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2018-04-26

東京地方との格差」に対する違和感

「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由(阿部 幸大) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

上記記事の内容を大まかに説明すると、教育における「親の年収格差」に加えて、「東京地方との格差」も大きいのではないかというものである

主張として同意できる部分があるものの、やや違和感を覚えたので増田に記したい。

上記記事阿部氏は、東大入学時に、阿部氏と同級生との家庭環境の違いにショックを受けたようだが、私の場合大学より前の高校入学時点でそれを体験した。

私は、公立王国である地方某県No.1高校から都内の某文系国立大入学した。受験難度的に、東大より下だが早慶よりは上の大学である

(大学卒業から10年以上経過している。)

まれから上京するまで、築30年以上2Kのアパート家族4人で過ごした。当時は受け入れがたかったが、控えめに言っても貧乏な部類に入る家庭だった。

地方と言えども、県No.1高校ともなれば、同級生の親は医者弁護士経営者等が多数を占める。大規模な牧場経営者などもいた。一流企業サラリーマン割合的に少なかったと思う。

(地方場合一流企業サラリーマン東京本社から単身赴任しており、子供東京に残しているケースが多いのかもしれない)

親の平均年収1000万を超えていてもおかしくない。言わば地方豪族である不動産価格物価が低いにも関わらず、年収は高いわけで、可処分所得東京の一流サラリーマンより多かっただろう。

私の家庭は貧乏だったので、高校同級生は違う世界の住人なんだと感じたものである

阿部氏の場合高校ではそうした格差を感じなかったのだろうか?

もし感じなかったとしたら、高校偏差値はあまり高くなく、何年かに一人現れる神童タイプだったのだろうか。

阿部氏は釧路出身とのことだが、釧路トップ釧路湖陵高校北海道全域で見れば、札幌光星札幌北・南・西・東などの高校なら、おそらく親の平均年収も高いはずだ。

まり地方の中でも平均年収教育関心の高い層が存在しているわけで、地方が全てダメというわけではない。結局のところ、「東京地方との格差」というよりは、「親の年収格差」のほうが遥かに大きいのではないかと感じる。

阿部氏の言うように、地方特有の閉塞感、都会に出るのを否定される空気は確実に存在するし、県どころか、町を出るのすら反対されることも少なくない。だが、こうした傾向は、年収の高い家庭、平たく言えば合理的思考ができる家庭においては当てはまらないことが多い。やはり、「親の年収格差」なのである

念のため説明すると、地方場合東京港区のような「年収が高い人が住むエリア」が少ない。というか、年収と住むエリアが密接にリンクしておらず、年収の高い層が片田舎に住んでいることが多々ある。東京なら、年収の高い層が港区田園調布などに集中しているのかもしれないが、地方場合、それぞれのエリア東京ほどブランド化されていない。「お金持ちの住む街」、「ガラの悪い街」という区分けが、そこまで明確には存在しないのだ。

繰り返すが、エリア格差よりも、「親の年収格差」のほうが大きいと思う。

まぁ、とはいえ、地方受験産業が発達していないのは事実である東京では有名なSAPIX地方ではほぼ見当たらないし、中学受験一般的ではない。受験してまで通うに値するような私立中学がない県も多いし、あったとしても、中学はあまり重視されていない。地方で重視されるのは高校であり、出身大学より出身高校学歴意味を持つことも多い。「どこ高?」とは聞かれても、「どこ大」と聞かれることは少ないだろう。

そうした意味で、阿部氏の言う「東京地方格差」に一定の理解はできるものの、それでもやはり、「親の年収格差」のほうがクリティカルな要因だと思う。地方年収が高い層は、地方の衰退していく現実直視しているし、子供東京の一流大学に通わせることへの抵抗が少ない。地方の有力経営者場合、いずれは子供会社を継がせる意志があっても、まずは東京大企業修行してこいというパターンも多いだろう。

2017-10-25

思考実験としてはアリ

結局、学校って「デパート最上階の食堂」で、勉強ってそこで出る「定食」あるいは「お子様ランチ」なんだよな。

近代のはじめにはきらびやかに見えたシステムだけど、ニーズ多様化した現代には合わない。平成の初めごろから、一部の高校選択制を大きく取り入れた制度なんかもはじまっているが、カフェテリア式に変えたところでめちゃくちゃ満足度高まるわけでもないし、どうせ専門店にはかなわない。

ただ、「それでも潰れてない食堂」ってのもあるわけで、学校的な場所ニーズゼロになることもまた考えづらい。教育バウチャーをつかった諸外国制度もそれほどうまく機能しているとは言い難いようだし、何より日本に合うか?というのも未知数。とりあえず受験産業は色めき立つだろうけど、塾が現在学校機能100%負おうとすると、現在でも学生ブラック使い捨ててる受験産業現場がどうなるか、想像するだに恐ろしい。多発する問題に、国は対応できるだろうか?


とりあえず、現在の「学校」が、国家にとっていちばん「安くて無難教育制度」としてそれなりにできあがっているのは間違いないので、「学校に代わるシステム」の構築はできても「学校がなくなる」状況に至るには、まだ100年以上かかるだろう。もっとも、教師仕事のかなりの部分がAIに置き換わるのはそれより早いだろうが。

https://anond.hatelabo.jp/20171024205956

2015-11-12

大学受験で時が止まっている人

(下に追記あり)

大学時代成績優秀だった友人が、受験産業で働いてる。塾講師だ。本人は楽しいのだろうし適性はあるだろう。賢い奴だから、頭の悪い生徒に教えるのは案外苦労するかもしれないし、だからこそやりがいはあるだろう。でも、ああはなりたくないという姿だ。成績優秀だったし、もっといろいろ自分の可能性を試して欲しかったし将来どうなるのか、大物になるのかなと思っていたのに、じぶんさいきょう!な塾業界学生時代バイト、そのまま受験産業にまだいる。自分の強みを発揮できるとわかりきった世界で生きてて何が楽しいんだろう。いい奴だけどある意味幼いというか。

彼は大学受験仕事にしてるから話題もそういうものが多くなる。でも会社で、いい大人になってもまだ大学受験とか偏差値とかについて話してる人見るとすごいださいと思う。勉強しないで大学受かりましたとか、東大京大入る実力あったけど私大にしたとか、高学歴が使えないのは受験のせいだーとか。

逆に高学歴学歴自慢で、全国模試1位でしたとかもだから何だ?って白ける。アメリカ大学では〜が口癖の同僚も、今がうまくいってないからそういう口癖になって、昔自分アメリカ大学にいた頃の過去世界に住んでる感じがする。いらいらするけど、かわいそうな人たちだだとも思う。

他人から見て自分もこうなってたら嫌だ。

自分だって、今が幸せだったら増田にこんなこと書き込んだりしないだろうし。自分の時も止まっている感じで苛立ちを感じる。

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 はてブ反響が嬉しい。どうもありがとう

 コメントトラックバックをみて、スポーツ選手や他の先生業をしている人たちと比較して考えてみた。たぶん受験産業に行った友人や、大学受験留学出羽守たちを見ていてああなりたくないと思うのは、今や未来ではなく、過去を見ている(ように感じる)からだろうと思った。

先生になった友人の場合は、実際そこまで親しくもなく、共通の話題過去のことになりがちだからかもしれず、彼自身過去に生きるダメ人間ということではないはずだ。ただすごく優秀でなんでも知っていたんだから受験とか学校とかに限らずいろいろな可能性を試してみるところが見たかった、と余計なお世話ながら思ってしまう。

会社の人たちについては他の共通の話題もあるんだし、もう受験やら就活ブクマ見て思った。これもあるあるww)は終わったんだからうその話はいいよって思う。多数派じゃないとはいえ、数人でもそういう人がいるとやる気が多少減る。転職するほどの理由にはならないが、なんとかする方法ないだろうか?

2014-02-02

国語出題題材確保に苦労する中学受験

先日、子供が通っている某N塾の国語の問題を見てみたら、いかにも「自己啓発」本な内容が文章題として取り上げられていた。

こういう文章題って、本来なら「日本文豪の作品」とか「日本児童文学の作品」とか「一流の随筆から出題されるもんだと

思い込んでいたが、この前見た文章は、「発売数か月で、ブックオフジャンクで並びそうな」スカスカ自己啓発本っぽかった。

あるいはコンビニ文庫に並んでそうなテイスト

まあ、こういう自己啓発本テクニックで、比喩の使い方が「一流」っぽかったので、それで「国語テスト材料にいい」とN塾が判断したのかも。

あと、確か谷川俊太郎あたりが、「受験産業が俺の作品を無断で国語試験題材に使うのはまかりならん」と

以前塾業界を訴えていた記憶があるので、「著作権的に、文豪の作品は使いづらい」時代なっちゃったのかもしれない。

塾の国語担当あたりが、「何か国語テストに使える題材、ないかなあ・・・」として、自己啓発本コーナーやコンビニ文庫

買いあさるシーンを想像すると、なんだか笑えてくる。

2013-12-11

http://anond.hatelabo.jp/20131210194724

受験産業史ってせっかく面白そうな話なのに、いかにもはてなーが好きそうな学力階級スパマーに乗っ取られて気の毒ですね。

本が出たら自分は買いますので、ぜひ執筆して下さいよ。

2013-12-10

受験雑談

予備校中学受験塾、あるいは小学校「お受験塾」の

 誕生から発展、競争歴史を解説している本って、あるのかな?

 「予備校御三家の興亡史」とか「浜学園希学園怨念の対決」とか

 「なぜTOMASは衰退し日能研は躍進したのか?」とか、

 200ページ程度の本にまとめされてもいいと思う。

予備校に限らず、受験産業教育産業歴史を総括した本があってもいい。

 「旺文社黄金時代と、その後の衰退」とか

 「オバチャンから介護へ転身した学研史」とか

 「個人情報入手でのし上がった福武ベネッセ」とか。

予備校学習塾教育産業の「歴史学」もいいが、

 「地理学」もあってもいい。

 特に首都圏ミクロ地理学

 「なぜ早稲田アカデミーは●駅に進出し、○駅に進出しないのか?」とか、

 「河合塾ターミナル戦略」とか。

★というか、首都圏おいて、消費者向け企業が、どの駅圏にブランチを構えるのか?

 というのは、立派な地理学の一カテゴリだと思うのだが。

 そういう「B To C産業の立地学」というのを研究している学者はいないのかな?

2011-09-29

二次元オタに「顔がキモイよ」と言えば「いや、俺フツメンだけど、イケメン二次元すきだよ?」と意味からないことを言う。

童貞に「処女とは違う。あなた達の無経験価値を産まない」というと「童貞好きの女性だっている!」と発狂する。

処女に「なんだかんだで処女とのセックスはめんどくさいんだよ。マグロだし」というと「処女価値がある!その価値がわからないのは恥だ」と自己正当化に走る。

女性に「その化粧は男性の好みとはズレてるよ」というと、「うるさい!すっぴんはヒドイんだし我慢しろ!」と論点をずらす。

そして女性に「結婚出来ないのはあなたにも問題がありますよ」と言えば「うるさい!見合ったレベルに届かない男が悪い!」と狂う。

同じように男性に「結婚出来ないことを、しないと言い替えてもダメですよ」と言えば「宮廷早慶卒の年収1000万なんて非現実現実的だけど)なものばかり求めるのが悪い」とありもしない見栄を張る。

ホームレスの人に「家がないのはあなたが今まで努力してなかったかですよね」と言えば「そんなことはない。社会が俺を認めてくれなかったからだ」と精神を病んだ風なことを口から出す。

ニートにもほぼ同じことが言える。家があるけど職がない。それを指摘すると社会のせいにしだす。

低学歴にも同じことが言える。家はあるけど学歴がない。それを指摘すると受験産業の問題を指摘しだす。高学歴受験業界に踊らされた傀儡だ、と言うのである

収入にも同じことが言える。職はあるけど金がない。それを指摘すると社会構造の問題を指摘しだす。高収入は単に運が良かっただけだ、彼らには上司に阿るだけで自意識がない、というのである

全部自分のせいなのに、それを認めようともしない無様な方々。見ていて実に滑稽です

2011-06-20

レギュラーになれない

団塊ジュニアたわごとだ。

団塊ジュニアは人数が多い。その世代の中でも後ろのほうだと、先輩も多い。そこあけやがってくださいといいたくなるほど多い。

中学野球でいえば、2年でレギュラーなんて無理。なぜなら3年生で補欠があふれているから。練習する場所すらない。

やっと3年になったと思ったら、同年代レギュラーの取り合い。半分以上は、試合にすら出られない。

高校の野球でも同じ状態で、2年でレギュラーなんて無理。やっぱり3年生で補欠があふれているから。玉拾いすらできない。

やっと3年になったと思ったら、同年代レギュラーの取り合い。またしても半分以上は、試合にすら出られない。

さて、大学受験だ。と思ったら、先輩たちが浪人なさっていらっしゃる。どんだけ人間がいるんだ。

で、半分以上は、浪人しちゃう。このころの受験産業は最大の業績を達成したはずだ。

大学に入ったら、六大学でもなければ、野球は見向きもされない。レギュラーになれそうだけど、ありがたくない。

中学野球部を見に行ったら、9人揃わないとかいっている。もうわけがわからないよ

そうこうしているうちに就活だ。就活。5回生とか、6回生って何だよ。ダンゴ状態で、面接だ。景気も落ち気味で氷河期とか言われる始末。表面上の就職率を落としたくない大学は、就職できなかった学生留年させて、分母を小さくしていた。正直に申告したおいらの大学は、5割を切る勢いで新聞の一面を飾った。何かに優勝したかの勢いだ。ほんとにわけがわからないよ

ここで、就職レギュラー入りができなかった同級生が大量に発生した。ある者は、海外へ消え、ある者は、ギャンブルに溺れ実家に消えた。非正規雇用と呼ばれるレギュラーじゃない雇われ方をするはしりにもなった。

当然、上位3割くらいは、レギュラーだっただろう。きっと優秀だ。

ずっとレギュラーになれなかった人たちは、レギュラーになる努力は知っているけど、レギュラーになったときの戦い方やチームワークを学べてないと思うんだ。それがこの世代の最大の弱点。

きっと、このまま世代の中での熾烈なイス取りゲームが死ぬまで続くはずだ。このイス取りゲームは、この世代には何の得にもならない。多分、上の世代から仕掛けられた内部抗争みたいな気がする。団塊ジュニア世代でチームワークが発揮できたら世の中が変わるかもね。

2010-10-10

http://anond.hatelabo.jp/20101009222946

元増田です。

根岸氏は「だから日本受験(a)戦争オッケー」

元増田は「だから日本受験(b)システムの勝者は優秀イエー」

でオレは「ちょとマテ。受験(a)と受験(b)は違くね?」

受験(a)=基本型、受験(b)=受験ハック型、とでも言おうか)

そう要約されてしまうと少し誤解があるかも。俺はどちらかというと「受験システムをくぐれるぐらいの能力がなければ(研究者として)見込みがない」「ある程度のレベルで基礎をまとめる機会として受験はちょうどよい」というのが主張なわけ。基礎トレとして受験勉強程度のことは「必要だ」、というのが一番わかりやすいと思うけれど、決してそれで「十分だ=優秀だ」とは言っていないんだよ。

でも今の日本受験システムの勝者には「ハック型人間受験ハックの購入ができなければ勝てなかった人間)」が多々混じっているのも事実だと思うんだ。

個人的には「学力低下」議論は信じないことにしてる(「下の世代は学力が低い」と言われなかった時代というのを聞いたことがない)んだが、そういうことはあるのかもしれない。あるいは、少子化の結果「基本型」の人間だけでは定員が埋まらなくなって「ハック型人間」が潜り込む余地ができているのかもしれない。

ただそうだとしても、基礎型の人間がハック型の人間に押しやられてしまうということは多分ないと思うし(幸い、日本大学教官は層が厚いので、トップ大に入れなくても復活の機会はたくさんある)、基礎を理解できないならハックぐらいはできるようになって欲しいなあと思うところもあるので、それがそれほど深刻な問題なのかどうかはよく分からない。俺自身がお仕着せの「ハック型」のメニューをこなせる気がしないから言うわけではないが、ハック型の人間はそれはそれで社会の中に居場所を見つけることができるんじゃないかとも思ってる。特に司法試験とかMBAとかに通ったりするためにはそういう能力が必要な気がする。ハックしかできなければ研究者になるのは無理だろうけど。

オマケに、受験産業がますます受験ハック型になっていっている結果、ますます自分でモノを考えない受験ハッカーが増えているように感じる。そして、そのことに結構な人間が危機感を抱いてる。少なくとも、オレが少し前まで関わってた「現代の大学受験最前線」あたりでは。

もしそれが、仕向け方によっては基本型になったかもしれないような受験生ハッカーになってしまうということだとすれば、それは確かにもったいないことだとは思うけれど。あーでも確かに、俺の知ってる範囲で言うと、中高一貫校で塾や予備校に高2以前から通い出すような奴はその手の連中かもしれないなあ。そういう奴はたいてい、塾や予備校で遊びを覚えて浪人するか、あるいは旧帝大医学部みたいに過当競争になってるところを受けたりするかそのどっちかだったから、まあ結局落ち着くところに落ち着いてるんじゃないのと思ってたけど。

まあ、そんなこといちいち配慮したらごくごく「無難」な文章になっちゃって、こんだけブクマがつく(愛される)記事にはならなかったかも、と考えると、非常に複雑なんだがw

いや実際、俺は増田に記事を書くときは八つ当たりを兼ねて釣りまくることにしてるんだけどね。それこそライフハッカーみたいに世の中の流行マンセー人種が俺は大嫌いだし、増田に書いて憂さ晴らししたくなるときってのはそういう奴が頭に来たときなので、ここぞとばかりに挑発的なことを書きまくるんだよ。そうすると、はてな民は「これはひどいタグを付けられる記事を探しまくってるから、結構な確率ホッテントリに入ってくれるもんだよw

2010-10-09

http://anond.hatelabo.jp/20101009214847

返事ありがとう。

まさに「基礎を自分でしっかり」やれるような優秀なヤツに関して言えば、受験など定期テスト並の「程よいハードル」に過ぎないんだよね。ライフハッカーに優秀な人間なんていない、というのは、ホント同意。

ちょっと話を整理するけど、根岸氏・元増田、そしてオレの三者が(たぶん)共通に同意できるのは「丹念に基礎やるのは大事」って部分だと思う。これはオレも本当にそう思ってる。

で、それを踏まえて

根岸氏は「だから日本受験(a)戦争オッケー」

元増田は「だから日本受験(b)システムの勝者は優秀イエー」

でオレは「ちょとマテ。受験(a)と受験(b)は違くね?」

受験(a)=基本型、受験(b)=受験ハック型、とでも言おうか)

と言ったわけで。

元増田は(b)受験ハッカー跋扈する時代でも勝てる(a)基本型人間であり、ホントに優秀なんだと思う(お世辞でなく、受験システムへの認識の仕方を見ればそれが分かる)。でも今の日本受験システムの勝者には「ハック型人間受験ハックの購入ができなければ勝てなかった人間)」が多々混じっているのも事実だと思うんだ。オマケに、受験産業がますます受験ハック型になっていっている結果、ますます自分でモノを考えない受験ハッカーが増えているように感じる。そして、そのことに結構な人間危機感を抱いてる。少なくとも、オレが少し前まで関わってた「現代の大学受験最前線」あたりでは。

結局、根岸氏をトンデモ扱いしたり(現代の教育を取り巻く風景を無視して安易に昔の感覚で語ってるという意味で)、元増田に批判的な文章というのも、そういう危機感から生まれてくる声なんじゃないかとオレには思えるんだよ。単なる妬みや嫉みや自虐や見下しでなく。元増田にはその辺りへの配慮も欲しかったところだなあ、と。

まあ、そんなこといちいち配慮したらごくごく「無難」な文章になっちゃって、こんだけブクマがつく(愛される)記事にはならなかったかも、と考えると、非常に複雑なんだがw

http://anond.hatelabo.jp/20101009191623

元増田です。

今、受験で「やみくもに詰め込み学習」するヤツなんていないよ。今の受験は、いかに効率よく頭使わず受験をただクリアーするか、というゲームに近い。受験産業は、手取り足取り「いついつまでにこれとこれの問題集をやってこのテストでこのレベルクリアしてどの講習を受ければオッケー」みたいな、トータルパッケージされた「受験勉強」を売り、学生保護者はそういうパッケージを購入することが「受験勉強」だと思ってる。マジで。そんなもん、いくらやったってまさに無駄

根岸氏の時代はともかく、俺の頃(といってもたかだか十年前)は既にそうでしたけどね。

しかしあなたが言うように「そんなもん、いくらやったってまさに無駄」なんであって、そういうことをやっているミーハー君たち(たぶん大人になったらライフハックだのフォトリーディングだのと言ってる人種)よりも、基本的な事項をきちんと勉強している人の方が勉強時間も少なければ成績も圧倒的によかったというのもまた事実でした。まあ、ライフハッカーに本当に優秀な人がいないのと同じことですねw

競い合いしのぎ合いひたすらガリガリと脇目を振らず修行僧のような生活をする「受験風景なんて、大学全入の現代にはもう消えたんだ。そういう「勉強」には、自分の頭で計画を立て、調べ、実行したり、無意味なまでに特殊な方面への完成度を高めたりなど、意外と学問の基本となる領域に近づく部分もあっただろうけどね。

どうなんでしょうね。はっきり言って、旧帝大医学部みたいなところを除けば、事実上「競い合う」なんて風景は、少なくとも70年代以降には存在しなかったんじゃないでしょうか。基礎がどれだけ理解できているかという部分だけで十分選抜の機能が果たされてたと思いますし。

http://anond.hatelabo.jp/20101008123335

昔の受験と今の受験を一緒にされてもなあ、と思う。

今、受験で「やみくもに詰め込み学習」するヤツなんていないよ。今の受験は、いかに効率よく頭使わず受験をただクリアーするか、というゲームに近い。受験産業は、手取り足取り「いついつまでにこれとこれの問題集をやってこのテストでこのレベルクリアしてどの講習を受ければオッケー」みたいな、トータルパッケージされた「受験勉強」を売り、学生保護者はそういうパッケージを購入することが「受験勉強」だと思ってる。マジで。そんなもん、いくらやったってまさに無駄。まあ根岸さんの意図が、そういうもんの否定にあるとすれば(たとえば大学定員を大幅に減らしての受験地獄復活とか)それはそれで正しいと思うけど。

競い合いしのぎ合いひたすらガリガリと脇目を振らず修行僧のような生活をする「受験風景なんて、大学全入の現代にはもう消えたんだ。そういう「勉強」には、自分の頭で計画を立て、調べ、実行したり、無意味なまでに特殊な方面への完成度を高めたりなど、意外と学問の基本となる領域に近づく部分もあっただろうけどね。

2010-08-18

正論を言われるとマジギレする人々

  • ホームレスの人に「家がないのはあなたが今まで努力してなかったからですよね」と言えば「そんなことはない。社会が俺を認めてくれなかったからだ」と精神を病んだ風なことを口から出す。
  • ニートにもほぼ同じことが言える。家があるけど職がない。それを指摘すると社会のせいにしだす。
  • 低学歴にも同じことが言える。家はあるけど学歴がない。それを指摘すると受験産業の問題を指摘しだす。高学歴受験業界に踊らされた傀儡だ、と言うのである。
  • 収入にも同じことが言える。職はあるけど金がない。それを指摘すると社会構造の問題を指摘しだす。高収入は単に運が良かっただけだ、彼らには上司に阿るだけで自意識がない、というのである。

全部自分のせいなのに、それを認めようともしない無様な方々。見ていて実に滑稽です。

2008-11-23

はっきり言うが、

日本大学の門戸は現在かつてないほど広く開かれている。よくまあこういう状況で「受験産業」などという業者が生き延びることができていると感心するほどだ。

かつては「一流大学」なるものに合格するのには、強い意志や金銭だけでなく持ち合わせた才能といったものが必要であった。受験競争でなく「戦争」と呼ばれた時代、確かにそういう「格」のようなものはそこにあった。

それは単純に『人口ピラミッドhttp://homepage2.nifty.com/yarimizu2/japan2-2.html』を見ても分かる。世代ごとの人数の歴然足違い、そして平成10年作成のこの図の10年後の現在、図では10から8歳辺りの子供受験期に当たるわけだが、彼等にとっての「受験」がどのようなものか?

大した才能など無しに……というか、学ぶ意欲も意志も能力も欠けていても、いわゆる「日本の一流大学」なるものに合格できるのが現在の状況である。「金が無ければ」云々は単なる妄言でしかない。

http://anond.hatelabo.jp/20081123132348

2007-12-24

勉強が好きな人は、「勉強が好き」と言わないんじゃないか?

http://anond.hatelabo.jp/20071224194852

勉強が好きな人が好きなのは、「勉強」じゃなくて、もっと具体的なものじゃね?

勉強自体が好きな人もいるとは思うけど、勉強が好きな人の中では少数派な気がする。

(追記)

http://anond.hatelabo.jp/20071224200340

産業界陰謀って具体的には何?どこで書いてあること?

っていうか上で書いてるのは、『そもそも「勉強が好き」と言ってる人は頭が悪いと思うし、』に反応してるだけだから、受験産業とか別に関係ないんだけどね。

勉強が好きな人≠「勉強が好き」と言ってる人じゃね?と言いたかっただけだし。スルーじゃなくて、単に無関心なだけ。ごめんね。

(追記2)

上の文章のどこを見て、うまくシラを切ったと思ったのかとても気になる。一応言っとくけど、これはどうでも良い横槍だぜ?

「本当のこと」と「増田に与えられる不利益」が何なのか俺には理解できない。気になる。

http://anond.hatelabo.jp/20071224193735

間違ってるよ。

勉強が好きでないとよい成績を取れないのが真実

だが、受験産業はこの事実を必死で隠したがる。

なぜなら、受験産業がもうけるためには、

勉強が嫌いでも技術を身につければ一流大学合格する」

という夢をできるだけ多くの人に見せなければならないからね。

真実を言ってしまったら、勉強好きな人しか勉強しなく

なって儲からなくなるわけだ。

でも、勉強好きでない人には一流大学なんて無理なんだよ、

これが退屈だが動かしがたい現実なのだ

以上の現実存在論ならば、

勉強が嫌いでも技術を身につければ一流大学合格する」

というのは、受験産業のための目的論であるわけだ

世の中に流布されている受験の方法論なんてのは

ほとんどウソなんだよ。そこには産業界の思惑が忍び込んでる

そういうのを真に受けてる奴は愚かだ

多くの愚かな若者がこのように産業に巧妙に騙されている

本当にかわいそう。世の中の仕組みが分かっていない

わけだ

http://anond.hatelabo.jp/20071224194852

この増田が言っていることももちろんウソ

2007-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20071216063303

最近は金さえ出せば一流大に受かるなどとまことしやかに流されてるが

やる気がない子どもには何百万つぎ込もうが合格などしない。

バカな親をだまして受験産業投資させ詐欺ろうという姑息な考えだ

2007-10-23

ゆとりなんていう奴は受験産業が作り出した幻。実体はない。

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