はてなキーワード: 系統とは
巨大分散電源側に蓄電池もたして、緊急放電させるというのが現実的な気がするけどな。
あと、そもそも、各発電所に起動用の蓄電池がなさそうというのはいささかびっくりはした。
そりゃ冗長性をなくせばコストは安く出来るんだが、なくしすぎだろと思う。
第一には一つ火力が止まったら系統に電気が流れなくなるというシステムが一番問題なのだからな。系統に電気が流れていれば、風力や他の火力、水力は発電し続けることができた。
その時点ですぐに動かせるものという条件付きでな。
だが、急に止まったが、それにすぐに対応できる発電機がなかった。例えば、よそに起動に2時間かかる発電機があったとしても急に止まったらもう使えない。
電気は常に供給していないとならないから、苫東が止まった時に急に増大できるところが必要だったけど、それがなかったまでは言えると思う。
北海道の残暑シーズンの夜だから、苫東が止まったとしてもそれ以外がフルで動き出せば十分に足りるはず。風力もコミでな。
同じボイラーで火をたくとして、少ない発電所でフルパワーで発電して、使わない発電所は1,2時間かけて起動できる状態で待機していたほうがコスト的には良い。
だから、苫東をフルで動かして、北海道のその時の需要の30−50%を発電していたが、突然止まって、他の発電所もすぐに対応できなかった。
風力、太陽光は周波数合わせに系統から来ている電力に合わせるから、系統の電気がなければすぐ近く以外はもう使えない。
系統から離して、太陽電池、風力発電のすぐ近くだけで発電できるときだけで自立運転利用ならできるが。
使うにしても常にフル稼働ではなく、コストが高くなるのを覚悟で、地理的に分けた発電所で少し少し分けて発電し、どこかが急に止まったとしても、すぐに発電量を増大させるようにするのが一つ。
蓄電池みたいにすぐに放電が出来るようなものの容量を大量に設けて、どこかが止まったらすぐに放電を増やせるようにするのがもうひとつ。
で、万が一ブラックアウトになったことを想定するのなら、本州との連結点や、各発電所に受給調整用の蓄電池を設けて、初回起動にその蓄電池を使うというのももうひとつ。
いずれにしてもコストはかかるがね。
風力は駆動部があるが、機構としては既存火力などよりもだいぶ単純だから、数が多ければ破損するものも少ない。
太陽光は駆動部がないから、パワコンの破損がなければすぐに動ける。
ただし、風力も太陽光も系統につなぐには、周波数を合わせる必要があるから、系統の電気が来てない状態ではあくまで独立でしか動けない。
蓄電池を増やすしか無いんだろうね。北海道はただでさえ風力、太陽光に向いている(土地が安い)が系統がいっぱいなので繋げない問題がある。
受給調整用の蓄電池が多ければ風力や太陽光も通常でも動けるし、一旦系統の電気が来れば、再び系統につなげる。
例えば、夜間の1時間でも北海道中の電力を蓄電池で賄うことができたら、その時に風力(太陽光は夜なので動かない)、残存火力を再起動できたかもしれない。
泊が動いていたら停電は起きなかったのか?
泊が動いていたら、火力は出力低かったろうし、そこで火力が落ちても
泊3の設備構成は覚えて無いが、外電落ちたから原発停まるって訳でも無かろう。
機器保護の観点から停める手順なのかな? 運転屋さんに聞かないと判らんなぁ。
「そこらへん知ってるよね?」と言うが、
「ちぎれる箇所が少なければ小規模停電で済んで」これは経験則というか、ちぎれる箇所が多いよりは少ない方が小規模の障害ですむ可能性が高いことには異論はないと思うが。
「修復以前に電力系統の迂回措置だけで済むかもしれない」これも、網の目に張り巡らされた設備なら一部切れても迂回路があるだろうという話で、不思議な話じゃないだろ。
私は「これはこうだ」と断定はしていない。断定するだけの知識がないから。そして自身のデータに対しての理屈付けをしていってるだけで地上の良い部分は否定しない。
「地中の良い部分はこう。なぜなら〇〇だから。ソースはここ」と、こう書いただろ。それが間違ってるならその部分を指摘してくれればいいし、事実そうしてくれてる人がいる。
単純に「いやいやそうではない。やはり地上の方が良い」という返信をしてくれりゃいいのよ。なのにあんたみたいなズレた指摘のクソリプされるとどっと疲れる。
くらい書けないの?
ぱっと目視できない分地上より特定は困難だけど、ちぎれる箇所が少なければ小規模停電で済んで、修復以前に電力系統の迂回措置だけで済むかもしれない。
人にデータ示して偉そうな態度取る割には半可通にも劣る門外漢即ち素人だとわかる秀逸な一文
事情通ならそこらへん知ってるよね?
ところで
この増田が上がってから数分のうちにid:death6coinがブクマしてるわけだけど、
「地中化したら地震で死ぬだけ」とか「災害時の架空線の復旧速度をこうも見せつけられると、地下化はホント無謀だなって思う」という意見をわりとよく見かけるけど、国土交通省のデータによると
架空線:被災率 2.4% 総延長 4,150km中の 100km
地中線:被災率 0.03% 総延長 2,400km中の 0.7km
http://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/chicyuka/mokuteki_02.htm
上記の人たちはこういうデータをまったく知らないの?かなり以前から発表されているデータなわけで、どこかで目にすることがあると思うんだけど。
これは電線ではなくて通信線だとはいえ、仮に地中の断線化が1/80で済むなら、1000本直すところを13本で済むわけで、働く方からしても途方もない数を直せと言われるより13本だけ全力で行けと言われる方が楽だよね。
大雨が増えているなか水没が怖いのは確かだけど、地中にある分、台風で障害物が引っ掛かりまくることによる被害は1/100以下で済む気がするし、天秤にかければメリットが上回るのでは?
ぱっと目視できない分地上より特定は困難だけど、ちぎれる箇所が少なければ小規模停電で済んで、修復以前に電力系統の迂回措置だけで済むかもしれない。
初期投資が莫大にかかるからほとんど進まないだろうなとは思うけど「地震で死ぬ」「復旧速度」の話とは別だし。
「やっぱり電柱」と言う人の理由がその場の印象でしかないというものが多くて、そのくせ自信満々というのはどういうことだ。
追記:
80倍は電力線じゃなくて信号線の話だっつうの。
こういう風に印象の話ではなくてデータとして書いてくれたら納得するよ。できればソースを増田で追記してくれたら嬉しい。
さらに追記:リンクありがとう【防災面における無電柱化の評価(政策フォーラム発表論文)】https://goo.gl/J49Hhh
電力線は
地中線:被災率 4.7% でした。
第1章 第5節 第1項:架空線と地中化のコストを比較すると、通信線においては約 2.5 倍、電力線では約 11 倍となっている。
というわけでこのあたりの話はそう単純じゃないとわかりました。返信ありがとう。
冒頭の要約にも
経済面からのアプローチも含めた分析により、全国的に無電柱化の便益が費用を上回ることが明らかになった。そのため、無電柱化事業は行われるべきだと結論づけられる。
とも書いてあるので、もう少しきちんと読んでみるわ。
現時点でのその場しのぎの対策としてあり得るが、その後のどうするって話よ
また地震が来たら死ぬわけで。泊村に震度5がくると、一発停止だぞ?そうなったら、周波数が一気にずれて系統崩壊するのでまた全域が停電する。
まず、北海道電力の泊原発は207万kWのPWRが1基。一番でかい火力の苫東厚真発電所が165万kW。今回は苫東厚真発電所が大ダメージを受けた。
んで、泊原発は震度2が感知されている。もちろんこの程度で緊急停止はしないが
「外部電源喪失」をしているということは、つまり発電していても送電ができないので全く意味がない。
(泊の立地。端っこにあり一応大きな送電網は2系統繋がってはいる) https://web.archive.org/web/20180816083741/http://www.hepco.co.jp/corporate/company/img/map_zoom.gif
泊原発は苫東厚真発電所よりもはるかに出力がでかいので、これが寸断されると電源周波数は当然一気にイカレる。
そもそも、でかい出力のプラントを少数組んで電力網を構築するモノリシックな構成だと今回の災害の時にどうしてもSPoFになって被害がでかくなってしまう。
発電量が少量でも、プラントと送電網を地理的に分散すれば何の問題も起きなかった。
風力や太陽光は地震には弱そうだが、なにせコストが下がり続けているので、地理的な分散が容易だ。
再エネで分散化するには出力の平滑化が課題なので、これからの時代、災害に強いエネルギー戦略としては再エネ(風力、太陽光、地熱、潮力)+蓄電(フライホイールやリチウムイオン電池)+揚水などが適するだろう。燃料電池としてはMCFC、SOFCが良い。過渡期のつなぎとしては、火力の助けを借りることになるだろう。
まだ技術は成熟していないが、原発、もんじゅにかけてきたコストをこちらに投入しておけばなにか知見が得られていたかもしれない。廃炉にかけるコストも何の"生産性"もなく無意味な技術だ。
というわけで、原発がたとえ稼働していたとしても、巨大だが少数しか作れないプラントは災害に弱すぎる。今回の地震で、それが改めて浮き彫りになったといえる。