はてなキーワード: ハッカー文化とは
私は現在進行系で就職活動を行っている(コード書く方の)エンジニア志望の大学生である。先日ある企業の面接に行った際に聞かれた質問について思うところがあったので書いてみようと思う。
その質問とは「SNS 等での開発者同士の交流の有無」だったのだが、私はしていなかった(そもそもネット上の知り合いがいない)ので、していない、と答えた。
それでその質問は終わったのだが、私が気になったのは新卒採用の場でそのことを聞かれたことである。つまり、開発者同士の交流の有無を何らかの判断材料にしようとしたように見えるのである。
その質問が、単純なコミュニケーション能力の有無を計ろうとしたのか、それとも交流によって得られた何かを計ろうとしたのか、それは分からない。分からないが、確実に言えるのは交流していた人間はプラスの評価が与えられる可能性が高いということだろう。
ネット上での知り合いがいないという時点で察しがついたかもしれないが、私は無名の雑草だ。GitHub のフォロワーは 0 だし、作ったプロダクトのスター数も全て 0 だ。しかしプログラミングは大好きだし、最新技術のキャッチアップも行っている。エンジニアを志望しているのも、コードを書くのが好きだからだ。
自分の言うのも何だが、技術力はそれなりに高めてきたつもりである。向上心もまだまだある。あらゆることをやりたいと思っている。しかし、このように開発者同士の交流の有無を判断材料にされると――私は消えて吹き飛ぶ。技術が「人脈♪」に負ける瞬間、と言っても過言ではないと思う。絶望だ。
最後に、これがさらにエスカレートした場合、つまり今後採用の場において開発者コミュニティの中での活動(OSS への貢献だけに限らない)が内定に大きく影響するようになった場合…私のような雑草はどうやって生きていけば良いのだろうか?交流する?自分の利益(=評価)のために?
そして――これが私が最も懸念していることなのだが――そのような界隈は健全と言えるのだろうか?誰しもが企業でのポジションの獲得のためだけに活動する世界。交流するあらゆる人間が、「評価」というビジネス的な尺度に一瞬にして変えられてしまう世界。(我々がもっとも忌避すべきことである!)ハッカー文化がビジネス文化に乗っ取られてしまった世界。最近嘆かれることが多い今の Qiita の惨状は、そのような世界が実現しつつあることを示しているのではないだろうか?
私は非常に心配している。
という怪文書が大学の掲示板に先日貼られていました。僕から見ると文章にまとまりがなくていまいち何が言いたいのかよく分からないのですが、とりあえずシェアしておきます。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 51 | 8227 | 161.3 | 61 |
01 | 39 | 8193 | 210.1 | 75 |
02 | 12 | 2095 | 174.6 | 89.5 |
03 | 21 | 2814 | 134.0 | 61 |
04 | 17 | 1150 | 67.6 | 27 |
05 | 15 | 1970 | 131.3 | 67 |
06 | 8 | 522 | 65.3 | 42 |
07 | 61 | 5079 | 83.3 | 45 |
08 | 38 | 2813 | 74.0 | 38.5 |
09 | 69 | 7511 | 108.9 | 45 |
10 | 69 | 5225 | 75.7 | 44 |
11 | 157 | 12423 | 79.1 | 36 |
12 | 130 | 12018 | 92.4 | 43.5 |
13 | 95 | 10309 | 108.5 | 38 |
14 | 52 | 4042 | 77.7 | 37 |
15 | 49 | 3581 | 73.1 | 33 |
16 | 96 | 11239 | 117.1 | 41.5 |
17 | 63 | 7489 | 118.9 | 44 |
18 | 63 | 6335 | 100.6 | 52 |
19 | 84 | 7495 | 89.2 | 54.5 |
20 | 82 | 15248 | 186.0 | 65.5 |
21 | 121 | 6575 | 54.3 | 32 |
22 | 113 | 14139 | 125.1 | 56 |
23 | 110 | 10203 | 92.8 | 61.5 |
1日 | 1615 | 166695 | 103.2 | 45 |
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1. いわゆる普通の教育(ウヨクからすると戦後教育とか自虐史観とか言われるやつ)を受け入れている一般人に近い層
2. 海外のポリコレやフェミニズムなどの運動にハマっている出羽守
3. ハッカー文化を通してアメリカ西海岸的な思想に馴染みがあるプログラマー
4. もともとリベラル的な考えで表現規制にも反対するインテリオタク
こうだろ。
はてなに多いのは3と4。
IT系自由主義は「フリーソフトウェア運動」を支持する派閥です
IT系自由主義という呼称があるわけでなく、判りやすい呼称をこの場で使っただけ
パソコン通信・インターネットと共に活動範囲を広げたため、Web上だけで言えば思想集団としては最古参であるのは間違いがなく、情報化社会では少なくない影響力を持ちます
ただ、技術者やそれに親しい者が大半を占めるため、興味ないことにはとことん興味がなく特定の議題でしかその影響力を発揮しないという気分屋なところがあり、ツイフェミやはてサよりも目立たないです
判別方法はWeb上のプロフィールなどに「GNU」や「FLOSS」という単語を記載していたり、情報の規制や検閲・セキュリティへ過敏に反応しがちという特徴があります
もちろんフリーソフトウェア運動を支持する派閥は一枚岩ということもなく、過激派や穏健派も居ますし、コミュニティーも複数あり、セーフスピーチ思想へ理解を示すコミュニティもあります
関連するコミュニティで最も有名なものに「GNUプロジェクト」があり、社会を騒がせたコミュニティで有名なものを挙げれば「Anonymous」などもIT系自由主義の一派と言えます
IT系自由主義の直近の日本での活動と言えば「海賊サイトブロッキング(反対論)」や「分散型SNS(普及論)」「キズナアイ騒動(キズナアイ擁護論)」があります
検閲や言論・表現規制に対して強く反対する傾向から現状の日本インターネット言論ではサブカルを取り込んだ右派思想集団と協調することが多く、協調してしまったが故にネトウヨと誤認されることがよくある
しかし「GNU宣言」などからも読み解けるようにIT系自由主義は左派思想であり、根本的な部分では決してネトウヨとは相容れないでしょう。現在は利害一致による共闘状態なだけ
IT系自由主義が右派思想集団を見限り、左派思想集団へもしも合流するとしたら、そのときはツイフェミやはてサ・左派政党が検閲や言論・表現規制によらない自由を獲得したとIT系自由主義が判断したときに合流すると思います
大企業や銀行で、昔から動いている基幹システムは、大抵メインフレームにCOBOLの組み合わせである。
それをここ十年くらい、リプレースでx86系サーバにJavaという構成に変更することが多い。
しかし、ハードが汎用機からオープン系になるのはともかく、プログラムを別の言語に書き換えるとか、誰も幸せになる気がしない。
ぶっちゃけCOBOLはCOBOLのまま移植し、今後も改修を続けるほうが、長い目で見たコストも低くなるのでは?と思うのだ。
その理由はこうだ。
COBOLで書かれたバッチ処理は、設計書の書式がフローチャートであることが多い。
勿論ロクに設計書がない場合もあるだろうけど、いずれにせよCOBOLの文法は、「普通の人にとっての仕事らしい仕事」をそのまま入れ子状のフローチャート(分岐の先が別のフローチャート参照みたいになってるやつね)に書き表したものである。
そういうモノが既にある企業や銀行の文化において、当然発注側は担当者からお偉いさんまでCOBOLer系フローチャート脳だし、新しいシステムの設計でもそれを踏襲しようとする。
というか踏襲すること前提じゃないと設計書をレビューできない。
UMLで考えるようなパラダイムシフトはまず不可能なので、それを求めるのは受注者の傲慢だろう。
というわけで、受注した大手SIerは、ほぼ確実にフローチャートもしくはそれに準じる記法の設計書で処理を組み上げざるを得なくなる。
そうなると、実装もフローチャートの設計を基にコードを書くわけだが、こういう設計はハッカー文化で発展してきた言語(Fortran→C/C++→Javaという流れと、PerlからPython・PHPというインタプリタ系の諸言語)との相性が最悪である。
設計とは実装を楽にするために書くのに、これらの言語において、フローチャートの設計は役に立たないどころか、邪魔でしかない。
だからFortranしかなかった頃から、本物のプログラマ達はフローチャートをdisってきたわけである。
ちなみに筆者はハッカー文化が生み出した恩恵に敬意を示すし、実際とても好きという立場である。
しかし、「普通の人達の普通の思考」からはかけ離れ過ぎているという意味で、「普通の人達の普通の仕事」をシステム化する時にどこまで役に立つかについては、非常に懐疑的に見ている。
…いささか話が脱線してしまったが、とにかくフローチャートで上がってきた設計書でコードを書くならCOBOLかアセンブラを選択すべきだし、それで書けないなら書く意味が無いくらいに思ったほうが良い気がする。
というわけで、自分はCOBOLからのリプレース案件は、その根本的な愚かしさを抱えている現状を見るに、今後一切関わる気はない。
どこでどうやって生きればいいのかわからない。
院進学か就職か、それを見極めるためにもインターンなどに参加しようと大小含め様々な企業を自分なりに調査しているのだが、その中で私自身の適正への不安およびIT業界で働くという事に対する懸念がいつまでも拭えないでいる。
というかこれらの疑念は大学に進学してからというもの私の中で渦巻き続けているものであり、もはや私自身では解決できない。そう判断したので私の現在の境遇を増田に投稿することで自分自身の考えを整理しようと思う。
これを読んで何か思うところがある方がいれば、その意見やアドバイスを教えて欲しい。
まず私は大学入学以前にプログラミングや情報工学にまつわる活動を一切経験して来なかった。そのため大学入学時点で一部の人間との間にはすでに大きな経験の差がある事を知り、強い焦りを感じた。
しかしだからといってそれに追いつくための努力をしてきたわけではない。というか何をすればいいのかわからなかったし、そのためのネット上の記事(○○入門みたいなもの)を読みあさっていると時間が過ぎ、この時点で一年以上が経っていた。その間、何かが書けるようになるとか、何を作ったとかそういう経験は一切なかった。
そして残りの空虚な時間の殆どを埋めているのはネット上の記事の閲覧、フィードの消化である。
最新の流行技術にまつわる記事や、ネット上で観測できる私にとってのハイセンスな人間(エンジニア、批評寄りの人間、教養のあるオタクなど)の活動を調べていれば、私も彼らと同様の文化の中に居ることが出来ると錯覚し続けることができたし、なにより幾らでも時間を潰すことができた。私のRSSリーダーには、自分で使ったこともない、流行技術の記事や、会ったこともない技術者のブログ記事が流れている。
しかしそのように質の悪い、何かの劣化コピーに過ぎない文章を読みあさりつづけた結果、私は教養もスキルも無いくせに自意識だけは人一倍の人間になってしまった。
以上が私の今までの経歴についての話であるが、もしかしたら今からでもどこか外部の環境に頼るなどして努力することを始めれば大学卒業後も生活をし続けることが出来るのかもしれない。
しかし、私はその第一候補であろうweb系のエンジニア、最も就業者数が多く技術の流行り廃りが激しい層のエンジニアになることに強い抵抗を感じている。
オープンソース活動に貢献するハッカー文化には強いあこがれを感じるが、いざコードを書こうとすると、どうしてもうまく書けない。授業で扱ったC言語では関数の引数として与えられるポインタの扱いで躓いたままだし、最近独学でやろうとしたRuby/Sinatraによるweb開発も結局途中で放置してしまった。
それに学生(おそらく私に近い境遇にいた結果エンジニアになろうと決意し実行に移した学生)が、無名な中小web系企業(そういった学生を吸い取るためにくだを巻いているとしか思えない)へ行ってコード書くの最高コードで世界を良くするみたいなことを言っている就労体験の記事を読むと本当に気持ちが悪いし、そういう職種にどれだけの将来性があるのかと考えると暗い気持ちになる。もちろんこれもネット上の記事を読んだ私の主観であって、実際のところどういう世界なのかは私には分からない。
中小のweb系企業が公式サイトで紹介しているような自社サービス一覧とかを見ても、高い能力を持った技術者の集まりが徹夜を重ねた努力に見合うようなプロダクトだと思えるようなものは殆ど無い。結局大企業からの受託で稼いでなんとかやっていけてるだけなんじゃねーのとか心の中で批判してしまう。
そしてこれが一番大きいのだが、今の私の歳には自分であれこれソフトウェアを作っていた優秀な人間が有名なweb系企業に行った結果、仕事に疲れて鬱々とした文章をネットに残しているところ観測すると、やはり俺はweb系エンジニアになるのはやめたほうがいいんじゃないか、と思ってしまう。
かといって他の職種になれる気がしない。学部生の数学で躓くような人間に、web系より技術レイヤーの低い、高度な数学を要求される研究開発や精巧な計算を要求されるエンジニア業が自分に出来る気がしない。
本当にわからない。時間だけが過ぎていく。まだまだ時間のある後輩をみると羨ましい。きっとこんな風に悩んでいる今の自分も将来の自分にしてみれば「あの時ああしていれば」の対象になってしまうのだろう。
後悔し続けるだけで何もしない自分が恨めしい。しかし今日もまだ何もしていない。今年の夏期休暇も何もしないまま過ぎていくのかと思うとつらい気持ちになる。
「自分の飯の種になるようなやりたいことを見つけるのが大学生活」というが、それを見つけられたもしくはこれから見つけられるような活動をしている同級生が羨ましい。
自己逃避のためにこのような文章を書いてしまった。きっと夏休みが始まると「なんでインターン行かなかったんだろう……」とか悩んでるんだろう。どうすればいいのか分からない。分からなすぎる。
(外資系と言っても最近、日本に進出したばかりの会社です。Gではありません、悪しからず。)
そういえば、最近のネットの情報をそんなに追ってないなあ、と思って、だらだら過去のはてブの人気エントリーを眺めた。あまりさかのぼっても、止め時がなくなると思って適当に10月初めくらいで終了。まるで水の泡のように、情報が浮かんでは消え、浮かんでは消えしている。そういえば、ハルヒのバニーガール問題っていうのもあったな??、とか。北米サイトが無事開設されて何より。
「情報の消費速度が速くなった」というのは、それを助長しているマスコミが(他人事のように)話題に上げる問題だが、ものすごい速度で消費される情報とそれを消費するブックマーカーたち(と他人事のように書いているが、それを読んでいる私も含む)は、瞬間瞬間でしか生きていないニワトリを連想させる。
なんというか、もう少し、「人間のライフサイクルを前提にした情報消費のスタイルの提案」のようなものがあってもいいのではないかと思わないでもないなというか。大体、PCは、人間が欲望のおもむくままに没頭・没入出来てしまうようなつくりになっていると思う。その結果、生活を破壊してしまう場合もあるわけで。まあ、「自由」を美徳としているような(ヒッピー文化-ハッカー文化的な文脈上での(?))思想的背景とかがあるのかもしれないけど。テレビゲームはその壁にぶつかった結果、「新しい生活スタイルの提案」のような任天堂のような答えを出したところもあったが。スローライフ・スローフード(違う)。
なんだか、昔、西部邁が比喩的表現として、「情報の微分化と情報の積分化」みたいな事を書いていたようなことを思い出した(ふと、日本の左翼は、情報の積分(=歴史的経緯)という視点が抜けているからダメなのかもなとか思ったが)。インターネットサービスとして考えると、「はてなブックマークは、情報を微分化して、今一番話題になっている情報を割り出して、トレンド情報をユーザーに提供する」といった感じか。また、「Wikipediaは、情報を整理して積分化し、言葉の定義をユーザーに提供する」といえるかもしれない。
いや、もう、ネット上では、頭の良い人が数え切れないほど議論した話だと思うし、「要はフローメディアとストックメディアだろう?」みたいなツッコミがきそうだが、まあ、そうなんだけれども、そこで思うのは、はてブは近視眼的で、Wikipediaは基本情報しか載っていない、というか、両者の距離が離れすぎであるという問題がまだ解決していない訳で、それに関して面白い意見の一つでも言えればなあ、と思う。
まず、「なぜ、それが問題なのか?」という意見もあるかもしれないが、要は、「もう少し楽に文脈(空気)を読めるようにならないか?」ということだと個人的にはとらえている。ある事柄の最新記事だけみても、その記事が出てきた背景を探るのがめんどくさい。どういう経緯があって、どういう文脈上から、この記事が出てきたのか?なぜこれだけ話題になっているのか?その辺が楽に分かれば、整理されていない膨大な過去ログを読めとも言われないし、空気を読む力も上がるし、スルー力もつくwのではないかというお話だ。
で、解決していない以上、少しは、面白い意見が言えるかもしれないと思うので、つれづれなるままに書いていこう。解決方法のアプローチとしては、ざっくり言うと、「人間を重視して解決する」か、「機械を重視して解決する」か、があると思う。
人間を重視して解決する方法。
前述の「情報消費のスタイルの提案」とかかわってくるけれど、個人ニュースサイトにしても、ほとんど日刊だったりするけれど、例えば、「今週を振り返ってみる」みたいな「週刊誌」的なアプローチもあっていいと思う。今週のネットの流れをサイト主の解説を交えながら振り返るみたいな感じで。
機械を重視して解決する方法においても、「週刊誌」的なアプローチを取ると、ITメディアの「Weekly Access Top10」のような記事をブクマ数で展開し、ユーザーがコメント出来るようにしても良いかもしれない。
もう一つ。はてなブックマークのストックメディアとしての面を強化するという手もあると思う。はてブでも、例えば、タグで検索すれば、過去の関連記事を見ることが出来る訳だが、(当たり前だが)文脈的には整理されていない。まあ、単純に考えると、「新着」順で見ていくという手もあるだろうけれど、意外と整理されていない。それでは、それをユーザーの手で整理できるようにしてみたらどうだろう?という考えが浮かんでくる。
個人的に最近、「FreeMind」に凝っているのだけれども、ああいう使い心地のアプリをユーザーが共有できるようにして、ソーシャルマインドマップ的に記事をユーザー達の手で整理できると面白いような気がする(実現可能かは分からないけれど)。例えば、YouTubeのマインドマップを見ると、中心から、音楽とか、スーパープレイとかの木がニョキニョキと生えている。同じ階層の動画自体は時系列で並んでおり、ある動画にはさらに深い階層がある。よって、例えば、ある動画がどのような系譜でパロディ化されたのかなどが分かる。つまり、文脈が分かる。ネットからしばらく離れていても、ある日突然、ある事柄に興味を持っても、(文脈上の)過去記事をたどれる訳だ。(と、簡単に考えてしまうのは私の悪い癖かも知れないが)
でも、そういうツールが欲しいのは本当だ。ある記事だけ抜き出しても、要は、静止画のようなもので、文脈が分からなければ、その記事を単体でしかとらえることが出来ない。現状、関連知識のない人間がある情報を文脈をふまえた「動画の一部」としてとらえるには、関連情報を聞き出したり、検索したりして、いくつかの断片的情報から文脈を推測していくしかない。しかし、それは面倒なのも確かである。少なくとも、工学的なアプローチによって、「もう少し楽に今現在の文脈(空気)を読めるようにする」ことは可能だろうと思うのだが。