はてなキーワード: webサイトとは
2024年から活動を開始した霞ヶ浦北浦資源保護協議会という団体がある
この団体は、一見すると霞ヶ浦や北浦の漁業資源を持続可能にするために活動しているように見える
(ただし、「環境」や「生態系」という言葉は意図的に一切使っていないようだ 怪しい)
また、この団体が保護対象とする「資源」とは何なのかについても、意図的に曖昧にしている 怪しい
この団体についてwebサイトから読み取れることを書いていこうと思う
何を保護しているのか
上にも書いたが、この協議会は「資源保護」を謳っているものの、具体的に何を保護しているのかは明確にしていない
ただ、バス釣りをする人からすれば一目瞭然で、実際にはブラックバスという外来魚の保護に力を入れていることがすぐに分かる
その根拠を書き出してみよう
1.協議会のメンバーを見てみると、その多くがバス釣りに関連する業者や団体であることが分かる 具体的には、レンタルボート店、釣具店、そしてバス釣りのトーナメント運営団体が名を連ねている
2.協議会メンバーの開催するバス釣り大会のルールに言及があり、魚体保護などの呼びかけを行っている
3.霞ケ浦水系でバス釣りをする人には有名な「ブラックバスのスポーニングエリア(産卵場所)」での釣り自粛を、ブラックバスの産卵時期に合わせて呼びかけている
これだけでもう根拠としては十分だろう
どのような活動内容なのか
以下のようなことを実現するために活動していく、と書かれている
(保護対象がブラックバスであることをこの団体は建前上隠しているようだがここでは補足して書く)
・遊漁券の収入で漁協に「ベイトフィッシュ(バスの餌となる魚)」を放流してもらう
・バスの産卵期に、一般の釣り人に対して、ブラックバスの産卵エリアでの釣り自粛を呼びかける
ブラックバス保護という目的を前面に出すつもりがないのに漁協に放流してもらいたい魚を「ベイトフィッシュ」と表現してしまうあたり、残念さを隠しきれていない
問題点を書いておく
ブラックバスは生態系、漁業資源に悪影響を及ぼすため特定外来生物に指定されている
1993年に発効した世界の環境保全を目的とした国際条約「生物多様性条約」に日本は批准した
条約に基いて国は「生物多様性国家戦略」を作成し、実効性のある法として特定外来生物法が作られた
根絶を目指していくことには、国家戦略として30年前から社会的合意が得られていた
そんな生物を、目的を意図的に隠して保護活動をするなど控えめに言っても反社会的だ
密放流の横行が前提で築かれ拡大した業界にはそもそも存在の正当性がない
奴らは一部の心無い放流とか言うが、バス釣り業界の人間が組織的に放流していたことを告白した文献も多数ある
釣り具の市場規模はバス釣りが最も大きい それゆえマナーを呼びかける他魚種のプロアングラーも業界に忖度してバス釣りにモノを言えない
こんな奴らの提灯記事を書いている雑誌が釣り文化を語りだす 狂っている
そんな外来魚の漁業被害で霞ケ浦水系の漁協は困窮し、霞ケ浦の漁業文化は風前の灯火である
その困窮の原因を作ったやつらが、困窮した漁協の頬を札束でたたいてバスを増やすために「バスの餌」を放流させる
狭い趣味の業界の目先の利益のために共有財産たる自然環境を食いつぶし、それを経済効果だと言って行政や漁協を懐柔し、「餌」の放流に協力させようとしている
要約:
・オモコロチャンネルの姉妹チャンネル(ふっくらすずめクラブ)が週2投稿→毎日投稿に変更
・動画のクオリティが明らかに下がり再生数は半分以下になったが、本数があるため1週間の合計収益はたぶん増加
・俺はふっくらすずめクラブを質悪くなって見なくなったのでオモコロチャンネルもそうなりそうで心配
本文:
俺はオモコロが好きで、WEBサイトもブロスやジモコロ含めて毎日見ている。Youtubeもオモコロチャンネルとふっくらすずめクラブの両方を登録していて、更新があればほぼすべての新着動画を見ていた。申し訳ないがファンクラブ(ほかほかおにぎりクラブ)は特典に魅力を感じてないので入ってない(これはゴメン)
最近ふっくらすずめクラブのほうで改名がスベった云々の騒動があったが、これは気にしていない。結果的に失敗だったかもしれないが、チャンネルを盛り上げようとするチャレンジの結果だったと思うので、よき失敗だったと思ってる。
それよりも、ふっくらすずめクラブが週2投稿から毎日投稿になって、明らかに投稿される動画の質が悪くなってしまった。これは前後の動画を見てもらえばすぐにわかると思うし、見なくてもサムネイルの時点で察するものがあると思う。
しっかり企画された動画が週2投稿、からゆるーい動画が毎日投稿されるようになり、コメント欄ではそれを歓迎する声も多いが、再生数は正直である。以前の半分以下、最近は1/3以下になっている。
しかし、1本あたりの再生数が落ちても本数が増えたため、合計の再生回数はおそらく増えた。なので1週間あたりの収益もおそらく増えたと思う。
でも、再生回数が減ったということは見なくなった人がいるということで、自分もその一人である。まだ登録していて新着動画のサムネは見るが、サムネの時点で見る気が起きないのでもうしばらく見ていない。
で、そこからのオモコロチャンネルのほうで週3投稿から週5投稿に変更のお知らせ。いやーまだわからないけどとても心配よね。
より収益が見込めるほうに動くのは、会社なんだから当然だと思う。だから受け入れるべきなんだよなあ。でも俺は見なくなるかも。そしたら俺は毎日の楽しみが減ってさみしい。
じゃあどうすれば良いのかっていうので自分からの案としては、以前の更新曜日に上げる動画は以前のクオリティ、追加で更新する曜日の動画はクオリティ低くて良い、なんだったらオモコロの他の人の動画でも良い、これだったら完全にプラスアルファなので嬉しい。でもそれがそんなに簡単にできるわけじゃないってのはわかるよ、俺も社会人だから。
俺のために収益が上がる変更をするな、というのはあまりに暴論だと思う。なので受け入れます。でも見なくなるかも。それだけです。
1個だけそれっぽいことをいうと、運営会社のBHBは広告の会社だが、ふっくらすずめクラブは変更後は熱心なファンが残っただけで、動画1本あたりのユニーク視聴者数と1週間あたりのユニーク視聴者数はもしかして減ったんじゃないかな。そうすると、広告のチャネルとしての力が弱まってしまったのではないかな。広告にとってはIMPよりUUのほうが重要じゃないのか?まあでも俺が勝手に想像してるだけでUUも増えてるかも。じゃあ仕方ないね。はい、受け入れます。
以上。
東京の街を歩いていると、誰もが幸せそうに見える。でも、それは上辺の仮面に過ぎないのかも。
心の奥底には、口に出せない欲望が渦巻いているのだ。
週末はイベントとネットワーキングの嵐。口角は上がり、会話は弾む。
でも、心の叫びは誰の耳にも届かない。いや、届かせられない。
ハードワーク明けの月曜日、ついに叫びが爆発した。そう、私はirohaが欲しかったのだ。
抑えきれない熱情。
でも、どうしても届かない。男性は握ることが出来る。
Webサイトによると、ボディケア売り場にあるらしい。だが、見つからない。
恥ずかしくて店員には聞けない。
見知らぬ人に、私の欲望を察せられるなんて、考えただけでゾッとする。無理。
3周しても、マジで見当たらない。
巨大な店内を彷徨う。
色とりどりの商品を見れば、絶対あるはずと期待が膨らむ。が、求めるものはどこにもない。
まずカーテンのついた売り場が見つけられないし、店員さんにも聞けない。
避妊具売り場をガン見するが、置いていない。
番いの幸せは公に置いても問題なく、個の幸せだけが秘匿化されすぎてる。
一体どこに売ってるんですか。
日が沈み、街に夜の帳が下りる。私の心にも、闇が広がっていく。
歩く宛てもなく、ただ街をさまよう。
これは散歩じゃない、情欲が尽きるか、体力が尽きるかの戦いなのだ。
でもここは、私の探す品をそもそも置いていないときた。松坂牛は売ってたけど。
一体全体、私は何を探しているというのか。
お会いできて嬉しい。一緒にお布団へ行きましょう。
時計の針は、もう深夜を指していた。
私は今日、都内をめぐり、自分自身を探す旅をしていたんだと思う。
早速充電してみると、LEDが点灯しない。
絶望に打ちひしがれる。
でも、私は決して諦めない女。
一方、UberEatsのアプリはKawasakiのバイクでお届けされると「Kawasaki様がお届けしました」と表示するし「チップを贈る」ボタンを押すとチップは贈らずに店舗の評価ができる。そしてWebサイトからチップを入力しようとすると金額欄に何も出てこないしフィードバックもないのに実際にはチップが贈られるし画面を見ても確定するまでその実際に贈られたチップの金額が分からない(贈ったという事実も認識できないし訂正もできない)。
一方、UberEatsのアプリはKawasakiのバイクでお届けされると「Kawasaki様がお届けしました」と表示するし「チップを贈る」ボタンを押すとチップは贈らずに店舗の評価ができる。そしてWebサイトからチップを入力しようとすると金額欄に何も出てこないしフィードバックもないのに実際にはチップが贈られるし画面を見ても確定するまでその実際に贈られたチップの金額が分からない(贈ったという事実も認識できないし訂正もできない)。
2024/4/12 追記 みなさん反応や情報ありがとうございました。一覧に不足していた作品を追加しました(除外条件を満たすものは除く)。追加した作品には 🚗 がついています。また、皆さんの反応からも、ドラゴンカーセックスという概念はすでに多くの人が知っていることが伺えます。
こういうやつ
・りんご
・バナナ
・マンゴー
・みかん
・グレープ
____
え、知らんの?ちょいちょい見かけるけど
これは選択として使ってないけど
https://www.google.com/maps/place/%E4%BB%A3%E5%AE%98%E5%B1%B1Candy+apple+%E6%9C%AC%E5%BA%97/@35.6520479,139.7046341,3a,75y,90t/data=!3m8!1e2!3m6!1sAF1QipPjZgtXp99lwBvTPZzpF3Jm3vJt2INLCw4M-JRO!2e10!3e12!6shttps:%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fp%2FAF1QipPjZgtXp99lwBvTPZzpF3Jm3vJt2INLCw4M-JRO%3Dw203-h270-k-no!7i2160!8i2880!4m19!1m9!3m8!1s0x60188bd86120f93b:0xa12a76a4b5c5d598!2z5Luj5a6Y5bGxQ2FuZHkgYXBwbGUg5pys5bqX!8m2!3d35.6520479!4d139.7046341!9m1!1b1!16s%2Fg%2F11h4g1p30z!3m8!1s0x60188bd86120f93b:0xa12a76a4b5c5d598!8m2!3d35.6520479!4d139.7046341!10e5!14m1!1BCgIYIQ!16s%2Fg%2F11h4g1p30z?entry=ttu
左のメニューに使われている
あとアート系のアプリ(Art Sticker)で前やってたんだけど、今みたらやめたみたい
他にも何件か見たことがある、おしゃれ上級者(悪く言えばデザイナー独りよがり)界隈でよく見る
これ、どこから来てるんだろうね
調べても出てこないや
____
相当ニッチなのか、界隈が違うのか(例えば国や時代や文脈など)
ブコメですらそんなに事例でてこないってことはよっぽどだなw
まあこんくらいニッチだからこそ、遭遇すると一旦ビックリするよね
自分は最初バグかと思って教えてあげようか右往左往したくらいにビックリしたから印象に残ってた
でも見た目ばっかり優先で使いにくいWEBサイトって前より減ったよね
いいこと
___
現在選択している→選択できない→取り消し線 っていう主張がしっくり来た
currentだけグレーにするUIもあるし
ヨドバシカメラで注文するとデフォルトではゆうパックで商品が届く。
調べると、ゆうびんIDなるものに登録してe受取チョイスを使えばコンビニや宅配ロッカーが使えるようである。
とのことだったが結果として使えなかった。
だから同じことをしようとしている人がいるなら無駄なのでやめておいたほうがいいです。
と、わざわざ書くのはこのサービスに登録するための手間がなかなか面倒だからです。
ゆうびんIDに登録するためにはwebサイトで住所氏名を登録したのち、
その簡易書留は当然、昼間不在の増田は受け取ることが出来ない。
そもそも不在だから、コンビニ受け取りや宅配ロッカー受取をしたいのに、その登録をするためにまた不在通知をもらうことになるという矛盾。
そして面倒な手続きをしたのちに結局はヨドバシカメラ発送の荷物では使えない。
https://marshmallow-qa.com/ もそうだけど、WEBサイトでストレージを使う必要なんてないだろ。
anond:20240324030115 へつづく
https://www.dtmstation.com/archives/60711.html
投稿締切から半年くらい経って「そういえばあれ結果どうなってんだ」と思って調べてみたら
コンテストページごとコンテスト企画してた会社のwebサイトが消滅してた
締切前にも「申し訳ないが投稿してもらったファイル消えたからもう一回送ってくれ!」みたいなやり取りもあったりして
めちゃくちゃ適当なコンテストだなとは思ってたけど流石にこの結果はちょっと引いた
「本買った人対象にコンテストやりまーす!」とか言って本売るだけ売っといて(その後参加資格が本買ってない人にも拡大されたけど)
そのまま飛ぶ人間の本売ってるのがリットーミュージックだということはよく覚えておきたい
最近、工数のかかりそうな仕事が舞い降りて、必死になっております。
こういう場合は、見積もりをクリティカルパスの3倍以上にでもしておけばいいのです。
さて、最近趣味を探していた私ですが、何をするにも気力や体力を使うので「食べる」ことが趣味になってしまいました。
といっても、歩きと電車で1時間以内に行ける範囲になるので、店も限られてきます。
トマトラーメンはお気に入りですが、こればかり食べると飽きそうなので他のバリエーションもほしいですね。
インドカレー屋に行くとたまにコカインのような草が入っていて信用できないので今は行っていません。
マクドナルドもお気に入りでしたが、最近は賃上げのせいで質(大きさ等)が落ちています(気のせい?)。
ところで、Dota2というゲームがあるらしいですね、Ubuntuでも実行できるらしいです。
やってみたいと思ったのですが、やはりこれも「気力」を使うのでなかなかやる気が起こりません。
ついこの前まではギターをやっていましたが、近所に下手な演奏が響くと思うと音害だと思うのでやらなくなりました。
「なにかおもしろいプログラムを作る」というのも趣味にできますが、プログラミングは仕事だけで十分です。
自分のミクロ経済学の勉強ノートを公開したWebサイトを作ろうとも思いましたが、やはり「気力」が足りません。
気力がなければ趣味につながらないようです。厳しいですね、世の中は。
ある研究室が博士課程入学希望者の受け入れに年齢制限をかけていることがX(旧Twitter)上で話題になっている。賛否両論あるが、ここではタイトルの通り「研究室が博士進学希望者と適切にマッチングするにはどうすればよいか」について考察する。
PIになるためには他のPI候補者に勝る業績が必要である(注1)。業績とは、具体的には論文であり、論文の数と質が共に重要で、それらが多く、また高いほど競争で有利になる。
当然のことながら、論文を発表するには研究をする必要があり、研究をするには資源(ヒト・モノ・カネ・情報)が必要である。ひとたび論文を発表できれば、その論文を元本にさらなる研究費を調達でき、研究に必要なヒト・モノを揃えることができる。また他の研究機関との共同研究を通じて情報を得、さらに質の高い研究を行いやすくもなる。すなわち過去の業績は複利的に作用し、今後の業績にも影響を与える。
これは資本主義の挙動に似ており、業績を複利的に増やしたい場合は投資期間を長くできた方が有利である。すなわち、若年のうちからアカデミア業界に身を置いて、早期に論文を発表できたほうがPIになるには有利である。
年齢制限を設ける理由について、その研究室のWebサイト上に詳しく記載されているが、まとめると以下4点に集約される。
1.過去の経験で、高齢の志望者に本気でPIを目指そうとする気概が感じられなかったから
4.最短で博士号を取得できる年齢(27-8才)から遠ざかるほど、今後のPIとしてのキャリア形成に不利だから
1.についてはあくまで経験論であり、一般化には議論の余地がある(注2)。
しかし2-4については第一章で述べたことも含めて、若年の方が有利であることは一般論としてある程度許容できる。こうしたアカデミア業界の背景から、研究室が受け入れ学生の年齢制限を設けることには一定の合理性が認められる。
大企業であれば、仮に採用者が企業側の求める能力とミスマッチしていることが入社後に判明しても、採用者の配置を転換したり、自社の研修プログラムを通じて長期的に教育を施すことはできる。一方で規模の小さい中小企業やベンチャー企業はそうした余力が大企業ほどはない。研究室の所属人数も多くて数十人程度の小規模組織であり、かつ毎年のように研究費の調達や論文発表が求められる。そのため教育やマネジメントにはあまり余力がなく、学生の受け入れに関しては受け入れ時点でいかにミスマッチを防ぐかがポイントとなる。
しかし非研究職の就職をしてから博士課程に進学を志望する者と研究室のマッチングは難しい。彼・彼女らは研究歴がないため、アカデミア業界の文化や、PIになるためのキャリアパスへの知識が乏しい。そのため行き当たりばったりな研究室選択になるリスクが、ストレートに博士課程に進学した者よりも高い(注3)。また研究室側も、研究歴のない候補者の受け入れはそもそもリスクが高いし、候補者は全国各地の、様々なバックグラウンドの人であるため自分の研究室を広告するにもターゲットが絞りにくい。またアカデミア業界内の知人を介した採用も難しい(注4)。そこでマッチングの成功率を上げるためにも、年齢制限を設けることは有効なように思えてしまう。
PIになるには博士号を所持していることがほぼ必須条件であることから、アカデミア業界では博士号を研究者になるための免許ととらえる文脈がある。かつ博士号は基本的に大学院でのみ取得できることから、大学院がPI養成所としての役割を一部担っている構造もある。そうであれば、大学院がPIの素養の高い候補者を選抜することは自然なことのように思われる。
しかしながら、大学院は本来学問を行う場であり、学問は自由に開かれるべきである。仮に若年であることがPIの素養の高さに繋がるとしても、それを理由に年齢制限を設けることには議論の余地がある(注5)。
タイトルに戻る。第一章・第二章では研究室側の都合を、第三章では博士課程進学希望者の置かれている環境と、マッチングすることの難しさを述べた。この現状でマッチングするには、研究室が年齢制限という方法を、Webサイト上で告知せざるを得ないことはある程度理解できる。そこで議論すべき点は第四章で指摘した。
ではどうすればよいのか。残念ながら明確な答えは導出できなかったが、いくつかの考えを列挙する。研究室側はもう少しマイルドな表現を心がける(注6)。候補者の面談から受け入れまでのプロセスを最適化させる(注7)。候補者を研究員として採用し、雇用契約を結んだうえで給与を支払う(注8)。候補者側は、なるべく事前にアカデミア業界に触れておく(注9)。また両者のマッチングを支援する第三者機関の設立も望まれる(注10)。これらの解決策は、少なくとも部分的には、研究室と博士課程進学希望者のマッチングに貢献するかもしれない。
研究室と博士課程進学希望者のミスマッチ問題は根深く、今回インターネットやSNSによって表面化したものと思われる。同様の経験をもつ者としては、この問題の解決を願ってやまない。
(注1)
業績以外にも本人の将来性や同業者からの評判も採用に影響するが、ここでは割愛する。将来性や同業者からの評判についても若年の方が有利であることはほぼ自明である。
(注2)
例えば高齢の方が職歴があるため、「本気で(ここでの本気というのは長時間研究するだけでなく、他のキャリアの選択肢を捨てた状態も指すと思われる)」研究に取り組まず、研究が失敗すれば前職に復帰するという選択を取れることがネガティブな印象を与えている可能性はある。
一方で博士課程にストレートで進学する学生の数は減ってきている。彼・彼女ら若年者は、博士課程進学と、就職を天秤にかけて就職した可能性もあり、必ずしも高齢であることだけが本気でPIを目指さなくなる原因ではない。また、そもそも博士課程はPIを養成することだけが目的なのかについても議論が必要である。
(注3)
Podcast「いんよう!」でも指摘されている通り、医者はそれ以外の理系学生に比べて、研究に関する知識が乏しいまま研究室や研究内容を選ぶ傾向が強い。それ以外の理系学生は、学部の卒業研究や修士を通じて研究業界のノウハウやキャリアパスを学ぶようであるが、医者は卒業研究もなければ修士もないため学ぶ機会に乏しい。
(注4)
例えば同じ大学の学部生や修士であれば、あらかじめ彼・彼女らを卒業研究や修士で受け入れて、研究活動を共に行うことで博士受け入れ前の摺り合わせが可能である。また候補者も卒業研究や修士で活動していれば、自分に合った研究室の情報が周囲から入ってきやすい。医者(あるいは非研究職)として働いている限りは、そうした情報は入ってこない。
またポスドクや助教以上の採用であれば前所属の教授から推薦書や意見をもらえるが、医者(あるいは非研究職)は業界が異なるため前所属からの推薦書や意見は少なくとも同業者のものよりは効用が乏しい。
(注5)
同様の問題は、医学部入試の女性・浪人生差別が記憶に新しい。医学部は医者を養成する場である一方で、医学を修める場でもある。当時は若年男性の方が医者としての素養が高いと考えられていたため、女性や浪人生の点数を不当に下げていた。秘密裡に点数を操作していたことに加え、学問の自由という観点でも批判が集まった。
(注6)
研究者の研究以外の発言が話題になることは、国内外でしばしば観測される。
(注7)
組織における採用については、Podcast「経営中毒~だれにも言えない社長の孤独~」に詳しい。
(注8)
給与を支払う一般企業やポスドク以上の採用においては、採用にあたって年齢制限を設けることは比較的受け入れられている。また大学においても、特殊事例ではあるが防衛医大は大学でありながら学生に給与を支払うシステムであり、応募資格に年齢制限を設けている。
(注9)
医学部には卒業研究がないが、自主的に研究室に通うことは可能である。またいくつかの医学部は学生を研究室に一定期間配属する実習をカリキュラムに組み込んでいる。
(注10)
一般企業であれば転職支援サイトやリクルーターが仲介してくれて、候補者と採用側のミスマッチのリスクを下げることができる。大学院進学において同様のサービスは存在しない。