自分の好意へのレスポンスが「善意」と言い切られるのって結構しんどいなという話。
ちょっと前から付き合ってる女の子。大体半年前くらい。俺の方から告白した。オッケー貰えたときはマジで嬉しかったな。
で、今日半年ぶりに会った。遠距離恋愛で、会いに行って告白してからずっと会えてなくて、でもやっとまた向こうに行く機会が手に入ったんだわ。ワクワクしたよね。そりゃ声は聞いてたけどさ、やっぱちゃんと会うのって違うじゃん?
でさ、いざ会うと何か違うのよ。場所選んでハグとかキスとかさ、やるわけじゃん。感じる彼女からの不和。
結論から言えば、「友達に戻るってこともアリじゃないか」って言われた。彼女すげー優しいからすげー言葉選んでくれた。俺が彼女のことめちゃめちゃ好きなの知ってるからさ。でも自分は気持ちを返せないし、そもそも人を好きになったことないし、返せる未来を思い描けないんだと。それが申し訳ないって。他にも色々デメリットや何やを言われたが割愛。
まショックだよね。そりゃ電話している間に温度差は感じてたよ。色々考えさせちゃってるなってのもうっすら感じてた。それでもさ、俺と友達として話すのは楽しいけど、抱きしめたりキスしたりするのを「(増田くんが私を好きすぎてしんどそうだから助ける意味合いの)ボランティア」って言われるの、わりと堪えたよね。
今彼女とさよならして飛行機に乗ってる。さよならって別れた訳じゃない。色々つらつら言われたデメリット、全部「ここはこうだから違う」つって、「君にとってメリットがそんなに無いだけならまだ縁を繋げたい、関係を続けることでマイナスになったり別に好きな奴ができたら潔く別れる」って説得した。食い下がりとも言う。無様だよな。でも好きなんだわ。「そこまで言うなら、不毛だけどずるずる行こうか」って言わせたよ。無理矢理。
何とか延命できた安心感、彼女の人がいいところをまた知って惚れ直す気持ち、やっぱり「善意」しかねえんだなっていうショック、彼女のためを思うなら別れた方がいいのにできない自分への情けなさでぐちゃぐちゃになってる。死にてえな。
腐女子です。もうかれこれ三年ほど推しカプを拗らせていて本当にしんどい。
ここに書いて何か変わる訳じゃないだろうけど、いい加減一人でうだうだ考えることに気が狂いそうになったので吐き出す。
四年前、推し(以下Bと呼ぶ)のことが好きになった。今までのオタク人生の中で一二を争うぐらいのめり込んだ。ちょうど一人暮らしを初めて自由に使えるお金も増えた時期だったから、たまに出るグッズを買ったり、それまでずっとROM専だったのに専用のツイッターアカウントを作り、拙いながらも絵や文章を書いて楽しんでいた。
きっかけは神が描いためちゃくちゃ最高な推しカプ(A×Bとする)漫画に対し、B×Aだ!と逆カプだと勘違いして喜んでいるツイートを見たことだった。
私は左右固定厨だ。
正直、それまではたまにTLで見かける逆カプをなんとも思っていなかった。でも一切読みはしなかった。そもそも興味がなかった。
でも、そのB×Aだと喜んでいるツイートを見て、なんで?作者さんはA×Bだって書いてるのに。B×Aに見えるの?と疑問と怒りを覚えた。
その漫画がBがAのことが好きだという内容だったから、そう勘違いする人がいてもまぁおかしくはないのかもしれない。けれど、当時の私はわざわざA×Bを逆に変換して喜んでいる人を見て、もしかして世の中B×A推しの方が多いのではないかと絶望した。
それから私はピクシブやツイッターで逆カプを調べ上げ、推しカプと比較した。
推しカプはおそらくジャンルの中でマイナーと呼ばれる規模のカップリングなのだが、それでも逆カプより倍以上作品数があった。
それぞれのカプ名を検索して、ツイート数を一月単位で数えた。それも推しカプに関するツイートの方が多く、私は心の底から喜んだ。
私は逆カプが大っ嫌いになった。この世で一番尊いのは推しカプであるA×Bであって、逆カプなんて邪道だ、意味がわからないと思った。
数は推しカプの方が多い。それでも、逆カプを生産している人は0ではなかった。
逆カプ推しのアカウントはブロックし、極力目に入らないようにした。
本来ならそれで住み分け完了!あとは楽しくオタク生活を楽しんでね!となるはずだった。
それから私は異様に地雷である逆カプを気にする生活を送っている。もう自分でも頭おかしいんか?と思う。実際おかしい。
本当に逆カプが大嫌いなので、そのカプ名を字面でも見たくないし、逆カプの作品を見るなんてこの上なく嫌だ。
じゃあ見なきゃいいじゃんと思うだろう。私もそう思う。でも気になって仕方がなくて、わざわざ何もブロックしてないリア友用のアカウントから1日何回も逆カプを検索して、ツイートや作品が増えていないとこに安堵したり、増えていたら絶望したりしている。
逆カプの作品が存在することが嫌だ。書き手が存在することが嫌だ。
もちろん、そんなことを直接書き手に言いに行ったりなんかしない。そんなことをしたらそれこそ頭のおかしい奴だ。こんな自分勝手な感情誰にも言わない。
フォロワーの中に、同じくA×Bを推しているけどリバも大丈夫な人が何人かいる。
その方々の書く推しカプ作品は本当に最高で、いつもお世話になっているし大好きだ。だけど不意に逆カプをRTしたり呟いたりする。それがものすごく怖い。
もちろんミュートワードを設定しているので、漏れない限り私のTLに逆カプが現れることはない。だから私の目に入らないのでオッケー!と言えるのならばこんな風になってない。
私は同じBを推している人や、推しカプの攻めであるAを推している人をツイッターで見かけると、その人のユーザー名+推しカプ名、または逆カプ名で検索して、どちら派の人か調べる。
それで過去に推しカプのツイートをしていることがわかると大喜びし、逆カプツイートをしていることがわかると殺意の波動に呑まれる。
私と同じようなA×B固定厨で信頼のおけるフォロワーが過去B×Aもいけていたことを知った時はものすごく裏切られた気分になった。
正直、今は推しカプのことを考えるより逆カプのことを考えている時間の方が多い。むしろ仕事中なんか、ほとんど地雷のことについて考えている。
ちなみに地雷は逆カプだけではない。先にも述べた通り左右固定厨なので、誰が相手であろうとA受け、B攻めがゲロ吐くぐらい嫌いだ。実際嫌いすぎてゲロを吐いている。
地雷を検索した時に気になったものを不意に思い出して、それが何も手につかなくなるほど気になって、スッキリしたくてわざわざ見に行って、致命傷を負う。それをずっと繰り返している。
推しカプのことで気になって手につかなくなることなんてないのに、逆カプや他の地雷ではしょっちゅうある。気になって気になって、それが仕事中だったらもう仕事なんてしていられなくなる。そのことで頭がいっぱいになって、何もできなくなる。もう生活に支障をきたしている。
私は頭の中を整理するために壁や地面に指で文字を書く癖がある。それを所構わずしてしまうものだから(一応人に見られないように隠しているつもりだけど)、もしかして周りバレていて不審に思われているかもしれない。
ブツブツ小声で呟いて整理したりもするのでそれももしかしたらどこかで聞かれていたらどうしようとも思う。
私の頭の中はもう地雷で支配されている。そんな生活がかれこれ三年だ。
どうしたらいいのかわからない。考えたくない。でも考えてしまう。この生活が辛い。違うジャンルの漫画を読んでいたり、違うことをしていても、とあるワードが引っかかり連想ゲームみたいに地雷のこと思い出してしまうのなんて日常茶飯事だ。今日も地雷を検索して後悔した。毎日が全く楽しくない。
もう嫌になって、ツイッターをやめた。でもやっぱり地雷のことを考えてしまう。
いっそBのことを、A×Bを嫌いになってしまえたらと思うが、やっぱり好きだ。でもこれは好きというより執着なのかもしれない。
もはや病気なんじゃないかと思う。いっそ病名がついたら楽なのに。自分では強迫観念なのかもしれないとなんとなく思っている。
本当にこれが病気なら、治るんなら病院に行きたいと思った。実際メンタルがやられすぎて一度だけ行ったことがあるけど「私は腐女子で逆カプが〜」なんて説明できるわけなく言えなかった。
抱えていたことをやっと吐き出せた。
書きたいこと書いたので文章めちゃくちゃかもしれないけどもう知らん。
こんな悩み頭おかしいって分かってるから、誰にも言えなかった。そもそも周りに自分がオタクだとか腐女子だとか言ってないから、打ち明けたところで理解してくれるわけないんだけど。腐女子のリア友ほしい。
拗らせてるのは推しカプだけじゃなくて推しであるB単体に対してもなんだけど、ここからBのことを書き連ねるとなると文章量ハンパないことになるからやめておく。でもBのことも大概拗らせててしんどい。なんでこんな思いしてまで好きでいなきゃいけないんだろうね。でも好きなんだよ。つらい。
俺は反対してるよって国会議員に言いに行くだけやぞ
いわゆるド素人向けのPR活動の重要性自体は別に否定してないけどそれは研究者自身の仕事じゃないってことだよ。
研究費獲得には役人や企業を納得させなきゃならんわけで、そのくらいは普段から当然やってるわけだ。
国全体の研究活動の実態や国際競争力を正確に把握する枠組みを構築して政策決定につなげるのは政府の仕事だが、それもないまま成果主義だけ持ち込んだ結果が現状。
それならやっぱりいらないんじゃねーの
ずるいといってもあんたも平凡な家庭ではあるでしょ
梶川美由紀(仮名)は、軽度の知的障害を持って生まれた。IQは60台。背が低く、ふわーとした雰囲気で、何も考えずに相槌だけを打っている女性だ。
両親の意向で小学校、中学校は普通学級で学んだが、中学時代にいじめにあったため、卒業後は特別支援学校の高等部に入学した。その後、障害者を多く受け入れているクリーニング店で働きはじめた。
美由紀が13歳年上の谷亮(仮名)と知り合ったのは、その職場でのことだった。亮は自閉症をわずらっていた。2人は家が近所だったことと、趣味のゲームが同じだったことで、お互いの家を出入りするようになり、やがて恋に落ちた。
結婚が決まったのは、出会ってから5年目のことだ。美由紀が妊娠したのである。当初は両家の親が話し合って、中絶することも考えたが、本人たちがどうしても生んで結婚をしたいと言い張ったので、認めることにしたのだ。
生まれたのは、女の子だった。2人は子供が1歳になってからアパートを借りて暮らしはじめる。だが、すぐに壁にぶつかった。美由紀は離乳食づくりやおむつ替えを毎日続けて行うことができないのだ。
夫の亮もそうだった。彼は極度の潔癖症だったこともあって、よだれを垂らしたり、お漏らしをしたりする赤ん坊を触ることができない。
そこで美由紀の両親が毎日アパートに来て、赤ん坊の世話をすることになった。離乳食をつくり、お風呂に入れ、オムツを変える。熱を出した時は駆けつけて病院へ連れて行った。育児のすべてを両親が代わりに行ったのである。
こうした生活は長くは続かなかった。娘が2歳になって間もなく、美由紀の父親が脳梗塞で倒れてしまったのだ。半身が麻痺して1人でトイレすら行けなくなった。母親は夫の介護と、孫の世話を同時にすることになる。
母親を失った美由紀は、保育園に通う娘の育児を1人でしなければならなくなった。
生活は立ち行かなくなった。美由紀は懸命に育児をしているつもりでも、保育園の送り迎えを忘れてしまったり、ご飯を何日も食べさせなかったりしてしまったのだ。本人も無自覚なところで、育児放棄が起きてしまったのである。
夫の亮にも大きな負担がかかった。美由紀が子育てをできないことから、亮が代わりにしなければならないことが増え、情緒不安定になっていったのだ。亮は娘を害虫のように嫌うようになり、時折パニックを起こして暴れたり、美由紀や娘に手を上げるようになったりした。
家庭の状態にいち早く気がついたのが、保育園だった。娘が通園しなくなったばかりか、連絡も取れないようになり、市に通報したのである。職員が家庭訪問に訪れた時、娘はやせ細り、全身が垢だらけになって、しゃべることさえできなかった。美由紀もDVによって全治2週間の怪我を負っていた。
その後、勤め先の上司などが間に入って2人は離婚することになった。亮に子育ては無理だという判断もあったのだろう。美由紀は娘を連れて母子生活支援施設に入居することになった。
母子生活支援施設にいる間、職員が家庭の世話をしてくれた。美由紀も支えてもらうことで少しずつ精神の安定を取りもどしてきた。
そんな中で、美由紀は新たな恋をする。ビデオレンタル店で、精神疾患を抱えた男性と知り合ったのである。男性は無職。親が所有するアパートで一人暮らしをしており、美由紀は娘を職員に預けてそこへ通い詰めるようになった。
ある日、職員が美由紀のお腹が大きくなりはじめているのに気がついた。病院へ連れて行ったところ、妊娠が発覚した。どうするのかと問われ、美由紀は答えた。
「産む。彼と結婚する」
何を言っても意志を曲げることはなかった。そして、施設には黙って、精神疾患を抱えた男性と何も言わずに籍を入れてしまったのである。
夫婦となった2人が望む限り、結婚を妨げることはできない。だが、母子生活支援施設には夫婦で入ることは許されていない。母子のみでの入居が条件なのだ。とりあえず、施設の側は美由紀がお産を終えるまでは面倒を見ることにした。
数ヵ月後、美由紀は第2子となる女の子を出産した。ここで想定しなかったことが起こる。第2子の赤ん坊がダウン症であることがわかったのだ。
ある知的障害をもつ女性が抱える、恋と育児にまつわる様々な問題
育てられない母親たち④