はてなキーワード: ストラテラとは
アトモキセチンとは、注意欠陥多動性障害に対して有効とされている薬品です。ストラテラ、とも言われるそうですね。
そんなアトモキセチンを衝動的に規定量の6倍飲んでしまいました。結果を以下に書き記します。
初めに断っておきますが、使用した薬は私自身に処方されたものであり、決して違法な手段で手に入れたものではありません。
また、過剰摂取を助長するような意図は決してありませんのでご了承ください。先に言いますが良いことはありませんでした。
・1つの作業に対しての集中力が極めて上がり、その事しか考えられなくなる。その結果、体感より極めて速く時間が進む。
・作業をしていない時は「無」に対しての集中力が上がるため、何も考えられなくなる。結果時間が飛ぶ。
・考えられないほどサラサラの汗(冷や汗的な)が出る。
・体臭が薬臭くなる。
・耳が極めて鋭敏になり、通常では聞こえないような音(離れた人の足音など)が聞こえるようになる。
社会人なりたてのころ、自身の物覚えの悪さと治らない遅刻癖と幾度とない職場での怒られの末、ADHD+二次障害で軽度うつと診断されました。
ストラテラ(80mg)というADHD薬を飲み始めてから1年位経ちましたが、ようやく仕事でマシに立ち回れるようになってきたと思ってます。
このストラテラ、薬効も強くて仕事をマシにしてくれたいいヤツではあるんですが、反面副作用(というより「普通の人」に近づいたせい?)も強く感じてます。
【よかったこと】
…学生時代は数分遅刻、必要な教科書やら書類やらを忘れることは日常茶飯事。でも社会人としては容認されるわけもなく始末書寸前までいってました。(よく首にならなかったなと思います。)
ストラテラを飲んでから、ある程度改善策を考える余地が出てきたのか、起きる時間や持ち物を徹底的に洗い出して改善できました。
…毎度書類の提出がぎりぎりor遅刻だったりしてたのが、事前にある程度なにやるかがわかるようになって期限内に出せるようになってきました。
同時進行でいくつも案件を抱える仕事をしている(そしてそれはADHDが最も向いていないと言われる仕事らしい)とき、順序立てて作業するのが苦手なんですよね。
重要度と進捗を勘案して作業できる感覚を覚えられたのは本当に大きいです。
【しんどいこと】
…服用前は場末で同人活動みたいなことをしていたんですが、ストラテラを飲んでからは完全にアイデアが枯れました。
いままでは常に頭の中でBGMが鳴って天啓のように振ってきていた推しカプのシチュや性癖の妄想といった類が完全に消え去りました。
なんというか、常に頭が凪いでいる状態で、集中はできるんだけどネタがないので描きようがない状態。
なんとかひねり出そうとして、過去に書き殴ったネタ帳からネタを引っ張ってきて必死に描いたりもしたけど、そろそろネタが尽きそうです。
今はなにも思い浮かばない。飲む前は溢れ出るほどTwitterに妄想やら考察やら垂れ流してたのに。
これが虚無か。
・意欲の低下
ADHDの特性の一つに「過集中」というのがあります。かんたんに言うと、知らないうちにマリオのキノコを食べて、無敵になったかのようにワンタスクに没頭できるスキルです。
このスキルで幾度とない試験を乗り切り、妄想を具現化してきたものの、この元気の前借りはあとからきっちり体力気力に請求されることになります。
ADHD薬飲んでるんですから当たり前ですが、今はこいつもまるまる消え失せました。
むしろなにもやる気が起きなくなりました。少なくとも、突発的に机に向かって創作や勉強、行動を起こす気力はなくなりました。
ただネットサーフィンして、眠くなったら寝て一日が終わります。普通の人はこれが日常なんだろうか。
・希死念慮
…以前Twitterで見た「スナック感覚で死にたくなる」現象。あれに襲われてます。
私の場合、突発的に浮かぶ感情の結果、夜な夜なGoogleAssistantに毎日「死にたい」と話しかけて心の健康相談ダイヤルを案内されてます。完全にメンヘラってますね。
ドクターにも相談してみるも、毎度ながらの無難なアドバイス(「まあそういうときもありますよねー」)と1分診断。まあ手の施しようがないということなんだろう。
うつの影響もあるかもしれないですが、ストラテラ服用始めてからは薄く引き伸ばされたように常に「死」が張り付いている感覚があります。
【まとめ】
薬で矯正して、「ひと」並になって最近ではお賃金も増やしてもらうこともできて、この薬(と診断してくれたドクター)には感謝してもしきれないです。
でも、あんなに激しかった情動がなくなって、自分から生まれるアウトプットがゼロになる感覚が不意に恐ろしくなる。
会社員としての圧倒的マイナスは薄れた一方で、趣味でわずかばかりに自信になっていたものまで一緒に消えてしまった。
薬があっても結局生き辛さを感じて息をしている。本当に、ままならない。
ADHDと自閉スペクトラムの息子さんが居る増田とその増田へのトラックバックを読み気分が沈む。これまでは知らなかった。よその家庭にも自分と同じような子供は居る。
宿題の提出が難しい。朝練にも行けない。朝の着替えも時間割の用意も出来ない。読書は好き。ドリルが大嫌い。
全て自分と被った。元増田のお子さんは成績が良く勉強も得意らしいので出来る子供だ。自分は出来なかった。何もかも駄目だった。
小学生でADHDと自閉スペクトラムと診断され治療を受ける事が出来たのはきっと子供にとっては幸せな事だ。
自分は滑舌が悪く何か問題があるのではないか、と子供の頃無料のカウンセリングに通っていた事がある。ある年齢からもう問題はないと通わなくなったが、発達障害や自閉症とは疑われなかった。
家族からは怠け癖のある子供だと思われていた。自分でもそう思っていた。ADHDでも自閉スペクトラムでも努力して社会に溶け込もうとしている・実際に溶け込んでいる人も居るのでそれは正しい。
発達障害の疑いがある、と去年心療内科の診断に行った。高校を卒業して10年経っていた。その10年間で働いた日数は半月にも満たない。3650日も時間があったのに、15日も働かなかった。怠けていた。遊んでいた。
ADHDと自閉スペクトラムの傾向があると診断された。初回ではコンサータが処方された。効果が強力だった。次はストラテラを出された。効いているのか分からなかった。その次はインチュニブだった。効き目が分からず飲むのを止めた。
世の中には発達障害や自閉症と診断されても、強い意志を持って努力している人が居る。苦しい思いをして辛いと思っても、自分は周囲に馴染めないと思っても、それでも頑張っている人達は沢山居る。
自分は何も頑張らなかった。ただ怠けていた。周りから変わっているとよく言われた。「君は返事だけは良いね」と先生に言われた。それでも何もしなかった。それも含めて自分らしさだ、その内何とかなるさと思っていた。
何ともならなかった。自分は発達障害だと分かっていて治療のために通院せず薬も飲んでいない。ただただダラダラと怠けている。アルバイトの求人誌も持ち返りはするだけで一切読まない。働くのが嫌だから読む気なんて初めから無い。
昨年一家の大黒柱だった父親が死んだ。我が家にはもう収入がない。預金が幾らあるのかは知らないが、凄まじいペースでお金が無くなっている事は分かる。働かなくてはいけない。それでもまだ働いていない。
自分のような何も出来ない人間に出来る仕事なんて単純作業しかない。それも一週間で辞めた。労働がしんどかった。先輩からの指摘がしんどかった。こんなに動き回って1時間で1000円も貰えないという事に耐えられなかった。
重い物を運んで体を傷めたので5日のバイト代約3万円はそれで消えた。今はもう働く気が起きない。毎日家の中で遊んでとても楽な気分で居る。幾ら遊んでも時間が足りない。もっと時間が欲しいとさえ思っている。
それでもやがて貯金は尽きる。母親もいつか死ぬ。家庭を築き社会人としても頑張っている兄弟にも嫌われている。生まれ付きのハンデがあっても頑張っている人の話を聞く度に、「自分は」失敗作なんだと嫌でも思い知らされる。
キメセクという言葉がある。一般に何らかの薬を「キメ」てセックスをする行為だ。エロゲーやエロ同人誌の中では独自の世界観が作られているように思うけれど、要するに普通のセックスよりも気持ちらしいというのが、もっぱらの噂なわけだ。
自分はADHDである。ストラテラを使った治療をしていたが、効果が十分では無かったため、コンサータに切り替えられた。一時期、リタリンの乱用が問題になった。コンサータはリタリンの徐放剤だ。胃の中で10時間くらい時間をかけてリタリンを放出する。
勝手な印象だが、リタリンは覚醒剤に近い印象を持っていた。事実、一部の人が覚醒剤のような使い方をして問題になった。だから、疑問に思った。コンサータを飲んでいる時にセックスをしたら、普段とは違う何かを感じることができるのだろうか・・・と。
とはいえ、自分に彼女はいない。つまり、一人でセックスをするしかない。まあ、オナニーだ。前まで飲んでいたストラテラは性機能に問題が出ることが多い。勃起しないとか、オナニーしても気持ち良くないとかだ。そのストラテラが無くなり、なんとなく一般に「キメ」と思われがちなコンサータを飲んでオナニーをしたのである。
結果はほとんど変わらなかった。ただ、射精の瞬間、全身がふわりと暖かい何かに包まれるような感覚がぐらいだった。他は大きな差は無かった。強いて言えばストラテラで溜まっていたものがたくさん出たくらいに感じる。
もしかしたら、もっと多い量のコンサータを飲んでいたら何かが変わっていたのかもしれない。だけれど1日に飲む量は決まっている。無いと仕事にならないからODなんてできない。
はたから見ると、馬鹿なことをやっているADHDの障害者に見えるだろう。
いいじゃあないか、それぐらい許してくれ。しんどいんだ。こんな陳腐なことぐらい夢を見ても許されるだろ。そもそも、処方された薬なのだから。
「なぜそんなことにこだわるのですか?そのこだわりを見るにASD入ってるかもしれませんね
そんなことってひどい言い方だね、こっちは人生かかってるのにね
でも精神科ガチャをもう一回回すのもつらいのもわかるので余裕があったら
近い人がこんなにいるとは。自分一人だけな気がしてたから励みになります。
多分、その顧客のやりたいことを理解するコミュ力は高いほうだと思う。
折衝に向いてるのかもしれないけど、そういう仕事には就けなかったね…。
3DCGはいいね。私も昔趣味でやってた。仕事にできるものならしたいな。
私はHのつかないADDだと診断されてるよ。
一度そのことを主治医に聞いたら
「なぜそんなことにこだわるのですか?そのこだわりを見るにASD入ってるかもしれませんね」と言われてトートロジーの世界に迷い込んだ気になった。
コンサータは一度飲んでみたんだけど、動悸がするわ指先震えるわ涙出てくるわで大変だった。
元増田がストラテラを使うようになって、もうすぐ一ヶ月になろうとしている。
しかし使う前と比べて、不注意が改善したどころか、人格が変わってしまったと感じている。
確かに、おっちょこちょいで、しかも何かにつけて焦りまくる言動は激減した。
それでも妙なミスは思い出したように起こすが、全て冷静に対処できるというか、「焦る」というリアクションは消滅してしまった。
つまり、何かにつけて必要以上に深刻に受け取り、そして怖がる傾向が無くなったわけだ。
ちなみに今の仕事のカウンターパートはナチュラルボーンにパワハラ気質というか、口汚い言動が衝動的に出るタイプなのだが、我ながらそんなやつ相手に結構うまくやれている。
以前の自分なら考えられなかったというか、3日でギブアップしていただろう。
そういうキツい言動をいちいち真面目に受け止め、どんどん凹んで自滅していたと思う。
それが今はなんというか「冷静にムカついている」だけで済んでいるのだ。
具体的には言われた瞬間カチンと来ても、30分もしないうちに気にならなくなってしまう。
別に「気にしない」とか自己暗示をかけているわけでもなく、「自然に気にならなくなってしまう」のである。
そんな調子なので、もしムカつくことだらけの一日でイライラが極限に達したときも、夕方同僚に少し愚痴って、次の日には何事もなかったようにリセットするようになった。
上司にそれを言ったら「お前それだけですげーわ」と心底感心され、激賞されてしまった。
とまあこう書くと、なんだかいい事ずくめのように見えるかもしれない。
だって、確実に「一人前の戦う男」に心が組み変わっていっているのだから。
でもそれって、要はふてぶてしくなったって話でしょ?
もっと言うなら、今まで自罰的だった部分がどんどん他罰的に変わっていっているわけだし。
実際、最近は何かにつけていやらしい笑いを浮かべつつ「めんどくせー」「だっせ」「ムカつく」「マジクッソ」と思いながら過ごすようになった。
もともと上品だったかどうかはともかく、こりゃまた我ながら随分下品になったもんだと驚いている。
そうなると、もし自分の言動が原因で相手が傷ついても「そんなので傷つくほうが悪い」と思うようになるまで、あと一歩じゃん。
つまり「定職に就けている引きこもり」が「我が道を行くウェイ系俺様野郎」になるだけ?というわけで結構ヤバい気がしている。
「クリーンファイター」という単語が何故あるかといえば、不敵だけど紳士淑女な人間なんてレアキャラだからだろう。
とはいえ、昔には絶対戻りたくないので、「戦うために不要なもの」をこれ以上捨ててしまわないよう注意するしかなさそうである。
正確には軽度のアスペにADHDが混入しており、いわば心のなかで「自閉の弟を多動の兄が連れ回している」状態。
診断受けたときにやった知能テストでは、アスペが強いとされる部分は天才的に凄いと言われた反面、弱い部分は境界知能クラスと言われた。
今までの人生を振り返ると、結局の所、自分の一番弱い部分が事あるごとに足を引っ張ってきたと言っていい。
だから、「長所を伸ばすことが生存戦略として適っている」という、よくある言説は一切信用していない。
むしろ弱い部分を底上げするほうが確実にQOLは上がるだろうと思っている。まあ言うは易く…ってやつなんだが。
あと、障害特性が「軽度」で「混ざっている」というコウモリ野郎なため、普通の人からのみならずガチアスペっぽい人からもADHDっぽい人からも「変人キャラ」扱いされるのが地味に辛い。
さて、長い前置きはこれくらいにして、今まで使っていなかったストラテラを使うことになった。
薬については自分の場合、二次障害に対処するリスパダールとかリボトリールとかは使ったことあるけど、障害の根本部分にコミットする薬は使ってこなかった。
今まで比較的自分に向いていた部署にいたのが、配置転換により、全く向いていないどころか事故多発→クビ路線が確実視される現場に行くことになったから。
正社員につきものの話なのか、はたまた会社が自分を追い出したいからなのかは知らないが。
それで、とにかくなりふりかまっていられない。薬でもなんでも、合法的に使えるものは何でも試してやれと決心。
とはいえアスペに効く薬はないから諦めるとして、せめてADHDの特性だけでも軽減させないと…ということで主治医に相談したところ
「増田さんにどこまで効くかはわからないけど、最小量の25mgから試してみようか」
ということになった。
これが10日くらい前。
その効果だけど、「おお!こういう効き方するのか」と結構納得できる手応えだった。
初日から、仕掛中のタスクもさっくり切り上げて他のタスクに切り替われるようになり、更に集中と俯瞰の切り替えがベストタイミングで発動する感覚を味わった。
翌日には、相手の話を最後まで聞いて話すのがデフォルトになった。
翌々日には、話す前に一呼吸置いて話すようになった。
一週間後には、怒りも悲しみも不安も全て「冷静さを失わず」感じられるようになり、逆に今まで自分の心がいかにざわついていたかを実感した。
そしてここが重要なのだが、薬が効いているときに経験した言動は知らず知らずのうちに脳に記憶されるようで、効き目が切れ始めても、前述の記憶で言動が自然矯正されるのだ。
即ち一度薬を摂取したが最後、摂る前の自分には二度と戻れなくなると。
しかもたった25mgで、前頭葉にしか作用しない、精神系のお薬としては「見劣りする切れ味」と言われているものでも、この効果である。
こりゃ、麻薬や覚醒剤を売るなんて人殺しと一緒だよなと、心の底から思わされた。
というわけで、本格的に新しい部署に赴任するのは来年度で、今は移行期間なのだが、今の所大事故は起きていない。
それでもつまらないミスや必要以上にビビるケースは無くなっていないので、薬の増量を試すのもありかと思っている。
ただそれで治るのは多動のみであり、自身の問題のもうひとつの根幹である、自閉の部分は未だ手つかずである。
よって、話を端的にまとめるとか、相手に合わせて話す内容やアプローチを変えるとか、そういう他者への強い興味とそれに伴う情動がなければ身につかない部分は、多分今後も生きる上の厄介事でありつづけるだろう。
てかMDMAみたいな、情動を喚起する系の薬が早く実用化されて欲しいんだよね。
そんな感じ。
ADHD(多動性は無いので正確にはADDらしい)だけど、効果よりも副作用の方が辛くてストラテラを飲まなくなった。
一番低用量から始めたんだけど、やっぱりニンゲンモドキからニンゲンに成るにはキツかったみたい。
・物事の引き延ばし癖が無くなった
・部屋が掃除できるようになった
・とにかくポカをやらかすことが無くなった
...etc
・朝の7時に薬を飲んでいるのに寝れない 寝てもすぐ起きる
・性欲が死ぬ 平気で二週間手入れしなかったりする
・食欲がどこかに行く 頭が動いていないと気が付いてから少し食べる
この時点で人間の三大欲求を全部押さえつけられているので、人間では無くニンゲンになる薬だと気が付いてから急に飲む気がうせてしまった。
特に周りの真人間が上記三大欲求を満たしながら薬を飲んだ自分より効率的に動いてるのを見ると生まれたのも嫌になってくる始末。
ただ第三欲求を満たすことが許されるのは、人間の特権なんだから自分も社会の一員として動いていくには薬を飲まないとダメなんだと思い通院を遅刻とリスケを繰り返しながらギリギリ通ってはいた。
しかし自分のADHDを指摘してくれた先輩から「お前は飲んでやっと俺たちより下のスタートラインに立てるんだ飲め」といったヤクハラ?を受け続けたのと、もともと勤めていた黒い会社を退社したのをきっかけにぱったりと飲むのを止めてしまった。
飲まなくなった今としては、副作用と作用がきっちり逆転しニンゲンモドキとしてうんこを毎日製造してる日々を送ってる。
ただ一瞬でもニンゲンになれたのは貴重な体験だったし、また機会があったら通院再開して薬をゲットしても人知れず再スタートしたほうがいいのかもしれないなと今エントリを書いてて思った。
はやくにんげんになりたーい