はてなキーワード: 電子カルテとは
大概の病院なら、外来チャートの表紙か電子カルテの患者情報欄に保険の種別くらい書いてるっての。
確かに最初に本人に確認するのは事務だが、事務が記録した内容はいつでも見られる。
診察前にちらっと見るぐらい造作もない。数秒の手間で確認は簡単にできる。
わざわざ見るかどうかは別として。
http://anond.hatelabo.jp/20121121194852
個別の質問には答えないけど、いくつか代表的な意見に関して補足を。
「色々あって内科医やめる、つうか生保うざい」とでもしたほうが正確だろうね。
どうあれ、これまで俺が感じてきたモヤモヤの多くにからむのが生保患者問題であり、辞めるにあたっても最後に背中を押したのは間違いない。
これでどうかな。http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3652048.jpg.html
テキスト類は職場じゃなく家に転がってたやつだから、ちょっと古いね。
まあ別に謝る必要ないです。ていうかこっちがすまんね。ディテールをぼかし、抽象化して書いたのは俺なんで。
これは証拠出すの無理。まさか一件一件カルテの中身を張るわけにいかないし。m3.comであったね、医療訴訟のカルテを掲示して問題になったことが。
ところで、福祉事務所に生保の行動を通報するためにカルテを抽出することは問題なのかな?俺が今考えてることなんだけど。
これは電子カルテ化されてるので簡単。数秒もかからない。例えばスズキさんで検索するとこうなる。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3652050.jpg.html
何個か代表的な苗字でやってみたけど、生保は地域住民に占める割合とそう変わらない。
紙カルテの病院ならば、表紙(1号用紙とよぶ)に保険の種類が書いてある。そして、紙だろうが電子だろうが危ない患者の見分けはつくようになっている。
紙の場合は表紙の隅を塗るとかね(例:赤は要注意、黒はブラックリスト)。最近病院で俺の扱い違わね?と思ったら自分のカルテ表紙をよく見るとよい。
その通り。生保の受診行動についてきちっとしたデータを出すなら、保険の種類をマスクした上で、マナーやら服薬コンプライアンス、
アドヒアランスを定量化して、保険その他患者属性と一緒に多変量解析なんかしてみるといいのかな。それを多施設で。ちょっと無理な気もする。
この文章はほとんどが俺の主観にすぎない。でも医療関係者なら大なり小なり感じてることだと思うんで、近くにいたら尋ねてみるといいかもね。
誰がすぐいっぱしに働くと言ったか。修練を最初からやり直すという意味だ。
俺はまだ若手だしね。認定医とって、自分の外来持って数年。専門分野は勘弁してくれ。身バレしてしまう。
転科すると給料はまた修練医レベルに落ちてしまうが、これまでの業務で感じた苦痛に比べたら大したことはない。
当直や救急のない病院に行けばいいのか。そうもいかない。俺は今、大学医局の所属だ。
大学医局が用意する民間病院のポストは中核病院がほとんどだ。当直や救急のない病院などない。つまり悪質生保の来襲も避けられない。
そして若手ごときが医局人事に逆らって関連病院を辞めるといったら、それは医局を辞めるってこと。
いや実際もう辞めると言ってきたんだけど。院長よりも教授に事情を説明するのが大変だったな。
さて、今後医局人事外の病院に就職しても、それなりの病院で修業しようと思ったら生保周りのいざこざは避けられない。
こんな生活を50や60になるまで続けられる?続けてなんになる?と思った時に、足が前に進まなかった。
かといって検診医・バイト医になって内科っぽいことを続ける、というのも先が暗いと思った。
自我崩壊せずに生きていくためには、もっと自分に合った分野でキャリア構築を最初からやり直すしかない。
科が変わると、元の内科仲間の前では働きにくいかもしれないって?他の地方に行けばなんということはない。
俺、地元を離れた出身大学になんとなく残ってしまったクチなんで、単に戻ればいいだけなんだ。
もう言っちゃうと、放射線診断医になることにした。地元の病院に今度専門医になった同期がいて、「うちで修業しろよ」と誘ってくれてる。
そうそう、臨床検査科についてだけど、技師だけじゃなくて医師もいるよ。少ないけど。
病理と臨床検査は、どっちもずっと大学べったりじゃないと修練できないから、やめた。
そうだとしても、彼らの素行がスタッフの士気に与える影響の方が問題で、生保患者の多量取り込みは中長期的には予後不良であると考える。
あと、勤務医は自分の病院が経営的にヤバイことに関しては無関心。事務がどう思ってるかは知らんけど。
部長クラスになると「おたくの部門回転率低いよ」みたいな突き上げがあるが、本質的に、勤務医には病院そのものに対する忠誠心はない。
望む医療を実現したいとか、先輩のようになりたいとか、偉くなりたいとか金が欲しいとか、自分自身の価値観に拠って立つ人がほとんど。
どうせ医局人事で転々とする身だしね。究極、働こうと思ったらどこでも働けるし。「逆に考えるんだ、病院がつぶれちゃってもいいやと考えるんだ」
一般の患者には気の毒なことになるけど、日本はまだ病院多いからなんとかなるだろう。
まず税金で食ってると思ったら間違いで、病院の収入イコール人件費のメインは健保から。
社会保険も広義の税と解釈しても、保険診療があるおかげで国際水準より安く医療を提供できて(させられて)いる。
だから感謝しろと増長するつもりはないが、逆立ちしても食わせてもらっているという意識にはならない。
現行の保険制度が崩壊したほうが病院の儲けは増えるよ。施設間の格差は広がるだろうけど、全体として医療費が増える。
そこのところ、心に留めておいてほしい。
まあその通りっていうか、当たり前だと思うのよ。せめて普通にしろと。
俺は五体満足だし普通に教育受けて医者にもなれて、友達もいるし二親揃って元気だ。自分が幸運なほうだと自覚している。
これがもし困窮した身になったら、生まれた環境が悪かったら、と想像すれば、そりゃ助け合いは大事ってことくらい分かる。
そんな時に生保みたいな制度があったら、ああ、ありがたいなあって思うだろうよ。でも現状の生保患者の態度は、何ですかあれ。
そうかもね。内科だけでなく、この国で前線部門で医者やるには色んな問題があるって、働いて分かった。
日本では一次救急が機能しておらず、二次救急病院で〇.一~二.五次救急まで対応していること。
本来は精神救急主体の症例まで一般病院に運ばれてしまうこと。薬出すだけ出して救急対応しないクリニックの存在。
応召義務の理不尽さ。当直明けで普通に働かされてること。これらはそれぞれに解決しなければならない問題であると思った。
でも俺は頑張ってたよ。誰かのために役立ちたいと本気で思ってた。嬉しい経験も、充実感も使命感をおぼえることも一杯あった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120426-00000156-yom-bus_all
でも色々調べてたので、普通の人が薬剤師について疑問に思うことについてまとめてみる。
「薬剤師って薬つめて渡すだけじゃないの?」
調剤薬局の薬剤師は主にそれが仕事です。しかし、ただ薬をつめて渡すわけではなく、医師が処方を間違えていないかチェックします。
また、飲み薬ならつめるだけですが、軟膏だったり液薬だった場合はしっかり計算して、正しい順序で作ります。
「処方のチェックなんて簡単じゃないの?」
簡単です、と言いたいところですが、全然簡単じゃありません。
医師は自分の専門領域を見る方が多いですが、薬剤師は全ての処方箋を扱います。
すべての領域の薬の飲み合わせを把握していることが求められます。
といっても全てを把握することは難しいので日々勉強です。
最近は電子カルテなので医師が処方する際に、処方がおかしい場合はエラーになることが多いので、少しは楽になってきました。
普通に買える薬については、飲み合わせのチェックを積極的にしていないので、あまり意味は無いかもしれません。
でも給料は新卒で年棒600万(なぜか年俸表記)というところもあったりして薬剤師的には嬉しい所。
大手のドラッグストアでエリアマネージャーとかになれば1000万超えるらしいです。
「薬剤師の数って飽和するって聞いたけど?」
記事のグラフにもありますが、受験者数も2年のブランクで減りました。
しかし、薬科大学が乱立したので、いずれ合格者数過去最高になることも時間の問題です。
それでも飽和するとは思えません。
増えた仕事を箇条書してみました。
●薬局
・薬の種類(先発品、後発品)の選択
・薬の飲み方を患者さんの家に行って説明
・老人ホームの薬の用意
●病院
ほんとに簡単にしか書いてませんが、とりあえずしなくてはならないことが増えました。
また、就職先は薬局、病院、製薬企業の他に、公務員があります。
ちなみに薬剤師の地方公務員の倍率はかなり低いので狙い目です。
長々と書いてきて疲れてしまいました。
ちなみに職業薬剤師ではありませんので、回答に限界があります。
薬剤師はいらないって仰る人たちが多いですが、結構頑張ってるのでそんなこと言わないでほしいところ。
■追記
こちらの方ですが、twitterの方でも薬剤師を毛嫌いしている発言がとても多い人でしたので、
自分としてはあまり信用してほしくない方です。おそらく、この方の病院の薬剤師がよっぽどダメだったのでしょうか。
実習の経験ですが、疑義照会義務は積極的に行っていますよ。実習でも遠慮なく行っていました。
病院ですが、しっかり患者さんの体の機能を考えた上での投与量の疑義照会もしていました。
食品衛生は薬剤師とはまた別分野じゃね? 上の方は医師だろうし、下の方は検査系か栄養系か農学の食品系かその辺の人の仕事では。」
私の友達は薬剤師公務員として就職して食品系の検査を行なっていますよ。
あまり検査系や栄養系の方もいるのでしょうが、自分がそこまで詳しくないのでお答えできかねます。
って登録販売者も知らんのか。
身内がドラッグ勤務だが聞いた事ねーぞ。それガセか、怪しい所じゃないの?
つかドラッグの薬剤師って法律満たす為だけに雇ってる訳で、実務上は薬剤師の知識や経験なんて要らないから
一部の管理職候補以外は製薬会社定年後の再就職ジジイだの主婦だのをパートで使ってる。
そりゃ普通のパートよりは時給高いけど、一般的な正社員と比べたら別に高くない。
仕事が激増しようと雇う人数はそう簡単に増えないよ。単に激務になるだけ。
病院なんてどこも経営大変なんだから(公立なら赤字で当たり前だし)、余計な人件費は出せない。
もし人件費余ってたら医師や看護師に回す(まあ、これらは金出しても求人難だけどさ)。それ以外は削れるだけ削る。
薬剤師はまだ法律で雇わなければならない人数決まってるからマシな方だけど、そのぎりぎり人数以上に雇える潤ってる病院はあまり無いだろうね。
登録販売士は知っていますが、販売できるのは2類までですよね。リアップとか登録販売士では売れませんし。
1類医薬品を販売しないドラッグストアだったら本当にいらないかもしれません。
ドラッグは小売としての職能が求められるので高いというのはあると思います。
2010年になった。
彼を亡くして半年近くが経っていたものの、もちろん彼の事を考えない日など1日もなかった。
その時の私は、大きな問題を抱えていた。
私は心臓病で、ペースメーカーを入れていた。その電池が既に切れている状態だった。
電池が切れてもバックアップで3ヶ月は動き続けることができるものの、
設定は初期値にリセットされるため体調は悪く、また、完全に電池がなくなってしまえば突然死の危険もあった。
電池が切れていることは、もちろん知っていた。
でもその時の私は、とにかく目の前の面倒な事や嫌な事から逃げようとしていた。
だから電池の問題も後回しにして、考えないようにしていた。
しかしいよいよ電池が完全になくなろうとしていた。
私の心臓の状態から言えば、電池が完全になくなるということは死を意味していた。
でも、電池を交換する手術を受ける気にはならなかった。
死にたい、と思っていたわけではない。彼を亡くしてからも、後を追おうとは考えなかった。
でも、積極的に生きたいとは全く思っていなかった。
通っていた病院の、循環器の師長が私に言った。
このままだと、本当に危険なのよ?どうなるか分かってるでしょ?
ねぇ、お付き合いしてる人とかいないの?その人も、悲しむ事になるのよ?
どんな言葉も響かなかった。悲しむ人は、もういなくなってしまった。
それから数日後、彼が夢に出てきた。亡くなってから一度も出てきた事はなかった。
彼は、ただ微笑んでいた。何も話さなかった。手を伸ばして、追いかけようとして、目が覚めた。
結局その後、私は手術を受けるために入院した。
しかし入院したその日、主治医から思ってもいなかったことを告げられた。
ペースメーカーと心臓を繋いでいるリードがだめになっている可能性があるけど、開けてみないとわからない。
だめになっていた場合、今入っているリードはそのままにして、新しいものを新たに入れる。
そんな話は全く聞いていなかった。外来で検査を受けた時にも言われなかった。
リードはずっと使えるものではなく、いつかだめになるかもしれないのは知っていた。
でも、使えるかどうか、開けてみないと分からないというのは知らなかった。
ペースメーカーを入れたその日から、体内に異物が入っているという違和感を、
ずっと抱えて生きていた。自分の胸部XPを直視することもできなかった。
仕事で行った病院で、たまたまペースメーカーを入れた人の胸部XPを見てしまい、ひどい吐き気に襲われたこともあった。
私は手術を拒否して、同意書を書かなかった。
このまま退院させて欲しいと言った。もちろんだめだと言われた。
そんなわがままな患者に、ついに循環器科の一番偉い先生まで出てきた。
先生、というより、威勢のいいおばあちゃんだった。
旦那さんと離婚して、女手ひとつで医師を続けながら娘を育てた事。
その娘も今は医師をしているということ。高速道路で事故を起こし、死にかけた事。
それを聞いて私も、少し自分の話をした。
大学2年になる直前に意識消失発作で倒れ、ペースメーカーを入れた事。
大学を休学しなければいけなくなったこと。手術の後遺症の事。両親に理解されなかったこと。
その事を、人に話したのは初めてだった。
一通り自分の身の上話をして、私の話を聞いて、先生は病室を出て行った。
もしもリードが使えなくなっていたら、古いリードを抜去できる病院に転院する。
その病院には既に受け入れの体制を整えておいてもらっている。
自宅からは遠かったものの、循環器が有名だったその病院は良いはずだと思っていた。
でも、検査の度に嫌な思いをさせられていた。患者の事なんて全く考えていない対応だった。
そんな話を彼にしたら、こんな事を言われた。
嫌な思いをして通い続ける事ないよ。別の病院探そ。
その後、彼を助手席に乗せて家の近所を走っている時、ある病院を見つけた。
最近の病院って、スタバとかタリーズとか入ってるよね。仕事中の息抜きにいいよねw
あの病院、いいんじゃない?綺麗だし、確かあそこはウチの電子カルテ入ってないよw
その後彼はその病院の事について調べてくれた。
神奈川県内では一番ペースメーカーの症例数も多く、評判のいい病院だった。
その後、私はその病院に通うようになった。
そしてその2日後、私は手術を受けた。
結局リードはそのまま使える事が分かり、3時間程度で無事手術は終わった。
手術が終わった後、あのおばあちゃん先生が私に言った。
あんた、よく頑張ったよ。頑張ったから、神様が味方してくれたんだよ。
先生は「神様」と言ったけど、私は彼が助けてくれたんだと思った。
入社当初は会社を辞めたいばかり言っていたが、彼のあの言葉によって
この仕事を続けられるところまで続けてみようという気持ちになった。
嫌になって途中で諦めて投げ出すのだけはやめようと思った。
ただ、入社して5年目という区切りの年に、これから先どんな仕事をしていきたいか
ちゃんと考えようと思った。このまま電子カルテを作りたいかどうか。
これからの1年、どんなに辛くても全力で仕事をしよう、と決めた。
全力でやって、そのまま続けたいと思ったら残る。思えなかったら、別の道を探す。
復帰後すぐに、かなり大きな仕事が入ってきた。
当時27歳のひよっこSEには重すぎた。
でも、これだけはやり遂げないといけないと自分に言い聞かせた。
そのプロジェクトの定例の会議は福岡で行われたため、毎週金曜日に福岡に行っていた。
でもあの時のように、彼との事を思い出して押し潰されそうになることはなかった。
1年前のように現実逃避から仕事に打ち込むのではなく、自分の目標のために仕事をした。
入浴中も睡眠中もけっして外さない指輪に、ID番号を掘り込んでおいて、
津波で薬や処方箋がながされてしまっても、その患者がどの薬を使っていたのかわかる。
身内の連絡先なども関連付けておけば、ボケや痴呆や記憶喪失になった時でも
専門機関がその個人を特定することが出来る。
あるいは、専用のサイトを設けずとも、極小サイズのQRコードを掘り込むのでもいい。
(デジカメのマクロ撮影で拡大するなり、顕微鏡の類が必要かもしれないけど)
緊急時の生命維持に必要な最低限の情報を指輪に刻み込んでおくというのを徹底しよう。
・指紋だと、個人情報流出になりやすい。
・皮下埋め込みのRFIDは、逆に知らぬ間に盗まれやすそうだし、異物に抵抗がある人も多そう