英文読んでるわけじゃあるまいに、ちょっとテンプレート的書き方からずれた表現を見かけたぐらいですぐに理解できなくなってブチ切れる人ってホントなんなんだ?
普通に頭良くて高学歴なのにそういう人がいると、受験のときの現代文とかどうしたんだ?と思う。
別に理解できないのは構わんが、無茶苦茶変な方向に曲解して暴言を吐くってのはそれこそ理解できん。
よく英語読むときに、難しい文章だと基本構文を若干変えたのが出てきて、それが決め手になる手のはあるけど
勉強が良く出来てそういうのへの対応もかなりできるのに、それが日本語の文章に出てきたときに対応できないってのはどういうことなんだろうかって思う。
明らかに性別内での貧富差や能力差や家庭環境差や容姿差の方が圧倒的に大きい
毎日毎日薄っぺらいコピペ量産のような理論で自分で考えもせず全能感でデタラメな男女論やってるネット弁慶の連中が本当に気色悪い
いい加減ネットのカルト臭いクラスタに洗脳されてるって自覚した方がいい
どうせなんもボランティアも献血も募金活動もやったことなくて弱者異性を気にもかけないようなようなゴミクズのような強者の連中なんだろうな
今日、ショコラトリーにチョコレートを買いにいった。一粒400円くらいのちょっといいやつ。明日のデートで渡す用だ。
外を歩いているときなどは寒いから大丈夫だけど、電車の中などは暖かいので長時間はよくないという。
今日、家へ持ち帰るのは短時間だから大丈夫だが、明日のデートでは電車も行きかえりで1時間以上になるだろうし、食事処や映画館でも暖房は効いているだろう。2~3時間では済まない。
悩んだけれど、そのチョコレートを買うのはあきらめた。明日、待ち合わせ前に駅前のデパートで売られているチョコレートを買おう。
なんだかんだ大丈夫なんじゃないかという気もしたけど、チョコレート大丈夫かなと不安になるのはいやだし、一度不安になりだすと不安が募ってチョコレートを渡すことができなくなる可能性もある。家では冷蔵庫に入れておくように、ということだけれど、一晩冷蔵庫に入れておいて匂いがついたりしないかも気になる。
いいチョコレートってデリケートなんだな。そう思ったとき、ふと2年前を思い出した。
2年前のホワイトデー。彼は会うなりチョコレートの袋をおしつけてきた。「ホワイトデーのお返し。さっき買ってきたよ。」そのときはなぜ、わざわざ「さっき買ってきた」などと言ったのかよくわからなかった。
「ホワイトデーなんてすっかり忘れてたよ。さっきふと思い出して、くる途中たまたま通りかかったお店で買ってきたんだ。」そんなニュアンスかと思った。本当にそうではなくてもそういうポーズというか。
それまで高級なチョコレートなど買ったりもらったりしたことがなかった私は、家に帰ってチョコレートの箱を開けて驚いた。開けた瞬間にそれまでかいだことがないような複雑なよい香りがした。人生で一番おいしいチョコレートだった。
あの時の感動があったから、今日、そのショコラトリーにきたのだ。
2年前、彼はここにチョコレートを買いにきたんだな、ふとそう思ってドキっとした。
こんな扱いの面倒なチョコレートを買わなくてもホワイトデー前なんて適当なものがどこにでも売っているのに。わざわざ会う直前にお店に買いにきてくれたのだな。
それに価格、、、。彼がくれたのは結構たくさん個数が入っていた。なかなかの価格だ。私はそこまで出せない。
彼はあのとき、私のことを本当に好きでいてくれたんだな。...いや、わからない。でも、私のことを思って行動してくれた時間が確実にあった、その実感がふいに感じられて、2年も前のことなのに、ふとありがとうと言いたくなった。もちろんもうずっと連絡もしていなくて言うことはできないけれど、心の中でありがとうとつぶやいた。
いやよいやよもすきのうち
http://japan.techinsight.jp/2017/02/yokote201702071512.html
どうせネトウヨお得意の捏造ニュースだろうけど、本当だったとしてもそんなヘイト撒き散らすようなのを止めて何が悪いんだろうか。
なんだか1日があっという間だった。
二人そろって、母とランチをし、祖母に会いに行き、父や妹ともケーキをたべ、ちょっと引っ越し作業して、とまぁいろいろ。
役所の時間外受付は、3人の強面のおじさんたちがいたけど、なんやかんやスリーアミーゴスみたいな雰囲気で楽しかった。写真もたくさん撮ってもらった。
このあっという間の一日のことを、これからの人生でどれくらい振り返るのかなぁと思う。
みんなに「もらってくれる人がいてよかったねぇ」と言われたりとか、
妹が帰宅時、絶妙なタイミングで「ただいま、お義兄さん」と挨拶してみんなで爆笑したりとか、
それなのに「おじさんおばさんじゃなくて、お義父さんお義母さんじゃん!」って帰る頃になって気付いたりとか、
私がこの人だと思える人が、私のことを選んでくれたとか、もう奇跡のようだよなぁとか、
あー。
やばいなぁ。
前日まではこれが旧姓を名乗る最後かもって思いながら電話出たりしてたんだけど、当日は割と実感ないもんだね。
ハワイの溶岩のニュースみて「どうせ死ぬならあの中に飛び込みたい」とあほなこと言っている隣の人に「あーわかる」って同意してはみたけども、
出産や育児をしなければ得られなかったモノや感情はもちろんたくさんあるだろうけど、それが全てではないし、最も重要というわけでもない。女性しか経験できない神秘的な……というのも分かるが、育児ノイローゼの末の自死や虐待も溢れている。試しに産んでみるかでは済まない話なので、やはり他人が口を出すことではない。
当方の会社はシフト制。幸か不幸か、はたまたシフト作成者の上司の意向か、新年会の日は何故か休日にされていたんですよ。
で、新年会の開催は夜21時からだという。お偉いさんが来るから強制参加ね、と上司は事もなげに。
で、本題なんですけどね。
前日に熱が出たんですよ、私。最近忙しいからとろくに昼休みも貰えず、とうとう体調を崩しまして。こりゃ無理だと思いながらも前日は出勤して、他の人がちゃんと昼時間取れるように仕事を分担して皆が食べたら帰らせてくださいってお願いしたんです。
そしたら皆昼食べ終わってるのに何故か帰らせてもらえず、そして昼時間も与えられず、18時にようやく帰っていいって言われまして。昼とは。こちとら発熱と頭痛と吐き気が凄まじいんだぞと。
で、新年会当日は回復しきれず、電話すらキツかったので、今日は休ませていただきますとメールしたら無視。電話も出ない。でも当方には車もなく会場に向かうには電車を何本も乗り換える必要があり会場に行くのは困難だったため、念のため同僚に伝言を頼んで新年会を欠席しました。
そしたらね、聞いてくれ。
うちの上司の上司、支店長レベルの人間がね、「信じられない!新年会に顔も出さないなんて恥知らずだ!俺はああいうやつが一番嫌いなんだ!」と騒いでいたらしく、やれあいつは病弱だと貶しまくっていたそうな。
ちなみにこいつです。前日当方に昼も食わせずに10時間労働を強いたのは。
上司のグラスを空けないように目をみはり、Aさんは焼酎を最初に飲んだらその後は日本酒、Bさんはビールしか飲まない、Cさんは最初はビールだけどその後は芋焼酎。グラスを空けるな。タバコの灰皿のススはつもらないように。そんなことを考えてずっとニコニコとお酌していなきゃいけない新年会。アホくさい。もう辞めます。泣きたくないのに泣けてきた。
「孫の顔見せてこそ一人前」や「子育てしてこそ大人」など言う人は、子どもを持ったことが正しかったんだと自分に言い聞かせたい気持ちもあるのでは。
夫婦が子なしでも納得してるんだったら、それでいいじゃない。
高原ミユキの目には神が宿っているらしい。
部下の安川がそう訴える顔があまりに深刻だったので、おれは逆に安川の事が心配になり、ひとまずふたりで社食を出て話に付き合ってやることにした。
2年前に入社してきた高原ミユキは、顔立ちだけでなくスタイルも抜群で、入社した当時から多くの男性社員のアプローチが絶えなかったという。女子高生の頃から副社長の愛人だったという下世話な噂さえ流れていた。
「そりゃ美人だけど、見つめられたら惚れるなんて話、今更だろう」
オフィスに向かうエレベータの中でおれが言うと、安川が声を荒げる。
「いやぜんっぜん違う!もっと恐ろしい目なんですって!もうぜんっぜん違う!ぜんっぜん違う!」
「じゃあ何なの」
安川は、一呼吸置いて話し始める。
「広報課の同期で伊藤ってのがいるんす。いい奴なんだけどチンピラみたいな見た目の。知りません?」
「知らんけど」
「高校時代、高原の先輩だったらしいんですそいつ。入学してきた高原に一目惚れして、2年の夏休みに告ったけど案の定フラれて。それでも伊藤はしつこく迫ったらしいんですんですけど、そしたら高原に『予告』されたんですって」
「予告?」
「『先輩はあと7年』って」
「なにそれ」
そこでエレベータの扉がするりと開き、まさかの高原ミユキ当人が入ってくる。
「キュッ」と安川が小さく悲鳴をあげ、無理やり笑顔を作るも、五木ひろしのモノマネにしか見えない。
高原ミユキは安川には目もくれず「お疲れ様です」とおれに微笑みかける。かわいい。
普段は横顔とかしか見たことなかったが、正面から見つめ返されると爆発的にかわいい。おれに惚れていると錯覚さえしてしまいそうな瞳に、思わず目をそらしたところで、安川が物凄い力でおれを外に引っ張り出す。おれは勢いで転げ、壁に頭を打ち付けてしまう。
ひとり逃げてゆく安川の悲鳴が轟く中、頭をさすりながら見上げると、エレベータの扉が閉じてゆく。その間際に高原ミユキがこちらを見つめ何かを言っていたように見えたが、安川の絶叫がうるさくて聞き取ることはできなかった。
「お話ししたいことがあるんです」
あの日以来安川が出社していないので、おれは正直そっちが心配だったし、私服がすっげえミニスカだし、目を合わせるとまた心がフワってなると思い「申し訳ないが…」と言いかけたところで目の前にヤクザが現れる。
スキンヘッドで顎髭を生やしたヤクザはおれの方をガン見する。怖い。
なんかしたっけ?と思う間も無く、ヤクザは怯えるように逃げ去っていく。ていうかヤクザじゃないのか?ネクタイしてたし。
「彼が安川さんの同僚の伊藤さんです。私の予言通りにハゲました」
下北沢のしょぼいバーのカウンターで、高原ミユキが語るところによると、彼女は目を合わせた相手の「頭頂が禿げる時期」がわかるという。最初は父親のハゲ予言だった。
「4歳の頃だったそうです。父を見て、なんとなく思い浮かんだ数字を言っただけなんですけど」と俯き、長い髪を搔き上げる高原ミユキはやっぱりかわいい。
彼女の父親は予言通り、19年後の昨年見事にハゲた。しかし、それ以前に父親の上司や教師になんとなく言った年数が、既に悉く的中していたという。やがて彼女は密かに「髪の眼」と呼ばれるようになった。
「『2年後』と言っても、『3日後』と言っても、どんなにフサフサでも、言った通りに髪の毛が一気に抜け落ちるんです。だからもう言いたくはないと思ってるんです。でも、男の人に迫られると、口が自然に動いて…」
高校時代、伊藤にしつこくつきまとわれた彼女は、思わず「7年後だ」と言った。そして伊藤は24歳の夏、頭髪が抜け始め翌月にはきれいな「頭頂ハゲ」になった。伊藤はいっそのことと、全ての頭髪を剃り、ブルース・ウィリスになることを選んだそうだ。
そして先日、自分に告白してきた安川に対し、高原ミユキは「あと1ヶ月でハゲる」と言ってしまったという。そして今、安川は会社を三日無断欠勤している。
「こんなに人を苦しめて生きていきたくないのに…」
こちらを見つめて泣きそうになっている高原ミユキは最高にかわいい。抱きしめたくなる。でもおれは言わなくてはいけない。
「それって、予言というよりは設定という気がする」
「えっ」
「君は、相手への好意や期待に比例した気持ちを、年数に替えて言っているんじゃないの?」
「……」
おれは尋ねる。
「お父さんのことは嫌い?」
「別に」
「禿げは嫌い?」
「嫌いじゃないです」
「でもね、自分の事を好きだという男に対して『ハゲ宣告』をするのは、男からしたら正直恐怖に近い。好きな女性に顔を合わせられないと思うものなんだ」
「そうなんですか?」
「だから安川は引きこもってる。君に合わす顔がないと。だがそもそも君は彼をそんなに好きではない」
「まぁ…」
「その気持ちがハゲる年数、期間に表れるんだ。君の言う年数は決して予言ではない。君の意思・好意で設定する、いわば『宣告』なんだ」
「……」
「それは君の生存本能なのかもしれない。君のような、綺麗で魅力的な人には、放って置いても様々な男が寄ってくるだろう。中には下心だけの輩も寄り付くだろう。そこで君は即座にその人物の評価を下し、ハゲるタイムリミットを設定・宣告することで身を守る。是非はともかく威力は凄まじいよ」
高原ミユキは聞いているのかいないのか、空になったグラスをじっと見つめている。
「でもね、少しだけ考えてくれ。安川はそれなりにいい男だ。顔はそこそこかもしれないけど、あいつが他人に与える心遣いは人並みはずれている。営業畑だからだけじゃない。あいつは中学生の頃に兄と死別している。しかも自殺だ。実家で首を吊られた。俺にだけ語ってくれたよ。それをあいつは誰にも言わず死ぬほど考えた挙句、多くの人を楽しませよう、目の前の人間は絶対に幸せにしよう、という志を10年以上貫いている。結果あいつが飲み会を開くと500人以上集まる。そしてあいつはその500人に愛情を注ごうとする。まあ当然注げない。でも注ごうとしたことは満遍なく伝わるんだ。そして次はもっと集まる。でも足りないんだ。あいつ自身は一切満たされてない。ずっと、心から愛したい、愛されたい相手を探していた。そして選んだのが君だった」
「………」
「君は安川のことがどこまで見えている?あいつの愛すべきところはもっと深いところにあるんじゃないのか?」
「私には…わかりません…」
長い沈黙の後、静かに高原ミユキが泣き出すが、おれは手を緩めない。
「君は男のことを見た目でしか判断していない。神の目?そんな立派なもんじゃない。結局は自分の身勝手な願望で男をハゲさせているだけだ。君の人を見る目がもっと優れていれば、被害は少なかったはずだよ。実際君はなにも見えてはいない。上っ面だけで24年生きてきた。控えめに言って人間のクズだよ。自分が可愛いから調子に乗って男に恥をかかせ、挙句悲劇のヒロインぶって今は俺の同情すら買おうとしてる。しょうもな。考えが浅すぎる。そんなだから女友達いないんだろ」
遂に高原ミユキはカウンターに突っ伏して嗚咽を漏らし始める。計算通りだ。そこから劇的なフォローと愛の言葉で、おれは高原ミユキを射止めてやる。
「でも君はきっと」と言い始めたところで高原ミユキはおれを突き飛ばす。三日前と同じように床に転がる俺に歩み寄り、ほぼ直上から見下ろす高原ミユキの目が光ったように見えた。「2秒」とその口が呟いた直後、頭皮の急激な衰弱を感じ、おれは一瞬にして温水洋一になった。
ミニスカの高原ミユキは俺の顔に唾を吐き捨てると、身を翻しバーを出て行く。マジでクソ女。だがパンツは一瞬見えた。
副社長は79歳にして今なおフサフサだという。