「現代の音楽」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 現代の音楽とは

2024-03-26

anond:20240326134447

ウィリアム・モリスの講演「芸術目的」における分業と競争に関する言及(https://www.marxists.org/archive/morris/works/1882/hopes/chapters/chapter4.htm)

Will you, therefore, look upon me as a craftsman who shares certain impulses with many others, which impulses forbid him to question the rules they have forced on him? so looking on me you may afford perhaps to be more indulgent to me if I seem to dogmatise over much.

Yet I cannot claim to represent any one craft. The division of labour, which has played so great a part in furthering competitive commerce, till it has become a machine with powers both reproductive and destructive, which few dare to resist, and none can control or foresee the result of, has pressed specially hard on that part of the field of human culture in which I was born to labour. That field of the arts, whose harvest should be the chief part of human joy, hope, and consolation, has been, I say, dealt hardly with by the division of labour, once the servant, and now the master of competitive commerce, itself once the servant, and now the master of civilisation; nay, so searching has been this tyranny, that it has not passed by my own insignificant corner of labour, but as it has thwarted me in many ways, so chiefly perhaps in this, that it has so stood in the way of my getting the help from others which my art forces me to crave, that I have been compelled to learn many crafts, and belike, according to the proverb, forbidden to master any, so that I fear my lecture will seem to you both to run over too many things and not to go deep enough into any.



19世紀芸術家であり社会思想家でもあったウィリアム・モリスは、1880年に行った講演「芸術目的」の中で、分業と競争芸術に与える悪影響について鋭い指摘を行っている。モリスは自らを「多くの職人衝動を共有する一人の職人」と位置づけた上で、かつては商業下僕だった分業が、いまや文明のもの支配するまでに至り、本来人類の喜びと希望、慰めの源であるはずの芸術をも困難な状況に陥れていると訴えた。

モリス自身仕事例外ではなく、分業の弊害により他者の助けを得ることが難しくなり、多くの技術を学ばざるを得なくなる一方で、どの技術も極められなくなってしまったと吐露している。

この指摘は、現代の音楽制作における問題にも通じるものがあるのではないだろうか。チームの肥大化制作規模の拡大に伴い、個々のクリエイター芸術性が発揮しづらくなり、音楽おもしろさが失われていくのではないか?分業と専門化が進むほど、全体を見渡せる人材が不足し、音楽芸術性が損なわれるという事態が、いま起こっているのではないか

2023-12-10

音楽の良さを判定する個人的基準ひとつは、その音楽過去のどこに繋がっているかだ。

現代の音楽に全く新しいものは無い。完全なオリジナルというのは存在し得ず、過去の何かに影響を受けたり、参照をし、混ぜ合わせることで、自分たちが描き出したい何かに近付ける。

その時に意図的偶発的に繋がった過去音楽、その音楽が作られた歴史、奏でられた地域、生み出した人間との間接的な交信が、現在音楽を通じて行われる。

ミュージシャン自分の心境を歌や演奏に込めながら、過去の亡霊と対話をするイタコで、作品降霊術でもある。

上手に過去と繋がった音楽を聞いた時に、作り手と受け手は同時に時間を超越する。

2023-09-18

映画イエスタデイ」を見た。果たしてビートルズが不在の世界で、音楽現代と同様の発展体型を遂げるのか?

映画イエスタデイ」2019年の米英映画

主人公バスに轢かれて事故に合うことで異世界転移するという、

日本人には馴染み深い(?)展開でストーリーは始まる。

異世界と言っても基本的には我々が済む現実世界と同じだ。

ただ、いくつか異なる点がある。

そのひとつは「ビートルズ」が存在しなかった世界線ということだ。

主人公は売れない英国在住のシンガソングライター

ある日、自分自身に見切りをつけて定職につくと、

幼馴染の女性マネージャーに告げたその夜に事故あいビートルズが居ない世界へと転移する。

主人公ビートルズのいない世界で、ビートルズ楽曲自身の作であると偽り発表して世界的な名声を得ていくことになるが……果たして

というのが序盤のあらすじである

事故にあって(トラックではなくてバスだが)世界線を移動する、

というのはやはり日本アニメの影響があるんだろうか?とか思いながら見ていたんだけど、

ふと思った。

果たしてビートルズがいない世界でも、音楽世界現代の音楽シーンと同じものとなるのだろうか?

映画にはエドシーランが本人役で出ていて、本人の歌を本人がそのまま歌っている。

まりビートルズがいないことの影響を受けていないことを読み取ることが出来なくもない。

でも、これって多分無理じゃないか

音楽というのは生態系というか進化歴史というか、

進化リーみたいなものが割りとハッキリとしてる世界じゃない?

(わかりやすくいうとバッハとかモーツァルトがいないとしたら?ということ)

その中で「ビートルズ」の不在が果たして全く音楽シーンに影響を与えないことなんてあるのか?

ということが映画よりも気になり出し始めたところで、はたと気づいた。

これはあれだ、キリスト教原理主義みたいな考え方で回避すべき疑問なのだ

映画の中でも、一言二言だがだがこの転移が神の奇跡であることを示唆するセリフさりげなく入れられている。

まり、これは神が世界創造した時に人間聖書の中の記述と食い違うような考古学発見をするような世界創造されたということだ。

ダーウィン進化論が導き出されるような世界をなぜか(なぜなんだろう?)神様天地創造の時にお作りになった。

と同じことで、神様ビートルズがいないにも関わらずビートルズがいたのと全く変わりなく音楽が発展した世界創造されたのだ。

別の世界線に。

そういうことで納得した。

ちな、この世界線にはコカ・コーラ存在しない。

色々とビートルズ小ネタたくさん詰め込まれている映画なのだろうが筆者はあいにく詳しくなくてほとんどわからなかった。

それにしても、もしも君たちが同じ立場だったらどうする?

とても有名で君には馴染み深い作品存在しない世界線に飛ばされたら?

君が売れない小説家をしていて、村上春樹がいない世界線に飛ばされたら?

君が漫画家をしていて、ハンターハンター存在しない世界線に飛ばされたら?

どうするんだろう。

2023-09-11

現代の音楽ってクラシックと比べて技術的だけど100年後には残ってなさそうだよね

クラシック作曲家同士のエピソードは残ってるけど、キングヌーと米津が音楽性について語り合ったみたいなのは20年先でも残ってなさそう

技術的には常田の方が全然上だと思うけどなんでだろうね?

2023-06-14

anond:20230613231020

https://news.biglobe.ne.jp/economy/0422/pre_230422_6727081278.html

ASDの人には「鉄道好き」が多い

ASDの人のこだわりは「常同性への固執」といわれますが、なぜ、そういう特性があるのかはよくわかっていません。当人に尋ねてみても、はっきりした返答は得られません。おそらく、それが彼らにとって“当たり前”だからなのではないでしょうか。

理由を推測すると、ASDの人は外界(自分の外側の世界)の変化についていくために、定型発達の人と比べ、はるかに多大な努力を要しており、日々の生活を送るだけでも疲れてしまうことが考えられます。もし、外界が“固定”されている状況であれば、彼らは安心できるのでしょう。

ASDの人のなかに、いつも同じ鉄路を同じ時刻に走る鉄道好きな人が多いのはそのためです。また、カラオケで歌うのは昭和歌謡に限るという人もいます過去歴史絶対に変わることがないので、流行がめまぐるしく変わる現代の音楽よりも、昭和歌謡のほうが安心感を与えてくれるということではないでしょうか。

2022-08-12

anond:20220811212437

仰っしゃりたいことはわかります。でもまあ時代時代流行りがありますから

(と言っても、今チャートに上がっている曲が「先進的だ」などとは全く思いません

それこそ「いつの時代の曲だよ」と感じるものもあります。新鮮味がない

一方でびっくりする程惹かれる変わった曲とかもあります

本邦に於いて昨今流行っているボカロ系の曲・歌手なんかは10年前に一部で流行ったものがやっと世間に出てきたわけで

今更感が強いですよね。あと、一様にジャケットイラストになっているのも笑います既存アーティストまでソレ系のイラストにしている

それでもやっぱり「みんなが面白いと感じて惹かれる」曲・声なんだなと思います)

増田さんはこれから80年代90年代ロックバラードを聴き続けてください

無理して現代の音楽キャッチアップする必要は無いと思います

自分は昔のも今のも好きな曲を楽しく聴きます

まあ、そのうちまたああいった曲が流行るかもしれません

(というか、現在売れている様なバンドアーティスト達があの時代の曲をカバーしたら流行るんじゃあないですかね

別にあいった曲が「古臭い」とは感じませんし。普通に現代でも聴けると思います

日本の昔のシティポップだって流行ってるそうじゃあないですか。海外

自分大滝詠一など知らない世代でしたが、学生の時に聴いて引き込まれたクチですし

良いものはいつの時代でも楽しく聴けるもんですよね)

2022-04-09

受動音楽ディグ、すなわちラジオNHK-FM聞き逃しサービスでダラ聞き

少し前に音楽ディグどうしてる?との話題増田で盛り上がり大いに参考にさせていただいた。

増田ネットでは主にSoundcloudを使わせてもらっているが、精度が良すぎて似た感じの曲ばかり集まってしまう。

それはそれで嬉しいが、自分では聞かないような意外な曲を聞いてみたい。そこでラジオのすすめ。

NHKFMだと音楽メインの番組が多く、CMが無いのでストレス少ない。

更に最近は聞き逃しサービス提供している番組が増え、番組終了後一週間はいつでも何度でもネットで聞ける。聞き逃し対応番組おすすめしてみる。

https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/

世界の快適音楽セレクション土曜日 09:00〜10:50)

ゴンチチの案内する「ちょっと変わった切り口で色んなタイプ音楽がかかる」番組。毎回テーマを決めてゴンチチのお二人と選曲担当者が選んだ変な曲が色々かかるので、自分からでは絶対聞かないタイプの曲が毎回かかり、たすかる。この番組きっかけで聞くようになったミュージシャンもいる。今朝は「ハニーの音楽」というテーマハニー・ナイツの「サスケ」がかかっていた。途中のセリフ迫真演技力面白かった。

音楽遊覧飛行 (月〜木 9:2010:00)

4人のパーソナリティが週替りで出演。

エキゾチッククルーズ」(サラーム海上

映画音楽ワールドツアー」(紺野美沙子

ふるさとのうた 心の旅」(榊原広子)

ミュージックエクスプレス」(向谷実

個人的にはサラーム海上氏の週がおすすめ世界の最新ワールドミュージックが色々聞けて楽しい

紺野美沙子氏の週は映画サントラ榊原広子氏(ダ・カーポ)の週は懐かしポップス童謡合唱曲等、向谷氏の週は電車にまつわる曲色々、ジャズ歌謡曲がよくかかる。

クラシックカフェ (月~木 14:00〜15:50 再放送 火~金 7:25〜9:15)

今年4月から聞き逃し対応になった。たすかる。クラシックダラ聞きに。その日のテーマに沿って色々クラシックがかかる。交響曲まるごと一曲とかもかかる。曲の合間に豆知識教えてくれたりもする。たすかる。

鍵盤のつばさ (月一回土曜日放送 20:15〜21:00)

月一回しか放送してない幻の番組「鍵盤のつばさ」。なぜ月一なのかというと、NHK交響楽団演奏会の中継が入る日のみの放送なので。聞き逃し対応になったのでうっかり聞き逃しても大丈夫なのだ普段はこの時間、あの曲者番組クラシック迷宮」を放送しているので多分迷宮ファンなら聞き逃さない。

作曲家ピアニスト加藤昌則氏がテーマに沿って鍵盤曲の魅力を語る番組で、軽妙な語り口が楽しい

現代の音楽 (日 8:00〜9:00)

4月から聞き逃し対応になった現代音楽番組現代音楽の新作をばんばん流してくれる太っ腹番組NHKはこういう番組は残していってくれないと。日本の貴重な音楽歴史を記録し後世に残していくために。

番組の進行は作曲家西村朗氏、いつも番組冒頭で「作曲西村朗です」と仰る。「作曲の」ってのがなんかいい。

以前はてブホッテントリ入りしてたオモコロ現代アート記事https://omocoro.jp/kiji/152982/

三杉レンジ氏が「アート業界では作品言語化は前提として必要不可欠なもの」と仰っていたが、西村先生はこの言語化がとても巧い。増田のような素人にもスッと音楽が入ってくる。

更に西村先生は話がめちゃ面白く、ゲストが来る回は大体爆笑トークになるのでもう絶対聞く。

クラシック好きなのでついクラシック番組ばかりになった。

聞き逃し対応ではないが「クラシック迷宮」(土 19:20〜21:00)も面白い。これ絶対はてなー好きなやつ。政治学者でクラヲタ片山杜秀氏の番組。かなりの曲者番組で、片山氏は旧東側音楽日本現代作曲家に詳しいのでそっち系の曲が割とよくかかる。日本現代作曲家がやっていた劇伴もよくかかる。特撮とか。先週もニーチェの話からウルトラマンウルトラセブンかかってた。

あと片山氏、子供の頃からテレビの音を録音するのが趣味だったそうで、NHKも持ってないような貴重な音源持ってたりするそうな。

ここまでおすすめしておいて何だが、NHKFMには少し怒っている。

朝6時といえば60年前から古楽番組をやっていたのに、数年後のAM一波停止の煽りか朝6時台を英語番組に取られて朝5時台に追いやられてしまったのだ。予算削減だから当たり前だろ番組なくなってないんだからいいだろーが、と言われるとつらいが、こちらも数十年は朝6時の古楽聞いてきた身であるAM波停波はまだ数年後だが、今後語学以外にも芸人バラエティ番組等も次々引っ越してきてFM音楽番組中心のラジオではなくなっていき、おそらくクラシック番組から削られていくのだろう。クラシックジャンルの中でも聞く人の少ない古楽現代音楽から削られるのではないか懸念している。金にならん文化なんか消えるべき、という考え方が増えてるのもわかる。役に立たない音楽より明日の食い扶持、というくらい国民生活は逼迫しているし。でも消えてほしくないんだよ日本現代音楽は………歴史は記録しないと消えてしまうんだ。

2022-03-26

anond:20220326014837

拍子は曲の1小節あたりで基準となる音符がどれだけ入ってるかを示すもの


4拍子は何かの音符(ほとんどは4分音符)が4つ入ってるから4拍子で4/4(4分の4拍子)

1小節あたり8分音符が4つなら4/8(8分の4拍子)

3拍子なら4分音符が3つで1小節なら3/4、16分音符なら3/16になるわけだ


8ビートは1小節に8分音符に相当するリズムが8個入ってるから8ビート

分かりやすいのはドラムリズム刻んでるやつだけどドラムインストヴォーカルが分担する場合もある

これを16分音符に置き換えたのが16ビート


から、何かの曲の解説で8ビートだの16ビートだのが出てきたときは、その解説をする人や聞く人にとって常識的に把握できる4拍子が念頭に置かれてるし、

それを作る人もまあだいたいはその常識のうちで作曲してる。少なくとも出版される楽譜はそうなってる


しかしながら、例えば3拍子の曲で8ビート風のリズムを取るならそれは6ビートになるべきか?16ビート風なら12ビートになるべきか?

というとそうはならない

12ビートといえば4/4を12等分したもの念頭に置くし、そのだいたいが12/8で説明される

しか12/8で説明されようとも結局は8分音符3つ分でひとまとまりにするケースがほとんどだし、そういうリズムパターンで作られた曲は4拍子的だろう


とにもかくにも現代の音楽シーンで4拍子というのは強力な磁場を持っている

そういう環境下にあるならたいていの人間は2拍子2小節分で4拍子1小節解釈するのが自然というものだろう

2021-07-15

anond:20210715180838

えっろい女が煽情的に踊りながら歌ったり、マッチョな男が楽しく踊りながら歌ったり、そういう視覚情報も含めたもの現代の音楽じゃん

Video Killed the Radio Star​みたいな曲が出てから40年も経ってるんだから、みんなそうであることはわかるでしょ

2021-02-28

anond:20210228082046

本来言葉「壊れたレコードのように」があり、

レコードテープレコーダー勘違いしたところから

「壊れたテープレコーダーのように」

という言葉が生まれた。

レコード音楽聴くという文化が廃れ、カセットテープで聞く時代へ変わったからこそ、起きた言葉の変遷ですよね。


ということは、現代の音楽事情に合わせればよいのであって、

「壊れたストリーミング配信のように」

という表現で良いのではないでしょうか。

ストリーミング配信でも、なぜかダウンロードが上手くゆかなくて、

同じ部分を何度も再生してしま現象って経験ありますよね。

2021-01-19

anond:20210119190456

YOASOBIしらんのでYoutube一曲MVを聴いてみたけど、なんとなく言ってる意味わかった

ギターピアノのような生楽器の音について話している場合と、シンセの音を想定している場合とで説明が違ってくるが、たまたま今聴いた曲のイントロピアノだったのでここではピアノを例に挙げる

 

とりあえずショボいピアノ音源代表として、RolandのSound Canvasデモを聴いてもらいたい(0:50~ぐらいか聴くとわかりやすい)

https://www.youtube.com/watch?v=uPQa7trDFpA

いかにも機械的音色(ちなみにシンセ文脈ではおんしょくと読む)だと感じないだろうか?

理由は明白で、これは非常に古い時代音源なので、データサイズが非常にちっちゃい

どれくらい小さいかというと、Roland SC-88場合ピアノ以外にも数百種類もの音が収録されてるのに、全部あわせて8MBのROMに納めているらしい。てことはピアノ一個のデータ100KBくらいしかないんじゃなかろうか

そんな制約の下でピアノの音を表現するとしたら、たとえば…

  • ROMにはピアノの「ラ」の音を1個だけ、0.5秒くらいしか収録できないものとする
  • 「ラ」以外の音を出したい場合は、再生速度を上げ下げすることでむりやり音程を変える
  • 0.5秒より長い音を出したい場合は、終盤の0.2秒くらいの区間を切り抜いてループさせる

みたいな涙ぐましい工夫をしなきゃいけない

当然この場合「鍵盤の同じキー10回叩けば10回とも完全に同じ音が出る」「鍵盤を強く叩こうが弱く叩こうが常に同じ音が出る(さすがに音量だけは変わる)」といったいかにも不自然な特徴を持つ「ショボい音色」になる

(注:この時代ピアノ音源は録音ではなく合成波形で表現している可能性の方が高いかもしれないが、後段のしくみは一緒だろうし今は細かいことは置いておく)

 

ところで現代の音楽製作ではHDDメモリも潤沢に使うことができるので、一台のピアノ表現するために平気でファイルサイズ6GBくらい使う

以下は\13400で買える音楽製作ピアノ音源デモである。録音データサイズ圧縮前で13.7GBあるそうだ

https://www.youtube.com/watch?v=7YBwoHEI-fA

人間が弾いてるデモじゃねーか!とつっこんではいけない。先程のSound Canvasのような古い音源だったら、たとえ人間が生で弾こうが機械的な音しか出ないのだ

一方現代サンプリング音源は「弱い音」「少し強い音」「すごく強い音」をちゃんと別録りしているし、さらに同じ高さ・同じ強さの音でも複数収録してランダム性を持たせることで機械感を回避したりしている

それだけのデータ量とPCパワーを費やしているからこそ、人間が生で弾いた時にちゃんと生っぽい演奏音を出してくれるのである

(なお現代リッチ音源といえども、手抜きして「全部の音符を一定の長さにする」「常に一定の強さで弾く」といった機械的な打ち込みをされると不自然さを隠しきれなくなり、ショボ音源に近く聴こえる)

 

じゃあ前者のような「ショボい音色しか出せないピアノ音源」に存在価値あるの?という話だが、前者の製品は'90年代に発売されたショボい機器の音をわざわざ現代でも使えるようにソフトで復刻したもの

まり「30年前のあのショボい音色が持つ独特の懐かしさ」が好きな人いるからこそ復刻しているわけで、存在価値はあるのである

あとメモリ消費量が少なくて済むし、メーカーとしても収録にさほど手間をかけずに作れるので、安価製作環境に同梱されているオマケのような音源は(さすがに30年前レベルではないにしても)これに似たショボい音であることが多い

YOASOBIが意図して使ったのかどうかはわからんけど、YOASOBIが好きと言っている人はこういうショボい音色が持つレトロ感が刺さったんじゃね?

2020-08-01

日本にもシンフォニックメタルが欲しいよね

神への祈りのためにゴスペルが築き上げてきた文化!盗用!!!

悪魔崇拝じみた破壊衝動より生まれメタル!合体!!!

オレ シンフォニックメタル ヨロシク

素晴らしい。

日本にはこういう文化がない。

雅楽、禅、様々な文化はあれどそれが現代の音楽破壊的融合は果たさない。

せいぜいが吉田兄弟まで。

既存文化と新しい文化が融合するとき文化的盗用と指さされる覚悟が決まった扱われ方はしない。

つうか三味線って別に宗教的要素ねえし。

日本ってそもそも宗教音楽が貧弱だし。

そこよな。

つうか日本音楽文化って貧弱っつうか国家ですら超みじけえ。

2020-07-14

現代平常運転なんだろうけど、自分記事に読解力のない的外れブックマークコメントスターがいっぱいついて上位にランクインしてると暗澹たる気持ちになる。

それってつまり記事を全部読まないうちに結論を出しているってことですよね。お前が思うんならそうなんだろうお前の中ではな、と言わざるを得ない結論を。

これは、YouTube視聴者はガマンせず待てないので、少しでも動画に間があるとスキップしたり視聴をやめたりするのと同じ傾向なんだろうか。

YouTuberが基本的早口で喋ってスキマ無く編集する(ジェットカット)のは、そういった忙しい視聴者最適化して適者生存した結果らしい。

現代の音楽ってイントロが短くなっているそうだ。同様に歌が始まるのを待てないせっかちな人がそれだけ多く、聴いてもらえないので、適者生存で短くなったのか。

中島みゆき「時代」時代を先取りしすぎた。

ワイが小学生のころ、先生が授業中に「いまの子どもは15分しかマンできない。TVCMが15分ごとに入るから」とか言ってたが、いまの子はそれが15秒にでもなっているのだろうか。

なんかこう、若くなるにつれて脳の報酬系がすごいことになってそう(小並感

2020-05-28

anond:20200527145007

個人時代感覚って大きく分けて「生まれる前」「小学校低学年ぐらいまで」「学生の間」「それ以降」に分かれるのかなと思っている。

から1980年前後まれ自分場合オイルショックが少し面白い

第一次(1973-74)は歴史上の出来事という感覚

二次(1980-81)は、記憶は無いけどかーちゃんは幼い俺を抱えて右往左往したのかな、と少し当事者感覚がある。

1990年代後半は今でも有名な人だと、B'zやミスチルTMRポルノグラフィティ山崎まさよしとかが活躍してた。

から、当時学生だった自分は、音楽的な感覚だと「現代の音楽」という感覚がある。

でもこれは、例えば今20歳の人からすると「生まれる前からの人」なので、前時代音楽に感じるのかな、と思う。

自分感覚に置き換えると、例えば「神田川」のかぐや姫や「結婚しようよ」の吉田拓郎かに対する感覚に近いのかなと。

(この辺は各世代の人に詳しく聞いてみたい)

「それ以降」に関しては興味ある分野はある程度変遷が分かるけど、無い分野は全部まとまっちゃうね。

例えば自分アイドルには興味薄いので、モーニング娘はまだしも、AKBももクロ欅坂も全部ごっちゃの「最近アイドル」という感覚

興味ある分野も、若い頃に比べると時間の流れが速く感じるので、2-3年ぐらいなら最近と思えてしまう。

学生の頃は半年前ですら一昔前の感覚だったけど。

2018-11-11

なぜよさこいけが成功するのか

ガーナで『よさこい踊り』が独自の変化を遂げ、超クールダンスへと進化していた「完全にアフリカンナイズされている」 - Togetter https://togetter.com/li/1287106

高知県民ではないので伝統よさこいというのがどういうものなのか知らないが、

ググった限りだともともと盆踊りと同じようなスローペースの踊りらしい。

それが今やドラムやらベースやら電子音が鳴り響く音楽に合わせて踊る集団舞踏パフォーマンスとなっている。

盆踊りとかそういう次元ではない。

現代の音楽昔ながらのYOSAKOIの融合、初めて知った時、これは新しい時代祭り始まったなと思った記憶がある。

地元で人気の踊りはそれなりにあるけれど、それらは地元を離れられない。

地元を離れても受け入れられ、ローカライズされてもなおアイデンティティを失わずに居るのはYOSAKOIだけだ。

あと関係ないけど東京に来て「よさこい」と表現されているもの

わりと高確率YOSAKOIソーランなことが多いので

最近ではYOSAKOIソーラン=よさこい認識してる人も多いのかもしれない。

でもそれってよさこいにもソーランにも失礼なような気がするんだけどこういう事言ったらお気持ちとか言われちゃうのかな。

2017-12-25

anond:20171225034726

書いてることは概ね間違ってないけど、結論は間違ってる。

 大衆シンプルキャッチー音楽を求めるという見方は全く間違っていないし、実際にその理屈のもとで大成功を収めたベリー・ゴーディJrという人物がいる。彼はもともとジャズが好きで、ジャズ中心のレコードショップを開いていたのだけれど、売れるのはより音楽的に簡素演奏技術も高度でないドゥー・ワップやダンス向きのジャンプブルースロックンロールで、自分が売りたいものが全く売れなかったという苦い経験があり、そこからリズムが豊かでわかりやす楽しい音楽を作る会社であるモータウン・レコードを創設し、ミラクルズ、スプリームスジャクソン・ファイヴといったミュージシャンを輩出していったという経歴がある。

 音楽理論的に高度であるということが音楽的に優れている、という見方は極めて安直で、音楽理論的に高度な音楽音楽理論的に高度な音楽なのであって、優れた音楽であることとは直結しない。

 アメリカ、及び現代の音楽史を語る上で、アメリカ黒人奴隷(強制労働者)が生み出したブルースは欠かせないけれど、ブルース自体はごく僅かなコード進行からなる、元増田言葉を借りて言うなら“音楽理論的に低レベルな”音楽だ。けれども、ブルースが持つ音楽価値というのは極めて大きなもので、黒人がより高度な音楽教育習得するようになった1950年代以降においてもシンプルギター演奏だけで音楽を作り続けるレッドベリーライトニン・ホプキンスといった黒人ブルースシンガー評価は続いていたし、更には彼らの直系の影響下にはウディ・ガスリー、ボブ・ディランといったビッグネームがいて、彼らについてはもはや言うまでもない。

 それに、理論的高度さを追求する人間シンプル音楽を“低レベルであると見做している、というのも違う。

 例えば増田の言う現代音楽の分野で成果を残しているフランク・ザッパキャリアはドゥー・ワップやリズムブルースといったシンプル黒人音楽内面化から始まっているし、生涯に渡ってこうした音楽に興味を持ち続けていた。ロック文脈ではアヴァンギャルドノイズシューゲイザー先駆者であるルー・リードボビールイスアイズレー・ブラザーズファッツ・ドミノ、フレディ・キングといった50年代黒人ポップスの愛聴者だったし、日本でも山下達郎ジェームズ・ブラウンはじめ60年代ソウルミュージックの愛好ぶりはよく知られているところ。

 というように、わざわざ結論を書き直すまでもないけど「音楽理論的に高度な音楽けが優れた音楽であるというわけではない」ってこと。

 あと最後蛇足だけど

アーティストでも、若いころは電子音バリバリの歌を歌っていたのが、歳を取るにつれアコースティックな静かめの曲ばかり歌うようになったとか

 これのわかりやすい例にロッド・ステュアートがいて、彼も年齢を重ねるに連れてビバップ以前、あるいはポップス寄りのジャズスタンダード(わかりやす音楽)を積極的に採り上げてカヴァーしてます

 

2015-10-04

眠れないのは君のせいだよウォーオゥウオーゥ

90年代歌詞ってださい。

思ったことをちょっとカッコつけていう。

そのかっこつけ方がひねりがない。

しかし、軽薄よりもそっちの方がいいのかもな。

コナンのフッ。とかもダサいけど、なんかいいもんな。

これは様式美ということなのか。

現代の音楽ハイセンスさに、ハイセンス疲れしはじめた。

たまに記号を操ってるだけのように思えてくる。

2014-02-05

http://anond.hatelabo.jp/20140205154903

それはおかしい。

カレーを皿で食っても、便器で食っても、カレーの味は同じか?と聞かれると

 

人間にはブラシー効果があって、きれいな器で食ったほうが美味しく感じる。

同じように、音楽にもブラシー効果はある。 だから PVつくったりするんだろ。

 

物語によって味付けされた音楽は、情景が目に浮かぶという効果によって、より良く聞こえる。それは人間である以上仕方がない。

逆に、物語やその他の物によって音楽が変わらないとするなら、CMイメージ戦略を真っ向から否定しているので、ほぼ現代の音楽屋は電通との兼ね合いも合ってそんなことは言えない。

2012-10-24

管楽器奏者のクラシックの嗜好

アマオケで弦をやって10年以上経つけど、未だに管の人達の曲の嗜好がよく分からなかったりする。


とにかく管の人達って、ロマン派後期から現代の音楽をやりたがる感じなのだ

現代くらいかしか定席のないトロンボーンチューバがこの傾向なのはまだ分かる。

ティンパニ以外の打楽器も、やはり近現代から積極活用され始めたので、これまたそっちをやりたいだろうと思う。


しか木管トランペットホルンまで含めて、総じて上に書いたような、言い換えれば「割と大編成志向なのはどういうことだろう。

スコア眺めてる限り、モーツァルトベートーヴェンブラームス管楽器パートだって十二分に面白そうなのになあ。

木管ホルンの深みのある印象的なアンサンブルトランペットティンパニのカッコいいアクセント、どれも弦じゃ絶対経験できないし。


ちなみに弦の意見として言わせてもらうと「オケは弦の豊かな響きが基盤」という意識が非常に強いです。

またヴァイオリンチェロメソッド古典的な造りの曲や、バロックを基本としていたり。

なのでそれに沿ったオーケストレーションをする古典派~ロマン派前期くらいが、どうしても好みになるわけで。

一方、楽器限界に挑戦するような、弾いててやたらくたびれる書き方をしているロマン派後期以降はちょっと・・・という感じ。

打楽器の数も多いので、それに負けないよう人をかき集めようにも、曲によっては技術的に難しすぎて、ゲネ本しか来ないようなエキストラにはまず期待できないなんて事情も。


そして毎回、選曲会議微妙駆け引きの場になると。

2010-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20100606140723

そういった骨董品的な楽しみ方もありだと思うけど、実際そういう楽しみ方も俺自身してるし、

でも残ってきた古典にはそういった歴史的な価値を越えるような魅力があると思うんだよね。

当時の匂いを直に感じさせてくれるだけでなく一作品としても立派に鑑賞に堪え得るものだと思う。

バッハでもベートーヴェンでもクラシカル音楽現代の音楽になんら引けを取らない。

同じ土俵で競わせても対抗し得る。古典文学も同様。

文学はその性質上音楽より、時代の違いってのがより感じられるけど

平家物語は現代の小説になんら引けを取らない。少なくとも俺はそう思う。

2009-06-24

南京事件界隈と売れないミュージシャン

重なってきたよ。

本日は売れないミュージシャン音楽評論家Aさんに現代の音楽シーンについて語ってもらいます。

では。

インタビュアー(イ):現代の音楽シーンについてどう思われますか?

A: どう? どうもこうもない。なっとらん。

イ:は?

A:私の音楽が売れない日本はどうかしている。

イ:どういうことでしょうか?

A:私の音楽世界基準を元に作っている。それが認められないというのは日本がおかしいのだよ。

イ:(ちょ、なんか流れが怖いぞ方向を変えねば)

  は、はあ。では話題を変えまして。現代の音楽シーンをにぎわしているGIRL NEXT DOORについてどう思われますか?新人ながら先日オリコン一位を獲得しております。ボーカルのかわいさとダンスの切れが特徴かと思いますが。

A:は?あの頭の長いボーカルがかわいいなどと目が腐っているのかね?盆踊りのようなダンスを素晴らしいなどと思うはずが無い。もっと音楽勉強たまえ。

イ:(お、おい全否定かよ)

 え、え、えーとでは東方神起はいかがですか?イケメンに4人のハーモニーが特徴的かと思われますが。

A:は?整形ボーカルグループがどうしたって? 売れてるとはおかしいな。所詮AVEXの自社買いと工作員の仕業であろう。もっと音楽勉強たまえ。

イ:(何これ陰謀論?)

 は、はあ。では日本音楽業界はおかしいと?

A:ああ、そうだな。陰謀めいた物を感じるね。みんな音楽勉強がたらんのであろう。そうこの音楽を聴きたまえ。これは良いぞ。世界基準だからな!

イ:(世界基準世界基準うるさいな…。)

  は、はあなんとなく良いような気がします。

A:気がするではない!良いんだよ!もっと音楽勉強たまえ。音楽を。では私の音楽も聞きたまえ。

イ:(はあ、なんだろうかこの押し売り展開は)

  んー。良いんじゃないですかね。

A:良いんじゃないですかじゃない!良いんだ!君はほんと音楽勉強した方が良い。世界基準は最高!それに従った私の音楽も最高なのだよ!

イ:(はあ、何だこの人世界基準の単なるうけうりじゃないのかしら?)

 そうなんですか。はい。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん