はてなキーワード: 終末医療とは
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 82 | 23823 | 290.5 | 62 |
01 | 102 | 14069 | 137.9 | 46.5 |
02 | 113 | 11922 | 105.5 | 47 |
03 | 77 | 8982 | 116.6 | 72 |
04 | 90 | 7727 | 85.9 | 56 |
05 | 69 | 6513 | 94.4 | 49 |
06 | 60 | 6896 | 114.9 | 51 |
07 | 76 | 5604 | 73.7 | 41 |
08 | 65 | 8143 | 125.3 | 39 |
09 | 86 | 9001 | 104.7 | 39.5 |
10 | 66 | 7883 | 119.4 | 54 |
11 | 78 | 9878 | 126.6 | 53.5 |
12 | 194 | 17823 | 91.9 | 43 |
13 | 171 | 20175 | 118.0 | 48 |
14 | 134 | 11038 | 82.4 | 55 |
15 | 210 | 19869 | 94.6 | 51 |
16 | 196 | 22034 | 112.4 | 53.5 |
17 | 135 | 23410 | 173.4 | 53 |
18 | 132 | 12611 | 95.5 | 47 |
19 | 164 | 16498 | 100.6 | 47 |
20 | 171 | 17980 | 105.1 | 36 |
21 | 204 | 18000 | 88.2 | 35 |
22 | 171 | 22958 | 134.3 | 54 |
23 | 302 | 36853 | 122.0 | 43 |
1日 | 3148 | 359690 | 114.3 | 47 |
消極的安楽死(5), 野田洋次郎(7), 積極的安楽死(8), 7月25日(3), 基礎控除(5), ギバラ(3), 終末医療(3), 妊娠中絶(6), 死の商人(5), 笹木(3), 習字(12), 羆(3), 安楽死(88), 安楽(32), 婚姻(10), 中絶(10), 社会保障(11), 国立(7), 遺伝子(26), Python(7), 失業(10), 蔓延(20), 無条件(10), 字(29), 陽性(19), 癌(9), 緊急事態宣言(10), 配偶者(10), 嘘つき(8), 汚い(27), 医師(23), 患者(31), 介護(18), 雨(15), 重症(13), 遅れ(15), 苦痛(15), 実行(14)
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尊厳死=消極的安楽死は日本では罰せられず、厚労省から終末医療の決定プロセスとしてガイドラインも出てるぞ。医師が応じないならそいつがガイドラインに反してるし戦え。
今回のニュースで有名になってるけど、要件満たせば積極的安楽死でも医師は罪に問われない。
それで十分だろ。
植松は人間と非人間の線引きの意識があり、第三者が同意なく(意思表示できなければ)殺して良いとする優生思想だが、
大久保山本は腐っても医師なので「全ての医療行為は患者の同意がいる」としており、終末医療の在り方と医療経済学的な問題意識だと思う。
欧米で合法化されている終末期の安楽死・尊厳死は、"命の選別"とか"優生思想"ではないのだが
マスメディアや政治家がその辺りを混同してるのは意図的なのかバカなのか。
優生学(ゆうせいがく、英: eugenics)は、応用科学に分類される学問の一種で、一般に「生物の遺伝構造を改良する事で人類の進歩を促そうとする科学的社会改良運動」と定義される[2]。
優生学とは,「人類の遺伝的素質を改善することを目的とし,悪質の遺伝的形質を淘汰し,優良なものを保存することを研究する学問」である(『広辞苑 第6版』岩波書店,2008)。
ビックリするほど眠れないしこんなどうでもいい話をする相手もいないからここに書こうと思う。
長く入院していた祖母は、終末医療を受けていた。1ヶ月前くらいから、病院自体が時節柄部外者立ち入り禁止となってしまった。仕事が忙しく年末に会いに行ったきりで、春先のまとまった休みが取れたところで会いに行こうとしていた僕は、もう外に出られない祖母が誰にも会えずにベッドに寝たきりなことを考えただけで泣きそうだった。
そしてついに亡くなってしまった。知らせを受けてもやっぱり病院には入れず、休憩時間にそっと泣いて、そのまま仕事を続けた。酷い、本当に酷い話だと、それでも何を憎んだら良いか分からず、ただただ天を仰ぐと満開の桜が見えたりして、毎年桜が咲くと祖母のことを思い出すのかなと思うなどして。
共働きの両親に代わって中学を卒業するまでの面倒を見てくれてたのは、同居していた祖母だった。祖父も一緒にいたけど、昔ながらの亭主関白な人で、お茶すら自分で入れない人だったから。将棋とかトランプとかでは遊んでくれたけど、食事や風呂なんかは全部祖母がやってくれていた。
美味しいものが好きな人だった。おやつにスナック菓子が出てくるのは稀で、今日は近所のお煎餅屋さんの甘辛煎餅よ、今日は遠出して〇〇屋の羊羹買ってきたわよ、旬の果物を剥いてあげようね、ラクトアイスじゃなくてアイスクリームを食べなさいって。百貨店のお肉の包みもよく見たし、手巻き寿司をするときは食べきれないほどのネタを用意してくれた。だからといって毎日高カロリー食ではなくて、良いものを美味しく食べさせてくれていた。
学校から帰るとちょうど、リビングテーブルでテレビを見ながら夕飯の仕込みをしているのをよく見た。絹さやの筋を取ったり、茹でたとうもろこしの粒をほぐしたり、生栗の皮を剥いたり、里芋の皮を剥いたり。料理下手な両親に代わり、料理を教えてくれたのも祖母だった。
自然が好きな人だった。何かにつけては花を見に一緒に遠出した。小さい頃だから花に興味なんか全然なくて、なにが楽しいのかさっぱり分からなかったけど、楽しそうにする祖母を見るのは好きだった。
生前好んで食べていた食べ物と、たくさんの花に囲まれて眠る祖母は、やっぱり綺麗な顔をしていて、大好きな僕のばあちゃんは、もう2度とクシャクシャの笑顔は見せてくれなくて、言葉ももう、交わせなくて、分かってたはずなのに、分かっていたはずなのに、死ぬことがどういうことかって、教え方が、痛いよ、ばあちゃん、
本人は辛いのかもしれないけどさ
ブコメは色んな人が見に来るところじゃん
安楽死を望む人ばかりじゃないんだよ
あんまり関係ない話題のブコメでも「安楽死制度を望む」みたいなブコメつけるのやめーや
安楽死に関係するところなら安楽死の話をすればいいし、安楽死したい本人の意思だって尊重してやるよ。
だがな、カジュアルに「生きるのだるい」くらいのノリの「死にたい」の言い換えに「安楽死制度」とか言うなよ。
つーか本当にどうでもいいところで「死にたい」とか書かれても見ちゃった人はいい気分じゃないだろ。
何で気軽にはてブやってて他人の希死念慮見せつけられなきゃならないんだよ。
非表示にしても感化された仲間が湧いてきてるしな。
数年前に長谷川豊の発言に絡めて透析患者の母のことを書いたんだけど、ここ数日透析患者が死んだニュースに関連して病院叩きまくってる人を見ると複雑な気持ちになるのでまた書き残しておく。
透析をやめたいと口にする患者は少なくないと思う。それでも病院側は大抵の場合、「透析をやめる」という選択肢は提示しない。理由は色々ある。利益とかそういうものも、倫理的なものも含めて。
やめるかやめないかというのは生きるか死ぬかに直結する問題だから、医者が人の命を軽々しく扱うのかと憤る人の気持ちは分からなくもないけど、機械の力を借りて、ぼろぼろになりながらも長生きすることがそこまでいいことなのかが自分にはわからない。五体満足で大きな病気もなく長生きすることは、いいことだとは思うけど。
透析患者が家族にいる一個人としては、選択肢を提示する医者の存在自体はありがたいと思う。
ただ、透析をやめたらすぐ死ねるとか、楽に死ねるとかそういう訳ではないから、当事者の希望だけではいそうですか、と簡単に片付く問題でもない。病院側も都合があるだろうし、残される家族の気持ちもある。
母は透析を始めて15年目の秋に片足を壊疽で失った。それでも今なお生きていて、「終末医療」をうたう病院で暮らしながら透析を受け続けている。元気だった頃に比べて性格はすっかり変わってしまってわがままで聞き分けのない人に成り果てたけど、まだ生きている。
AS好きとして、ミリオン好きとして、あまりにも腹が立ったのでマジレスしても届かないだろうと思いつつする。
>そういう企画でしょ?
そういう企画じゃねえよ。
他の子の担当が真面目にこのアイドルにはこの役がって話し合ってんのに、
後付でかつ全員ASで揃えたいからって理由でアマリリスに歩調合わせろって言われる"雪歩の"気持ち想像してみたことあるか?
純粋にそれで役を勝ち取るのを望んでる雪歩Pがどれだけいると思ってるんだ?だったらなんで少女に表が流れてるんだ?
>そもそもASをハブったあげく5年以上もやったくせにミリオン勢が弱すぎる
じゃあアマリリス雪歩は余裕だな?少女でひなたとトップ争いしつつ、アマリリス1位で票差30倍のエミリーにも今から勝てると。
>デレに圧倒的に差をつけられポチがサ終したのも納得
サイゲ資本でアニメもなってるデレと、レガシーシステムのグリマスを無視するなよ。
バンナム以外本当のこところがわかんねーことを勝手な推測で書くなよ。
真っ当な投票って他の子のコンベンションセンターに八百長や談合を持ちかけに行くことを言ってんのか?
だとしたらとんだお笑い草だな、日本のサブカルの歩くポリコレ代表のくせして。
良い悪い以前に、揃えたいならお前が金使って今から30倍の票差ひっくり返せよ。
この増田の文章全てがミリオンへの嫉妬の塊以外の何物でもないな。タイトルに愚痴って入ってるしな。
>今回これだけ役を勝ち取ればバンナムに765AS単独の需要を見せつけることが出来る
俺はAS好きだが、ユーザ側がコンテンツ提供側に「お願いですこんなに人気なんですだから終わらせないで」などとアピールしなきゃいけないんだとしたら、そんなコンテンツに未来はない。
終末医療のことを考えるべき。
結局これが本音だろ。
LGBTの権利を認めるのと生産性を論じるのは明らかな間違い。
そもそもLGBTの発生数はコントロールできないので、生産性(=次の労働力=子孫)を増やすには仮面結婚なり契約結婚なりして子供を持つ必要があるが、これまでのLGBTは、必ずしもそうはしてこなかった。
子供を持ちたくて異性と結婚する人もいるし、結婚して子供もいながらパートナーを探す人もいる。最近ではパートナー関係を公にして、血は繋がっていないが、養子を迎える人もいる。
LGBTを世間が認めたところで、同性から子供は生まれないので、しばらくこの形を踏襲するだろう。しかも総人口の10%なんだから、数が問題になるわけでもなし。そもそも、アウティング事件に似たことが頻繁する方が、貴重な労働力が失われるのでは、と思う。
しかも、LGBTのうち、恐れられているのはゲイの痴漢やレイプだけで、男女問わず同性への痴漢やレイプの対策をすれば解決するのでは?
杉田議員は見る分には面白かったが、今回の話は目の付け所が全然違う気がして、書いた。
杉田議員の言う「LGBTに割く金があれば少子化対策に」は、「自分が罹患しない難病治療に高額な医療費を補助するのであれば少子化対策に使った方がマシ」「終末医療は無駄」「介護費用より姥捨費用を」と同じ話のような気がするが、どうだろうか。
父が死んだ。
まあ正直言うと「やっと死んでくれたか」という感じだ。
死ぬ1ヶ月ほど前、母が「あなたの人生ってどうだったの?」と聞いたそうだ。
そしたら全くの躊躇なく、即答で「最高だった!」と答えたらしい。
それはもう満面の笑顔で。
それ聞いて仰天した。母もビックリしてた。
父はとにかく不平不満の固まりみたいな人だった。
まあ理解もできる。満州引き揚げ者だった父は何もかも失った人だ。
満州での裕福な暮らしも、将来の夢も(海軍大将になりたかったそうだ)、
幼い時代の友だち、想い出の地、本当に何もかも。
なにせ人前で全く涙を見せず、常に鬼瓦みたいな顔をしていて、
人目も憚らず涙を流していたくらいだ。
話を聞いただけの我々家族ですら胸が痛くなるほどだった。
妻である母は、父によると「異性として見たら全く好みじゃない」そうだ。
「こんなブスは人生で初めてお目にかかった!」とたまげたらしい。
「結婚するならハリウッド女優みたいな金髪のグラマーな白人がいい」と
ずーっと思ってたそうだ。
知性が高いために表情がいいのでほどほどよい顔に見える。
とてもじゃないが「初めてお目にかかったレベルのブス」ではない。
美人でもないが。
まあとにかく、ことほど左様に父は一から十まで人生思い通りに行かなかった人物だ。
子供である我々も能力的、性格的に父の思いに添えなかったと思う。
なのに。
「最高だった!」というのだから、本当に面食らった。
さぞかし生きるのがツラかったろうなあ、
社会に対する不平不満以外の事を喋ってるのをほぼ聞いたことがないというレベルで
いつも怒ってる人だったのに。
「こんなクソみたいな人生、やっとおさらばだ、清々した」くらいは
思ってるだろうなあと勝手に思い込んでたよ。
今際の際の感想が満面の笑みで「最高だった!」ですか。
苦笑するしかない。
死ぬときはバタバタせずに死ぬだけだとあっさり覚悟ができるよ。
自分の場合はもう3ヶ月前かな、開腹手術中に全身麻酔が切れたときは
2日くるしんで精神安定剤処方してもらって1錠飲んだらもうあっさり治った。
しかもこれ人生で初めてってわけじゃないんだよな、そういえばこういうの前もあったわ。
いっぱい絶望したんだろう(かなり忘れてるけど)。
生きなければならないほうが絶望は深いのかも。
学習がある程度効くのと、
それ以上悪くなることはないんだからまだ楽なほうだ。
若いというのはそういう怯えも含めて若い感性と情熱を持てるんだからむしろうらやましいくらい。
宗教がその代表格だと思うのだけど、現実を見ないことは本当に気楽なのだろうと思う。
逆か。現実をしっかり見つめることが本当に辛いことなのだろう。
時折、終末医療における科学的根拠を一切排除する人に対する是非なんかが耳に入ってくる。
人のことを好き勝手言うのは自由だが、いざ自分の目の前に死が迫った時にその辛さを受け入れられるかどうかは、その立場になってみないとわからないのだと思った。
どちらを選んでも余生にそれほどの違いがないならわたしは辛くない方を選んでしまうかもしれない。
この所よく年配者と口論をしていた。年配者といって60にも満たないくらいのまだ現役で働いているものたちだ。
彼らが口にすることは一様に現実的ではないのだ。
その最たる例は、「全てのアレルギーは簡単に治療できる」というものだった。
わたしの身の回りにはアレルギーで苦しむ子どもたちが沢山いる。
辛い治療に耐えながら、食べたいものも食べられず日々悩み苦しんでいる。思いがけず発症して苦しんでいる姿だって何度も目にした。
そんな姿を目の当たりにして、どうして「簡単に直る」などと口にできるのだろうか。
本当にそれが疑問でならなかった。
「俺が教えてやる。」一言そう言い放ったのだ。
当然相手は医者ではない。今まで誰かのアレルギーを直したこともない。
しかし本人がいうには、自分は治療法を知っているのに相手が聞こうとしないのが悪いということらしいのだ。
その一言で、議論をする意味も気力も根こそぎ奪われてしまった。
その瞬間は大切な時間とエネルギーを最も無駄なかたちで消費してしまったと悔やんだものだった。
ただ、正直そこまで突き詰めて相手の話を聞いたこともなかったわたしは、そのことがしばらく気にかかった。
どうしてそこまでに正しさへの自負がもてるのかが不思議でならなかったのだ。
それからしばらくして、とある著名はてなユーザーの行動が、その人と似ているということに気がついた。
いくつかの決め台詞だけで次から次へと記事を一刀両断していく痛快な人物だ。
(本当は感謝を伝えたいところだが個人名は避ける。憶測もやめて欲しい)
その日も彼はわたしの書いた増田をばっさりと両断して見せたのだが、よくよく考えてみるとわたしは自分が斬られていないことに気づいた。
しかしそんな彼がとある記事へのコメントで普段は見せないような姿を見せたことで、彼が何を斬り続けていたのかがわかった。
いつもは人を人とも思わないような態度で斬り捨てていくくせに、彼はその日、世界とは優しいものだといってのけたのだ。
それで合点がいった。彼が斬り捨てていたのは自分自身に対する甘さだ。
自分の見たくないもの、関わりたくないものを忌むべきものとして括り斬り捨てることで、自らの迷いを断ち切っていたのだ。
その時わたしには、そこに振り切らんばかりの強さと弱さとの両方が見えた気がした。
そこにある現実を受け入れることのできない弱さを、自分なら解決できると思い込むことで強さに置き換えているだけにすぎないのだ。
素直に弱さを認めていればさらなる強者に叩かれることもないのに、なんと悲しい生き方か。
そこで考えてみると、彼らには共通して彼ら以上に強い人間が周囲にいないことに気づいた。
選んだつもりが選ばれていたかのような、どちらにしても誰もが小さなコミュニティの上に立って孤立していたのだ。
わたしが是非を決めるまでもなく、すでに世の中から是非をつきつけられていたのだ。
わたしが強い人間だということをいいたいわけではないし、わたしは自分が強い人間だとは思っていない。
しかし、わたしより弱い存在がある以上、それらを脅かすものから守ってやりたいだけなのだ。
わたしが無意識に目を背けている現実はどれほどあるのだろうか。
知らず知らずのうちに誰かから何かを奪ってしまうことのないよう、自分の力とは正しく付き合わなくてはいけないのだと改めて思うのだった。
「フィンランドは寝たきり老人少ない!すごい!視察に行こう!」って
寝たきり老人はほぼ世話しない(無理に飯食わせない、流動食とか与えない)せいで
そんな時に、近くの高齢者施設に行ったら、すごくショックだったことがありました。それはほとんどの病棟にいる患者さんがほとんど寝たきりで、胃瘻されていた。そしてその患者さん、ほとんど意識がない。寝たきりで意識がなくて、会話もできない。痛いも痒いも言えない。その状態で何年も、長い人は10年以上です。
胃瘻をする人が皆寝たきりだ、みたいな安易なイメージ誘導はよろしくない。
大事なのは胃瘻ではなくて「栄養を与えるか」「栄養を中止して最期とするか」のどちらを選択するか、ということだろう。
近くに総合病院があるということよりも、市民が意識を変えるってことが、病院があること以上に価値があることだと僕は思います。
一般論としてはそうだろう。
(中略)
だから呼ぶのは訪問看護師、在宅医。もちろん、発熱とか一時的なことで、これは良くなるよってことであれば家で点滴したりして治療します。でもそうでない時は、残念ながらお看取りすると。そういう世界です。だから救急車が減る。しかも医療費も減っちゃったんですね。
救急車の出動回数の減少や医療費の減少は、救急車を呼びたいような人が夕張以外へと転居した、等の統計上のトリックも考えられる。
だが、ここに述べられているように在宅医療の徹底がなされていることも大きな一因であると考えてよいと思う。
しかもですね、何と死亡率まで下がっちゃったんです。これがすごい。
日本人の死因の1位がガン。2位が心臓系。3位が肺炎。1、2、3、全部下がっちゃった。すごいですよね。何がポイントか。多分、僕が思うに予防の意識ですね。
何年で下がったのか、どの程度下がったのか全く見てとることができない。
その後に「日本人の死亡率は100%」と言っていて”死亡率”という言葉を使っている矛盾にはつっこまざるを得ない。
3大死因の死亡率が下がったなら何の死亡率が上がったのか?
死亡率の変化には死亡診断書を書いた医師の変化に影響されているのではないか?
予防意識が死亡率にまで影響するにはかなりの年月を要するのではないか?
今日本がここです、25%。数十年後には40%になります。じゃあ、高齢化率が2倍になったら、借金も2倍になるんですか……? 医療費はどんどん上がってますもんね。ちなみに夕張は今ここです。かなり先取りしてますね。でも日本中が夕張みたいに高齢化率が高くなる。爺ちゃん婆ちゃんばっかりになる。そんな世界になります。
今回の中で根拠があると言えそうなのは終末期における在宅医療の推進。これは本当に進めていくと良いと思う。
国民の健康に対する意識を高めるというのは国が躍起になっているところ。
その方法として総合病院がなくなってしまえばいい、というのが夕張市のストーリーだが、
全国で総合病院を取り壊す訳にはいかないので、全国的には総合病院へかかりづらくするという現在の政策と近い物になると考える。
改めて読んでみると、「医療費、救急車の出動回数の減少」はグラフもどきの絵のせいで印象が悪いが理屈は合っている。
「死亡率の低下」には短い中に突っ込みどころがこれでもかと詰まっており、ここが一番ダメ。
『病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ』というタイトルも統計的トリックを警戒させて印象が悪い。
死亡率の話を抜きにすれば、印象の悪さとは反して普通の終末医療の話だった。
そこにずさんなデータを持ってきてしまったことで、ブコメでの突っ込みが多くなるのは必然だろう。
タイトルでその個所を煽っていることも突っ込みを誘発している。
まとめてみると、十分受け入れられ得る在宅医療推進の話なのに、論拠としてうかつに死亡率のデータを出したせいで話全体の信頼性を失わせてしまう、残念な例だった。