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はてなキーワード: 広告業界とは

2020-03-12

anond:20200311165317

あなたは、典型的美大卒のデザイナーなのだろうなと思いました。

いわゆる、自身の作ってきたものや作るのもに自信を持つ職人気質であるように読み取れました。

広告が金儲けの仕組みとして、正々堂々とした道徳的業界仕事である認識されたのは、30年前ぐらいという認識でいます。(これは2020年版の「不道徳経済学」(早川書房)、訳者あとがきに記されていたことを元にしていますが、自分は実際は40年位前じゃないかって考えてます理由90年代において、既に広告屋が不道徳でないという認識が広まっていたという個人的見解に基づく物です。不道徳経済学原本ウォルターブロックという方でアメリカでの話をしている点も個人的見解に影響をあたえています。)

それ以前は、「広告付加価値を生まないか不要である」と考えられていたようです。

まり、ここで言いたいのは、あなたが考える広告文化とは30年から40年間でやっと道徳的仕事である認識されるようになったという経緯を前提にして考えてみると、道徳的仕事であるという認識が元から浅かったのではないでしょうか。

また、「広告があるから製品がある」(広告製品)ではなく「製品があるから広告がある」(製品広告)という根本的なところについてはどうお考えでしょうか。

私は、広告製品(ないしサービス)の金儲けを手助けするためのものと考えています

まり、金儲けをお助けするのが根本にあると考えており、金儲け(ビジネス)なのですからお金さえ儲かればどうでもいいのです。

元来、広告とはそのような成り立ちがあったと考えます。つまるところ、広告業界とは表面的な変化は時代に沿って変わってきているが、根本的なところは何一つとして変わっていないと考えています

さてさて、そもそも文化」とはとても高尚な表現に聞こえますが、よく悪しき文化としてあがる政治的主張暴力解決する戦争だって人間文化です。(戦争文化で美しい!という思想をもっていましたら、ちょっと伝わらないかもしれないのですが...。)

デザイナーありがちな、自信の仕事を高尚なものであると考える誤解はほどほどになさった方がよいかと思いまして、コメントさせていただきました。

2020-03-11

私は広告制作現場を辞めて、広告屠殺する現場転職をした



私は広告業界10年ほど広告制作仕事をしていた。最初総合代理店で、最後半年WEB広告代理店で。

そして昨年末をもって退職に至ったので、退職エントリではないが、なんとなくWEB広告の実情について

広告業界の人たちにも話したかったので文章にまとめることにした。


私は広告業を一つの文化」だと思っている。

そう考えるのは広告従事者の奢りだ、と言われがちだが

私はそれは、奢りではなく、むしろ戒めだと考えている。

なぜなら広告会社は、そういった矜持自戒の念を込めて持っていないと、

簡単ゴミ製造する工場へと成り下がってしまうからである




私は新卒とある広告代理店入社し、そこから10年ほど制作担当することになった。

大手というわけではないが、時々全国規模のTVCM制作も手がける、そこそこの代理店である

そこは、今となっては「働き方改革」の標語ひとつで一蹴されてしまうような、徹夜休日出勤を繰り返す昔ながらの制作現場だった。


なぜそこまで業務時間が長くなるのか?

普段長時間労働と縁のない企業の方からすると不思議だと思う。

私はこれは、他ならない「文化からの転落への恐怖」に起因していると考えている。


基本的に、広告公共空間公共電波を使ったゴミである

もし広告クライアントの言われた通りのものを作れば、

タレントは不自然に微笑み、手放しで商品を褒める怪しいコピーで溢れかえり、

最後自己満足キャンペーン応酬お茶を濁す

お金をもらって公共空間を1枠使って汚す「ゴミ」が完成する。


からこそ代理店制作者は、1ミリでも多く、見る者の目を楽しませる努力をする。

広告の枠を超えて世の中全般を動かせるような言葉を発信できないか苦悶する。

ゴミ」と「文化」の間に横たわる深い河を、靴一足分だけでも超えられないか

というギリギリ闘争クライアントと繰り広げる。


だって自分人生をすり減らしてゴミを作ってる、とは思いたくない。

自分文化を作っているんだ、と言い聞かせたい。


そんなミリ単位のこだわりを爆発させていくうちに、時間外労働は積み上げられ、

残業休日出勤オンパレードとなっているわけである

ホントにダラダラやってるだけのヤツもいるんだけど)


私は土日の撮影徹夜プレゼン準備が反吐が出るほど嫌いだったが、

ういういい歳こいたおじさん達が、1ミリでも良い物を作るために

わがままを通そうとする姿を見ているのは嫌いではなかった。


情熱大陸とかプロフェッショナルでは、プロ達は綺麗なオフィスキラキラ仕事している場面ばかりだが、

現実プロ達は深夜の制作会社会議室で、ボロボロになりながら臭い鼻息を撒き散らして仕事に食らいついている。

繰り返されるのは、誰かが「もうこの辺で辞めにしませんか?」と言ってしまえば終わってしまうような脆弱会議である

しかし「少しでも良いものを作らないと俺たち生きてる意味ないよな」という不文律が全員の頭の中に共通して存在するから

「もう辞めよう」と口にする人は一人もいない。そして1ミリだけ良くなった企画書を持って徹夜明けでプレゼンに挑む。

その情熱大陸が映さないような種類の、リアルな感じが好きだった。


まぁ、そういうおじさんおばさん達の見えない闘争が積み重なって、

広告文化」と心の中で思っていても怒られないくらいの社会風潮は出来たのではないかと思う。

美大メディア学系の大学広告論の授業があったり、

過去の名作広告をまとめて本や番組が作られるくらいなのだから、一応文化と言っても差し支えはないだろう。




その会社で9年働いた後、私は縁あってWEB広告代理店転職することになった。

これが同じ「広告代理店」を冠しているが、とても同じ広告を作っているとは思えないような職場だったのである

ここが広告という文化を殺して食べる、屠殺現場のような場所だった。



WEB広告とそれ以外の広告の、一番の違いは何か。

それは「数値化」だ。

WEB広告を作る、ということは、制作物の全てを数字に置き換えることができる、ということなである

この広告が何秒見られたのか、どんなクラスターの何%が見たのか、何%が商品を買ったのか、広告コスト効率はいくらか。

広告の全て数字で語ることができるのがWEB広告独自性であり、実際私が居た会社はその強みを最大化するような戦い方をしていた。


すると何が起こるか。

全ての広告を、数値をベースに作るようになるのである


たとえば、必ず視聴率クリック率が高く出るような広告をつくる。

それはどういうヤツかというと、始まってすぐに「お得なキャンペーン」とか「今だけ何%ポイントキャッシュバック」といった数字を画面に大きく出すようなアレである

誰もがあれに反応するわけではないが、一定層そういう数字に反射的に反応する人種の人たちがいる。だから結果的に数値はわかりやすく上向くのである


たとえば、広告コスト効率が高い広告をつくる。

コスト効率を上げる方法は2つしかない。前よりも大きく結果を出すか、制作費を削るか、である

そういうわけからWEB広告代理店では撮影外注を行わない広告制作奨励されている。

ストックフォトやフリー素材だけで制作すれば、地獄みたいなクオリティになるが原価はゼロに近づく。

そして前述の視聴率アップの手法があるので、不思議とそんなものでも視聴率が高かったりする。数千万かけて作ったTVCMより高かったりする。

その結果、コスト効率は上がり、「クライアントも喜んでいます!」という嘘みたいな報告が営業からは来るのだ。



私にはこれが、数字裏付けされたゴミを作っているようにしか見えなかった。

始めにこのクオリティ広告を見た時「まともなクライアントがこれにお金を出すはずがない」と思っていた。

しかし実際は違う。喜んで買っている。そりゃそうだ、クライアントの持っているお金は「広告宣伝予算」であって「広告文化への投資予算」ではない。

RADWIMPSが歌うデザインされたTVCMであれ、フリー音源ポイント還元キャンペーンだけで出来たWEB動画であれ、効果が高そうなものお金を払う。

なんとなく効きそうなだが高価な胃薬と、見た目はチープだが安価で効き目が数字裏付けされている胃薬だったら、後者を選ぶ人は少なくない。

私が在籍していたのは半年程度だったが、WEB広告会社大手代理店から仕事を奪ってきた、というようなニュースを度々耳にした。




かくして、広告という文化は、数値に裏付けられたゴミによって貪られ、じわじわと瓦解し始めている。




今なお「広告文化だ」と思っているのは広告制作者を始めとする一部の広告ギークだけなのだろうか。

しかしたら多くのクライアントサイドも、今では広告文化だとは思っていないのかもしれない。

(思っている希少なクライアントもいる。代理店はそういうお客さんを大事にしてください。)


少なくとも、WEB系の広告会社にはそもそも広告文化と思うような発想はない。

ただ忠実に、広告言葉通りの「広告なのだと彼らは思っている。

彼らは非難される立場ではない。だってそっちの方が本来の「広告」の語義には近いのだ。

から彼らは彼らが今作っているものゴミとは思っていない。

経済を回すための1つの因子」みたいな感じに思っているんだろうなぁ、きっと。


私には、彼らが目先の利益のために無邪気に広告破壊

文化もろとも倒壊しているのにも気づかず勝ち気になっているのが我慢できなかった。

そういうわけで、私は半年会社を辞めることにした。



懐古趣味の「昔は良かったおばさん」みたいな話にはしたくなかったのだけど、

この話は結局そういう結論しかならないのかもしれない。


2019年、ついにWEB広告の出稿費がTVCMのそれを超えたという。

この先の広告業界WEB業界を中心に回るのは日を見るより明らかだし、その時のエースプレイヤーは私が辞めたあの会社かもしれない。

しかし、あの地獄クオリティWEB広告達を元に大学の授業が行われることはないだろうし、それを論じた本が出るようなこともない。

広告という「文化」は静かに解体され、彼らに食いつぶされ、いつの間にか消滅していることになるだろう。


私はそんな「冷たい熱帯魚」みたいな解体現場で確かに働いていた。

そして次はまた、古い広告業界に近い所で仕事をする。

これは救命ボートからタイタニック号に乗り換えるような所業かもしれない。

ただ無邪気に文化を貪り続けるよりはマシだと思っている。


あの制作会社会議室で、今日広告文化足り得るようしのぎを削る人たちがいる。

私は化石のような彼らを、情熱大陸クルーの代わりに見届けることにする。

2020-03-10

anond:20200310205350

大事なのは死にやすくなるような傾向なんだよなあ

広告業界の頂点に立つD社の若手美人社員死ぬことももちろんあるけど

(その辺の無職男が死んでも誰も取り上げないのはさておき)

2020-03-09

世界はこんなにもアホで溢れている

今回の新型コロナウイルス騒動は、

世界の大多数がアホばっかりだという

事実あぶり出してしまった。

マスクトイレットペーパー、27℃のお湯(?)、

そして政府グダグダ対応

薄々解ってはいたがこうもまざまざと見せつけられると

「やっぱりそうなのか」という落胆しかない。

広告業界では「小3でも解るように作れ」とよく言われる。

そうでないとちっとも伝わらないのだそうだ。

賢い人はさっさと割り切って、

自分のし上がるためにうまく

アホどもをコントロールしてるようだが、

そこまで賢くもなく割り切れもしない

中途半端な俺はどうしたらいいのか途方に暮れる。

いっそすぐに情報に踊らされてお湯?を飲む

アホの側でいたかった…。

2020-02-18

全部三次元で笑う。「おまえら文脈勝手押し付けるな」と何度言えばわかるんだ。

対人性愛の罪は対人性愛者が償えよ。責任を負うべき人間がその責任放棄して、関係ないマイノリティ押し付け断罪しようとしてるから叩かれるんだろ。

しかし本当にキショい広告だな。

現在実在芸能人等を用いた広告も全てこれらの延長にあるわけで、そのグロテスクな有様を見て見ぬ振りできる神経がすごい。

2020-02-14

実を言うと日本ネット広告業界はもうだめです。

突然こんなこと言ってごめんね。

でも本当です。

2022年までに

サードパーティークッキーが使えなくなります

それが終わりの合図です。

程なくリターゲティングができなくなるので

気をつけて。

それがやんだら、少しだけ間をおいて

Googleだけの世界が来ます

2020-01-11

経済が停滞してるのは広告業界のせい

ゴミ広告する

バカゴミを買う

バカゴミが売れると勘違いする

ゴミしかまれなくなる

無間地獄

2019-12-23

その再生数、いくらで売る?

ある不思議な店があったとする

 

「君が得たその◯◯の閲覧数、◯◯円で買うよ」

「買い取ったら、その投稿過去未来において存在ごと消えるよ。もちろん君の頭からも消えるし視聴者の頭からも消える。そして同じ投稿は二度とできない。無かったことになる」

 

そう言われたら、幾らだったら売るか?

 

個人的には

ブログ1PV=10

ツイッター1いいね100円 いいねはやっぱ重要

ブコメ1黄色スター10円 安い

ブコメカラースター=200円 高い

Youtube再生数1=5円

ニコ動再生数1=10円 何かYoutubeより高い

 

実際広告つけて得られる収入は1PV0.1円とかだから広告業界がつける値段より自分がつける値段のほうがずっと高いんだとわかる

2019-12-19

anond:20191219142449

からその「了解が取れてる/取れてない」がブレてるんでしょ。

広告業界は「これで了解が取れてると思ってた」と主張していて

それに対して「いやそれはステマだ」と糾弾している人たちがいる。

2019-12-17

anond:20191217151832

あっ「俺は馬鹿から広告業界に騙されてるんじゃないか」という被害妄想でいっぱいの低能

anond:20191217151151

俺もそう思うよ

というかそう思われても仕方ないと思うよ

 

だけどそんな狡いことをアスペができると思えないから多分仕掛け人別にいると思ってる

写真撮ったやつな

まあもはや「チームグレタ」なんだからグレタってことでいいと思うけど

やり口が広告業界っぽくて嫌い

2019-12-11

anond:20191211173203

小野田紀美って人は、もとは広告業界バリキャリで、都議に転身、都議会では地元アピールについての仕事をやったりしていたが、任期中に国政に打ってでた。

 

という経歴のはずなんだが……。

 

なぜか専門でもなんでもない法律解釈の話や、ヘイトスピーチの話したがるんだよな……。

2019-12-10

anond:20191207185510

広告ってのは[本来買わない層にお金を出させる]ための手段だろうが

消費者側が賢くなって、馬鹿広告に踊らされなくなって、要らんもん買わなくなった、ってだけの話だよ

広告業界代理店業界は未だに馬鹿しかいないようだけどな

2019-12-07

anond:20191207185510

これは見事な逆ギレ

まあでも広告業界がそんだけ追い詰められてるってことなんだろな…って思うとちょっと可哀想にはなるな…

きっと増田今日仕事してたか、もしくは仕事中かもしれないな。もしかしたら明日も出勤なのかもな。

ステマとかみたいなあかんやつじゃなくて、なんかもっとクワクするようないいアイデアが浮かぶいいね

体に気をつけてがんばってー

あとさ、「面白いよ!みんなみてね!」で済んじゃったら、広告代理店仕事なくなっちゃうよ…って、君たちの上司に叱られると思うよ。

2019-12-04

よっぴー @yoppymodel のかるまる記事アナ雪2漫画ステマPR問題につい

https://travel.spot-app.jp/karumaru_yoppy/

これね。

この記事が公開されたのは12月3日。かるまるがオープンしたのも12月3日。当たり前ですがオープン前に取材に行った記事ですね。

俺はこの記事を本増田タイトルにあるような「ステマ」「PR記事だとは思ってないです。悪くない取材記事だと思う。その意味では別にくじら立てることじゃないと思ったんだけど、気になったのはよっぴーのこのブクマコメントなんですよ。

速攻で宿泊予約入れた!めっちゃ混むんだろうな~~/ 広告ちゃうぞ!お金もらってへんわ!

これの「お金もらってへんわ」って言葉に、少しだけ引っかかった。ここで言う「お金をもらってない」とは「広告記事として広告料をもらっていない」の意味なのは理解してます。ただ、別に入場料払ったわけでもないよね、多分。払ってたらごめん。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000050387.html

かるまる自体PR TIMESに無料招待の告知出してたりしてるので、こっちを無料で招待してよっぴー無料で入れないってのはまあ考えられないでしょう。

で、問題アナ雪2ですよ。

https://togetter.com/li/1438632

あくまでこのtogetter記事まとめを読む範囲だと、多分この漫画って「試写会への招待」を対価に「漫画を描く」って感じなんじゃないか想像してるんですね。これでお金ももらってたら全部話が破綻するのでこの増田は全部忘れてくれ。でも、多分試写会への招待ってレベルだと広告とすら言えないんじゃないかなぁ、などとふと思ったんですよ。

よっぴー記事ステマではなくてアナ雪2がステマなのは当たり前ですね。

でも広告って意味だと、このレベルならよっぴーのもアナ雪2のも同じに見えるんですよね。

正直アナ雪2くらいのことに目くじら立てるのよくないんじゃないのという気持ちと、お前らアナ雪2を問題にするのによっぴーのに目くじら立てないのはよっぴー無罪にしすぎなんじゃないのとか、そもそもアナ雪2を問題にしたら広告業界への締め付け厳しくなりすぎないかとか、そういう色々な疑問がぶぁーっってわいてきた。

その辺詳しくないのでもやもやしてるんだけど、誰か解説してくれません? 結局ステマNGで、ステマじゃなかったら何やっても広告ならOKってこと?というか広告ってなに?

ヤバいやつに会った話

話は3週間前に遡る。

Fastgrowとかいサイト主催で、ベンチャー界隈で活躍しているビジネスパーソンを招いてパネルディスカッションをしてくれるイベントがあった。

テーマが「事業開発、BizDev組織のあり方」みたいな内容だったので、現業に通づるところもあるだろうと思い参加してみた。

イベント1部はラ○スル、シ○テル、キャ○ィというBtoBプラットフォーマーの3社のCxOと、それら企業のBizDev部門の長が話をしてくれて、期待通りの内容だった。

2部は軽食が出されてCxOと1対1で話が出来るとのことで、私はラクスルCOOと話すべく並んでいた。

その時、ヤツが後ろに並んでいた。

ヤツ(以後Aと呼ぶ)は、脱税徳井CMでお馴染み、某家計簿ルーツの経費精算のSaas企業に勤めていた。

その場は名刺交換をして当たり障りのない会話をしただけだった。

ラ○スルCOOと話した後、シ○テルのCEOとも話がしたかったので並んでた際、他の数名とも名刺交換をした。その中にBがいた。

Bは、特許簡単審査できる、的な内容でベンチャーを立ち上げていて、よくわかんねぇけど面白そうで、

特許という古い慣習が残っていそうな業界課題解決してくれるようなベンチャーだった。

グイグイ系でコミュニケーションを取ってくるので、ヤベェ奴なのかなと思ったが、話が面白かったのでその日は閉場するまでBと話し込んでいた。

翌日BからFacebook申請が来た。

面白そうな事業をやっているとはいえ、惰性で名刺交換をしていた中の1人だったので、3日くらい放置していたのだが、

他の通知処理をしてる際、うっかり承認すると、いきなりメセージが来た。

「せっかくああいう場で知り合ったし、今度飯でも食いながら話しようよ!」

積極的だなぁと思いつつ、まぁこういうイベントでは良くある、

ベンチャーとしてネットワーク作りたい系のやつか、もしくはリクルートの一環か、そんな程度に思った。

全然いいですよ!ぜひ!」

まぁ暇なときに飯奢ってもらうかと、適当に2日おきくらいでメッセージをやり取りして日程を決めたのだが、

祖母が亡くなって帰省しなければならなかったこともあり、リスケされ、ようやく飯を食いに行けたのが今日だった。

この間のメッセージも全力のタメ語で、おや?と思うところも多々あったが、初対面からグイグイ系だったBのキャラも相まって特に気にしていなかった。



待ち合わせは大崎

ほとんど降りたことの無い駅に降り、南改札前で待った。

18時45分。早い。

Bが来た。

お久しぶりです」

「お待たせ!飯行こっか!定食でいい?大戸屋行こっか!」

???

あー、ほんとに飯なのか、飲みじゃ無いのか、まぁそんな事もあるか、大戸屋とか久しぶりだなぁと、ゲートシティ大戸屋へ向かった。

事業調子はどうですか?この前の特許の話面白かったんで飯屋ついたらもっと教えてください!」

「え?なんのこと?俺マ○ーフォ○ードだよ」

???

不覚。Aだった。

かにマ○フォの人とも名刺交換した記憶が微かにある。ただ、マ○フォの人とはそんなに話してないぞ。

まぁしょうがいか、マ○フォも拡大路線からリクルーティングされる感じかなー、だりぃなぁー、と思っていたら大戸屋に着いた。

着いてからは飯を食いながら、私のいる広告業界の話や海外どこ行ったことあるかという話、サウナの話、と他愛の無い話をした。

着いてから30分、飯を食い終わるまであまり生産性の無い会話しかしてなかったので、こんな話で良いのかなと思っていた。

この人は何が目的で俺を飯に誘ったのだろう?

友達いないのかな? 変な人だし、いなさそうだな。。。

広告業界に憧れてる系の人なのかな?


ここで帰っても良かったのだが、どうせリクルーティングするつもりだろうと、

どんな感じでリクルーティングするのかも興味があったので、こちからキャリアの話を持ちかけてみた。

最近キャリアとか悩んでるんですよねぇ」

(大して悩んでないし、そもそも初対面の人にそんな話しない)

『カチッ』

Aのスイッチが入る音が聞こえた。

増田くんは人生で成し遂げたい目標とかある?キャリアを考えるなら目標から考えなきゃ」

特に無いですねぇ、強いて言うなら馬主ですかねぇ、JRA馬主資格を取るには最低でも年収1700万を2年続けなきゃいけないんで、まずはそこが目標っすかね….」

「それってサラリーマンじゃ無理だよね? もっと何がしたいとか、世界にこんなインパクトを与えたいとか、そういう目標は無いの?」

「まぁ馬主冗談っすけどねw 特に無いっすねーw」

Aのスイッチが更に入ったのを感じた。

自分人生の夢とか目標を言うとき冗談を言うのは良くないよ。

人生における目標をしっかり立てる、そこに向かってしっかりと計画を立てる、計画通りに行くために弛まぬ努力をする、それが大事なんだよ。」

何だこいつ、初対面なのにうぜぇ。怯んでいる間にAは続ける。

「なんとなく増田くんが変わりたいって思っているのはすごく感じる。

どこの業界でどんな仕事をしたいとか、転職したいとか、そういうのは無いの?」

「今の部署はすごく成長できる部署だと思っているので、あと2年位勉強して、その間に考える感じですかねー。

業界変えて同じく事業開発的なことをやるのもありかなーと考えてますね。」

旅行に行く時を考えてみてよ。JALに乗るかANAに乗るかを先に決めないよね?

まずどこに行くかを決めるのが重要だよね? それと同じでまずは自分人生で本当に成し遂げたいかを考えてみようよ。

一緒に考えてあげるからさ。」

「そ、そっすねー ^^」

何だこいつ、初対面なのにこんな説教たれてくるとかおかしいだろ、頭沸いてるだろ、

マ○フォ今後絶対使わねぇ、マネーツリーにする!とか考えてたらAの自分語りが始まった。

「俺も25歳のとき悩んでて。当時ヤ○ハに勤めてて浜松に居てさ。

その時ちょうど出張東京に来ることがあって、友達と飲んだんだけど。

その時、その友達がすごく面白い先輩がいるから是非一緒に飲もうっていうもんだから一緒に飲んだんだよね。

そしたらその先輩がすごくて。会社辞めて自分事業を3つもやっていて。

フリーコンサルやってたり、ベンチャーアドバイザーとして入ってたりしてるらしくて。その時その先輩にすごく感化されちゃってさ。」

へぇ。」

ダルかったのでスマホをいじり始めたが、構わずAは続ける。

「その時、その先輩と一緒に初めて自分人生目標を考えたんだよ。

そしたら人生が一気に開けた感じがしたんだよね。

そこから目標必要なことを一つづつこなしてる。

今3社目だけど、全部目標必要スキルを身につけるためにあえて在籍してるんだよね。」

「そ、そうですか。」

ピュアな子なのかな?

良いこと言ってるのは分かるし、正しいこと言っているとも思うが、初対面の人にする話では無いだろ。

わずAは続ける。

自分人生真剣になれる人は実はごく少ない。

目標を立てられる人もごく少ない。

目標を立てられても努力できる人はもっと少ない。

努力できても結果を出せる人は更に少ないんだよ、増田くん。」

「そ、そうですね。」

少なくともお前はまだ結果出してないし、サラリーマンだろうがww

増田くん本とか読むの?」

「読みますよ。マーケティングとかファイナスとかアカウンティングとか事業戦略とか仕事関係の類が多いっすね。」

若いなー。俺も25歳にその先輩と出会う前はエクセルとかパワポを使いこなす本ばっか読み漁ってたよ。」

エクセルパワポの本って読み漁るほど読む必要無いだろ…

わずAは続ける。

「その先輩から教えてもらった3冊の本で俺は人生が変わったんだよね。(無言)」

そこは勝手に喋ってくれよ…

こっちが聞くの待つんじゃねぇよ…

「なんの本ですか?」

「知りたい(‾◡◝)?」

(゚Д゚)ウゼェェェ

もはや苛立ちを隠せていなかったと思うが、

この3冊を聞いたら速攻帰ろうと心に誓い、相手をしてやる。

「知りたいです。」

しょうがないなぁ。1冊目は3冊の中でも本当に僕の人生の中で一番変えてくれた本なんだ。

金持ち父さん貧乏父さん』って知ってる?」

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

キヨサキは悪くない。キヨサキは良いこと言ってる。

キヨサキに感化される量産型のお前が悪い。

キヨサキは人にすすめる本じゃない、たいていみんな一回はどこかで通ってるよ…

笑いをこらえるのに必死だった。が、なんとか持ちこたえて答える。

「ふっ。もちろん知ってますよ。キヨサキっすよね。大学時代に読みました。本棚のどっかにあると思いますわ。」

わずAは続ける。

「そうなんだ、読んだことあるなんてスゴイね。

まぁ日本で400万部くらい売れたらしいからね。読んでるよねー。

2冊目もすごくいい本なんだけど、『キャッシュフロークワドラント』って本。

お金が稼げるか稼げないか自由を得られるか得られないかは、職種によってすでに決まってるって内容なんだけど、

これを読んで俺はビジネスオーナーにならないとだめだな、って思ったんだよね。」

キャッシュフローマネジメント

キャッシュフロー経営的な、経営学の実務本かな?

自己啓発系の本かと思ったら、意外とまともな本出してきたな、ググるか。

キャッシュフロー、、、何でしたっけ?」

クワドラントだよ」

ポチポチポチ、、、、



Amazonキャッシュフロークワドラント 著:ロバート・キヨサキ


キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!


2回目のキヨサキ卑怯ww

3冊出すのに2冊同じ著者は卑怯www

キヨサキ連発は卑怯だよwwww

もはや完全にツボに嵌り、笑いを必死に堪えていたので、3

冊目も熱心に話してくれていたが記憶に残っていない…




ここまでトータル1時間半、苦行のような晩飯が終わった。

見ず知らずの人に説教をされ、

ロバート・キヨサキの2頭出しという素晴らしい持ちネタ披露され、

帰り際にはウワサの先輩との3人でのメシも誘われるなど、

波乱万丈・奇々怪々・奇想天外・びっくり仰天なディナーが終わろうとしている。

ようやくレジにて、お会計

「別々で!」

\\\\٩(๑`^´๑)۶//// オゴレヤ ━━━━!!

以上、執筆時間2時間。。。


ここで皆さんに質問なのですが、彼は一体何者なんでしょうか?

①キヨサキに感化された量産型

②次回マルチ勧誘してくるヤバイやつ

 (もちろん会うつもりはまったくない)

③今後世界を救ってくれる神が作った救世主

==

②かなと思って「アムウェイ キヨサキ」でググったらめちゃヒットしました。マルチ安心した。

2019-11-18

anond:20191118103436

お前は現実を知らなさ過ぎる

本当にそうなら広告業界がここまで大きくなってねえよ

2019-11-11

anond:20191111130110

掛かる看板入り口が変わったら、当然その分の販路宣伝が難しくなる。

自分からアクセスする人間だけなら広告業界がこんなに大きくなってないだろ。

  

理論データのない(間違っている)排除差別のものであり、認められないという話でも有る。

2019-11-10

anond:20191110042231

18禁漫画とレーディングされてるもの性器描写基準なるみたいだけれこれを適用させると広告業界がめちゃくちゃになるのでは


全年齢で見れる広告は全年齢なので、18禁漫画関係ないよ。

そりゃ18禁表現を全年齢の広告に載せるとめちゃくちゃになるかもだけど、今回は関係いか安心して。

レーティングを比べるなら全年齢漫画とか全年齢アニメとか全年齢小説とか全年齢映画とか全年齢ドラマとか全年齢イラストとかだよ。

あと、全年齢の女性向けと思われる駅の広告とか雑誌とか本とかいろいろ見ればわかるけど、

宇崎ちゃん特別きわどい表現のように言ってるけど事実じゃなくて、

宇崎ちゃんを認めてない世界が実現すると逆にめちゃくちゃ厳しい規制になって、今ある街中のほとんどの広告は消えることになるよ。

それこそ、これを適用させると広告業界がめちゃくちゃになるかな。

お気持ち何が悪いのかわからない

表題の通りなんだけれどお気持ち何が悪いのかわからない

最近だと宇崎ちゃん問題

私は宇崎ちゃんの大きな胸を強調した構図はやはり性的意味を含んでると感じるしそれを感じる人感じない人の目に触れる場に貼るポスターに起用するのはやっぱりおかしいと思う

そしてそれに反対をしている人達に対しては屁理屈を展開してるなぁって感じ

(胸を大きい人がエロな訳でもないし宇崎ちゃんを悪く言いたいわけじゃなく胸に視線誘導させる構図じゃなくて1巻の絵の方が該当のポスターには適切じゃないかな)

この考えが「お気持ち」と言われてしまうのは性的基準が定められていなく個人的基準で測っているから、ってことなんでしょうかね

18禁漫画とレーディングされてるもの性器描写基準なるみたいだけれこれを適用させると広告業界がめちゃくちゃになるのでは

ここ詳しく言語化してくださる人がいたらよろしくお願いしま

個人基準って生きてきたまたは勉強してきた環境上下ある物だけれどそこで培ってきたもの物事判断するのはお気持ちなんじゃないかなってお気持ちです

2019-11-06

anond:20191106003138

ジャンプラブコメにそんなイケイ俺俺グイグイ系の男出てくるかね?

これって広告業界とか金融系とか体育会系とか独特のヤバい文化なんじゃないの?

ジャンプが無い外国でもそういうのあるっていうよ

2019-10-25

anond:20191025105257

からキズナアイしろ宇崎にしろ広告手配したやつ(電通博報堂かしらんけど)が

世間温度感を見誤って女キャラをありえないほど安っぽくポンと出してそのまま使ってるから女様も腹を立ててるのであってな

考えることがあからさまに女性としての社会経験のない広告業界のおっさん世間に隠れひそむオタクを頭数だけ釣りたいだけの使い方やないか

アニメイトとらのあなでやったら女も文句は言わねえのに

まんまと頭空っぽのままつられて擁護にまわってみせる一部オタクどもw

ランサーズで金でももらえるのかよw

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