はてなキーワード: 塩分とは
なにやらヨッピーとかいう人が「たくさん稼いでるひとのマネーリテラシー」について記事を書いていたんだけど、じゃあ僕らのようにそもそもキャッシュフローの少ない「底辺労働者層」「貧困労働者層」「不安定労働者層」はいったいどうしらいいのかね? この記事を有料にしたいけど、それすらも出来ない僕らは!
だいたい「もってるひと」は「これは努力して手に入れたものだから非難されるいわれはない!お前らの境遇は自己責任」って言うんだけど、わかったよ、じゃあお前らが汗水垂らして支払ってる税金を俺たち貧困層が食らい尽くしても、それも「自己責任」な!文句言うんじゃねーぞ。
同じ貧困層同士のひとと話しててそういう話になったのだけど、「お金に対する執着がみんな強すぎるし、インターネットでそういう話をすると『乞食!』とか逆ギレする人が多くて話しづらい」との事ですが、ちょっと今日は頭を柔らかくして聞いて欲しいところ。
こういう話、以前から書きたいなぁと思っていたんですが、いかんせんお金が絡むことなので媒体とかスポンサーとか絡めてお金がほしいなと思って、ただじゃ書かねえぞと思っていたのだけど、この機会に書きたい。お金くれって思ってるのでご理解頂きたいでござる。
その貧困層の人が言うには、この6つをやっているかどうかでを聞けばだいたいのマネーリテラシーの高さがなんとなく判断出来るらしい。「ひとつもやってない!」という人はこの機会に考えてみても良いかも知れない。逆に「全部やってる!」って人は自分なりに調べたり考えたりした人なんだと思う。
まず自分自身のミニマム生活コストをちゃんと把握しておくこと。
友人知人も本当に大切な人たちとの付き合いだけに絞り込んで、当たり前だけど仕事をしなければスーツなんていらないし、ひとに会う予定もなければ外出着も季節ごとに一着あればいいよね。
そんなふうに色々なものを削っていくと、生活コストはおそらく5万円くらいに落ち着くと思う。税金や水道光熱費も遊興費 雑費 固定費 諸費もすべて込みで。でも「住居費」は別ね、地域差が大きいから。
なんなら冬場はお風呂に入るのも週一ぐらいでも大丈夫だよ。だって誰にも会う予定はないし、臭いと感じて不快になるのは他人であって自分自身では臭くないし。でも冬場で乾燥しているとはいえ、首・脇・股間は濡れタオルで毎日ちゃんと拭こうね。
そうすることで、当たり前だけど所得税の支払いもゼロ。住民税の支払いもゼロ。国民健康保険料が7割減免されて15000円/年くらい。国民年金が全額免除(要 減免申請)で支払いゼロ円だけど1/4は払ったことになる。これすごくない?払ってないのに払ったことになるの。「ゼロ円」を払ってちょっとお金がもらえるようなもん。現代の錬金術だよ。
あと医療費も高額医療費制度が適用されるから、もちろん入院中の食事費用は別途自己負担になるけど、医療費一ヶ月で35000円くらいが支払い上限。どんなに大きな手術をしようが35000円。いえーい。
地域バスなんかも1000円で乗り放題パスがもらえたりするかも知れないので、その辺も調べておくといい。
なので、住民税非課税世帯でいると支払う税金の類は「国民健康保険料が年15000円くらい(7割減免)」だけになると思う。これだけであらゆる社会保障制度を使い放題。れっつフリーライド。
一ヶ月5万円で生活できるよ、というと大概「何食ってんの?」と質問される。答えは簡単。牛乳・玉子・豆腐・納豆・旬の野菜。
「犬の幸せ理論」って知ってる? 犬は毎日同じ時間に同じ餌をたべることが安心幸せなのであって、人間様が良かれと思ってたまに別のご飯をくれるのはいい迷惑ってはなし。
貧乏人は犬だから、毎日同じ時間に同じ食事をとれることが安心幸せなんだよ。
だから、朝は「目玉焼きとトーストと牛乳とビタミンCサプリ」、昼は「目玉焼きとご飯半合」、夜は「豆腐と納豆とご飯半合と旬の野菜」。ちなみにご飯は白米と玄米と押し麦の自作ブレンドだよ。食物繊維だいじだよ。フライパンは鉄製で鉄分補給もだいじだよ。
旬の野菜は高いでしょって聞かれるけど、ちゃんと八百屋に行ってそのときどきで安いものを見繕えば安いよ。冬なら白菜や大根。春夏はキャベツときゅうり。秋はなんでも美味しいよ。もやしは安いけど日持ちしないから使いにくいよ。
冬なら鍋に豆腐と白菜山盛り。春キャベツは酒蒸し焼きにして塩コショウとマヨネーズと醤油で和風回鍋肉っぽく。夏きゅうりは浅漬けにするなり味噌で食うなりして、塩分も補給。
これで食費一日300円くらい。米も調味料も込みで。一ヶ月の食費は8000円から12000円くらいになるよ。少し甘いものを食べても たまに晩酌してもそのへんに収まるよ。
ちなみに、肉・魚は食べないよ、高いし保存も料理も面倒。肉さかなを食べなくなって1年目はテレビのCMを見るだけで食べたくなったけど、2年目くらいでなんとも思わなくなるよ。たぶん腸内フローラとかそのへんが調整されるんだと思う。だからか、たまに肉を食べると翌日下痢になるよ。
それに肉さかなを「美味しい」と思わなくなるよ。「(安い肉だから)歯ごたえがゴムみたいだし、動物性の油が美味しいだけだな」と気がつくよ。野菜のそれぞれ個性ある歯ごたえだったりフルーツさながらのジューシーな感じのほうが「美味しい」と感じるようになるよ。ふしぎだね。
でも人のかねで食べる焼き肉と寿司は最高に美味しいよ。ふしぎだね。
ちなみに油揚げを焼いて焼肉のタレで食べると肉っぽいよ。貧乏人の舌なんてそんなもんだよ。
冷暖房は使わないよ。電気代が高からね。年間通じて水道光熱費は5000~6000円/月で抑えられるよ。電気代だけなら2000〜3500/月くらいだよ。
でも「一人用電気毛布」と「扇風機」ぐらいはつかうよ。死んじゃうからね。夏は室温35度。冬は室温5度くらいになるよ。
冬は室内でもコート着て手袋してマフラーして毛糸の帽子をかぶっておけば乗り切れるよ。
夏は全裸でいることが大事だよ。布一枚あるかどうかで体感温度が10度くらい違うよ。真っ裸で扇風機にあたってるとときどき「さむっ」ってなることもあるよ。あと一日中 水風呂入ってればいいよ、どうせ仕事してないんだし。
冬はともかく夏は冷房使わないと死んじゃうよって言われるけど、餓死とか三大疾病とかで死ぬより熱中症で気を失って眠るように死んだほうが幸せな死に方かもしれないよ、よく知らないけど。死体の処理をするのは他人だからどうでもいいよ。無縁仏で十分だよ。
なにか欲しいものがあったとき。お金持ちは「それが欲しいかどうか」で決めるよ。普通の人は「それがあると便利かどうか」で決めるよ。貧乏人は「それがないと死んじゃうかどうか」で決めるよ。
「よくよく考えたらこれがなくても死にはしないな」って判断したら、それは「いらないもの」だよ。捨てな捨てな。
おかねもちだって、彼らなりの「理由」をちゃんとつけているからね。身体の70%は水分だからお水は大事、だからウォーターサーバーは無駄遣いじゃない。一ヶ月に一回 海外旅行に行くのはストレス発散で大事、それが結果的に健康につながるから。銀座でランチをするのは情報交換のため、上流層の情報交換はプライスレス。このブランドは一生使えるからかえって割安。
うん、いいとおもうよ、たくさん消費税を払ってね。ぼくらのために。
お金は人類共通の指標だから、ついそれを積み重ねて数えることを重視してしまうけど、それはしなくていい。自分だけの仕合せを数えることが大事。
熱いお風呂に浸かるときの仕合せ。子供の寝顔。たまにたべる好物。ネコと一緒に昼寝する時間。なんでもいい、他人には理解できない、自分だけの仕合せ。それをひたすら積み重ねること。
「とはいえ出来ねーよ」という層もいるかと思うのですけど、それぞれ1週間くらいで慣れますで。人間の最大の武器は知性でも二足歩行でもなくて「適応力(慣れ)」らしいです。ゴミ屋敷でも人間 3日で慣れて生活できるようになるそうですよ。
続・お金の話について | ヨツピー | note anond:20190707094714
こころのはなしについて | ヨツピー | note anond:20190706113700
終わりの話について(完結) | ヨツピー | note anond:20190708072506
自分はほぼ100%自炊で、6~8食分まとめて作って味つけに醤油を入れても大匙3ぐらいが上限。
醤油大匙1の塩分量が2.6g(http://home.c06.itscom.net/maruko/08foods/enbun/enbunhayawakari.html)だから
2.6(3)/6で多めに見積もっても1食の塩分1.3g、3食で3.9gなんだよね。8食分作ったとすると、3食で2.925g。
自分は間食するし夕餉に味噌汁一杯つけるから5gは超えてると思うけど、意識して減らそうと思えば減らせるし言うほど難しくはないだろうなと思う。
何があろうとも一日たりとも5g超えてはいかんと言わけでもあるまいし、おおむね実現可能な数字ではないだろうか。
まあ、この程度の数字聞いて「絶対無理!!」って反応する層が心臓いわして入院してるわけで(自分の塩分摂取量なんて概算さえできないんだろうなということも含めて)さもありなん、ということだろう。