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2017-06-27

https://anond.hatelabo.jp/20170624235903

トラバブコメをいただいたので、勝手ながら浮世絵を勧めてみる。

変な話だが、鑑賞と制作だったら、制作から入ったほうが鑑賞も楽しくなるように思う。

例えば、葛飾北斎富嶽三十六景の、有名なところで赤富士と言われる夜明けに朝日で赤く染まった富士山凱風快晴

グレートウェーブと呼ばれる、神奈川沖浪裏。

あれを見て、思うのだ。

あれは、北斎が描きたかった富士山じゃない。

北斎が描きたかった真の富士山なんて、この世に一枚もない。

それは、制作を齧ってみるとひしひしと感じとれること。

知っての通り、オリジナル浮世絵には原画というものが残っていない。

そもそも絵師が描くのは線画だけ。

それを版元、つまり出版社企画担当に渡して、それを板木屋、彫師という職人渡り、板に張り付けられてしまう。

板に貼りついた絵ごと、彫ってしまうので、原画は木屑と共にこの世から消えてしまってるわけ。

絵師というか、画工っていうイラストレータ地位というのはそれほど高くなくて、彫師が勝手アレンジすることだってある。

そもそも芸術家として心から沸き起こるもの表現するんじゃなくて、売れるものを描くのが至上命題

彫り終わると、それがすなわち線画のコピーが出来るわけで、そこから「ここを赤、ここを青」って具合で、絵師の指示が入る。

具体的な色を塗るとかでなく、文字で書き入れる程度。

そんで、また色の版が出来上がって、今度は摺り師と呼ばれる職人の手に渡る。

そして、絵師立ち合いで、色合わせを行って、微調整されたら出版、という流れ。

で、その手の浮世絵解説書なんてのだと、初摺りは手がかかってるけど、そのあとの後摺りは手抜きで改変されてるとかって書いてあり、実際初期ロットと後期ロットは色が違うってんだけど、いざ制作してみるとそれだけじゃないように思う。

明らかに自己主張がある。

摺り師の「俺上手いだろ?真似できないだろ?」

っていう自己主張をビンビン感じる。

いざ木版画を始めてみると、100人中99人はそれを目指す、ある種の技術方向性というのがあって、それが超絶レベルで、過剰なまでにそれに拘ってるのがよくわかる。

彫師と摺り師の自己主張だけじゃない。

時代流行ある意味で街の声さえも作品に取り込まれてるのが、ありありとわかる。

初摺りであっても、本当に北斎が描きたかった富士山じゃない。

彫師のエゴを、摺師のエゴを、江戸流行りを、それを引き算してやる。

北斎自身ねじくれた自尊心を解析する。

北斎という人はいい歳して「自分が一番!」と天狗になったり、「バカにされるのは嫌だ!」忙しくぐるぐる同じところを回っていて、とてもかわいい

少なくとも、自分にはそう感じられる。

ちょっと大胆すぎる実験的な試みも、「褒められたい!」という意識が見え隠れする。

それを差っ引いてあげて、初めて、あの絵の本当のコンセプトが見えてくる。

いつか、本当の北斎の心を、自分表現したい。

あるいは、摺師、彫師、版元、江戸空気北斎とのジャズセッションがあの作品だったとしたら、今度は自分北斎セッションが出来る。

なんて楽しいことだろう。

技術が追い付いたら、いつかそれをやりたい。

前置きが長くなってしまったが、そろそろどうやって浮世絵制作を学ぶか書いてみる。

いざ木版画を学ぼうとしても、浮世絵方式木版画を教える教室ほとんどない。

なにをもって浮世絵方式というのか難しいけれども、木版画においてかつてスタンダードだった、世界で最も優れてた技術体系と断言できる。

なんで今スタンダードじゃないか

その答えはわからない。

俺も知りたい。

で、そもそもその技術継承した人というのが少なく、浮世絵職人がやってる版画教室、あるいはその流れを汲むとする版画家の版画教室は知りうる限りで以下の通り。

作品展など、見に行って雰囲気を感じるとよいと思う。

朝香伝統木版画教室

所在地東京

現役彫師が教える版画教室

当然ながら彫りに詳しい。

第七回 朝香伝統木版画教室作品展 2017年6月26日7月2日

竹笹堂

摺師が教える版画教室京都だが、関西を中心に出張講座や通信講座もやっている。

今年の作品展情報不明

五所菊雄の主催する版画教室

五所菊雄という版画家で、摺師の内川又四郎氏(ポールジャクレー作品を摺ってた人)から学んでる。

東京近郊で複数教室を持ってる。

HP展覧会情報が載ってる。

まちだ版の会 木版画展 2017年9月12日9月17日

NHK文化センター 川越教室木版画講座・作品展 2017年8月21日8月27日

東京芸術大学

野田哲也が浮世絵の流れを汲む、とされてる。

作品を見ても全然そんな風に感じやしないんだけど。

入学すれば学べるんじゃないかなと思うけども、ちょっとハードルが高すぎる。

作品展というか、芸大卒業制作をみることは出来る。

野田哲也の師にあたる小野忠重の著書は浮世絵技法を知るうえでお勧め

実際、浮世絵制作面白い

毎年、数人は浮世絵制作沼に沈んでると想像される。

いったん情報収集を始めると、先に沈んだ先輩とつながれるので、芋づる式にオタと出会える。

有名なところだと、独学で浮世絵制作者に転身して、大学企業との共同研究までしてた元ジャズマン(最近亡くなられた)。

職もビザもなく、浮世絵への情熱だけで日本にきて、浮世絵で飯食って浮世絵で家建てて浮世絵子供育てたカナダ人

そのへんは浮世絵バカ一代の二代巨頭で、ほかにもごろごろ、まあいるわいるわ。

みんな平気で仕事を捨て、家族を捨て、学歴を捨て、浮世絵制作沼へ沈んでいく。

自分なんか、趣味範囲で、まだ片足だけだが、いつか完全に沈みそうな気がして怖い。

なにが楽しいって、楽しいんだからしかたない。

子供の頃にハンコを押すのが楽しかった経験がないだろうか?

コピー機がある今だとありがたみがないが、同じものが何回もつくれるというのは、楽しい

フォトショップ原画書いて、3Dプリンターで版木制作、色のレイヤープリンターで版木塗って印刷ってのはどうだろう

意見はごもっとも。

浮世絵というのは、つまり、人力カラー印刷にすぎない。

いまだってコンビニカラープリントが80円ってのに、当時はかけそば一杯の値段だったっていうから江戸時代印刷技術スゲーって思う。

小学校でやるようなローラーで油性インクを塗る油性木版と違って、水性の絵具で摺りあげるのだが、特徴をいくつか。

まず、ベタが綺麗に決まる。

まるで、フォトショでみたいにね。

グラデーションがかけられる。

うん、フォトショみたいにね。

色を重ねて混色が出来る。

赤の上に青を重ねると紫になる。フォトショレイヤーを乗算モードにしたのと同じ。

浮世絵の目指すところは、フォトショイラレで書いた絵。

前段のほうで書いた、誰しもが目指す技術というのは、きれいなベタ、滑らかなグラデーション計算されつくした重なり、つまりフォトショイラレ

そういうことなら、原画だってフォトショイラレでつくったほうが、出来上がりイメージはしやすいだろう。

今日はここまで。

本格的に、道具の用意、構図の学び方等々の話に入れずに力尽きてしまった。

勢いに任せて書いているので、話の構成おかしいのはご容赦いただきたい。

2017-04-06

工業高卒上司の下でハーフ東大院卒が働いた結果

当方帰国子女東大理系院卒、ちなみに父が日本人で母はアジア系カナダ人

名前は姓名ともに日本名日本国籍

英語の方が得意だけど話し方も書く文章日本語のノンネイティブだとは気づかれないレベルからまり親しくない人から普通の日本人だと思われてる。

仕事技術系で現場管理するような感じ。

結果から書く。同期の院卒共々鬱になった。

噂によると俺だけではなく、数々の高学歴(旧帝早慶レベル以上)の院卒の若手が配属されては鬱になっていったらしい。

だいたいの流れはこうだ。

院卒若手がクソみたいなオペレーションをしている現場改善提案をする。

例えば100均の洗剤よりメーカー物の洗剤の方が食器の汚れが落ちるから現場おっちゃん達の作業負荷が軽減するとして、それを提案したとしよう。

高卒上司から言われることは決まってこうだ。

洗剤で食器洗う前に食器が壊れないかどうか心配からゴミを洗ってみるテストをしてくれ。

あとゴミを洗うテストを行う方法とそれを評価する方法を考えてくれ、と。

洗剤で食器なんて壊れるはずなんてないし、ゴミを洗うテストを行う意味についてする意味なんてないだろう。

誰がそれを保証するんだ、と高卒上司

面倒な流れになってきたなと思いつつ、そんなの起こるはずないので万一損害発生したら1000万でも2000万でも私費で出しますよ、と言ってみた。

上司に言わせるとそういう問題ではないらしい。意味分からん

それだけじゃなくて嫌がらせのように俺の文書意味のないような訂正が入る。

テメーの無駄な指示のせいで残業時間が増えていることについてどう思うのかとオブラート三重くらいに包んで聞いてみたらそれは必要仕事なのだと。

不満があるならテメーで書け。何がクールジャパンだ。

両親が日本に住んでいなければ早くカナダに帰りたい。

工業高卒上司の下でハーフ東大院卒が働いた結果

当方帰国子女東大理系院卒、ちなみに父が日本人で母はアジア系カナダ人

名前は姓名ともに日本名日本国籍

英語の方が得意だけど話し方も書く文章日本語のノンネイティブだとは気づかれないレベルからまり親しくない人から普通の日本人だと思われてる。

仕事技術系で現場管理するような感じ。

結果から書く。同期の院卒共々鬱になった。

噂によると俺だけではなく、数々の高学歴(旧帝早慶レベル以上)の院卒の若手が配属されては鬱になっていったらしい。

だいたいの流れはこうだ。

院卒若手がクソみたいなオペレーションをしている現場改善提案をする。

例えば100均の洗剤よりメーカー物の洗剤の方が食器の汚れが落ちるから現場おっちゃん達の作業負荷が軽減するとして、それを提案したとしよう。

高卒上司から言われることは決まってこうだ。

洗剤で食器洗う前に食器が壊れないかどうか心配からゴミを洗ってみるテストをしてくれ。

あとゴミを洗うテストを行う方法とそれを評価する方法を考えてくれ、と。

洗剤で食器なんて壊れるはずなんてないし、ゴミを洗うテストを行う意味についてする意味なんてないだろう。

誰がそれを保証するんだ、と高卒上司

面倒な流れになってきたなと思いつつ、そんなの起こるはずないので万一損害発生したら1000万でも2000万でも私費で出しますよ、と言ってみた。

上司に言わせるとそういう問題ではないらしい。意味分からん

それだけじゃなくて嫌がらせのように俺の文書意味のないような訂正が入る。

テメーの無駄な指示のせいで残業時間が増えていることについてどう思うのかとオブラート三重くらいに包んで聞いてみたらそれは必要仕事なのだと。

不満があるならテメーで書け。何がクールジャパンだ。

両親が日本に住んでいなければ早くカナダに帰りたい。

2016-12-21

子ども「(教職の)移民は好き」

子どもの中では学校にくる教師オーストラリア人カナダ人移民だが、団地に住んでるブラジル人ベトナム人移民ではなく邪魔者という意識しかないんだよねー。

2016-12-11

名物にも美味いものはあった

世界各国、必ず名物料理の一つや二つあるものだが、カナダ名物料理と聞いてパッと思い浮かぶ人は少ないと思われる。

そんなカナダの、カナダ人自身も認める名物料理の筆頭が、プーティである

といってもフライドポテトご当地バリエーションみたいなモンで、ポテトグレービーソースをかけチーズを散らした料理である

前々から興味があったのに食べる機会がなく、それが今日たまたま口にできる幸運にありつけたのだが、コレがメチャクチャ美味かった。

アメリカ流のケチャップチリチーズ、或いは英国風のモルトビネガーで食べるのに比べてずっと繊細というか、優しい旨味に溢れていて、それこそコーラ黒ビールではなく、もう少し上品飲み物が欲しくなる味だった。

見た目もっとワイルドな味を予想していたので、嬉しい思い違いでもあった。

というかこの味を知ってしまうと、もうフライドポテト英米流儀で食べることはできなくなる。


一般に、アングロサクソン系のメシは不味いと世界中から言われている。

あいつらの舌は何枚もあるので詐欺師としては超一流だが味覚はお察し」

あいつらは自分たちの味覚と引き換えに国の繁栄を手に入れたんだ」

なんてジョークもある。

しかアングロサクソンでも、カナダフランスの血がブレンドされているからだろうか、英連邦では唯一美味しい国と聞いたことがあり、今回そのエビデンスを彼の国の名物でしっかり認識できたわけだ。

なんとも良い一日だった。

2016-02-07

Bernieの思い出

バーニー・サンダースアメリカ民主党大統領選挙ヒラリー・クリントン一騎打ちになりそうな昨今、なんか微妙に聞き覚えがあるけどアメリカとか関係ないしって思ってたんだけど、ふと10年前に留学してた時にこの名前を聞いたのを思い出した。そう、日本ではサンダース上院議員って呼ばれるんだけど、アメリカではBernieなのだ。だからフルネームで聞いてようやく記憶から蘇った。そう、Bernieは増田留学していたバーモント州上院議員なのだ

バーモント州

バーモント州アメリカ東海岸田舎だ。どれくらい田舎かというと、Wikipediaを見ると人口的には下から2番目の州で日本最下位鳥取よりもわずかに少ない。中心都市の規模も大体鳥取と同じ。ニューヨークには鉄道で5時間程度……だったと思う。ボストンには1日数便で4人乗りくらいのセスナが飛んでいる。人生で初めて操縦席と客席の間に仕切りがない飛行機に乗ったよ。人がいない州にありがちなコンチネンタルに州が補助だして運行している路線だ。最も近い大都市カナダモントリオールなくらいに北にあるが気候はおだやか。地勢も安定陸塊らしく平べったい丘が延々と続いてるだけ、とかく特徴がないのも鳥取な感じがある。あ、鳥取には砂丘があるか。アメリカにしては白人の占める割合がめちゃ多く、黒人はともかくヒスパニックアジアン全然いない。大和民族が圧倒的な日本田舎とそういう意味でも変わらない。

上院選挙

大学入学した時、ちょうど上院選挙があった。上院選挙があること自体大学内で活動してたBernie支持者たちで知ったのだ。Bernieって書かれた看板を持って話しかけてきた。外国人から投票できないんだよね〜って答えながら話してみたのだが、Bernieは無所属だという。アメリカ政治家と言えば共和党民主党に入ってるものだと思っていた素朴な日本人だったので、意外に思ってた故に増田はBernieのことを覚えてたのだろう。また、なんでBernieがいいのかと問うてみたら、とにかく最高!みたいな返しをされ、ふーんという感じだった。まぁ外国人に話してもね。彼らや対抗馬の支持者たちは、大学の中で自然政治活動をしており、日本若者がまともな政治活動をしてるのを見たことなかったから、とても新鮮だった。大学内で見かける支持者の数はBernieが対抗馬を圧倒していた。もしかしたら大学内では見なかったかもしれないレベルだ。

選挙はいつのまにか終わり、増田は興味がなかったので結果を知らなかった。今、WikipediaでみたらBernieの圧勝だった。

ちょっと分析じみたことを

当時いた大学州立大学で、留学してくる外国人カナダ人でさえ珍しいマイナー大学だった。アメリカ州立大学日本県立大学と違って州民は優遇される。さらに、隣接地域での割引がある。バーモント州ならニューイングランド地方から来たら割引ねって感じだ。だから学生ほとんどが近隣地域人間で、ウィークデイは寮にいるが、週末になると車で実家に帰ったりしていた。まぁ大体の人間がそこまで裕福な感じではなかった。貧困ってほどでもないが、マックとかでバイトして学費稼ぐくらいの感覚だ。そんな感じなので、Bernieの社会主義的な主張は大学生に受けてたのかなと思う、直接聞いてはないので確かめてないが。

さて、Bernie、今回も若者人気でクリントンを圧倒しているらしい。アメリカは他の先進国と違って若者が沢山いる国だ。次の予備選挙は隣のニューハンプシャーなので勝ちそうだし、オバマの時の再来もありそうだ。だが、本選に出たら厳しいとも思う。アメリカマッチョイズムの国だからだ。増田アメリカマッチョさが合わずに帰ってきたぐらいに、アメリカマッチョだった。日本人からすると全米ライフル協会みたいに保守派マッチョほぼイコールに思えてたのだが、どうやらマッチョ保守とある程度相関してはいるが、むしろアメリカ人の心の基礎として政治的な傾向に関係なくアメリカ人に広く遍く浸透しているように思えた。本選に出た時にマッチョ相手なのはほぼ確定してるわけで、その時アメリカ人がどう判断するかというとBernieは厳しく思えるのだ。リベラル人間としては残念だけど。

おわりに

当時も今も日本人は3桁いないだろう。バーニー・サンダース上院議員選挙を(少しでも直接)見た日本人は少ないだろうと思い、身バレしても大丈夫なようにここに記録しておく。しかし、まさかあの時アメリカのド田舎で見かけた人間大統領選を騒がすとは……人生長く生きてると面白いものですね。ご査収ください。

2015-08-01

ハーフの人が羨ましい

日本人劣等感を感じる。

父親が日本人母親フランス系カナダ人

とか憧れる。肉親が海外にいるとか最高すぎる。

私もニューヨークサンパウロに親戚いるの忘れてた。

でも日本人から意味がない。

あーーー

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