「百貨店」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 百貨店とは

2023-12-14

東京で手ごろな服買うの難しくね?

おしゃれではない地方出身者だが、東京に来て服を買うのにいつも悩む

ユニクロGUよりもほんの少しだけ上等」な服が欲しいのにどこにも売ってない

こういう時地方だと楽なんだよ。ショッピングモールに行けばそういう手ごろな服屋が入ってるからそこで買えばいい。

でも東京基本的にどこの服屋行っても高い。

どうせZARAとかBEAMSに行け って言うんだろ?でもちょっと高いんだよここらへん。

上京したての頃、駅前百貨店ショッピングモールみたいなものかな?と思って言ったらスゲー高くて退散した。

しか店舗1つ1つが狭いから品揃えが悪い。

俺と同じような悩みを持ってる人いる?服どこで買ってる?

ネット通販だと質感やサイズで失敗することもあって、できれば店で買いたい。

2023-12-10

anond:20231208233347

百貨店がなにかによるかも。

宇都宮福田屋というのがあって、宇都宮中心街の店を閉じて駐車場付き郊外に2店出してけっこう盛況。郊外駐車場付きの店舗を出して栃木県内の広域から集める戦略はいまのところ当たってるし当座生き残れる、はず。

ただ福田屋は宇都宮では百貨店扱いだけど東京百貨店みたいに高級化路線をとっていないし宇都宮以外では百貨店扱いされないし栃木県以外ではその包装紙は見向きもされないかも。

広域から集客して高額商品狙いにせずローカルに徹してれば生き残れるのではないかな。

anond:20231210150702

あん価値のないゴミ商品高値つけて売ってたら客が離れるのも当然

百貨店に卸してる頭の悪いアパレルメーカー含めて軒並み滅ぶべき

anond:20231208233347

そもそも百貨店オワコンだし一度衰退したら無理じゃね

まだ残ってるところは業態変えて頑張れ

anond:20231208233347

うーん。そもそも地方豪族みたいなの(PTAだの芋煮会でもいいけど)がいなくなったか調達係だの兵站だの要らなくなってるってことじゃないの?

民生用でいえばイオン(タウンよりモール)ほんとに強いからなー。あとららぽーととか。

というか百貨店の意義ってフォーマルアパレルだろうとおもうんだけど本当に古いし高い。サイズもない。

フォーマルって形式的っていう意味なんだけどやっぱり機能ガン無視の服なんだよね

今やってるゲゲゲの謎で水木氏が着ている昭和の服の見本みたいなもの買いたくなったら百貨店いくしかいか、くらいのイメージ

2023-12-08

anond:20231208233347

地方百貨店再生しないと思うけど、従来のデパートGMS燃料費が今以上に安くなる見通しもないし、買い物場所の集約は消費者生産者販売者三方にとって利のあることだと思う

イオンじゃね、デカすぎるのよ。でもコンビニだと小さい

個人的にはドラッグストア肥大化してその枠に収まると思うけど、そういう垣根すら超えた物流再編もありえるよね

少子化ってのはそれだけインパクトのあること

anond:20231208233347

アウトレットモールを新しい形の地方百貨店とみなせばもう再生したし、その方向性再生していきそうな気がするが

アウトレットモールは違うと言うなら電車バス交通機関として復権しない限り再生し無さそうな気がする

地方百貨店はどうやっても再生しないのか。

普通に疑問だ。みんなの意見を聞きたい。無理ですっても可。

地方百貨店はどうやっても再生しないのか。

普通に疑問だ。みんなの意見を聞きたい。無理ですっても可。

橋本環奈よりもかわいい人を知ってる 2/2



橋本環奈よりもかわいい人を知ってる 1/2

https://anond.hatelabo.jp/20231207211656



あれを見たのはいつだったか百貨店イベント会場で橋本環奈さんを見た時よりも後だから2019年のどこかだろう。

あの日の夜、俺はテレビを見ていた。そしたらさ……

「怒ったかんな~」

「許さないかんな~」

橋本かーんな!」

バラエティ番組で、こういうネタをやってた。どっかの芸人が「橋本環奈って、実物で見るとそこそこかわいい」~と言うフリをやったら、橋本環奈が「頭にきた~!」って演技をしていた。それで、上の一発ネタをやったのだ。懐かしい記憶だ。

思えばあの時、イベント会場で見た時ですらあんなに可愛かったのだから――仮に、本人がすぐ目の前に居たとしたら、どんな感じがするのだろう。

実際、あの人はAIが作ったみたいな可愛さだと思う。俺がもし本人を目の前にして、「橋本さんは……1000年に一度の、そこそこレベルかわいい人ですね」と伝えたら、どうなってしまうのだろう。あのネタをやってくれるのだろうか? やっていただけると信じている。

橋本さんはいつも、自分のことをどう思っているのだろうか。ある日、芸能界で積み上げてきた物が崩れてしまわないか不安しょうがいかもしれない。あの世界って、一瞬ですべてがダメになってしまう気がするから

そうじゃなくても、自分と同じような人、気軽につるむことができる友人が少なくて、孤独――いや、孤高なのは間違いない。なんていうか、誰もが思うような幸せ人間っていないんだと思う。

どんなに魅力的な女性でも、ひとりの人間だ。いろんなことを思って、たくさんの経験を積んで、小さな努力を積み重ねている。理不尽に耐えたことが何度もあるんだろうな。俺達みたいに、ちょっとしたこと一喜一憂とかしたりしてさ。幸せになりたいと願って生きてる。そんなこんなで、ここまでビッグになったのだ。

まあ、日本一可愛いのは橋本環奈でいいけどさ。俺は、あの人よりも可愛い人を知ってる。実際に出会って、お話をして、仲良くなることができた。だったらもう、それでいい。人生で二度と可愛い子に会えなくてもいいよ。

さて。自惚れだろうが、Iさんも俺に気があるのでは!? と感じたことがある。ある時、調達部門用事があって出向いた際、Iさんの仕事必要資料を渡して、上の階に帰ろうとしていた。すると、Iさんが後ろからついてきた。大きいキングファイルを持ってた気がする。

増田さん! 私と行き先がいっしょなんですね。後ろ付いてっちゃお~っと!」

それで、本当に俺の後ろをついてくる。いやあ、あれには参ったね。こいつ未成年か、と思った。Iさんは実際、そういうキャラクターだった。お互いにもう30歳を過ぎている。その時は、「行き先が一緒なんですね」と返答した。

人目のある廊下だったけど、やはり安心感があった。Iさんは結婚してる。俺と結ばれることはない。だから安心して、職場の人が見てる可能性があっても、廊下で堂々と話ができる。

ちなみに俺は、Iさんの旦那さんのキャラクターを知ってる。会社近くのショッピングモールで偶然、Iさんと家族が一緒に歩いてるのを見たことがある。旦那さんは、優しそうな見た目だった。道行く人とぶつかりそうになっても、自分からサッとよけて、何事もなかったようにしていた。というか、初めから人とぶつからない導線を選んでいる。それでいて、家族全員のことを見てる。この人は、Iさんとキャラが似ている。優しい人なんだな。こういうのが自然にできるのは大人だと思う。眩しかった。

だが、Iさんのことを好きな気持ちでは負けないつもりだった。いや、そこは張り合うところではないのだが。今でもそうだけど、俺という人間子どもっぽいと感じる。多分、70才とかになっても子どもぽいんだろうな。



まあ、でもやってしまった。今年の梅雨だった。職場から帰る時に、たまたまIさんと一緒になることがあった。階段を降りている時、バッタリ出くわした。2人で会話をしながら階段を降りて行って、社屋の外に出た後だった。一緒に歩いている時、やってしまったのだ。

「Iさん。今度、一緒にご飯行きませんか」

食事に誘った。そしたら、ちょっと迷ってから「いいですよ!」と言われた。誘う直前、『変な感じがする。やめといた方がいいのでは?』と感じていた。『誘いたい』という欲求が勝った。

さて。OKの返事をもらったが、どうしたものかと思った。とにかく、その場で電話番号を交換した。ラインは危ないからやめた方がいいと思った。携帯電話メッセージ機能だけでやり取りすることにした。テキストメッセージング。

二週間後、Iさんと一緒に食事に行った。区内だと誰かに見られる可能性はあったけど、物凄く隠れた名店を知っていた。職場の人が来ないことも確かめてる。夏前の蒸し暑い夜だったけど、その日本料理店でIさんと一緒にご飯を食べた。いろんなことを話した。

子どもがいると大変だけど楽しい

最近職場だと○△が流行っている

放送していたアニメのこと

Iさんはテレビよりは新聞派らしい。前の職場の影響だろうか。元地銀勤めなだけはある。

アニメ映画も好きみたいだった。今年やってたやつだと、ブルーロックが好きらしい。俺もブルーロックは嫌いではない。意外と話が合うものだ。個人的に、『パルプ・フィクション』や『シェルブールの雨傘』をおススメした記憶がある。

小一時間ほど話をしたところで、お開きになった。店を出て、駐車場のすぐ向かいにある公園ブランコに一緒に乗った。高校生に戻ったみたいだった。俺もIさんも、10ちょっと前は高校生だった。

少しくらい浸ってもいいかなと思って、Iさんと話をした。どうやら、最近は家庭がしんどいしかった。ここでは書かないけど、しかし辛そうだった。一通り話が終わると、ブランコから立ち上がって俺は、Iさんのところに行った。ブランコのチェーンを握っている手を軽く触った。震えている感じがした。

手を引いてブランコから立ち上がってもらうと、「もしかして、Iさん大丈夫ではない?」と声をかけた。「大丈夫です」と言ってたけど、鼻をすすってた。顔は見ない方がいいと思った。しばらくずっと、お互いの手のひらを握ってたけど、夜9時が近かった。Iさんの手を引いて、日本料理店駐車場に戻った。

それから簡単バイバイをして、「また行ける?」って言ったら、「うん。今度はどこに行こうか?」とIさんが返した。



ごめん。嘘をついていた。冒頭の感じだと、俺がIさんに気があって、今でもチャンスを伺ってるみたいな印象を持たれたと思う。

Iさんは先日亡くなった。どうして亡くなったかはここでは言えないけど、もうこの世にいない。もう、子どもっぽく笑う顔は見れないし、元気そうにはしゃぐ姿も、一生懸命仕事してる姿も見ることはない。

ある日の午前だった。用事があって調達部門に行くと、ほかの女性社員が号泣してたんだよな。それで、様子がおかしいって思って、調べようとしていたところで直属の上司から情報が入ってきた。

理由理由から公表はされなかった。社内の訃報にも出なかった。ただ、変な噂が出回ってもよくないという配慮だろうか、部長課長メンバーみたいなルート簡単説明がなされた。説明会とかじゃなくて、課長がそれぞれのメンバーのところに行って、経過報告資料の一部をサラッと読み上げた。「~ということがありました。これは部外秘です」とのことだった。

その日は仕事が手につかなかった。次の日は有給を取った。それで、一日ずっと考えていた。Iさんのことを。早朝の散歩の時も、朝飯を食べてる時も、シャワーを浴びている時も、涙が止まらなかった。

近所に小高い山があるのだが、サンダルジャージのままで其処に登って、頂上付近にある昔の入会地になってるところに腰を降ろした。一面ずっと雑木林だった。あまりに生い茂っていて、頂上にもかかわらず麓の街並みが見えなかった。

雑木林を歩いていると、小さい崖があった。真下竹林だった。断崖絶壁じゃないけど、落ちたら多分死ぬことができる。「ここ、登山用の山じゃないし…いや、登山用でもダメだけど…」とか考えていた。また、目に涙が浮かんできた。

両手を首元に当ててみた。Iさんは死ぬときにどんな感覚だったんだろうか。いま首に手をかけてみたけど、どんな感触だったんだろうか。冷たかったんだろうか。多分、そうなんだろうな。冷たかったのだろう。

Iさんの葬式には出なかった。出るべきじゃない、見るべきじゃないと思ってた。Iさんの家族の顔も見たくなかった。

もしかして、俺が食事に誘ったからこうなったのかな、という観念が頭をもたげた。その時、吐き気が込み上げてきた。もう、辛い。俺も死にたい。失敗したかもしれない。俺の人生。やってしまったのだ。その日の夢に、Iさんが出てきた。「ねえ、今日はどこに行こうか?」って言ってた。



こういう日記を書いても楽にならないのは知ってる。でも、ほんのちょっとだけ楽になるかもしれない。先月も、今月も、ずっとあの子のことばかり考えてる。あの時、ご飯に誘わなければよかったのかなって、ずっと考えてる。

気分は落ち着いたが、時々は死にたいという感情が出てくる。でも、死にたくない。そういう思いもある。どっちつかずな感じだ。変な気分。踏切の前まで来ると、「電車、来てくれないかな」と思ったりする。

これから、どうしていけばいいのか。わからない。時間解決するならそれでいいけど、やっぱり自分のことを許せないで一生を終えるのだろう。

永遠に後悔するんだろうな。あの時、Iさんを食事に誘ってなかったら、ちょっとだけ運命が変わって、死なずにすんだのかもしれないって。

増田のみんなは、俺みたいになるなよ。「ちょっと変だ、止めといた方がいい」と思ったら、素直にそうした方がいい。俺みたいにはなるな。

大事な人がいなくなったら嫌だろ。

2023-12-07

橋本環奈よりもかわいい人を知ってる 1/2


まだ20代後半だった頃、橋本環奈を間近で見たことがある。都内百貨店でのイベントだった。握手会とかではないんだが、橋本環奈さんがマイク持ってスポンサー商品PRをしていたのを覚えてる。

名前だけは知ってたんだが、あれは、そう……、眼球が破裂するんじゃないかってくらい、可愛かった。芸能人を間近で見るのは初めてだった。

語らせてほしいことがある。会社の中でだけ結婚できる制度がないかな、と思ってる。

自分はしがないリーマンだ。パソコン回りの電子機器を造るメーカーで働いてるんだが、会社の中で気になってる女の人がいる。でも、その人は結婚してるんだよな。俺と同じ年代で、32くらいか。おしとやかそうだけど、元気があって、若々しさもあって、でも瞳とか見るとくたびれた二重瞼をしてる。なにより性格がいい。

その女の人(Iさんとする)の旦那さんを見たことがある。会社敷地で毎年やってるBBQ行事の時に一緒に来ていた。お子さんも見たことがある。何人いるかは知らんが、少なくとも2人いる。家族仲もいいみたいで、羨ましかった。俺は機能不全家族の生まれなのだ……。小さい頃は母親に殴られていた。マッサージもさせられてた。成績が悪かったら反省文の読み上げがあった。嫌な記憶だ。早く忘れたい。

で、その会社の中でだけ結婚したいIさんなんだが、もう二年以上はそんなことを想ってる。会社の中ではたまに話すくらいで、違う部署から接点はあまりないのだが、それでも俺がどうしても好きだからさ、機会があったら何か理由を作って、とりあえず話しに行ってる。

実は、数ヶ月前にやってしまった。やってしまったのだ。どうすればいいかからなくなった。まあ、ちょっと聞いてほしい。Iさんのことだ。身バレにならないよう配慮する。



Iさんを初めて見たのは、30代に入った頃だった。冒頭で述べたイベントで眼球が破裂しそうになって二年ほど後か。関東地方にある会社なのだが、年イチで地元のためにやってるイベントがあった。当時、総務部門に居た俺はスタッフとして参加していた。

地味だけど、いろんな催しをやってた。地元アイドル(いわゆるご当地アイドル)を呼んで踊ってもらったり、くじ引きや風船釣りなどの古典的なやつもあった。食事メニューも昔の縁日っぽかった。

俺はアトラクションひとつで受付をすることになってた。会社の1階を使ってそういうのをやってた。其処で、中途採用入社して一年目だったIさんと一緒の仕事になった。Iさんは部材の調達部門だった。

俺達の担当は輪投げゲームだった。その階には、コミケみたいに長机がいくつも並んでいた。スタッフ地元民(イベント参加者)を接客するための長机が主だが、後はフロアの奥側にもうちょっとだけあった。役職付きの人が座ってて、同じ階にある催しを見守ってる。

いざイベントが始まると、Iさんが輪投げゲームの参加希望者の受付をして、お金をもらって、俺がいる方では道具を用意して、ゲームルール説明して、いろいろやるんだが……どうしても忙しい。スタッフは3人いたのだが、参加希望者が何人も集まると想定外事態や、意見・苦情が出てきて、いっぱいいっぱいだった。

そんな中でも、Iさんは凄かった。先輩である俺が大変にしてるのに、あの子笑顔を絶やさずにハキハキと接客をしていたよ……。子ども相手がうまかった。お年寄りにも優しかった。料金とかゲーム説明とか、トイレの案内とか、ホスピタリティとはこういうことなんだと思えた。

この時、俺はIさんのことを凄いやつだと認識した。輪投げ以外にも、ほかのアトラクションヘルプにIさんと一緒に入ることがあったけど、俺にできるのは暇な時にスタッフ同士の雑談を振ったり(Iさんは新人から知り合いがいない)、あとは力仕事くらいだった。

Iさんは俺とほぼ同い年なのに、ここまで差があるのかと感心させられた。イベントが終わった後は、会場屋外の自動販売機(兼喫煙所)のところでIさんと話をした。「疲れたね」とか「でも、楽しかった」とか「フランクフルト売れ残りあるらしいよ」とか、いろいろ話したのを覚えてる。声が低いのか高いのかよくわからなかった。上ずってる感じがあったし、落ち着いてる感じもあった。

あの時、俺が自販機千円札を入れてコーヒーを買うと、お釣りがこんなだった。

㊿㊿㊿㊿㊿

㊿㊿㊿㊿㊿

㊿㊿㊿㊿㊿㊿㊿

⑩⑩

50円玉がたくさん出てきて、Iさんに見せると大笑いしていた。それで、ずっと笑顔で、くたびれた感のある二重瞼で俺の方を見つめていた。この人の場合、話す時に体がバネのように上下に揺れることがある。やはり、人はニコニコしてるのがいいと思う。機嫌がよさそうな人っていいよな。

Iさんは結婚してる人だから、話し過ぎるのはよくないと思ってた。もっと話したかったけど……彼女不利益になるかも、と思ったら会話をやめたくなった。あの時はどうしたか今では覚えてない。



話は変わるけど、自分新卒会社に入った。十年以上前のことだ。今は総務だけど、元々は技術部門で働いてた(高専卒)。PCキーボードを作る部門だった。キーの下に、押下圧を感知して電気信号を走らせる部分があるんだが、そのあたりの品質検査テストをする部門にいた。ずっとこういう仕事をするんだと、若い頃は思っていた。

しかし、総務課に技術部門の人が配属されるケースがある。総務だと、いろんな会社から窓口的な扱いを受けることがあって、簡単な問い合わせだと専門部署に繋ぐことなく回答する。

ただ、一応は電子工学の分野であるからして、スタッフが答えに窮することがある。そういう時のためのバッファーとして、俺みたいなの(若い、体が動く、技術部から消えても困らない)が技術部から異動するようだ。先輩に聞いた話だから、本当かどうかはわからん技術部門で戦力外の人が事務部門に行ってるだけの可能性もある。

事務仕事という括りだと、Iさんと俺は仲間だった。Iさんは調達部門で、俺はひとつ上の階だった。先ほど説明したとおり、Iさんは優秀だ。必要部品発注する仕事は一カ月でマスターしてしまって、ほかの女性社員毎日残業してる中で定時帰りだった。いつも、帰る時にIさんがいる部署の前を通るのだが、あの子はいなかった。

Iさんが入社二年目の時だった。うちの会社も、ほかの電子機器メーカーみたいに国から補助金もらって仕事することがあるのだが、そのための申請書と添付資料(全くの新規分)の一部を作る業務を、Iさんは任された。「億単位補助金から必要資料がとんでもない」と、全社での飲み会会社敷地内で自由に飲み食いできる)でIさんが話してたっけ。

Iさんは理系学位を持ってなかった。普通科高校卒業して、ずっと地銀一般事務仕事をやってたらしい。素養がないのだ。制御工学電気)の才能があるかもわからない。

俺の部署は、申請本体を作っていた。Iさんの部署とは直接協力する関係ではなかった。けど、絶対苦戦するとわかってた。ある日の夜7時頃に調達部門がある階に行くと、やはりIさんは悩んでいた。

当時の調達部門には、技術の有資格者がいなかった。「いや、1人くらい置いとけよ」と思ったが、それは組織が決めることだ。

Iさんに声をかけると、涙目だった。家には子どもと猫がいるのに、全然仕事が終わらないとのこと。周りのスタッフが帰った後の席を見渡したけど、協力しようとしても無理だろう。国の補助金申請をするために技術士などの資格を持ってる必要はないが……「おそらく無理」、というのがIさんの課題を見せてもらっての感想だった。ごく普通に電気関係計算や、専門機材への理解必要だった。

例として、これから開発しようとしているパソコン周りの機器仕様があったとするだろう。メーカーカタログECサイトだと、仕様スペックがズラッと並んでいるが、あれのベースになっている要素を国補助金用にイチから作らないといけない。

しかも、申請にはあちらの行政機関が定めた相当なページ数の手引きがあって、それに準ずる形にしないといけない。こちらで好き勝手仕様等を書けばいいものじゃない。中には、国の基準が古すぎてメーカー側の技術基準の方が正しいみたいな箇所がいくつもあった。

難しい話は置いといて、この時は迷った。Iさんには難しい仕事が回ってきている。本当は別の部署、例えばウチの総務課とか、経営企画室が作らないといけないのでは!? なんてことを思った。

でも、これはIさんの課題だった。Iさんは今、死にもの狂いで頑張ってる。ここで応援すると、Iさんの成長機会を奪ってしまうのでは? という考えがあった。どうすればいいのか相当悩んだが、夜寝ている時に、枕元でこんな考えが浮かんできた。

「本当にIさんのことが大切だと思ってるんなら、今あの子がこんなことになって、どういう気持ち心配しないといけないんじゃないか?」

迷った挙句、こっそりサービス残業することにした。「手伝うよ。とりあえず何でも言ってみて」とIさんに伝えた時、すっごく喜んでた。手伝いを申し出てよかったと思えた。

その後はキツかった。Iさんに専門知識がない関係で、半分以上丸投げみたいな感じで申請書の添付資料を作る仕事が回ってきた。彼女が悪いんじゃなくて、こんな謎デザイン(神エクセル)の申請書と手引きを作った経済産業省が愚かなのだ、と思うことで乗り切った。

俺ではなく、Iさんが一番キツイのだ。やったことのない専門分野の知識必要なのに、気合根性で乗り切ろうとしている。子どもだっているのに。物理的な意味時間がないのだ。あの子は頑張ってる。俺も頑張らないと……と当時は思っていた。

サービス残業時間は、丸25時間ほどだった。疲れた。Iさんは無事に申請データを提出できたようだ。「これでよかった」と思えた。今まで、入社したばかりの人で圧倒的な仕事量を任せられて、うつ病とかストレス障害で沈んでいく人を何度も見てる。Iさんを助けてあげようと思ったのも、そういう現実があったからだ。



ある日廊下ですれちがった時、Iさんにお礼を言われた。「気にしないでください」と言ったけど、この時点でもう本気だった。俺はもう、本気でIさんに恋している! 大事にしたいと想える人になっていた。会社の中でだけ結婚たかった。できないかな。

Iさんは、根が明るいし、礼節はあるし、可愛いし、細身だし、とにかくいい人だった。ただ、廊下で話してる時、Iさんが付けてる結婚指輪が気になった。指輪……指輪だ。何度もチラ見したけど、やっぱり薬指に付けている。あれはニーシングだろうか。

しかし、不思議だよな。独身若い子と社内で話してる時は、けっこう気にするものだ。周りの目線を。なので、若い子とはあまりさないようにしてる。その子不憫だろう。

Iさんは結婚してる。そこまで気にならない。例えば、「お前らそういう仲なんか?」と疑う人がいたとしても、「不倫を疑ってるの? なんて失礼な奴!!」となるだろう。だから、そう、結婚指輪をしてる人とは話しやすいのだ。

その時のIさんとの話は、今でも覚えてる。Iさんがいつもの明るい調子冗談を言って、俺が「いいですね!」「面白いですね」「調子に乗るなよ^^」とか言って笑い合ってたっけ。今はもう、そういうことはできないんだけど。思い出だ。

思えば、あの時はどういう気持ちだったんだろうか。「心がふわふわする」とか、「心臓が締め付けられる」とか、いろいろ考えたけど、どんな名前でも間違ってる。ああいう時の、ああい感情好きな人を感じている瞬間を表す言葉なんかひとつもない。言葉にすることじゃないのだ。



すまないが、続きは明日にする。

(続きです)https://anond.hatelabo.jp/20231207211656

2023-12-02

anond:20231202221740

近くの高島屋SC専門店は割と若い人で賑わってるんだけど高島屋本体の方は閑古鳥なんだよな…

今どきの若い子は「百貨店」と聞いて「百均」と勘違いするレベルらしいし

デパート死語なのかな

2023-11-27

地方高島屋パルコイオン以下

地方高島屋に行ってみたら中身は完全にイオン的な何かだった。

地下1F OKスーパーマーケット

1F セリアサンドラッグ、他

2F ポールスミスコーチ他(百貨店らしいのここだけ。駅からペデストリアンデッキで直通なので実質1F)

3F フロアの半分がガチャガチャでもう半分がUFOキャッチャー(すんごい数ある。てか先週オープンしたばっか)

4F・5F 全部ニトリ

6F ほぼ全部ジャンク堂(すごい広い)

7F ユザワヤゴールドジムエステ

8F 有料の子供の遊び場(ここに行った)、映画館、他

9F レストラン

anond:20231126190022

>世の中には着衣エロってジャンルがあってだな、増田、殿方の勃起ポイントはお前が思ってるより多様なんだよ

これほんと馬鹿だなと思う

ただ服着てるだけでもダメなら水着も何もかもダメってことだし

百貨店なんかの女性下着売り場も全部廃止だわ

立川高島屋の中身が完全にイオン

久しぶりに立川高島屋に行ってみたら中身は完全にイオン的な何かだった。(立川北口から少し歩いたところにある)


地下1F OKスーパーマーケット

1F セリアサンドラッグ、他

2F ポールスミスコーチ他(百貨店らしいのここだけ。駅からペデストリアンデッキで直通なので実質1F)

3F フロアの半分がガチャガチャでもう半分がUFOキャッチャー(すんごい数ある。てか先週オープンしたばっか)

4F・5F 全部ニトリ

6F ほぼ全部ジャンク堂(すごい広い)

7F ユザワヤゴールドジムエステ

8F 有料の子供の遊び場(ここに行った)、映画館、他

9F レストラン

https://www.takashimaya.co.jp/tachikawa/floor_map?floor=2

これを書くために調べたら、高島屋じゃなくて高島屋S.C.らしい。百貨店じゃなくてショッピングセンターでした。

知ってた?

わたし百貨店よりこっちの方が好きだよ。

立川にはもっと北の方に行くとIKEAがあって、さらモノレールで行くとららぽーともあるので、ファミリー層にはかなり良いです。

IKEAまでの道のりはなんか洒落た別の施設があって、入ってる飲食店も高めだけどおいしい。

2023-11-23

anond:20231123135117

ワイは知らんで

よほどのガチ勢でない限り、お好みに合わせてカスタムするのが一般的だと思うで

百貨店おせちや一部の老舗のおせちでもそうですし

2023-11-19

北海道味噌バターラーメンとか仙台牛タンとか、名物として「用意」されてる感を感じるとなんか冷めてしまう。

例えばドラマ会社員一服してるような、室外機が雑多に置かれた雑居ビル屋上に上がってみたい。でも百貨店とかの屋上ではその気持ちを満たせない。ベンチなんか置かれちゃったり、芝の上でガキが走り回ってたりして、「ここでゆっくり過ごしてくださいね〜」と言わんばかりに用意され過ぎてるみたいな、そういう……

あとはもっと単純に、土地の差違を楽しみたいのに、楽しむための差違がわざわざ用意されてるんじゃないか?と思ってしまうと冷めてしまうというのもある。

さわやかとかセコマみたいなローカルチェーンが観光地として選ばれるのって、そういう我々が日常生活ファミマに入るが如く「本当にその地域で慣れ親しまれているもの」への欲求を適度に満たしつつ、しかローカル展開なのでそこでしか楽しめないという欲求も満たせるバランス感みたいなものが決め手になってるような気がする。金沢小樽で敢えて回転寿司に行ったりするのも然り。

さわやかも今は吉村家並みに混んでるらしいし、そういう点とは別な部分で観光地感(≒おれの言う用意されてる感に近いもの)を感じてしまうかもしれないが……

でもおれはさらにそこで疑ってしまう。それらはホンマに愛されてるんかと。静岡県民は本当に他のファミレス差し置いてさわやかを選ぶのか。北海道中高生は本当にコーラよりもガラナを選ぶのか、ごつ盛りよりも焼き弁に手が伸びるんかと。

別にそればかり食べている訳でもなくて、それが選択肢として当たり前に存在するのが馴染まれているという事なんだろうとは思う。でもそこでちょっと肩肘張ってる部分がないだろうかと邪推してしまう。

レモン牛乳は本当に自然体で愛されているんだろうか。栃木といったらこれだよな、という余所者視点内面化されて気負いとなってはいないだろうか。

まあ実態なんて分からん邪推ばかりしていてはパラノイアになってしまうので、程々に収めておくようにしている。と言いつつ関西土産どん兵衛を買ってきてしまう。ごつ盛りと焼き弁では少々不公平な所があるかもしれないが、どん兵衛(W)とどん兵衛(E)ならそこで確かな土地の差のようなものが感じられる気がする。

2023-11-09

迷子放送について:どうしていくのが正解か

先日、X(旧Twitter)のおすすめタブにこんなツイートが流れてきた。

ショッピングセンター迷子放送で、名前服装性別すべてが読み上げられていた。性犯罪に発展する可能性が高いのに。」

目から鱗だった。

わたしショッピングセンター百貨店で物を売る仕事をしていて、職場迷子放送を聞くことも珍しくない。わたしにとって「名前服装性別」すべてが読み上げられる迷子放送は当たり前だったし、疑いもしていなかった。

実際のところ、どうするべきか。

ショッピングセンターに溢れる子供特定する上で、服装性別必須だろうし、迷子において子供自身が探されていることに気づいていないパターンも多々あるので、名前放送することも迷子の早期解決には役立っているはずだ。

しかし、現代において、元ツイートの言わんとしていることはもっともだ。

ここ数日、ずっと考えている。

2023-11-08

遅刻癖のある友人にナメられてる。

集合場所に5,10分遅れるくらいは電車の遅延とか出発前にごたついてとか色々あると思うので基本気にしないが、友人の遅刻はだいたい30分以上が基本だ。

元々時間に多少ルーズな部分があったが、精神的に病んでしまったのをきっかけに遅刻どころか当日ドタキャンも増えた。

心が健やかでない時はどうしても当日になって体が動かなかったりすることもあるだろうし、それを責めて更に追い詰めてもいけないと思った。

そうやって彼女に予定を振り回されることが続いても気にしてないよ、と接してきた結果なんか最近ナメられてんなと感じる。

もはや私から彼女を誘うことはなく、基本的彼女に誘われて予定が空いてれば会うスタンスで、ある時も彼女から行きたいカフェがあると誘われ、15時集合と指定された。

彼女誕生日が近かったので、私は集合時間よりも早めに、目的カフェから5分ほどの百貨店プレゼントを選んでいた。14時過ぎくらいにプレゼントのお会計をしていた時、「ごめん、15時30分に変更お願いします!」と連絡がきたい。

たか、という気持ちと、早めに来てプレゼントを買っていた自分気持ちを踏みにじられた気分で結構イラっとした。

まぁプレゼントを買うのも、早く来たのも自分エゴなのだから気持ちを切り替えて、15時半に目的カフェへ行った。彼女の姿はまだない。遅刻するといった時間にも間に合わない。いつものことだ。しょうがなく一人でカフェに入っていると連絡して、彼女を待った。結局彼女が来たのは15時40分過ぎ。

しかも、特に詫びもしない。

彼女の中では、事前に時間変更の連絡をしているので、集合時間の設定がリセットされており遅刻はしていないという解釈なのだろう。それでも10遅刻してるけども。

特に悪びれた様子もなく、秋なのにまだまだ暑いね~と朗らかに天気の話をし始める。

私もいちいち遅刻理由は聞かない。どうせ寝坊とかだろう。

しばらく会話していて、「ほんと東京は人が多いよね。さっきもそこの百貨店に行ってたんだけど、すごい人だったよ」と彼女から言われて、私はあいた口がふさがらなかった。

私の顔を見て、彼女は「あ、親から親戚への贈答品買ってきてってお使い頼まれちゃってさ」と百貨店に行っていた事情説明した。

いや、そこじゃないだろ。百貨店に行っていた理由ではなくて、百貨店に行くために私との予定を遅らせた理由説明すべきだろ。

別にこの日はカフェに行く以外の用事はなかった。

15時に集合して、「ごめん先に百貨店行っていい?」と聞かれれば私も快諾しただろう。カフェの後でも同じだ。歩いて5分の百貨店に行くくらい、別にいくらでも付き合う。

関係のない用事に私を付き合わせるのは申し訳ないと思って、私との予定の前に用事を済ませようという心理もわかる。私がしたように集合時間の1時間前に百貨店に行って用事を済ませて15時に集合すればいい。

何でそのいずれでもなく、私との予定を遅らせて百貨店に行くという一番最悪の選択ができるのだろう。そもそも選択肢にも上がらない選択だろ。

なんかもうショック過ぎて何も言えなかった。

こんなやつ注意しても無駄だろ。

もう会うのは辞めようと思った。

2023-11-07

姑と縁を切っているのに誕生日プレゼントが届く

元々姑は夫側親族全員が煙たがるような人で、わかりやす自己愛PD障害だった。

その上最近は歳のせいもあり軽く痴呆症も入ってきていて、気に入らないことがあれば一日中金切り声で叫んでる。

というのが、私と夫が結婚するちょっと前の状態だった。

医療自営業だった舅は姑のヒステリック経済DV20年も前に首を吊った。

姑はもうその頃から十分におかしい人だったんだと思う。

首を吊っているのを発見したのはまだ年齢10歳ほどの夫だった。

急いで救急車を呼んだものの、出来る処置はなくそのまま亡くなったみたい。

そのとき駆けつけた舅の親族に対して、姑は「この人が死んだのは私のせいじゃない」とヒステリックを起こしその場で舅親族から絶縁された。

お骨のありかも教えてもらってないため、夫とは年に一回、舅なんて少しも埋まってない謎の集合墓地墓参りに行く。

婚姻届の提出のために夫の戸籍謄本を見せてもらったら、舅は夏ではなく10月に亡くなっていたことがわかった。



夫は自分の家庭のことを私には話をしてくれた。

交際の時点で結婚を考えていたそうで、同棲の話が出る前から真剣に話をしてくれた。

特殊な家庭で育ったし、変わった両親を持ってしまったけどそれでもいいかと。

初めて夫の母親に会ったときも、変わった人だと思ったけど明るくてまあ大丈夫だろうと思った。




同棲結婚、と「息子が私のものだけじゃなくなる」イベントがあるにつれ、夫の母親の様子がおかしくなった。

私への嫌がらせ、夫や自分親族への恨みつらみを深夜から朝にかけて電話を掛けて話をしてくる。

私へも電話が来ていたが、あまりの様子のおかしさに一回出た以来居留守を使っている。

姑は一通り、電話した相手へ恨みつらみを吐いたあと、私を見捨てないでくれ・悲しくてさみしくて夜も眠れないと甘えた声で泣いてくるらしい。




一度だけ姑の電話に出たことがある。

その際は、あなたが孫を産んだらその子は私の家の子である、息子を取られて嫉妬している、言うこと聞かないなら離婚して婚外子を産めと金切り声で一方的に1時間も叫ばれた。

一体全体どういう話の文脈でそんなことを言われないといけないのか全くわからないし、夫にそのことを話すと「あの人はこれが普通から」と言っていた。

姑の親族は「あの人は夫を自殺で亡くしたから、幸せそうな夫婦を見るとああなるの」とため息をついていた。



この電話きっかけに、もう話が通じない人を相手しても人生しかしないなと思って全ての連絡を無視している。

何か連絡が来ては夫が私に謝るというのが何回かあったが、夫が姑にきつく言ったせいか最近は一切来ていない。

一方的ではあるが縁を切っている状態にしている。


そんな姑から、毎年私の誕生日プレゼントが届く。

高級なものや、少女趣味な姑が好きそうな派手な食器が夫と私の分で2組。

あんなにヒステリックに泣き叫ぶ人が、私の誕生日のために百貨店に買い物に行って、皿を選んでる姿を想像する。

自分の夫を首吊り自殺させるまで追い込むってどんな感じなんだろうか。

その後も全部を他人のせいにして、息子も結婚をして、老いた体を引きずって働きながら、息子夫婦嫉妬して、でも嫁の誕生日食器を送る。

そういう人生を送るって、毎日どんな気持ちなのだろうと想像しながら、食器棚の奥の奥の方に、もらった皿をしまう。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん