はてなキーワード: 地政学とは
政府が戦争しようと思ってなくても、軍が(満州の関東軍みたく)勝手に攻撃始めたら戦争になるし、クーデターを起こす可能性もある。
あと対中国、対アメリカ、対北朝鮮、対日本の政策も場当たりすぎて、中長期的戦略もなさそう。
韓国なんて小国家が中国と対等な同盟関係結べるわけないじゃん。
てか普通、国家として官僚を中心に基本方針決めてやってるんじゃないの?
ころころ変わる政治家を中心に戦略決めてたら、そりゃ短期的で場当たりの方針しか取れないだろうよ。
ここんとこの韓国の対応があまりに遅く、ずさんで、もうムンジェイン政権も終わりが近い気がする。
とにかく日本は韓国がトチ狂って戦争しかけてこない程度に経済制裁含めた圧力を加えるべきだよ。
排他的経済水域や地政学的な位置付、住民感情と国民感情とかそういう諸々の重要性を民主主義の篩にかけて必要だと思われるなら日本政府が多少強硬に領有権を主張しても有権者も納得できるでしょ?
明日がプレミアムフライデーかと思うと落ち着かない。ようやくここまでたどり着いた。人類の歴史は普通選挙の歴史と言われるが、明日からはプレミアムフライデーの歴史という概念が加わるだろう。父の無念を思う。父はプレミアムウェンズデーに殺された。
378回目のプレミアムウェンズデーのその日、プレミアムフライデー推進委員会の委員長であった父はプレミアムウェンズデー撲滅運動の渦中にいた。「プレミアムウェンズデーに意味なんてない、プレミアムフライデーにしろ」というのがその主張であった。理由は知らない。とにかく父は「プレミアムフライデー」という造語を愛し、それ故最大の抵抗勢力「プレミアムウェンズデー」を憎んだ。
街は戦場と化した。飛び交うジャガイモ、玉ねぎ、人参、鯖、海老。プレミアムフライデー派は劣勢であり、命の危険さえあった。ここで死に至ればカレーの具にでもされてしまう。そんな折、プレミアムサタデーから声を掛けられた。「我々と組まないか?」
「どんなメリットがある?」
「いいか、我々プレミアムサタデーはもはや壊滅の危機だ。プレミアムサンデーが真っ先にやられたことを思えば当然だろう。民意を得られないんだ」
「何が言いたい?」
「プレミアムフライデーは次の日がサタデーであることを前提にした主張。そうだろ? プレミアムサタデーがやられたら君たちの後ろ盾はなくなる。せいぜいプレミアムサーズデイと共倒れってとこだろうな。そこで我々が組む。相乗効果だ。毎月最終金曜日だなんて馬鹿げた主張を終わりにして、毎週にしたっていい。プレミアムウェンズデーの奴らにそんな真似はできないだろうな。何しろ奴らは週の真ん中。諸刃の剣なんだよ」
こうしてプレミアムフライデーはプレミアムサタデーと組んだ。我々に脅威を感じたのかプレミアムウェンズデーの矛先はプレミアムマンデーとプレミアムチューズデーに向かい、あっという間に二陣は壊滅した。後はプレミアムウェンズデーとの一騎打ち、と思っていたところ、父は殺された。プレミアムウェンズデーに。プレミアムサタデーが寝返ったのだ。
プレミアムウェンズデーはプレミアムサタデーと秘密裏に交渉を進めた。「プレミアムサンデーがエピタフに刻まれている今、本当にすべきことは我々が組むことだ」
「断る。我々はプレミアムフライデーと共闘している」
「良く考えるんだ。君はサタデーの本質を理解しているのか? アイデンティティはあるのか? 君は自分がサンデーだとでも勘違いしているんじゃないのか? 本当のことを教えてやろう、お前はただのバッファなんだ。プレミアムフライデーが実現したらどうなる? フライデーがプレミアムだった分、バッファとしてのサタデーにツケが回ってくるのは自明。そうじゃないか? だったら君がすべきことは唯一つ。プレミアムウェンズデーと手を組むことだ。君たちの共闘が破綻することは目に見えている。プレミアムフライデーに都合良く使われるだけだ」
「そんな」
「我々はそんなことはしない。地政学上、君たちに直接干渉することは不可能だ。だからこそできることがある。我々は君をバッファとして見てはいない。正式な休日とすることを画策していこうと思っている。これは豊富な経験と資金力があるプレミアムウェンズデーだからこそ実現できることだ。今プレミアムサタデーが実現すればどうなる? 我々の協力で2日間の仕事の後にまた休めるんだよ。それに加え、サンデー、ウェンズデー、サタデーとが等間隔に配置され平和が訪れる。もう無駄な争いはやめよう。我々と手を組むんだ。いいね?」
私は父の無念を晴らすため、あらゆる手段を講じて政界へと進出した。そして、長い時間をかけてプレミアムウェンズデー及びプレミアムサタデー派を排除していった。目的を遂行するためなら残酷にもなれた。私は遂にプレミアム制定大臣にまで上り詰め、プレミアムフライデーを制定することを宣言した。その時既に私はプレミアムフライデー派閥の権力も掌握していたので、受け入れられるのは容易であった。国民の殆どはプレミアムウェンズデーでもプレミアムフライデーでもどっちでもいいという態度であった。
遂に夢が叶う。父さん、仇を討ったよ。そして信念を実現できる。明日は素晴らしきプレミアムフライデーだ。「おーい、ワインを持ってきてくれ」と曜子を呼ぶ。私の愛人だ。今夜くらいプレミアムしたっていいだろ?
摩天楼を眺めながら曜子と乾杯をする。ワインを口にする。私は倒れる。曜子が私を見下している。
「気分はどう? 明日はプレミアムフライデーなんですってね? おめでとう。でも私はそんなものは認めない。これは父の復讐よ。プレミアムサンデーを知っているかしら? あなたの父はプレミアムサタデーと組むためにプレミアムサンデーを殺したのよ。あら、知らなかったの? 可哀想。だけど仇は仇よ。あと1分くらいの命かしら。せいぜい一人でプレミアムな夜を過ごしなさい。あなたが待ち焦がれたフライデーは来ないけどね。さよなら」