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2023-07-07

五ノ井里奈裁判が噛み合っていない

3人はいずれも起訴内容を否認し、性的意図はなかったとして無罪を主張した。

いったん不起訴処分とされた後、検察審査会の「不起訴不当」議決を受けて在宅起訴された。

ここまではめちゃくちゃだがとりあえず良しとする。

検察は冒頭陳述で、3人が上官からの指示を受けて五ノ井さんに格闘術の技をかけて倒した後、周りの笑いを取る目的で性行為をまねた行為を行ったと指摘した。

なんの脈絡もないが、格闘術の練習かな?

 この日、検察証人として出廷した五ノ井さんは、3人に対し「(面会時は)事実を認めたにもかかわらず、一転して否認するのはひどい。自分たちの大切な人が同じことをされたらどんな気持ちになるか考えてほしい」と涙ながらに語った。

いや、ウソをつかれた方の身になれよ。

 起訴状によると、2021年8月3日夜、北海道陸自演習場の建物内で多数の隊員らと飲食していた際、五ノ井さんをベッドに倒して身体に覆いかぶさり、下半身を押しつけたなどとされる。

飲食しているならベットはない。

まさかと思うが、これ物証がない?

https://news.yahoo.co.jp/articles/ea1b7d5052c9c6f879f4f9f0126a5a236f0126f0

国民の皆様ご覧ください。 これが胸を張って卒業したと自称する陸曹教育隊を出た元陸曹の末路です。 陸教で何を学んだのでしょうか? 陸曹になるために、この一文をひたすら覚えたのではないですか? 「陸曹は、直接陸士指導にあたるものであるから、その言動陸士に及ぼす影響の大きいことを認識し、自ら技能を練磨し、行状を慎み、服装態度を正しくし、率先きゅう行に努めるとともに陸士生活をともにし、懇切公平慈愛心をもつてこれを善導しなければならない。」 それとも陸教では陸士を粗末に扱う事を教えていたのでしょうか? 教官助教の顔を見たいものです。 返信 6 件

関係ないだろ。ヤフコメ民は死んだほうがいいのでは?

ての部隊セクハラは揉み消されています 逆にセクハラがない部隊探すのが難しい 五ノ井さんの事案以上の事も棒部隊では起きて揉み消されていた 防大出れば出たでレールに乗った人は服務事故が明るみになればマイナスから見て見ぬふり 陸上自衛隊であれば幹部准尉陸曹指導できない 幹部資質が低下している 准尉陸曹らは若い時にセクハラしても見逃してもらったりかばい合ったりしてきている そんな者達が上の階級に上がり役職指導する立場に上がり力でセクハラをやっている そこに幹部自衛官が何も言えない 戦う訓練をやる前に服務規律を厳正にすべきだろう 味方を裏切る者が戦場任務遂行できる訳がない

だったら女性はいらないんですけど。

こういう妄想に狂ったやつ多すぎ。

コメントも噛み合っていない。

2023-05-28

タワマン構文

ふとした瞬間にタワマン構文を思い出し、次いで窓際三等兵とかいう奴が下手くそな真似をやめろとか曰ってるツイートを見て失笑したような記憶が付随して甦った。

(参照ツイート)

https://twitter.com/nekogal21/status/1636665032984633346?s=46&t=gOGauy3w9I_FJcPtHc05kA

Twitter界の小説家センセって引用RTがあったが言い得て妙表現だ。

いかにも小物というか、ダサいというか。

私はタワマンにも住んだことないし港区なんて遥か彼方の神奈川の片田舎で育ったが、小中国立校に入ってたせいであのような受験戦争の片鱗には触れることができた。それが幸か不幸かはさておき。

そして今何をしてるかと言えば自衛官だ。それも最低階級陸士

公安公務員の中でも最底辺特別職がつく所以一般的仕事に就くことができないから…とまで言われてる、いわゆる公務員就職ヒエラルヒーの中でも最下層の仕事

まともに高校大学と進学して就職してればもう少し良い仕事(良い仕事とは何か、の定義にもよるが)に就けたんだろうが、高校進学をしくじって高校中退、大学進学は家庭の都合で奨学金を借りなきゃ夢のまた夢。

かくしてこうなった。

だがTwitterでいっぱしの論客ぶり、浅い知識港区語りして自己承認欲求を満たすより遥かにこの方が小市民然りとした感じで良いのかも知れない。

承認欲求という魔物に取り憑かれた人間は、いずれ、自らの産む炎に焼かれて身を滅ぼす。

私にはそう思えてならない。

2023-02-16

anond:20230216140843

犬畜生にも劣る共産主義者頭目万世一系現人神を一緒にするな。

うちの高校OBたちは陸士海兵を出た後に天皇のために散っていったんだぞ。習近平のために命を捨てられる奴が中国に何人いるかねえ

2022-10-20

anond:20221019122004

元増田です。

野外給与計算についての食いつきがすごくてびっくりしてます

が、ごめんなさい。身バレを危ぶんだばっかりに元同期から聞いた話をそのまま載せました。(元会計科ではないです)

なのでなんで給与計算かはわかりません。(聞いたとき給与計算大事だしなと納得して終わった)

つの天幕におじさんたちと雑魚寝自分体験です。

デスクワークがメインと思われてるところでも、野外演習、行軍、穴掘りはどこに行っても大体ついて回ります

hatebu_ai あ~なるほど。「会議室で机の配置を並べ替える」くらいのワークなわけね>穴掘り天幕

そんなところです。

コメントを読んで考えたり思い出したとこともあったので追記

iroha2_hohe 自衛隊彼氏がいた友人の話を聞く限りクズばかりの印象があったので、セクハラとかすごくありそうなイメージではあった/部署が違うと天地が変わるほどの違いがありそうだし被害事実なので参考程度かと

これは本当にそうで戦闘職種か非戦闘職種かや勤務地など諸条件で全くちがってくるので私の話はあくまでも20年前の1/15万の話です。

戦闘職種でおじさん比率が高く、勤務もそこまで激務じゃなくてそこそこ余裕があったからそういうのが発生しにくかったのかなと。

r_riv “あそこにいた大多数の人たちは、まともで普通の人たちだったと思う。”かもしれない。が、少数のまともじゃない人たちを律する(罰する)機会を組織が当初は放棄したことこそが問題だと思ってる。

sippo_des そんな昔から対策されてる部署もありながら、ですね。トップ問題なのでは。なんで加害者公表されないんだろね。あん稚拙な文さらされるのもなかなか読む方にもメンタル来るけど。

となるとやっぱり幹部以上の問題になるんですよね。

幹部も上に行けば行くほど、事なかれ主義になっていくので上の問題が大きいと思います。(2-3年で異動していくし)

駐屯地全体の行事部隊関係なく作業に駆り出されるとたまに無能オブ無能みたいな幹部の下につくこともあり

あいう人ばっかりなら問題は先送りもしくは握りつぶすのは当然かもしれない。

(余談だけど無能オブ無能の下についたとき作業員全員がいらいらがたまりすぎて途中から

 指示を仰ぐことな勝手に行動しだして、反乱とはこういう風に起こるのかと思った記憶

駐屯地で一番偉い人(駐屯地司令)は1等陸佐で、兵卒からみたら雲上人だけど

市ヶ谷にいけば1佐はうようよいて、さら陸将捕やら陸将やら超えらい人もいるけどそんなに途方もなく偉い人も

防衛省というくくりでみれば背広組からみたら全然偉くなくてと、現場ではどうしようもないところで

改革を頑張ってもらうしかない。

田母神さんとかみてると偉くなりすぎるとやばくなっちゃうの?とピラミッドの上の人が心配になる。

あとは、仕組みで防ぐなら人を固定させすぎないことかな。ずーっと同じところにいると権力ができて腐敗していくので。

そこで当たり前になってる感覚を他に行って披露すると周りがドン引きして自分おかしさに気づくとかあるだろうし。

自衛隊特性上、あまり盛んに人事交流はできないだろうけども。

なのでちゃんと働いて活躍したいと思う女性隊員女性比率が高そうな職種希望するといいんじゃないかと思う。

自分で書いておいてなんだけども、これは長いものには巻かれろ的な非常に日和った意見で現状を仕方ないと

受け止めてる文章だったなと反省している。

本当は、どこにいこうがそんなことおかしいといえてやばいやつをちゃんと正しく処分できる組織じゃないといけない。

exciteB この人大卒から士官幹部候補?)なのでは。兵卒現場とはぜんぜん違うだろう。/軍隊経理補給漫画なら「大砲とスタンプ」かな

就職氷河期真っ最中民間企業内定はもらえず、一般任期制)で入りました。なので陸士でした。

大卒一般はいったので逆差別みたいなのはありました。「さすが大卒様は言う事が違いますね」みたいな。

大砲とスタンプ」気になります

tetsu23 「先輩女性隊員がきっぱり守ってくれたので」という言葉ちょっと引っかかりを感じてしまった。守らなければいけない状況はあったということかな、と。

から理不尽に対して守ってくれたという意味です。仕事押し付けられそうになったりとか。

mito2 熱心な啓蒙教育って竹田とか呼んでやってるやつも含むんだろうか

私がうけたのはどこに発注して作ったのかよくわからない俳優さんたちが上官役、下士官役を演じる再現ドラマをみながら

講師役の教育担当が適宜、一時停止しながら「はい、ここアウトです。まずい点が3つあります。」みたいな形式でした。

上意下達においては当たり前だけどすごく丁寧でした。

なんであんやばい人を呼んじゃうんだろう。

sekiu それ言うなら奇貨やろ“彼女によって暴かれた事実を奇禍として”

あ!ほんとだ。ご指摘ありがとうございます

私がいたところは本当に平和だったけど平和自衛隊生活でも色々とあった。

一番大変だったのは営内(寮)で共有の冷蔵庫にいれたお菓子とかの盗難事件

でかく名前書いてあるのに盗られたり、飲みかけのジュースがなくなったり、物がなくなる頻度が

やばすぎてみんなが疑心暗鬼でピリピリしているなかそれでも盗ってく犯人が怖かった。

犯人は判明せずいつの間にか、物が盗られるのはなくなったけど。

五ノ井さんの件はせっかく憧れて自衛隊に入って、がんばってやっていこうとしてる人をこういう形で失うのは

元いた人間として情けなく思う。

私が入隊したころは自衛隊に対する印象って悪くはなかったけど「人殺し集団」みたいに言う人もいて

そこからみると今の自衛隊イメージって本当によくなった。

組織としてちゃん事実をみとめて謝れるのだから、長らく不遇だった時代のことを忘れず、

現場にあまり負担をかけすぎないように改革してくれることを望みます

2022-10-19

anond:20221019200829

anond:20221019195239

↑の元増田

一回長々と書いたんだけど、なんか言い訳臭くなったので書き直す。

そのインタビューとかコメント個別に見ないとなんとも言えないところ。

とはいえかに、やべえ奴がいないわけではない。ていうか今思い返してみると、俺の観測範囲でもたくさんいた。

でもそれが民間(「自衛隊の外」という意味で使われている言葉)と比べて有意な差があるかというと、あまりそういう感じはしない。日本のどこにでもいるやべえ奴が、普通に自衛隊にもいるという印象。

で、やべえ奴らの吹き溜まりがあの中隊だったんじゃないかというのが、件のニュースを追った「今の」俺の感想になる。

正直防衛省に限らず、官僚隠蔽体質と内外からの訴えをなかなか認めない頑なさは今に始まった話ではないので、自衛隊自身でやるべきこととしては、ああい吐き気を催すような吹き溜まりを作らないようにすること、つまり自衛隊内での風通し」をできる限り良くすることが挙げられるんじゃないかと思う。

やべえ奴らの流入は、たぶん社会情勢と組織性質鑑みるに防ぎようがない。

やべえ奴らを、死角となるひとところに集めない工夫が必要だ。

被害者の方は1等陸士で辞めている。恐らく入隊の仕方としては自衛官候補生じゃないかと思われる。任期制自衛官とも呼ばれていて、任期満了であれば士長で辞めるはずだ。任期満了メリットがそれなりにあり、目前にありながら手放したことになる。恐らくそれも損害賠償対象になるだろう。

なんにせよ、直接的な被害もさることながら、他ならぬ自衛官仕事に直接触れることでそれに憧れ、ずっと自衛官でやっていこうと志高く入隊したはずが、クソ野郎どもに幻滅させられて道半ばでの退職になってしまったというのは、本当に辛いことだと思う。

自衛隊でなくてもどんな犯罪でもそうだけど、被害が出た時点でもう取り返しはつかない。

防犯ブザーみたいな、手っ取り早く一定犯罪を未然に防ぐ仕組みがあれば良いんだけど。

ごめん、あんまり回答になってないかもしれない。

心配もっともだ。俺はやべえ奴のうち上官と呼べる奴が大隊長2曹にいたけど、まああんま関わらねえしいざとなったらiPhoneで録音でもして週刊誌に持ってきゃいいやとか思ってた。

でもそれは生存バイアスで、立場的に弱い人が被害に遭ってからじゃ遅いんだよな。

から言えるのは、所詮どいつもこいつも人間なんで、自衛官だろうが政治家だろうが評論家だろうが作家だろうが医者だろうが宣教師だろうが先生だろうが警察官だろうがやべえ奴はいる。だから、どこに身を置くにしても自衛手段を持っておいて損はない。

もちろんこれは、被害者を悪く言ってるわけじゃない。

安全神話標榜していた新幹線がその実、工事中に大量の殉職者を出しているように、人の在るところに理想はない。けれども、それでも理想を追求しようとする人たちがいる。

その一助になればと思ってる。

なんかすげえ共感性羞恥呼び起こしそうな文章になった。マジレスしようとするとどうしてもこうなっちゃうんだよ。

恥を忍んで投稿する。

2022-10-01

anond:20220930213101

(最下部にブコメ返しあり)

この増田はいつ頃、どういう入り方で、陸海空どの自衛隊のどの隊にいたのだろうか?

なんでみんなそれすら確認せずにこの情報を信じることができるのか?現場経験してないからなのか?

まずそれくらいの情報はないと真偽の判断ができない。

俺も自衛官だった時期がある。身バレしない程度に、俺が経験したことを具体的に書く。ちなみにめちゃくちゃ長いです。

俺は2007年8月2010年3月まで、任期制隊員として陸自関東方面隊にいた。任期制隊員についてはググって。まだこの制度あるのかな。

今はどうか知らないけど、当時は入隊してから半年教育は前期3ヶ月と後期3ヶ月に分かれていた。

前期は武山駐屯地自衛隊法とか小銃の組立解体とかの座学と、徒手空拳とか5段階ある匍匐前進の仕方とか寝撃ち膝撃ちみたいな小銃の撃ち方とかの実技演習と、定期的に実施される体力テストのための体力づくりが中心だった。

俺はちょっとした事情で、教育中はなかなか野外訓練についていけなくて悔しい思いをした。

前期の教育中、同じ班の人が「24時間拘束されてこの給料じゃ国の最低賃金下回るじゃん」みたいなことを若い奴らに喧伝して支持を集めてたけど、少なくとも教育中は長時間拘束されるなんて入隊前から分かりきってるんだからそもそも入隊しなきゃ良かっただろ、士気下げるだけだからさっさと辞めちまえばいいのに、と言う人たちもいた。

印象的だったのは、教育隊の隊長2尉だったかな?20代後半のなよなよした人で、それに対して10の班を纏める40代くらいの2曹ミッシェルガンエレファントドラマーシュワちゃんばりにおもくそ屈強にしたみたいな、子供時代想像できないタイプいかにも鬼軍曹な人で、まあその人も話してみると意外と優しかったんだけど、最初から幹部で入ってるっぽい人と現場叩き上げでこうも違うのかと思ったな。

あとは、軍事オタクよりアニオタの方が多かったとか、選ばれし者だけが習志野の空挺に行くことを許されるとか、同期に柔道全国6位とか特殊な人がまれにいたりとか、入隊前の書類実家信仰する宗教を記入する欄があったとか、ある日全隊員が会議室に集められて特定生命保険への加入を(隊友会のめちゃくちゃ安いやつじゃなかったと思う)半強制的に勧められたとか、東富士での三日三晩の訓練の後に叩き起こされてみんな絶望的な顔をしながらとある部屋に集められて「次の任務を言い渡す。これを飲め」と配られたのがキンキンに冷えたコーラ任期制未成年いるからね)でめっちゃ安心して涙が出るほど美味かったとか、普段全く笑わなくて班員のやらかしが発覚すると班の部屋に潜入しバームクーヘン毛布を全員分グチャグチャにすることで「台風」のあだ名がついた班長休日に部屋へやって来てすわ何かと身構えたらPSP取り出してはにかみ笑いでモンハンやろうぜって言われて一緒に遊んだりとか、まあ色々印象的なことはあった。

後期は普通科施設科需品科とか、隊員たちがそれぞれの職種対応した駐屯地に分かれて、ある程度専門的な教育を受けた。あんまり言うと特定されそうだから詳しくは書けないけど。

後期は大抵5年〜10年ほど自衛隊にいてだらけきった(後述する)人たちが上官になるので、前期に比べると圧倒的にヌルかった。

武山駐屯地教育隊はというと、彼らは教育専門の部隊で、年中そればっかりやってる人たちなんだよね。そのことは後期に入って初めて知った。

ただ、後期は冬だったから野外訓練が死ぬほど寒かった。キツかったのはそれくらい。

教育期間を振り返って思うのは、確かにパワハラ的なことは全くなかったとは言えないんだけど、当時のご時世とか考えると、高校部活の延長みたいなもんだった。むしろ強豪校にいた人にとっては前期もヌルかったんじゃないかな。訓練はどうしても体力のない人に合わせる形になるからね。

それに、少なくとも教育中は、この増田が言ってるようなことは全く無かったな。自衛隊法は学んだけど、「神と虫」なんて言ってるのは聞いたことがない。上は「教官」じゃなくて別の肩書だったし。前期の休日で外出する場合制服着用って言われたけど、彼女待たせてる人は当然外で着替えるし、横須賀中央とかのあたりはその辺を軍服の人が歩いてるのが日常からそんなに忌避感もなかった。

一定の耐性がついてる人は多少制限を与えられても抜け道とか自由をその中に見出してなんとかするし、何か洗脳っぽいことを言われても自分ちゃんと考える。そういう意味では増田教育の時点で抜けたのは正しい判断だったのかもね。まあそもそも、この増田がやってることこそ洗脳な気もするんだけど。

とにかく。話変わって、パワハラみが増したというか、俺にとって地獄だったのはむしろ教育が終わってからの方だった。

教育が終わって、俺は地元にまあまあ近い駐屯地に配属になった。

そこでまず知らされたのは、春以外の入隊員は季節隊員という半ば蔑称に近い形で呼ばれて、「使えない・すぐ辞める」隊員が多いというレッテルを貼られていること。「部隊エース」という言葉文脈によって、本人の与り知らぬところで蔑称になること。新入隊員は慣習的に、部隊長の半長靴磨きという業務時間外の仕事を割り当てられること。訓練での活躍なんかよりも、休憩時のお茶汲み、上長煙草を吸っていたら煙缶を持って来る、ビール瓶のラベルを見えるようにして上手く酌ができる、飲み会で要領よく挨拶回りができる、そういう「空気の読める」隊員が良しとされる風潮があったこと。

んでもって極みつけは、所属大隊隊長が、金正恩もびっくりの「お前屈んで半長靴の紐結べねえだろ」ってくらい不健康そうな出っ腹だったこと。

別にルッキズムなんて持ち合わせちゃいないし、市井の人はいくら太ってても気にしないけど、有事に人を守る自衛官としてそれはあんまりだろ。

いかにも、「俺は権力です」を体現したような身体だった。

俺はこれからこんなやつらの下で働かなきゃいけねえのかと思った。この半年学んだのは何だったんだと思った。

んで、それでも我慢してやってみようとしばらく過ごしてみると、よりその地獄みは鮮明になった。

一年のうち3分の1ほどが、草刈り車両整備・消防点検やらお偉いさんの来訪前などに頻繁に行う寮の清掃・持ち回りの風呂掃除警衛などに費やされる。

さらに、これは駐屯地によると思うけど、俺のいたところは糧食班もあって、食堂で飯作りと配膳を3ヶ月ほどの持ち回りで担当する(対象陸士)。

よって、訓練や体力づくりに精を出すのは一年の半分を満たない。当然毎日定時。通勤1分。

長靴磨きとか迷彩服アイロン掛けとか定時外にやることはあるけど、隊長の半長靴陸士の間で持ち回り、それも一番下の立場の時だけなので、自分の下が来ればそいつらに引き継いでやらなくなる。自分の半長靴イベントがあったとき磨けばいいくらいだし、迷彩服私物って言ってアイロン掛けの要らないタイプを買ったり貰ったりしてたから、やっぱりイベントで官給のやつを使うときしか掛けなかった。

ついでに、たまの訓練で遠征するとなると、7tの荷室で人員輸送されてる最中は密閉された幌の中で何人もがバカスカ煙草を吸いまくる。煙草を吸わない俺にはそれが無茶苦茶辛く、かと言って指摘すればたちまちエース(笑)扱いになる未来が見えていたので、繊維が肌に刺さるほど質の悪いカーキ色の官給毛布で顔を覆って耐えるしかなかった。さすがに今はそんなことはないと思いたいけど。

自衛隊車両運転免許を取りに行くとか、観閲式の準備対応とか、あとはさっきの糧食班とかは、普段部隊から離れてかつ自由時間が大幅に増えるので「おいしい仕事」と呼ばれていた。駐屯地の中にクラブという名の安っぽい飲み屋があって、酒を飲まない俺でも週に2日くらい連れて行かれた。

そんなわけで、大体の人は教育期間とのギャップから怠惰になる。怠惰にさせられてしまう。だから大隊長に限らず太ってる奴らは多い。

こっからは完全に自慢になる。

俺はそんな怠惰環境が嫌でしょうがなくて、体育学校に行きたいと思った。ほぼ帰宅部人生教育期間もほぼビリケツの筋力だったんだけど、幸い持久力だけは人並み以上にあったので、かなり頑張れば3000m(5000mだったかな?)走の資格に手が届きそうだった。

ちなみに、カナヅチだった俺は駐屯地内のプールでシンスプリント治療がてら練習しまくった結果遅い遠泳ならできるようになったけど、立ち泳ぎができなかったのでレンジャーはハナから諦めてた。

とにかく、2年弱走りまくっていたら、3000mの歴代中隊記録を更新して、さら大隊内で一番体力テストの成績が良くなった。2年弱の間に糧食班にいた期間の自由時間とか自衛隊内の教育とかを使っていくつか資格を取った。そんなこんなしてたら件の大隊から表彰状を貰った。この場で破り捨てたらどうなるかなと思った。

もう少しで体育学校に行けるというタイムまでこぎつけたところで、別にやりたいことができた。体育学校に行くのは良いけど、現役を引退した後も自衛隊にいるとまた空気を読むだけの怠惰生活が始まって面倒そうだとも感じたので、2任期目の途中で退官することに決めた。

半年ほど前に申告したにも関わらず、結構直前まで揉めた。まあ任期制隊員なのだからある程度は仕方ないんだけど、なんか中隊長を納得させるためか会社事業計画個人版みたいなものを作らされた記憶がある。1年後にこういうことをして、3年後には海賊王に俺はなりますみたいなやつ。

今はこんなご時世だし多少は改善されてると思いたいな。

えっと、ほんとにめちゃくちゃ長くなった。何が言いたかったんだっけ。

とにかくだ。洗脳って言葉を使うのであれば、教育期間は俺にとって洗脳でもなんでもなかった。当然咄嗟には受け入れられない出来事もたくさんあったけど、それは、「人を守る仕事」という前提と、当時の時世ということで鑑みれば納得できた。

しろ教育が終わってからの方が、耐性のない、考える力のない人は洗脳されやすいと思う。それくらいにあの場所怠惰だ。その「人生楽勝な感じ」に大半の人が流される。騙される。

そんなんじゃ人は守れないからと、一部の「強い」人たちがその人たちなりに必死こいて、あの組織を「人を守れる組織」としてなんとか保っているのが実情なんだと思う。当然この場合の強さってのは権力でも、武力でもない。精神的なタフさと、ひたすらな良心だ。

断っておくけど、「だから俺は強いんだぜ、すげえだろ?」がやりたいんじゃない。俺はむしろ弱い。あの組織怠惰に抗い続けることができなかった。さっきは自慢話にしたけど、その場その場の怠惰に流されたことも何度もあった。

居続けることで結果的に「弱い」人間になる。そんな場所になってしまっているということが、あの組織の悪いところだと俺は思うよ。

大切なのはいつでも、考え続けることだ。

別に自衛隊に限った話じゃない、普遍的な話だ。

2022-10-01 15:20 小変更

2022-10-01 15:34 小変更

2022-10-01 23:17 ブコメ返信追記

学校もそうですが世間の目が届きにくく指導者管理者裁量が大きい場所下の人間への扱いの振れ幅が大きくなり信じられないようなことも起こりますどちらの話も嘘だと断定はできないと思います

信じられないようなことが起こりうるというのはほんとそのとおり。

まあもう身バレしてもいいかなと思ってるから言うけど、当時俺が在籍してた駐屯地で、教育隊の幹部が新入隊員たちに爆薬を食わせる事件があった↓

https://ja.m.wikinews.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%81%AE%E4%BA%8C%E7%AD%89%E9%99%B8%E5%B0%89%E3%81%8C%E6%96%B0%E4%BA%BA%E9%9A%8A%E5%93%A1%E3%81%AB%E7%88%86%E8%96%AC%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%95%E3%81%9B%E3%80%81%E9%9A%8A%E5%93%A1%E3%81%8C%E8%96%AC%E7%89%A9%E4%B8%AD%E6%AF%92%E3%81%AB

俺の言うことを信じろと主張するつもりは毛頭ないんだけど、「神と虫」の件に関しても時期によっては事件扱いになっていておかしくないので、調査のためにもう少し具体的な情報元増田には尋ねたい。

2022-10-02 08:02 ブコメ返信追記

人は自分が都合の良い用に考える。日々、警察不祥事批判しているニッポンリベラルは、なぜか「AED女性に使って良いか問題では、警察100%理性的に行動し、AED使用者逮捕するはずないと信じる人が多い。

人は自分が都合の良い様に考える。そうだね。

考えるとき自分のそういう偏りを常に意識する。

ついでに。

別に情報拡散だとか発言の際に絶対に失敗すんなって言ってるわけじゃなくて、そりゃみんなもっと慎重になるべきじゃねとは思うけど、うっわ失敗したーと感じたら無理に軌道修正しようとせずに素直に認めてアップデートすりゃいいんだよ。

それが考え続けるってことだと俺は思ってる。

ニッポンリベラルという言葉が具体的にどういう思想の人たちのことを指すのかちょっと調べた限りではよく分からんのでここでは触れない。

2022-10-02 08:19 ブコメ返信追記

真偽は判らんけど、増田元増田とでは、一回りくらい世代が違うかな~て印象は持った。

元増田の言ってる経験がたとえば2020のものか、1980年のものかで、その情報を受け取る側の印象はだいぶ違う。

俺の書いた経験だって今の自衛隊には当てはまらいかもしれない。

2022-04-26

anond:20220426143437

増田の爺ちゃん陸士ってことは職業軍人だろ。仕方ねえってことはねえよ。

東條英機とかより、若い世代尉官とか佐官基地っぷりはやばかったらしいからな。畑中健二とか。

軍人祖父の話

もうとっくになくなってる元陸軍人の俺の祖父海軍沖縄人が大嫌いだった。祖父太平洋戦争中は憲兵将校として市ヶ谷にいたらしい。しかし各地で前線指揮官になっていた帝大生士官たちがあまりにひどい有様でバタバタ死んでいくので、本来前線に出ない佐官も再び前線に立つようになった。尉官の時に満州前線指揮の経験があった祖父沖縄に行ったのだが酷かったそうだ。

本来軍が基地として使う予定の壕が沖縄の現地民でごった返している。ここに入れろと喚いて強引に入ってきたらしい。帝大生指揮官たちは気弱なところがあって入れてしまったそう。沖縄人間たちが戦前準備を怠け過ぎてロクな壕ができてなかったのが原因。もう沖縄には逃げる場所なんてほとんどなかったそうだが、ここに置いておくわけにはいかない。それでなんとか祖父たちが兵士に命じて無理やり追い出したらしい。その時祖父たちは沖縄の人たちがおにぎり揚げ菓子みたいな大量の食糧を持っていたことが気になった。後から現地を調査してわかったのが沖縄本来納めるはずの食糧を全く国に収めず隠していて、町ぐるみ徴兵逃れをしていたこともわかった。つまり本土人間に比べて戦争に協力する気が全くなかった。極め付けは後から来た将校たちから阿南閣下たちが何やらずっと会議している。もしかしたら降伏かもしれん」という話が漏れた時。あろうことか沖縄の人たちの何人かは「Welcome」「Help」『Hello』と英語で書かれた米軍へのアピール用の垂れ幕とかを秘密裏に作ってた。発見した祖父たちは激怒して民宿か何かをやってたその現地民たちを顔が変形するくらい殴って半殺しにしたらしい。

そんで戦争が終わってみると、結局責任ほとんどを陸軍かぶることになった。なぜかといえば陸軍必死に戦っているうちに海軍部はアメリカコンタクトをとりながら、太平洋戦争への海軍の関与を示す書類を次々と処分していたから。

祖父佐官と言っても重要会議なんかに関わる立場になかったし、占領地での勤務もなかったため短期間の公職追放のみで処罰逮捕はなかった。その後いろんな仕事をして最後は知り合いの作った貿易会社に落ち着いた。それから孫の俺が産まれたんだが、祖父陸士の同期や軍での部下には物凄く気にかけていたが、決して沖縄人間海軍人を許さないまま亡くなった。

この前テレビで完全に被害者面して戦争体験を語ってる沖縄の婆さんが出てたからこのことを思い出して書いた。

2020-03-16

陸軍士官学校飛び級てどれぐらい凄い?

うちの亡くなった爺さんの話。

昔の陸士合格したら新聞に載ったとか言ってた。で、うちのじいちゃんはその陸士入って、飛び級したのね。

んでその後ビルマに行って肩打たれて病院終戦

爺さんとの思い出は、ちょっと怖くて背が高い感じの人。

うちのお爺さん知ってる人と話す機会があると「お前の爺さんは頭良かった。」とかみんな飛び級したこと言うんだよ。

ググったら戦前東大京大よりも入るのが難しかった。みたいな事書いてるけど、せいぜい今で言う防衛大くらいちゃうのか。

誰か陸士の当時の入試試験東大のソレと比較できる人いないかな。

増田文章力の通り、勉強できませんでした。

追記

調べたら4修?

2019-11-19

【まとめ】ゲートくんについての覚書

一昔前にミリタリー界隈を沸かせたゲートくんについて誰も当時まとめていなかった様なので

回復活した事を機に少しまとめてみようと思う。

ここに記すのは、閲覧している皆がスマホパソコンで調べたら出てくる

いわゆる開示されている情報にのみ絞っている。後々魚拓をまとめた物も作ろうと思う。

[追記]まとめに用いた資料集作りました

https://anond.hatelabo.jp/20191123001121

▪️発端と概要(2015-16ごろ)

元々は海上自衛隊イベント陸自装備で遊びに行く、いわゆる痛いミリオタだった様だ。

自衛官に憧れる若い少年だったが、自己顕示欲自身を元自衛官と名乗る様になり

信太山駐屯地37普通科連隊 元一等陸士 ゲート@陸自

と書かれた自作名刺コスプレサバゲーイベントで配り出したのだ。

これはイベントでの本人の言動、そして「一任期を満了し除隊したので一士」など詰めの甘い設定を突かれた末に否定されている。

そして一部で話題になったが、元自衛官を名乗る民間人自体はゲートくん以降も絶えてない。

そもそも詐称した事だけが問題ではなかったし、詐称した事について裁けるのは防衛省などの関係機関だ。

そこについて責めても全く意味はない。

一番大きかった事は借りた物を壊した、返ってこない、金銭トラブルなど

身分関係しないゲートくん自身責任に関する問題だった。

結局多数の問題を抱えたまま、Twitterアカウントを消去して「ゲートくん」は一度ミリタリー 界隈から消える事となった。

https://anond.hatelabo.jp/20191119191508

続々

https://anond.hatelabo.jp/20191119202222

資料集

https://anond.hatelabo.jp/20191123001121

2018-08-12

anond:20180615111517

結局は仲間がいっぱいいて自分先制攻撃してよくて卑怯なことをする人が強いだけで

本質的に強い男なんていないんだと低能先生交番襲撃陸士証明してくれた

リア充卑怯なことをするから強い立場にいるだけ

有利な立場で弱い人をたたいているだけで自分がたたかれる立場になったら小学生と変わらない戦力でしかない

2018-01-24

anond:20180124010916

イコール権力は正しいのか

ロシア軍大佐給料自衛隊の二頭陸士と同程度って話が昔あったけど

生活水準も周囲の扱いも絶対違うでしょう?

2015-08-10

http://anond.hatelabo.jp/20150810170022

就職できなくて自衛隊入った人もいるし、昔は中卒OKだったしね。

今はちょっと前の就職氷河期の影響で大卒陸士組が多くて陸曹への昇任試験高卒陸士にはつらいみたい。

言い換えると、学力を含む総合力に劣る人材から民間に戻されているとも言える。

http://anond.hatelabo.jp/20150810162104

そこなんだよね。

徴兵制って言うとなんでかそんな陰惨なイメージが先行するんだけど、よく考えてみ。

自衛官特に陸士性格は皆、破綻してるのか?

彼らは言い方を変えれば志願兵だよ。

中にはイカれているやつも状況に耐えきれないやつも、結果として鬱を煩ったやつもいるだろう。

ごく一部な。

大部分は、陸士雇用期間を終えて民間企業就職してるよ。

すごく特別に考えすぎなんだって

 
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