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はてなキーワード: ロースクールとは

2010-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20100813234019

俺は最近早稲田卒業したんだけどこの「せんぱい」のモデルに心当たりがある。

イニシャルで言うとAさんじゃないかな。

二年遅れで再入学、たかり癖、ロースクールに行く後輩に金を貸した(正確には保証人になったんだが)

ロングピースが好きだけどエコーを吸ってる、四年の夏に突然内定を獲る、

三畳間に住んでて本まみれ、布団の上にコンロを置いてるあたりの描写は完全にピッタリ。

ミルクホール上の喫煙所の主みたいな人だった。

実際と違うのはAさんが就職した先は民間企業ではなく某機関。夏採用なのは合ってる。

一文から?ってことで一時ちょっと話題になった。仕事もまだ辞めていないはず。M君はローでまだ頑張ってるし。

宗教勧誘と不動産屋が好きな早大OBが二人いるとは思えないので、もしかすると

元増田は俺の知り合いじゃないかな。

もっと言えば、今出版業界にお勤めのFさんですよね。

また小説の夢を追いかけ始めたんですか?相変わらず流行の文体を模倣するのが上手いですね。

森見登美彦村上春樹のブレンドで思い出語りですか。懐かしいですね。

2010-08-13

せんぱいの話。

先輩は、目も眩むような職に就いた。

紆余曲折あったが、「なかなかすごいね」と言われる僕らの大学の中でも圧倒的なところへ就職していった。

政治経済学部法学部をブチ抜いて、彼はたった一人そこに到達し、あっという間に辞めた。

先輩は、一言で言えばへんな人だった。

二年遅れで大学に入って来た彼は最初大学を「教授ケンカして」辞めたそうだ。

必修単位を取るために頭を下げるくらいなら、潔く大学を辞めるべきと考えたらしい。

そんなわけで、彼はウチに大学に来た。昔いた大学は教えてくれなかったが、

就職実績と反比例する形で偏差値の高止まりを続けるこの学部にあっさり入ってくるくらいだから

それなりのところから来たんだろうと思う。昔は法学をやっていたらしい。

先輩は大体喫煙所か、喫茶店か、本屋かあるいは酒のあるところにいた。

ロングピースが好きなのだが、予算の都合でエコーばかり吸っていた。でも、彼には煙草を恵んでくれる

先輩、後輩、友人がたくさんいたので、いつも楽しそうだった。高田馬場ロータリーで、たかれる相手を探す

先輩に気づくと、ぼくはよく逃げ出したものだ。あの人と話しているうちにいつの間にか僕は酒を奢ってしまうし、

なんとなくいい気分になって家に帰ってしまうのだ。そして、財布を見れば大体空だった。

あの人と喋っていると、あらゆる夢は実現可能に思えたし、実際に実現可能だった。

先輩は人をよく褒めた。今思えば、彼の才能で一番凄かったのはそこだろうと思う。

先輩と話していると、自分が本当に優れた人間のような気がしてくるのだ。彼は本能的になのか、それとも経験のなせる業なのか

とにかく「ここを認めて欲しい」と人が思う場所を的確に探り当ててつつくことが出来た。

そして、それを伸ばすことが出来た。大学時代、彼の周囲には夢追い人がたくさんいて、

彼らの夢はおおよそ叶った。司法試験に受かった人、国家一種に受かった人、うちの大学でもそうはいない人たちが彼の周りにはいた。

この二人はぼくの友人でもあるのだけれど、未だに先輩への尊敬を口にする。特に司法試験に受かった彼は、ロースクールの学費を先輩に工面して貰ったのだ。「足を向けて寝られない」そうだ。

先輩はたかり癖を持つ一方惜しみなく与える人だった。

車をぶつけて困ってる後輩がいれば走り回って金を工面し、不動産屋ともめている友人がいればニコニコしながらやってきて

マシンガントークで交渉した。そういえば、先輩は「俺は不動産屋と宗教勧誘が好きなんだ」と公言していた。

エホバの証人」の勧誘がついに来なくなってしまったと落ち込む先輩を見た時は、こんな人間もこの世にいるのかと驚いた覚えがある。日曜日の最高の楽しみだったらしい。そのために先輩は缶コーヒーを箱で買っていた。彼なりの歓待だったのだろう。

実は、車をぶつけて困っていた後輩とは僕である。

情けない話であるが、保険まで切らしていてにっちもさっちもいかなくなった。

先輩はどうやったのかわからないが、ポンと(当時の僕としては)大金を貸してくれた。

アルバイトするくらいなら飯を食わない」「奨学金以外の収入は汚れている」と主張してやまなかった人が

必要な時にはすぐにお金を工面できるのは本当に謎だった。

先輩は親に仕送りストップされており、奨学金の一種と二種と給付を併用して三畳間に暮らしていた。

彼の部屋は隙間無く本に埋もれており、留守か、と思ったら本の山が崩れて先輩の足が飛び出すといった感じだった。

その中に敷いた煎餅布団の上にガスコンロを一つ置いて、先輩はよくラーメンを煮ていた。よく火事にならなかったものだ。

そして、先輩は日々をなにをするというわけでもなく暮らしていた。たまに小説を書いているようなそぶりがあったり、あるいはふと何か実用的な勉強をしていることもあったが、およそすることと言えば酒をたかる、喫煙所煙草を吸う、授業で教授をおちょくる、本を読む、ラーメンを食う、マージャンをする、といったものだった。その大体に僕はついて回っていた。楽しかったのである。

先輩は四年生の夏、ふと僕に「スーツを買うから金を貸してくれ」と言い、一番安いツルシのスーツを一つ買って

企業の夏採用に突貫していった。あれは大体留学生枠の上先輩は二浪なので、どう転んでも無理だろうと思っていたら

彼はあっさりと内定、その後就職していった。その信頼を利用して金を引っ張り後輩に貸付けたのがその後のことである。

先輩は三年働くとあっさり仕事を辞め、会社を立ち上げた。

会社名を言うと先輩を特定されてしまうだろうと思うので、ちょっといえないのだが

今はかなり上手く言っているようで、一部では時々名前を見かけるようになった。

僕はと言えば、やはりある程度夢も叶って働いている。でも、理想現実は全然違う。

ところで、当時の仲間たちが、「せんぱい」を中心に未だに人間関係を持っていて、しかもその多くが収入をそこから得ているという事実に驚く。

未だに思うけれど、彼みたいになりたかった。

彼と居れば、世界は意のままになるような気がしたし、実際先輩はなにもかもそうしているような気がする。

水面下での苦労はきっとあるんだろうけれど。あれほど大きかった夢が今しぼんで、先輩のことばかり考えている。

そりゃあ、やりたい仕事ではあったけれど。労働環境なんてそれはそれはひどいものだ、収入だってかなり悲惨だ。

でも、こんなことを言ったら先輩は怒るだろうと思う、だから電話出来ない。

先輩と話したい、彼と話せれば何もかも上手くいく気がする。でも、こんな有様ではとてもそんなこと出来ない。

学生時代に戻りたい、仕事が、辛い。でも、望んで就いた仕事なんだし、背中を押してもらって得たものなのだから

誰にも不満なんかいえない。先輩の話を聞くたびに、辛い。あんな風になりたかった。

2010-07-09

2chガイドライン板の「若者の○○離れのガイドライン」に、大学教育就職に関することが指摘されていた。

大して目新しいことではないが、場所が意外だったのと、そこそこ読みやすかったので、まとめてみる。

372 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/05/31(月) 20:13:17 ID:nqOUi44i0

若者ドクター離れ

若者大学院離れ

若者ポスドク離れ

若者ロースクール離れ

若者ピペド離れ

373 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/05/31(月) 22:01:49 ID:ggoo019x0

>>372

大多数の人間にとっては、離れた方がいいものばかりじゃないか

378 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/01(火) 02:21:26 ID:haeumQqO0 (2)

>>373

大学就職予備校になってるのはよくないだろ

380 名前:水先案名無い人 []: 2010/06/01(火) 06:41:15 ID:pAI7wOsu0

年功序列」を追い求める新社会人たち。若者の「能力主義」離れが進む

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1275335068/

381 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/01(火) 07:40:51 ID:xPkUMXnw0

>>378

高校卒業者の50%以上が大学に進学する時代に、就職予備校になるなという考えの方が無茶だよ。

それに研究者になる人間なんて一握りなんだから、大学院の枠を拡大しても何の意味もないだろ。

大学院で、実社会に出る人間に役立つ教育ができる分野や、それが可能な大学組織なんてわずかなんだかから。

単純に院生の枠だけ増やさせた文部科学省と、教育内容を充実させられない大学側が悪い。

需要もないのに勝手に枠を広げて埋まらないから文句いってるだけだ。取り合う必要なし。

382 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/01(火) 08:27:27 ID:haeumQqO0 (2)

>>381

大学2年から活動が始まる現状は異常といわざるをえない

383 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/01(火) 08:29:46 ID:prYMDs0x0

売り手市場買い手市場の違いはあっても、バブルのころは青田刈りなどといって

やはり早過ぎる就職活動が問題視されていた。

384 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/01(火) 14:07:29 ID:sYpYdyT40

そもそも学業が役に立たない社会というのが問題かと

若者どころか全体の教養が下がってることの証明で、経験と慣習で動いてる

385 名前:水先案名無い人 []: 2010/06/01(火) 14:14:38 ID:xwGPmhSu0 (4)

>>384

高学歴ワーキングプアだな。俺の先輩がそうだわ。

386 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/01(火) 14:36:22 ID:ER64yujmP (2)

最近院卒を雇ってすぐクビにする企業が増えたってスレがあったな

どこの板だったか忘れたけど

387 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/01(火) 19:33:03 ID:7ywFNAMj0

世の中に高学歴が必要な仕事がどれくらいあるというのか。

高卒でもできる仕事大卒がやってたら、大学4年分の授業料無駄になるし、

その4年間に働いていたはずの分の給料仕事経験が失われたことになる。

396 名前:水先案名無い人 [sage]: 2010/06/02(水) 00:25:42 ID:cEjeD0A00

高卒大卒もやることが変わらないのが問題なんじゃね?

2010-06-09

君はまだエリートではない、エリートの卵であるに過ぎない

http://anond.hatelabo.jp/20100607214034を書いた奴に大学の先輩である私から忠告しよう。

君は「ちょうえりぃと」といわれる職場に就いたという。

しかしながら真の東大生なら知っているはずだ。書かないだけだ。

大蔵省財務省になり、司法試験ロースクールになり、ゴールドマンサックスが訴追された今、

もはや真の意味でちょうえりぃとな職場はない。

法学部助手は最後の聖域だが、金にはならん。

もう一つ覚えておくとよい。

日本組織はだいたいどこでもそうだが、35歳くらいまでかけてじっくり人を見る。

35くらいで、官庁なら有力局の総務課補佐→官房主要課の補佐→大臣秘書官となる者が現れ

同じように会社なら会社ごとに異なるしかるべきポストを与えられる者が出てくる。

その者こそが真のえりぃと。

それまでは試行錯誤の中で自らの中にリソースを営々と積み重ねることが必要だ。

そのリソースの積み上げ計画をしくじった大半の東大卒は、もはやただの一兵卒に過ぎない。

奇しくも、35歳という年齢は、大学入試の年齢のちょうど倍。

すなわち、18年積み上げて得た東大卒という看板は、同じ18年で朽ち果てるということだ。



んー、ここまでは前振りな。知ってる人だけが知ってる常識だから35歳になったら思い出してくれればいいや。

本題は、君が欲しがってるうらやましい生活なんだけど。

そっちは35歳の審判よりよっぽど簡単だよ。

いまの君が持っているものを土台にすれば、これから10年くらいガマンすればなんとかなるよ。

参考までに俺がやったことを書いてみよう。

1000万の借金がなかっただけで、あとは状況は変わらん感じ。

まず、とにかく金を貯めろ、借金は早く返せ。

資産運用しろ、そのための頭脳だ。10年後がターゲットだから1年で資産倍増みたいなバクチはせずこつこつ行け。

信用には事欠かないから、俺はマンション買って人に貸した。千万の位のレバレッジを賭けられるのは不動産投資くらいだ。

風俗とか絶対に行くな、金の無駄だ。今のエロ本は高品質だから我慢しろ。

車を買うのは都内なら馬鹿だ。北海道ならしょうがないが、可能な限り安い車にしろ。

君が書いているように、君に絶対的に足りてないのは資本だ。だったらそれをまず埋めろ。

俺は就職して10年で5000万の投資資金と、2部屋のワンルームマンション(うち1部屋は借金完済)を貯めた。

ちんちんに余剰資本をかけるのはその後だ。30過ぎてからで十分だ。

会社の女はどんなに美形の一般職でもやめとけ。人間関係が面倒だし35歳の審判を下す連中はそういうへまは見逃さない。

合コンは諦めろ。まともな女を引っ張ってくる幹事はその頃にはもう結婚してる。

ネットが手ごろだ。SNSでもツイッターでもよいからとにかく手を出しまくれ。

受験勉強と同じだ。簡単な問題を数をこなしていけば、難しい問題はいずれ解けるようになる。

30人くらいデートに誘えば、後半は3人に2人くらいのペースでベッドに持ち込めるようになる。

その前提として、美味いレストランと高級ホテルはしっかり頭に入れておけ。

山手線内のどの駅で待ち合わせしても、電車に乗らないで女性好みの美味い飯屋にエスコートできるくらい研究しろ。

無駄に高い記憶力はそのためにあるんだ。

これもちんちんにかける余剰資本だ。

30過ぎたら売れ残りばかりとかという妄言は気にすんな。今の女は計算高い。10くらいの年齢差は話術と金でどうにでもなる。

俺の場合は、30過ぎてから某六大学卒の超巨乳弁護士とか、卒業したての美人女医とか、キー局ではないが女子アナとか

20人くらいと寝た。チンチン乾く暇もないうっはうはであった。それくらいはなんとかなる。

で、飽きたので、付き合ってた女子アナと遜色ない美しさの、東大の後輩と結婚した。

女が欲しければ、結婚は遅らせろ。自分配偶者がいる不倫とかエネルギー無駄だから。人妻を食うのは美味いがな。

金を貯めれば家も買える。「デカい家に住んで夜景みながらシャム猫を撫ぜつつブランデーを傾けてる」ってな。

さほどでかくはないが、東京タワーがどーんと見えるタワーマンションを買った。

猫は飼っていないが、クリュッグシャンパングラスに注いで飲みながら「下々が下界をうごめいておる・・・」と呟くくらいはできる。

そうそう、女子アナ女医東京タワーを見ながらベランダでバックからやった。女子アナの声は通りが良いからタワーマンションによく似合う。

これもちんちんにかけた余剰資本だ。

まあ、たいしたことはないが、普通サラリーマンでもここまではできた。

日本人のあらかたに妬まれ嫉まれる暮らし」というほどかどうかは分からんが、まあそこそこ楽しくやってる。

35歳の選抜も無事切り抜けたよ。

あとな、頭の悪い増田が、親の力がないとどうのこうのって書いてて、あれはウソだから。

うちの親は日本を代表する級の大会社常務までやったけど、子供には今んトコなーんにも経済的にはメリットなす。

基本全部自前だから。

ヒントになるかどうか分からんけど、がんばってな。

2010-05-25

就職敗者に聞く敗北の要因

早稲田政経留年検討中

「受けた数が絶対的に少なかった。選り好みできる立場でないことを理解していなかった。早い段階で志望度の高い企業で良いところまで行ったが、それに落ちることを想定していなかったので持ち駒が尽きた」

東工大院進予定

面接で上手く喋れない。一時面接で相当落ちる。グループディスカッションを通過出来たことがない」

慶応留年検討中

ロースクールの両てんびんが判断を遅らせて、結果両方とも失敗した。受けた数も少なかった。対策も一切していない。思ったよりも自分の数的理解力は低下していて、テストセンターでも奮わなかった。自分能力を高く見積もり過ぎた」

早稲田社会科学留年検討中

「四月からはじめればなんとかなると思ってた。文学部クズどもに引きずられた」

早稲田大学商学部 公務員切り替え

公務員に加えて公認会計士と平行していて、結局就職に力が入らなかった。他の勉強もおろそかになった。どれかに集中しておけばよかった。」

立教大学経済学部

自分の立ち居地を理解してなかった。何もしなくてもそこそこの就職はあると思っていた。結果として、ズルズルと受け続けてしまいそのままこの時期に。メガバンなら受かるとか思ってた自分に腹が立つ」

早稲田大学文学部

「夏くらいになったらはじめようかな。新聞の秋採用とかあるっしょ」

2010-05-04

ピンクフロイド夜の学校

ピンクフロイド夜の学校

マーク・エドマンドソン   (ほんやく、増田

http://www.nytimes.com/2010/05/02/opinion/02edmundson.html?scp=2&sq=pink%20floyd&st=cse

「じゃあ、学校を出たら、何をするつもり?」

卒業を間近にしたバーモント田舎大学で、少なくとも十数人のクラスメイトに、私はこの質問を聞いてまわった。友人たちの答えに、私はとても安心した。特に何もないさ。羽根をのばすんだ。ぶらぶらするかな。考えたいことが色々ある。まずはゆっくりするよ。1974年だった。誰もが、そういう風に話すのが当たり前の時代だった。

実際のところは、友人たちは本当のことを教えてくれなかったのだ。見方によっては、とんでもない嘘をつかれた、とさえいえるかもしれない。卒業式の日までに、同級生のほとんどは、ロースクール大学院に進んだり、ニューヨークサンフランシスコで、クールで貴重なインターンシップをはじめることがわかった。

でも、私の場合は、本当にゆっくりすることにした。5年のあいだ、私はあちらこちらを点々として、何もしなかった。正確には、どうしても必要だったとき以外、できるだけ、何もしなかった。タクシーの運転手、映画フリークコロラドの山男、バーモントにあったクレージーヒッピー学校の教師、映画館支配人(これは、ほとんど仕事がなかった)、船の乗組員、ディスコドアマン、そんなことをやっていた。

そのなかでも、ジャージー・シティの音楽プロダクションでやったステージクルー仕事が、一番思い出深い。職場ルーズベルトスタジアム、芝生席もいれると6万人を収容する、古い、化け物みたいな箱だった。トラックからアンプを引っぱりだし、ステージに設置する。6時間かそこらしたら、トラックに戻す。これを私は、グレイトフルデッドアリス・クーパーオールマン・ブラザーズのライブでくりかえした。クロスビー・スティルズ・ナッシュステージは、ちょうど、ニクソン大統領を辞めた日の夜だったのを覚えている。けれども、私にとって、一番思い出深い仕事での一番の思い出は、ピンクフロイドが出演した夜に起きた。

ピンクフロイドは、サウンドに相当のクオリティを求めていた。ステージ上のアンプは、縦にも横にも、周囲を威圧するほど積みあがり、パリ・コミューンバリケードのようだった。それだけでなく、スタジアムの高い位置3か所にも、ピンクフロイドアンプを集めて設置するよう要求した。それで、私は午前中ずっと、オンボロスタジアム階段で、どでかい木製のアンプやら配線機材を運びつづけた。

仕事はもうひとつあった。パラシュートの形をした絹製の白いキャノピーが、ピンクフロイドステージには必要だった。設置には6時間かかった。私たちが聞いたところでは、キャノピーを使うのははじめてで、ピンク側のスタッフも、どうしたらいいかよくわかっていなかった。設計図らしきものはあったが、あまり役にたたなかった。だが、「アメリカの知恵」をもってして、キャノピーはなんとか屋根の形に膨らんでくれた。「アメリカの知恵」とは、つまり、ロープをあちらこちらにひっぱったり、手当たり次第に結んでみたりした、ということである。

ピンクフロイドライブは夜10時にはじまった。ところが、私たちが死にそうになりながら運んだアンプからは音が出なかった。たくさんの人がアンプの上に座ったか、蹴ったか、配線を切ったかしたのだろう。アンプのタワーが沈黙をつづけるなか、ピンク自分たちの仕事をし、観客は公演の終わりでライターに火をつけた。そして、私たちは、3時間かけてアンプをバラして、トラックに戻した。階段上に残ったアンプは、私たちが作業を拒否したので、お互いをいくらか罵ったのち、ピンクスタッフが回収した。

あらためていうと、ツアースタッフステージクルーの間には、ほとんどの場合、何らかの対立があったのだ。あるとき、たしかクイーンライブだったと思うけれど、クイーン側のスタッフ5人と私たちのクルー十数人が殴り合いになった。すると、騒ぎを聞いて駆けつけたセキュリティまで、喧嘩にくわわった。だいたい、バイカーギャングだったり、空手黒帯だったり、そういう連中だ。ツアースタッフの方はそれなりにがんばったけれど、ついに勝てないとが分かったらしい。ひとりが、シャンパンをケースごと持ってきて、回し飲みをはじめた。それで、みなが酔っぱらい、幸福感にひたった。

ピンク側のツアーマネージャーは、キャノピーをそっと降ろして、きちんとたたみ、元の木の箱に戻すよう求めた。しかし、キャノピーにはヘリウムガスがたっぷり詰まっていたし、さらに栓がどこにあるのか、誰にもわからないことが問題だった。また、キャノピーをステージに固定した際、私たちがあらゆるところを馬鹿丁寧にきっちり結んだおかげで、それをほどこうとしたら、水夫たちの集団だって頭をかかえたに違いない。誰もが疲れていた。酒を飲んだ人間は、使い物にならなくなった。そして、もう朝4時になっていて、家に帰るべき時間だったのだ。

空飛ぶ枕をどうやって片付けるか、みなで作戦を練るうちに1時間が過ぎた。だんだん大学ゼミのようになってきた。そこに、私たちステージクルーチーフジムが登場する。ジムは、私たちはジンボーと呼んでいたのだけれど、お人好しのバイキングの親玉のような人で、どんなときも、何があろうとクルーを擁護した。ギターケースを落っことした私を怒鳴りつけるスティービー・ニックスに、エドマンドソンに怒鳴る権利があるのは俺だけだと、大声で抗議してくれたこともある。そして、ピンクフロイド屋根事件のときも、ジンボーは危機的状況で自分がいつも期待されていることをした。つまり、行動を起こしたのだ。

ジンボーはステージのすみに忍びより、ポケットから折りたたみナイフを取り出して、聖なる屋根地球につなぎとめているロープのひとつを切りはじめた。私たちクルーの3、4人も、同じことにとりかかる。「おい、なにをしてるんだ!」ピンクフロイド側のチーフが叫んだ。「お前らをぶちのめして…」そこまでいってから、かれはジンボーの手にナイフがあること、クルーの数人も同じだと気付いたのだった。2、3分後、私たちはロープを皆断ち切った。

最後の太いロープが切れたとき、大きなため息のような音がした。すぐには何も起きなかった。また少し待ったけれど、何も変わらない。

しかし、キャノピーはついに上昇をはじめた。白くて柔らかい、贅沢な雲のように飛んでいく。そのとき、地平線から太陽が沸きあがり、キャノピーの絹地も、薄く、柔らかな緋色にかがやいた。熊が腹の底から笑うような、ジンボーがいつも通りの笑い声をあげた。私たちも一緒になって大笑いする。ピンクフロイドスタッフも同じだった。私たちはまるで、終業式を迎えた日の、学校子どもたちのようだった。私たちは裸のステージから、大西洋の先へ静かに流れてゆく絹の屋根を見つめていた。何人かは手を振った。

「じゃあ、学校を出たら、何をするつもり?」35年が過ぎて、大学の教師になった私は、自分学生に同じ質問をする。今日学生たちは、あまり隠し事をしようとはしない。そして、ロースクールメディカルスクールジャーナリズムビジネスでの学位中国での研究留学日本英語教師をすれば相当のお金になることなど、いろいろと話してくれる。そういう彼らを、世間は肯定するだろう。

そう、私も学生たちにはとても感心している。だがその一方で、心配もしているのだ。かれらは、決心を急ぎすぎてはいないだろうか。もうすこし落ち着いてみたり、ゆっくりすることも、やってみたらどうだろう。私はそう考えずにはいられない。そして、空に消えた白い絹のキャノピーを私は思い出す。まだ今も目の前にあるかのように、私はそれを見ることができる。私は手をあげて、それを指し示したい。学生たちにも、見てもらいたいのだ。

2010-04-16

http://anond.hatelabo.jp/20100416184155

医学部の学費の低廉化の話はしないくせに、何故かロースクールの学費にはこだわるんだよな、こういう人って。

司法修習生の給費の復活よりまずロースクールの学費の検証

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100416ddm041040007000c.html

司法修習生に対する給費制度の廃止に対して,日弁連が対策本部を設置したというニュース

これの解説を試みるのと同時に,問題提起をしてみたい。

最初に,司法修習生と給費制度について簡単におさらいしておこう。

司法修習生というのは,司法試験合格した後,研修中の者である

現在では)約1年の修習期間を経て,研修所を出所後,裁判官検事弁護士になる。

今までは,司法修習生には給費制度存在し,月々20万円ほどの俸給を国から受けていた。

その分,修習生は修習専念義務を負い,バイトするなどもってのほかであり,海外旅行に行くのにすら届け出が必要である

来年度の修習生からは,修習専念義務を負ったままこの給費制度が廃止され,同等の額を国が貸与する制度に代わる(もっとも,裁判官検事任官者は返還を免除される)。

その背景にあるのは,財政難である

法曹増員により司法修習生が増えた。現在では年に2300人程度の修習生として採用される(新司法試験組と旧司法試験組の合計)。

そして,一人当たりに修習の1年間で300万円もらえるとすれば,単純計算でも修習生の給費の総額は70億円となるのである

現行の制度では,法曹への道は,法科大学院を出て新司法試験合格して司法修習生になる,という道がスタンダードである

法科大学院の学費は高く,よほど裕福な子女でもなければ,奨学金や学費ローンでやりくりしてようやく法科大学院の学費を捻出する。

バイトをしようにも,新司法試験合格率は20%台であり,気を抜けば合格が危ぶまれる。

その上で,司法修習生になっても貸与制度となるならば,弁護士として世に出る頃には,多重債務者状態に陥ってしまう。

そのような弁護士が世にあふれ,借金返済のために事件漁りをし出す。そのような状況で国民権利義務が守られるのか。

それが日弁連の主張である

私も先日弁護士になったばかりの者として,日弁連の考えには基本的には賛同する。

しかし,昨今の国民の目は厳しい。「弁護士既得権益を守るために必死」という世論が形成されつつある。

日弁連の懸念が,70億円に代えても大事なことであると,どれだけ国民に伝わるか,どのように伝えるか,それが問われている。

もっとも,私は,給費制度の復活を望むよりも先に,あるいは同時にやるべきことがあるだろうと考える。

それは,「法科大学院の学費の低廉化」である

法科大学院の学費が低廉であれば,そもそもそこまで多額の借金を背負わず司法試験受験でき,日弁連の懸念も少し緩和されるだろう。

しかし,このことについて事業仕分けをしようとする人を寡聞にして知らない。

法科大学院法務研究科)の学費については,http://laws.shikakuseek.com/expenses.htmlサイトに詳しい。

国立入学金と併せて100万円前後,私立では学費は150万円前後のところが多く,入学金と併せて200万円を超えるものもある。

これに対して,研究者学者養成する機関である法学研究科の学費は,たとえば私立の明治大学でも年間50万円程度であるhttp://www.meiji.ac.jp/suito/nofu4.html)。

この差はどこから来るのだろうか。誰が得をしているのか。

法科大学院としての収支を公表しているデータがなかったので確実なことはいえない。

すぐに思いつくものとしては,新校舎の建築費用や,実務家教員弁護士等が教授に就任する)の報酬等であろうか。

ここで,仮に,実務家教員報酬によって,学費が高止まりしているというのならば,一気に日弁連の主張は説得力を失う。

弁護士自身が,新人弁護士に過大な借金を負わせる一端を担ってしまうことになるからだ。

日弁連は,法科大学院の学費が高いことについても検証すべきだ。

2010-03-11

日弁連会長選挙私たち新人弁護士

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20100310ASDK1000610032010.html

日経新聞社説

弁護士の増員に強く反対している立場宇都宮先生当選したのに対して批判的である

地方の割のよくない仕事が多い弁護士が,経済的基盤が揺らぐのを案じて,宇都宮票となった,と。

そのような地方弁護士に対して,「司法を身近なものにするには弁護士の大幅増員が必要不可欠」とした上で,

今回の選択を「高い収入を失いたくない特権的職業集団エゴ」と断じている。

だが,ちょっと待って欲しい。

そんなエゴでここまでの票が集まるはずがない。

この票は,私たち新人弁護士怨嗟の声ではないか。

司法改革」の1つの柱として新司法試験制度が始まりロースクールがなければ司法試験すら受験できなくなった。

実務家教員を集めるためにだろうか,ロースクール学費は非常に高く(高いところでは年間200万円にも登る),奨学金を借りている者が多い。一度で受かればいいが,受験に失敗すれば,それだけのコストがかかる。

司法試験合格した後の司法修習中には,今までは準公務員として給与が出ていたが,合格者が増えたことで,次の期の修習生からは貸与制となった。貸与額は年間約300万円である

その司法修習も,従前は2年間だったものが,1年半,1年4ヶ月と徐々に短くなり,今ではたったの1年しか期間がない。

そのような状況で,裁判員裁判が始まるなど,制度が大きく変わりつつある実務経験を積まねばならない。

後述するように,就職活動が熾烈を極める中,1年間でこれだけのことを身につけろという方が無理な話である

よく言われる新人弁護士の質の低下というのは構造的な問題に過ぎない。

そして,弁護士として世に出る前には,さら就職難が待ち受けている。

ボスと1回酒を飲んだら就職が決まった」というような牧歌的就職活動はとうに姿を消し,エントリーシートを書いて法律事務所訪問して,というリクルートが定着した。

それまで出していなかった司法試験の成績が通知されるようになり,司法試験の成績とロースクールの格で品定めをされる。「お祈りメール」が来ればいい方で,選にもれても返事のない事務所も多い。

そのような就活事情の中,就職が決まらず,やむなく軒弁や即独を選んだ仲間もいる。事務所のスペースは借りられるが一切給与は支払われないいわゆる軒弁。弁護士登録後即独立,いわゆる「即独」。

こうして,相当程度のの新人弁護士が,数百万円単位借金を抱え,不安定な収入状況で生き抜かなければならない状況にある。さながら多重債務者である

なにしろ,私もそのような借金を抱えて,氷河期と言われる就職難を乗り越え,ようやく弁護士として歩み出したばかりだ。

この日経新聞記者(平均年収1295万円)は,私たち新人弁護士の置かれている状況を知っているのだろうか。

法曹人口を増やすのは,1.司法過疎地域の解消と2.経済界への弁護士の参画という目的であった。

就職難であふれた人員が地方就職し,司法過疎は徐々に改善に向かっている。

もっとも,司法過疎については,日弁連が10年来取り組んでいることもあり,司法試験合格者が1000人になったころから徐々に解消しつつはあった。)

ゼロワン地域以外でも地方への就職は進み,現在では,新司法試験合格者の会員が既存の会員の数を上回る単位会もあると聞く。

経済界への弁護士の参画,特にインハウスローヤーの増員は遅々として進んでいない。

日弁連弁護士検索で,事務所に(株式会社)と入っている弁護士を調べると,359人の弁護士が引っかかる。

このうち,新司法試験制度が始まった頃の登録番号である36000番台以降の弁護士は155人。

正確な統計ではないが,新司法試験が始まって約5000人の弁護士が増えて,約150人しか企業弁護士を受け入れていないということになる。3%。

司法試験が始まって3年で150人ということは1年に50人。そのために,合格者を3000人にすると言っていたのだとしたら,お笑いぐさである

経済界肝いりで始まったロースクール制度だったはずなのに,このていたらくである

そうすると,ここまで法曹人口を増やす必要があったのか不明である

よくロースクール制度詐欺だ,などと主張する受験生がいるが,法曹人口増加論ももっと検証されるべきではないか。

そもそも,弁護士は,司法研修所での研修を終えたからといって一人前になるわけではない。

イソ弁というOJTシステムがあったからこそ,今までの質を保ってこれた。それが,OJTの窓口である法律事務所では増加した法曹人口を吸収できていない。

そのような現状があるのに,弁護士さらに増やせばいいんだという論には賛成しかねる。

OJTも満足に受けられない質の悪い弁護士が増えて,市民基本的人権は守られるのだろうか。

これまで見てきたように,現状では,法曹人口増加論のすべての負担が,若手弁護士に押しつけられているのである

それを既得権益者のエゴと断じるのは余りにも乱暴ではないか。

以下ソース

日経新聞年収 http://www.ganvaru.com/cat_12/ent_8.html

ロースクール学費 http://laws.shikakuseek.com/expenses.html

司法過疎が改善しつつあること http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/data/zero_one_graph.pdf

日弁連弁護士検索ビル名等に株式会社入力する) http://www.nichibenren.or.jp/bar_search/index.cgi

2010-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20100310132337

大学合格してからが大切」

というのは、良く言われるが、学生は理解しないものだ。

もちろん、全員というわけではない。東大には、原則論としては、優秀な人材が集まっている。

同時に、落伍者もたくさんいるのだけれども。

司法試験の頃の文I学生は、2年ぐらいになれば予備校に通って司法試験に備えていたように思う。

ロースクールが始まり、弁護士の門戸は広がったが、同時に「人余り」がささやかれるようになった。

離婚調停破産処理などが多いー京大から弁護士に進んだ知人がそう言っていた。

悲しいかな、それは現実なのだろう。資格者数に対して、案外、分け合うべき果実は少ないのかもしれない。

もちろん、文Iが進むべき道は弁護士だけではない。官僚や有名企業社長に多かろう。

文Iには、社会に出てから名を挙げた人材は本当に多い。

多いが、だからといって、文Iは必ずしもエリートではない。

理文という境が正しいかという議論はさておき、理系の相対的価値は昔に比べれば上がったように思う。

それは、文系の相対的な価値の低下の裏返しであろう、と想像する。

数字が苦手な文系論理的思考が苦手な文系

なんども言うが、もちろん、全員ではない。だが、そういった文系が余りにも増えすぎた。

理系から理数的能力差し引いたら文系、と言われてしまえば、文系価値など無いに等しい。

それは文Iとて変わらないのだ。

そういった理尊文卑マインドの中で、文Iに真に求められるのは、新しい文系の在り方ではないか、と思う。

「最強の文系」像とは何か。

あるいは、「有るべき社会構造」とでもいえばいいのか。

この不景気は、ただお金が稼げないだけではない。

日本構造的に消極的な雰囲気が広がっているように思う。

古い世界からの抜け穴。全く新しい世界への変化。

その答えは、割合、理系とか文系とかそういうことにも有るようにも思う。

理文無関係に過ごす駒場の2年間と、安田講堂の左右(厳密ではないけれども)で分かれる本郷の2年。

その期間が、あなたにとって有意義でありますように、お祈り申し上げます。

2009-11-30

バイリンガルの頭ん中:ダニエルピンクネタ

日本語英語へのTransition

目的

バイリンガルの頭の中(あくまで想像)を文章にて表現

序盤:日本語脳→終盤:英語

・英文に抵抗のある人に対する新しい英語教材の提案、実験

日本語読んでたはずなのに、いつの間にか英語読んでた!」というのが理想

TEDから文章だけでも内容が伝わるダニエルピンクプレゼンを引っ張って来たのですが、実験的にやるにしては少し内容が堅く、マテリアル選択を誤った気がしなくもありませんw

ダニエルピンク 「やる気に関する驚きの科学

http://www.ted.com/talks/lang/jpn/dan_pink_on_motivation.html

めちゃ長いですが、LanguageがTransformする過程を味わって頂ければと思います。

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最初に告白させてください。20年ほど前にしたあることを私は後悔しています。あまり自慢できないようなことをしてしまいました。誰にも知られたくないと思うようなことです。それでも明かさなければならないと感じています(ざわざわ)。1980年代の後半に私は若気の至りからロースクールlaw schoolに行ったのです(笑)。

In America, 法律専門職学位です。まずuniversityを出て、それからlaw schoolへ行きます。law schoolで私はあまり成績が芳しくありませんでした。控えめに言ってもあまり良くなく、上位90パーセント以内という成績で卒業graduateしました(笑)。どうもlaw関係の仕事はしたことがありません。やらせてallowed toもらえなかったというべきかも (笑)。

But today, betterではないことだとは思いつつ、wifeの忠告にも反しながら、このlegal skillsを再び引っ張り出すことにしました。今日はstoryはtellしません。主張caseを立証します。合理的で証拠evidenceに基づいた法廷におけるような論証で、how we run our businessesを再考してみたいと思います。

陪審員juryの皆さん, take a look at this。This is called 「ロウソクの問題」。ご存じの方もいるかもしれません。1945年にKarl Dunckerという心理学者psychologistがこの実験experimentを考案し、様々な行動scienceのexperimentで用いました。ご説明しましょう。私が実験者だとします。私はあなた方を部屋に入れてcandle画鋲thumbtackとマッチmatchesを渡します。そしてこう言います。「テーブルtableに蝋waxがたれないようにcandleを壁wallに取り付けattachしてください。」Now what would you do?

Many peopleはthumbtackでcandleをwallに留めようとします。でもうまくいきません。あそこで手真似をしている人がいましたが、matchの火でcandleを溶かしてwallにくっつけるというideaを思いつく人もいます。いいideaですがうまくいきません。After five or 10 minutes, most peopleは解決法を見つけます。このようにすればいいのです。Keyになるのは「機能的固着functional fixedness」を乗り越えるovercomeするということです。最初、あのboxを見て、単なる画鋲の入れ物だと思うでしょうが、それは別な使い方をすることもできます。candleの台platformになるのです。これがcandle problemです。

次にSam Glucksbergというscientistが、このcandle problemを使って行ったexperimentをご紹介します。彼は現在Princeton Universityにいます。この実験でthe power of incentivesがわかります。彼は参加者participantsを集めてこう言いました。「this problemをどれくらい早く解けるsolveできるか時計で計ります。」そしてone groupにはthis sort of problemを解くのに一般にどれくらい時間がかかるのかaverage時間を知りたいのだと言います。もう1つのgroupには報酬rewardsを提示します。「上位25percentの人には5dollarsお渡しします。fastestになった人は20dollarsです。」Now this is several years ago物価上昇inflation考慮に入れればa few minutes of workでもらえるmoneyとしては悪くありません。十分なmotivatorになります。

このグループはどれくらい早く問題を解けたのでしょう?答えはon average, 3分半余計に時間がかかりました。Three and a half minutes longer。そんなのおかしいですよね?I'm an American。I believe in 自由市場。そんな風になるわけがありません(笑)。If you want people to perform better, 報酬を出せばいい。Bonuses, commissions, あるいは何であれ、incentiveを与えるのです。That's how business works。しかしここでは結果が違いました。Thinkingが鋭くなり、creativityが加速されるようにと、incentiveを用意したのに、結果はoppositeになりました。思考は鈍く、creativityは阻害されたのです。

この実験experimentがinterestingなのは、それが例外aberrationではないということです。この結果は何度も何度もfor nearly 40 years 再現replicateされてきたのです。この成功報酬的な動機付けmotivators―If Then式に「これをしたらこれが貰える」というやり方は、in some circumstancesでは機能します。しかし多くのtasksではうまくいかず、時には害harmにすらなります。これはsocial scienceにおける最も確固robustとした発見findingsの1つです。そして最も無視ignoreされている発見でもあります。

私はthe last couple of years, human motivation科学に注目してきました。特に外的動機付けextrinsic motivatorsと内的動機付けintrinsic motivatorsのdynamicsについてです。大きな違いがあります。If you look at これ、scienceが解明したこととbusinessで行われていることにmismatchがあるのがわかります。business operating system、つまりビジネスの背後にある前提assumptionsや手順においては、how we motivate people、どう人を割り当てるかという問題は、もっぱらextrinsic motivators(アメとムチ)にたよっています。That's actually fine for many kinds of 20th century tasks。But for 21st century tasks, 機械的mechanisticなご褒美と罰reward-and-punishmentというapproachは機能せず、うまくいかないか、害harmになるのです。Let me show you what I mean。

Glucksbergはこれと似たanother experimentもしました。このように若干違ったslightly differentな形で問題を提示したのです。Tableにwaxがたれないようにcandleを壁にattachしてください。条件は同じ。あなたたちは平均時間を計ります。あなたたちにはincentiveを与えます。What happened this time?今回はincentivizedグループの方が断然勝ちました。Why?箱に画鋲が入っていなかったから。it's pretty easy isn't it?(「サルでもわかる」ロウソクの問題) (笑)

If-then rewards work really well for those sorts of tasks。Simpleなルールとclearな答えがある場合です。Rewardsというのはfocusを狭めmindを集中させるものです。That's why報酬が機能する場合が多い。だからこのような狭い視野で目の前にあるゴールをまっすぐ見ていればよい場合にはthey work really well。But for the real candle problem, そのような見方をしているわけにはいきません。The solutionが目の前に転がってはいないからです。周りを見回す必要があります。Rewardはfocusを狭め、私たちの可能性possibilityを限定restrictしてしまうのです。

Let me tell you why this is so important。In western Europe, in many parts of Asia, in North America, in Australia, white collarの仕事にはthis kind of workは少なく、このような種類の仕事が増えています。That routine, rule-based, left brain work, certain kinds of accounting, certain kinds of financial analysis, certain kinds of computer programingは 簡単にアウトソースできます。簡単にautomateできます。Softwareのほうが早くできます。世界中Low-cost providersがいます。だから重要になるのはthe more right-brained creative, conceptual kinds of abilitiesです。

Your own workを考えてみてください。Youが直面faceしている問題は、あるいはweがここで議論しているようなproblemsは、こちらのkindでしょうか?A clear set of rules, and a single solutionがあるような?そうではないでしょう。ルールあいまいで、答えはそもそも存在するとしての話ですが、驚くようなsurprisingものであり、けっして自明obviousではありません。Everybody in this room is dealing with their own version of the candle problem。And for candle problems of any kind, in any field, if-then rewardsは機能しないのです。企業の多くはそうしていますが。

Now, これにはcrazyになりそうです。どういうことかというと、これはfeelingではありません。私は法律家lawyerです。Feelingsなんて信じません。This is not a 哲学philosophy。I'm an American。Philosophyなんて信じません(笑)。This is a fact。私が住んでいるWashington D.C.でよく使われる言い方をするとtrue factです(笑)。(拍手)Let me give you an example of what I mean。Evidenceの品を提示します。Iはstoryをtellしているのではありません。I'm making a 立証。

Ladies and gentlemen of the 陪審員, 証拠を提示します: Dan Ariely, one of the great economists of our time, Heは3人の仲間とともにsome MIT studentsを対象に実験studyを行いました。These MIT studentsにたくさんのgamesを与えます。Creativity, and 運動能力motor skills, and concentrationが要求されるようなゲームです。そして成績に対するthree levels of rewardsを用意しました。Small reward, medium reward, large reward。Okay?非常にいい成績なら全額、いい成績なら半分の報酬がもらえます。What happened?「As long as the task involved only mechanical skill、bonusesは期待通りに機能し、報酬が大きいほどパフォーマンスが良くなった。 しかし、cognitive skillが多少とも要求されるタスクになると、larger rewardはより低い成績をもたらした。」

Then they said,「cultural biasがあるのかもしれない。Indiaのマドゥライで試してみよう。」In Madurai, Standard of livingが低いので、North Americaではたいしたことのないrewardが 大きな意味を持ちます。実験の条件はSameです。A bunch of games, three levels of rewards. What happens? medium level of rewardsを提示された人たちは small rewardsの人たちと成績が変わりませんでした。But this time, people offered the highest rewards, they did the worst of all。「In eight of the nine tasks we examined across 3回の実験, よりhigherインセンティブがworse成績という結果となった。」

これはおなじみの感覚的なsocialistの陰謀conspiracyなのでしょうか?No. Theyはeconomists from MIT, from Carnegie Mellon, from the University of Chicagoです。And do you know who sponsored this research? FRBです。これはまさにAmerican experienceなのです。

Let's go across the pond to the London School of Economics。11人のNobel 受賞者 in economicsを輩出しています。Great経済頭脳がここで学んでいます。George Soros, and Friedrich Hayek, and Mick Jagger(笑)。Last month, just last month, economists at LSE looked at 51 studies of 成果主義 plans, inside of companies。彼らの結論は「We find that 金銭的なインセンティブ can result in a negative impact on 全体的なパフォーマンス.」ということでした。

There is a 食い違い between what 科学 knows and what ビジネス does. And what worries me, as この潰れた経済の瓦礫の中に立って, is that あまりに多くの組織 are making their decisions, their policies about 人や才能, based on assumptions that are 時代遅れ, 検証されていない, and rooted more in 神話 than in 科学. this 経済の窮地からget out ofと思うなら 21st century的な答えのないtasksで high performanceを出そうと思うのなら、wrong thingsを これ以上続けるのはやめるべきです. To 誘惑 people with a sweeter carrot, or 脅す them with a 鋭いムチ. まったく新しいアプローチが必要なのです.

And the いいニュース about all of this is that scientistsが新しいapproachを示してくれているということです. It's an approach built much more around 内的な motivation. Around the desire to do things because they matter, because we 好き it, because they're 面白い, because they are 何か重要なことの一部. And to my mind, that new operating system for our businesses revolves around three elements: 自主性、成長、目的. 自主性, the 欲求 to 方向 our own lives. 成長, the desire to get better and better at 何か大切なこと. 目的, the 切望 to do what we do in the service of 大きな何か than ourselves. これらがour businessesのentirely new operating systemの要素なのです.

I want to talk today only about 自主性. In the 20th 世紀, we came up with this idea of マネジメント. Management did not 自然に生じた. Management is like -- it's not a 木. It's a テレビ. Okay? Somebody 発明した it. And it doesn't mean it's going to work 永久に. Management is great. 服従を望むなら, Traditional notions of management are ふさわしい. しかし参加を望むなら, 自主性 works better.

Let me give you some 例 of some kind of 過激なnotions of 自主性. What this means -- あまり多くはありませんが 、非常に面白いことが起きています. Because what it means is paying people 適切に and 公正に, 間違いなく. Getting お金の問題 off the table. And then giving people 大きな自主性. Let me give you 具体的な例.

How many of you ご存じ of the 会社 Atlassian? 半分もいない感じですね(笑). Atlassian is an オーストラリアソフトウェア会社. And they do すごくクールなこと. A few times a year they tell their エンジニア, "これから24時間何をやってもいい, as long as it's not part of your regular job. Work on 好きなことを何でも" So that エンジニア use this time to come up with a cool 継ぎ接ぎ for code, come up with an エレガントなハック. Then they 何を作ったのか見せる to their teammates, to the rest of the company, in 雑然とした全員参加の会合 at the end of the day. And then, オーストラリアですから, everybody has a ビール.

They call them 「FedExの日」. Why? Because you 何かを一晩で送り届けなければならない. It's 素敵. It's not bad. It's a huge 商標権 侵害. But it's pretty clever. (Laughter) That one day of 集中的な自主活動 has produced 多数の software 修正 that might never have existed.

And it's worked so well that Atlassian has taken it to 次のレベル with 20 Percent Time. Googleがやっていることで有名ですね.Where エンジニア can work, spend 20 percent of their time working on anything they want. They have 自主性 over their time, their task, their team, their 技術. Okay? Radical amounts of 自主性, And at Google, as many of you know, 新製品の半分近く in a typical year are 生まれています during that 20 Percent Time. Things like Gmail, Orkut, Google News.

Let me give you an even more 過激な example of it. Something called 「完全結果志向職場環境」. The ROWE(Results Only Work Environment). Created by two American コンサルタント, in place at about a dozen companies around 北アメリカ. In a ROWE people don't have スケジュール. They show up 好きなときに. They don't have to be in the office 特定の時間に, or any time. They just have to 仕事を成し遂げる. How they do it, when they do it, where they do it, is totally up to them. ミーティング in these kinds of environments are オプショナル.

What happens? ほとんどの場合, productivity goes up, 雇用期間 goes up, 社員満足度 goes up, 離職率 goes down. 自主性Autonomy, 成長mastery and 目的purpose, These are the 構成要素 of a new way of doing things. Now some of you might look at this and say, "Hmm, 結構だけど、it's 夢物語." And I say, "Nope. I have 証拠."

The mid 1990s, Microsoft started an 百科事典encyclopedia called Encarta. They had deployed all the right インセンティブ. All the right incentives. They paid プロ to write and edit 何千という記事. たっぷり報酬をもらっている managers oversaw the whole thing to make sure it came in on budget and on time. 何年か後に another encyclopedia got started. 別なモデル, right? Do it for 楽しみ. No one gets paid a cent, or a Euro or a Yen. Do it because you 好き to do it.

ほんの10年前に, if you had gone to an 経済学者, anywhere, And said, "Hey, I've got 百科事典を作る2つのモデル. 対決したら, who would win?" 10 years ago you could not have found a single まともな経済学者 anywhere on planet Earth, who would have predicted the Wikipediaモデル.

This is the 大きな battle between these two approaches. This is モチベーションにおけるアリ vs フレージャー戦. Right? This is 伝説マニラ決戦. Alright? 内的な motivators versus 外的な motivators. Autonomy, mastery and purpose, versus アメとムチcarrot and sticks. And who wins? Intrinsic motivation, autonomy, mastery and purposeが ノックアウト勝利します.まとめましょう.

There is a 食い違い between what science knows and what business does. And here is what science knows. One: Those 20th century rewards, those motivators we think are a 当然 part of business, do work, but only in a surprisingly narrow band of circumstances. Two: Those if-then rewards often 損なう creativity. Three: The 秘訣 to high performance isn't rewards and punishments, but that 見えない intrinsic drive. The drive to do things 自分自身のため. The drive to do things それが重要なことだから.

And here's the best part. Here's the best part. We already know this. The science confirms what we know in our hearts. So, if we repair this mismatch between what science knows and what business does, If we bring our motivation, notions of motivation into the 21st century, if we get past this lazy, dangerous, ideology of carrots and sticks, we can strengthen our businesses, we can solve a lot of those candle problems, and maybe, maybe, maybe we can change the world. I rest my 立証。

2009-10-02

[]10月2日 終末の楽しいデート

司法修習生の増男です。

今日ちょっとしたヘビーな起案がありました。

今日もいい飲み会日和でしたが、起案のせいで今日の酒はちょっとしょっぱかったです。涙の味で。

さて、今日は、あまり言及されてこなかった、司法修習生たちの恋愛事情についてお話しましょう。

はっきり言ってこの業界業界内の結婚が多いです。昔から

そのきっかけは、たいてい司法修習中に付き合って、てのが非常に多い。

まあ朝から晩まで一緒に過ごす修習の期間が2年もありゃ、くっつかないわけがないっていう話です。

しかし、近年では新制度の風が入ってきています

最近増えてきた事例は、ロースクール恋愛関係になって、そのまま修習に来るというパターンです。

かつても、勉強仲間同士で一緒に合格して、っていうのはあったんでしょうけど、合格率も合格者数も少なかったのでレアだったはずです。

今では、ロースクールカップルで仲良く合格をもぎ取る羨ましい奴らが結構いてます。まあ片方だけが受かったという、^^;なカップルもいますが。

修習生同士のみならず、実務修習で裁判所検察庁を回っているときに、職員さんと出来てしまうっていうのもよくある話です。

そう言われて見ると、修習生がお世話になる部署は若い職員が多かったような・・・

こういった内部調達派も多いですが、外部に走る者も当然います

若くして合格し、渉外事務所(初年度から年収1000万円以上が約束されている)に内定もらったやつは、女子アナスッチーモデル合コンしまくりw、みたいな話を聞いたことがあります

そうでなくても、地方普通OL合コンして、っていう人もいます。仲間にも何人かいます

また、合格発表直後に、受験生活を陰で支えてくれた恋人結婚、という泣ける話も少なくないです。

ともあれ、修習中に結婚すると、8万円のお祝い金と、新婚旅行に行ける権がもらえます

なので、わざわざ修習中に入籍する人は多いです。

2009-10-01

[]10月1日 現実逃避

こんばんは。司法修習生増田です。

絶賛現実逃避中です。

さて、今日リクエストのあった、新司法試験の出題趣旨についてコメントしたいと思います。

と思ったんですが、今年のは受けてないので、新司法試験について一般的なあたりを述べてみたいと思います。

司法試験は、中日を挟んで5日間にわたって実施されます。

試験は、大卒なら免除になる一次試験の後に、択一論文からなる二次試験、最後に三次試験として口述試験がありました。

そして、択一合格発表論文試験前に出るので、択一対策と論文対策を分けて行うことが出来ました。

しかし、新制度では、一次試験三次試験がなくなった代わりに、択一論文を同日程で行うこととなりました。

そして、択一の出題範囲は、旧試験では上三法(憲法民法刑法)だったのに対して、上三法に加えて、商法民事訴訟法刑事訴訟法行政法も出題範囲に加わっています。

論文科目についても、行政法が加わっていて、さらに、専門性のある科目が選択科目として追加されています。

論文では、公法系、民事系、刑事系、選択科目について、それぞれ3~4時間かけて、超長文の問題を扱っていきます。

試験時間の総計は30時間を超えます。

そして、ロースクール卒業後5年以内に3回しか受けられません。

よく、新司法試験合格者は、旧試験合格者より質が劣る、という言説が聞かれます。

実際に、今の司法試験合格率は非常に低く、合格者が少ないので、質が高いのは間違いありません。

もっとも、以下のような事情もあります。

つまり、新制度では受験回数の制限があるので、記念受験などあり得ないが、旧試験ではそういう受験生が多い。

また、上述のとおり、試験自体が過酷になっていて、法律知識以上に、高度な情報処理能力が要求されている。

そう考えると、言うほど質が粗悪というわけでもないような気がします。

そして、質が低いの一例としてあげられている、2回試験合格率の低下ですが、これもおかしい。

というのも、質が低いと言われ出したのは、司法試験合格者が増え始めた時期ですが、これは同時に、司法修習の期間が短くなった時期でもあるのです。

また、かつては司法修習は2年間でした。それが現在では1年です。身につけるべき事項は、新制度施行とともにどんどん増えていきます。

もっといえば、「弁護士と1度酒を飲みに行ったら就職が決まった」というようなかつての牧歌的就職状況とは違って、現在では、弁護士業界は超氷河期です。

いきおい、就職活動に割くべき時間も増えています。

出来なくなって当たり前のような気がします。

2009-09-14

司法試験同人活動

はてなには色んな人がいるから聞いてみたいんだけど、

司法試験勉強同人活動を並行してやってた人はいるんだろうか。

正しく言うと自分司法試験ではなく法科大学院入試に向けて勉強しています。

そして高校からずっと同人をやっています。

書く方。マンガではありません。

ローの入試対策なんて大学受験に比べたらそう大した勉強量ではないと思う。

勉強する科目限られてるし。

まあ大学受験してないんだけどさ。

だから今はまだ同人みたいな時間と金使う趣味を続けてられるんだけど、

ロースクールに入ったらどうなるんだろう。

クソ忙しいっていう話しかしない院生にはとてもじゃないけどそんなこと聞けない。

同じ予備校の友人に相談できる話でもない。なめすぎだろって軽蔑されそうだ。

もしこの件に関して何らかの知識か経験を有する人がいたらぜひ教えてください。

あと、法曹になっても同人やってる人っているのかな?

これは時間の問題じゃなくてバレるといろいろヤバいんじゃないかって思うので気になるんですが。

タイトルとは趣旨が違ってしまったけど、とにかく法曹法曹の卵で同人やってる人の話が聞いてみたいです。

2009-09-06

生命科学専攻からの専攻ロンダ まとめ

専攻ロンダランキング

超勝ち 医学部編入

大勝ち 機械電気薬学部歯学部獣医編入

中勝ち 情報化学工学

勝ち   材料、応用化学物理(物性)、ロースクール

普通  農芸化学物理(理論)、 数学

負け 建築土木環境、 医歯薬獣無資格修士

大負け 分子生物学文系

SSS神大(国)、名大医学部編入(国)】(難)..バイオ科目で受験可能、【群馬医】..面接重視

A 【慶大理工(私)、早稲田先進理工電気情報生命(私)】..バイオ科目で受験可能、【阪大基礎工(国)、東大京大化学(国)】...一部バイオ科目

B 【東大新領域(国)、東工大すずかけ(国)】...入試科目少、倍率低、【東北大医工学(国)】....バイオ科目で受験可能、【上智理工 (私)】...バイオ科目で受験可能、【名古屋理学部物質理学専攻(化学系)A入試】...バイオ上等。他専攻はプレゼンのみ

C 【筑波大システム情報(国)】...入試科目少、倍率低、知能機能は実質機電系、【阪大情報科学(国)】...バイオ受験可能、【早稲田情報生産システム(私)】...専門科目なし

D 【NAIST(国)】...専門試験なし 【電通大IS(国)】...入試科目少、【豊田工業(私)】...入試科目少

E  【JAIST(国)、前橋工科(公)、会津大(公)、産業技術大学院大学(都立)、九州工業大学生命工学(国)(生体と機械の融合がテーマ。実質機電系)】...専門試験なし、【徳島大電電(国)】..数学英語のみ

死亡フラグ 【そのまま入院

ロンダに有利な分野?

電気回路(デジタル回路も足りないが、アナログ回路はもっと足りない)

組み込みソフトウェア

・制御・ロボティクス

半導体

・パワーデバイス

信号処理

機械設計

流体力学

熱力学

・材料物性

・電力回路

・電力システム工学

・モーター

有機合成

化学工学

高分子

専攻ロンダしやすいかもしれない大学院重点化した大学

 ・東京大学大学院新領域創成科学研究科学際情報学府

 ・東京工業大学大学院総合理工学研究科社会理工学研究科イノベーションマネジメント研究科

 ・京都大学大学院エネルギー科学研究科人間環境学研究科地球環境学舎

 ・東北大学大学院情報科学研究科生命科学研究科環境科学研究科・医工学研究科

 ・名古屋大学大学院・ 国際開発研究科情報科学研究科・多元数理科学研究科・環境学研究科

 ・九州大学大学院総合理工学研究院・システム情報科学

 ・北海道大学大学院環境科学院・地球環境科学研究

 ・電気通信大学大学院情報システム研究科

 ・筑波大学大学院環境科学研究科修士)・生命環境科学研究科博士)・システム情報工学研究科

 ・早稲田大学大学院 情報生産システム研究科

 ・大阪大学大学院 言語文化研究科・国際公共政策研究科情報科学研究科生命機能研究科

 ・九州工業大学大学院 生命工学

 その他、広島神戸群馬大工学研究科が大学院重点化

 ・ 北陸先端科学技術大学院大学 (JAIST)

 ・ 奈良先端科学技術大学院大学 (NAIST)

 ・ 産業技術大学院大学

専攻ロンダお買い得(難易度に対するリターンが大きい)だと思う院

倍率が異様に低い上、試験形式が面接での口頭試問(教養数学物理)+成績証明書重視なので

専攻ロンダにとっては非常に都合がいい。

東京へのアクセスが容易。

MS専攻は倍率が高いが他はそうでもない。東京という立地が素晴らしい。

地方国立独立研究科なので倍率が低い。今年の筆記試験は1倍。

データ見る限り機電系研究室なら就職良好、小倉の近くなので地方国立にしては立地もよい

一応バイオ出身者が前提にカリキュラムが出来ている。

立地が悪いとか、Fランロンダばかりと陰口が叩かれてるけど

研究力もあるし就職もそこそこ。

ほとんど試験勉強が必要なく専攻ロンダが可能な点が素晴らしい。

研究就職ともに共に良いが倍率が異様に高い。

今のところ、卒業生無し。

母体工学部なので工学系の研究がほとんど。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その1


715 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 18:04:54

筑波首都横浜クラスの機電に専攻ロンダ成功したお

東工大すずかけの機電受けるつもりが受験対策に時間つくれなくて諦めたけど

東工大院試スレ見たら今年はありえない高倍率、高難易度だったみたい

筑波首都横浜クラスは機電も全入で就職最強

お得感異常だからこれから院試のやつに勧めておく

 

 

719 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 18:47:01

>715が事実ならバイオに生気が戻るんだが

  

722 :715 :2008/08/19(火) 19:16:38

釣りじゃねーよ

たしかに東大かつ学部生なら工学部より経済学部のほうが生涯収入も多いだろうよ

凡人の俺には関係ない話だが

  

さて院試の話だが、筑波首都横浜(それに千葉とか電通農工)あたりの国公立は

宮廷大と違って外部から学生が全く入ってこない

院試は実質定員の概念がなく設定された足切りラインを突破すると合格なので

入試とは名ばかりの形式だけのものになってる専攻がたくさんある

機械電気は人気がないから教官は外からの学生をすごい欲しがってる感じだったよ

研究室の先輩にFランクみたいな大学の人も普通にいた

俺は本格的に勉強したのは2ヶ月だけで間に合った

探すと受験科目の少ない専攻もたくさんある

特定されない範囲なら知りたいこと答えるよ

  

723 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 19:28:57

>722

どこらへんのランクバイオから入ったの?学部と機電の専攻とのギャップは?

例えばバイオ系ロボやってるところとか志望したの?

筑波首都横浜機電院って文集もできる?

  

 

725 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 19:46:06

>723

大学は下位国立バイオ系だな

志望研究内容は普通にメカトロニクス、ロボティクス系

志望理由は単純に「興味がなくなったから」

文集は無理

ただし先輩の内定先はロンダ、専攻変え含め全員一流メーカーがずらり

うちの研究室だと松下日立、NTT系など

推薦も充実してるし選び放題

  

はやめに教官コンタクトとって仲良くなるのが大事っぽい

メール教官が外部をどう思ってるのか感じとれ

俺はTOEIC400で終わってたんだが教官が下駄履かせたかもしれん

 

 

727 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:05:07

>725

今4年なの?

だったら脱バイオ第一号だぜ!

  

  

728 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:07:12

バイオ

ちなみに就活してた?もししてたらどんな状況だった?

  

  

731 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:26:07

>727

4年

合格内定もらったばかり

このスレで脱出を決意した

  

>728

全くやらずに院試に集中

電通大情報システム研究科TOEIC100専門200の配点だが

専門で小論文を選べる+半分弱がボーダーで倍率1.3程度だから滑り止めに使える

今からTOEICやっとけ(600でアドバンテージになる)

あと最悪に備えて確実にひとつ合格欲しいならJAISTかな

  

バイオメカトロニクスロボティクスの鞍替えは

生命について勉強するうち、生命の動きのメカニズム

それを工業製品として実現することへ興味がわきました」でおっけー

人工知能系、制御シミュレーション系もこれで行ける

  

  

736 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:48:20

もう院試終わったから情報大公開

あと俺の知ってる有用情報は・・・

それぞれだいたいの合格ラインとか

電通大情報システム研究科TOEIC500専門半分弱(小論文選択可)←就職良好

東北機械→外部の倍率1.5倍の穴場(受験生はたいした学歴じゃない)

情報ホームページでフル公開

数学科目が多いけど専門は制御、機械力学が簡単で独学楽

TOEIC500、専門半分くらい

筑波システム→学部成績かなり重視、倍率かなり低い

専門知識全くいらない

TOEIC500ボーダーは謎だがかなり低い

首都システムデザイン→航空以外かなり倍率低い、教養数学とほんのちょっとした専門

TOEIC500簡単な筆記六割

JAIST情報系→まじ全員、1回目で受けれ

NAIST情報→倍率二倍と少し大変、就職かなり良し、どんどん倍率上がるから受けるなら当然1回目

基礎数学3問について聞かれ二問答えれば良い

あとは英語TOEIC600でアドバンテージに)

事前に書いていく小論文(実質志望理由書)を超重視

 

東京新領域→2ちゃんに騙されるな

外部倍率五倍の難関

自信あるならどうぞ

すずかけ→2ちゃんに騙されるな

人気専攻は普通に難しい(メカ、電、情系)

筆記で受ける時は実質外部倍率おそらく2~三倍

受けるなら入試科目と倍率要チェック

  

バイオ数学勉強するなら石村園子のやさしく学べるシリーズが神

これで知ってることだいたい全部だ。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その2

250 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:37:47

学部で就職できなかったので地底大学院化学受けたら受かりました

  さようならバイオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

  

  

  

  

  

251 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:41:27

おめ!!!!!!!!

研究室の分野は?

  

  

252 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:44:10

専攻ロンダ成功者第二号だな

  

  

254 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:59:14

>251

合成系ですwwwwwwwwwwwww

研究室勝ち組なんですがwwwwwwwwww

  

  

ただ学部の学歴駅弁バイオだから就職きついかもしれない

  

専攻ロンダに成功した人の書き込み その3

661 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 01:56:35

筑波生物資源→筑波知能機能にロンダ成功

  

662 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 09:00:13

機電に行った奴が今までいるかどうかは重要じゃないだろ

  

みんなと一緒の進路なんて言ってたらピペド一直線じゃないか

  

663 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 09:01:10

>661

おめ。

事実ならなんかアドバイス頼む

  

669 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 20:05:10

>661

まじか、おめ

しかも機械。すげー

  

671 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 20:21:34

>663

アドバイスって、知能機能に受かるためのアドバイス

工学部へのロンダ一般?

  

673 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 21:03:02

>671

バイオからも入りやすい?入試対策どうした?知能機能の就職ってどう?

  

676 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 22:25:55

>673

入試TOEIC(100点)、成績(200点)、口頭試問+面接(300点)

口頭試問は

微積分(微分方程式含む)+線形代数が必須

力学情報基礎を選択

問題は簡単な割りに多少間違えたからと言って落ちない。

俺はTOEIC630/730、成績Aが3割強、Bが4割、口頭試問は3分の2ぐらい正答

で受かった。

就職はこれ↓

http://www.iit.tsukuba.ac.jp/about/job.html

  

678 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/17(金) 00:12:58

>676

よく口頭試問って言うけど、それってどんなこと聞かれるの?

用語の定義とか?それとも計算問題やらされたりするの?

  

679 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/17(金) 00:28:58

>678

覚えてるのは

∂e^(xy)/∂x

2階常微分方程式の簡単な問題

3×3行列固有値固有ベクトル、正規直行規定を求めよ。とか

力学運動方程式を書いて解けとか、教科書の例題レベル

専攻ロンダに成功した人の書き込み その4

635 :就職戦線異状名無しさん :2008/04/23(水) 21:30:01

東北大学の 理学部 生物から

京大化学系のところにいった。もともと岐阜あたりの

生まれだったから、生まれ故郷に近くなってよかった。

学部の研究は・・・どうでもいいだろ。

院は物性よりの化学系かな。

  

さて、就職ですが、私は物性よりの化学なので、就職が滅茶苦茶

いいというわけではないらしい。

それでも同期で就職に困ってる人はいませんでした。

修士卒業のころは、氷河期の真っ只中(2000~2001)でしたけどね。

  

一番就職いいのは巷で聞くところでは、化学合成とからしいです。

まず、就職がないということは、絶対にありえないと。


専攻ロンダに成功した人の書き込み その5

   

318 :就職戦線異状名無しさん :2008/04/17(木) 07:10:11

奈良先の物質に専攻ロンダしました。

典型的文系生物タイプ自分には量子力学が理解出来ません。

   

  

138 :名無しゲノムクローンさん :2008/06/20(金) 21:28:51

おれは去年NAISTに専攻ロンダしたものです。

今は物質系で研究がやっと始まったところです。

今は有機EL研究に没頭しています。ほんとに楽しいです。

バイオのくだらん研究とは大違いです。

NAISTは他専攻から来た人のための教育が充実してますし

なんといっても全学生が他大からきてるっていうのが安心できます。

量子力学とか半導体工学とか最初は難しくて苦労しましたが今では

かなり理解できるようになりました。なんといってもウンコ生物より楽しい!!

  

みなさんの専攻ロンダ成功を祈っています。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その6

369 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/20(月) 01:15:58

まだのとこもあるようだが、脱バイオ成功者が出た模様

  

719 名前就職戦線異状名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 23:01:36

その時は他分野からバイオに入るよ

jaist化学は受かってて後は、naiの物質待ちだし

  

これで何人目かな? まあ、2chもそこそこ役に立ったのかねw

  

378 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:12:57

>369

その書き込みをした人です

naistも受かって合格通知が届きました

http://www.seospy.net/src/up9595.jpg

http://www.seospy.net/src/up9596.jpg

これでうんこバイオにおさらばできそうです

名残惜しくはまったくないが、最後に挨拶をしておこう

さwwよwwうwwなwwらwwバwwイwwオww   

 

380 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:33:11

>378

おめ

意外と専攻ロンダ成功が多いなw

この調子で転部スレのやつも頑張ってくれろ

  

382 :378 :2008/10/22(水) 17:39:08

わかりますた

naist物質については、小論と面接だけでTOEICは今年から廃止されましたので他分野からも入りやすいと思いますよ

ただし、大学院に入ってやりたいことと学部での研究内容についてかなり突っ込まれて聞かれます。

志望する研究室に入れるとは限りませんが、コンタクトは先にとっておいてやりたい研究テーマも具体的に決めておくといいと思います。

  

383 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:46:31

専門なしで入ったってことは、これから勉強すること

2009-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20090802204309

文章力の不足ってレベルじゃねえぞ。

あんたアメリカ人か? 

それと、なぜ金欠大学中退者が、

アメリカロースクールに入れるのか。

そしてどうして、さらりとドイツで暮らしているのか。

悪い夢の話のような気味悪さだ。

ロースクールという言葉を見て

ロールケーキが食べたくなったものは挙手せよ

これは親不孝にあたるか?

/1/

知人に海外に住む女性がいる。彼女は、幼い頃から母子家庭で育ったが、母からは虐待に近い扱いを受けてきた。

出来損ないなどと言われる言葉暴力を受けたり、学校から帰ってきて夕飯の時間になったら500円だけ与えられて勝手自分で食事を買ってくるように言われたり。

彼女鬱病を乗り越えて、自分で働いたお金大学受験し、東大合格した。

(ちなみに、高校に行かせても貰えなかったので、大検を使って受験した)

しかし、家賃を払うだけのお金は捻出できず、やむを得ず母と一緒に暮らすこととなった。

母は娘が東大に入った事を全く気に止める様子もなく、勝手にしろという感じであった。

父親や祖父母が遺したお金を母は贅沢に使っていたが、娘は食費を除いては殆どと言っていいほどお金を与えられなかった。

依然として言葉暴力も続いており、娘は大学中退を決心し、アメリカに渡った。

そして、彼女ロースクールを出て、弁護士としての道を歩み始めた。

/2/

ところで、彼女には5つ上の生まれつき知的障害の兄がいた。母はこの兄を大切にしており、明らかに依怙贔屓していた。

彼女現在31歳、兄は5つ上、母は30歳年上である。詳しいことは知らないのだが、兄は結構重度の知的障害なのに、自宅で暮らしているという。

母はそろそろ身体の自由が利かなくなってくる年齢であり、兄の面倒を見るのが大変になってくることが予想される。

それなのに、彼女は一度として母に連絡することなく、ドイツでの年月を過ごしたのである。

年に数回くらい電話を入れても良さそうだが、彼女はよほど母を嫌っているようである。虐待されたトラウマがあるのだろう。

日本にいた頃も、「母がいなくなればいいのに」と仕切りに言っており、早く日本を出たいと漏らしていた。

そうして逃げるように海外に出てきたのだから、家族のことは一切思い出したくなかったようで、母との連絡を一切とっていなかった。

母も母で、娘が海外に出ることを聞いて、「アンタがいなくなってせいせいする」と言ったそうだから、

連絡を取る義理が無いような気がしないでもない。

/3/

だが、1つ問題が発生した。

ロースクールを出て、人生の節目にあたる時になり、彼女は生まれ故郷に帰りたくなった。

母の所には帰りたくないが、親戚のなかで唯一懇意にしてくれていた叔母の所になら帰れると思って、親戚の家を訪ねたのである。

しかし、彼女が親戚に会って最初に聞かされたことは、母はもうこの世にいないということだった。

この時の彼女の気持ちについて、詳しく聞いていないが、どんな気持ちだったのだろう。

憎んでいて二度と見たくないと思い、避け続けていた母が、もういないと知って、安心する気持ちも少しはあったかもしれない。

だけど、彼女良心の呵責を少なからず感じているようであった。今後自分が背負っていくことになる、人に話せない秘密だと語っていた。

当然、彼女弁護士なので、民法子供が親を扶養する義務が定められていることは分かっているに違いない。

私は法律のことは全く分からないが、親に虐待され、しかも親から「いなくなってせいせいする」とまで言われたのであれば、

扶養しなかったことは罪悪に当たらないような気もする。

2009-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20090530025954

法曹の人数が激増しているので、ロースクールも相当優秀じゃない限りペイしないよ。

2009-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20090527043650

自分の中で気持ちの整理を付けておかないと、仕事を辞めたところで

ロースクールに行きだしたり、公認会計士とか弁理士とかの難関資格を目指し出したり

子どものお受験に入れ込みすぎて精神を病んだりしそう。

2009-03-23

http://anond.hatelabo.jp/20090323070529

ちょっとコピペっぽいような。

cf. http://d.hatena.ne.jp/fly-higher/20090321/1237656030

というかこの人、院生って、ロースクールの人だったのか……

ちょっと話が噛み合ってないなあ、とは思う。

2009-03-18

東大文1に半年で受かった勉強法(10年前だけど)

偉そうに合格体験記でも書いてみようかと思います。知り合いにもはや受験生はいないのですが、d:id:lonlon2007:20090317が目に付いたので。

ぶっちゃけると受験勉強は「想像していたとおり楽。」でした。受験勉強を始める前は受験生ってのは寝てる時間と飯食ってる時間以外は全部勉強に当てて、たま徹夜勉強する!みたいな偏見は全く持ってなかったんですが、やっぱりそのとおりでした。むしろ10月までバイトしていたのがたたって出席日数が足りず授業のコマ数が増えたうえに出席日数を充たした他の生徒が次々と休み始めるために授業中に寝にくくなり、平均睡眠時間が減っていきました。(寝ないと動けないんですが・・・)

東大は天才じゃなくちゃ入れないっていうのは確実に嘘。「東大生」は学部生だけで約1万、ほぼ京大もほぼ同じ、わずか4〜5歳間に2万超もいる人たちを「天才」とは言わない。天才なら楽に入れるなら本当かも。

秀才が3年間こつこつ勉強して入れるっていうのは本当。「〜初めて入れる」は微妙。秀才でも凡人でも3年間もコツコツ勉強すれば入れるんではないでしょうか。本当に「コツコツ勉強」していれば。

「色んな人が色んなところにこうやれば受かる勉強法!みたいなのを書いていますが、個人個人で合った勉強法は違うので、色々な方法を試してみて、自分に合ったものをやるのが一番いい」というのは当然のことで、id:lonlon2007が長々書いてる中で唯一の真理

id:lonlon2007を逐一もじるのは早くも飽きたので、というよりもそんなに長く書くこともないので簡潔に。

ちなみに残念ながら僕は、『苦手科目は世界史日本史得意科目は数学と化学と物理と地理』だったので「理1なら1ヶ月で受かるんだけどな、下手すりゃ今日にでも受かるかも」と思いながら勉強していました。

あと、基本的に家では喫煙を禁じられていたので、主にガストジョナサン勉強してました。当時(約10年前)のファミレスはせいぜいがホットコーヒーのみおかわり自由で、ジョナサンアイスコーヒーおかわり自由とガストドリンクバーには大変助けられました。あっ、嘘だ。一番勉強したのは学校。さっき書いた通り10月バイトを止めてからは授業にかなり出るようになったので、授業科目を耳で聴き、別の科目の教科書を目で読み、2科目並行で勉強してました。あとはファミレスで数学や英語(主に英作文)の難問を広げ、頭の片隅でその回答を考えつつ苦手の世界史テキストを読んでいました(たぶん後で書くけど教科書ノートよりも新書が多かった)。

風呂の中や通学電車の中で小説を読んでる時も、未だ解けていない難問や数日内で間違えた問題のことを完全忘却しているわけではないのですが、机の前以外では何か思いついても頭の中にメモるだけ。勉強しない時は勉強しないとメリハリをつけるようにしていました。ちなみに「机の前」には授業時間が含まれます。高校生は一日の半分近くを学校で机に向かっているわけだから、勉強時間は非常に長い。一部の(私立)進学校や特別選抜クラスのような環境でもなければ「授業のコマ数が減る」ことはないと思いう。嫌でも一日の半分近くが勉強時間。「寝てる時間と飯食ってる時間以外は全部勉強に当てて、たま徹夜勉強する!みたいな偏見」は授業時間を効率的に使えていない人が持つのではないかと思います(あとは生徒に自由時間を多く与える方針の学校の生徒)。そういう意味では「勉強効率」がポイントというのは同意できる。

うちの高校(某都立)では文化祭(とついでに体育祭)が一大行事としてありますが、殆どの人は夏季講習と文化祭の準備を両立させ文化祭が終わった9月頃から本格的な受験勉強を開始するようです。かく言う僕も文化祭が終わって(ちょっと学校側とイロイロあって)バイトを辞め、10月から受験に力を入れ始めました。今、気付いたんですがid:lonlon2007は「6月から」とのことなのでタイトルに偽りありで約半年、僕の方も10月からなのでタイトルに偽りありで約4ヶ月ですね。開始をもう1月遅らせておけば「四半期で受かった勉強法」とゴロ良くピッタリなタイトルにできたのに。

まず何をしていいか分からない!ということで過去問を解いてみました。いや、模擬試験を受けたかも。なにぶん10年前なので記憶が・・・。とりあえず法学部志望なのに受験敵性では明らかに理系向き。その分、周りが国公立を難しいという理由の一つである文系なのに理系科目(理系でも文系科目)、という関門はあっさり突破。選択授業も理系用の数学(と化学と物理)をとっていたので2次試験の数学もさほど難しいとは思いませんでした。

「まず」も何も、とにかく苦手の世界史だけやろう!ということでそれまでは小説に費やしていた読書時間を歴史系の新書に切り替えました。もともと古本屋めぐりは趣味だったので行動範囲の古本屋の50-100円コーナーで歴史系の文庫新書を買い占め。2年半バイトしていたので他の高校生男子よりもお金を持ってはいました(うちの高校は縁遠かったけど世間では「ブルセラ」華やかなりし頃。女子高生は金を持ってた)。がそんなこととは関係なく、買い占めたと言ってもせいぜい100冊程度。私立や塾に通うことを考えれば微々たるものです。

いつどんな問題でも満点を取れる!と思わない科目を勉強する分には必ず点数の上昇につながるので、わざわざ『勉強スケジュール』を組む必要はありません。数学は1日勉強しても1点分しか稼げないけど、英語は1日の勉強で2点稼げる、てなことが計算できるのなら『勉強スケジュール』も有効かもしれません。しかし、そんな計算ができる人は自分の欠点が分析できているのだから、すぐに数学でも2点稼げるようになります。満点を取れない間は何をやっても点数に繋がるのだから『勉強スケジュール』なんか不要。そもそも『勉強スケジュール』を考えようと言う発想が今日今日までありませんでした。夏休み宿題@小学校で1日のスケジュールを考えろと言われた時以来の衝撃です。『勉強スケジュール』は学校バランス配分してくれた「時間割」で十分だと思います。

夏休みバイト文化祭だけだったので、休日勉強について。休日はNHKで将棋を見てから昼食、最寄り駅周辺の古本屋を回ってからファミレスへ。(好きなのが将棋で幸い。これが囲碁だったら午後の大半がテレビでつぶれる。当時はネット中継がなかったのも幸便)本を1冊読んで(1〜2時間)から勉強。最低2時間はやろうと決めていて実際2時間くらいなら集中力は続きます。鉛筆ナメナメ英作文を推敲していると気付くと2時間なんてこともあって最低2時間の縛りは苦痛ではありませんでした。(学校じゃサボってると言ってもそれ以上やってるわけですし)

夏の「初の東大模試」は受けたような気がしてきました。模試の判定は最後までE判定だかF判定だったので「予備校の採点基準が間違ってる」と思ってました。私立であればともかく国公立の論述問題は大学教授を信用して、「間違ってはない」回答が書けていれば良しとしておきましょう。予備校の採点は予定された正解以外を大幅に減点する傾向があるように思います。英作文であれば日本語の1単語には4〜6音節の1単語の英語を対応させれば文句なしの正解で模試ではこれ以外は減点。実際にはそんな難しい単語を知らなくても中学校レベルの単語を組み合わせて意味が合っていれば大学教授は正解としてくれるようです(大学に入ったからといって採点基準を教えてもらえるわけじゃないけど、じゃなければ不合格だったはず)。

時期別対策?

10月〜11月

相変わらず模試は最低判定。意に介さず淡々勉強(授業)。

12月

出席日数を充たした生徒が続々と授業に来なくなる。いやがおうにも授業中に寝れなくなる。友人も受験モード突入で遊びの誘いも減る。悪循環?好循環?

センター対策は・・・必要なんでしょうか。東大京大の2次試験を見据えていれば不要な気がします。敢えて言うなら文系理科理系社会科でしょうか。僕の場合理科得意科目だったので無視。

センター

というわけでセンター試験対策としては過去問をやってみたくらいです。悪くても90点以上だったので、本番の集中力があれば大丈夫だろうとタカをくくる。それでも素材がたっぷりあるうえに冬休みは午前中の将棋(NHK)もない。勉強時間は比較的長かったように思います。午前に1〜2時間、昼飯を食って古本屋。別のファミレスで本を1〜2時間勉強1〜2時間。僕の中では最初と最後の時間差だけとって「6時間もやった」と思っていました。

冬休み学校に行かないので、毎日図書室で読んでたJapan Timesが読めなくなりました。かわりにテレビニュース英語音声で聞くようにする。親と妹も「受験生」ということで不満は抑えてくれてたようです。

ちなみに過去問時間を気にせずやっていました。調子が悪い時や面白い問題にであったときは1時間を超えることもあったと思います。過去問で高い点数を取ってもあまり意味がないので答えや力の確認ではなく、とにかく「どんな問題でも時間さえあれば解ける」という確信を持てるように。時間を気にしていないので早く解き終わった時も確認とかはしない。「できた!」と思った段階で答え合わせ、間違っていたら原因を考える。

二次試験

とりあえずセンターの自己採点が大丈夫そうだったので、気が抜けました。本番でも緊張しないことが分かったのが収穫で相変わらず学校の授業に出る日々。得意で好きだった数学・理科はそろそろ休めます。教師との不仲が極限に達していた英語国語は最後の最後まで授業です。

東大の○○25ヶ年』シリーズって何?赤本と友人がやり終えた予備校テキスト文庫新書、あとは学校教科書勉強してました。友人から借りた予備校テキストはザッと解いて印象に残った問題だけ書き写して返す。別にビンボーだったからじゃないですよ。公立・公立・都立ときて親にはあまり負担をかけてないし、大学国立の予定だし、バイトガッツリしてたし、参考書を買う程度で躊躇することはありません。『東大の○○25ヶ年』シリーズはたぶん僕の頃にはなかったんだと思います。

そんなこんなでさすがに学校も行かなくてすむようになり(都立とはいえ受験校なので他の生徒は来ないし、教師もそのつもりでいる)、時間ができたので予備校に潜り込むようになりました。友人は私立志望が多かったのと私立の方は全く自信がなかったので私立コースです。あと友人は理系にも多かったので理系東大コースみたいのにもたまに行ってました。2ヶ月も真面目に勉強するとさすがに疲れ(飽き)たのか、この時期に大きく伸びた気はしません。予備校では、僕が無意識にやっていたことを言語化してもらった感が強く、それはそれで頭の整理ができました。有意義だったと思います。

ぶっちゃけ全科目やるって言っても、高校で一日授業を受けているようなものなのであんまり死ねませんでした。

科目別対策

数学

得意で理系の授業をとっていたので苦労なし。解けない問題は絶対に回答を見ず、翌日へでも翌週へでも持ち越してひたすら考える。答え方を覚えるよりも、答えの見つけ方を思いつくことが重要だと思います。図形問題なら知ってる定理・公式を片っ端から引っ張り出してやみくもに補助線を引く。そんなことを繰り返してるうちに、問題を見ると求めている回答がわかるようになってきます。センター試験は余力で解けるので無視。

使った参考書・問題集:東大京大・私立理系過去問

現代文

現代文は二三回本番形式で練習して、形式に慣れるくらいでいいと思います。現代文はみんな取れなくて差がつかないし、勉強すりゃ上がるっていうもんでもないので、比重は極めて低かった。漢字常識の範囲内なので、よっぽど苦手な人でなければ悪くても1問間違えるくらいで済むでしょう。

加えて日頃読んでいた小説・随筆は役に立ったかな。乱読・雑読ですが古今東西ジャンルに捕らわれずに古本屋投げ売りコーナーで目に留まった本を片っ端から読んでたので、過去問模試でもたまに知っているテキストがありました。新刊でも買うような好きな作家受験には向いていないようで、これも幸いでした。好きな作家テキストが出ていたら「正解」ではなく「持論(自論)」を書いてしまうひねくれた者なので・・・

知っているから解ける、知らないと解けない、というわけではありませんが、抜粋されたテキスト前後や著者が分かることにデメリットはありません。「受験のため」としてはお勧めできませんが、今まで読書に費やした時間も「無駄ではない」程度の気休めに。

使った参考書・問題集:なし

古文と漢文

暗記が苦手なので古文には多少手を焼きましたが、学校の授業で十分。むしろ暗記法があれば教えてもらいたいくらい。単語帳とかがいいんでしょうか。僕は単語帳を作るのが面倒だったので、とにかくテキストを繰り返し読んで単語の意味や用法を文脈から類推するように心がけました。おそらく全科目で一番教科書を使いました。和訳(現代語訳)では自然日本語になるように心がけました。意味が分からないから曖昧に訳すのではなく、文理や言葉のかかりを強調する翻訳体をさらに自然言葉に訳す感じです。英文和訳でも同じ。

使った参考書・問題集:教科書過去問

物理と化学

センター試験対策。教科書過去問で十分。感覚を忘れないように授業がなくても週に一度はやる。勉強期間が短いので過去問が枯渇する心配がない。

使った参考書・問題集:教科書センター試験過去問

世界史と地理

うちの高校では入学時点で日本史と地理の選択を迫られます。歴史の暗記(人名年号)が大の苦手だったので深く考えずに地理を選びましたが、これが功奏。日本史世界史日本史と地理が無関係とは言いませんが、世界史(の特に近現代史)と地理は密接不可分。片方を勉強すればいやでも他方の学力もあがります。

比較的得意だった地理。これは教科書一般教養新聞新書)で済ませました。とにかく視点を広くして、知らないことがあって当然、知らなければ考える。このとき世界史の知識や新聞書籍で読んだ現代社会の知識が役立ちます。社会政治は地理的条件や歴史的背景に帰結することが珍しくありませんから知らないことでも十分に推測がききます。

あとは地図を見ることかな。別に国名や地名を覚えようとする必要はなくて、国名や都市名とだいたいの位置が繋がればそれだけでたくさんの情報が得られます。内陸なのか平地なのか、頭の中で地形図や気候図とおおまかに重ねられればなお良し。世界でn番目に長い川の名前とかm番目に広い国土といったクイズ的な知識は不要。そこに川はあるのか、国土は山がちだが狭くはない、その程度で事足ります。

都市名と工業農業産業を単にセットで暗記するのではなく、そのような産業が育まれた地理的要因を考える。基本で当然のことのようですが、結局はこれにつきます。

歴史(世界史)。大の苦手。とにかく年号人名が覚えられない。ルイとかシャルルまでは分かるけど何世かが覚えられない。清教徒革命フランス革命前後関係因果関係)は分かるけどそれぞれの年号は知らない。(日本史なら足利某までは分かるけど某が分からない)それでも何とか解けるのが東大京大論述問題の良さ!

細かい年号はザックリと捨て拙い記憶力は人名とせいぜい事件の名称に費やす。あとは前後関係因果関係意識しながら歴史を概観する。

教科書や授業では国や地域で縦に切り、ついで年代で横に切って学習しますが、前後左右のつながりを考えて大きな年表を作ります(頭の中でも良いし、模造紙や今ならパソコンソフトで実際に作ってもいいかも)。先の例で言えば清教徒革命イギリスの歴史においてどのような影響を与えたのか、さらにヨーロッパアメリカのどのことがらにつながっていくのか、フランス革命フランスの歴史、ヨーロッパアメリカの歴史にどのように・・・こうやって年表に→を書き始めるとすぐに→だらけで見るにたえなくなっていくと思います。そんな因果関係を大まかに覚えていく。このような大きな流れがつかめると東大の問題は急に簡単に見えてきます。

教科書と資料集を片手に短時間で問題を解けるようになれば、あとは覚えるだけ。

教科書・資料集をわたしてもキーワード人名年号・地名・事件)をピックアップすることしかできずそれらをつなげて論説できない人が東大京大論述式問題を難しいと言ってるように思います。僕の場合は逆で、キーワードが分からない(正確に覚えていない)もののキーワード部分を穴あきにした回答は組み立てられた(センター試験の問題文のような文章)。教科書・資料集があれば穴埋めは簡単。あとはキーワードを覚える。受験勉強のほぼ全てをこれに費やしたと言っても過言ではありません。

例題を解く時は分からない問題もいきなり回答を見るのではなく教科書などを見ながら一度回答を完成させてから回答を見る方がいいでしょう。「覚えさえすれば」という段階に至ることが重要

もう1つ、大まかな流れを雑ぱくに理解するのに新書のような読み物が役立ちました。受験用ではないので縦横に細切れにされていませんが、その分全体的な流れが見えてきます。気分転換にもいいでしょう。

最後に暗記について。当時は思いもよらず、最近になって思いついたのですが、書いて覚えるのではなくしゃべって覚えるというのがいいような気がします。英単語漢字は書いて覚えるのも効果的だと思いますが、(ルイ)14世、15世、16世と書き連ねたところであまり役立つとは思えません。関連する人名年号・ことがらをセットで口に出すと覚えられそうな気がします。ぼくは学校ファミレス勉強してたので、当時思いついたとしても実行できませんでしたが。ちなみにこれは法学勉強を通して気付きました。自分レジュメを作ったり授業を聞いていても条番号はなかなか覚えなかったのですが、ゼミなどで口に出す頻度が増えると自然と覚えていました。

英語

英文和訳は慣れ。知らない単語は前後の文脈で予想。そのために役立ったのは英字新聞Japan Times(とテレビニュース英語音声)でした。朝に日本語新聞で読んだ内容が英語に書き直されてるようなものだから、知らない単語があってもドンドン読み進められる。これを2ヶ月も読めばいやでも単語力や読解力、類推力や速読力が身に付きます。

辞書をひくのはあとまわし。類推した単語はあとで必ず辞書をひく。この2点がポイントと言えばポイント辞書をひくのをあとまわしにするのは「考える」ことが重要だから。あとで必ず辞書をひくのは、1つの単語が持つ複数の意味を「とりあえず知っておく(覚えなくてよい)」のが重要だから。

今では多くの英語新聞記事がネットで見られますが、日本新聞とはフォーカスが違うので今なおJapan Timesが良いと思います。「英文を読む」よりも「大まかな内容を知っている英文を読む」ことが重要です。

趣味と実益を兼ねて好きな作家原書も読みました。が、これはさすがに知らない単語(と専門用語)が多すぎて勉強にはなりませんでした。

あとは過去問東大京大ではずいぶんと傾向が違うのですが、それでも私立の問題よりは国公立の問題の方が東大受験には役立つ。私立の問題は「知らなきゃ解けない」うえに教科書にないものも多い。国公立とは別のことを問うています。

単語帳は古文同様に作るのが面倒。教科書では物足りなかったり電車教科書を開くのが恥ずかしかったりなら、ペーパーブックを1冊だけ買って眺めていればいいのではないでしょうか。3日も同じページを読んでいればいやでも内容が分かるようになり、使われている修辞・技巧なんかにも気付くようになると思います。

DUOとか知らないしiPodは当時はない。当然使ってません。今なら英語ニュース議員さんのPodcastiPodで聞くのはありかも。(議員さんやニュース英語は分かりやすいです)

例文を覚えるという発想はなかった。過去問模試を解いているといやでも覚えてしまう文法的技巧や慣用句はありました。「覚える」というよりも「(自然と)覚えた」という感じなので「覚え方」は分かりません。

自由英作文は想定されている答えを探すのではなく「意味」が通る英文を書くことが重要。正しい文法で知っている単語の継ぎはぎする。どうしても分からなければ少し長めにあけた余白に薄く日本語を書いておき、あとで考えましょう。日本語1単語に5 words前後の余白を対応させるくらいの気持ちで。他のことを考えているうちにピッタリくる単語(1単語)が浮かぶこともあるし、そうでなくても空白のまま出すくらいなら中学校で習った単語を並べて意味を表現する。とはいえこれは苦肉の策。単語を知っていて損することはないので、時間と金と記憶力に余裕があるなら単語や例文はいくらでも覚えてください。大学に入っても社会にでも英語が足かせになることはないと思う。

英語(と現代文)は教科書をあまり使わなかった気がします。

使った参考書・問題集:国公立大学過去問模試、英字新聞

模試

模試は一通り受けたと思います。「教える」ための教科書と「考えさせる」ための試験では勉強の内実が違います。「教わる」よりも自ら「考える」ことの方が重要なので省エネ勉強のためにも受けて損はありません。嫌でも丸一日勉強したことにもなります。

東大模試は受ける。結果が悪くても気にしない。結果が良ければ安心する。結果が悪くて自信もなければそれを機に諦める(浪人するなり志望校を変えるなり)。

過去問を見るかぎり、東大よりも京大の方が正解の範囲は広いと思います(模試ではなく本番の話)。模試結果に納得いかない人は東大より京大に向いているかもしれない。

本番

寝過ごした!電車で寝過ごしたけど、高校受験で軽く遅刻した反省をいかして少し早めに出ていたのが功奏して間に合いました。遅刻だけは気をつけましょう。

遠方からの受験生ホテルなどに宿泊する方は寝坊に注意。受験まで1年のこの時期に言っても「そんなわけない」と思うかもしれませんが、1校しか受けない本名中のPermalink | 記事への反応(0) | 18:06

2009-02-27

国公立大学を考える

アメリカでの公立大学、つまり州立大学歴史を紐解くと、実学を教える専修学校のようなルーツであるらしい。

裸一貫で成り上がれるように学費は安く実学教育

広く教養を高める教育は私立の名門校

そんなものは金持ちの息女が行くところ。

で、日本をみてみると、お金仕事に結びつくところは私立の専門学校企業系の研究所がになって、大学はそれでカバーできないお金と無縁のところばかりやってるようにみえる。

お金儲けに結びつくところは学問として下という風潮があるように感じる。

世界で役立つ知識よりも人間的なレベルアップを目指してるような。

特に国公立は。

貧乏人のために国公立大学は今後も必要だと思うよ。

でもなぁ、貧乏人が成り上がるためにはまずは金になる仕事に就くための教育でしょ?

気軽に芸術学部とかいっちゃうと人生狂っちゃうじゃん。

たしかに、「学問の自由」は大事だと思うよ。

貧乏人は専門学校でもいって手に職といいたいわけではない。

でも、国公立大学スタンスって高学歴ニートを作る土壌にはなってるような気がする。

理学系とか芸術系とか生命科学系は学費を高くして気軽に入れないようにするべき。

そのぶん、才能がある人間への奨学金制度を厚くしてさ。

逆に医学部とかロースクールの学費をぐっと下げる。

2009-02-23

図書館

ロースクールが出来た今となっては見られない風景になってしまっただろう。

当時、僕は大学生で進路を決めないといけない時期だった。

「将来どうしよう。働きたくねぇな・・・でも、プラプラもしてられないし。」と

院に進む、就職する、思い切って留学しちゃう等の選択肢に悩んでいた。

で、友人に気を使うのが嫌だったから知り合いのいない図書館に行く事が日課になっていた。

通うようになると顔見知りもできてくる。別に声をかけたりなんかしないが「お、今日もいるな。お疲れ様」とこっちが勝手に思う程度。

図書館にも良い席と悪い席がある。良い席は基本的に角だ。目の前に人が通って集中力を削がれることもない。

そこにいつも座っている女性がいた。化粧気はないが、通った鼻筋と長いまつ毛。小ざっぱりとした服。

机の上にある本から司法試験の為に勉強している事は分かった。

もしも彼女タバコを吸っていて、喫煙コーナーでふと二人っきりだったら

「いつも勉強大変ですね」と声をかけたかった。

もっとも彼女タバコなんて吸わなかったし、僕にもそんな勇気はなかったけど。

更に通っていると気付いた。彼女の3席隣に同じ司法試験浪人生がいる。若白髪で如何にも不器用そうで、でもきっと真面目な男だ。

そしてそのまた3つ横の席にも同じ司法浪人生がいた。明治の売れない作家みたいな眼鏡をかけてガリガリの男だ。

彼ら2人は彼女を守る番人のように、もしも不届きな輩が彼女を誘惑しようとするなら

刑法第143条でその行為は禁じられている。判例昭和47年10月斉藤事件の判決文をよみたまえ」

「そうだそうだ。常識だぞ。判例百選のP420だ。」

と素晴らしいガードをしてくれそうだ。当然、全て僕の想像だし、彼女と彼らが話している場面は見ることが無かった。

そんな風景も昔の話だ。僕は就職し、おそらく何も無ければ結婚するであろう女性同棲までしている。

他人が2人で同じ家に住むのは大変だ。息が詰まる時だってある。そんな時にふらっとあの図書館に行ってみた。

そこには目尻に小皺が出始めた彼女と、番人2名が勉強を続けていた。

と、以上が4~5年前の話。

2008-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20081215002545

結局あれですよね。

予備軍を増やしても座席自体、社会がそこにかけられるお金を増やさなきゃ何の意味もないって話で。

昔だったらポスドク問題だし、進行形なのがロースクール問題。

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