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はてなキーワード: 国土とは

2024-03-18

anond:20240318143150

●新設更新する電柱および通信柱、既存トンネル地下道、高架下、商業施設GPSピーターの設置

 ・日本国土が狭く都市部であれば高層建物や高架道路が多く、地方であればトンネル山谷が多くGPS信号の受信難が発生するためGPS信号受信の改善のため

 ・将来的に想定される自動運転ドローン配送の精度向上のための利用を想定

 ・外国人観光客利便性を高めるため

政府および議会官公庁地方自治体、教育機関政党助成制度対象政党などへ対しActivityPub互換SNSの開設と運用の補助

 ・日本国のインターネットを介した情報発信民間SNS依存した状況は宜しくなく、また、公正競争観点から見ても民間SNS依存した状況は不適当であるため

 ・URLドメインによる厳正な所有者証明可能であるため

 ・発信した情報所在の厳密化および誤情報修正も容易であるため

マイナンバーシステムのDecentralized Identity(DIDs)方式へ移行とそれに伴う納税の簡略化

 ・マイナンバー利便性向上のため

 ・現在マイナンバーシステムおよびマイナンバーカードには必要以上の情報記載されているのでDIDs方式によってより強固な個人情報保護のため

 ・DIDs方式によって納税に関わる部分以外の情報保護しつつ納税の一層の厳密化および簡略化が可能なため

2024-03-17

再生エネルギー日本電気消費を賄えないらしい。

でも本気出して山を切り開いてソーラーパネルを大量に設置すればなんとかなるんじゃない?と言う気はしている。

日本国土は8割が山なんだっけ?

そのほとんどは大した自然資源観光資源になる訳でもないし、

少しでも人間の手が入った所は自民党様の国家政策()により大量に杉が植林されて、

花粉症と言う害を撒き散らしてるんだから、山と言う山にナパーム弾ぶち込んで焼け野原にして、

全部ソーラーパネルで埋め尽くせばいいと思う。

花粉症だってなくなるし。花粉症だってなくなるし。花粉症だってなくなるし。

日本油田を作りたかったのだが、俺が金持ちにるだけだった

なぜロシア経済制裁が効きにくいかというと、地面掘れば資源が湧いてくるので、それを売りまくれば外貨がどうにかなるから、というのがデカい。

なぜアメリカ中国があれほど強大かと言えば、もちろん産業もあるけど、やはりレアメタルシェールや油が国土から出るからと言うのもかなりの割合を占めるはずや。

したら日本に対して俺は何が出来るのか、と考えた時に、①ソーラー電気を作りまくる②外国株外貨を稼ぎまくる、で微力ながら油田の代わりにならないかと思ったんだよ。これらの資産を数100年保有して成長させることで、日本も疑似的な資源国としてやっていくことができないか

しか脳内シミュレーションしてみるとこれは俺が金持ちになるだけであまり日本国益寄与しなかった。油田鉱山はそこで働くたくさんの人の職を生み出して、生活の安定に寄与するから凄いのであって、ソーラーと株にはそういう世の中への寄与がなかった。

余った金と電気で職を生み出す方法ってないかな?誰か考えてクレメンス

2024-03-12

anond:20240312095059

おまえバカだろ。頭悪いだろ。  

俺が否定しているのは暴力(というか実力行使)ではなくて「革命」の方な。なかんずく暴力革命。 

中国が侵攻して来た時に日本必要なのは革命じゃなくて自衛権行使による国土防衛な。 

あと、既に独立国である日本でなんでガンジーみたいな独立運動必要になるんだよ。頭だいじょうぶか?

2024-03-09

中国原発トリチウムが上限超え 福島第1処理水の最大9倍

これ、放出肯定派やネトウヨが鬼の首を取ったように喜んでるけど、

そもそも国土が広くて、安全場所を選べる上に、人の命が安い中国では原発が最適解になるのは当たり前って話なんだけど。

日本国土が狭くて、全国どこでも災害危険性があり、人の命が高いんだから原発は不向き。

馬鹿にはこの違いが分からない。原発は全廃して再生エネルギーを推進すべき。

2024-03-01

なぜアフリカで米英欧が嫌われてロシアが好かれるのか知ってほしい

ザンビアコンゴに2年ずつしか住んだことないけどね

西側ロシアに、ウクライナ占領地域を全部返せって言ってるよね?

たとえ占領地域ロシア人が移住したり、ロシア人が土地を所有したとしても、それは武力と盗んだ不正行為だ。だから全部無条件で返せと。

それはとても道理にかなっている。

一方、アフリカでは独立後は白人支配層が出ていくこともおかったが、引き続き侵略した土地を所有していることもあった。例えばレソト王国では今でも国土の3割を数パーセントもいない白人が所有しているね。

ジンバブエも、独立した後でさえ1割以下の白人土地の半分以上を所有し、黒人先住民小作人であり続けた。これでは黒人の隷属状態は変わらないし、独立に何の意味がある?

からムガベ大統領白人侵略から農地を奪い返し、黒人小作人に与えた。

しか白人諸国特に米英はこれを財産権侵害レイシズムヘイトクライム民族浄化だとして糾弾した。

そしてジンバブエハイパーインフレ白人様に逆らった自業自得だとして、100000000000000ZBD紙幣ゼロの多さに爆笑していた。

じっさいにはこの経済危機ムガベの愚かさのせいではなく西側経済制裁のせいなのに。

なお、旧イギリス領香港も同じで、なぜか侵略された領土を取り返した側が悪者にされる。

侵略者と戦うのは正義(ただし侵略された側が白人場合に限る)

こんなクソ国どもが嫌われるのは当然ですよね??

なお私はロシア人の血を引いているがロシアを庇う意図は一片もない 西側がそれ以上にゲスなだけ

追記

ロシアが好かれる理由

イギリス系などによる黒人差別制度に反対した

黒人独立運動やゲリラ経済的軍事的支援した

当時はソ連で、差別反対イデオロギーが強かったので(もちろんソ連国益がメインだったが)差別侵略される黒人を助けようという意思があった

南アフリカはそれを今でも感謝しているのでロシアへの制裁に反対している

2024-02-24

ウクライナ

やっぱりどれだけ落ちぶれても国土が広い国に小国戦争で勝つのは難しいんだなぁと思う。いか相手戦争を起こさせる気を失わせるかしかなくて、それにはしっかり防衛を固めないとだけど、日本政府与党トイレットペーパーを自腹で買わせる程度には自衛隊いじめてるし、野党自衛隊解散とか公約に掲げるくらいなので全く駄目だろうなぁ。少ない痛手で本当に目が覚めて致命的な結果を避ける結末にはならないだろうか。

2024-02-13

anond:20240212170308

bellonieta 日本での話だったら「国土が狭いから」、終わり。

日本って国土の70パーセント以上が森林で未開発なんだっけ?

それで「狭いから」って、土地余りまくってるのにこれが反論として成立すると思ってるとか馬鹿過ぎね?

そんでみって「終わり」とか得意げに言っちゃうとかさ。後で黒歴史になるだろ。

anond:20240212170308

法律で設定されている「権利」というのは権利が設定されている範囲での全ての行為を許すわけではない。

自分権利を持っていても、その権利行使によって他の人の権利侵害する形になりうるので。

しかし何をするにしても本当に誰の権利も全く侵さないと厳密に言えることはまずない。

そこらへんを「程度問題として解決」するのが司法

要するに司法ってのは権利権利の衝突を調整する機関として機能するわけ。

一方に権利があって一方に権利はないという状態存在しない。

何らかの問題が起こったときにそれを申し立て主体 (権利者) が存在しないという状態はなおさら存在してはならない。


明確に所有者がいる土地であっても、たとえば郵便屋が郵便物の配達のために前庭を通って玄関横のチャイムを押すことに違法性は認められることはないということはわかるだろう。

これは土地所有権郵便屋が業務遂行する権利を天秤にかけたらそうなるって話だ。

国有地もまた、境界線を明示されていない場所特に被害を与えない範囲で立ち入る分には直ちに違法性を認められたりはしない。

いくらでも入れる状態にしていたのならそれは国の管理責任が行き届いてないという不備でもあるから

仮に所有者がいない土地という概念を認めたとしても日本国土である限りは行政支配が及ぶことには変わりないので国の所有ということにしているのと特に差はない。

2024-02-12

中国海軍歴史 略史(1/4)

anond:20240211235134

夜明け前(~1949年 中華人民共和国成立)

中国近代造船所が建設される
海軍不在の時代
1840年

アヘン戦争 イギリス軍の汽走砲艦が清軍のジャンク兵船を圧倒

1856年

アロー戦争 英仏連合軍大敗、清には対抗できる艦隊存在せず海戦は起こらなかった

1865年

洋務運動の一環として清朝官僚の曽国藩、李鴻章によって江南機械製造局(現在江南造船所)が上海建設される

1898年

ロシアによって中東鉄路公司輪船修理工場(現在大連造船所)が大連建設される

1908年

日露戦争後、川崎造船所(現在川崎重工業)が大連造船所と旅順造船所を運営

1945年までに3度にわたり拡張され、中国最大の造船所になる

1912年

清朝滅亡

中華民国臨時政府樹立

1916年

中国近代海軍の父、劉華清(刘华清)誕生

1928年

イギリス実業家Nils Mollerが上海に"Mollers' Shipbuilding & Engineering Works"(現在の滬東中華造船)を設立

1938年

日本軍江南造船所を占領朝日工作上海工場改名三菱重工運営する

1941年

日本軍が"Mollers' Shipbuilding & Engineering Works"を占領三井造船所と改名三井造船運営する

黎明期(1949年1966年 文化大革命開始)

海軍の礎が築かれる
教育研究機関設立
ソ連から技術援助
1949年

中華人民共和国が成立

中国人民解放軍海軍設立される

中国人民解放軍海軍工学大学設立される

中国人民解放軍海軍医科大学設立される

中国人民解放軍大連海軍士官学校設立される

古寧頭戦役/金門戦役 中国人民解放軍海軍は大量の漁船徴用金門島占領しようとしたが大敗、これによって台湾侵攻を断念

戦争歴史から、二度と繰り返してはならない、という思いを抱くのは日本だけではありません。中国もそうです。しかし、どんな教訓を得るかは、国によって異なります

(略)

毛沢東は,1949年中国民政治協商会読第1回全体会議における開幕の演説

「......どのような帝国主義者にも再び我々の国土侵略させてはならない......我々は強大な空軍海軍保有しなければならない(......不允許任何帝国主義者再来我們的国土.....而且有一個強大的空軍和一個強大的海軍)」と指摘し,

1953年には

「わが国の海岸線長大であり,帝国主義中国海軍がないことを侮り,百年以上にわたり帝国主義我が国侵略してきた。その多くは海上から来たものである(我們国家海岸線視長,帝国主義就是欺負我僧没有海軍,一百多年免帝国主義侵略我臥大都是従海上乗的)」と軍艦の上で演説しました。

(略)

共通のできごとから「二度と繰り返すまい」と決意したとしても、国によって得た教訓は異なります

いじめた側といじめられた側では、同じ出来事もずいぶん違った記憶になる道理です。侵略をして反省した側は「二度とあんなことはすまい」と消極的になり、侵略された側は「二度とあんなことはされまい」と積極的になるわけです。

そのために、国際政治歴史の中では、あるときは羊のように餌食にされた国が、後には一変して狼のように振る舞い、そのことがかえって敵を増やしたりします。その逆だってあり得るでしょう。

出典: ネバーアゲイン・レゾルーション(二度と繰り返さない決意) - リアリズム防衛を学ぶ

https://www.riabou.net/entry/2015/08/16/140156

1950年

人民解放軍海軍航空大学設立される

海南島中華人民共和国占領される

朝鮮戦争勃発

10月19日 中華人民共和国参戦

1952年

中国人民解放軍海軍指揮大学設立される

中国人民解放軍海軍工学大学設立される

中国人民解放軍海軍士官学校設立される

1953年

中国人民解放軍海軍潜水艦士官学校設立される

1954年

劉華清 ソ連レニングラードクズネツォフ海軍大学校に留学セルゲイ・ゴルシコフに師事

第一台湾海峡危機 江山島、大陳島を中華人民共和国占領される

★6607型駆逐艦(鞍山級駆逐艦/7型駆逐艦/グネフヌイ級駆逐艦)がソ連から供与される

 中国人民解放軍海軍にとって最初駆逐艦になる

 1930年代イタリアから技術導入をしてソ連が建造した艦で時代的には吹雪型駆逐艦と同時期

1957年

50型警備艦(リガフリゲート)がソ連から供与され、6601型(成都級)としてノックダウン生産される

1958年

二次台湾海峡危機 金門砲戦 中華民国側が防衛成功、以降中華民国と中華人民共和国の間に大規模な戦闘は発生していない

大躍進政策の開始 1500万人以上の餓死者を出し失敗

1961年

劉華清 中華人民共和国国防部第七研究院所長に任命

第七研究院(中国艦船研究院)

中国初のミサイル駆逐艦、初の原子力潜水艦、初の1万トン超艦船設計を担う

中国海軍艦船設計の中心となった

後に中国船舶重工集団(中国船舶重工集团, CSIC)の傘下となった

1962年

633型潜水艦(ロミオ級) 1番艦 ? 就役

 ソ連から提供されたノックダウンキットを国内で組み立てたもの

 その後中ソ対立によってソ連から技術援助が打ち切られたため中国潜水艦国産化を迫られることとなった

1964年

トンキン湾事件アメリカベトナム戦争へ本格介入

中国海軍歴史 略史 2/4 https://anond.hatelabo.jp/20240212015211

2024-02-11

イスラエル批判する人は想像して欲しい。「もし東京アメリカ国土になって皇居占領されていたら」を

ぶっちゃけどうでもいいよな。

そもそも元々日本首都京都だし。

後付けで偉ぶって東京が他の国のものになったからって戦争してまで取り返そうとする発想が分からん

つうか戦争じゃなくて単なる虐殺だし。

おかしくね?

民間人の血でまみれた皇居を取り戻したとして、そこに天皇を住まわせる気になるか?

やっぱさ、自分人生について意味を見いだせなくなったミドルエイクライシスみたいな奴のぶつけ先を求めて雑に暴れ回ってるだけの右翼なんだろうな今パレスチナ人殺しやってるアホって。

聖戦ってお題目をつけて自分人生に箔をつけたいだけのインプレゾンビだよ。

ルーブル美術館キャンベルトマトスープをぶちまけているアホと脳みその作り一緒でしょ。

ちゃちな自尊心暴走はあっても、正義はないと思うよ。

anond:20240211141808

リベラル系垢ってむしろ国土取られてもしょうがいからさっさと早期講和」ってスタンスじゃなかったっけ

そもそも国家体制や他の大義よりとにかく人命の方が大事、という命どぅ宝路線でやってきたのが

ウクライナの件でお前ロシアに屈するつもりかと叩かれたことにず~~~っとイラついてて

最近なんかほーら見ろやっぱり国土奪還なんて無理だったじゃんwwwって草生やしてる側でしょ

2024-02-08

anond:20240204021835

だいたい肥料原料の輸入率がほぼ100%な時点で、輸入が死んだら食料自給も死ぬんよね。

食料自給率を上げるのはすなわち中国親中国への依存度を高めることに他ならない。

日本国土自主独立を図りたかったら人口を3000万人くらいに抑えにゃならん。

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-24

anond:20240124052504

日本でいうとそうだな~

・昔そこは国土の中心だった:奈良京都

・そこが国土の中心になるはずだった:福岡倭寇)? 満州

中間を取った……ただし、二大都市の:名古屋

・中心にある都市首都になれなかった:名古屋

首都が中心になるように国土を切り取った:静岡成田

 

よし名古屋首都移転しよ☆彡

anond:20240123214345

首都なんて大体一番栄えてる都市なんだから基本的に川沿いか海沿いだろ。

国土中央部にないのはおかしいって頭悪そうなツッコミだな。

anond:20240124001738

それって言い換えると「歴史的過程を経て国土中央から外れた場所首都位置している国々も多い」ということでもあるので、元増田の主張から外れているわけではないよね。(あなたがそう言いたいのだと解釈したわけではないけれども)

違った視点から見るとこうも見えますという補足・追加と捉えました。

anond:20240123214345

首都の立地、考えだすと楽しいよね……

昔そこは国土の中心だった:コペンハーゲンデンマーク

デンマークといえば、みんな大好き「(植民地とかではない)メインの領土大陸にあるのに首都が島にある」2か国のうちの1つだけど(もう1つは赤道ギニア)、確かに現在の」地図を見れば、首都コペンハーゲンはずいぶんと端っこにあるように見える。だが、コペンハーゲンはもともと国土の中心にあった。現在スウェーデン南部スコーネ地方はもともとデンマーク領だったが、17世紀戦争スウェーデンに奪われたのだ。つまりコペンハーゲンは、ユラン半島スカンジナビア半島南端部というメインの2つの領土をつなぐ、ちょうど真ん中の位置にあったことになる。仮に東北地方ソ連に奪われていたら、東京はずいぶん国土の端っこにあるように見えるのではないだろうか。

昔そこは国土の中心だった:ソウル韓国

言うまでもないだろう。仮に将来南北統一が実現したら、ソウル統一コリアのど真ん中に位置することになる。

昔そこは国土の中心だった:ワシントンDCアメリカ合衆国

これも言うまでもない。独立当時のアメリカ東部の13州しかなかった。13州のうちの北部南部あいだの妥協案として南部に新しい首都が作られたが、地図を見ると、まあ、「真ん中よりちょっと南」の立地と評価できるのではなかろうか。

そこが国土の中心になるはずだった:ソフィアブルガリア

ソフィアはずいぶんと国土西側に偏っているが、本来はそこが国土の中心になるはずだった。20世紀の初頭、オスマン帝国バルカンに残されたマケドニア地方を周辺の3カ国が虎視眈々と狙っていた。セルビア語ブルガリア語の中間のような言葉を話すその地の住民を、セルビアセルビア人と呼び、ブルガリアブルガリア人と見做し、ギリシャスラブ化したギリシャ人の裔であると主張した。二度のバルカン戦争を経て、その地方は主にセルビアギリシャの間で分割される(このオスマンマケドニアのうち、セルビア領になった部分が現在北マケドニア共和国)。……そう、ブルガリアマケドニアという果実を得られなかったのだ。仮に幻の「大ブルガリア」が実現していれば、ソフィアは「大ブルガリア」の中心部位置することになっていただろう。

中間を取った……ただし、二大都市の:キャンベラオーストラリア

オーストラリアはもともと1つの国だったわけではなく、オーストラリア大陸に作られたいくつもの植民地が寄り集まって独立した国だ。独立するときに二大都市シドニーメルボルンのどっちを首都にするかでモメたので、その2都市の間に新しい首都建設することにした。つまり国土の中心ではないが、二大都市中間首都があるということだ。まあ、オーストラリア文字通りの中心、人住めなさそうだもんね……

首都が中心になるように国土を切り取った:パナマシティパナマ

交通に便利なパナマ地峡に街(パナマシティ)が作られる→交通に便利すぎて街のそば運河が作られる→アメ公大西洋太平洋をつなぐ運河支配権を欲しがる→運河地帯住民による独立運動を煽ってコロンビアから独立させる、という経緯で作られたのがパナマ共和国。つまり首都のまわりが国土になるように切り取られた国なので、国土の真ん中に首都があるのは当たり前なのだ

中心にある都市首都になれなかった:ブラチスラバスロバキア

ブラチスラバ国土の端っこにあり、立地的にはほぼウィーンであるスロバキアというのは、元々「ハンガリー王国北部スラブ言語を話す人たちが集住しているところ」に過ぎず、伝統的な行政区画を持っていなかった(これは「オーストリア側でスラブ話者がいっぱい住んでるところ」に過ぎなかったスロベニアと同じ。この2つの国名が似ているのは偶然ではなく、両方とも「クロアチア」みたいに伝統的な地域名を持っていなかったので、それぞれが「スラブ人の土地」と名乗った結果なのだ)。それが第一次世界大戦のドサマギハンガリーから分離したわけだが、当然「どっからどこまでがスロバキアか」という合意があるわけではなかったので、チェコスロバキアハンガリーによる実力での分捕り合戦になった。その中で、「大都市当社比)だし交通要衝からスラブ人率は低いけど占領しとこうぜ!」となって占領されたのがポジョニ、のちのブラチスラバであるブラチスラバはあまりに「国際色」が強すぎたので(20世紀初頭の時点で人口の4割がドイツ語話者、4割がハンガリー話者)、国土の中心にあってスロバキア民族運動拠点でもあったマルティンスロバキア首都を遷そうぜ! という議論戦間期に行われたのだけれど、結局ブラチスラバ首都として維持された(ところで日本語版ウィキペディアマルティン記事名が「マルチン」になってるな。確かにスロバキア語ではtiと綴ると「チ」と読むけど、Martinみたいな外来語場合は「ティ」の音が維持されるんだよ!)。

島国首都ってどうなってるんだろうね

首都国土中央に来る国は『大陸の端の方で2方向以上で海に面している』か『大きすぎない島国』に多いかも?

島国といっても、メインの島が1つなのか、複数なのかでだいぶ違ってくる。というのは、小さな島がたくさんある国だと、まずもって「国土の中心かどうか」というよりも「島のデカさ」で首都が決まることがありえるからだ。そりゃ、真ん中にある小島よりも、端っこにある大きな島に首都置きたいよね……典型的にはトンガとかがそうで、南端にあるトンガタプ島のヌクアロファ首都が置かれている。あるいは、「大きな島+小さな島」の組み合わせでできている国は、たいてい大きな島の方に首都がある。バレッタマルタ)とか、バセテールセントクリストファー・ネイビス)とか、セントジョンズ(アンティグア・バーブーダ)とか、ポートオブスペイントリニダード・トバゴ)とか……(元増田が挙げてるニュージーランド例外

では、メインの島が1つしかない国はどうだろう? これなら「国土の中心」も定義やすい……あれ、意外と首都位置偏ってんな。元増田が挙げてるアンタナナリブマダガスカル。ちなみにマダガスカル語ではoと綴ってuと読むので「アンタナナリボ」は間違い)は確かに真ん中ら辺にあるし、ダブリンアイルランド)やダグラスマン島)やディリ東ティモール)やアロフィ(ニウエ)やポートルイス(モーリシャス)やスリジャヤワルダナプラコッテスリランカ)もギリギリ真ん中辺りと言えるかもしれないけど、台北台湾)もハバナキューバ)もキングストンジャマイカ)もレイキャビーク(アイスランド)もマナーマバーレーン)もヌーク(グリーンランド)もヤレンナウル)も島の端っこの方にあるな……首里沖縄本島の中心都市として見ると南すぎるけど、奄美~先島までの琉球王国首都として考えると割と中心に近くて草。

やっぱり自分なりのファンタジー世界を作るときって

首都の立地はよくよく考えますよね。ここは盆地で長らく中央集権国家だったから真ん中に首都があるやろとか、端っこの部族が全土を統一たか首都は端っこにあるんだよとか、東部は原生林が多いか人口の多い都市西部に偏ってるんだよとか、港町を中心に発展したんだよとか、そういうことを地図描きながら妄想するだけですごい楽しい……だから元の「首都国土中央部にないのはおかしい」っていうツッコミ全然理解できないっていうか、変な形の国作って変な場所首都置くのが楽しいんやんけ、となってしまうよね……

anond:20240123214345

カテゴリCの中央にない国家は「かつて中央であった場所」が首都になってることがほとんど

アメリカ・・・ワシントン植民地13州の中央沿岸部位置

韓国・・・北朝鮮含めた朝鮮半島全体の真ん中

キャンベラ・・・先住民居住地の中心

モスクワ・・・キエフルーシの中心付近

イギリス・・・イングランドの中心付近

ベルリン・・・プロイセン地方まで入れると中心

ちなみに日本首都京都江戸(東京)となっているが畿内を都として設置したとき日本統治範囲はせいぜい東海道山陽道まで、この中心は畿内であり、その後東北他方まで支配範囲が拡大すると日本中央はより東より、東京位置するようになった

まり歴史的過程を考えると国家はほぼ例外なく国土中央首都を設置している

2024-01-23

首都国土中央部にあるか

ある作品で「首都国土中央部にないのはおかしい」というツッコミが入ったという。

だが、そもそも首都国土中央部にあるものだろうか。現代舞台検証してみよう。(シンガポールモナコのような都市国家考慮しない)

Category A:首都国土のほぼ中央にある国

スペインマドリード

お手本のように中央部にある国といえばまずここだろう

ベルギーブリュッセル

そもそも北部フラマン語オランダ語)圏と南部フランス語圏中間に作った都市なので

マダガスカルアンタナナリボ

アフリカ大陸の南東にある世界で4番目に大きい島+付属島を国土とする島国である

ベラルーシミンスク) ・スロベニアリュブリャナ) ・ラトビアリガ) ・バングラデシュダッカ) ・イラクバグダッド) ・チリサンティアゴ) ・エチオピアアディスアベバ) ・コロンビアボゴタ) ・パナマパナマシティ) ・ナミビア(ウイントフック) ・ナイジェリアアブジャ) ・コートジボワールヤムスクロ

Category B:どちらかといえば中央と言えるかなという国

フランスパリ

厳密な中央はヌベールあたりか? ともかくCatBは初手がここであるからお察し。

オランダアムステルダム

厳密にはもっと内陸へ行ったところだと思うけれど、海洋国家だし。

トルコアンカラ

厳密な中央はもう少し東のシバスあたりか。

サウジアラビアリヤド

厳密な中央はもう少し南西だと思う。

ニュージーランドウェリントン

北島南島が主な国土南島の方が広い。首都ウェリントン北島の最南部

イランテヘラン

中央はもう少し南だとおもうけれど、まあ。

タイバンコク

そもそも国土中央』の定義がしにくい国だけれど、まだマシ。

メキシコメキシコシティ) ・セルビアベオグラード) ・チェコプラハ) ・スーダンハルツーム) ・カメルーンヤウンデ) ・ペルーリマ

Category C:流石に中央ではないよね国家

アメリカ合衆国ワシントンDC) ・カナダオタワ) ・ロシア連邦モスクワ) ・ドイツベルリン) ・イギリスロンドン) ・ノルウェーオスロ) ・スウェーデンストックホルム) ・フィンランドヘルシンキ) ・デンマークコペンハーゲン) ・オーストラリアキャンベラ) ・中国北京) ・韓国ソウル) ・インドデリー

Category D:『国土中央』ってどこだ?

日本

日本の四大島付属島が均一な平面であるとすると、重心の場所能登半島佐渡島の間の海上になるらしい。

インドネシア

島国はこういうときは分かりにくい。日本と同様に重心を出すとスラウェシ島あたりになりそうな気がする。

イタリア

シチリア島サルディーニャ島まで含めて考えれば、ローマ中央付近か?

クロアチア

国土三日月型の国も難しい。首都ザグレブは割り引けば中央付近かも?

マレーシア

マレー半島部だけを見ればクアラルンプール中央範疇かもしれないが、カリマンタン島部を含めた重心は大ナトゥナ島あたりだろうか? ただし、大ナトゥナ島インドネシア領である

まとめ

・巨大な大陸国家では、水運(特に海運)の都合上どこかの海岸大河沿いが首都になりやすい(アメリカ合衆国ロシア中国オーストラリアインド等)

・一方向でしか海に面していない国も、海運の都合上その海岸線近くが首都になりやすい(アフリカギニア湾沿岸で顕著。あと北欧

首都国土中央に来る国は『大陸の端の方で2方向以上で海に面している』か『大きすぎない島国』に多いかも?

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