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はてなキーワード: 楽天とは

2024-10-29

Amazon楽天みたいに「価格+送料」で検索結果をソートする機能をつけてくれないかな。

検索結果を価格の安さで並べ替えしても、価格56円(送料2500円)みたいなやつが大量に上に出てきて使いものにならんわ。

2024-10-26

センチュリー21レイシャスってとこからマンション投資DMがきた

楽天経由で個人情報渡ったらしい

うぜえわ

もうかるなら自分でやれよ

2024-10-25

なぜ宗山塁は楽天ユニを着た瞬間に「楽天顔」になってしまったのか

楽天ユニは結構カラーリングが強いので、着る側もある程度の体格がないとユニフォームの印象に負けて鉄平化してしま

田中将大デカいので鉄平化せずに楽天ユニを着こなすことができた

最近だと安田悠馬とかも似合っていると思う

2024-10-24

ドラフト会議

どの球団に入るかで生涯収入が大きく変わるのだから、せめてくじは球団じゃなくて本人に引かせてやれよ

楽天とか中日とか、かわいそうだろ

悲報】今年のドラフトの目玉2人、チュニドラと楽天が引き当てる

かわいそう🥹

2024-10-21

生搾りオレンジジュース自販機

モール行ったら変な自販機あったんですよ。

なんか他の自販機よりでかくて、ジュースディスプレイじゃなくて、オレンジゴロゴロ入ってるのが見えました。

イベント広告かな?と思ったんですけど、自販機に書いてある文章によると、この自販機は45秒で新鮮なオレンジジュースを絞ってくれるんだそうです。

350円で。

ジュース一杯350円か〜安くはねぇな〜〜とは思ったものの、ちょっと面白そうだし一回くらいやってみるかと、ありがたいことにキャッシュレス対応していたのもあって、楽天ペイのコードをかざしました。

中のオレンジゴロゴロ動いてるのが見えて、あー今ほんとにジュース絞ってるのか…とぼんやりしていました。

45秒経ったかどうかはわかりませんが、結構早くできた気がします。あと、なんか途中から自販機の取り出し口からすごく爽やかで良い匂いがするんです。オレンジ匂い。紙パックのジュースだと絶対にしない匂いちょっと期待しながら完成したジュースを取り出しました。

めっっっちゃうまい。疲れてたのもあったけど、すごい美味しい。ひんやりしてて、甘味も酸味も僅かな苦味も、何もかもが美味しかったです。

生搾りオレンジジュースって家で自作しようとすると、ゴミも多いし結構手間なんですよね。じゃあ店で頼むかってなると、意外と高い。

そう思ったら生搾りジュース自販機って安いのかも。

ジュースが出来るのを待つの楽しいし、砂糖とかも入って無いので、以外もいいもんでした。

また飲もうかな。

2024-10-19

金貯めて無職を繰り返す人生

貯金が減ってきた。働きたくねぇ・・・

20代後半から2~3年フルタイムで働いて貯金して1~2年無職するサイクルを続けて4度目の無職期間の40代増田

ボロアパートに住み、スマホ楽天、服は古着、飯は自炊、本は図書館、等々で生活費はそんなに掛からない

友達は少ないし車も持ってない、少し金掛かる趣味筋トレ草野球アイドル風俗くらい

中年危機はひしひしと感じるけど割と楽しく生きてる

アニメ全然見なくなったけど漫画ゲームは今も好き

結婚は難しいだろうけど特に願望も無い

時々この生活は何かのバグなんじゃないかとか考えたりする

必死に働き続けなくても派手に金を使わなければそれなりの生活が出来る凄い時代

みんな何でそんなに長く仕事を頑張れるんだろう

家族が居ると頑張れるんだろうか

はぁ…また仕事の日々に戻ると思うと憂鬱

ガチャガチャアカウントフォローする人はガチャガチャ情報が欲しいから特化型アカウントを見てるんだろ

収入のためにアフィ貼るとしてもせめて食玩とかキャラクターケーキとかプレバンとかさー

ただの無地の楽天シルクカバーが流れてきてもありがとうって思う人少ないぞ…

2024-10-17

anond:20241017120708

一昔前はAmazonを悪く言おうものなら、楽天の回し者扱いされて理不尽に叩かれたのに、いつの間にこんなに空気が変わったんだろうな

2024-10-16

anond:20241016181029

旅行予約サイト

ホテルを予約するときに経由すると安くなる!

ってあのシステム意味がよくわからない。

経由するサイトごとに手数料が違うって言うのは理解できる。

直接ホテルに予約入れれば一番安くなるんじゃないの?

なんでサイトを経由すると安くなるの?

ふるさとノー税ばりに意味わからん

まず宿泊業がどういう商売をしているのかを理解する必要がある

宿泊業は部屋(+従業員)という固定されたリソースいかに遊ばせることなく回転させるか、いかに高く売るかにつきる

客が少ない場合は、定価1泊1万の部屋を遊ばせておくよりも1泊0.8万で稼働した方が良いし

客が多い場合は、定価1泊1万の部屋を1泊1.2万で売った方が良い

次に部屋をどのように販売しているのかを知る必要がある

宿泊業は多くの旅行予約サイトOTA)に部屋を出品しているがこれはサイトコントローラーと言うシステムによって自動化されている

TLリンカーン、TEMAIRAZU、ねっぱん!が3強だ

サイトコントローラーによってOTA1、2、3に同時に部屋Xを出品し、いずれかで予約された場合は他のOTAの部屋も消し込むことが可能になる

ピーシーズンになったり部屋の空きが少なくなれば、自動的に値段をアップする設定も可能


そして最後集客は難しいことを知る必要がある

「直接ホテルに予約入れれば一番安くなるんじゃないの?」という疑問はその通りだ

しかしそれができるなら広告を買う企業も、Amazon/楽天に出品する企業存在しない

2024-10-13

Kindle出版やってよかったこ

まず前提として小説Kindle出版は売れない。

自分小説家になろうやカクヨムでの小説の公開に読者数の限界を感じてKindleでも出してみようと思ったのがきっかけだ。

まり儲けたいわけではなかった。

 

Kindle出版のやり方

Kindle出版簡単方法だとwordファイルアップロードするだけで完了する。

自分場合は有料のEPUB変換サービスを使っている。

あと表紙は自分で描いている。最近流行は生成AIの絵を使うらしい。

ここにハードルはあまりないので省略する。

Kindleセレクトを選ぶべきか?

後述するけど、自分は選ぶべきではないと思っている。なぜならKindleセレクトにしても全然まれいからだ。似非ビジネス本とか官能小説とかで儲けたいなら選べばいい。

繰り返すけどただの小説Kindle出版は売れない。Kindleセレクトにしても売れない。だから意味が無い。

それよりも他社での電子書籍販売禁止される方がデメリットが大きい。この理由を次に書く。

Kindle出版で読まれたかったらどうすればいいか

0円にするのである

Kindle出版では100円でも売れない。Kindle出版で読まれたかったら0円にするしかない。

Kindleで0円にするには2つの方法がある。

 

Kindleセレクトキャンペーンを打つ

Kindleセレクトではない場合キャンペーンを打つことはできない。Kindleの最低販売価格は100円である

そのため0円のキャンペーンを打つためにはKindleセレクトに入らないとならないが、このキャンペーンは5日間しかできない。これでは0円にしても効果が少ない。

本当に0円にしたい場合には他の方法を使う。

 

Amazonプライスマッチを使う

これはAmazonが他のサイトでの販売価格と同等かそれ以下で販売するというルール?らしい。

他のサイトでの販売価格提示して申請するとその価格に合わせてくれるというのがプライスマッチである

他のサイトで0円になっているならAmazonも0円にしてくれるわけだ。

これが他の電子書籍販売重要になってくる理由である

ブックウォーカー楽天koboなどの0円に設定できる他の電子書籍販売サイトにも登録してプライスマッチ申請することで、Kindleでも0円で販売できるようになる。

 

Kindleでも0円にすれば無名小説家の作品でもダウンロードしてくれる人が現れる。といっても1日あたり数件だけど。

でもほんと繰り返すけどKindle出版は売れない。Kindleセレクトでもずっと0だった。それが数件になるのだから0円はすごい効果だ。カクヨムだってPV0が普通なのに。

 

Kindle出版小説家になろうやカクヨムとはまた違った読者層にリーチできている実感が得られる。

小説投稿サイトでの読者獲得に限界を感じているならば、Kindle出版おすすめする。

2024-10-12

清原ネットキャッシュ比率決算短信からpython自動で求めるソフト

気が付くと朝4時になっていた。

なんか動くところまで出来たので貼っておく。

NYSLなので、バグがあったら治しといて。

import pdfplumber
import re

#クリーンアップ
def cleanuptext(text):
    #決算書の合計値を太字にしたことpdfplumberが暴走するケースへの対処
    #例 流動資産 -> 流流流流流動動動動動資資資資資産産産産産
    #誤爆が怖いので、これが起きている時だけ補正します
    if "流流流流流動動動動動資資資資資産産産産産" in text:
        text = re.sub(r'(.)\1{4,}', r'\1', text)

    #△をマイナスに。 数字中のカンマを消して結合する
    text = re.sub(r'△([0-9])', r'-\1', text)
    text = re.sub(r'▲([0-9])', r'-\1', text)
    text = re.sub(r'([0-9]),([0-9])', r'\1\2', text)
    
    #たまに、煽り屋みたいに文字の後にスペースが入る嫌がらせ修正する
    #例: 投 資 有 価 証 券 -> 投資有価証券
    text = re.sub(r'(?<=[\u4E00-\u9FFF\u3040-\u30FF])\s(?=[\u4E00-\u9FFF\u3040-\u30FF])', '', text)

    return text

#今期の勘定科目数字を取得
def get_AccountName(text, need):
    pattern = rf'^{need} -?[0-9]+ (-?[0-9]+)'
    r = re.search(pattern, text, re.MULTILINE)
    if r is not None:
        return float(r[1])

    return 0

#清原ネットキャッシュ計算する。
def calc_KiyoharaNetCash(text):
    total_current_assets = get_AccountName(text,'流動資産合計')
    if total_current_assets == 0:
        #要約財政状態計算書しか公開していない、楽天のような素敵な会社様への対処
        total_assets = get_AccountName(text,'資産合計')
        if total_assets != 0:
            #とりあえず、資産の部の6割を流動資産とみなす
            total_current_assets = total_assets * 0.6

        else:
            #流動資産合計ではなく、流動資産という単語を使っている我が道を行く東北電力への対処
            total_current_assets = get_AccountName(text,'流動資産')
            if total_current_assets == 0:
                raise Exception("流動資産合計の勘定科目が見つかりませんでした。"+text)


    total_liabilities = get_AccountName(text,'負債合計')
    if total_liabilities == 0:

        #負債合計ではなく、負債の部合計に拘るオムロンの嬉しい決算書への対策。なんでや・・・
        total_liabilities = get_AccountName(text,'負債の部合計')
        if total_liabilities == 0:
            raise Exception("負債合計の勘定科目が見つかりませんでした。"+text)

    #負債をご丁寧にマイナス表記で書いてくれる中外製薬の親切な決算書への対策。いい加減にしろ・・・
    if total_liabilities < 0:
        total_liabilities = total_liabilities * -1

    #投資有価証券はないこともあるので、0を容認する
    marketable_securities = get_AccountName(text,'投資有価証券')

    #print(total_current_assets,marketable_securities,total_liabilities)
    netcash = total_current_assets + (marketable_securities*0.7) - total_liabilities

    #たまに単位を1000円にしている銘柄があるので補正する
    if is_tanni_senyen(text):
        netcash = netcash / 1000
    return netcash

# "流動資産合計" と "負債合計" の間に "単位:千円" があるかをチェック
def is_tanni_senyen(text):
    if "単位:千円" in text:
        return True

    if "単位: 千円" in text:
        return True

    if "単位 : 千円" in text:
        return True

    if "単位 :千円" in text:
        return True

    return False

def pdf_to_kiyohara_netcash(pdfpath):
    with pdfplumber.open(pdfpath) as pdf:
        text = ''.join(page.extract_text() for page in pdf.pages)

    text = cleanuptext(text)
    #print(text)
    kiyohara_netcash = calc_KiyoharaNetCash(text)
    #print(kiyohara_netcash)
    return kiyohara_netcash

def mymain():
    import sys
    args = sys.argv
    argc = len(args)
    if argc <= 1:
       print('''
これは、清原達郎氏のネットキャッシュ比率(以下、清原ネットキャッシュ比率)を決算短信pdfから求めるソフトです。
清原ネットキャッシュ=流動資産合計+(投資有価証券*0.7)-負債合計
清原ネットキャッシュ比率=清原ネットキャッシュ/時価総額*100

遊び方

1. 決算短信pdfから清原ネットキャッシュを求める
python calc_kiyohara_netcash.py 140120240514594985.pdf

結果: 30757.0
決算書には、100万円単位数字が書かれているはずなので、この数字単位は100万円です。
つまり、3075700万円。

2. 時価総額を億円単位で追加することで、清原ネットキャッシュ比率を求める
時価総額が146億円なら146と書いてください。
python calc_kiyohara_netcash.py 140120240514594985.pdf 146

結果: 210.66%

このコードNYSLライセンスです。無保証自己責任ですが、ご自由に。
かぶ探とかとつなげるといいかもね。
       ''')
       return
    if argc <= 2:
       kiyohara_netcash = pdf_to_kiyohara_netcash(args[1])
       print(kiyohara_netcash)
       return
    if argc <= 3:
       market_cap=float(args[2])*100 #億円から百万円表記に
       kiyohara_netcash = pdf_to_kiyohara_netcash(args[1])
       ratio = round(kiyohara_netcash/market_cap*100,2)
       print(f"{ratio}%")
       return

if __name__ == '__main__':
    mymain()

2024-10-11

anond:20241011093909

楽天で安売りしてた電動シェーバー買ったら鼻毛カッターとかトリマーかいろいろついてたのはお得でいいんだけど

充電ケーブルが電源プラグじゃなくてUSB-AになっててPCに繋がないといけないのがめんどくさい

2024-10-09

楽天チャットAI

全然話が通じない

電話をしても繋がらない

早く金を返せ

2024-10-08

anond:20241008141645

楽天の初月無料オプション入れたけど

解約方法からず料金引かれた

サブスクで儲ける方法やめろ

楽天問い合わせ繋がらない

オペレーター増やせよ

2024-10-07

楽天SCHDが大人

一週間で純資産が100憶突破

投資インフルエンサーこれはいいと取り上げてる。

でもしょせんは高配当ETFで、トータルリターンがSP500に負けてる時点で価値を見出せない。

そんなに配当がいいのかね。

2024-10-05

なんで楽天で買うとちょっと安くなるの?

なんで14000円のもの8000円とかになるの?

在庫一掃なの?ニセモノなのお?

2024-10-01

七  裏から回ってばあさんに聞くと、ばあさんが小さな声で、与次郎さんはきのうからお帰りなさらないと言う。三四郎勝手口に立って考えた。ばあさんは気をきかして、まあおはいりなさい。先生書斎においでですからと言いながら、手を休めずに、膳椀を洗っている。今晩食がすんだばかりのところらしい。  三四郎茶の間を通り抜けて、廊下伝いに書斎入口まで来た。戸があいている。中から「おい」と人を呼ぶ声がする。三四郎は敷居のうちへはいった。先生は机に向かっている。机の上には何があるかわからない。高い背が研究を隠している。三四郎入口に近くすわって、 「御勉強ですか」と丁寧に聞いた。先生は顔をうしろねじ向けた。髭の影が不明瞭にもじゃもじゃしている。写真版で見ただれかの肖像に似ている。 「やあ、与次郎かと思ったら、君ですか、失敬した」と言って、席を立った。机の上には筆と紙がある。先生は何か書いていた。与次郎の話に、うちの先生は時々何か書いている。しかし何を書いているんだか、ほかの者が読んでもちっともわからない。生きているうちに、大著述にでもまとめられれば結構だが、あれで死んでしまっちゃあ、反古がたまるばかりだ。じつにつまらない。と嘆息していたことがある。三四郎広田の机の上を見て、すぐ与次郎の話を思い出した。 「おじゃまなら帰ります。べつだんの用事でもありません」 「いや、帰ってもらうほどじゃまでもありません。こっちの用事もべつだんのことでもないんだから。そう急に片づけるたちのものをやっていたんじゃない」  三四郎ちょっと挨拶ができなかった。しかし腹のうちでは、この人のような気分になれたら、勉強も楽にできてよかろうと思った。しばらくしてから、こう言った。 「じつは佐々木君のところへ来たんですが、いなかったものですから……」 「ああ。与次郎はなんでもゆうべから帰らないようだ。時々漂泊して困る」 「何か急に用事でもできたんですか」 「用事はけっしてできる男じゃない。ただ用事をこしらえる男でね。ああいうばかは少ない」  三四郎はしかたがないから、 「なかなか気楽ですな」と言った。 「気楽ならいいけれども。与次郎のは気楽なのじゃない。気が移るので――たとえば田の中を流れている小川のようなものと思っていれば間違いはない。浅くて狭い。しかし水だけはしじゅう変っている。だから、する事が、ちっとも締まりがない。縁日へひやかしになど行くと、急に思い出したように、先生松を一鉢お買いなさいなんて妙なことを言う。そうして買うともなんとも言わないうちに値切って買ってしまう。その代り縁日ものを買うことなんぞはじょうずでね。あいつに買わせるとたいへん安く買える。そうかと思うと、夏になってみんなが家を留守にするときなんか、松を座敷へ入れたまんま雨戸をたてて錠をおろししまう。帰ってみると、松が温気でむれてまっ赤になっている。万事そういうふうでまことに困る」  実をいうと三四郎はこのあい与次郎に二十円貸した。二週間後には文芸時評から原稿料が取れるはずだから、それまで立替えてくれろと言う。事理を聞いてみると、気の毒であったから、国から送ってきたばかりの為替を五円引いて、余りはことごとく貸してしまった。まだ返す期限ではないが、広田の話を聞いてみると少々心配になる。しか先生にそんな事は打ち明けられないから、反対に、 「でも佐々木君は、大いに先生に敬服して、陰では先生のためになかなか尽力しています」と言うと、先生はまじめになって、 「どんな尽力をしているんですか」と聞きだした。ところが「偉大なる暗闇」その他すべて広田先生に関する与次郎所為は、先生に話してはならないと、当人から封じられている。やりかけた途中でそんな事が知れると先生しかられるにきまってるから黙っているべきだという。話していい時にはおれが話すと明言しているんだからしかたがない。三四郎は話をそらしてしまった。  三四郎広田の家へ来るにはいろいろな意味がある。一つは、この人の生活その他が普通のものと変っている。ことに自分の性情とはまったく容れないようなところがある。そこで三四郎はどうしたらああなるだろうという好奇心から参考のため研究に来る。次にこの人の前に出るとのん気になる。世の中の競争があまり苦にならない。野々宮さんも広田先生と同じく世外の趣はあるが、世外の功名心のために、流俗の嗜欲を遠ざけているかのように思われる。だから野々宮さんを相手に二人ぎりで話していると、自分もはやく一人前の仕事をして、学海に貢献しなくては済まないような気が起こる。いらついてたまらない。そこへゆくと広田先生太平である先生高等学校でただ語学を教えるだけで、ほかになんの芸もない――といっては失礼だが、ほかになんらの研究も公けにしない。しかも泰然と取り澄ましている。そこに、こののん気の源は伏在しているのだろうと思う。三四郎は近ごろ女にとらわれた。恋人にとらわれたのなら、かえっておもしろいが、ほれられているんだか、ばかにされているんだか、こわがっていいんだか、さげすんでいいんだか、よすべきだか、続けべきだかわけのわからないとらわれ方である三四郎はいまいましくなった。そういう時は広田さんにかぎる。三十分ほど先生と相対していると心持ちが悠揚になる。女の一人や二人どうなってもかまわないと思う。実をいうと、三四郎が今夜出かけてきたのは七分方この意味である。  訪問理由の第三はだいぶ矛盾している。自分は美禰子に苦しんでいる。美禰子のそばに野々宮さんを置くとなお苦しんでくる。その野々宮さんにもっとも近いものはこの先生である。だから先生の所へ来ると、野々宮さんと美禰子との関係がおのずから明瞭になってくるだろうと思う。これが明瞭になりさえすれば、自分の態度も判然きめることができる。そのくせ二人の事をいまだかつて先生に聞いたことがない。今夜は一つ聞いてみようかしらと、心を動かした。 「野々宮さんは下宿なすったそうですね」 「ええ、下宿したそうです」 「家をもった者が、また下宿をしたら不便だろうと思いますが、野々宮さんはよく……」 「ええ、そんな事にはいっこう無頓着なほうでね。あの服装を見てもわかる。家庭的な人じゃない。その代り学問にかけると非常に神経質だ」 「当分ああやっておいでのつもりなんでしょうか」 「わからない。また突然家を持つかもしれない」 「奥さんでもお貰いになるお考えはないんでしょうか」 「あるかもしれない。いいのを周旋してやりたまえ」  三四郎苦笑いをして、よけいな事を言ったと思った。すると広田さんが、 「君はどうです」と聞いた。 「私は……」 「まだ早いですね。今から細君を持っちゃたいへんだ」 「国の者は勧めますが」 「国のだれが」 「母です」 「おっかさんのいうとおり持つ気になりますか」 「なかなかなりません」  広田さんは髭の下から歯を出して笑った。わりあいきれいな歯を持っている。三四郎はその時急になつかしい心持ちがした。けれどもそのなつかしさは美禰子を離れている。野々宮を離れている。三四郎の眼前の利害には超絶したなつかしさであった。三四郎はこれで、野々宮などの事を聞くのが恥ずかしい気がしだして、質問をやめてしまった。すると広田先生がまた話しだした。―― 「おっかさんのいうことはなるべく聞いてあげるがよい。近ごろの青年は我々時代青年と違って自我意識が強すぎていけない。我々の書生をしているころには、する事なす事一として他を離れたことはなかった。すべてが、君とか、親とか、国とか、社会とか、みんな他本位であった。それを一口にいうと教育を受けるものがことごとく偽善家であった。その偽善社会の変化で、とうとう張り通せなくなった結果、漸々自己本位思想行為の上に輸入すると、今度は我意識が非常に発展しすぎてしまった。昔の偽善家に対して、今は露悪家ばかりの状態にある。――君、露悪家という言葉を聞いたことがありますか」 「いいえ」 「今ぼくが即席に作った言葉だ。君もその露悪家の一人――だかどうだか、まあたぶんそうだろう。与次郎のごときにいたるとその最たるものだ。あの君の知ってる里見という女があるでしょう。あれも一種の露悪家で、それから野々宮の妹ね、あれはまた、あれなりに露悪家だから面白い。昔は殿様と親父だけが露悪家ですんでいたが、今日では各自同等の権利で露悪家になりたがる。もっとも悪い事でもなんでもない。臭いものの蓋をとれば肥桶で、見事な形式をはぐとたいていは露悪になるのは知れ切っている。形式だけ見事だって面倒なばかりだから、みんな節約して木地だけで用を足している。はなはだ痛快である。天醜爛漫としている。ところがこの爛漫が度を越すと、露悪家同志がお互いに不便を感じてくる。その不便がだんだん高じて極端に達した時利他主義がまた復活する。それがまた形式に流れて腐敗するとまた利己主義に帰参する。つまり際限はない。我々はそういうふうにして暮らしてゆくものと思えばさしつかえない。そうしてゆくうちに進歩する。英国を見たまえ。この両主義が昔からうまく平衡がとれている。だから動かない。だから進歩しない。イブセンも出なければニイチェも出ない。気の毒なものだ。自分だけは得意のようだが、はたから見れば堅くなって、化石しかかっている。……」  三四郎は内心感心したようなものの、話がそれてとんだところへ曲がって、曲がりなりに太くなってゆくので、少し驚いていた。すると広田さんもようやく気がついた。 「いったい何を話していたのかな」 「結婚の事です」 「結婚?」 「ええ、私が母の言うことを聞いて……」 「うん、そうそう。なるべくおっかさんの言うことを聞かなければいけない」と言ってにこにこしている。まるで子供に対するようである三四郎はべつに腹も立たなかった。 「我々が露悪家なのは、いいですが、先生時代の人が偽善なのは、どういう意味ですか」 「君、人から親切にされて愉快ですか」 「ええ、まあ愉快です」 「きっと? ぼくはそうでない、たいへん親切にされて不愉快な事がある」 「どんな場合ですか」 「形式だけは親切にかなっている。しかし親切自身目的でない場合」 「そんな場合があるでしょうか」 「君、元日におめでとうと言われて、じっさいおめでたい気がしますか」 「そりゃ……」 「しないだろう。それと同じく腹をかかえて笑うだの、ころげかえって笑うだのというやつに、一人だってじっさい笑ってるやつはない。親切もそのとおり。お役目に親切をしてくれるのがある。ぼくが学校教師をしているようなものでね。実際の目的は衣食にあるんだから、生徒から見たらさだめて不愉快だろう。これに反して与次郎のごときは露悪党領袖だけに、たびたびぼくに迷惑をかけて、始末におえぬいたずら者だが、悪気がない。可愛らしいところがある。ちょうどアメリカ人金銭に対して露骨なのと一般だ。それ自身目的である。それ自身目的である行為ほど正直なものはなくって、正直ほど厭味のないものはないんだから、万事正直に出られないような我々時代の、こむずかしい教育を受けたものはみんな気障だ」  ここまでの理屈三四郎にもわかっている。けれども三四郎にとって、目下痛切な問題は、だいたいにわたっての理屈ではない。実際に交渉のある、ある格段な相手が、正直か正直でないかを知りたいのである三四郎は腹の中で美禰子の自分に対する素振をもう一ぺん考えてみた。ところが気障か気障でないかほとんど判断ができない。三四郎自分感受性人一倍鈍いのではなかろうかと疑いだした。  その時広田さんは急にうんと言って、何か思い出したようである。 「うん、まだある。この二十世紀になってから妙なのが流行る。利他本位の内容を利己本位でみたすというむずかしいやり口なんだが、君そんな人に出会ったですか」 「どんなのです」 「ほかの言葉でいうと、偽善を行うに露悪をもってする。まだわからないだろうな。ちと説明し方が悪いようだ。――昔の偽善家はね、なんでも人によく思われたいが先に立つんでしょう。ところがその反対で、人の感触を害するために、わざわざ偽善をやる。横から見ても縦から見ても、相手には偽善しか思われないようにしむけてゆく。相手はむろんいやな心持ちがする。そこで本人の目的は達せられる。偽善偽善そのままで先方に通用させようとする正直なところが露悪家の特色で、しかも表面上の行為言語あくまでも善に違いないから、――そら、二位一体というようなことになる。この方法を巧妙に用いる者が近来だいぶふえてきたようだ。きわめて神経の鋭敏になった文明人種が、もっと優美に露悪家になろうとすると、これがいちばんいい方法になる。血を出さなければ人が殺せないというのはずいぶん野蛮な話だからな君、だんだん流行らなくなる」  広田先生の話し方は、ちょうど案内者が古戦場説明するようなもので、実際を遠くからながめた地位にみずからを置いている。それがすこぶる楽天の趣がある。あたか教場講義を聞くと一般の感を起こさせる。しか三四郎にはこたえた。念頭に美禰子という女があって、この理論をすぐ適用できるからである三四郎は頭の中にこの標準を置いて、美禰子のすべてを測ってみた。しかし測り切れないところがたいへんある。先生は口を閉じて、例のごとく鼻から哲学の煙を吐き始めた。  ところへ玄関足音がした。案内も乞わず廊下伝いにはいって来る。たちまち与次郎書斎入口にすわって、 「原口さんがおいでになりました」と言う。ただ今帰りましたという挨拶を省いている。わざと省いたのかもしれない。三四郎にはぞんざいな目礼をしたばかりですぐに出ていった。  与次郎と敷居ぎわですれ違って、原口さんがはいって来た。原口さんはフランス式の髭をはやして、頭を五分刈にした、脂肪の多い男である。野々宮さんより年が二つ三つ上に見える。広田先生よりずっときれいな和服を着ている。 「やあ、しばらく。今まで佐々木が家へ来ていてね。いっしょに飯を食ったり何かして――それから、とうとう引っ張り出されて……」とだいぶ楽天的な口調であるそばにいるとしぜん陽気になるような声を出す。三四郎原口という名前を聞いた時から、おおかたあの画工だろうと思っていた。それにしても与次郎交際家だ。たいていな先輩とはみんな知合いになっているからえらいと感心して堅くなった。三四郎は年長者の前へ出ると堅くなる。九州流の教育を受けた結果だと自分では解釈している。  やがて主人が原口に紹介してくれる。三四郎は丁寧に頭を下げた。向こうは軽く会釈した。三四郎それから黙って二人の談話を承っていた。  原口さんはまず用談から片づけると言って、近いうちに会をするから出てくれと頼んでいる。会員と名のつくほどのりっぱなものはこしらえないつもりだが、通知を出すものは、文学者とか芸術家とか、大学教授とか、わずかな人数にかぎっておくからさしつかえはない。しかもたいてい知り合いのあいだだから形式はまったく不必要である目的はただおおぜい寄って晩餐を食う。それから文芸有益談話を交換する。そんなものである。  広田先生一口「出よう」と言った。用事はそれで済んでしまった。用事はそれで済んでしまったが、それから後の原口さんと広田先生の会話がすこぶるおもしろかった。  広田先生が「君近ごろ何をしているかね」と原口さんに聞くと、原口さんがこんな事を言う。 「やっぱり一中節稽古している。もう五つほど上げた。花紅葉吉原八景だの、小稲半兵衛唐崎心中だのってなかなかおもしろいのがあるよ。君も少しやってみないかもっともありゃ、あまり大きな声を出しちゃいけないんだってね。本来四畳半の座敷にかぎったものだそうだ。ところがぼくがこのとおり大きな声だろう。それに節回しがあれでなかなか込み入っているんで、どうしてもうまくいかん。こんだ一つやるから聞いてくれたまえ」  広田先生は笑っていた。すると原口さんは続きをこういうふうに述べた。 「それでもぼくはまだいいんだが、里見恭助ときたら、まるで形無しだからね。どういうものかしらん。妹はあんなに器用だのに。このあいだはとうとう降参して、もう歌はやめる、その代り何か楽器を習おうと言いだしたところが、馬鹿囃子をお習いなさらいかと勧めた者があってね。大笑いさ」 「そりゃ本当かい」 「本当とも。現に里見がぼくに、君がやるならやってもいいと言ったくらいだもの。あれで馬鹿囃子には八通り囃し方があるんだそうだ」 「君、やっちゃどうだ。あれなら普通人間にでもできそうだ」 「いや馬鹿囃子はいやだ。それよりか鼓が打ってみたくってね。なぜだか鼓の音を聞いていると、まったく二十世紀の気がしなくなるからいい。どうして今の世にああ間が抜けていられるだろうと思うと、それだけでたいへんな薬になる。いくらぼくがのん気でも、鼓の音のような絵はとてもかけないから」 「かこうともしないんじゃないか」 「かけないんだもの。今の東京にいる者に悠揚な絵ができるものか。もっとも絵にもかぎるまいけれども。――絵といえば、このあい大学運動会へ行って、里見と野々宮さんの妹のカリカチュアーをかいてやろうと思ったら、とうとう逃げられてしまった。こんだ一つ本当の肖像画をかい展覧会にでも出そうかと思って」 「だれの」 「里見の妹の。どうも普通日本の女の顔は歌麿式や何かばかりで、西洋の画布にはうつりが悪くっていけないが、あの女や野々宮さんはいい。両方ともに絵になる。あの女が団扇をかざして、木立をうしろに、明るい方を向いているところを等身に写してみようかしらと思っている。西洋の扇は厭味でいけないが、日本団扇は新しくっておもしろいだろう。とにかくはやくしないとだめだ。いまに嫁にでもいかれようものなら、そうこっちの自由いかなくなるかもしれないから」  三四郎は多大な興味をもって原口の話を聞いていた。ことに美禰子が団扇をかざしている構図は非常な感動を三四郎に与えた。不思議因縁が二人の間に存在しているのではないかと思うほどであった。すると広田先生が、「そんな図はそうおもしろいこともないじゃないか」と無遠慮な事を言いだした。 「でも当人希望なんだもの団扇をかざしているところは、どうでしょうと言うから、すこぶる妙でしょうと言って承知したのさ。なに、悪い図どりではないよ。かきようにもよるが」 「あんまり美しくかくと、結婚の申込みが多くなって困るぜ」 「ハハハじゃ中ぐらいにかいておこう。結婚といえば、あの女も、もう嫁にゆく時期だね。どうだろう、どこかいい口はないだろうか。里見にも頼まれているんだが」 「君もらっちゃどうだ」 「ぼくか。ぼくでよければもらうが、どうもあの女には信用がなくってね」 「なぜ」 「原口さんは洋行する時にはたいへんな気込みで、わざわざ鰹節を買い込んで、これでパリー下宿に籠城するなんて大いばりだったが、パリーへ着くやいなや、たちまち豹変したそうですねって笑うんだから始末がわるい。おおかた兄からでも聞いたんだろう」 「あの女は自分の行きたい所でなくっちゃ行きっこない。勧めたってだめだ。好きな人があるまで独身で置くがいい」 「まったく西洋流だね。もっともこれからの女はみんなそうなるんだから、それもよかろう」  それから二人の間に長い絵画談があった。三四郎広田先生西洋の画工の名をたくさん知っているのに驚いた。帰るとき勝手口で下駄を捜していると、先生梯子段の下へ来て「おい佐々木ちょっと降りて来い」と言っていた。  戸外は寒い。空は高く晴れて、どこから露が降るかと思うくらいである。手が着物にさわると、さわった所だけがひやりとする。人通りの少ない小路を二、三度折れたり曲がったりしてゆくうちに、突然辻占屋に会った。大きな丸い提灯をつけて、腰から下をまっ赤にしている。三四郎は辻占が買ってみたくなった。しかしあえて買わなかった。杉垣に羽織の肩が触れるほどに、赤い提灯をよけて通した。しばらくして、暗い所をはすに抜けると、追分の通りへ出た。角に

https://anond.hatelabo.jp/20241001205100

2024-09-30

2024-09-28

日本企業の特徴でありダメな点の一つは『汎用性の低い自社アプリをムリヤリ顧客DLさせ、会員登録ニュースレター配信で囲い込みを図ろうとする点』

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2438343

ゆうちょアプリが3つあって

それぞれアカウントが違って、さらMoneytreeアカウントも作らされる。

がんばると毎月300ポイントもらえるらしいけど、さすがに労力に見合ってなさすぎる。

楽天を見習ってほしい(えっ?楽天ゆうちょカード存在するって?

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