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症状がない人もマスクをつけるべきか?(忽那賢志) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200426-00175324/
大事なのはタイトルでなく「発症前から感染性がある」のくだり。
となると、「検査による感染判明」よりも「発症(自覚症状)」のタイミングで、自宅なりホテルに隔離されることが重要となる。
そしてその時点でヒアリングし、1週間くらい遡って濃厚接触者を割り出し、濃厚接触者にも自宅隔離を促す。
検査の行程を省くことのメリットは、隔離までの行程が圧倒的に早くなることと、発症前の準感染者(先の記事でいう患者1~4)をも隔離できるところだ。どうせ薬もワクチンもない。
要は「感染疑い」をほぼ「感染者」の扱いに格上げするということ。そして隔離とオンラインでモニターを続ける。
つまり政府がヒアリングによって接触者同士をつなぎ情報提供の役割を行う。
隔離の強制力や精度の差こそあれ、台湾や韓国がやっているのは突き詰めて言えばこれなのではないか。
・日本財団の野戦病院案は20日たっても進んでないっぽい。っていうか「なみはやリハビリ病院」の「PCR陽性看護師を感染病棟で働かす」くらいでないと実行できないんやろなぁ ひどい話
・ほぼほぼ医療機関が新規クラスター源になってる。はよ防護服あげて。あと日本郵政もヤバいときいた
・鼻奥でなく唾液で発見できるというイエール大のPCR唾液法をちょっぱやで日本にも導入してほしい。そりゃそうだ3密の要因は鼻水でも喉でもなくつばだ。疫学的抗体検査とCTと併用してほしい。なぜ韓国でできたドライブイン検査が先進国日本でできないのか
・厚生労働省ホームページで帰国者接触者相談センターに電話をかけていい症状として「37.5度×4日」というアホクソ条件しかなかったのが「風邪様の症状」もようやく追加されたけど(路上死者が発見されたからだろう)だからってホントにPCRマジでやる気あるの? どうせかかりつけ医から紹介状もらえば・・でしょ、かかりつけ呼吸器内科医はコロナ相談はインターホンではなしかけてくれっていってるぞ、いくら7ひきのこやぎにでてくるこやぎみたいなバカでもかかりつけ医(男性・壮年・喫煙歴あり)にオレは移したくないぞ
・オンライン処方も予約がいるけど場所によってできるはできるらしい ただうちのアホかかりつけ医(以下略)
・感染がわかったらホテル借り切ってロボットで飯だけあたえてラインでモニターして唾液PCR陰性になるまでとじこめて順次地方に疎開させてくれ。東京マジでもうむりでしょ 医療関係者、芸能人、政治家秘書がニュー3密になりかねない
・できないなら「にほんには原発やウイルスをまともに扱える技術力がありませんね
・ただHIVとの合成具合がおかしいとノーベル学者から指摘されてるし変異も酷いとのこと。おいおいマッチポンプ度高まってきたぞ。もしかしてあれだけ戦争賠償金を払わされてた日本はしかえしにコロナ禍(生物兵器漏洩)賠償金も請求できるのかもしれんな
・何度も言うけど一般市民が国庫の財源を気にする必要はない。もらえるものは堂々ともらえ。反緊縮できない日本を早めに脱出するいいチャンス
・子供にしわ寄せがいくのは「アビガン使用可能性のために不妊治療が中止されていること」「実習系授業ができないこと」「小学生の休校分の補講なし」だ なんでオンライン授業できないのか
・家庭内自己隔離者が増えると部屋数が増えるので冷房負担が例年より増えるのではないか。工場がとまっているかもしれないがそれでも電力が足りないなら命にかかわる。その意味でも疎開できるように東京のパニックを先にどうにかしてほしい
・はやめにやりはじめないと徳山徳島警察が勝手に市外ナンバー車両をとめて鎖国しだしたぞ 里帰り女性が破水してもPCR検査なしでは入院を断る岩手病院。県境検温岡山・山形。https://www.sankei.com/west/news/200424/wst2004240012-n1.html https://www.topics.or.jp/articles/-/354994
「ほら! 起きて! しっかり!」
朧げだが、既視感のある声が聴こえる。
俺はゆっくりと瞼を開いた。
「あ、やっと起きた。あの後キミはぐったりしちゃってね。ボクの船まで運んで、休ませていたのさ」
どうやら、また気絶してしまったようだ。
「……いつつ」
全身の倦怠感と共に、頬に僅かな痛みを感じる。
俺を起こそうと、ガイドがまたも引っ叩いたのだろう。
全くもって嬉しくないが。
「大丈夫? メディカルキットで見る限りは大きな創傷はないようだけど……」
現状を把握しきれていない状態だったが、俺はとりあえずガイドに拳骨をお見舞いした。
それだけは真っ先にやっておこうと、潜在意識が働いたのだと思う。
「あたた……ひとまず元気そうなのは分かったよ」
こんな漫然と暴力を振るったのは初めてだったが後悔はしていない。
今回の出来事は大局的に見れば、こいつが原因じゃないのは分かっている。
それでも俺に対して、払うべきツケがないといったら嘘になるだろう。
なし崩し的に酷い目に合った身から言わせれば、むしろ拳骨一発はリーズナブルだとすら思っている。
「で、今どういう状況なんだ」
「おかげで次元の再結合は果たされた。後は因果力によって、裂かれた箇所は自然と修復されるだろう」
「そりゃあ、何よりだな」
やれやれ、これでようやく帰れる。
「ほら、モニターを見てみなよ。次元の縫い目が出来て、徐々に接合されて、跡すら綺麗に……って、あれ?」
もう完全に休憩モードだったのに、ガイドが不穏なリアクションをする。
俺はそれを見なかったことにして、そのまま寝てしまいたかった。
当然そうもいかないのは分かっていたが。
「なんだよ、その反応は。再結合は成功したんじゃないのかよ」
俺もモニターを覗いて確認してみるが、イマイチよく分からない。
「そもそも俺は何が自然か知らないんだが、何がどう不自然なんだ」
「“綺麗に分かれすぎてる”んだよ。自然に破けたら、こうはならない」
そう言われてみると、確かに次元が分かれた箇所は平行に破けている。
いや、これでは破けたというより、まるでハサミで切り取られたみたいだ。
「じゃあ、何か? 誰かが意図的に、次元を分裂させたってか?」
「恐らくね。それでも、ここまで芸術的な分かれ方は……まさか!?」
ガイドの素っ頓狂な声が船内に響き渡る。
どうやら心当たりがあるようだ。
「これは……“フラッガー”の仕業だ!」
それほど遠くない未来、ある春。
その年の数年前には原発のメルトダウンがあったが、どこかなし崩しに、多くの人々からは忘れ去られていた。科学は発展しても人々はさして進化はしない。
「忘れ、目を背けることこそが人間の美徳なのだ」とネクタイを締めながら、N氏は思う。
N氏には身寄りがいなかった。友人と言える友人もおらず、複数の持病を抱え、身体も不自由だった。
N氏は身支度をしながら、鏡の前で剃り残した髭に気づいたが、そのままにしておくことにした。「どうせ、誰も気が付きやしない」とN氏は思っていた。
どうやら、今年はウイルスらしい。
「医療が崩壊しそうだ」「不要不急の外出は避けてください!」と、朝のテレビではニュースが騒ぎ立てる。
このウイルスは、感染力が強いが症状が出づらい。しかし、いったん発症すると急激に重度の肺炎になりやすく、治療効果のある薬が見つかっていないそうだ。
「まあ、それでも、私は仕事に行かなくてはいけないんだよな」とN氏は独りごちた。
政府がいうように遠隔操作で仕事が出来る人たちはいい。羨ましいくらいだ。N氏には不要不急の外出などどこにもない。インフラを支える仕事の下請けの下請けである。
といっても、そもそも、ウイルスが蔓延する前からN氏の年収は激減し、遊びに行く余裕などなかった。さらに、もともとの体力のなさもあり、休日は自宅で寝るだけで精一杯だった。
TVの中では「社会的距離をとりましょう!」とキャスターがヒステリックに叫んでいる。
続いて、中継で繋がっているコメンテーターの弁護士。彼はモニターの向こうの、さらに向こうのモニターから、政府の対応の遅さを批難していた。しかし、医学的知識が全くないせいか、その内容は素人目にみてもまるで見当違いだった。N氏は恥ずかしいような気持ちになり、TVを消した。
バカらしい、あなたたちと私たちは既に大きな距離があるじゃないか!
ウイルスが流行ろうが流行りまいが、私も、私の周りもそもそも死んでいたようなものだ。あなた方からは私のことは見えてもいないだろう。「いや、距離ではなく、壁があるのか」とN氏は自嘲めいた笑いを浮かべ、小声で呟いた。
「おそれいります。では、こんな時に3つの願いを叶えてもらえるとしたら、どんなことを願いますか?」
N氏の背後に突然、黒いスーツを着た男が立っていた。不思議と恐怖感や驚きは少なかった。
そして、N氏にはすぐにわかった。
男はゆっくりと、落ち着いた口調で言った。