はてなキーワード: カズオ・イシグロとは
自分は、20歳ごろまで、アメリカの高級レストランだと思っていましたがじつは宝飾屋さんだったんですね。
選んだ理由はいくつかありますが、パートナーの好みであったことと、一度物色しに訪問したときに、いろいろ指にはめさせてもらって印象がとてもよかったのが大きいです。
この一度目の訪問のあと、DMが届いて、この期間に買うとティファニーでの朝食に応募する権利があたえられるよ、と書かれていたのに釣られた次第。
接客のレベルはとても高く、慣れない高級店で敷居も価格も高くて居心地の悪さもありつつも、おそろしいことに気持ちよく買い物できました。
カウンターでガラスケース越しに選んだものをはめ比べさせてもらって、テーブルで詳細な話を聞いての購入です。
いろいろ試させてもらうなかで、カウンターに置かれたビロードのようなトレーのうえに指輪がどんどん並べられだして合計金額が100万円くらいになって内心ひやひやしました。
価格は、ざっとみると石なしが10万くらいからシンプルデザインだとゴマ粒より小さい石ひとつが+3-5万みたいな世界。デパートに入っているほかの宝飾屋さんと比べても、素材が同じであればだいたい値段は変わらないような気がしています。結婚指輪だとだいたいプラチナが多いようです。
シルバーのほうが、硫黄化合物やヒ素化合物を検出できて便利では?と提案もしましたが、磨くのがたいへんという理由で却下されています。カズオ・イシグロの「日の名残り」でも銀器を磨くのがたいへんだったと書かれていましたね。ゴールドはロードオブザリング感があってかっこいいですが、普段使うには目立ちすぎると思います。
冷静に考えるとなかなか高いんですが、iPhone Xsの価格をみたあとで金銭感覚が狂っていたのもあって購入してしまいました。
個人的には、メデルさんとか手作り感があったり、地元の小さな工房のようなものが好きなんですが、パートナーの好みがあったのと、どう探せばいいかわからずこうなっています。
また機会があればまちの宝飾屋さんなど巡ってみたいものです。
さて、デザインはシンプルなものにしました。マットも魅力的でしたが、無難めのつるりとしたものです。
パートナーは、円周の半分に石を細かくはめたハーフエタニティというものにしています。
もともと、円周上にダイヤモンドを嵌めこんだエタニティという指輪があるのですが、その半周だけというものです。
永遠の半分というちょっと矛盾するような言葉の中二病感に惹かれています。ハーフのは、半周ずらせば無地になるので使い分けができるというリバーシブル設定も加点です。
あと、途中、カジュアルな服装の旅行者風の中国人カップルが5分くらいの物色で指輪を買っていてこれがインバウンドパワーかと思い知りました。
コンビニでおでんを買うくらいの気軽さで買っていて景気のよさを感じます。バブル期は、日本人も海外にいってこんなふうに買っていたんでしょうか。
指輪はハンドメイドでつくられているからか同じものでも微妙に個性があって、気に入ったものをひとつサイズを変えてもらう変更が追加料金なしでできました。名入れと合わせて納期は3週間です。
名入れについて、内側に0-9a-Z♡∞☆./-が使えて16文字まで機械彫り無料で刻めて、プラス1文字3000円という価格設定。
手掘りは3文字まで無料。手掘りのクラフト感はよいですが、指輪のサイズだと違いがわからないかと思います。
文字のことちゃんと熟慮できていなく、当日その場で無難な文字を入れてもらいました。
みなさまどういう文字をいれているんでしょうか。
いくつか没ネタを共有しておくのでみなさまのとっておきを教えていただけますと幸いです。
・結婚届提出時間をUNIXタイムで掘っておく。かっこいいと思いましたが、よくわからないと却下されています。
・自分の好きな言葉である、マトリックス由来のfree your mind(魂を解放しろ、思い込みから自由になれ)も、結婚という(2人の)共同幻想的な契約を無効化しうる言葉だと却下されました。
・聖書の「Enter by the narrow gate」からはじまる一文も好きですが、この冒頭だけを切り取ると、性的な比喩にとれそうでだめでした。
なかなか難しいですね。
結局合計数十万円になったのですが、その場で決済を求められてびっくりしました。
平静をよそおって、震える手でクレジットカードを出しましたが、上限におさまってよかったです。
ともかくもできてくるのが楽しみです。なくさずに使い続けられるでしょうか。
テニスで大坂なおみが優勝したけど、「日本人」といわれると見た目的も経歴的にも、正直戸惑ってしまう。
リオオリンピックのリレーで銀とったケンブリッジ飛鳥もハーフだけど、卓球の張本なんかは両親は中国人だし。
逆に、カズオ・イシグロみたいな人もいるし。
やっぱり日本人って、(マイノリティはいれど)単一民族というイメージが強いので、肌の色とかわかりやすい所でのハーフが日本人と言われると戸惑う。
というか、「日本人」、単純に「その国の人」っていうのは何を指すの?という疑問が出てくる。
人種や生まれ育った文化、最終的には国籍になるのかもしれないけど、「日本人初の」とかにこだわる意味が薄れていくように感じてしまうのは、それはそれで差別なんだろなぁ。
正確に言うと、今でも小説家になりたいという気持ちを微妙に持ち続けている30代前半のおっさん。
なんでこんなこと思い出したかというと、カズオ・イシグロがノーベル文学賞取ったから。受賞のニュースにびっくりすると同時に氏の実績考えたら妥当だなとか思ってたら、昔はよく小説とか読んでて「自分もこんな風に小説書いてみたい」なんて思ってたことを思い出したんだ。そう思ったきっかけとなる作品はカズオ・イシグロ作品に触れるよりもずっと前で、『魔術士オーフェン』なんだけど。
あれから数十年、単に消費者でしかない自分を見て一抹の空しさを感じてる。
小説用のプロット用に使ってたノートを取り出してきて見てみたら、記憶よりもずっと書いたプロットが少なかった。
昔は少し書けた気がするけど、今は小説を書こうとしても途中で「これ、なにも面白くないんじゃん?」という気持ちがフツフツと沸いてきて、完結どころか一ページすら書けなくなってる。
むなしい
それで春樹って、何を書いたの?
海外での評価は知らないし、村上春樹は少ししか読んでいない単なるオタクの戯れ言だが、「白昼夢的な欧米風のボンヤリとした世界観」的なものがフォーカスされて80年代は消費された気もする。
もちろん、文学である以上、暗い部分もあるのだが、さらりと脱臭したイメージ(理想)が需要としてあった。
その意味では、現代から見ると、今の彼の認識は老いの影響もあるだろうが、暗い部分が大きくなり、世間との齟齬も大きくなっている印象はある。
"in an ideal direction"については解釈が難しいところで、上では「理想的方向」とか直訳したけど、実際には文学傾向が「理想主義」である作品のことを指す、と解釈されてる。
全然関係無いが、「少女終末旅行」のアニメを見て、「こういうアニメが実現するのだとすれば、オタクの理想的な環境というのはある程度叶ってしまったのではないのか」という思いはあった。
カズオ・イシグロの受賞は、「進むべき方向」と言うよりも、「閉塞感に対する面白い立ち位置(可能性)」に対する政治的な意味合いがあるのかな、とも思うが、勘違いかも。
自分はこれまで村上春樹のノーベル文学賞受賞はないものだろうと考えていた。
なぜなら村上春樹の源流にある英文学作家のほとんどはノーベル文学賞を獲ってないからだ。
J・D・サリンジャーもカート・ヴォネガットもジョン・アーヴィングもリチャード・ブローティガンもレイモンド・カーヴァーもレイモンド・チャンドラーも獲っていない賞を何故村上春樹が獲れるのか?という話だ。
上記に示したような20世紀後半世代の英文学作家はノーベル賞を獲りにくい傾向にある。
おそらくこれはニューレフト以降の人文世界では「脱欧米中心主義」の考えが支配的であり、
文学の世界でも例外ではなく、マイノリティやポストコロニアル(被植民地)的視点、非欧米的な価値観が評価されやすいからだろう。
例えば同じ20世紀文学の新潮流でも、リョサやマルケスのようなラテンアメリカ文学の作家は獲っているが同世代の英米のビート・ジェネレーション作家(ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、リチャード・ブローティガン等)やポストモダン作家(トマス・ピンチョン、ドン・デリーロ、フィリップ・ロス等)は誰一人受賞していない。
あまりに欧米的な村上は、日本人作家でありながら上記のような英文学の系譜として評価されており
それ故に世界中で読まれ、それ故にノーベル賞の受賞は難しいだろうと思っていた。
だが去年のボブ・ディランの受賞で大きく流れが変わった
ボブ・ディランの受賞理由は歌手としてではなくビート・ジェネレーションを代表した文学としての評価だ
まるでこれまで無視してきた英文学作家の特定の世代をあわてて補填するかのような受賞である。
僕はこのボブディランの受賞で数年以内に村上春樹が獲るのではと予想した。
もしボブ・ディランがジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、リチャード・ブローティガンといった受賞しなかったビートニク作家を補填するものだとしたら
サリンジャー、ヴォネガットといった受賞しなかった英文学の作家達を補填するのに一番ちょうどいい作家は村上春樹だからだ(もしくはジョン・アーヴィング?)
これは結構驚いた。イシグロが受賞するにしてもまずは村上春樹が先に受賞するだろうと思っていたからだ。
この受賞で同じ日本(日系)人の受賞で不利になるのではいう声は多い。
英文学の系譜であり、良く言えば世界的な人気作家だが、悪く言えばマスであり通俗的な作家である。
これらの共通点はこれまでの村上春樹が受賞しないと思われていた理由であった。
(個人的な推測だと村上の過剰な性描写がセクシズムを理由に外された?)
とはいえ無根拠に騒いでいたこれまでよりかは村上春樹が受賞に近くなったといえるだろう。
カズオ・イシグロが受賞する文学賞の選考過程に村上春樹の名前が上がらないはずがない。
このボブディランからカズオ・イシグロという流れは驚いた人も多いと思う。
ノーベル文学賞を含めた学術的な場での世界文学の評価が大きなパラダイムシフトを迎えてるのは間違いない。
そしてこの傾向は村上春樹の受賞に極めて有利な状況だろう。
というか長々と話したが簡単なことだ。
J・D・サリンジャーもカート・ヴォネガットもジョン・アーヴィングもリチャード・ブローティガンもレイモンド・カーヴァーもレイモンド・チャンドラーも獲っていない賞を村上春樹が獲ることはありえないが
ボブ・ディランとカズオ・イシグロが受賞した賞なら村上春樹が受賞する可能性は十分にありえるということだ。
追記
https://anond.hatelabo.jp/20171006224419
上記を受けての記事です。
「蓮舫や水原希子を叩いてた奴らがカズオ・イシグロを日本人扱いするのはダブスタ」と言う人がいるが、
「国への帰属は血縁によってのみ決めるべき、国籍や在住歴の長さで決めるべきではない」という主張だとすれば整合性が取れている。
蓮舫や水原希子はどれだけ日本に住んでいても日本人の両親から生まれていないから日本人ではなく、
蓮舫に二重国籍だの戸籍見せろだの言った人たち、水原希子に日本人の名前つけてんじゃねぇ、とか言ってた輩は、カズオ・イシグロを今更「日系」だの「長崎生まれ」だのという形で賞賛するのはやめてくれんかね。そのダブスタ気持ち悪いから。
国籍を適当に扱ってたやつ、責任逃れで国籍持ち出すやつを批判すんのと
どこがダブスタなの?
いま「カズオ・イシグロ」で検索したら、wikipedia、東洋経済、amazon、blogos、sankei、livedoorニュース、yahooニュース、nhkが上位だったが。
おまえのGoogle狂ってんじゃねえの。
連中の願望に従ったら「カズオ・イシグロという変わった名前のイギリス人がノーベル賞貰ったのか…ふぅ~ん…」と何の引っ掛かりもなくスルーする人が増えて、これを機会に手に取ってみようとする人の人数が如実に減ると思う。むしろ営業妨害。
NHKでカズオ・イシグロ氏は「長崎生まれの日系イギリス人です」と正しく間違ってない報道されてるし。たとえば「日本国籍です」と言ってたな抗議してもいいけど。「日系を強調するのがおかしい」とかまで言い出すと、もう「気持ち悪い」とか言っている連中の方がどうかしているように思える。