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はてなキーワード: 犬畜生とは

2024-04-11

anond:20240411183623

pixivのR18 やノクターンノベルズからアイディアを無断でパクって、

それを公式画像で無断学習されたモデルを使って無断画像生成するんだぞ

創造ゼロ他人権利侵害することしかできない犬畜生以下のAI推進派でもできる

2024-02-10

ゴールデンレトリバーとかサモエドとかの大型犬サイコパス

体当たりで飼い主をふっ飛ばしても、散歩中に暴走して飼い主を引きずり倒しても、散歩拒否して道路のど真ん中で立ち往生しても、家や家具破壊しても、全く悪びれずにニッコニコ笑顔でいる。あいつら真正サイコパスだよ。罪悪感も共感性も全く持ってない。やっぱり犬畜生は駄目だな。猫にしか人権はない。

自民カルト洗脳政策根底にあるのを前提としても

このご時世に及んで、選挙に影響を与えるレベルリベラルへの理解が進んでないの国民知能指数が低すぎて泣けてくる

ものごとを自分で考えず、情報仕入れず、価値観アップデートもできない島国犬畜生リベラルの真の価値を教えるにはどうすれば良いのか

やっぱり遺伝子レベル保守右翼罹患するような病気持ちを排除していく必要はあるんだろうな

2024-01-18

チーズ牛丼を食べず、チーズ牛丼を好む人たち

チー牛という言葉が何を示すのか。秋葉原に居そうな服も吟味せず自身ケアもしないメガネオタクがそうだとか、小学校クラスメイトで思い出せないレベルだとか、勘違いして暴走する救いようのない童貞がそうだとか、侃侃諤諤の主張がここ数日よく見られる。共通しているのは、チー牛の三文字弱者へのレッテルとして、また精神的な嫌悪として十把一絡げに属性を与える便利な言葉というところだろうか。


私も便利な言葉だと思っている。その言葉を使う人間の露悪的な本性と、犬畜生に等しい浅ましい性格がすぐさま見れるという点において、大変便利だ。


しかし考えてみれば、朧気な記憶発達障害就労支援に来るやつを示そうとして、チーズ牛丼を頼む者のイラストが合わさった途端、猫も杓子もチー牛チー牛と弄り出したのは不思議ものだ。他の料理でもやってみればどうだろう。二郎系ラーメンとか、コラボカフェケーキとか、ケバブとか、マックでもいいかもしれない。どんどん試してウケれば流行るだろう。第二のチー牛は何になるのだろうか。その料理を頼む人間をうまく可視化するのは、中々に知恵がいるかもしれない。


興味深いのは、この言葉を投げつけられる諸々の人でさえも自虐とする時がある事だ。彼らはどのような心理を抱えて日々を生きているのだろう。特に好物でもないであろう一杯の牛丼を食ってそうなどと言われ、言い返そうにも寄って集って囃される時、もはや同調して引きつった笑いを浮かべるしかないと思うが。人並み以上に精神を蝕まれているだろう。彼らが少しでも早く『世の中も案外捨てたもんじゃない』と思える時が来ることを願いたい。本来社会がそれを分かりやすい形で与えるべきだとは思うのだが。


なお最後に添えておくならば、私はチー牛という言葉とそれに連なるムーブメント自虐を除いてその言葉をそうした意味で使う人々について、徹底的に批判する者でありたい。

何の疑いもなく、食物を粗末にする馬鹿な連中である。悲しい哉、子供の頃に親から教えてもらわなかったのだろう。世間では何食わぬ顔をしていようが、頭も性格も凡そまともな訳が無いのだ。コンビニおにぎり一個に飢え、生活に喘ぐくらいまで落ちればいい。

チー牛というネットスラングが戒められるその時に、その言葉軽率に使い、また多用してきた者らはどのように『しらを切る』のだろう。それが今から楽しみで仕方ないのである

2023-12-31

anond:20231230112901

女は犬畜生以下のガイしかいないか首輪繋いどけって話だろ

餌につられてレイプされましたーってww

2023-12-24

これから日本の決まりごと🇯🇵

天皇陛下絶対崇拝

国民は国のために生きることを義務

未来を担う子供たちへの愛国教育を徹底

●全国民は国のために勤勉に働き納税し子を産み育て国に貢献することを義務

●各家庭には日本国旗を掲揚することを義務化、違反者逮捕

西暦を使うことを固く禁じる、違反者逮捕、古来から続く元号のみ使用可能とする

●鉄筋家屋を全て潰して伝統的な木造日本家屋のみとする

●家における洋室撤廃、全て部屋を伝統的な和室にし、トイレ昔ながらの和式便所にする

洋服廃止、全国民伝統的な着物の着用を義務付け

●男はふんどし、短髪角刈りを義務付け

●女々しく弱い男は日本男児ではないのでリンチにしてもよし罪に問われない

●女は働くことを禁じる、家庭で飯炊き業務と子を産むことに専念

●成人した男女は国が行う大規模お見合い事業において婚約し、日本武道館合同結婚式を行う、女は男から選ばれたら断ることは許されない

●男の浮気は男らしいので良しとする

●なお女の浮気死刑とする、あばずれは相応の報いを受けるべし

●男は女を守り、女は男を立てるよう徹底し理想的家族になるよう努める

教育現場における体罰を積極導入、子供たちが道を違えないよう厳しく愛を込めた指導を行い健全日本男児女児を育成する

会社においては年功序列上司命令には絶対服従、部下はジョッキにドレッシングを入れられたら飲み干し、上司の革靴にビールを注がれたら喜んで飲み干し、上司が小便大便をしたら歓喜して食す

テレビ民放廃止国営放送たるNHKのみの独占放送愛国放送をする

日本国軍を設立20〜50歳の全国民男性徴兵10年間の兵役を課す

朝鮮中国に対して宣戦布告勝利日本国植民地として支配する、朝鮮人とシナ人は成人男と老人は殺処分女子供奴隷にし労働力として有効活用する

さら東南アジアへと侵攻し、大東亜共栄圏の再構築、アジアにおける日本地位を確たるものとする

有事の際には国の命令絶対に従い適宜徴兵を行う

英語教育廃止、崇高な民族言語である日本語の教育注視

音楽美術その他文化的な活動は国を扇動する危険性をはらんでいるので一切を禁止とする

●代わりの国民の娯楽はラジオ体操乾布摩擦とする

在日外国人強制送還させる、従わないもの入管ぶち込みいたぶり殺す

外国人帰化を一切禁止、既に帰化している外国人は国へ強制送還

●純日本人のみの国家にするためにハーフクォーターなど外国の血が混じってる者は即国外追放

パンケーキなどのメリケン粉を使った食品徹底排除、古き良き米と味噌汁のみを摂取健康で逞しい国民になるよう努める

●肉や魚などの加熱調理禁止日本人は生で肉を喰らうことができる消化酵素を持つ世界的にも稀有民族なので健康的な生食を推奨、食中毒になるもの気合いと根性が足りないので懲役刑とする

和製英語禁止、カナカナ言葉を使った者は罰金→例として野球ストライクは「良し」ボールは「悪し」など

国外からの輸入を全廃止、食物は全て国産でまかなうようにする

●車、家電その他の嗜好品国産の物のみ購入可能外国製品を購入する者は国のためにお金を落とさな非国民認定逮捕

外国企業の国外追放

クリスマスバレンタインなどの外国かぶれの行事廃止

天皇誕生日には皆で皇居の方を向き一日中陛下への祝福と感謝の意を込めて万歳をする

ひきこもりニートなど国や社会のためにならない穀潰し共を強制労働施設へと放り込み終身労働させる

20歳を過ぎて実家にいる男は許さない、家を出て自立した立派な日本男児になるよう強制

●女は20歳過ぎても実家にいて良い、飯炊きなどの花嫁修行に努めるべし

メンタルクリニック廃止精神病は甘えなので気合いで治す

LGBTなどのキチガイ強制逮捕即死刑に、生産性のない人間は生きる価値なし

動物愛護法廃止犬畜生どもへの配慮不要

これから日本の決まりごと🇯🇵

天皇陛下絶対崇拝

国民は国のために生きることを義務

未来を担う子供たちへの愛国教育を徹底

●全国民は国のために勤勉に働き納税し子を産み育て国に貢献することを義務

●各家庭には日本国旗を掲揚することを義務化、違反者逮捕

●鉄筋家屋を全て潰して伝統的な木造日本家屋のみとする

●家における洋室撤廃、全て部屋を伝統的な和室にし、トイレ昔ながらの和式便所にする

洋服廃止、全国民伝統的な着物の着用を義務付け

一夫多妻制にし優秀な遺伝子のみが残り国のためになるようにする

●男の浮気は男らしいので良しとする

テレビ民放廃止国営放送たるNHKのみの独占放送愛国放送をする

有事の際には国の命令絶対に従い適宜徴兵を行う

●男はふんどし、短髪角刈りを義務付け

●女は働くことを禁じる、家庭で飯炊き業務と子を産むことに専念

英語教育廃止、崇高な民族言語である日本語教育注視

音楽美術その他文化的な活動は国を扇動する危険性をはらんでいるので一切を禁止とする

●代わりの国民の娯楽はラジオ体操乾布摩擦とする

在日外国人国外追放

外国人帰化を一切禁止、既に帰化している外国人は国へ強制送還

●純日本人のみの国家にするためにハーフクォーターなど外国の血が混じってる者は即国外追放

和製英語禁止、カナカナ言葉を使った者は罰金→例として野球ストライクは「良し」ボールは「悪し」など

国外からの輸入を全廃止、食物は全て国産でまかなうようにする

●車、家電その他の嗜好品国産の物のみ購入可能外国製品を購入する者は国のためにお金を落とさな非国民認定逮捕

外国企業の国外追放

ひきこもりニートなど国や社会のためにならない穀潰し共を強制労働施設へと放り込み終身労働させる

メンタルクリニック廃止精神病は甘えなので気合いで治す

LGBTなどのキチガイ強制逮捕即死刑に、生産性のない人間は生きる価値なし

動物愛護法禁止犬畜生共への配慮不要

2023-12-05

anond:20231205074559

精子は有り余ってて母体がいないか少子化なんでない

妊娠出産ってどう考えても底辺土方労働以下の犬畜生かに近いものであって知性ある生命体がこなす仕事じゃないんだよな

高度に発達した文化で育った者ほど忌避してできれば金を積んでも代理母にこなさせて回避しようとする

女を徹底的に劣った犬畜生のように扱って人権が欲しければ人間の子供を産めっていうイスラム文化とかは仕方ないんだ

2023-10-30

野口英世のお母さんの名前が“シカ

野口シカっていうらしい

長女はイヌなんだって(ちなみに英世は清作、弟は清三)

昔の女性名前って動物名が付けられてたんだ?

適当過ぎないか

女ってだけで犬畜生名前が付けられてたんだな

そういやおじいちゃん名前太郎とか次郎に対しておばあちゃん名前がトラとかカメとかツルとかウメとかで当時の男の名前とは全然違うね

昔の女性人間扱いもさせて貰えなかったんだな・・・

2023-09-30

國體護持の第一歩は敬宮殿下皇籍離脱

敬宮殿下に相応しい男性を見つけ速やかに結婚させ皇籍から離脱させ、皇嗣殿下悠仁親王殿下へと続く万世一系の道に少しの間隙も生じさせないことが國體護持の第一歩。

敬宮殿下は素晴らしき方であるものの、殿下を持ち上げ皇嗣殿下蔑ろにし、ましてや女系天皇をなどと叫び國體破壊を目論む犬畜生にも劣る女系天皇推進派を摘発する必要がある。

2023-09-19

anond:20230919091528

実際ペット必要以上に家族扱い、人間扱いする人気持ち悪いってのはわからんでもない。

ペット所詮ペット犬畜生であるってどっかで分かってないとヤベーよな、っとは思ってる。

これも口に出して言う事ではないけどな。

2023-08-12

人に対して使っても中傷にならない動物名前ってある?

渋谷区の副区長区議を「ブタ」と呼んで問題になってた

(この「ブタ書き込み以外にも問題はあった、というのは置いといて)

他にも

とかを人に対して使うと罵倒なっちゃうけど、逆に問題にならないのってなんかある?

ネズミ」は、単体で罵倒にはあんまり使われないけど、一般に不潔なイメージがあるのでダメかもしれない

「ウマ」は、文脈によってはダメかもしれない(呼ぶ相手がウマヅラだったりしたら)

ネコ」はセーフな気がする(「泥棒猫」とかは言うけど、単体なら)

2023-08-03

回転寿司

Twitterで「はま寿司くら寿司スシローなんかに行く奴は、常識金も人間性もない犬畜生から汚れた皿で適当にあしらっとけばいい」みたいなことを言ってる奴がいて100%同意してしまった。そう言う店があると言うことは、その地域の格も落としてるのも間違いない。

 

実際、近所のスシロー治安も衛生も最悪なのだが、俺は犬畜生なのでスシローに行きます

2023-06-04

ドラゴンクエストⅡ 任侠鉄砲伝説」写し

2001/0721土

先日

柳川氏が

ドラクエⅡを

プレーしていると書いたが

今日

「ほのおの祠」の在処が分から

悪戦苦闘しているようである

本当に器用だなと思うのが、

ちょっとドラクエをやったかと思うと

テレビもつけっぱなしで

すぐに

作曲部屋に戻って

ゴリゴリ作り

しばらくするとまたテレビに向かって

「ほのおの祠~」

叫び

かと思うと

また作曲をしに行ってしまう。

だいたい計ったように

三十分くらいずつ

あっちをやり

こっちをやり

と大変忙しい。

どっちかをまず

片づければ良いのに、

と思うのだが、

ご本人にとっては

それがいたく快適らしい。

とはいえ、僕も、

柳川氏が

ドラクエに戻るたびに

ぼーっと手を止めて

見ているのだから

人のことは言えないのですが。

と言っているうちに

柳川氏、

とうとう諦めて

「ほのおの祠」の在処を

文明の利器の力で

割り出すことに決めたらしい。

そう。

インターネット検索である



ドラクエⅡ 攻略



これだけのキーワード

どかっとヒットしたらしい。

その内の一つに

明確な攻略が書かれてあったらしく










「ビバ、インターネットゥ」







雄叫びを上げて

「ほのおの祠」に

到達する柳川氏。

なんだこりゃ

松明が燃えてるだけで

別に溶岩燃え盛ってるとか

そういうわけじゃ

ねえじゃねえかと

テレビに向かって

文句を垂れる柳川氏。

そのうち

気が抜けたのか、

タバコに火をつけ、

「それにしてもさぁ」

と半ば

コントローラーを投げ出して

こちらに声をかける

柳川氏。


子供心にも思ったことなんだけれど」





はあ、

ぼんやり返す僕。







世界の命運を賭けて

旅立つ一国の王子が」













「身支度するものと言えば」














「ドス(銅の剣)一本と

五十ゴールドだけ

ってのは」












「どうなのよ」











どうなのよと

言われたところで

そういうゲームなんだから

しょうがないだろうと思い、















鉄砲玉だから

じゃないですか」











適当

答えたところ

ふいに

沈黙する

柳川氏。











「そ……」










「そうかぁ」








感慨深く

うなずく柳川氏。









「そうだったんだぁ」















「この王子たち、

鉄砲玉だったんだぁ」
















なんだか

しきりと納得する柳川氏。

そりゃねえ

そう考えるしか

ないでしょう、

調子に乗って合わせる僕。



道理でさぁ」



柳川氏が

感得したように言う。




ローレシアの城を出るとき

みんながみんな

王子ハーゴンを倒すよう

祈ってくれるんだけど」









「無事に帰って来いとは

言ってくれないんだよ」









「きっともう

城の後継者

決まってるんだよ」








王様の隣にいる

大臣

かに






「なんてこった…」



一種呆然として

煙草を吸う柳川氏。








ローレシア王子

敵を間違えてるよ」






そうかぁ、

なるほどぉ、

なとどしきりに

呟くうちに、

ふと、





「そうか」





と、

膝を叩く柳川氏。

どーしたんですか

と訊く僕。







「国として考えるから

不条理なんだ」

はぁ。


ローレシアとかサマルトリアとか、

これらは全部組なんだ」

組?






ローレシア組の鉄砲玉なんだよ」








「一番稼いでいた

ムーンブルク組が

ハーゴン組に出入り(喧嘩)を

食らったために

財政難に陥った

ローレシア組と

サマルトリア組とが

互いに鉄砲玉を出し合ったんだ」














ハーゴン

命(タマ)とってこいや



って。



なるほど。

それで

ドス(銅の剣)一本なわけか。

わず納得する僕。

その途端、

可愛らしいドット絵

彼らが背負った

耐えがたい悲哀が切々と伝わり

つーんと熱いものが鼻をさす。



ローレシア組の鉄砲玉は

腕っ節と人望を買われ、

ムーンブルク組の一人娘は

おとっつぁんの仇を討つため

サマルトリア組の鉄砲玉は……




ちょっと待て。









なんでのんき者の王子

鉄砲玉なんですか。







切ない任侠道

サマルトリア組の王子

のんきさで早くも崩壊

かと思いきや






「うまく言いくるめられたに

決まってるじゃないか













親分王様)にしてやるとか

なんとか言われて」






ははぁ。

すぐにまた

納得する僕。

そりゃあ、さぞ、

ローレシア組の鉄砲玉は

憂鬱であろう。

なにせ

ドス(銅の剣)一本で

帰れぬ旅路に出た

かと思いきや、

どう見ても現実

知らされていない

脳天気な男が

相棒になるわけである

悲壮覚悟

旅を続ける横で






えへへ僕、お城に帰ったら

親分王様)になれるんだ

良いでしょ~







白昼夢のごとき切ない言葉

繰り返すサマルトリア組の

鉄砲玉。




そりゃ

会心の一撃だって

出るわなぁ。














しか

なぜかくも緊急な時に

そんなのんき者を

鉄砲玉にするのか。

考えれば考えるほど

ツジツマが合わないではないか

そう

柳川氏に訊くと



「何を言ってるんだ

決まってるだろう」

と言われた。









???

僕が要領を得ない

顔をしていると、




「みんな知ってるんだよ」





と言う。







なにを?

とやはり当を得ず、

更に訊く僕










「この王子鉄砲玉)が

レベルアップをすることで

何を覚えるか」











途端に

思い当たる僕。











メガンテ












そりゃ

鉄砲玉としては

申し分ないな






というか

もはや

鉄砲玉以外の

何者でもないな









全てを知りながらも

あえて何も口に出さぬ

尚武の男

ローレシア組の鉄砲玉。

一方で

何も知らされず

へらへらと白昼夢を見ながら

将来への一片の疑いも抱かぬ

サマルトリア組の鉄砲玉。

また、

一家を皆殺しにされ

犬畜生の苦界に身を落としていたところを

ラーの鏡で身請けされた

ムーンブルク組の一人娘。

この娘が一番

何も失うものとてない

捨て身の人生

生きてるのであろう。

自暴自棄になる

ムーンブルク組の一人娘を

気がつかぬところで

そっと支える二人の鉄砲玉たち。

いつしか

人間らしさを取り戻す

ムーンブルク組の一人娘。

しかしその頃には

冒険は佳境に差し迫り、

ついにロンダルキアまで

足を踏み入れたのだった。

着実にレベルアップし、

無自覚のうちに

同じくらい着実に

鉄砲人生

完結させようとする

サマルトリア組の鉄砲玉。

その軽口が

哀れさ以上に、

時として冒険

苦しさを和らげて

くれていたことに

ふと気づく

ローレシア組の鉄砲玉。

「ようやくここまで来たね~♪

まぁ君達二人も頑張ったけど

僕なんか頑張りすぎだよね~♪」

相も変わらず

底抜けに明るい声で

ダンジョンに入ろうとする

サマルトリア鉄砲玉。

ふいに

くるり

こちらを向く

ローレシア組の鉄砲玉。


「お前はここで帰れ」

ただでさえ

しかめっつらしい顔立ちを

いっそう厳しく引き締めて告げる

ローレシア組の鉄砲玉。

これまでの冒険

深い皺さえ見えるかのような顔で

しり一言

「あとは俺たちでやる」

突然そんなことを

言われて

目を丸くする

サマルトリア鉄砲玉。

「またそんなこと言ってぇ~♪」

とおどける

サマルトリア鉄砲玉。

「僕が親分王様)になっても

仲良くしてあげるから

心配しないでよ~♪」

この切迫した状況下で

なお、かんに障る明るさを

まき散らす

サマルトリア組の鉄砲玉に、

しか

ローレシア組の鉄砲玉は

頑としてこれ以上の

彼の参加を否定する。





「初めてお前に会ったとき


ローレシア組の鉄砲玉が

ぼそっと

押し殺した声音で言う。






一刀両断にしてやりたかった」







わず

力の盾で身を守る

サマルトリア組の鉄砲玉。





「城を出たかと思えば

祠に行く。

祠に行ったかと思えば

ローレシア組の城に行く。

さんざん探し回った挙げ句

『お兄ちゃんのんき者だから

一言

全て済ませられ、

しまいには

ローレシア組の城にも居ない。

かと思えば

宿屋

ゴロゴロしているお前を

いっそ叩き切ってやろうかと

何度思ったことか」

冷たい目の

ムーンブルク組の一人娘を背後に

いやぁと

照れるサマルトリア組の鉄砲玉。

「だいたい」


とこれまでの

憤懣をぶちまける

ローレシア組の鉄砲玉。




「明らかに

残りHPが少なくて

あとは複数攻撃

呪文で片づけようと

思うモンスターほど

お前が勝手に倒すし」




中途半端

すばやさがあるくせに

すぐマヌーサにかかるから

ターンがずれて

微妙回復が遅れるし。











「どうして

じっとしてないんだお前は」






いやぁ、えへへ

と笑ってごまかす

サマルトリア組の鉄砲玉。

ちらりと

目で助けを求めるが

他人を助ける心の余裕など

犬として暮らす日々のどこかに

置き忘れてきてしまった

氷のような態度の

ムーンブルク組の一人娘。

「そういうわけだ」

ローレシア組の

鉄砲玉の口調は

もはや断定である





「お前はここで帰れ」





戦力として

一切みとめぬかのような

いであるが、

しかし実際、

サマルトリア組の鉄砲玉が

パーティの一員として

無能かといえば

決してそんなことはない。

なにせ呪文を一切

使えぬ身の

ローレシア組の鉄砲玉にとって

しろ攻守ともに

なくてはならない

存在と言ってよかった。

それゆえにこそ

武に生きるローレシア組の

鉄砲玉にとって

サマルトリア組の鉄砲玉は

つの間にか

傍らにいて当然の存在

なっていたのだ。

兄弟分として

これほど頼もしく

また心和む相手

かつていなかった。

もっと言えば、

可愛くて仕方がないのである

この無邪気で

脳天気マイペースだが

決して挫けず

辛い冒険にも懸命になって

ついてくるこの鉄砲玉が。

無骨

ローレシア組の鉄砲玉にとって

そんなサマルトリア組の鉄砲玉が

じきに

自分が実は捨て石であることを

悟るところなど

見たくないのである

これまで彼が抱いていた

淡い夢が粉々に消し去り

自分が実は遠い以前から

からも見捨てられていた

などという

そんな衝撃に、

この可愛い兄弟分の心が

耐えられるとは、

どうしても思えないのである

ローレシア組の鉄砲玉にとって

そんな風に思う自分

意外でもあった。

そしてそれ以上に

この兄弟分が

不憫でもあった。

痛切な真実を知らされる

ことはまだ良い。

しかしそれを抱えて

死にに行くことが

哀れだった。

そうした思いを

仏頂面に堅く秘めながらも

かすかにその眼差しに込めて

ムーンブルク組の一人娘を見やる

ローレシア組の鉄砲玉。

え~、そんなぁ~

などと

いじけるサマルトリア組の鉄砲玉の背後で

かすかにうなずく

ムーンブルク組の一人娘。

実際、

この娘にとっても、

サマルトリア組の鉄砲玉のことが、

ローレシア組の鉄砲玉と同じように

可愛いのだ。

家族を皆殺しにされ、

一人の女としての誇りも

何もかもを失い、

もはやハーゴン

刺し違えることだけが

生きる目的と化した

ムーンブルク組の一人娘にとって、

サマルトリア組の鉄砲玉こそ、

生きるということを、

明日を夢見るということを、

かにかに思い出させてくれたのだ。

この冒険に加わったとき

ムーンブルク組の一人娘にとって、

この世が滅びることなど、

知ったことではなかった。

それをいうなら、

自分が生きていた世界は、

とうの昔に、

滅んでしまっているのだから

これ以上

誰が不幸になろうが

知ったことではなかった。

しろ

幸せな街や村を見るたびに

なぜ自分けが

胸が苦しかった。

いっそのこと

城が墜ちたあの日

怪物たちの手で、

同時に

この世の全てを

滅ぼしてくれれば

良かったのに

とさえ思う。

そんな

ムーンブルク組の一人娘にとって、

サマルトリア組の鉄砲玉が

ひけらかす明るさは、

無性に苛立たしかった一方で、

自分がまだ本当には

絶望しきっていないことを

思い知らせるものだった。

いっそ全てが

滅んでいれば良かったのに。

そういう思いに押し潰されそうになる

心の奥底で

まだ微かな温もりが

生きているのだ。

その温もりが

人間であることの

最後証明だと

言ってよかった。

それがいつしか

冒険を経るうちに

ムーンブルク組に一人娘にとっての

最後の願いとなった。

自分

人間として戦って死にたいのだ。

そう思えるようになった

だけで十分だった。

瞬きの間に

互いの万感を

込めてうなずき合う

ローレシア組の鉄砲玉と

ムーンブルク組に一人娘。

「いのりの指輪を渡しなさい」

サマルトリア組の鉄砲玉の

腕を叩く

ムーンブルク組の一人娘。

え……

呆然とする

サマルトリア組の鉄砲玉の

手をとり、

指輪を抜き取る

ムーンブルク組の一人娘。

サマルトリア組の鉄砲玉の

手をとりつつ

自分の手に

祈り指輪をはめ、

「代わりにこれを渡すわ」

いまや何も付けぬ

サマルトリア組の鉄砲玉の手に

キメラの翼を

押し込む

ムーンブルク組の一人娘。

あなたの妹さん、

あなたそっくり

なんですってね」

ふいに

微かな笑みを込めて言う

ムーンブルク組の一人娘。

え……、そうかな

言葉意図が分から

ローレシア組の鉄砲玉を

見やる

サマルトリア組の鉄砲玉。

のんきなところが

そっくりだった」

ローレシア組の鉄砲玉も

合わせて無骨な顔に

笑みを浮かべる。

「お会いしてみたかったわ」

そんなの、

僕が王様になったら

いつでも……

明るく返そうとするが

ムーンブルク組の一人娘の

手がかすかな

力を込めて

自分の手を握るのに、

ふと言葉を失う

サマルトリア組の鉄砲玉。

「帰りなさい」

ムーンブルク組の一人娘の

手が離れ、

その手に残された

キメラの翼を見つめる

サマルトリア組の鉄砲玉。

でも、そんな、

僕……

慌てて目を上げたときには

ローレシア組の鉄砲玉も

ムーンブルク組の一人娘も

半ば背を向けている。

待って、

もう少しなんだ。

叫ぶサマルトリア組の鉄砲玉。

心配するな」

ローレシア組の鉄砲玉が言う。

「お前が無事に戻れば

誰もお前が親分王様)になることに

反対出来ないさ」

「良い王様になりなさい」

ムーンブルク組の一人娘が言う。

ハーゴンの命は私達が……」

もはや振り返る素振りもみせず

背を向け歩み行く

二人。

その背後で

キメラの翼を握り、

うつむく

サマルトリア組の鉄砲玉。

ふいに

きっと

そのおもてを上げ、

もう少しなんだ!

サマルトリア組の鉄砲玉が叫ぶ。




もう少しだから

2023-04-22

犬は悪口で「犬畜生」とか「〜の犬」みたいな使われ方がある。

猫はなく無い?

これは犬に対する差別

2023-02-16

anond:20230216140843

犬畜生にも劣る共産主義者頭目万世一系現人神を一緒にするな。

うちの高校OBたちは陸士海兵を出た後に天皇のために散っていったんだぞ。習近平のために命を捨てられる奴が中国に何人いるかねえ

2023-01-06

仕切り板が象徴するもの

今朝コメダ珈琲に行ったら、やっとあの意味のないアクリル仕切り板が撤去されていた。

自分コロナはただの風邪なんて言わないけどさ、あの仕切り板ってやってる感100%ポーズしかないよね。

日本の悪しき性質が具現化したようなバカアイコンだと思う。

偏差値0だと思う。

今も職場には段ボールビニールで作ったアクリルより酷い形のガッカリ仕切り板が机ごとにそそり立っている。

早く撤去させて欲しい。

あちこち隙間だらけだわ、何より仕切り板から天井までの方が圧倒的に空間が広がっているし、論理のかけらもない。

偏差値0だ。

本当に日本馬鹿になったな。

見てるだけでこっちもどんどん馬鹿になりそうだから取っ払いたいけど上が気が狂っているからどうにもならない。

昔はおかしいことをおかしいとはっきり言ってたが、全然伝わらなくてやめた。

犬畜生に説法してもエサくれよも吠えられるか噛まれるだけなんだよな。

そのくせ今の時期に飲み会やってクラスター発生させて、感染りたくてなったわけじゃないし仕方ないとか、同じ会社の仲間が苦しんでいる時は助け合うのが当然だとか、あたか人情があるような事をほざくが、それ狂ってるから犬畜生から

そう言い返すと逆ギレしてくるんだよな。

犬畜生から

エネルギー無駄なので感情殺して、後始末も自分の脳のスキルアップの為と切り替えて処理している。

所詮犬畜生がヒーヒー言うレベルなんて人間からすると大した事ないしな。

それにしてもこの知能が犬畜生レベルゾンビ支配しているような世の中で果たしてどこまで生きられるだろうか?

レジスタンスとして個別に闘っている人類の生き残りと何とか共闘してせめて自分達だけのゲートタウンを作れないだろうか?

やってる感100%のチンケな仕切り板なんかじゃない、隙のない城砦で囲われた平和で秩序のある楽園で生きたい。

2022-12-19

人間の子育てを多頭飼育崩壊に例えるのはひどいよ

本当に重要な、人間人権の根幹に関わる問題をなぜか犬畜生の話と一緒くたにする奴らがブックマカにも多い

お犬様が怪我したりボコられてたら飼い主を通報ちゃうレベルのアホかあいつら

あいう人ら、ほっといたら怖いよね

生存に不利な遺伝的特徴犬猫を買うな飼うな殖やすなっつード直球の優生思想あるけど、奴らほっといたら人間にもやりかねないよ

2022-12-15

釣りだろうけど anond:20221215224442

介護してくれる施設に預ければ?

 

検索ワード老犬ホーム 認知症

 

どういう気持ちでこういう釣り増田を書くのかよくわからないが、

 

  1. 毒親開き直り児童福祉敵対的姿勢を見せるのがはてブデフォ毒親開き直り増田がいるの中で、
    犬畜生の扱い程度でガタガタいうのはおかし

  2. ペットという制度自体動物虐待というか人間幸せのためにあるもの
    人間なら畜生よりは同じ人間幸せを祈るべき

  3. とはいえペットというのは近年人間の子ども・家族のように扱うのがデフォである
    それを都合が悪くなったら安楽死させたいとかサイコパス過ぎて怖い。
    極端に身勝手かつ人や動物への "愛着(attachment)"が薄い人物他者に恐怖感を与えるという自覚を持ってどうぞ

2022-12-04

スタイリッシュ桃太郎

【超ぷろろーぐ】

昔むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山んばにしばかれに、おばあさんは河童逢い引きに行きました。

おばあさんが川で洗濯しながら河童を待っていると、川の上流から、1.26mの少し大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。

おばあさんはこのサイズの桃は美味しくないことを知っていましたので、川の下流の方に消えゆく桃を横目で見ながら洗濯を続けました。

おばあさんが揉み洗いを終え、木の枝に洗濯物を干していると、川の上流の方から、2.16mの大きな桃がこんぶらどこんぶらどと流れてきました。

おばあさんは川に背を向けて洗濯物を干していたため、この桃の存在気づきませんでした。桃は哀愁を漂わせながら流れていきました。

おばあさんが洗濯物を終えて河童を待っていると、川の上流の方から、6.12mのとても大きな桃がどぶらんこどぶらんこと流れてきました。

ここまで大きな桃はおばあさんも見たことがありません。おじいさんに見せてあげようと思い、その巨大な桃を持って帰ることにしました。

おばあさんは荒れ狂う波に負けそうになりながらも懸命に手足を動かし、濁流に立ち向かいました。その姿はまるで水上シャチ。あっという間に桃に辿り着きました。桃を抱えて泳ぐことは困難だなと考えたおばあさんは、桃にそっと手を添え、そのまま一思いに真っ二つに叩き割りました。すると中からは2.16mの桃が出てきましたので、おばあさんはその桃を抱えたまま岸辺に戻りました。6.12mの桃の残骸は、寂しそうに川の下流へぶらぶらと流されていきました。

岸について一息ついたおばあさんは、無我夢中だったのもありますが、6.12mの桃を割ってしまたことを恥じ、おじいさんに申し訳なく思いました。ですが、2.16mの桃も珍しいことは確かなのでそのまま持って帰ることにしました。

おばあさんが頭に洗濯物を乗せ、2.16mの桃を左手で抱えながら帰宅すると、おじいさんが笑顔で迎えてくれました。

「ばあさんお帰り。飯を炊こうかや?風呂を沸かせようかや?それともま る た?」

切り倒した木の幹を笑顔で見せつけてくるおじいさんの衣服刃物で切られたあとがたくさん付いていましたので、今日のおじいさんは山んばとたくさんハッスルしたのだなあとおばあさんは思いました。

丸太なんてどうでも良いですからおじいさん、これを見てください」

「わしの成果どうでもいいで片付けられた」

おばあさんが2.16mの桃をドスンと床に置くと、おじいさんはたちまち目を輝かせました。

「ここまで大きな桃は見たことがない。きっと神様の御使いが入っているに違いない」

いうなりおじいさんは木を切り倒すのに使っている斧を2.16mの桃に振り下ろしました。10100年の間、毎日木を一振りで切り倒してきたおじいさんの斧の腕前は、もはやその対象が木でないものでも全く同じパフォーマンスを発揮することが可能。おじいさんの斧は桃の頂点から尻の中心までを寸分違わず、一直線に両断しました。

から吹き出る果汁。その中に一際輝く小さな物体が、産声をあげていました。なんということでしょう、中には赤ん坊が入っていたのです!

「おお、ばあさんや、御使いが入っておったぞ!」

赤ん坊を見るのなんて何年ぶりでしょう。そうだ、この子私たちの子供として育てませんか?」

「御使いを育てるのってバチが当たりそうなんじゃが」

「そうですね、この子名前桃太郎なんてどうでしょう

「ねえばあさん。わしの話聞いて?」

こうしておばあさんにより赤ん坊桃太郎と名付けられ、大切に育てられることになりました。

【超ほんぺん】

それから3年が経ち、赤ん坊だった桃太郎は細マッチョ美青年に成長していました。赤ん坊にしては育ちが早すぎるのではないかとおじいさんは言いましたが、桃栗3年柿8年という言葉があるのを知っていたおばあさんは特に何も思いませんでした。この家でのおじいさんの発言権は無いに等しいのです。

さて、近頃隣村では鬼が出るという話を河童からおばあさんは聞きました。この話をすれば正義感の強い桃太郎は鬼を駆逐しに野を超え山を越え海を越えてしまうでしょう。人の噂も75日という言葉を知っていたおばあさんは、75日も経過すれば誰かが鬼を退治してくれるだろうと思って放っておきました。いつだって親は子供が大切なのです。

75日後、隣村が滅びたという話を聞いたおばあさんは、朝の食事におじいさんの好物であるお雑煮作りましたお雑煮主食に、隣村滅亡のニュースをおかずに。完璧献立だとおばあさんは確信しました。

朝食中、おじいさんが餅をのどにつまらせて三途の川に足を踏み入れたそうですが、特に問題はありませんでした。おじいさんが何教徒なのかは誰も知りません。

正義感が強くて愛と勇気が友だちである桃太郎が、邪智暴虐を尽くす鬼の話を聞いてじっとしていられる筈もありません。朝食後に桃太郎はおばあさんに鬼を退治しに行く旨を伝えます

「おばあさん、僕は今から鬼をこらしめてきます

「まあ待ちなさい、桃太郎

「おばあさん、鉄は熱いうちに打てと言うではありませんか」

「待ちなさい、桃太郎あなたの好物のきびだんごを作ってあげますから、あと1日待ちなさい」

「そうですね、おばあさん。刀をしっかり研がなくては鬼退治どころではありません。今日は一日刀を研いで、明日の早朝に家を出ようと思います

「わかりました。桃太郎忘れ物をしないように気をつけるのですよ」

「わかりました、おばあさん」

「……なあばあさんや、どうして桃太郎はわしに対して何も言ってくれないんじゃろうか」

「おじいさんはいつも通り仕事をしてればいいのですよ。これは私たち家族問題ですので」

「わし家族としてカウントされてないの?わしはおばあさんにとっての何なの?」

「私は今日桃太郎にきびだんごを作ってあげなければいけませんので、自分洗濯自分でお願いしますね」

「わしの服もついでに洗ってくれてよくない?」

「わかりました。川に流しておくので海に流れる前に取りに行ってくださいね

自分でやるわ」

おばあさんは桃太郎に6.21mのきびだんごを4つこしらえてあげました。これにはきびだんごが好物の桃太郎も、1日かけて研がれた刀も大喜びです。桃太郎は喜びの感情を抑えられずに庭へ飛び出して小躍りし、刀も嬉しそうに鞘をガシャンガシャンと鳴らしています

桃太郎、いってらっしゃい。転ばないように気をつけるのですよ」

ありがとうございます、おばあさん。鬼が生まれたことを後悔するようにこらしめてきます

「鬼がかわいそうだから程々にしてやっておくれ。鬼にも何かしら事情があるんじゃろう」

ありがとうございます、おじいさん。痛みを感じないように速やかに地獄へ帰還させることにします」

「ねえ、わしの話聞いてた?」

こうして桃太郎迷子の鬼を故郷へ導くために、午前8時に家を出て、きびだんごを転がしながら鬼が住むという鬼ヶ島へと走っていきました。

桃太郎の家から鬼ヶ島への道のりは12.00km、直線距離は約6.00kmです。桃太郎は時速3kmで歩くことができるため、鬼ヶ島舗装された道を通って行く場合は片道4時間程かかるでしょう。それだと往復時間と鬼を退治する時間を合わせて、計8時間半程かかってしまます。これだと寄り道をして遊ぶ時間ほとんど取れないと考えた桃太郎は、鬼ヶ島まで木をなぎ倒しながら直線で進むことにしました。これだと往復時間は4時間です。遊ぶ時間は十分に取れるでしょう。

さて、桃太郎が4つのきびだんごを転がして森の中を進んでいると、急に背後から犬が現れました。

こんにちは桃太郎!美味しそうなきびだんごだね!1つ僕にも分けて貰えないかな?」

桃太郎はこれを快諾し、1つのきびだんごに犬をねじ込みました。初対面でタメ口しかも人に食べ物をねだるような犬畜生のしっぽは嬉しそうにブンブン揺れているので、とても喜んでいるのでしょう。犬畜生は立派ないぬだんごに進化したのです。

桃太郎が3つのきびだんごと1つのいぬだんごを転がして木を薙ぎ倒していると、急に目の前に猿が立ちはだかりました。

桃太郎アニキ、」

目の前に何が立ちはだかろうと、桃太郎は止まりません。桃太郎には鬼を倒した後に遊ぶというとても大切な計画があるのです。

そんなわけで桃太郎きびだんごに猿を巻き込みながら進みました。猿が何を言おうとしていたのか少し気になりましたが、そんな小さいことは鬼退治という大義の前では無意味に等しいのです。桃太郎はすぐに猿のことを忘れました。

桃太郎が2つのきびだんごと1つのいぬだんごと1つのさるだんごを転がして海を渡っていると、空から雉がとても大きな声で話しかけてきました。

桃太郎さん!!!私の話を聞いてください!!!!」

「なんでしょうか。私は今鬼退治で忙しいのですが」

「私もその鬼退治にお供しま!!!!私は奴らに友を殺されたため、奴らに復讐したくて仕方がないのです!!!!ケーーーーン!!!!!!!」

「それは可哀想に。どれ、少し降りてきてください。共に鬼ヶ島へ行きましょう」

案の定復讐心に身を焦がす焼き鳥きびだんごに巻き込まれました。

今ここに、いぬだんご、さるだんご、きじだんごという3種の神器が揃った今、もはや恐れるものは何も無いと、桃太郎鬼ヶ島きびだんごを向けます

世にも恐ろしい鬼が住まうという島は、桃太郎の来訪を拒むように雷を轟かせていました。

桃太郎鬼ヶ島上陸した頃、鬼ヶ島では宴が開かれていました。人間から奪い取った食料が、賞味期限一日前であることが判明したからです。賞味期限がすぎた食べ物を出すと「腹を壊す」などと若い鬼が騒ぎ、賞味期限がすぎた食べ物を捨てると「食品ロスだ」などと老いた鬼が喚くため、今日消費することでしか食事当番の鬼の未来はないのです。食事当番の鬼はボイコットしてやろうかと思いましたが、そうするとほかの鬼からフルボッコにされて食材にされる未来が見えたので、大人しく料理作りました

さて、鬼が豪勢な食事を囲んでいると、海の方からごろんごろんと巨大な玉が4つ転がってきました。

いえ、よくよく見るとそれは玉ではありません。

あるものは犬のしっぽのようなものが飛び出ていて、あるものは猿のものと思わしき赤い尻が見え、あるものは鳥の羽を生やしていました。

そしてその3つの生命の輝きと1つのきびだんごを転がしている神の御使い、あるいは人間が、今こそ鬼に滅びをもたらさんと凄まじいスピード宴会の席に突っ込んでいきました。

たくさんの鬼が、1人、また1人ときびだんごに巻き込まれていきます。そして鬼ヶ島の表面全てをきびだんごが通過した頃には、鬼ヶ島には桃太郎ときびだんご――おにだんごを除いて、人っ子1人いなくなりました。ついでに海もなくなりました。これで海面上昇に悩まされる国も大喜びすることでしょう。

鬼ヶ島は壊滅した!ミッションコンプリート!おばあさんの家に戻ろう!

桃太郎は再び4つのきびだんごのようなものを転がして、元来た道を帰っていきました。

後に残されたのは、草木だけでなく海すらも1滴残さず蹂躙された、今日まで鬼ヶ島と呼ばれていた陸の孤島だけでした。

【超えぴろーぐ】

帰りに春画即売会に立ち寄ってきびだんごのようなものと両手いっぱいに抱えられるほどの春画を交換した桃太郎はほくほく顔で帰路を辿りました。

桃太郎が家の扉を叩くと、お婆さんと山んばが笑顔で出迎えてくれました。山んばの手には鞭が握られており、奥の部屋には縄で縛られたおじいさんがいました。

桃太郎は抱えていた春画を畳の上に並べました。おばあさんは桃太郎感謝を述べながらNTRモノを持っていきました。山んばはSMモノを数冊抜き取った後奥の部屋へと戻りました。おじいさんがあまりにも騒がしかったので、桃太郎百合春画を投げ込んで襖を閉じました。

桃太郎がどの春画から読もうか悩んでいると、縁側から河童と1.26kmの桃が家に上がってきました。

河童は言いました。

「僕ら、実は結婚することになったんですッパ」

これを聞いた桃太郎は大いに喜んで2人の結婚を祝いました。おばあさんも笑顔祝辞言葉を述べました。

「では結婚祝いを渡さないといけませんね」

「いえいえ、お構いなくッパ。おばあさんからは沢山のものをいつも貰っているではありませんかッパ」

「この玉手箱と大きい葛龍、どちらが欲しいですか?」

「本当にいらないです」

「あ、じゃあここにある春画から好きなのを持っていってもいいですよ。後で私にも読ませて貰いますが」

「それはいただきますッパ」

桃太郎結婚祝いは秒で受け取ることにした河童と1.26kmの桃は触手陵辱モノの春画を持っていきました。2人の性的嗜好は似通っているようなので、これは熟年カップルになれるだろうと桃太郎笑顔になりました。さりげなく河童を2.16kmの桃に寝盗られたおばあさんはとても興奮していました。きっと今晩はお楽しみになることでしょう。

こうして日本一美味しい鬼退治は終わりました。鬼は食べ物のために村を滅ぼしました。しかしその鬼も桃太郎正義の前にあっけなく滅ぼされました。鬼退治の翌日には春画と交換されたきびだんごは誰かに食されています桃太郎一行が所持している春画も、毎日おいしく頂かれることでしょう。

世界は食べることを中心に回っているのです。それを忘れて食べ物を粗末にすると、あなたきびだんごにされてしまうかもしれませんよ。

めでたしめでたしおしまい

2022-11-21

山月記現代

山月記

頭脳明晰大企業勤めをしてた友人がいきなり作家になると言って仕事をやめたが、一作も書き上げられずに失踪した。数年後、たまたま見かけた底辺Vtuberが友人だと気づいた」

と例えたツイートhttps://twitter.com/u68854731/status/1593781437031157761流行ってるみたいだけど

全然違うでしょう


頭脳明晰大企業勤めをしてた」

大企業努めではなくてエリート官僚だよ

しか所詮は保身しか考えない閣僚政治家たちの小間使いであることに萎えてきた、って感じ


「いきなり作家になると言って仕事をやめた」

これは違う、文学史に名を残したかったんだ

「下吏となって長く膝ひざを俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺のこそうとした」と書かれている通り、

政治家に尽くしても空しいだけなので、それよりも自分自身の名を残せる生き方をしたかった、ってこと

今の時代詩人になっても名は多分残らないので、例えるならば純文学作家になるかもしれない

作家と言っても決してベストセラー作家になって一発当てて大金ゲット!とか思っていたわけではない



「一作も書き上げられず」

これは全然違って、例えるなれば「芥川賞ノミネートされたけど受賞を逃した」くらい

それどころか三島由紀夫賞にも引っかからなかった

いまそこそこに評価されるくらいなら十分だけど、歴史に名を残すレベルからは程遠かった、ってこと


失踪した。数年後、たまたま見かけた底辺Vtuberが」

ここが一番ダメ

流れとしては作家を諦めて一度公務員に戻ってるんだよ

ところが前は国家エリート官僚だったのが、今度は現地採用職員とか、地方公務員で戻っている感じ

その状況にプライドが耐えきれなくなって、こじらせて人じゃないものになってしまった、ということ

その人じゃないものというのが今で言えばvtuberとかじゃなくて、ネット論客とか、駅でぶつかりおじさんとか、悪質クレーマーとか、その手の類かと思う

歴史に名を残すだけの能力自分にあったわけではないことに気付いたのに、少しでも今より良い作品を生み出せるよう努力するでもなく、今活躍している商業作家俗物批判し、エリート官僚政治家犬畜生と呼び、今の自分の状況を認められず社会を恨んで大暴れしている、こじらせたやばい人になってしまったんだ

で、今日も駅で上等なスーツ着てるおっさんジュースでもかけてやろうと思って近づいたら、それがかつての親友だった

一瞬、我に返って自分語りをしたあと、最後に書いた小説原稿(文芸誌に載せれるか載せれないかレベル)を友に託し、俺はもう戻れないんだと言って雑踏に消えていった

そんな話なんだよ

簡潔にまとめるなら、

エリート官僚だった友人が文学史に名を刻みたいと言って仕事をやめたが、芥川賞を取れずに断筆し、その後は地元の駅やネットでの過激言動ヤバイ人として有名になってしまった」

あたりかな

2022-10-18

人間が見ている前ではこわくて登れないフリして絶対自分では階段を登らずにだっこして連れてってもらうのに

人間がいないと踏むと普通に自分階段を登る小型犬バカなんだか賢いんだかわからない

家族全員居間にいるのにさっき一緒に居間にいたお前が2階にいるのは自力で登った以外にありえないんだよ犬畜生

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