はてなキーワード: 報道の自由とは
児童ポルノ禁止法改定案に漫画などが含まれることについて覚書でも書いておこうかと思う。
そのためには、まずアメリカ合衆国における事情を考えたい。というのも、アメリカは"表現の自由市場"という言葉が存在しているように、世界で最も表現に関しては自由のある国だからだ。(そしてその理由は4つほど上げられるのだが本題には関係ないのでここでは置いておく)
まずアメリカにおいて表現の自由の根拠となるのは合衆国憲法の修正第一条であり、その内容は在日アメリカ大使館からそのままコピペすると
合衆国議会は、国教を樹立、または宗教上の行為を自由に行なうことを禁止する法律、言論または報道の自由を制限する法律、ならびに、市民が平穏に集会しまた苦情の処理を求めて政府に対し請願する権利を侵害する法律を制定してはならない。
こんな具合になっている。
まあ表現の自由も無制限の自由じゃなくて、ポルノ(本当はObscenityで意味合いが違うんだけど、ここでは全部ポルノで統一)関係や反社会的言動は規制されるってのが通説で、この覚書では前者にのみ焦点をしぼる。
まず、アメリカにおいてポルノの定義が問題になったのは1868念のRegina v. Hicklinなんだが、当時のイギリス裁判所が採用していた基準に
Whether the tendency of the matter charged as obscenity is to deprave and corrupt those whose minds are open to such immoral imfluences and into whose hands a publication of this sort might fall.
てのがある。通称Hicklin test。で、この判示には三つのポイントがある。
1.ガキに見せたときにアウトかどうか
3.当該作品の社会的価値とかは完全無視して、とにかく該当箇所の効果だけを見る
まあこれだけ見たら分かるようにめちゃくちゃ(政府にとって)緩い。つまりいくらでも言論弾圧できる。
で、アメリカの最高裁は1878年のEx Parte Jacksonで、堕胎だとかの情報も含めたポルノなブツをアメリカの郵便システムを使って送ることを刑事罰化したComstock法案を合憲と判断してよりいっそう規制を強くした訳だ。
まあこんだけ政府にとってゆるゆるなことやってたら下級審もなんか苛々して、もっとリベラルになろうぜ!っていうことで色々と新しい判断が1900年代になって出てきた。その中で一番引用されてるのがUnited States v. One Book Called Ulysses(1933)における判例。ここでは、
という異常に分かりやすい判示をAugustus Handって人がした。
ぶっちゃけ身もフタもない話をすると、1950年代のアメリカってポルノ産業が最盛期を迎えていて、ぎゃーぎゃー騒いで規制しようとしていた保守系の奴らと弁護士グループの戦いの結果こういうことが起きたのであって、そういう意味では今の日本と似ているかもしれない。
Butler v. Michigan(1957)で最高裁はポルノ作品を規制するミシガン州法を廃止させて、さっきのHicklin testを実質的にひっくり返して、Roth v. United States(1957)で新しい基準を出した。それが、
the material must be calculated to debauch the minds and morals of those into whose hands it may fall and...the test in each case is the effect of the book, picture, or publication considered as a whole, not upon any particular class, but upon all those whom it is likely to reach. In other words, you determine its impact upon the average person in the community.
というクソみたいに長いの。
これのポイントも3つあって、
2.当時の社会情勢からしたらどうか(後に社会とは国家全体としてと補足される)
今度は大分書く方にとっては緩くなった。これをRoth Testと言って、この基準はJacovellis v. Ohio(1964)やMemoirs v. Massachusetts(1966)などの判決を通して確認・洗練されていくことになる。二番の要件は地域じゃなくて、国としての社会から見たらどうかになったし、作品の重要性についてもそんな要求しなくもなった。
ただ、ここからがアメリカ連邦最高裁の面白いところで、裁判官が大統領によって任命されるもんだから、大統領が保守派になると、保守的な判決を下す裁判所になる。で、当時の大統領はニクソンで、そのときの最高裁に怒り心頭。裁判長を保守派のBurgerにやらせて色々判断も変えさせた。具体的には、1と3はそのままに、2とさっきの作品の重要性基準が変更されて、
2'.当時の社会情勢の判断基準は州だ
重要性:文学的、芸術的、政治的、あるいは科学的価値を欠くものはアウト
こんなことにした。これが1973年のMiller v. Californiaで判示されたことから、Miller testと呼ばれることになる。
児童ポルノについて
こっから本題。
1982年のNew York v. Ferberが児童ポルノにおいて先駆け的な判決になる。リベラルな判事も保守派の判事も、全会一致で児童ポルノの映像に関する政府の規制をよしとした。
そして、インターネット関係について言えば、2002年のAshcroft v. Free Speech Coaltionがすごい興味深い判例を残していて、子供の役を大人がするポルノは規制されえないとしている!という訳で違憲判決を下された。いや、もちろん他にもまともな理由、例えばもっと緩い方法で規制できるだろとかいうのもあるんですけどね。でも、次の裁判の判決が非実在児童を規制してもいいとする判示をくだしている。
United States v. Williams(2008)より
The statute's (先の違憲判決を受けて作り直したPROTECT Act of 2003のこと 筆者注)definition of the material or purported material that may not be pandered or solicited precisely tracks the material held constitutionally proscrible in Ferber and Miller: obscencematerial depicting (actual or virtual) children engaged in sexually explicit conduct, and any other material depecting actual children engaged in sexually explicit conduct.
もしこの辺の話に詳しい人がいたらじゃんじゃん指摘してください。お願いします。(見ている人がいれば)
追記
ブコメより
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10637547
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10645407
白田先生が表現規制についてすごく分かりやすく説明している動画があったなんて!教えてくださった方(id:Barak)、ありがとうございます!
二つの方が遥かに丁寧で分かりやすい上にちゃんと猥褻(obscenity)とポルノ(porn)を使い分けて厳密な解説をしていらっしゃるので、是非こちらを見てください。
アルジェリアの人質事件で、被害者の実名公表が問題になっているらしい。メディア側は基本的に「公表すべき」という立場で、それに対して反論が集まっているようなんだけど、いまいちスッキリしない。メディア側の論拠は「報道の自由」で、それに反論する論拠は「被害者の人権」のようだ。
メディア側の人で、「自分だったら匿名ではなく、名前を記録に残して欲しい」という意見があるけれど、それはちょっと違うと思う。死者の意見を聞くことはできないけれども、少なくとも遺族なり友人なりがその人について公表することは可能だ。一律に、原則実名で報道しない、というだけだ。新聞でただ一行、名前を載せてそれで終わりにするのではなくて、その人がどういう人生を選び、歩み、そして亡くなったか、(関係者の協力を得た上で)詳細に取材して記事や本を執筆するということ、そのほうが報道の本分に近いのではないか。そのとき「名前」というのはもはやあまり大きな問題ではない。
「実名」云々は、メディア側が被害者にアクセスするための鍵として重要なのだ。一方で匿名の約束で取材して、実名で報道するということもされているらしい。この場合、もはやメディアは被害者の関係者にアクセスできているから、「実名」というものの重要度は下がっている。そこであえて実名を紙面に載せるということは「実名報道は報道の自由」というプロバガンダの喧伝でしかない。
日本にいると実名報道が当たり前だけど世界的にみるとそれはそんなに当たり前のものでもない。英米では基本的に実名報道であるが、その論拠は「公権力の監視」だ。匿名報道にすることによって権力の不正が見抜けなくなるということを回避しようとする。一方、スウェーデンでは一般人の犯罪は原則匿名のようだ。自分の知る限り、ドイツも、犯罪報道においては、被害者も加害者も匿名(ファーストネーム+アルファベット)で示される。もちろん写真もモザイクがかかる。
今回のアルジェリアのケースと、これらの匿名報道の違いは、今回の場合は、「政府が情報を持っていて、報道機関が持っていないので報道できない」であり、後者の場合は「政府ないし警察と報道機関は情報を共有しているが、報道機関はそれを報道しない」ということである。「政府が情報を持っていて、報道機関が持っていないので報道できない」ということ、これは考えてみれば大きな問題だ。そして報道機関に情報を提供しないということの理由が「メディアスクラムによって被害者の人権が侵害される」ということで、この理由に国民も拍手喝采して賛同している、そのことに私は若干の戦慄を覚える。
報道機関には情報が提供されるべきだ。そのことと、実名で広く一般に「犯罪の被害者」として知らしめられることとは別のことだ。後者を人権侵害だという論には首肯する。けれど、被害者および関係者への取材攻勢を理由に、公権力が情報を隠蔽することは許されない。メディアが被害者の人権を蹂躙しているのならば、それは別の場で争われるべきだ。被害者の関係者がメディアスクラムと、実名公表によって二次被害をうけているのならば、それは司法の場で議論されるべきことなのではないか。本当に「人権侵害」が問題ならば。
一方でメディアも権力に「メディアは人権侵害をするものである」という言説をゆるす隙を与えるべきではない。被害者関係者へのメディア・スクラムが問題ならば、なんらかの形でそれを自制する方法を考えるべきだ。また、公務員、政治家などの公人を除いて、原則匿名報道にするということも考えてみていいのではないか。実名報道が常に優先されるべきものなのかについては議論の余地がある。
『ソラノートの番組はフランチェス子さんをどう扱ったのか? - 情報の海の漂流者』
http://d.hatena.ne.jp/fut573/20110305/1299333484
コレを見てキミはどう思うかい?「こんなの絶対おかしいよ!」うん、そうだね。ぼくもそう思うよ。
ちなみに上記の「そらの的あさのニュース」(http://www.ustream.tv/user/ksorano)で配信された内容はさ、
Ustream利用規約(http://www.ustream.tv/terms)の9.a.7に反している可能性があるんだ。
違法、わいせつ、有害、脅迫的、嫌がらせ、名誉毀損、もしくは不快感を与えるユーザー投稿もしくは不快感を与える対象もしくはシンボルを含むユーザー投稿、第三者のプライバシーを侵害するユーザー投稿、ヌード(ポルノ、性愛作品、児童ポルノまたは児童性愛作品を含みますが、これらに限定されません。)を含むユーザー投稿、虚偽的、脅迫的、もしくは虐待的なユーザー投稿、違法行為を誘発するユーザー投稿、名誉を毀損するユーザー投稿、中傷的、低俗、もしくは暴力的なユーザー投稿、差別発言となるユーザー投稿、または、その他当社が不適当とみなすユーザー投稿を、本サイトまたは本サービスを通じて、アップロード、配信、電子メール送信その他の方法により送信すること。
もしキミがこれらの内容をひどいと思い、もしくはこれらの行為がUstream利用規約に違反していると思うなら、
一個人を標的とした侮辱行為、名誉毀損行為、ネットリンチに対して、はっきりと拒絶を突きつけることができる。
もちろん、最終的に判断するのは運営なんだけど。
キミにはそのチカラがあるのだから。
だから、
ぼくと契約してUstreamに対してソラノートのアカウント停止を要望してよ!
やり方はカンタンだよ!
Ustream運営にメールして、ソラノートのアカウントが利用規約に違反している可能性がある事を知らせればいいのさ。
えっ?
そんなやり方は酷いって?
そんなのただの虐めだって?
違う。全然違うよ。
表現の自由、言論の自由、報道の自由というのは万民に認められている。
それはメディアであろうと一個人であろうと同じなんだ。
そして表現の自由というのは
ということなんだけど、
「何を表現しようとその結果起こる自分に関する不利益から保護される」
ということではないんだ。
メディアであろうと個人であろうと、自分の行為によって生じる結果には責任を持たなくちゃいけないんだ。
だから、ソラノートが放送した内容が、利用規約に違反していると運営が判断した場合、
えっ?
それでもやっぱり酷いと思う?
自由が大事、表現の自由はすばらしい、表現の自由を守れと言いながら自由が持つもうひとつの側面に目を向けようとしない。
2009-02-16
■[テレビ][麻生喧嘩上等内閣]どこが「ニュース」だ「報道」だ?
ttp://d.hatena.ne.jp/akio71/20090216/p1
トップニュースが「G7でこんな話し合いがされました」でも「ヒラリー来日」でもなく、「中川財務相兼金融担当相が記者会見で赤い顔でなんたら」なんですかね?
順番が違いませんか?
金融危機だ不況だとさんざ騒いでおいて、G7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)が「どのような会議で」「何が話し合われ」「どんな決着をしたか」よりも、終わった後の会見での顔色だとか喋り方が重要な「ニュース」ですか?
何よりも真っ先に報じるべき、トップニュースですか?
今現在、起きているどんな事件や情勢よりも、一番優先度の高い情報ですか?
民放だとしても酷いけれども、国営放送のニュース、視聴率のために、ではなく、国民のために運営されている放送局のトップニュースとして、ふさわしい内容なんですか?
麻生総理の言い間違い(噛んだ、のであって、読めないとかって話じゃないでしょ本来)を、語った内容にはまったく触れずにあげつらっていた時もたいがい腹が立ちましたが、ここ数年のメディアは明らかにおかしい。アナウンサーでもなければタレントでもない人間の「言葉遣い」や「噛んだ台詞」や、はてはプライベートでどの店に行っただなんだ、ばかりを一方的に嘲笑することにかまけて、実際、相手が何を語ったか、何を決めたか、何を実行したかは黙殺する。
これっていじめじゃないんですか?
芸能人のガードが堅くなり、事務所の力が強くなって、芸能界スキャンダルや、スケープゴートに仕立てて糾弾できるタレントがいなくなったから、魔法の呪文「言論弾圧!」で反論を封じられる政治家に、ターゲットを替えたわけですか?
ゴシップ誌やカストリ雑誌ならともかく、クオリティペーパーを名乗る新聞や、キー局、国営放送までこの有様って、どういうことなの?
その一方で、「しゃべり」が本業のアナウンサーの読み間違いや「噛み」は、へらへらNG大賞だなんだと特番に仕立てあげ、ろくな訂正も謝罪もしない。
記者の決めうちの誤報で「つぶれた」ことにされた会社やら、言ってもいないことを作文しておいて、公式に否定されたら「ブレた! ブレた!」と大はしゃぎ。もちろん謝罪訂正なんかしやしない。なのに、新聞記者や販売員の犯罪は小さな記事。
身内のことは「愛すべきちょっとしたミス」で、目の敵にする相手のことは「総辞職すべき大問題」ですか?
ダブルスタンダードにもほどがある。
マスコミが報道しないから、自民党が、補正予算75兆円についての「広告」を出しましたよね。
赤字で厳しいから、報道しないことで広告費を稼ごうって魂胆でしたか?
金を払わないと報道してはもらえないものですか?
「報道の自由が!」と叫んでは、さんざ無償で情報を得ておいて、「気に食わないから揚げ足だけ取って報道してやらない。どうしても報じてほしいなら、広告として誌面を買い取れ」?
そんなものが報道ですか? 恫喝込みの分、ホットペッパー以下じゃないか。
ああ、お金じゃないかもしれませんね。
憲法9条様のおかげで、世界的不況下しかも北挑戦がミサイル準備中にもかかわらず、政治家の揚げ足取りをのほほんと続けられる「平和でステキな日本」を全世界に見せびらかしてる、って理由も考えられますよね。
ちょっと本当に頭きた。
頭きすぎて、エントリに、オチすらつけらんねえ。
腹が立ってオチつかねえ。ぎゃふん。
池田さんのついーとより
客観的に見て、週刊朝日の民主党寄りの報道は異常。「検察の狂気」という特集の中身は、既知の噂と、上杉隆氏の憶測だらけの記事だけ。マスメディアの常識をはずれて捜査妨害に近い。
山口編集長は「裸の王様」になってるみたいだけど、この前、週刊朝日の記者が「あまり党派色が強いと売れないので、池田さんの民主党批判を・・・」といってインタビューにきた。
明日の夜、上杉隆氏と「検察リークと記者クラブ報道にマジレス」。あまり気乗りしないけど、ネット上に実情を知らない検察・マスコミ批判があふれているので、1度ぐらいいいでしょう。
検察のリーク(意図的な情報操作)なんかないので、ないものを論じる意味はないが、結果としての捜査情報の漏洩はある。それと報道の自由のバランスをどう考えるかは重要な問題で、これには簡単な答はない。
結果としての捜査情報の漏洩は存在する。これも明らかなので、議論してもしょうがない。それを防ぐために記者を逮捕しろというのなら議論は成り立つが、そういうことをいっているのはミラーマンぐらいじゃないの。
捜査情報の漏洩を「広義のリーク」と呼ぶとすれば、事件報道のほとんどは広義のリークによるもの。それを防ぐには、記者発表以外の情報の報道をすべて禁止しなければならない。それはそれで一つの意見だけど、誰がそういうことを望んでいるのか。
リークという言葉を勘違いしている人が多い。政治家が人事を決まる前にリークしてつぶすといったことはよくあるが、検察の場合は起訴したらすべて明らかになるんだから、事前にリークする意味がない。ほとんどが記者の推測。
リークという業界用語を誤用している人が多いが、これは普通は単なる「情報漏洩」のことではなく、状況を変えるために「情報操作」すること。最近では、ブッシュ政権がNYTに「大量破壊兵器」の情報をリークして開戦の理由にした。検察は自分で起訴できるので、リークする必要がない。
そもそも検察は何のためにリーク=情報操作をするのか。たとえば水谷建設の話は「隠し球」としてもっているほうが得で、裁判の前に手の内を明かす理由がない。「小沢はクロだ」という情報操作をすると不起訴のとき批判を浴びるだけで、何の得にもならない。
要するに問題は「検察の情報操作」じゃなくて「マスコミの推測による過剰報道」なんですよ。だから彼らは、上杉氏のピンぼけの話なんか相手にしない。週刊朝日の山口編集長も『ゴルフダイジェスト』出身の素人でしょ。
念のため、今回の事件を取材している記者にもきいてみたけど、「リーク批判?上杉?あぁそういうの一部にはあるみたいですね」。まったく実情を知らない「批判」なので、相手にもされていない。
・・・というわけで、検察リーク問題なるものは、上杉氏や一部のオタクの脳内だけに存在するnon-problemなんだけど、彼らは納得してないみたいだから、気乗りしないけど話をします。
リーク問題が無駄に盛り上がってるけど、かりに「情報操作」があるとして何が問題なの?イラクのWMDをめぐる事件では、世界の批判を浴びたのはリークしたチャラビじゃなく、それに引っかかったNYTの記者。最後はメディアの判断力の問題。
http://www.ustream.tv/recorded/4745416
司会:みなさんこんばんは。ケツダンポトフのソラノ(?)です。ブログス特別討論番組「検察リークと記者クラブ報道にマジレス」第4の放送を始めます。早速ですが、本日の出演者の方のご紹介をさせて頂きます。鳩山邦夫議員の公設第一秘書、ニューヨークタイムズトウキョウ支局取材記者を経て、フリーランスジャーナリストとして活動中の上杉隆さんです。
上杉:三流ジャーナリスト上杉です(笑)(カメラ位置を確認。どこ見てしゃべればいいのかな、的な)安倍晋三元総理に、ちゃんとクレジット付きで、三流ジャーナリストという名誉ある称号を頂きまして、この場をお借りして御礼申し上げます。よろしくお願いします。
司会:ご本人のブログや、アゴラでおなじみの経済学者の池田信夫さんです。
池田:よろしくお願いします。私はさっぱりわからないことを、上杉さんに教えて頂くつもりで参りましたので、はっはっはっはっは(としゃべりながら笑いだす)
司会:はい、では早速でありますが、今回の討論会のテーマは「検察リークと記者クラブ報道にマジレス」というテーマで進めさせて頂きます。民主党の小沢一郎幹事長の政治資金規正法違反事件を巡る、検察側の動きをいち早く入手して報道した問題など、特定の報道機関の記者だけで構成している記者クラブについて、熱い討論を交わして頂こうと思っております。そして今回はインタビューの取材現場やイベント会場からライブ中継をし、ツイッターで視聴者から受け付けた質問を取材相手に投げかけるダダモレ放送でおなじみの、私、株式会社ソラノモト(?)ケツタンポトフのソラノが司会を務めさせて頂きます。よろしくお願いいたします。
それでは、早速討論に入らさせて頂きますが、今回は私が参加しておりますので放送中に放送を見て、みなさんがツイッターにポストした内容、ハッシュタグ「マジレス」で呟いて頂いた内容を随時、放送中に上杉さん、池田さんに投げかけてみたいと思いますので、みなさん、どしどしご質問よろしくお願いいたします。(ぺこり)それでは、私が早速最初のフリだけさせて頂きます。まず、池田さん。(カメラが司会から池田の方を向く)今回の上杉さんの検察リークの報道の一連の発言について、何が最も問題だと思われていらっしゃいますか。
池田:問題って言うよりね、さっきも言ったように、この問題はリークっていう言葉の定義がはっきりしないままに、リークはけしからん、みたいな話があちこちに飛びかっているような気がするので、まあ今日はその問題をはっきりさせるところからスタートさせた方がいいと思うんですよ。そもそもがリークっていうのが何を意味するのかっていうのをきちっと定義して話をした方がいいと思うんですね。上杉さんとツイッター上でやりとりをしていっていると、おそらく僕の印象では二つ、リークっていう言葉の意味を二つの意味で使ってる方が多い。それがこの問題の混乱の原因かなと思っています。
一つは、文字通り、情報が漏れるという意味。漏らしたか、引っ張り出したかは別として、結果として捜査情報が漏れるっていう、一番広い意味でのリークというのと、もう一つは業界用語でいうリーク。役所とかが意図的にマスコミを使って都合のいい情報を流す、これが普通にマスコミでいう場合のリーク。ところがそれを二ついっしょくたにすると、リークあるじゃないか、国家公務員なのに、って話がすぐに違法行為をマスコミが手助けしている、ていうふうに話がとんでいくんだけど、問題は、僕はまず二つの問題を区別する必要がある。で、僕と上杉さんの意見が違わないのは、広い意味でのリークっていうのは明らかに存在する。捜査情報の漏えいが結果としてあることは疑うことができない。実際のところ。これはいいですよね(上杉の方を見て、確認をとるそぶりをする)
上杉:そうですね(カメラが上杉の方を向く)今、言っていいのかな。本当、検察リークに関して、私自身検察リークがけしからんって言ったことは一回もないんですけど。(池田の笑い声に聞こえる声が入る)たぶん。というのも、自分も検察に取材をしていて、検察から情報をもらっているんで、リークじゃなくて、検察のリークと思われる情報をそのまま一方的に報じるメディアがいけないってずっと言っているんですよ。だから、一昨日ですよね。グリンピースのシンポジウムでも言ったんですけど、勝手にそういうふうに解釈されているので、リークくるのは当たり前にありますよね。だって情報操作して、リークっていうかスピン、完全なスピンコントロールなんですけど、検察がすることによって、検察という官僚組織の利益を守るということに関して、そのまんま、だだもれじゃないけど、情報操作に乗っかってしまっている記者クラブメディアが問題だとずっと言っているわけで、リークがあるかないかっていったら、そんなのあるに決まっているわけで…
池田:でしょう!だからね、僕はまずそこがわからなくて、リークをするのがけしからんみたいな話が山のようにくるわけですよ。
上杉:どこの立場にいるかが問題なんじゃないんですか。ジャーナリストの立場からするとリークはありがたい。これはだいぶ前にもう書いていますけどありがたい。公務員からするとリークはけしからん。国家公務員法違反で過去にも罰せられていますから。西山太吉さんの例にもいえるように。そのへんを逆に池田先生の方がごっちゃにされていませんか。
池田:ううん。僕は最初から広い意味でのリークは存在すると言ってるでしょ、これを僕は言ってるでしょ、何度も。(上杉が何が言っているが続ける)検察官、検事から情報が漏れた事実もそう多くはないけども、まああると。誰しもが認めていることであって、別に議論にしてもしょうがない。だから今の上杉さんの話を聞いて、僕も事実認識そんなに違わないよと思ったんです。
上杉:(おそらくPC画面を見ながら)池田さんがこのツイッターで言っているのは、「意図的な情報操作のリーク…」
池田(上杉の発言をさえぎって)だから、そっちのほうについては、ありませんが…
上杉:(続けて)「…なんかないので、ないものを論じる意味はない。結果としては捜査情報の漏えいはある」(池田「ある」と発言し、うなづく)と書いてらっしゃいますよね。これは、前のツイートかな。っていうことは…
池田:だからまずね、あの意見の一致しているところから始めた方がいいと思うんですけど、ようするに結果としての捜査情報のリョウユウ(漏えい?流用?)が存在するっていうのは疑う余地もないことで、議論してもしょうがないでしょ。だから問題は、意図的に検事、あるいは検察の上層部が報道を操作しようとして、そのー、なんていうかな、情報を流して、なんかこう民主党政権を倒そうとしているとかね。なんかそういう人いるじゃないですか。そういうことがあるのかどうかっていうのことが問題ですよね。
上杉:基本的に検察が民主党政権を倒すことより、検察っていっても行政組織なわけですから、自ら組織を守るための自己防衛だとか、そのための情報操作の意味のリークっていうのは当然あると思うんですけれど、それはないってことですか?
池田:だからね、それは情報操作をどう定義するかっていう話ですけれど、今、上杉さんがおっしゃたように、それこそ検察の方からだだもれで、こういうこともあるよっていうふうに、どんどん情報が出てくるっていうことは、普通ないわけですよね。これは○×△…わかるように。(聞き取れませんでした。ごめんなさい)普通の役所と警察、検察が非常に違うのは、普通の検察は狭い意味でも広い意味でもリークっていうのはあるわけなんですよ。ようするに例えば概算要求の時なんかになると、いろんな役所を、ちょっとこう各省呼んで、(ほんにゃらにゃんらら)教えてやるからなんて言ってね、こう集めている前に、その省の要求している項目について、この政策明日発表するんだけど、それをどっか書いてくんないかって情報便宜を図ってる。それを業界ではリークっていうんですね。そういう意味でのリークを警察、検察していることは僕の知っている限りある。内部で。でしょ。
上杉:んー、まあ今回の件に関しては色々取材していると、未だかつてないほど、いわゆるそういう意味でのリークも。これまでは書けっていうほどはなかったんですけど。
池田:そこね、僕、実は聞いてみたんですよ。今回取材している記者に。
上杉:それを取材してる記者ですよね?それはどの記者ですか。記者クラブの記者…?
池田:んまあ、かなり上の方、ですよ。
上杉:上か下かは関係ない(苦笑)
上杉:というと、取材してないですよね?
池田:ま、まあ指揮している人だから。
上杉:そうすると間接の間接になっちゃいますよね。この情報は。三次情報。
池田:まあ、そう。まあ、まあ。
上杉:私は検事に近い人に直接聞いているんで。むしろ池田さんは確か私のことを(PC見ながら)「検察取材したことのない素人」とお書きになられてますけど、えー、池田さんよりはしていると思いますけど、そこらへんは?
池田:ぼ、ぼう、僕はしたって書いてないでしょ。僕が間接的に○×△(聞き取れません……)持っていないから。
上杉:私がしてない素人というのは、ぜひ取り消して頂きたい。この取っちゃってください。
池田:(何か言おうとして息をして、一瞬呼吸を止めた後、早口で)じゃあ、いいよ、じゃあそれは取り消します。それは取り消すとして、問題はその今の狭い意味でのリークが現に存在するかどうかなんですよね。まあいま非常にスペシビフィック(?)に検事総長が情報ばらまいているって話がありましたよね。えー、そういう話っていうのはなんか具体的にちゃんと裏が取れた話なんですか。
上杉:検事総長、特に検事…、えー、特捜の部長ですね。東京地検特捜部長の、基本的にこれは体験という形の、内輪のインナーサークルだけのまあ、いわゆる発表をやっているんです。そこにはカメラも入れられない。
上杉:いや毎回やっています。ほぼ毎日のように。
上杉:記者コンもそうですし、そのいわゆる懇談も含めて。それは基本的には一部そこで情報を投げるという時に。正式な記者会見じゃないですよね、当然ながらそれは。クローズド、で、しかも検察と名前も出さない、佐久間特捜部長、佐久間達也特捜部長という名前どころか、検察という名前も書いてはいけないということは、形を変えたらリークですよね、それは。堂々と発表してない。
池田:じゃあ、そこんところは僕は確認してみたけれど、昔に比べてね、激しくなったというふうに、今の上杉さんがおっしゃったように、検事総長と特捜部長が○△□なんかと記者が言ってるようですね、って言ったら、まあ、最近の人からみたらそうかもしれないけれど、昔はもっとひどかったよ、と言ってましたよ。
上杉:でも現時点ではあるってことですよね。そういう形で。
池田:まあ、ようするにその、最近特にひどくなったということではない。彼の言い方だとね。
上杉:私は別に、最近も過去もないとは言っていないですし、特に先程言ったのは別の意味での話ですね。非公式な形、懇談がやや公式だとしたら、もっと非公式な形、いわゆる夜討ち、朝がけ、夜回りだとかで、かつてどんなにいってもやっぱり検事は口を割らないわけですよ。当然文部省も法務官も口堅いですし。ところが相手側から今回の小沢の一連の流れでいうと、途中からこういうの書けと、特に5月の天の声報道以降は特に激しさを増してきたと。
池田:だから、そういう話もね、色々週刊誌業界ではとんでるみたいですけど、僕が聞いた感じでは、そんなに激しくリークしてるっていうふうには聞いてないよ。
上杉:まあそれは、リークされてるっていうのを認めると困る人ですよね。それは新聞社やテレビの記者とかですよね。それはだって自分たちが仕事をしたってことがいいたいわけですから。当然ながら、やー、お気楽に優先的にそれをもらったとか、そんなことは言えないわけですから。脚で稼いだ、どうのこうのって言いたいわけですよ。脚で稼いでないにしろ、なんにしろ、懇談会形式の記者会見、匿名性の中に隠れた記者会見にしろ、情報が出ていることは間違いないんで。
池田:出てることは間違いないよ。
上杉:それをまったく検察の、広義の意味のリークはないっていうその方針は全然違う。その考えは違うって意味ですよね。
池田:いや、広義のリークはあるっていうふうに僕は思う。それはね、そこんところは若干各社の公式見解は違ってて、まあ例えばNHKなんかね、リークはあるっていった視聴室センターのおじさんをクビにしたとかね。あれっておそらくは狭義のリークも広義のリークもないっていう公式見解ですね。つまり捜査官からいっさい情報が漏れていないという。
上杉:リークないってどうやって取材してるんですかね。
池田:そんな、それはありえない。まったく間違ってる。それはリークがないと明らかに知り得ない情報ってあるわけで、それは僕はあると思うんですよ。で、東京新聞の社会部長、まあ暗に認めていますよね。僕はそれは正直だと思いますよ。
上杉:毎日新聞でしたっけ?リークはないと。阿吽の呼吸と壁の向こう側で話した、あーとか、うーとか、そういう呼吸をとって記事にしたっていうなら、それって記事の捏造じゃないですか。
池田:それはありえる。で、それはおかしい。
上杉:例えば鈴木宗男さんが、(以下略、てか「広義」「狭義」言ってループ)
疲れたから終わりにする。このあとも名シーンたくさんあるんだけど、おなかいっぱい。要するに、ぐだぐだだった。
ttp://ukmedia.exblog.jp/13462872/
それにしても・・・こんなことが起きるなんて、まったく驚きである。日本はなんとすごいのだろう。英国でもこういうことは起きているのだろうか?もし英国でこういう類の話が表ざたになったら、新聞の1面で大きく批判されるだろう。報道・表現の自由を侵すことになる。第一、「6年前の」「個人のブログ」での、しかもブログ内の記事を読めば分かるが、東京電力を名指しで批判しているわけでもないのに、こんなことになったのである。スポンサーの力が、なんと強いのだろう。(なんだか、報道の自由がないと悪名高き別の国の話のようだ・・・どの国かはご想像にお任せします。)
これは東電だけの話ではないだろう。「東電なるもの」の尻の穴の小ささ(失礼!)+官僚主義的発想+スポンサーとしての振る舞い(何をしてもよい)というのは、一種のパターンではないのだろうか?
というのは、日本で会社に勤めていたころ、多かれ少なかれ、こういう体験をした。つまり、「東電なるもの」的振る舞いは常に蔓延していた。
戦前の日本は特高警察による情報統制が行われ、表現や報道の自由が規制されたからだ。それらの規制の中で日本国内に戦争に向かう空気が醸成され、国民とマスコミが戦争を望むようになった。反対する人間は逮捕された。
その反省から、戦後にGHQと日本政府は警察組織を地方に分散させた。
しかし、1953年に警察法が改正されて、警察庁が国内の警察組織の中央組織となった。警察を抱えるには財源が足りないため、多くの各地方自治体が警察組織を中央政府に戻そうとした。
その一方で戦前の状況を知っている人達(その当時の多くの人、特に大都市圏)が大きな警察組織を作ることに反対したので、吉田茂内閣は国会内に警官隊を入れざるをえないような混乱の中で数ヶ月の論戦を押し切って警察法を改正した。
特高警察はアカを撲滅するということで、大きな力を与えられていたが、現代の日本でアカを規制する必要はないので違う対象が必要となる。
一つはテロだ。日本国民のほとんどはテロに反対だ。テロ対策のために警察は「共謀」を取り締まる法律を作ろうとした。実際にテロ行為を行う前に「共謀しただけで逮捕可能」という法律を通そうとしたのだが、あまりに対象範囲が広く、国会で法律は通らなかった。
児童を性的に搾取することは悪と日本国民のほとんどが考えるし、強く主張する人達も多い。
しかしながら、今回の日本の児ポ単純所持禁止は児童ポルノの定義が曖昧であり、いくらでも恣意的に適用できる危険な法律となっている。警察組織は愚かでないので濫用しないだろうが、簡単に別件逮捕に利用できる法律となっている。
戦前について話そう。
その日本が昭和になってファシズム国家に転落した最初の一歩は、特高警察による共産主義思想の取り締まりだった。その頃の日本にどれぐらいの共産主義者がいたのだろうか?
その一方で警察への監視が甘すぎるのではないだろうか?
パチンコ関連組織への天下りや性風俗店の恣意的な取り締まり、度々発覚する横領。
警察組織の腐敗は酷くなる一方で、共謀罪など都合のいい法律を通そうとする権力志向。
また軍靴の音を響かせる空気を作り出しては、戦前の二の舞となるかもしれない。
我々は先人の過ちに学ぶべきである。
これは村上春樹の尻馬に乗った「正論原理主義批判」でもなければ「正論原理主義批判批判」でもない。
そもそも村上春樹の言葉に意見を左右されるようなナイーブな俗物では私はない。
もっとプリミティブかつ重要な思考と言葉の根幹に関わってくる問題だ。
結論から言うと、何がしかの意見に対し「これは正論」といったような
表明をした人間の今後一切の発言権が失効したことをここで報告する。
もちろん「表現の自由」も「報道の自由」も「知る権利」も同時に失う。
今じゃネット上では雑誌が休刊する入れ替わりに「正論」という言葉が溢れている。
「正論だろ」「正論じゃないか」といった発言が簡単に見つかる。これは人類の危機だ。
何故なら彼らは考えることを放棄しているからだ。
正論とは「至極真っ当な意見」「正しい意見」といった意味のはずだが
彼らの口から何がどう真っ当でどこが正しいのか語られることはない。ただ正論と言い張る。
それは自分が同意見であるというだけのことを「正論」という言葉でコーティングすることで
根拠レスで空虚な物言いをあたかも何がしかの裏づけがあるかのように装う。
「自分と同じ意見」=「正しい意見」という恐ろしい短絡が生じており、
そこには他人を説得するような力も心を動かすような力もなく、
まるで口々に念仏のように「正論」と唱え、数で圧倒すればそれが自動的に何の思考も経ずとも
「正しい意見」になるかのようなカルト宗教染みた理念がそこからは透けて見える。
彼らは何も考えていないし、意見をぶつけ合うつもりもない。
最初から自分の意見が正しいと信じきっており、動員ゲームをしているだけで、
彼らから脳みそと口を取り除いても何ら支障は生じないだろう。
あなた達がより良い未来を阻害する害悪であることは明白であり、
そのような退化しきった「人間モドキ」には文明社会から一刻も早く退場を願いたい!
それが私の偽らざる心境だ。さぁ、今すぐホームセンターに行って荒縄を買ってくるんだ。
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20090311
西原理恵子氏の「食育なんて女をばかにしてる言葉」発言について思う。
http://blog.livedoor.jp/str_it/archives/50811836.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/str_it/archives/50811836.html
まるで今のテレビがウソばかりついてるような書き方だが、昔と比較して別段ウソ・大げさが増えたわけではないよ。最近増えてるように見えるのは単にバレやすくなったというだけで、テレビが伝える「事実」と「ウソ・大げさ」の割合はそれほど変化しているとは思えない。問題は伝える事実の偏り具合。
首相が漢字を読み間違えた程度で連日テレビであげつらっておいて、野党の某の巨額の金銭スキャンダルはスルーする。そういう「事実」の選別が酷くなってるのが問題。「淡々と事実だけを伝えて欲しい」というのは、テレビ局や新聞社には間違ったメッセージにしかならないよ。「首相が漢字を読み間違えた」という「事実」を淡々と伝えるようになるだけだから。
「政治家の失言」なんてのもさ、ぶっちゃけ新聞やテレビが騒ぐかどうかの違いしか無いわけよ。彼らさえスルーしてくれればどんな酷い事言っても問題無いわけ。「○○を大々的に叩いておいて、似たような××に黙りを決め込むのはおかしい」と言っても、「報道の自由の問題だ!」と突っ張られて終わるだけだしな。個人的な知人で、地方のテレビ局関係者に直接言った事があるが「こっちだってボランティアでやってるわけじゃないんだよ。視聴率につながらない事を放送するバカがどこにいる?」と真顔で答えられて「正直こいつらもうダメかも」と心底思ったもんだ。
番組全般にわたる意見
【情報ワイド・バラエティー番組】関連 1,862件(全体の139%) 前月比339件の増加
【報道・情報番組】関連1,118件 (全体の83%)前月比222件の増加
*【情報ワイド・バラエティー番組】と【報道・情報番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。
12月は情報・ワイド番組を中心に「不適切な番組、不適切な内容」との批判や「報道のあり方」についての意見が前月から大幅に増加した。
これは、フィギュアスケートの中継放送や優勝した浅田真央選手への不当な評価や不適切な解説に対する抗議など(161件)をはじめ、11月から続く麻生批判報道、とりわけワイド番組におけるキャスター・コメンテーターの一方的な論評を批判する意見(96件)、「雇用・リストラ問題」に関する報道のあり方(90件)、「ラジオ番組のパーソナリティーの不適切な発言」への批判(76件)などが寄せられているためで、「報道のあり方」や「放送局の姿勢」を厳しく問うている。この他にも「国籍法の改正」に関した報道の少なさを指摘した意見や、世界的な経済危機に直面する中で政局中心の政治状況に対する政党批判、ならびに放送の果たす役割への不満が多い。
なお、放送局の応対・対応に関する苦情は242件で前月より101件の増加となっている。
まあ、そう思うわなあ(笑)。民主がポカやらかした事をネットで知って「あ、これはヤバいな」と思っていても、俺が知っている限りテレビで取り上げられる事って全くなかったもん。
http://anond.hatelabo.jp/20080329151048
野次馬結構!私刑上等だろ。
自分がそんな目にあったら?知ったこっちゃないね。
こういうニュースがある↓「火災や事故の匿名発表は「過剰反応」です。」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2008031403230.html
日本新聞協会(会長=北村正任・毎日新聞社長、140社)は14日、火災や事故の際に「個人情報保護」を理由に火元や病院搬送の状況などを明かさない事例が広がっているとして、全国の消防機関の広報対応の改善を求める要望書を増田総務相に提出した。
05年4月の個人情報保護法全面施行以降、警察や消防の広報現場では匿名発表が増えるなど、いわゆる「過剰反応」が起きている。要望では「プライバシーへの配慮は報道自らの責任」として、情報を隠さず広報するよう求めた。
こういう意見もある↓「すべてのことが国民の知る権利の前に完全にオープンであるべきであってその権利を遮蔽するものは排除すべし」
http://library.nakanishi.ac.jp/kiyou/gaidai(33)/05.pdf
「国民 の知る権利」を担保する「表現・報道の自由」実名報道の根拠は「国民の知る権利」に奉仕することにジャーナリズムの存在意義があるという点に集約される。
(中略)「原則としてすべてのことが国民の知る権利の前に完全にオープンであるべきであってその権利を遮蔽するものは排除すべし」
(中略)そこには先の大戦で国民に真実が伝えられなかったメディアの苦い経験が教訓として生きている。「権利は不断の努力によって守られるもの」ということである。
↑これによると火事の被災者の住所名前の報道は、被害者の家族や知人などが報道を通じて安否を知る事ができ、何らかの対処をする事ができるので役立つんだって。
週刊ポストの記事でこういうのがあるみたい。電車の広告で見ただけだから内容はしらないんだけどね。
で、このタイトルにある「メディア規制」ってなんだろうなぁと検索かけたんだけどなんか具体的には出てないんだよね。細かくいろいろ分散してるというか。
だからまぁ、今回書くのは裁判員制度で言われているメディア規制ではなく一般用語としてのメディア規制として読んでほしい。
で、俺が思うことなんだけど、メディアの規制は必要だと思うんだ。よくある誘拐事件での報道自粛とかではなく、ある犯罪者が出てきたときの犯罪者のプライバシーについて。
大体、その犯罪者のプライバシーを暴いてなんになるというんだろうか?その犯罪者が別の犯罪を犯していたというならば、それはそれで報道の理由があると思う。罪を暴くという意味で。
しかし、プライバシーって暴く必要はまったくないと思うんだ。A犯罪者は昔○○もしていた!みたいな、ほとんどの場合ネガティブな報道。犯罪犯す奴は過去にもこんな悪いことしてたんだ!ひどいねーっていうことを出してるだけで、それ以上の意味はない記事。いったい何がしたいんだ。これが「国民の知る権利」なのか。
知りたいのか、国民は。
知りたいんだろうな。記事にして売れるから記事にするんだし。
本当に報道の自由なり知る権利とかを行使するなら「A犯罪者は雨の日に出会った捨て猫に傘を差す優しい人!」とか過去にあったいいこと悪いことすべて調べ上げて記事にしろよ、なんで悪いことだけ記事にするんだよ。
まったく意味がねえよ、逮捕されていない犯罪者の情報を出して早期解決の糸口になるならまだしも、全然意味がないんだよ、なんで記事にするんだよ、つぅかそういう記事が掲載されてる雑誌を買うんだよ。
そんなに下世話が大好きか、大好きなんだろうな。
こういうものに対する規制は大歓迎!めちゃくちゃガチガチに規制してくれ!もちろんネット上でも規制してくれ。
ある犯罪者の過去を書いたらその時点でそいつも逮捕で犯罪者。でもそれで逮捕されてもその人の情報は守られるから安全。
というかむしろなんでこういう類のバカ情報を規制しないのかが不思議。バカ記事で飯を食ってる人以外に
困る人がいるのか?困る理由あるのか?
条文追加が必要だな。
「すべての報道機関や報道の自由を主張する者は、その権利を行使する際に公共の交通機関以外を一切利用してはならない」
でも、いったい何法に???
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日本は昨年の16位から24位へと後退し、昨年の18位から15位に上がった中国に抜かれた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070510AT3S0900T09052007.html
マレーシアに負けてるのか。
http://www.imd.ch/research/publications/wcy/announcing.cfm
http://www.asianstocks.info/ecodata/competetive.htm
感染症対策の遅れ
日本人は、麻疹ウイルスに関しては、大変に遅れた最後進国並(韓国、台湾では、既に麻疹ウイルスのワクチンが普及しているので、北朝鮮並みである)である
Rising nationalism and the system of exclusive press clubs (kishas) threatened democratic gains in Japan, which fell 14 places to 51st. The newspaper Nihon Keizai was firebombed and several journalists phsyically attacked by far-right activists (uyoku).
明るいニュースもある。
国債の格付けのアップ。
75年に日本国債の格付けを始めて以来、初の格上げ。
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「AAマイナス」は、ポルトガルやカタールの国債と同じ格付けだったが、「AA」はチリやスロベニアと同じ水準。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2007042302360.html
適当におもいつくのを挙げてみた。