はてなキーワード: 護憲派とは
「護憲派は○○と言ってる(からけしからん)!!」式の主張はよく見かけるんだけど、護憲派と思しき人が実際に「○○」と言ってるところに出くわしたためしがない。
もしかしたら「△△という主張は○○と言ってるも同然」みたいなロジックなのかもしれないけど、「○○と言ってる」と「○○と言ってるも同然」との間には通常かなりの差がある。
ケースによっては本当に○○と言ってるも同然ということもあるだろうけど、それを判断するためには元発言たる「△△」を検証する必要があるわけで。
自分は憲法改正に賛成だが、それは中国や北朝鮮を念頭においているわけではなく、もっと別のことが要因で、改憲に賛成している。
その理由とは、今のままの憲法だと、いずれは「憲法なんて、結局は守らなくても良いじゃん」って意見に突き進む可能性への恐怖である。
素人考えだが、憲法九条の条文だけを見れば、自衛隊は絶対に違憲である。存在すら許されない。場合によっては、警察官の拳銃すら違憲の可能性がある気がする。
ところが、護憲派も含めて、自衛隊は圧倒的な支持を有している。それも、存在そのものどころか、近年では海外派遣すら、過半数の国民から支持されている。結果、自衛隊は、今では旧軍も足を踏み入れたことのないアフリカ地域での、長期的な活動拠点も有している。警察の武装については、個々の事案での発砲については裁判になることもあるが、「警察は非武装でいるべき」という考えは、護憲派のサイトを見ても、ほとんど見かけない(皆無ではないけど)。
つまり、現在でも、憲法よりも、国家(国民)の要求や、現実の問題への対処こそ優先される状況は、既に存在している。これがさらに突き進んで、「憲法のその他の、基本的人権などの条文も、無視しても構わない」という意識が、日本の支配的思想にならないという保証はない。
自分は、それが恐ろしい。だから、自衛隊を認めるのであれば、改憲は絶対に必要であるし、護憲の立場に立つのなら、自衛隊の解体もセットで主張しなければならないと考えている。現状追認的ではあるが、明らかに拳法の条文に違反している現状を、そのまま未来永劫、追認し続けるほうが、よほど恐ろしい。
近年、教育現場の体罰が徐々に明るみに出てきている。この背景には、護憲派の思想こそ原因である。
護憲派は、日本国憲法について、「過去の過ちを忘れないため」として、変えてはならないとしている。
すなわち、過去の過ちは永遠に許されてはならないという護憲派の思想こそ、日本の不寛容の根本的な原因といえる。だから、在日朝鮮人は拉致問題を理由に詰られ、ちょっとでもルールを破ったものは体罰の名の下、矯正を強制されるのだ(ギャグに非ず
中国や北朝鮮の軍拡を止めること、これに尽きる。そもそも、日本の改憲論や、自衛隊増強の背骨は、「中国や北朝鮮の軍事的伸長に対向するため」というのを理由にしてるわけで、当然だけどね。
でも、護憲派は日本の改憲派を批判するだけで、中国や北朝鮮の軍拡に反対する姿勢を見せない。
もちろん、護憲派は、時に中国や北朝鮮への批判を展開するけど、少なくとも、日本の改憲派に対するものほど、強烈で過激ではない。
少なくとも、自分は「護憲派が作製した、安倍首相とヒトラーの合成写真」は見たことがあるけど、「護憲派が作製した、北朝鮮や中国の政治家をパロった写真」は見たことがない。
これで「憲法を守ろう」と言っても、改憲か護憲か決めかねている層は、「護憲派は、本気で平和を考えてるのだろうか? その割には、中国の領海侵犯などへの批判は聞こえてこないが」と疑問を抱くばかりで、共感を得るのは難しいだろう。
昨今の憲法改正論議で、護憲派が全く勢いがないのも、その「オオカミ少年」現象に似てるのかもな。憲法九条を変えれば「戦争が起こる、軍事政権が出来る、自由が奪われる、徴兵制が復活する、隣国から嫌われる、世界から見捨てられる。でも憲法九条によって、日本は世界から尊敬される国になっているのだ!」と喚き散らす。
でも、現実には憲法九条なんてなくても中国や台湾は領海侵犯を平気でしてくるわ、韓国やロシアは領土を返さないし、国連が決議した戦争ではむしろ兵士を出さないと世界中から文句を言われる。憲法九条こそが、日本をむしろ尊敬から遠ざけていることが分かってくると、それに賛成する勢力はどんどんと少なくなる。
今はまだ、憲法九条に限れば過半数の日本人が賛意を示しているが、憲法改正の議論そのものはタブーでもなんでも無くなった。今のうちに、護憲派はそれなりに説得力のある方便を考えないと、憲法九条もいずれ変わるよー。
なるほど、君の言うことには一理ある。過去の左翼による人権侵害は批判されるべきだと僕も思う。中国政府による少数民族弾圧も批判されるべきだし、実際にそれで文章を書いたこともある。文化大革命とか最悪だとも思うしね。ベトナムでの韓国軍も振舞いも批判されるべき点が多々あるとは思う。自衛隊については一番最初の書き込みで「『憲法では許されていない組織』といったスティグマが自衛隊員に貼られることは良くない」と書いた。
しかし、ここで疑問なのは、そこでなぜ僕が左翼の総括をしなくてはならないのか、ということだ。確かに、前の書き込みでつい自分をカッコ付きとはいえ「左翼」と位置づけてしまった。前回や前々回の書き込みに左翼&サヨク批判で対応されたので、ついそれに反応してしまった。その点については反省している。申し訳ない。一応、前の書き込みで左翼カテゴリーの使用に疑問は付しておいたが。
少なくとも、オールドな左翼から僕は左翼認定されない。親米路線だし、社会主義は良くないと思っている。最初にゆるい「護憲派」を名乗ったが、護憲派が左翼ということになれば宮沢喜一も後藤田正晴も左翼ということになってしまう。
なので、過去の左翼による人権侵害を反省しろと言われても「そんなん知らんがな」と思ってしまう。浅間山荘事件や三菱重工爆破事件を反省しろと迫られているのと似た感じ。いずれも左翼による犯行だし、武力闘争や内ゲバが発生するメカニズムについてはいろいろと読んだが、個人的に反省しろと言われても困る。君にしても、右翼による企業脅迫とか、在特会の悪行の責任を取れと言われても困るでしょ。社会党の浅沼書記長を殺したのも、中央公論社の社長宅を襲撃して無関係な家族やお手伝いさんを殺したのも、中曽根元首相を暗殺しそうになったのも右翼であり、それに関して右翼はいかに総括するのか?みたいな。不毛だなあ、この話。
では、僕自身が体験していない、日本政府による人権侵害にこだわるのかと言えば、それは僕が日本で生きていて、これからもそうだからだ。国内の様々な政治的党派の言動に関して責任を持つことはできないが、日本政府や与党の歴史認識については有権者の一人としてやはり一言言いたい。一連の書き込みは現在を生きる日本人として歴史や憲法とどう向き合うべきかという話をしている。ここで右翼、左翼の話をすると議論の本筋から外れてしまう。最初のほうはウヨサヨ話にしないように気をつけていたのだが、つい乗せられてしまった。
また、いまの改憲派の少なからぬ人たちが歴史修正主義的な価値観を持っているように見えることも怖い。石破さんあたりはさすがに慎重だが、脳天気に戦前日本を持ち上げる人たちを見ると改憲にはどうしてもイエスと言いにくくなる。内外の多くの人たちを苦しめ、泥沼に入り込んでしまったことに対する真摯な反省もないまま、国防軍への改組というのは怖すぎる。しかも、そうした反省なき改憲では、欧米諸国の理解も得にくいし、中国国内でも対日強硬派がさらに発言力を増すことになってしまう。
俺もたぶん、「変な風に変えるぐらいなら現行のままで良いと思ってくるぐらいの緩い護憲派」なのだが、上のような文章には、非常に疑問を覚える。
俺は「緩い護憲派」であるとともに、戦前日本を肯定する立場だが、その肯定ってのは「結果内外の人を苦しめてしまった」にせよ、当時、そこにいた人は、それなりにベストを尽くしたんだろうな、という意味でだ。非常に少人数での陰謀的な行為や犯罪行為などはとがめられるべきだが、それ以外のところ――戦争や大きな事変などは、後から振り返って良くない点があったにせよ、現場の人間にとってはやむにやまれぬ判断だったであろうと思う。その種の判断の当時の当事者であればともかく、その子孫にたいして「反省」を求めたところで、どうなるモノでもないというのが立場だ。
それは日本人として日本の過去を開き直るというわけではなく、世界中の国々の過去にたいして同じ立場を取ると言うことだ。
こういうのもとしあきからしたら歴史修正主義と言われてしまうのではないかと恐れるが、なんだか歴史修正主義って言葉がサヨクの言葉狩りの鎌みたいになっていて気持ち悪い。
必ずしもガチガチの護憲派ではないが、変な風に変えるぐらいなら現行のままで良いと思ってくるぐらいの緩い「護憲派」からの返事。改憲といってもいろいろ論点があるが、とりあえず9条に関心がありそうなので、そこにポイントを絞る。
憲法というのは、一種の努力目標なんだと思っている。憲法には様々な人権に関する規定があるが、それらが今の日本で守られているかと言えばそんなことはない。たとえば、第25条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあるが、健康で文化的な生活を送れていない人などいくらでもいる。だからと言って、現状に合わせて健康で文化的な生活を送らなくても良いように憲法を改めようということにはならないよね。
9条も同じ。世界の現状を見れば、戦力を持たないわけにはいかない。誠に残念なことに中国や北朝鮮との緊張関係もあるし、それ以外の国々でも少数民族に対する弾圧等を止めさせるために戦力での威嚇が必要なこともある。なので、いますぐに戦力を放棄するわけにはいかない。
しかし、他方において、戦力の行使には制約があったほうが良いとも考える。近現代において戦争はたいてい「自衛」や「自国民保護」のために遂行されてきた。ナチスドイツだって「ドイツ民族の生存」のために周辺諸国をどんどん侵略していったし、「自分たちは平和を望んでいる、戦争を望んでいるのは他国だ」と主張していた。「自衛のためなら武力行使も許される」という発想だけでは、実質的には戦争抑止にならない。
こうした意味で、9条の重しはそれなりに有用なのではないかと思う。9条があることで戦力の行使は最後の最後まで避けるべきことなのだという価値観が強化されてきたのではないだろうか。戦力の行使にはそれぐらいの慎重さが欲しい。先の大戦にしても、好戦的なマスメディアや世論に軍部が煽られた部分がかなりあると聞く。9条そのものが戦争抑止に役立つとは思わないが、戦後の日本で「戦争は良くない」という価値観が培われたのは良いことだと思う。
また、いまの改憲派の少なからぬ人たちが歴史修正主義的な価値観を持っているように見えることも怖い。石破さんあたりはさすがに慎重だが、脳天気に戦前日本を持ち上げる人たちを見ると改憲にはどうしてもイエスと言いにくくなる。内外の多くの人たちを苦しめ、泥沼に入り込んでしまったことに対する真摯な反省もないまま、国防軍への改組というのは怖すぎる。しかも、そうした反省なき改憲では、欧米諸国の理解も得にくいし、中国国内でも対日強硬派がさらに発言力を増すことになってしまう。
むろん、9条があることで、自衛隊をアンビバレントな地位に置いてしまうことは問題だとは思う。「憲法では許されていない組織」といったスティグマが自衛隊員に貼られることは良くない。しかし、先の震災での活躍もあり、自衛隊に対する国民の信頼は高く(http://www.crs.or.jp/data/pdf/trust12.pdf)、もはやそうしたスティグマを心配するような状況でもないだろう。その一方で、自衛隊内部にも歴史修正主義的な思想が浸透しているということもあり、そこには不安を感じる。自衛隊の元トップがコミンテルン陰謀論を論じているのとか見ると冗談としか思えない。
というわけで、ゆるい「護憲派」からすれば、(1)努力目標として9条を維持することは支持したい。永久に実現しない目標かもしれないが、戦力に依存しない国際秩序を目指すことは自体は悪くないと思う。(2)それでも、どうしても9条の改正が必要ならば、歴史修正主義は全面的に放棄して欲しい。
という感じ。以上。
http://www.sanin-chuo.co.jp/column/modules/news/article.php?storyid=536685033
あれだけ安倍が「領海侵犯を平然としてくる中国の侵略行為に対抗するため」って目的をはっきり言ってるのに、憲法改正の狙いがわからないって、真面目に病院に行って脳みそを診てもらった方がいいぞ。護憲派は、いい加減に憲法を守ったまま、中国の侵略行為に対向する方法を真面目に提示すべき。ただ「平和の精神を持っての外交を」などと述べるのは、精神論で玉砕した旧日本軍の生まれ変わりと揶揄されても仕方ないってことを自覚しろ。
自民の改憲案に対して、諸外国や日本の左翼が、「人権の制限」や「表現の自由の制限」の要因に成りうる条項があると憂慮するのは、まだ分かるんだよ。
だが、軍事関係で憂慮する理由が全く分からない。日本の周辺諸国は全てが軍を持っているし、日本の右傾化を批判する諸外国メディアの母国も、ほぼ全てが軍を持ち、中には核を持ち、徴兵制を持っている国もある。それで、どの面を下げて日本を批判できるのか?
「徴兵制は人権侵害」とか言ってるリベラルもいるけど、そういうリベラルや人権派が、韓国の徴兵制に対して反対運動を繰り広げてる姿を見たことがないんだよな。あんだけ慰安婦だの何だので、事あるごとに韓国に言及してるってのに。てっきり、日本の左翼は「徴兵制は人権侵害ではない」という立場なのかと今まで半ば本気で思ってたんだが。
「日本が軍を持つと、周辺諸国は反発する」という言い分なら、確かに理屈は合っている。リベラルや護憲派は、そこまで分かっていながら、どうして行動しないのか?
日本が右傾化してるのは、軍隊を持っている中国や韓国の軍に反発しているのである。中国軍や韓国軍に恐れを抱き、反発しているからこそ日本の改憲派が躍進しているのである。つまり、日本の護憲派が本気で日本の右傾化を止めたいのなら、中国や韓国、北朝鮮に「軍を捨てろ」と要求するのが正しい道である。実現は難しいかもしれないが、日本の国防軍保持に反対し、アメリカ軍の日本撤退を要求するくらいなんだから、その延長線上として「軍の解体」を各国政府に要求するのは、むしろ当たり前な要求の筈である。
@ueno_wan
暗い4年間が始まる。脱原発派と護憲派、ジェンダー平等派にとって。教育現場にとってもだ。インフレ、借金、東アジアの緊張、貧困と格差、弱者切り捨て…亡国政権の始まりだ。
東浩紀がラジオで左翼言論人は滅んだと熱弁していて思い出した、はてサ系の炎上案件でよくある光景
↓
↓
東浩紀が擁護をする
↓
東浩紀が
「サヨクの人たちの心情も理解できるし正しいのもわかるが、闇雲に批判してても何も変わらないよ」
「そんな事言ってたら何も変わらない、足を引っ張るな」
と反発する
結局、今回の選挙でわかったのは、はてサのみなさんが考えるほど人間は賢くなかったし
その状況が左翼的な啓蒙一つで改善するようにも到底思えないという事
「お花畑左翼」 とよく2ちゃんねるなんかで「アレ」なサヨクに対して使われる言葉があるが
もうはてサレベルの「正しい」左翼の人達でもこの中に入っちゃう時代なんだろうなと思った
(数世紀レベルではサヨクの理想世界に変わるかもしれないがそれだとやはりアレな範疇でしかない)
更にこの実感が強くなったのは
TL上でサヨクの人たちが日本終わった、民主主義は終わったなどと嘆き、まるっきり2009年のネトウヨと同じ反応を見る中
経済系の人たちが是々非々で今回の選挙を評価しているのを見たとき
更に具体的に言うと
@ueno_wan
暗い4年間が始まる。脱原発派と護憲派、ジェンダー平等派にとって。教育現場にとってもだ。インフレ、借金、東アジアの緊張、貧困と格差、弱者切り捨て…亡国政権の始まりだ。
と呟いてるのを横目にTBSの番組で飯田泰之や荻上チキがあまりイデオロギーに固執せずに各党の政策を是々非々で討論してるのを見た時だ
出演していたメンツを上げると
荻上チキ、武田一顯、斉藤淳、萱野稔人、飯田泰之、津田大介、東浩紀、開沼博、西田亮介、速水健朗、萱野稔人、湯浅誠、神保哲生
といった面々で、一部を覗いて所謂「サヨク」ではなく、数年前まではラジオはともかくテレビでは見れなかった若い世代が中心だ