はてなキーワード: 私生児とは
夫はいりません
できれば私生児がいい
その子の食事の世話など最低限の面倒は見ますが、必要最低限のこと以外は話しかけません
身に着けるものも、服とズボンと下着と靴をそれぞれ1、2着しか持たせません
いじめられようが、逆にいじめの加害者になろうが、知ったことではありません
世の中のお母さんが命をかけて我が子に注ぐような深い愛情を、その子に対して注ぐことはありません
思春期になった彼は、おおいに悩むことでしょう
そのうち、同じように育った悪い仲間とつるみ出します
学校でも問題行動を起こすようになり、担任からの電話が引っ切り無しに鳴るでしょうが、私は無関心です
ここからが非常に難しいところなのです
その子が私と絶縁を決め、新しい人生をまっとうに歩むようなら、それは私の望む結果ではないのです
「お前なんか産まなきゃ良かった。さっさと処刑されてしまえ」と
「私生児イジメ」を文化だの常識だのと言った増田はいないと思うが。葬式出席は別として。
そこを意図的にごっちゃにするのはどうなのか。
あと、君には頻度の説明責任があると思うよ。
私生児を呼んどいていじめるなんて田舎者はおかしい→それは田舎特有の事例ではない、都会でもある→都会では「必死に探せばある」程度の頻度だろ(無視できる)→田舎の方が頻度が高いというのか?
…という流れだからな。
「呼んどいていじめるとか酷い話だな」は、明示的に肯定はされていないが否定もされていない。
というか、行った先でいじめるのが酷いか酷くないか、は論点になってないと思う(つか、酷いのは自明だから論点にならなかっただけだろう)。
あちこちから叩かれて冷静さを失うのは分かるが、被害妄想に凝り固まられてもな。
じゃー「どんな合理性があるねん」「恥ずかしくねーのかよ」と聞いてる。
だから、「葬式ってのは知らせるだけは知らせるもんだろ」って言った人は、行った先でいじめることまでは肯定していないので
君こそツリーを冷静に読み直してはどうか。
都会にだって私生児ぐらいいるけども、用もないのに偏執的に葬式呼んでいじめたりするー?
まあ必死に探せばそういう例もあるかもねw
逆に、私生児増田の例が「必死に探せばそういう例もある」という程度の事例ではないという根拠は何かあるかね?
他の増田にも書かれていたと思うが、実際に呼んだ人間がここにいるわけではなかろう。
質問する相手が違う。
そんな陰湿なだけのいじめのための葬式招待や出席を肯定するならば、
何の合理性があるのか説明してみろ、
積極的に肯定してるんじゃなくて、「世の中の現状はそういうものです」と説明しているだけだと思うが。
そういうことするのは恥ずかしくないのか自分の胸に問うてみろ。
これも、言う相手が違うな。
「そういうこと」をした人はここにはいない。
都会にだって私生児ぐらいいるけども、用もないのに偏執的に葬式呼んでいじめたりするー?
まあ必死に探せばそういう例もあるかもねw
そもそも「よその〇〇ちゃんもやってるもん!」なんてのはもっとも幼児的な言い逃れだけども。
いいかー、そもそも俺は、
元増田の話に出てくる地方の一族の行動や葬式文化が全体的に意味不明だから
「なんで呼ぶ?」「なんで行く?」「なんの意味があんの?」と聞いたの。
そしたら激昂するカッペが「文化だ!」「常識だ!」と反論してくる。
じゃあ、ってんで
「無視したり悪口言ったりするだけの私生児を葬式に呼ぶことになんか合理性はあんの?」
「そういうことやるのが恥ずべきだとか卑怯だとか思わないの?」
って質問してんだよ。
そんな陰湿なだけのいじめのための葬式招待や出席を肯定するならば、
何の合理性があるのか説明してみろ、
そういうことするのは恥ずかしくないのか自分の胸に問うてみろ。
つってる。
横だが。
なんか合理性はあるんですか?
恥ずかしいことだとは思わないんですか?
何か鼻息荒いけど、↑これって別に田舎特有の現象ではないからな。東京の山の手のお上品なお宅でもあることなんで。
あと、そもそもの話の発端である私生児増田が田舎在住であるという確定情報もないんじゃないの?
横から「その喰いちがいは都会と田舎の違いじゃね?」って言いだした奴がいるだけで。
はい逃げたね
逃げずに答えるまで何回でも聞くから逃げ惑うのは無意味だよカッペw
質問は
なんか合理性はあるんですか?
恥ずかしいことだとは思わないんですか?
です。
さ~カッペ君次はきりきり答えられるかな~?
いやあんた、
そもそも私生児作って金だけ渡して顔も見せない、
なんてことやってるのをまず恥じろよ。
父の家族にとっては腫れ物かも知れないけど、腫れ物には腫れ物なりの人生もあって、普通に生きているんだから、身内の葬儀に顔を出すくらいの情はあるさ。
目も合わせず口も利かなかった婆だと書いてあったから聞いたんだけどね。
日程聞いて、行けそうだから一応出席しただけ。
だからなんで疎まれてる私生児に日程が回ってきたのか、招待がきたのか、って聞いたんだよ。
何度も聞くほど興味があるわけでもねえからもういいけど。
そうか。
祖母の葬式はよく晴れていた。
祖母とは言ってもほとんど会ったことはない。一度だけ、父の葬式で会ったきりだった。
そのとき祖母は口を開かず、目も合わせようとはしなかったので、遺影で初めて顔を見たようなものだ。
それなりに多い弔問客の中で、僕が浮いているのは、僕が私生児だったからだが、馴れたもので特に何も思わない。ただ、手持ちぶさただったので家の外に出てみると、広い庭があった。
父はそれなりに名士だったとのことだが、それも会ったことがないのでよく知らない。ただ、母に養育費の振り込みは欠かさずしていたらしいので、几帳面だったか、トラブルを恐れていたのかが邪推できるくらいだ。
:
名前を呼ばれたので振り返ると、兄がいた。
多分、兄だ。数人いる兄弟は皆、顔が似ている。
「君も中で飯を食いなさい」
「いえ、もうお暇しますので」
僕は事務的に答えた。なんというか、父の親族にデリカシーというものはないのか、僕を見てひそひそと話す声が消えないのだ。
お妾さんの、とか、図々しい、等々。どうも全体的には歓迎されていないようで、とても愛想を振る舞える空気ではない。
義理事は終わった。
僕を引き留める兄に、それでも帰る旨を伝えると、封筒を差し出された。
「ああ、どうも。ありがたくいただきます」
くれるなら貰う。
縁側沿いの障子戸を少しあけ、こちらを伺っている老婆達にも軽く会釈をし、僕は帰ることにした。
自分の家まで車で二時間だが、くるときよりはいくらか清々しい気持ちで車に乗り込み、早速封筒を開けると五万円入っていた。
儲けたな。
僕は鼻歌など歌いつつ、ゴキゲンで家路についた。
ひい爺ちゃんが、たぶん1900年代くらいに出稼ぎで新潟にやってきたそうで、
そこで爺ちゃんが在日二世として生まれる。(おそらく祖国に行ったことはない)
6人の子宝に恵まれる。
当時の戸籍法では子供の国籍は父親のが適用されるって話だったらしく、
途中でこれは後々不利になるんじゃないかと気づいた爺ちゃん・婆ちゃん、
4人目からは婆ちゃんの私生児として届け出て、下の3人は日本国籍。
で、みんな民団やら総連との関わりは一切ないし、朝鮮学校にも通ってない。
日本生まれ日本育ち、朝鮮語なんて喋れもしないし、半島の親戚付き合いもとっくに途絶えてる。
今では戸籍法が改正されたみたいで、子供は日本国籍も選べるみたい。
じゃあ帰化すればいいじゃん?
実際に何人かは帰化した。
思想信条なども徹底的に調べられるみたい。(詳しくは知らん)
そもそも、まず半島の戸籍を取り寄せなければならないって話で、
ウチの身内の場合、朝鮮に戸籍があったみたいで取得にも相当手間がかかったみたい。
そんなのでは萎えないか?感情移入できないんじゃないか?」という問題指摘が
>http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1719416.html
>主人公が戦いの中で強くなる、強さを見せるというのはアニメや漫画における
>爽快なシーンですが、その強さの理由に「キャラクターの血統」といった背景が関係することも
>多いかと思います。中国オタクの中には「強い理由が血統」ということについてちょっと
>考えてしまうこともあるらしく、中国のネットで話題になっていました。
>考えてみると日本の作品の主人公の強さって、結局は血統で決まってない?
>強いキャラはみんな「良い血統」という背景がある。主流な少年漫画を見てみれば、
>ルフィもナルトもゴンも一護もリクオもハッキリと血統による強さとなっているし、
>コナンなんかでも同じ分野で優秀な親の才能を受け継いでいる。
>優秀なキャラには、優秀な血統が背景としてあることが多いね。ここまで多いと、
>この設定が日本人の感覚独自の強い説得力を持っているのではないかと考えてしまう。
>血統か……特に印象的なのは「NARUTO」かな。ロック・リーはどうすればいいんだ……
>ジャンプ系だと、「るろうに剣心」が血統による強いキャラってのが出てないね。
>ただ、あれは時代設定的に明治維新というそれまでの封建体制が崩壊した時代と関係するから
>血統重視のキャラが出ていないのかも。(続く)
>http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0629&f=column_0629_029.shtml
>少年漫画の範疇ではないけど「ベルセルク」のガッツは血統とか全く無いキャラだね。
>言われてみればああいうのは珍しいかも。日本のアニメは昔からそうだぞ。
>お前ら「一休さん」が単なる片親しかいない子供だと思っているのか?
>一休は南朝系天皇の私生児で、出家しなければ大きな問題になっていた。
>それと単なる寡婦だと思われていることの多い母親も藤原氏の血統だから、
>全てが血統によるものではなくても、本人の努力や師匠的存在、育った環境、過去の
>経験と同じかそれ以上に重要なものだったりすることは多いかも。
>それから血統と背景があると話が作り易いのかもね。伏線にもできるし。
>正直、修行で強くなったりはするけど強くなれた理由が結局は血統による能力ってことだと、
>なんとなく冷める時がある。
>http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0629&f=column_0629_029.shtml
成る程、と思ってよくよく考えると、もっと根の深い話が日本の少年コミックには
あるような気がした。
「スポーツモノ・学園モノ・ギャグコミックが少ない」ということもあるのではないか?
30年以上前、自分が小学生の頃の「ジャンプ」「サンデー」「マガジン」などは、
もうちょっと「スポーツモノ・学園モノ・ギャグコミック」が多かった気がする。
特に学園モノ・ギャグモノとかは、主人公の血統を問わない設定が大半だし
(有閑倶楽部あたりは違うな、少女漫画だが)、スポーツモノも、
なので、自分が小学生の頃は、それなりに少年マンガを読んでいたと思う。
しかしその後、少年マンガを暫く読まないまま大人になり、たまに散髪屋とかで
こういうマンガでは、そりゃ血統の設定が重要視、当然視される。
自分は元々が「オカルト・擬似科学嫌いな理系チック人間」なので、
「主人公が超能力で対決する」という設定のストーリー、と分かった時点で
「次の頁を一切見たくなくなる、興味が萎える」。
ジャンプ辺りで「安心して読める」のは、せいぜい「こち亀」くらいか?
(あれもハチャメチャなマンガではあるが、一応現代科学の法則を逸脱はしていない)
それ以外は全て超能力系だったりして、腰抜かした。
まあ自分が「今の小学生」だったら、これら3誌は絶対買わないなあ。
「ジャンプ・サンデー・マガジンでこんなに非科学的マンガが横行して、
日本の科学リテラシーは大丈夫か?オカルトに嵌る若者を産みだす下地を作ってないか?」と
心配になる反面、
「少年マンガの売れ行きが減少しているのは、オカルト流行りの連載ばかり
厚遇されている誌面作りに、小学生中学生が飽き飽きしているから、
彼等もバカじゃない」という側面もあるのでは?と思うので、少し安心する。
せめて成人コミック程度に、
客にレベルの高い低いなんてないよ。風俗嬢には厳然としてレベルの差はあるけどね。
客はみんな等しく決められたお金を払う立場なんだから序列化できるわけがない。
あるのは、
「セックスすることに対して、結婚して責任を取るか、責任を免れる代わりにお金で補償する」
という「男として当然の義務」を果たす意思及び能力がある客とない客、
という違いだけだよ。
本来的には、乞食やってるような女だって当然のごとく男に要求できる権利なんだよ、
高級レストランだろうが粗末な定食屋だろうが、決められた金額を全部払わなかったら抗議して代金を要求する権利があるのと同じだ。
二人で会うってことは最終的にはそうなるってことだからな。
本人が意識しているにせよいないにせよ。
セックス抜きにしても人の時間を拘束するなら機会費用を補償してやらなきゃならないよな。
これは相手が玄人だろうが素人だろうが誰でも同じ話。
最終的にOKだとしても、やっぱり、え、なんで? という反応をする親は多いと思う。
うちの親としては、なぜ父親がいないのか? という理由にあたる部分に納得できるものが欲しかったようだ。
それはもちろん、自分の大事な息子である俺のことを思ってのことだし、ありがたく思っている。
しかし、その結果彼女を問い詰める、というか、彼女の答えにくい質問もしなければならなかった。
それが嬉しくない彼女の気持ちもわかったし、俺としては板ばさみになってしまった。
親が納得しないのに話を進めたくない、彼女が嫌がることをしたくない。
どちらも正直な気持ちだった。
うちの彼女は、父親がいない理由について母親から聞かされたことはなく、そんな話をするのもタブーだったらしい。
それ以上聞くことは、親子関係への影響を与える可能性もあって、彼女は気がすすんでいなかった。
「お父さんがいる人には、なんでいるの? って聞かないのに、いない人にはなんで、なんでいないの? って聞くの?」
って言葉だ。
私にとってはお父さんがいないのは当たり前のことなのに、と。
普段は明るくても、私はほかの子とは違うから、と言って泣いたこともある。
そんな子が増えるのは、つらいことだと思う。
裕福な祖父母のもとで育てばそんな気持ちが芽生えないと思っているなら、うまれるこどものことを思うと悲しい。
昔からよくあることだとは言え、やはり家族は、家族の形があって初めてまわりの人と同じなのだ。
お金があるかどうかじゃないと思う。
なんか変わってきたな。
でも釈迦になれない。
苦しみまで笑って受け入れれないや。
自害すると決めて少しずつ準備してるくせに孤独感だけはぬぐえないや。
生まれたときから人は孤独だった。
親が居て育ててくれたやつには言われたくはないな。
お前、親がそばに居たじゃん!
お前、親の顔知ってるじゃん!
お前、親の名前知ってるじゃん!
お前、現役で高校出してもらってるじゃん!
(現役世代が高校・大学・専門学校等高等教育機関にに進学するには「親権者の承諾」が無いと幾ら成績が良くてもお金があっても人柄が良くても入れません。
例外は、児童養護施設に居た子供とかではないかな?彼らは後見人とかが許可すれば良いから)
等突っ込みたくなるやつほど私に
「生まれたときから人は孤独だった。」
「生んで育ててくれた親に感謝しなさい」
「高校を大人になってから行ったのは自己責任、何で現役時代にいけなかったの?」
「親が(戸籍と言う紙切れ上だけでも)居るだけ良いじゃん」
私生児ですよ?
うち母親に一回捨てられてますよ?
確かに戸籍上両親居るけれども「うちの苗字を名乗るな」とか平気で顔も見ずに(電話って便利だよねー)言う親ですよ
おまけに育ててくれた祖母がなくなったとき亡骸の前で
「お前が何故あの時お母さんに発見されたのよ!何故素直に死ななかったの!」
「お母さんが早死にをしたのはお前のせいだ」
なんてこと平気で言う。
どの口が言ってるんだよ。と心の中で突っ込みながらおとなしく母親に首絞められていたよ(笑)
思えば祖母が死んでから私は壊れたんだろうね。
頑張ってたんだと思う、祖母が生きてるうちは、其の証拠に祖母がなくなってからの数年の記憶が無い
それと引き換えに幼少のころの嫌な記憶が物凄くよみがえった。
封印して生きていた記憶。
生まれてから、祖母が死ぬまでも孤独だった。
祖母に育ててもらったのかはわからない、だけれども最低限の衣食住は与えてもらって。
一応住民票だってあったわけだ。だからこそ義務教育だけは卒業できたわけだが。
でも孤独だったな。
昼は給食
夜はカップラーメンだった。
それが嫌で自分で作ったっけ。
其のうちしだし弁当になった。
そして祖母の知り合いに犯され、学校や地域では父母が居ないことや性犯罪被害者であることや叔母の精神病で後ろ指指されるる日々。
これから逃げたはずなのに、関東まで逃げたのに、救いってあったのかな。
やっぱりやつらが言うように人間は一人で生まれで一人で死んで孤独なんだなと。
人と話さない日々って自分はもう慣れっこ
寂しいから贅沢だとわかっていてもファミレスとかで一人食事をする。
こんなことでもしてないと社会の中に自分が生きてることが見出せない。
本当は最期、彼氏と暮らしてみたかったな
人が居る生活。
おきたら其処に人がいて「おはよう」って言ってくれる生活してみたかった。
http://anond.hatelabo.jp/20101023212121
元増田です。
一人で抱える限度を超えてるんです。
20過ぎた学生とは言えなんで担任の仕事をしてるんだろうってことも有ります。
ちゃんと自分のことを並べるとこうなるのです。
20歳過ぎの定時制高校に通う高校生。(現在3年生・4年制高校)
私生児・母親に遺棄された経歴を持つ天涯孤独人。(育ての親の祖母は鬼籍の人)
小学・中学の苛めによるPTSDと性犯罪被害のPTSDを主に症状として持つメンヘラ。手帳持ち。
田舎は色々(私生児やら母の素行不良やら叔母が統合だの私の性犯罪被害など)で村八分されてたので田舎を16で捨て18ぐらいで上京。
高校での役割と言うか状態。
①何故か担任補佐時々担任代行。
②んでもって1~2年は学級委員、今でも何故かまとめ役を押し付けられ気味。
③文芸部副部長、体育委員会副委員長。(※全員どこかの委員会に所属義務がある)
④一応クラス半分ぐらいのグループをまとめていた過去もあったりしたわけですが今は孤立状態。
⑤と言うわけで上級生・先生方にはには3年うるさいのゴミ箱はけ口役、クラスではめんどくさいもの引き受け役
⑥一部には先生に相談できない人生相談と言うかいのちの電話のカウンセラー役をやる羽目になったり、一緒にファミレス入って財布忘れた!をかまされお金を貸す役割とか…
何でこんなことやってるんだろ。疲れた。→投げ出したい。今ココ
で、無職で家ももちろん一人暮らし、保障関係で家追い出されそう。
でも前職・前々職解雇理由が「高校生って残業できないから」(前々職は解雇数ヵ月後、会社が破産しました)
そういうことも有り、基金訓練で乗り切ろうという感じなのと、手に職資格を取ろうと躍起になってる最中。
http://anond.hatelabo.jp/20101023082548
引きこもりなりの苦労があるのはわかってるよ。
凄く辛いとは思う。
たとえご両親が家に居たとしても、会話無ければ…絶縁と心境は変わらないだろうね。
家の中で孤立してる分寂しいし悲しいとも思う。
人目、怖いよね。
私も怖いよ。
正直、今現在でも引きこもるだけの財力あれば引きこもってると思う。
間違いなく今なら引きこもって甘えていたい。
後ろ指さされても良いよ。
でも、わたしは私生児の上母親に1度遺棄されて、育てた祖母も今はもう鬼籍の人。
だから職業訓練を受けて資格を取って高校だって最低は出なくちゃこれからは食えないよ。
(中卒では安定した働き口が無いから、60まで一人で生活となると安定した国家資格は欲しいところだよ。)
それにこの訓練は生活給付付のうえ此処だと10万では家賃払って学費払ったら足りないんだ。
だから月5万円の追加融資だって受けている。
そんな事情も有り、引きこもりたくても引きこもれないんだよね。
正直この間までは非正規でも仕事有ったから少しだけ安心できた。
この家の保障が信販会社だし、さて如何在籍証明をするかが問題で家の更新も厳しいなと。
それは思ってるので引きこもれないんだよね。
(※高校無償化といわれてるけれども、現実は教科書代・PTA・給食費・修学旅行積立金などで月7千円は私の学校の場合は減免を行っても飛んでいく)
50年近くひとりで生きてきた私が、自分の家族を持ちたいと思った。
金もなく独り身の私がニナにできることといったら、配偶者ビザを与えることくらいだった。そのお礼と言ってニナは裸になったが、私が彼女を抱くことはなかった。ニナにしてみればこれはビジネスライクな契約だったのだろう。しかし私は対価としての体を拒むことで、そこにビジネスではない情を差し挟もうとしたのだ。それはニナにとって負担だったかもしれない。だが私はわずかでもニナに負い目を感じさせたかったのだ。
ニナは母国に家族がいた。親兄弟、祖父母、叔父叔母、従兄弟。あらゆる血縁が、中には血縁のないものまで、ニナの収入にぶらさがっていた。別にアジアの貧困を憂う気持ちはない。彼らがいたからこそ私はニナと出会い、法律上の夫、そして法律上の父になることができたのだから。
ニナには16歳になる娘がいた。名前はティナ。日本人とのハーフでありもちろん私生児だった。父親の行方は知れないらしい。手足が長く整った顔立ちのティナを見ると、おそらくティナの父親も容姿の整った男だったのだろう。ティナは案外に義理堅く、私のことをお父さんと呼んだ。若く美しい娘にそう呼ばれると、さえない自分が申し訳なくなる。ニナも40歳前だったが美しい女だった。若さとは違う魅力が年を重ねるごとに増していくように思えた。そんなふたりが働く「ルカルカ」はいつも客で賑わっていた。16歳のティナがそういった店で働くことはもちろん認められていないが、ティナは20歳と偽って働いていた。ニナとティナはまるで仲の良い姉妹のようだった。
私たちは婚姻後も一緒に暮らすことはなかった。ニナとティナはパトロンが与えたマンションに住んでおり、私の住むアパートを訪れることは滅多になかった。寂しくないと言ったら嘘になるだろう。嫉妬に身を焦がすことも少なくなかった。私は都合の良い男であることを自覚しながら、心のうちではそれに抵抗していたのだ。そんなときニナとティナは私のアパートにひょっこり顔を出す。「お父さん元気だった?」 それは水商売に身をおく人間特有の愛想の良さだった。それでも私は嬉しさを隠せなかった。私たちは家族なのだ。不遜にもそんなことを考えてしまうのだった。
孤独にさいなまれた夜、私はひとりチェリーパイを作る。私はそれをチェリーパイの夜と呼んでいた。菓子職人だった頃の記憶を呼び起こしながら黙々と作っていると、どうしようもない孤独が少しだけ和らぐような気がした。まだ腕は衰えていない。しかし私はもう菓子職人ではなかった。薄汚れた作業着、黒ずんだ爪、日焼けした肌、軋む身体、生気を失った目。今の私は限りなく底辺に近い場所で働いていた。憤りも諦めも通り越し、あらゆる感情が削ぎ落とされ、疲労だけを身体に積み重ねる毎日を過ごしていた。私はチェリーパイを1ピースだけ口に放り込むと、残り7ピースをそのままにして床についた。ひとりで始めてひとりで終わる。チェリーパイの夜とは、ありていに言えばそういうものだった。
しかし翌朝目覚めると、そこにはニナとティナがいた。私が寝ているうちに来たのだろう。よほど疲れていたのか、台所の床にそのまま寝転がっていた。ふとテーブルの上のチェリーパイを見ると6ピースに減っていた。背中を嫌な汗が伝った。
仕事場からその薬剤を持ち出すのは容易いことだった。耳かきひとさじで致死量のそれを、私はいつもチェリーパイの1ピースに混ぜ込んでいた。そしてロシアンルーレットの要領で皿をぐるりと回し、ひとつだけ口に放り込むのだ。確率8分の1の命をかけたルーレット。これは運試しだった。ただ私はいつも運が悪かった。運悪く生き残っていた。
ニナとティナは甘いものに目がなかった。特に私のチェリーパイは好物だと言ってくれた。時間は深夜、体重を気にする年頃のティナはきっと、ひとつのチェリーパイをニナと分け合ったのだろう。姉妹のようによく似たふたりは、床に寝転がったままぴくりとも動かない。もちろん寝ているわけではないだろう。そろそろ私は目の前の現実を受け入れなければならない。ふたりはもう死んでいる。チェリーパイの夜、私は生き残り、その代わり法律上の家族を失ったのだ。
それから何時間経っただろうか。今私の目の前では美味しそうなミートパイが焼きあがっていた。ひとりきりの部屋で私はミートパイを口に運ぶ。噛む度に口の中に肉汁があふれ、ほどよい塩気と豊かな甘みが広がっていく。そしてゆっくりとミートパイを飲み込んだとき、私たちはようやく本当の家族になれた気がした。
ちなみに読んだのは小説や思想書。
【行状】人の普段のおこない。身持ち。品行。 「―を改める」 ※ぎょうじょう
【隠退】一切の社会的な仕事を辞め、静かに暮らすこと。退隠。 「郷里に―する」
【駐屯】軍隊がある地にとどまっていること。 「―部隊」「―地」「一個師団が―する」
【要綱】根本的な、重要な事柄。また、そのような重要事項をまとめ上げたもの。 「政策の―」
【眼目】(1)物事のたいせつな点。要点。主眼。 「教育の―は人間形成にある」 (2)目。まなこ。
【獄門】(1)牢獄の門。 (2)〔斬罪になった囚人の首を (1) にさらしたことから〕江戸時代の刑罰の一。斬首のうえ、その首を一定の場所または悪事をした場所にさらすこと。獄門台にのせ、そばに罪状を記した立て札を立てた。梟首(きようしゆ)。晒首(さらしくび)。「――に懸ける」
【当座】(3)(あることから)しばらくの間。一時(いつとき)。「結婚した―は生活も苦しかった」
【おさおさ】(1)(下に打ち消しの語を伴って)どんな面からみても十分に。全く。ほとんど。「準備―おこたりなし」「―おとらない」
【大儀】(1)手間のかかる面倒なこと。骨の折れること。また、そのさま。「―な仕事」(2)くたびれてだるいこと。何をするのもおっくうなさま。「体がだるく起きるのが―だ」
【芬々】においの強いさま。多くよい香りにいうが、悪臭にもいう。「香気―たり」「酒気を―と匂はせつつ/鉄仮面(涙香)」
【荒涼】風景などが荒れ果てて寂しいさま。また、精神がすさんでいるさま。荒寥。「―とした枯れ野原」「―たる寂寞感」「―たるその景色/或る女(武郎)」
【胴震い】寒さや恐怖・緊張・興奮などのために体が震えること。
【怖気】こわがる気持ち。恐怖心。おぞけ。「―がつく」
【嘶く】馬が声高く鳴く。 ※いななく・いなく
【人好き】多くの人に好かれること。人が好くこと。「―のする顔」
【掛け金】(1)戸・障子などが開かないようにかける金具。
【按排】(4)ほどよく物事を処理すること。ほどよく物を並べること。「九個が整然と同距離に―されて/草枕(漱石)」
【進捗】(1)物事が進みはかどること。「工事の―状況」※しんちょく
【皓々】(3)光るさま。明らかなさま。「―たる月/緑簑談(南翠)」
【銘記】しっかりと心にきざみこんで忘れないこと。「心に―すべき言葉」
【徴発】(1)強制的に物を取り立てること。特に、軍需物資を民間から集めること。「民家から食糧を―する」(2)強制的に人を呼び集めること。「堤防工事に人員を―する」
【口伝】(1)口で伝えること。くちづたえ。(2)奥義・秘伝などを口伝えに伝授すること。(3)奥義を書き留めた書。秘伝の書。
【前哨】敵陣近くに軍隊が陣を張る場合、敵状を偵察したり敵の奇襲を防ぐために前方に配置する部隊。
【矮人】背の低い人。 ※わいじん
【翻刻】(1)写本や刊本を、そのままの内容で、新たに木版または活版で刊行すること。翻印。(2)外国の刊本を、そのままの内容で新たに刊行すること。
【拙劣】へたであること。まずいこと。また、そのさま。「―な文章」
【縞瑪瑙】縞模様の特にはっきりした瑪瑙。
【稠密】多くの人家・人間などがある地域に密集している・こと(さま)。「人口が―な地域」「人家の―する日本橋区の中央(まんなか)へ/花間鶯(鉄腸)」 ※ちゅうみつ
【立役者】(1)芝居で一座の中心になる役者。立役(たてやく)。立者(たてもの)。(2)ある方面で中心となって活躍する者。中心人物。「優勝への―」
【いくたり】「いくにん(幾人)」に同じ。「―来たかわからない」「―かは成功した」
【成算】物事をやりとげることができるという見込み。成功する見込み。「―がある」「―が立たない」
【尖塔】細長く先がとがった形の屋根をもつ建物。ゴシック建築の教会などに多く見られる。
【拱廊】アーケード。建築用語。円柱などの柱によってささえられたアーチの連続,または片側がアーチをのせた柱列からなる廊。ローマ時代以降盛んに用いられ,中世にはバシリカ式教会堂の身廊と側廊を仕切る内部構成の重要な要素となる。
【重畳】(1)幾重にもかさなっている・こと(さま)。「―たる山脈」(2)この上もなく喜ばしいこと。きわめて満足なこと。感動詞的にも用いる。「―の至り」「御無事でお帰りなさるは何より―/色懺悔(紅葉)」※ちょうじょう
【はかばかしい】(1)物事が順調に進んでいる。望みどおりの方向にいっている。うまくいっている。また、はかどっている。「病状が―・くない」「―・い返事が聞けない」
【奇態】風変わりなこと。不思議なこと。また、そのさま。「予言したのがちやんと適中してゐるから―だ/うづまき(敏)」
【風雪】(1)風と雪。(2)風とともに降る雪。吹雪。(3)きびしい試練や苦難のたとえ。「―に耐える」
【以遠】ある地点よりさらに遠いこと。また、その場所。「東北本線は宇都宮―が不通」
【鷹揚】ゆったりと振る舞うこと。余裕があって目先の小事にこだわらないこと。また、そのさま。ようよう。「―な態度」「―にかまえる」
【物堅い】実直である。律義である。まじめ一方である。「―・く信用できる人」
【暗影】(1)暗いかげ。(2)不安・不吉なきざし。「前途に―を投げかける」
【暗影を投ずる】不安を投げかける。「国際情勢に―・ずる出来事」
【模糊】はっきりしないさま。ぼんやりとしているさま。「曖昧(あいまい)―」「四辺(あたり)は―として霧の中に隠れるが如く/あめりか物語(荷風)」
【戦慄く】(1)寒さ・恐怖・発熱などのために体が小刻みに震える。おののく。「恐怖に―・く」 ※わななく
【空恐ろしい】これから先のことを考えると、なんとなく不安で恐ろしい。「ゆく末が―・い」
【稀覯】〔「覯」は見るの意〕めったに見られないこと。「―の古書」
【稀覯本】めったにない珍しい本。古写本・古刊本・限定出版本などのため、数がきわめて少ない本。稀覯書。稀書。珍本。
【蔵書】書物を所蔵していること。また、その書物。蔵本。
【悪鬼】(1)たたりをする魔物。「―のごとき形相(ぎようそう)」
【染む】(3)打ち消しの語を伴って、自分の気持ちになじまない、気にいらない意を表す。「意に―・まぬ結婚」 ※そむ
【総身】からだじゅう。全身。満身。そうみ。
【悠久】はてしなく長く続いている・こと(さま)。「―な営み」
【繁茂】草木が生い茂ること。「夏草の―する野原」 ※はんも
【閲する】(1)よく調べる。検査する。「此編を綴るに至りて或一書を―・せしに/近世紀聞(延房)」(2)年月を経過する。「諸邦を遊歴して多年を―・し/花柳春話(純一郎)」 ※けみする
【霊廟】(1)先祖など、人の霊をまつってある建物。おたまや。みたまや。(2)卒塔婆(そとば)のこと。 ※れいびょう
【蕭然】がらんとしてもの寂しいさま。「沈々たる孤灯に対(むか)ひ―として窓下に縫衣す/世路日記(香水)」 ※しょうぜん
【冷徹】冷静で、物事の根本まで深く鋭く見通している・こと(さま)。「―な目」「―に事の推移を見通す」
【瞥見】ちらりと見ること。ざっと目を通すこと。一瞥。「―すると女が四人でテニスをして居た/趣味の遺伝(漱石)」
【新緑】初夏の頃の、木々の若葉のつややかなみどり。[季]夏。
【壮麗】大きく立派で美しい・こと(さま)。「―な会堂」
【興趣】楽しく愉快に感じること。おもしろみ。「―が尽きない」「―がわく」
【古雅】古風でみやびな・こと(さま)。「古代の人像は―にして奇(くし)く/慨世士伝(逍遥)」 ※こが
【着意】(1)気をつけること。気をとめること。注意すること。「然るにこれに―するもの、甚だ少なし/西国立志編(正直)」(2)思いつき。着想。
【刻限】(1)指定した時刻。定刻。「―に遅れる」(2)時刻。時間。「日の暮れる―」
【蒼枯】古びていて深みがあるさま。「太い幹は―として白い粉をふいている/わが愛する山々(久弥)」
【遠戚】血筋の遠い親戚。
【純朴】素直でかざりけのないこと。人情が厚く、世間慣れしていないさま。「―な気風」「―な人」
【購う】(1)買い求める。「最も価(あたい)低き入場券を―・ひたれば/ふらんす物語(荷風)」(2)ある物と引き換えに別の物を得る。「汗と涙で―・われた成功」
【贖う】罪の償いをする。「死をもって罪を―・う」
【和毛】やわらかな毛。うぶ毛。 ※にこげ
【意趣返し】仕返しをして恨みを晴らすこと。報復。意趣晴らし。
【譴責】(1)不正・過失・失敗などをとがめしかること。「怠業のかどで―する」※けんせき
【ひとかたならず】ひととおりでない。普通でない。たいへんである。「―ぬお世話になりました」「―ず驚いた」
【峻厳】(1)いかめしくきびしい・こと(さま)。「―な態度」「―に自己を難詰した彼も/彷徨(潤一郎)」
【難詰】欠点を挙げ、厳しく相手を非難すること。「失態を―する」 ※なんきつ
【懐郷】故郷をなつかしむこと。「―の念抑えがたし」
【往時】昔。以前。「城跡に―をしのぶ」
【顔容】顔かたち。容姿。容貌(ようぼう)。
【突兀】物が高く突き出ているさま。山や岩などの険しくそびえているさま。とつこつ。「英雄の鼻柱が―として聳えたら/吾輩は猫である(漱石)」 ※とっこつ
【刻苦】自らを苦しめ努力すること。「蛍雪(けいせつ)の窓に―して/慨世士伝(逍遥)」
【登攀】高い山などをよじ登ること。とはん。 ※とうはん
【闃然】ひっそりとして静かなさま。人気がなくさびしいさま。「―として空家の様に見えるのは/琴のそら音(漱石)」 ※げきぜん
【凛然】(1)寒さの厳しいさま。「―として寒冷(さむさ)膚へに徹り/竜動鬼談(勤)」(2)りりしく勇ましいさま。凛乎(りんこ)。「―たる態度」「精神爽(さわ)やかに意気―として/復活(魯庵)」
【凛乎】きりっとして勇ましいさま。りりしいさま。凛然(りんぜん)。「―たる態度」「彼方(かなた)を睨(にら)みし有様は、―として四下(あたり)を払ひ/慨世士伝(逍遥)」 ※りんこ
【篤実】情にあつく誠実であること。他への思いやりがあり、また、まじめであること。また、そのさま。「温厚―の好青年」「―な人柄」「―家(か)」
【惻隠】かわいそうに思うこと。あわれむこと。 「―の情」
【碩学】〔「碩」は大きい意〕学問が広く深いこと。また、その人。 ※せきがく
【詰屈/佶屈】文字・文章が堅苦しく難しい・こと(さま)。
【遺愛】死んだ人が、生前に愛用していたもの。「亡父―の万年筆」
【先考】死んだ父。亡父。
【先妣】死んだ母。
【粛然】(1)静まりかえっているさま。また、かしこまり静まるさま。 「恩師の前に―と控える」「此満堂―として鎮静し/経国美談(竜渓)」(2)礼儀正しく、おちついたさま。また、おごそかなさま。「彼等は…火の気のない室(へや)に―と坐つてゐた/門(漱石)」
【酔歩】酒に酔って歩くこと。また、その足どり。千鳥足。「阪東君が―蹣跚(まんさん)として這入(はい)つて来る/続風流懺法(虚子)」
【蹣跚】よろめき歩くさま。「―として定めなき足を引摺り/緑簑談(南翠)」 ※まんさん
【憂愁】うれえもだえること。悲しみなげくこと。うれい。「―の色が濃い」「享楽し、―する人間らしき行為言動を/文学評論(漱石)」
【幽愁】深い物思い。深い憂い。「―を催す」「―の美に酔ふばかりであつた/ふらんす物語(荷風)」
【幽囚】捕らえられて牢などにとじこめられること。また、その人。囚人。「―の身となる」「ブリグハム、ヤングを―せり/八十日間世界一周(忠之助)」
【有終の美】物事を最後までやり通し、立派になしとげること。 「―を飾る」
【虚心坦懐】心になんのわだかまりもなく、平静な態度で事にのぞむ・こと(さま)。「―に話し合う」
【沈滞】(1)一つところにとどこおって動かないこと。(2)活気がなく、積極的な動きのみられないこと。「全体に―した雰囲気だ」
【私生児】法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子をいった語。民法旧規定では父の認知を得ていない者をいい、認知された子は庶子として家籍に入れられた。現在の民法では「嫡出でない子」という。私生児。
【手練手管】人を思うままに操りだます技巧。「―の限りを尽くす」
【籠絡】うまくまるめこんで自分の思う通りにあやつること。「主君を―するに至れば/日本開化小史(卯吉)」
【不倶戴天】〔「礼記(曲礼上)」から。ともに天をいただくことはできない意〕この世に共存できない、どうしても許せないと思うほど深く恨むこと。「―の敵」
【換骨奪胎】古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら、独自の作品を作り上げること。他人の作品の焼き直しの意にも用いる。
【機微】表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣。「人情の―に触れる」「人生の―」
【恵投】人から物を贈られることを敬っていう語。恵贈。恵与。 ※けいとう
【看取】見て、それと知ること。事情などを察知すること。「人に由りて其の―する処の事実なり/欺かざるの記(独歩)」
【看過】見過ごすこと。大目に見て見のがすこと。「決して―できない不正」
【指弾】つまはじきすること。転じて、人を非難・排斥すること。「―を受ける」「偽善者を―する」
【瑕疵】(1)きず。欠点。(2)法的に何らかの欠陥・欠点のあること。
【謙抑】へりくだって控え目にすること。
【宥和】相手の態度を大目にみて仲よくすること。
【面従腹背】うわべは従順にみせかけ、内心では従わないこと。 ※めんじゅうふくはい
【附和雷同】自分にしっかりした考えがなく、他人の意見にすぐ同調すること。
【威武】威光と武力。武力が強く、威勢のあること。武威。「―を示す」
【威光】自然に人を服従させるような、おかし難い威厳。「親の―をかさにきる」
【断案】最終的な考えを決めること。また、最終的な考え・案。「―を下す」
【存否】(1)存在しているかいないかということ。「詩人の生家の―を問い合わせる」(2)健在であるかないかということ。安否。「両親の―を問う」 ※そんぴ
【出立】(1)旅に出ること。旅立ち。「早朝―する」(2)物事を始めること。「此(この)根本義から―した代助は/それから(漱石)」 ※しゅったつ
【零落】おちぶれること。「―して今は見る影もない」 ※れいらく
【落魄れる】以前の身分や財産を失い、みじめなありさまになる。零落する。「―・れて今は見る影もない」
【布置】物を適当な位置におくこと。配置。
【鬼胎】(1)心中ひそかに抱くおそれ。「―を抱く」(2)〔医〕「胞状奇胎(ほうじようきたい)」に同じ。
【胞状奇胎】妊娠初期に胎盤を形成する絨毛膜の絨毛が病的に増殖し、葡萄(ぶどう)状の嚢胞(のうほう)になって子宮腔を満たすもの。大出血を伴って流産したり、癌が発生する確率が高い。俗に「ぶどう子」と呼ばれる。葡萄状鬼胎。
【阿る】気に入られようとする。へつらう。「大衆に―・る」「時流に―・る」 ※おもねる
【腑分け】解剖のこと。「手医師何某といへる者、千寿骨ヶ原にて―いたせるよしなり/蘭学事始」
【流謫】罪により、遠地へながされること。島流し。謫流。「―の身」 ※るたく りゅうたく りゅうてき
【貴種流離譚】〔折口信夫の命名〕説話の一類型。若い神や英雄が他郷をさまよいさまざまな試練を克服し、その結果、神や尊い存在となったとするもの。在原業平(ありわらのなりひら)の東下り伝説、かぐや姫伝説、また、源氏物語の須磨流謫(るたく)の条などがこれにあたる。
【局外】(1)当面の事柄に直接関係のない立場。「―に立つ」
【局外者】その物事に関係のない人。。
【蛭子】記紀神話で、伊弉諾命(いざなきのみこと)と伊弉冉命(いざなみのみこと)の子とされる。古事記では伊弉諾・伊弉冉が日本の国土を生み成す際、国土とは認定し得ぬ失敗児、日本書紀では統治者の資格を欠く不具児としてそれぞれ位置づけられる。中世以降、恵比須(えびす)として尊崇された。ひるのこ。
【ゲリマンダー】自党に有利になるように選挙区の区割りをすること。
【斜交い】ななめ。また、ななめにまじわること。「―にまじわる道路」 ※はすかい
【博覧強記】広く書物を読みよく覚えている・こと(さま)。「―で鳴る男」
【惑溺】まどいおぼれること。夢中になって、正常な判断ができなくなること。「古習に―する者は/文明論之概略(諭吉)」
【糜爛】(1)ただれること。「―した歓楽/悪魔(潤一郎)」 ※びらん
【歓楽】(1)喜び楽しむこと。喜びと楽しみ。快楽。
【瀰漫】(ある風潮などが)広がること。はびこること。蔓延(まんえん)。「退廃の気が―する」 ※びまん
【頑迷】頑固でものの道理がわからない・こと(さま)。「―な人」
【頑迷固陋】考え方に柔軟さがなく、適切な判断ができない・こと(さま)。
【疎隔】関係がうとくなること。遠ざけること。「妾を―せんと謀りしなり/妾の半生涯(英子)」
【独立独歩】独立して他から支配も影響も受けずに自分の思うとおりにやること。独立独行。
【宿痾】前々からかかっていて、治らない病気。持病。痼疾(こしつ)。宿病。
【八紘一宇】天下を一つの家のようにすること。第二次大戦中、大東亜共栄圏の建設を意味し、日本の海外侵略を正当化するスローガンとして用いられた。
【侏儒】(1)こびと。一寸法師。 (2)見識のない人をののしっていう語。
【深更】夜ふけ。真夜中。深夜。「激論は―に及んだ」
【黒暗々】まっくらなこと。「―日光も穿ち得ぬ森林の裡(うち)/日光山の奥(花袋)」
【波濤】大波。高い波。
【炯々】(目が)鋭く光るさま。「眼光―として人を射る」「―たるまなこ」
【盲滅法】何の見当もつけずにむやみに事を行う・こと(さま)。やみくも。 ※めくらめっぽう
【文質】〔「文」はあや・かざりの意〕文華と質朴。また、外見と実質。
【彬彬/斌斌】(1)文章の外形と実質とが共に備わっているさま。「文質?其宜を得る/明六雑誌 21」 (2)文物が盛んに興るさま。「大宝の令は制度儀文全く備り―として観る可し/新聞雑誌 40」 ※ひんぴん
【文質彬彬】外見と実質とがほどよく調和していること。「文質彬彬としてこそ君子というものである」
【赫赫】(1)はなばなしい功名をあげるさま。「―たる戦果」(2)光り輝くさま。「―たる南国の太陽」 ※かっかく
【墨守】〔墨子がよく城を守り通し、楚軍を退けたという故事から〕昔からのしきたりや自説を固く守ること。「旧習を―する」
【旧習】昔からの習慣。古くから残っているならわし。
【旧慣】古くからの習慣。昔からのならわし。旧例。
【唯唯諾諾】何事にもはいはいと従うさま。他人の言いなりになるさま。「―として命令に従う」
【係争/繋争】当事者間で争うこと。特に、訴訟を起こして法廷で争うこと。「―中の事件」
【擬制】〔法〕〔fiction〕相異なる事実を法的には同一のものとみなし、同一の法律的効果を与えること。失踪宣告を受けた者を死亡とみなし、電気を有体物とみなすなどの類。
【緒言】(1)論説の言い初めの言葉。(2)前書き。序文。 ※しょげん
【徴表】その事物のあり方を特徴的に示し、他の物と区別する性質。属性。メルクマール。
【骨絡み】(1)梅毒が全身に広がり、骨髄にまでいたってうずき痛むこと。また、その症状。ほねうずき。(2)悪い気風に完全にそまっていること。
【抹香臭い】抹香のにおいがする。転じて、いかにも仏教的な感じがする。ぼうずくさい。「―・いお説教」
【可及的】できるかぎり。なるべく。「―速やかに撤去せよ」
【通暁】(1)夜を通して朝に至ること。夜通し。(2)すみずみまで知ること。「その分野に―している」
【掉尾】〔尾をふる意〕物事・文章などの終わりになって勢いを奮うこと。また、終わりごろ。最後。「―を飾る」 ※ちょうび
【掉尾の勇を奮う】最後の勇気を出して奮闘する。
【囲繞】周りをとりかこんでいること。「山々に―された地」 ※いにょう・いじょう
【畏友】尊敬している友人。
【言下】相手が言い終わったすぐあと。言い終わるか終わらないうち。「―に断られた」 ※げんか・ごんか
【淫奔】(女性が)性的享楽におぼれやすい・こと(さま)。多情。 ※いんぽん
【知解/智解】知識によって悟ること。 ※ちかい・ちげ
【哀訴】相手の同情心に訴えること。なげき訴えること。哀願。「彼は地主に―して/土(節)」
【充溢】満ちあふれること。「気力が―する」 ※じゅういつ
【釈義】文章・語句などの意味を解きあかすこと。また、解きあかした内容。解釈。
【蹉跌】つまずくこと。失敗し行きづまること。挫折。「研究は―をきたした」「出立点から、程遠からぬ所で、―して仕舞つた/それから(漱石)」 ※さてつ
【逢着】出あうこと。でくわすこと。「難関に―する」「屡々此の問題に―した/彷徨(潤一郎)」 ※ほうちゃく
【衡平】(1)つりあうこと。平衡。(2)〔法〕 一般的規定である法を、その適用において具体的事例に適するように修正すること。