はてなキーワード: ケインズとは
その前は西側諸国はケインズ主義に従っていたが、アメリカは経常赤字とスタグフレーションに陥った。原因は政府の肥大だと。また、腐敗した国もまだまだ多い。
だから費用対効果に還元して、費用対効果がないものを削れと。政府の関与が良くないからなくせと。
しかし、教育や基礎応用研究、治安や困窮者救済など、費用対効果がすぐ見えないものまで削られたんだよ。このあたりは長期的に費用対効果があるという話だから。
あと、デフレでも自国通貨建て国債による財政破綻を恐れて緊縮財政を狙うことや、税制について資金循環を意識してないから、一度不景気になったら二度と回復しないという側面もある。
新自由主義の「何もしないことが望ましい!」「規制緩和だ!構造改革だ!」というのは、日本の失われた30年や2008年リーマンショックで失敗だったからな。
インフレになりそうな段階で、石油需要が高いから文句言わないだろうとのロシアの侵攻だ。だが、欧米はロシアの中央銀行の外貨準備凍結という形で対抗した。
まさに自国通貨建て国債はデフォルトしない。外貨借金でデフォルトする。そのうえで、その外貨を持ってる国が外貨を凍結するというMMTの知見でロシアをデフォルトに追い込もうとしたからだ。
一方でロシアベラルーシは強引に外貨建国債を自国通貨建て国債にすると宣言した。勝手な契約変更自体デフォルトなんだが、これも自国通貨建て国債となったらデフォルトしないというMMTの知見ゆえ。
MMTは単純な不景気なら財政出動しろじゃない。不景気なら財政出動はケインズ主義だ。
新自由主義の国の財政出動して国の借金が増えると財政破綻するという言説に対して、MMTは自国通貨建て国債と外貨借金を峻別して、自国通貨建て国債なら財政破綻しないという話だ。
MMTを踏まえて、ではどんな政策が良いのかを議論し実践している状態が今だぞ。特に日本もエネルギーや食料の価格上昇が見えているからな。
「通貨が下がったら」ではあるが、海外に売れるものを売れば通貨は上がりますな。そして、海外に売れるものを作るには企業の設備研究投資と、政府の基礎応用研究投資が必要。
デフレだと企業が設備研究投資をしない。だから、デフレであれば設備研究投資をしてインフレにするべきというのがケインズ。その後、インフレでも不況というスタグフレーションがあって、政府をスリム化させたほうが良い!という新自由主義が起きた。
しかし、スタグフレーションは1970年代のオイルショックや、欧州日本の戦後復興に相対的に負けたアメリカのように、需要が高まっても、合致する供給を自分たちが作れない問題。
今のロシアの経済制裁由来の石油・食糧・資源不足インフレに、金融収縮だとか金利上げなんてのが解になっているという馬鹿なことを言ってる。足りない品物を設備研究投資をして作るしか解はないのに
維新の会はむしろ化けの皮が剥がれてきているし、国民民主党なんてどこ向いてるのかわからず寄生先を探してる状態でしょ。次の選挙で伸びなかったら維新か自民党に吸収されてるよ。公明党にコナもかけてるしな。
立憲民主党も新自由主義とケインズ主義が混ざってるから方向が取れない。
でもまあ、今は「ロシアの制裁で供給に穴が空いたインフレにどう対処するか」が鍵だ。コロナ前で単に日本がデフレで海外もインフレじゃなかったときにはMMTの財政出動も正しかったが、今は海外起因のインフレに加えて、ロシアの制裁で石油や天然ガスの穴がぽっかり空いた。
MMTで特に代替エネルギー周りに価格保証をつけて増産させたりとか、設備研究投資補助などに力を入れることなんだが、産業育成だから、れいわの本筋じゃないからなぁ。
むしろきちんとマクロ経済学を学べばこそMMTの意味もわかるはずだが。マクロ経済学=基本的なケインズ主義だから。
MMTは現代において通貨は何か?政府はなぜ財政破綻するか?を鍵にしてみるとよい。そうすると、自国通貨建て国債では財政破綻しない。外貨借金故に財政破綻するというのがわかるはず。
自国産業が弱い状態での財政出動は輸入を増やして外貨借金を増やしてしまうという効果もあるがな。
ただし、無駄な財政出動をしたり、供給破綻でスタグフレーションになったという歴史もある。まあ、アメリカのスタグフレーションの起因となった無駄な財政出動の最たるものはベトナム戦争だが。
だから、民間が売れるものを作れるように民間にある程度自由にさせるという新自由主義も完全に間違いだとも言えない。だから、ある程度新自由主義も理解はしておいたほうがいい。
分散して立てとけばいいだけだろ。
新自由主義とケインズ主義とでケインズ主義のほうが好ましいというのなら異論はない。ケインズ主義だって何に政府が金を出すのが良いという問いは考え続ける必要がある。
アンモニア工場に隕石が落ちたら?太陽光発電所に竜巻が襲ったら?天国からケインズ先生が奇跡を起こしてくれる??ネオリベよりケイジアン的政策のほうが好みだけど究極真理のように盲信するのはキショイ
最大の食料の供給制約をなくしたのはアンモニア合成による緑の革命。石油枯渇についてもそろそろ風力発電や太陽光発電+蓄電池が離陸する。原子力も入れてもいいが結局基礎応用研究投資の賜物。
いや?「何もしない」というのが自由主義だから並べていいんだよ。何もしないより、マルクスやケインズのほうがマシということだ。
もっとも、金融制御だけはしていいというのが新自由主義だが、今の日本を見てのとおり大失敗だ。
自由主義って、封建主義に対して、自由にしたほうがうまくいくという思想だ。もっとも、貧富の格差は起きるし、一度大規模経済危機を迎えると、永久に続く不景気と衰退を作る。
ケチが付いたのはインフレだが収入所得が上がらないオイルショックや1970年代アメリカのスタグフレーションだ。
それでも今の海外需要起因ののスタグフレーション懸念に対して、金融緩和を中止せよ、基準貸付金利を上げろ!なんてのが新自由主義の規制緩和だ構造改革言ってたやつの口から出てるのを見ると、本当に何も考えてなかったんじゃないかとすら思えてくる。
自民はまだ風を見てる。だから高市なんかはMMTケインズ主義側の人間だった。むしろ新自由主義河野VSMMTケインズ主義高市の争いで、高市が優勢だったから、財政出動側に振れて岸田が総理になった。まあまだ振れてるのは感じる。
野党も、立憲民主党は経済外のネタばかり漁ってるだけだし、党内に小川淳也みたいな消費税増税新自由主義みたいなやつ抱えてるから、経済スタンスでMMT,積極財政側とも言えない。
せめてれいわが野党第一党になって、逆張りをほんとやめろということが期待か。維新が野党第一党になれば、当然自民も維新に引っ張られるよ。
理想を言えば、立憲民主党がケインズ主義と新自由主義で割れて、それぞれれいわと維新に分かれて、経済思想が統一され、その上で維新が負けることだな。
もっとも、「あの敵を叩けば幸せになる!」なんてのはあまりに人を煽るのに優位ということか。維新の一番のアキレス腱のギャンブル会場となる夢洲の土地浄化も「その支出は無駄だ!」という「あの敵を叩けば幸せになる」の一つでもあろうし。
積極財政で経済を良くしてくれそうなのが、自民とれいわだけだから。
維新の新自由主義的な無駄遣い削減という名の緊縮や、改革という石投げ行為は日本を豊かにしない。むしろ新しいことはその前に儲かるかどうかわからない段階を経過するからこそ破壊する。口先だけでデジタルイノベーションだとか言うが、起きるわけ無いっての。
立憲民主党も党内内部が割れてるから必死で他のテーマを探そうとしているが不発ばかり。無論経済でどうこう言おうと思えば、新自由主義もケインズ主義も一定の正当性があるから、反対側に反論するだけの知識量が必要。だからスタンスを明らかにしづらい。
れいわが逆張りが多い。まあ、それでも積極財政を叫んでるし、財政出動の中身も弱者救済側。自民の次にはマシな党ではある。
国民民主党は叫んでるより、党のスタンスのほうが大事。つまり、維新の犬ってこと。維新に逆らう政策はできない。コバンザメになりたいんだったらさっさと維新に吸収してもらえ。