はてなキーワード: バイアスとは
志村けんが感染することで、本当はもっと爆発的に広まっているのではないかという誤謬が広まった
https://takeda25.hatenablog.jp/entry/2020/03/28/083257
そして志村けんが逝去することで、日本にとってコロナは対岸の火事ではなくなった。
論理的に考えれば、持病のない70歳ぐらいの人が亡くなった例なんていくつもありそうだけれど
これが幸か不幸かは誰にも分からない。
そうだね。でも市民一人ひとりが市民としての自覚を持って責任ある行動を取ってもらったら
8割は軽症
医学的には高熱で飲食ままならなく寝込んでれば治るようなのも軽症
仮に高熱出るなら俺はかかりたくない
・今の方針
封じ込めは無理だったのでクラスタ感染だけは防いで爆発的な罹患者増加を食い止める方針
・クラスタ化する条件
3密という言葉が一人歩きし始めているが
換気が悪い
多数が集まる
間近で会話が発生
※満員電車は駅ごとの換気や会話をしないのでクラスタ化していない
タバコ吸えるように換気能力が優れているからクラスタ化してない
これも癒着あり気のバイアスがありツイッターでは槍玉にあげられがち
クラスタ化しているわけではないような気がする
・予防
直接の飛沫感染よりどっか触った後の手を目鼻口に持ってくのがヤバイ
手洗い必須
・マスクについて
予防としては飛沫を防ぐ意味で密なとこでつけたらマシぐらい
ただし画像検索すればわかるけどこんなの街中でつけてる人見かけたことがない
・検査
PCRの精度は約半分(30~70%)
・再発性、免疫の獲得について
前述の検査精度から偽陽性、偽陰性があり得ることもありどちらとも言えない
・自粛について
潜伏期間が2週間あるからK-1がクラスタ化してるかの結果次第な所はあると思う
・自分はどうするか
電車にも乗る
同僚と一緒におしゃべりしながら昼飯は食べてしまうと思う
ただし多人数が集まる換気の悪いところでの飲食は自衛としても避けようと思うので
該当するようなバーは行くのをしばらくやめようかと思う
ただしそこがつぶれて欲しくはないのでかなり悩む
志村けんが感染したからそれだけ感染が広がっているというのは間違い。
ただし、これをなぜ人間が間違えだと感じてしまったのかの説明は簡単にできる。
ここで隣に住んでいるおじさんに登場してもらおう。
志村けんと隣のおじさん、それぞれ新型コロナにかかる可能性はほぼ等しい。
あの哲学者を否定する人間はこの部分だけを切り取ってボコボコに叩きに行った。
なぜなら、志村けんと隣のおじさん、どちらも新型コロナにかかっていたとして、それだけでどれほど感染が広がっているかの判断はできないからだ。
ではここでもうひとり隣のおじさんに登場してもらう。
もし、この二人目の隣のおじさんが新型コロナにかかっていたとしたら、自分はどう感じるだろうか。
「自分の身の回りに二人もかかっているのだから、自分の周りにおいては(ここ重要!)感染が広がっているに違いない。」
そう感じることだろう。
どちらの隣のおじさんも、新型コロナにかかっているかもしれない可能性は全国民と等しいはずだ。
もしこれが宝くじなら、隣のおじさん二人が宝くじに当選したとしても自分が当選する確率に変化はない。
近い人間がかかればかかるほど、自分の周りににおいては(くどいけどここが重要!)蔓延していると考えることは論理的に正しいと言えるのだ。
そして問題は、この隣のおじさんを志村けんに置き換えてよいのかどうかという点にある。
芸能人というのは日々テレビに出続けることで、一般人に対して距離感を誤解させる存在だ。
あの哲学者は自分からが一方的に知っている芸能人に対してまるで隣のおじさんかのように距離感を誤解してしまったことで、自らの近い存在が感染した=それだけ身近に感染が迫っていると勘違いしてしまったのだ。
隣のおじさんが感染したと感じたときの自分の周りとは、おおよそ半径数キロの圏内である。
コロナ自体はクラスターというものが発生して感染を拡大させるものでもあるので、日本全体の発生率に比べて局地的な発生率に偏りが起こりやすいと言える。
たとえ隣のおじさんがふたりともコロナに感染していたからといって、それはあくまで局地的な話である。
その実に局地的な話を、日本全国規模にまで置き換えてしまったことで、自らの観測範囲を全体に置き換えるな!というつっこみが殺到したと言える。
どちらにしても自らの観測範囲を誤ってしまったことが原因なのだが、それをややこしくしたのが志村けんという国民の多数から一方的に知られる芸能人という存在だからだと言えよう。
まとめると、
・芸能人という特殊な距離感が、まるで自らの身近なことのように勘違いを誘発した
・自らの身近な観測範囲を全国規模に置き換えて数字の否定をしてしまった
ここでもう一つの勘違いを指摘するなら、志村けん一人の感染しかまだ確認されていないのに、それがあの界隈で連続するであろうと予測をしてしまったことも加えておきたい。
これは人間がデータの裏に規則性があるものと思い込むバイアスが原因なのでどうか責めないでやってほしい。
あなたの言うように「はてな」で言及する人は「バカ」ばかり、なのかもしれない。
私もあなたと同じようにマスクは数百枚用意し、インフルエンザの予防注射を行ない、日頃からローリングストックを心がけているからスーパーに行列したりドラッグストアにマスクを買い求めに行ったりもしていないし、陰謀論も「アホか」と思ってるけれど、それでも「バカ」なのかもしれない、と思ってる。
あなたは『出来る事をやったら、不要に恐怖を増幅して考える必要もない。インフルエンザと変わらない』と言うけれど、私はそうは思わない、というよりは「思えない」
なぜかといえば新型コロナウイルスについて「わからないこと」があまりにも多く、そしてインフルエンザより罹患する力が強くて死亡率が高いにも関わらず「抜本的な治療法が存在しない」からなんだ。
暖かくなったら沈静化するだろう、なんて言われていた予測をあざ笑うかのように流行の中心は中国からヨーロッパ、そして全世界へと拡大しつつある。
オーストラリアでも罹患する人がいるところを見ると夏になっても下火になるかどうか分からない。
この注射をうてば治りますよ、みたいな抜本的な治療薬が開発されるのもいつになるんだろうね。
アメリカの企業が莫大な演算能力を集結して治療法を探っているという報道は聞いたけれど、実際に治療薬が開発され、私達の手に届くのが「いつ」になるのか分からない。
『ピエモンテのしあわせマダミン2』というウェブログを知っているだろうか。
Togetterを中心に話題になっているから読んだかもしれないけれど、イタリアに24年間住んでいる日本人の人が書いているリアルタイムのイタリアの状況だけれど、淡々とイタリアの現状を報告してくれている
バズった『24年暮らしてきたイタリアが、大変なことになっている。https://www.madamin2.me/2020/03/24.html』の3/2の記事にこんな文章がある。
”
自粛ムードのおかげで、北イタリアのレストランが経営難に陥っているという。
特にチャイニーズレストランは客足が激減で、一時閉店の店も多いらしい。
そんな中、一部の人たちは「大げさに騒ぎ立て、
いつも通り、好きなレストランへ行き、好きな時間を過ごそう」と宣言したり、
”
イタリアは3/2時点で『感染者数1835人 死亡52人』とこの人は投稿している。
日本の患者数は1253人死亡者数45人なので「概ね3/2のイタリアと同じくらい」だと考えて良い。かもしれない。
日本で患者数が増えないのがオリンピックやりたい人たちの陰謀なのかどうか私には分からない。
ここ数日患者数が増えてはいるけれど、検査している人の数はあまり変わらなくて、上野の病院での集団感染や「この時期」であるにも関わらず海外旅行にでかけた人たちの集団感染が患者数を押し上げている(勿論、感染経路不明の患者が多いことも知っているよ)からではないか、と思うけれど、ホントのところはよくわからない。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/respiratory/ncov/list.pdf?20200325
東京都が発表した予測推移に従うなら来週はもっと患者数が増えて来て更に憶測を呼んだり、ロクに調べもしないで声だけデカいアルファな人たちがギャアギャア言うんだろうなあ、と生暖かい目で見ているよ。
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1007288/1007511.html
ここまでの日本はとても良く健闘してきた、と思う。
花粉症やインフルエンザなどに毎年のようにやられてきてそれなりにうがいや手洗いもしてきているし、ハグやキスの習慣もあまり無いというのも幸いしているのかもしれない。
だけれども、これから先、イタリアや欧州諸外国のような爆発的感染が起きないと誰が言えるんだろう。
「本当に」インフルエンザと同程度の危機感でいれば良いと誰に言えるんだろう。
でも、あなたの大切な家族や親友、尊敬している人があなたの「~~だろう」という正常化バイアスのせいで死んでも構わない、というならね。
ロックダウンなんかやったら経済が死ぬどころの騒ぎじゃないってのは「みんな」わかってることなんじゃないのかな。
それでもやらざるをえないのは何故だと思う?
日本は経済を可能な限り停滞させずにコロナとも向き合う為に今まで奮闘してきたけれど、どうやら抑え込むことは難しそうだという局面になっている、というのが個人的な感覚だ。
勿論、私の予想が外れて普通に生活をしていても死ぬのは老人ばかりで若い人たちは死なないで良かったですねってなる「かも」しれない。でもそんなことは誰にもわからない。
はてなのみんながバカだから外出の自粛要請が出ているのではない、くらいは想像しよう。
小池百合子が喋っているのは彼女ひとりの考えではなく、沢山の人たちが考えた結果なのだということを想像してほしい。
それでも納得がいかない、保証されなければイベントは中止出来ないというなら、それはそれで仕方ないんじゃないかな。
今、私達が遭遇していることは地震や台風以上の天変地異だということが理解出来るか出来ないかで行動が随分変わってくると思うよ。