣を選ぶのだが、日本で首相がそういう権限を持っていると信じているのは、高校生くらいまでだろう。組閣の際、各省庁の大臣を決めるのは官僚だ。官僚がゴーサインを出した人選の中から、首相が派閥の力学を考慮して大臣を選ぶに過ぎない。そういうわけで、一時期サプライズ人事とか言われていたあのかつての首相の組閣も『請負稼業』がもちろん一枚噛んでいた。そうでなければここまで省庁の利権が丸残りするわけは無い。
『請負稼業』の俺は、組閣に際して、これはと思う人物を選び、調査して、省庁のトップに情報を送る。それこそ、小学校時代の作文から、今まで付き合った行きずりの女まで全て調べ上げるのだ。なるべく最初から省庁にたてつかず、弱みの多い人物が大臣にはふさわしい。そういう人物をリストアップして調査するのだ。
大臣の人選で大事な三原則がある。「無能」「従順」「人気」だ。もちろん「無能」でなくてはいけない。省庁に対して機転を利かせて予算を削ったりするような輩は死んでも大臣に出来るわけがない。そして、省庁に対して「従順」でなければならない。これも言わずもがなだ。そして、一番大事なのは、意外と「人気」なのだ。大臣に人気があれば、その省庁は叩かれなくなる。しかも無能で従順な大臣が人気があって、二回三回と留任したりすると省庁はおいしい事この上ないのだ。
そういうわけで、『請負稼業』の俺達は大臣人事には非常に気を遣う。ところが、ここ数年で新しい流れが出始めた。これまで『請負稼業』に一任されていた大臣人事なのだが、『請負稼業』と同じく、アンダーグラウンドな役割の専門家が出現し始めたのだ。その名も『大臣スカウト』だ。もちろん、隠語だが。
俺はこの『大臣スカウト』を最初は信用していなかった。死ぬ気でやってきた自分の仕事が取られたのが面白くないと言うのももちろんある。どこの馬の骨かわからない『大臣スカウト』にこの道の事が簡単にわかってたまるかという反骨心が先に立ったのだ。だが、俺は結果的にトップの命令に従い、『大臣スカウト』の意見を訊く事にした。トップの命令は絶対だし、また、トップの命令が間違っていた事は無かった。国民が危険にさらされるようなどんな失敗でもやらかす俺の省庁だが、予算を守る事に失敗した事なんて一度もないのだ。
こうして、俺は指令を受け、『大臣スカウト』に会った。どこぞの小汚い中年禿げデブなオッサンは脂でテカテカ光った顔で微笑みながら握手のために手を差し出したが、俺はゴルゴ13に倣って小学校以来握手はした事ないんだとその場で考えた嘘で本能的に握手を断った。そして、仕事でなければ絶対に話をしないであろう『大臣スカウト』に「無能」で「従順」で「人気」のある大臣候補の人選を仰いだ。『大臣スカウト』は、良い人材が見つかったら連絡する、と言ったまま一週間何の音沙汰も無かった。
『大臣スカウト』から連絡があったのは、俺が大きな仕事に区切りをつけ、久しぶりの安眠を貪っている時だった。寝ぼけながら携帯電話を取った時、ディスプレイの時計の表示はAM2:13だった。受話器から聞こえるオッサン声が『大臣スカウト』でなければ、逆探知してトドメを刺しに行っているところだ。俺は不機嫌を隠さない声で『大臣スカウト』に聞いた。
「候補は見つかったんだろうな?」
「アイツは素晴らしい。あれほどの大臣はもう二度と出ない。アイツを絶対大臣にすべきだ!」
アイツはこうして俺の省庁の大臣になった。
俺は最初『大臣スカウト』の言葉を疑っていた。確かにアイツは人気があったが、元々うるさい評論などで活躍をしていた奴だ。とても無能で従順などとは思えなかった。そこが『大臣スカウト』の慧眼だった。「何度もビデオを見て、アイツが如何に無能で目先の事しか見ていないか、自分の人気の事しか考えていないかがよくわかってきたんだ。目をつぶれば俺達の言いなりになってくれるという姿がありありと浮かんできたんだ。アイツしかいない、とすら思えた。天啓に近い確信だったよ」
俺は『大臣スカウト』の自信に満ちた神がかり的な声を聞いて、アイツの周辺調査を行い、叩くほどに出てくるスキャンダルの多さに半ば感心しながら、調査報告書をまとめてトップに提出した。自分で言うのもなんだが、これだけのスキャンダルの材料があれば、従順どころか傀儡人形だな、と少しアイツに同情するほどの充実した俺のレポートだった。
こうして俺と『大臣スカウト』が自信を持って世に送り出した大臣は、三回の留任をして、俺達の省庁に多大なる貢献をしてくれた。圧巻は、うまく世論の攻撃を交わしながら、行政改革をしてると見せかけて、俺達の省庁の天下りの巣窟の一つを完全に残すという離れ業をやってのけてくれた事だ。人気のない大臣だったら、一回目で首をすげ替えられ、こんな大仕事は成し得なかっただろう。まさしく、俺達のための大臣オブ・ジ・イヤーだった。省庁のトップから臨時のボーナスが出たほどだ。
俺は早めの仕事納めして、『大臣スカウト』に最高級ズワイガニ3匹セットをクール宅急便でお歳暮に送り、年末年始をハワイで過ごすための飛行機に乗った。