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2011-10-04

母が自殺した

9月30日、母が死んだ。酔っぱらって衝動的に自殺したっぽい。

部屋は綺麗だった。昔からきれい好きだし。一軒目は何処で飲んだのか未だに不明。部屋にも酒は無かった。

とある出禁の店に泥酔状態で行って追い返されて、警察保護されて深夜の2時頃に自宅に返された。その3時間後に海で見つかった。

その日の朝9時頃地元警察から電話がかかってきた。最初は前の日に話をした地元友達かと思った。俺の会社で働いていて色々な人から金を借りて逃げたからだ。半年ぶりに連絡がついてそしてそれを凄く怒った。金のことも怒った。本当に自分もびっくりする位怒ったのでびっくりして警察に駆け込んだのかと思って電話を出た。

海で遺体で上がりました、と警察。頭が真っ白になるってこの事だったんだ。

電話を切って結構ボーとしてた。月末で仕事もまあまあ忙しかった。

近所の公園をふらふらしながら離婚した親父とか、母の弟とかに電話した。人嫌いで親戚・友達づきあい殆ど無かったから連絡はこれで事足りる。

ボーっとしすぎってチケットを取ったのは夕方だった。すぐに電話すればすぐに帰れたのにボーっとしてしまった。

母とはずっと疎遠だった。ヒステリックで酒乱で本当に嫌だった。

帰ったのは17の時に上京して友達事故った20歳くらいの時、じいちゃんが死んだ22歳くらいの時、あとは半年くらい前。

半年前に帰った理由は説教するためだった。

近所の習い事先生に酔っ払って「俺君を返せ!隠してるんだろ!」と。

更に飲み屋で俺の同級生に金を借りて飲んだ事も聞いた。

酔ったら俺に電話してくるのもやめて欲しかった。当たり前のように100回以上は電話が鳴った。留守電もいっぱいになった。

鍵を開けて入っていくと久しぶり過ぎてびっくりした後に大泣きして土下座して謝っていた。痩せていて、老けていた。

部屋を見てみると綺麗にはしているがカップラーメンばかり。薬も色々な種類の薬(うつ、糖尿、痔、等)を飲んでいる。

これはやばいなと思った。

ホテル厨房で働いていたから飯はめちゃくちゃ旨い。なのに何でカップ麺ばかり食っているのかと軽く怒った。

んで東京に住むか、と誘った。でもずーっと住んでいるこの地が良いらしい。

素面の時ならいつでも電話しろと言った。素面でもこの何年かは話が通じなかった。

内容としては、

・金はあるのか?

・何でそんなに高いマンションに住んでるのか?

やくざになったのか?

・誰を頼って東京に行ったのか?

等。

母の中では金持ちヤクザらしい。儲かったってヤクザなんてやらないのに。

なので一度でも俺の会社を見て欲しかった。色々とやっていてひとつひとつ見せながら説明したかった。

そこで2時間位で家を後にした。

そんな事が前にあって、飛行機に乗って帰り、警察空港に迎えに来ていた。

母の死体警察署にある。当然見ることになる。隣には一緒に来てくれた彼女がいるけど、ずっと緊張、というか過呼吸になりそうな感じだった。なったことはないけど。

上記に書いた時系列を説明してもらい、発見地点など地図に書いてもらった。

母と対面した時には冷たくなっていた。冷蔵してるし当たり前かと考えていた。

1分ほど見つめて、後にした。司法解剖に行くことになった。事件性の有無を調べるためだ。

でも俺はそんなものは無いと思ってるし今でもそう思っている。それは間違いない。

地元の街中の殆どの店を出禁になり、飲む所がない。1件だけあってそこによく行っていたようだ。葬式にもいきなりそこのママが来てくれた。

俺も明日明後日くらいに謝罪に回ろうと思ってる。

その後隣町の実家に帰った。ひどく部屋は綺麗だ。いつも通り。

彼女が台所を見て言った。歯磨きに俺が小学生の頃に作った焼き物の湯のみを使っていた。そこでその日初めて泣き崩れてしまった。前の日にも彼女の胸で泣いた。泣き顔は5年のうちで初めて見せた。

家中探してもやっぱり酒を飲んだ形跡はない。やっぱり何処かで飲んだんだ。未だに判明してないけど。

とても自殺した人の家とは思えないくらいに綺麗で、色々と行き届いていた。生活感もあった。

ふと思った。冷蔵庫を閉めた後に。ちゃんと色々買って自炊している。言うことを聞いている。カップ麺は一個もない。

携帯電話を見た。全く何も入ってない。俺の携帯電話をしてみた。鳴らない。通話ができません、と。

他の携帯にかけてみた。鳴った。どうしようもない気持ちになった。

母は俺に迷惑をかけまいと俺に電話できないように設定していた。

でも10日前くらいに公衆電話から電話があった。病院からかけていると。

何で携帯からかけて来ないのか不思議だったけど、特には聞かなかった。これで謎は氷解した。

その電話の時もやはり話題は誰を頼って東京に行ったのか。前までは素面でも話が通じなかったけど、多分今回の電話電話する理由が欲しかったんだと思う。ちゃんとそこは説明している。

それが最後電話になった。もっと話しておけば良かったと眩暈がするくらい後悔してる。

というか、親孝行をもっとしたかった。これは一生後悔し続ける。

日本中の殆どの人が、世界中の人かもしれない。日常的に言っている「親孝行は生きているうちにしておけ」と。

何でそんなことが、そんな簡単でいつでもできることが俺には出来なかったのか。

いつかは思う存分孝行しようとしていた。というかその時期だった。

ある程度東京でも成功し、月収も1000万を超えた。なんでもできるはずなのに。なんでだろう。そればっかり考える。

ビジネス成功して、親孝行は失敗する。親孝行のほうがはるかに簡単でいつでもできるのに。

俺の存在意義を疑う。何の為に生まれてきたのか。

小さい頃から毎日喧嘩してきた。

小学生になる前にはママママと呼んでいつもおやすみキスを求めていた。

小学校低学年になったら取っ組み合いの喧嘩をするようになった。習い事も初めて色々な賞を取って喜んでいた。

小学校中学年は他の習い事も始めた。その習い事世界大会ベスト3に入るまでになった。本当に誇りだっただろう。

小学校高学年は両方の習い事でグングン伸びて全国をかけめぐっていた。これは中学校も続く。ママと呼ぶのが恥ずかしくて母さんと言うようになった。

中学1年になって初めて喧嘩に勝った。蹴りがみぞおちに入って唸ってうずくまってしまった。これからは手加減しないとまずいと感じた。

中学2年は包丁を投げられて必死でかわした。この頃からお前というようになった。毎日夜遅くまで友達の家で遊んだり泊まり歩いたりが始まった。

中学3年は同上。もっとひどくなっていった。

高校1年制は不良友達のたまり場になった。6畳の部屋に10人はざらだった。彼女もできて家には殆ど帰らなかった。

高校2年制は停学3,4回目で首になった。もうこの頃はほぼ帰らなかった。母が知っている友達の所にいるといきなりやってきて窓を全力で開けて叫び始めるからだ。

溺愛されていた。でもその愛情表現の仕方が本当に常識とかけ離れていた。俺もわかりつつも心から嫌いになっていった。

17歳の時に求人誌を取り寄せて片道の飛行機代で上京した。本当につらい毎日だった。

家の引き出しを見てみるとその頃に振り込んでもらった振込用紙が出てきた。勝手に出ていったくせに。俺に関連するものはどんなものでも綺麗にとって置いていた。

アルバム学校通知表習い事の全国のおみやげインテリア、載った新聞の切り抜き等。

彼女も溺愛しているのは簡単にわかると言っていた。友達達も溺愛しているのは言うまでもないと。

俺の為だけに生きていた。99%。それ以上かも知れない。

生活保護を6年ほど受けていた。俺は生活保護手紙みたいなものを受け取ったが関わりたくないので面倒見切れませんと返信した。

引き出しには通帳が入っていた。

6年間で120万程度貯めていた。実際使えるお金は6万程度なのに。光熱費とか食費とか色々あるのに。その中から月に15000円以上も貯めていた。

よく見てみると、大きい買い物はテレビだけだった。チラシも、領収書も入っていた。俺に言ってくれればそんなものすぐに、もっと大きい、もっといいものを買ってあげるのに。

もっとよく見てみると、服も、布団も、何も新しいものがない。全部見たことがあるものばかり。

何を楽しみに生きてきたのか。

涙が止まらない。

今日の朝、いらないものは全部捨てた。捨てるのを迷うものばかりだ。

全部持って帰りたい。

このまま部屋を借りるかどうか迷う。

全部このまま残したい。

今もまだ考えている。

形見と呼べるものは少ない。

遺体発見された時も小銭入れと、部屋の鍵とタバコだけだ。今乾かしている。

母子家庭一生懸命育ててくれた。

取っ組み合いの喧嘩をして父親替わりもしてくれた。

全ては俺が最後まで素直になれなかったのが原因だ。

東京に来いといったが完全に命令口調でいった。

久しぶりに会ったからと肩でも揉んでやればよかった。

東京に来て生活するよりも、そのほうが嬉しかたかも知れない。

わざわざ電話する理由まで作って電話をしてきたんだし。

今、遺体の前で号泣しながら書いてる。

会社人間には言ってない。下手な気を使わせたくない。俺も気を使われたくない。

1年間は何も言わないつもりだ。

1年後、俺は人生初のボランティアをしようと思う。

うつアル中で親の事を好きだけど素直になれなくて、でも何かしてあげたい人の為に。

もう俺みたいな一生後悔するような事は誰にもさせたくない。

今日さっきまでお通夜だった。母だけの知り合いは一人だけ。上記の唯一飲みにいける店のママだ。

そこでも喧嘩して出禁になりかけたらしい。でも素面に戻って飲む所がないと泣きついてきたらしい。

大人たちが帰って、地元の友人10人程度で飲んだ。こんなに皆が集まるのは高校生以来だ。腹を抱えて笑った。ずっと皆で笑ってた。母もそのほうが喜ぶだろう。

明日火葬だ。本当に肉体もこの世からいなくなってしまう。

このまま保存できるならずっと保存したい。ずっと一緒にいたい。俺が死ぬまで一緒にいたい。

でもそんな事は叶わないから焼く。

生き返るなら全財産出しても借金してもいい。そんな気持ちになったのは初めてだ。その為に人生を賭けてもいい。

本当に母が好きだった。なのに優しい言葉をかけたのは記憶がない。

どれだけ母は俺の優しい言葉を望んだだろうか。

別れた父もお通夜も来なかった。母の弟は遠くで死ねばいいのにといった。完全に回りの鼻つまみものだった。

俺もそういう気持ちだったはずだった。なのに何でこんなに愛おしくなるんだろう。

金を稼ぎたかった。だから親は後回しにした。でも本当にいい暮らしをさせてやりたかたからなのに。

増田はいつも見ていた。でも俺が書くとは思わなかった。たまにホッテントリで見るくらいなのに。

でも何処かに吐き出したかった。今の気持ちも忘れたくなかった。だからこの場を借りる。

【追記】

本日火葬を無事終えました。本当にありがとうございました。お骨ってあんなにもろくなるものなんですね。

結構発覚したことがあったのでメモ

・第2発見者が親友のお父さん(漁師

・引き上げてくれたのが親友のお父さん(消防士

・爺ちゃんが亡くなって10年近く経つんだけど、亡くなってからずっと行っていなかったお参りに今年は2回も行っている。

・今年の7月からこの3ヶ月で泥酔で4回も保護されている。

・今年の7月親友のお母さん(母の同級生でもある)に素面電話して、出なかったので役所で働いている旦那さんにまで電話をしている。同級生と久しぶりに話したかったのか?

とか色々。

何らかの予感があったのかも知れない。

月収に対するネガティブコメント→こんなにあるとは。本当の事なので何とも言えません。

生活保護に対するネガティブコメント→概ね同意です。今回の残っていたお金ボランティア活動に使おうと思っています

2011-05-21

あの夏、火垂るの墓

僕は中学一年生、まだ12歳だった。いいことばかりではなかったはずだが、今振り返ってみると、毎日笑ってばかりいたことだけが思い出される。部活に熱中し、友達にも恵まれ、告白なんてできなかったけれど、小さな恋もしていた。楽しい日々だった。未来のことなんて考えもしなかったけれど、ただ明日も、その次の日も、今日のように、昨日のように、笑って生きていくのだと思っていた。

夏休みに入る前の週くらいに、小学校一年生の従姉妹がやってきて、夏の間中、うちに滞在することになった。

小さな従妹ははにかみ屋で、しばらくはもじもじしていたけれど、すぐにうちにも馴染んで、僕のことを「お兄ちゃん」と呼んで、まとわりつくようになった。僕の両親も、姉も、従妹を可愛がり、相手をしてやったが、そういう点では一番邪険な僕に特になついていたのが不思議だった。僕もそう意地悪な少年はなかったと思うけれど、少年少年なりに忙しかった。部活もあれば男同士の付き合いもあり、そうそう従妹の相手をしているわけにはいかなかった。

夏のある日、ふと空いた一日に、だらだらと寝転がってテレビでも見ていたら、暇ならば従妹を映画につれていけと母が僕に命じた。従妹は最近、公開されたばかりのアニメ映画となりのトトロ」を見に行きたいのだという。たまたま僕以外の人の手がふさがっていて、まあ僕としても、いつもいつも愛想よく従妹に付き合っていたわけではないから、罪滅ぼしの気持ちもあって、従妹と二人、映画館に出かけた。

まだ、ジブリ映画国民的な動員力を獲得する前のことだ。映画館はわりあい空いていて、お菓子を食べながら僕と従妹はトトロを見た。

ラピュタは好きだったが、トトロ子供向けだなあとその時の僕は思った。その一年か二年前に、休日の父をせかせて、ラピュタを見に行った僕だったのに、もうそろそろアニメ魔法を心からは信じないようになっていた。従妹の表情はスクリーンの変化に合わせてめまぐるしく変わり、どちらかというとそちらを見ていた方が面白かった。

トトロを見終わって、僕は従妹に聞いた。

「もう一本あるんだって。えーと、ひたれるの墓?暗そうな映画だなあ。どうする?もう帰る?」

「ううん、みたい。みていっていいでしょ?」

それは僕くらいの年齢男の子と従妹くらいの年齢女の子の話だった。作画が公開に間に合わなかったらしく、一部が描線のまま映し出されていた。普通に考えればジブリ黒歴史と言うか、前代未聞の汚点(なにしろ未完成品を映画館にかけておかねをとったのだから)と言ってもいいと思うのだが、そんなことは気にならないくらいに僕はその映画に引きずり込まれていた。

誰が想像するだろう。トトロの次に上映される映画が、あんな作品だなんて。

今この歳になって考える。なぜジブリはあの時、あの作品を作ったのだろうかと。ああいテイストの作品はその後はジブリは作っていない。安心安全のジブリブランドだ。他のジブリ映画の好き嫌いを僕は即座に言える。一番好きなのはラピュタだ。でも火垂るの墓は。好きなのか嫌いなのか分からない。二度と見たいとは思わない。でも、場面の細部まで、あの夏のあの映画館のように、今でも頭の中で上映できる。

とにかく、火垂るの墓を見終わった後、僕たちは疲れ切っていた。そのまま映画館の座席にうずくまっていたかったけれど、そうもいかなかったので、僕は従妹をおぶって、またバスに乗って家に帰った。帰ってすぐに、飯も食べずに僕は寝た。

8月も終わるころに、従妹の父、つまり叔父が死んだ。末期のガンだった。叔母が看病に専念するため、従妹をうちに預けていたことをその時になって僕は初めて知ったが(叔父が入院していたのは知っていたがそんなに悪いとは聞いていなかった)、従妹は知っていたのだろうか。

葬儀の際中、従妹は僕を隣に置き、ずっと手を握っていた。たったふたりきりで生きようと思ったあの少年女の子のように。

先日、三十路のその従妹がようやく結婚した。もう結婚しないのかと思っていたが、どこからか朴訥な年下の青年を見つけてきて、あれよというまに披露宴を開いていた。花嫁衣裳を盗み見に行った時、何を思ったか、僕の手を握って、従妹が言った。

「ねえ、お兄ちゃん、あの時、手を握ってくれていてありがとう

あの時ってどの時?と僕は疑問に思ったが、野暮なことは言わずにうなづいていた。分かったふりをするのがいいことは人生はいくらでもある。もちろん僕は彼女幸せになって欲しいと思ったけれども、先のことはわからない。けれども生きていればとにかく人生は続いてゆく。それはどうであれ、おしまいになるよりはいいことなんだろう。

記憶はただ頭の中にだけあるのではない。夏のにおい。まぶたに焼付くような熱い色。いつか彼女は、夏の日に夕焼けを見ると、彼女をおぶったあの夏の僕の背中を思い出すと言った。体温や匂い。いろいろを。その中に彼女は、小さな女の子だった時の、あの日々の思い出を縫い付けている。笑ったり、泣いたり、どうしようもなくてたちすくんで、ただそばの人の手を握ったりしたあの日々のことを。

そして僕も夏が来るころにはあのにおいを思い出すのだ。生きようとした少年女の子を。彼と彼女を。僕とあの子を。

2011-05-07

ヤマアラシジレンマ

http://anond.hatelabo.jp/20110505221836

誰もいなくなった場所うずくまる

遠くに遠ざけてしまった人達が見える

姿が眩しい、見えてしまうのが辛い、思い至るのが苦しい

一度も知らなければ、感情の向け先がなければ良かったのに

しいほどの熱を持ってしまえば、それだけ失った時に得られる空虚感は大きくて

それでも、近寄れない

なのに、近寄りたい

その存在に触れることと、奪うことが同義で、コインの裏表で、延長線上で

自分のことをまるで子供のようだと思う

加減を知らないために玩具を壊して、勝手に泣いて

欲しくないように振舞って、壊してしまうのを避けるような


辛い

乾きすぎて、足りなすぎて、寒すぎて

1人では居られなくて

紛らわすのが、自分を誤魔化すのが精一杯で、言葉遊びで煙に巻くのが最大限で

きっと、その思いは強すぎて誰も受け止められないのだと思う

相手を食い潰してしまうのだと思う

分かってるから、近寄れない

分かっていても、近寄りたい

ヤマアラシジレンマ、だと思う

2011-01-10

猫の声 作者不明

物干しのところに

白猫がうずくまっている。

駆け寄ると、

猫は弱々しく哀しげな、

そして機械のような声で、

「会えてよかった」

と繰り返して云うのだ。

その初めて聞いた猫の声が

とても哀れで、

私は胸が一杯になる。

2010-12-14

http://anond.hatelabo.jp/20101214231517

男も脆いと思うよ。

あと射精機能も要らない。

キモチヨクないの?って訊かれりゃ、そりゃキモチイイんだけど、でも要らない。

デブは食欲抑えたいだろうし、過眠の人は治したいだろうし、ギャンブル中毒は克服すべきでしょ。

それと同じようなもの。

 

紛れも無い自分の体だって言うのに、不随意なパーツが多すぎるよなー。

快も不快も、無遠慮に脳に伝えてくるな、と。

 

朝三暮四に納得しちゃう山猿なら目先の快に溺れればいいし

大怪我しても安静にしてるくらいし治療法のない野良犬なら痛みにうずくまってればいいんだけど、

人間たい生物がそんなんじゃダメだろマジで

2010-12-03

http://anond.hatelabo.jp/20101203105014

こないだ一人死んだよ。

ウチのサークルに入ってた三十路越えた自称非モテ非コミュ?)が。

原稿は時々遅れるし、状況聴いても何言ってるか分かんないし、一回締め切り間際に原稿上がってない面子中心に集まって終わらせようとしたら、仕上がってないのに途中でふらっと抜けてトイレに篭もるし。

あまりにも出てこないから首括ったりしてんじゃないか不安になって様子見に行ったら、カチカチ携帯弄ってる音がする。

外からコインとドライバーで強制的に鍵を開けられるタイプだったから、ドア開けて「終わってないのに何やってんだ」って携帯取り上げたら、また何言ってるか分からない。

とにかく、携帯を取り上げられたことしか頭にないらしく、逆上して叫びながら飛び掛ってくるもんだから、思わず力いっぱい蹴り飛ばしちまった。

何があったのかと見に来た他の面子が、腹押さえてうずくまってるそいつを心配して近寄るけど、腕を振ってまた何事か喚きながら拒絶。

俺は俺で、やっちまったー、とか思ってたんだが、ふと取り上げた携帯見ると、はてブの画面。

何て書いてあるかその時はよく読まなかったが、idだけは頭に残った。

その後そいつを家から放り出して(というよりそいつが出て行って)原稿仕上げた後にはてブ見てみたら、ネガコメだらけ。

反対意見とか、批判ではなく、見る人間を傷つけるのが目的しか思えないような類の。

ダイアリーも酷いもんだった。

何言ってるか分からない人間が、はっきりと分かる内容の言葉を並べてるのが不思議な感じだったけど、分からなくてよかったのか、とも思った。

まぁ、そのあと結局サークルメンバーやら彼女やらあちこちに色々やらかしてくれたわけだが、最終的にそいつサークルを抜けた以外特に変化もなく過ごしてたら、そいつが死んだという連絡がまわってきた。

自殺や事件ではないそうだが、自宅で死後かなり時間が経った状態だったらしい

聞いた瞬間、はてブそいつが書き連ねてたネガコメの嵐を思い出したよ。

反対意見とか、批判というのとはわけが違うネガコメを書いてる人間は、やっぱり人格歪んでるんだとそれを機に思うようになった。

歪んだのは生まれ育った環境とか色々あるかもしれないけどな。

ある程度の歳になったらそれは言い訳責任転嫁しかならなくなるわけで。

2010-11-22

http://anond.hatelabo.jp/20101121015948

この増田大学時代の知り合いだと思う。巧妙に大学名とか年齢とかフェイクを入れているけど。

増田さんへ

自分増田さんと会ったのは、3年生の通年ゼミだったね。

増田さんは、当時から目立っていて、アクティブで、

インドアネガ自分とは遠い人だとずっと思ってた。

実際に、少人数のゼミに入ったとき、派手な子が多いので、失敗したなって思たんだ。

うまくやっていけるか心配だったんだ。

そんな中で、増田さんはゼミ長として、色々企画してくれた。

はじめは自分にとって、最初増田さんはいい迷惑だった。むしろ嫌いだった。

自分バイトも有ったから、皆で飲み会とか真っ平ごめんだった。

皆でいるよりは自分の家にいたほうがよかった。

でも、増田さんはゼミの地味な人達も、派手な人達も、皆で一緒に楽しく遊ぼうって言ってたよね。

仕方ないから、付き合いで一回顔を出したのを覚えてる。

確か、都内の山に行く、みたいな企画でさ、

意外と面白かった。

皆、ネガ自分にも優しかった。

「一緒にしよう!」の声が、嬉しかった。

それからゼミの集まりに何度か行くようになった。

夏は海に、川に、花火に行って、冬はロッジクリスマスパーティー。

ホテルスイートをワリカンで借りて、遊んだりもした。

今までそんなことしたことなくて、全部新鮮で。

高校時代、誕生日スルーだった私が、皆に祝ってもらった時は、ちょっと泣いちゃった。

大学時代経験が、今思えば一番輝いて見える。

自分よりずっと強い、でもたまに傲慢にも見えた増田さんは、

たまに零してしまう、わたしの個人的なネガ発言に、

「もっと自分でなんとかしようよ!」って言ってきたよね。

それがすっごく嫌いだった。でも、増田さんを嫌いになれなかった。

増田さんが、ずっと弱い人って気付いたから。

増田さんの弱さを知ったのは、増田さんが冬に、サークル棟の前で、うずくまってしゃがんでいた時だった。

部室の鍵が開かなくって、入れないだけの事なのに、うずくまってワンワン泣き出して。

彼氏増田さんの肩を抱いてあげながら、こっちを向いて「こいつ、弱いところあるから」

って言ったのが忘れられない。

増田さんが何と戦っていたのかは知らないけど、増田さんはとっても弱い人だったんだね。

自分増田さんが嫌いだった。

傲慢で、でも、いつも楽しそうで。

本当は弱くて、ネガティブで、駄目なところもいっぱいあるのにみんなに隠して、みんなに愛されて。

でも、増田さん、嫌いになれなかったよ。

大学2年間を、キラキラ輝く宝物にしてくれて、本当にありがとう。

増田さん、あなたはわたしの憧れでした。

2010-10-17

お母さん、私、あなたの老後の面倒は見られない

お母さん、身体が随分弱ってきたようで、頻繁にうちに電話がかかってくるようになったけど。

ごめん、期待に応えられない。

あなたの老後の面倒は見られない。

あなたと一緒に暮らした18年間。

存在を否定されづけた記憶しかない。

あなたは私の目の前で泣いた。

「もっと可愛く産んであげられなくてごめんなさい」

「お前をかわいげのない子に育てててしまった。お前が人に好かれないのは私のせい」

父が危篤に陥った時、私は連絡をもらえず、死んでしまってから電話が来た。

かけつけた私がショックのあまり、胃が痙攣を起こしてうずくまると冷ややかに言った。

「早く風呂に入って喪服に着替えなさい」

私はそのまま体調を崩し、冬の寒さに高熱を出し咳をして血混じりの痰を吐き、何度もトイレに駆け込んだ。

「みっともないから、きちんと座ってなさい」

そして、葬儀が終わった後、母は泣きながら私に訴える。

死期を悟った父はおかしくなり暴れるので面倒を見れなくなったから精神科に預けた。

亡くなった父を見ていたら、周りに誰もいなくなった時にかっと目を見開いた。

私を恨んでいるのかしら? ねぇ、恨んでいると思う? 怖い。

母は祖母を邪険にしていた。

私が物心がついた時にはもう祖母は惚け始めていた。

そんな祖母の失態を母は叱咤しつづけていた。

祖母は、そんな母に萎縮してまた失態を繰り返し、母はまた叱責する。

祖母が死んだ時、母は泣いた。

ごめんね、優しくあげられなくて、ごめんね、ごめんね。

お母さん、身体が動かなくなったら施設に入って。

面倒見切れないという理由で死に際の父を精神科においやったあなたを、今度は私が施設に追いやる。

大学に行かずに就職したのは家を出たかったから。

自活できないと、家を出してもらえなかったから。

それほどまでにあなたの側にいたくなかったのに。

側にいなくなってどれだけ解放されたかわからないのに。

たまにかかってくるあなたの声は娘を愛して、娘のために色んな事をしてきたと語るのは反吐が出るの。

黙って聞いているのは18年間育ててもらった恩があるから。

数日で私は36になる。

もういいよね。

お金は返せてないと思うから、介護施設に入るお金は出すよ。

18年間分くらいは。

でも、そこまでだから、それまでに死んでおいてね。

そしたら、私、あなたの身体に取りすがって泣く。

優しくしてあげられなくて、ごめんねって。

2010-09-24

試験を受ける時気をつけるべきことについて。

少し長いけど大事な話をするので、これから何がしかの試験を受けるぞって人は息抜きがてら聞いて欲しい。

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・・・とある資格試験を受けた時の話だ。

その試験は、都内某所、たしか5階建て位の、古めの商業ビルの大きな会議室を貸し切って行われた。

それは年1回しか受けられない試験試験代金も数万円支払っており、仕事も(人生も)かかったかなり重要試験だった。

試験時間は、1科目3時間位あってかなり長いんだけど、それでも全然時間が足りない位難しくて書く事が多い。

だから僕は、途中でトイレに行きたくならないよう、事前に済ませて置く事に決めていた(僕は割りとトイレが近いのだ)。



当日は予定どおり、試験開始前、会場となる3階の部屋を出てすぐ右側、階段沿いにあるトイレで大を済ませ、すっきりクリアな頭で試験に臨んだ。

冴え渡る思考、筆も進み次々と答案を書き上げていく。


           「余裕だな」


残り1時間、答案の見直しをしながらそう思ったその時、致命的なミスに気がついた。


           問題の前提となる条件を一つ読み飛ばしていた。


・・・どおりで早く終わるわけだ。

           ・・・ヤバイ!! ヤバイヤバイヤバイ!!!


背中に変な汗が流れる。手が震えて、頭の中が真っ白になる。(本当に、なるんだ!)

・・・深呼吸して問題文を読み直す。気のせいかもしれない。


           ・・・やはり読み飛ばしだ。それどころか、このままいくと一発不合格になるレベルだ。


震える手で答案に直しを入れていくが、頭が混乱してうまくいかない。

しかもこんな時に限って、お腹が痛くなって気やがった。猛烈に。

くそぅ、こんな時に限って・・・。



トイレに行くか、我慢して書き続けるか。

しばらく迷ったが、まだ45分程あり、冷静さを取り戻すためにも、いったんトイレに行くことにする。

手をあげて、試験監督トイレに行きたい旨を告げる。

僕の脂汗を見て、緊急事態であることを察してくれたのであろう、監督は直ぐに出口まで案内してくれた。


そこからはダッシュだ!

試験監督に注意されようと知ったことではない。腹も痛いし時間もヤバイ。


           バッ!


トイレのドアを開けると、間の悪いことに個室が全て埋まっていた。


          「ああああああああ・・・・・!!!!」


僕はもうパニックだ、頭が真っ白だ。腹も痛いし時間もヤバイんだ!

待つか、別の階を当たるか。

ここでも迷うが、僕はもう待てる心理状況では無くなっていた。


          たしか、下の階にもトイレがあった。


猛ダッシュ3段飛ばしで階段を下りると、下の階も同じようなフロア構造になっており、階段沿いにトイレがあった。


          「よっしゃ!」


一気に飛び込むと、幸い個室は全て空いていたので、一番近いトイレに駆け込む。

ベルトをはずすのももどかしく、ズボンパンツごとおろしドン!!


          「ふぅぅぅ・・・」


一気に緊張が緩む。

あまりの快感に、しばらく便器に腰掛けたままうずくまる。何も考えられない。

だが、今は試験中だ、のんびり余韻に浸っている暇はない!

と思って頭を上げると、そこには何か見覚えの無い箱があった。


          「ん・・・・??」


金属製で足でペダルを踏むとフタが開くタイプの、ゴミ箱のような箱だった。

こんなのさっきあったっけ?

試験前にトイレに入ったときは無かった気がする。

さりげなくペダルを踏んで中をみると、中には


          赤黒いものを包んだ白いオムツのようなもの


が丸まってたくさん入っていた。



         「あ。」


さすがに試験で頭がいっぱいの僕にもわかった。







         『ここ、女子トイレじゃん・・・!』







動機が高まる。まだおかしな汗が額を伝い、お腹もちょっと痛くなる。

やばいよ、バレたら捕まるよこれ・・・!

お腹の痛みと試験ミスで頭が真っ白になって気付いていなかったが、どうやら階ごとに男子トイレ女子トイレが交互になっていたらしい。

もう何がなんだかわからない。俺が何をしたっていうんだい、神様


とりあえず周りの気配を伺うも、人がいる様子は無い。


          『速攻で出なきゃ!!!


あわててお尻を拭いていると、間の悪いことに誰かが入ってきた音がした。


          「まじ、うざいよね~~ほんと~~♪」


どうやらOLさん2、3人組のようだ(商業ビルの一室を借りての試験なので、トイレ普通に試験関係ない人たちも使っているのだ)。

さっさとトイレに入ればいいものを、なにやら鏡の前でだべっている。


          『ふざけるなーーーーーーーーーー!!「まじ、うざい」のは、 お ま い ら ですから!!!


オカド違いの怒りを心の中で叫ぶも、どうしようもない。あと30分しかない、ここは人生をかけて強行突破だ。

僕は勢いよく個室のドアをあけ、なるべく顔を隠しつつ鏡の横を駆け抜けてトイレを飛び出した。

キレイファッションOLさんたちが目を丸くしていた気がするが、この際どうでもいい。


僕は猛ダッシュで会場に戻り、試験を再び解き始めた。

こちとら人生がかかってんだ。

問題を読み飛ばしたことと女子トイレ突撃の衝撃で、右往左往する頭を無理やり押さえつけ、焦りに焦る気持ちをなだめすかす。

ひたすら答案を書き直し、書き殴る。

そこから30分は地獄だった。

手はずっとブルブルしていてなかなか書けないが、無常にも時間は過ぎていく。そして。


          「時間終了ですーペンを置いて下さい!」  


試験監督の指示で、試験は終わった。

僕は、何とか書き終えて、ペンを置き、未練がましく答案を見返していた。


           『まあ、なんとかなるだろ・・・』


まだ心臓はドキドキしているが、一方で何とか書き終えてほっとする気持ちもあった。

ところが、ほっとしたのもつかの間、答案の中にとんでもない文字を見つけてしまった。


           『・・・したがって、○○は××となり、 女 子 ト イ レ △△となる。・・・』


           ・・・おい・・・!!!


あまりの頭の混乱と焦りで、席に戻ったあと書きなぐった文字の中に、なぜか脈絡無く「女子トイレ」の文字が入っていた。


           『終わった。全て終わった』


・・・翌年の試験では、事前に会場の男子トイレの位置まで調べて臨んだのは言うまでも無い。

みんなも、試験中間違えて女子トイレ女性男子トイレ)に飛び込まないよう、気をつけてくれよな!



(追記)

本筋の部分は事実ですが、一部事実を改変しております。

2010-08-05

肝試し

間内で、酒の席で盛り上がって肝試しをしようという事になった。

心霊スポットとして知られている(らしい)、山奥の使われていないトンネルを往復するというもの。交通手段は俺の車。

当日深夜、トンネル入り口に車を停めてダラダラと歩き始める。

言い出しっぺの、ノリの良さだけが取り柄の同期が先頭である。その後ろを、自分を含めた数名が続く。

使われていないとはいえ中の電灯は生きているから明るいし、車道トンネルなので道幅も5~6メートルはあって広々としている。

トンネル中盤にさしかかって、「何か意外とつまらんなあ」と言い出しっぺがぼやき始めた。

異変はその直後に起こった。

入り口に停めてきた車のクラクションが鳴った。もちろん、そこには誰もいないはずである。鍵も閉めていたのは皆が確認済み。今度はヘッドライトも一瞬光った。

そして入り口の方から「チーン」と、鈴(りん・仏壇の前に置いてある鐘みたいなアレ)の音が聞こえた。

完全にパニックである。「やべえ!やべえ!」と連呼しながら全力疾走する言い出しっぺ。泣きながらよたよたとヒールの高いサンダルで走る女子達。

俺はというと、その場から動かなかった。動けなかったのではない。動かなかった。

そして後ろから涙目で走ってくる女子の手を追い抜かれ様に掴んでその場に引き戻した。

「ちょっ、な、何すんのっ!!」

女子の当然の抗議を無視し、俺は彼女の肩をぐいと引き寄せ、静かに耳打ちした。

「じっとして、振り向かないで。絶対に振り向いちゃだめ。逃げたら追いかけられる。じっとしてれば大丈夫。見なければ大丈夫。」

そしてガタガタと震える女子の手を握り、「怖かったら目を閉じていていいから」と言うと、彼女は顔を伏せてその場でうずくまった。俺も、彼女の肩を抱きながら一緒に跪いた。

ふいに俺の携帯電話が鳴った。非通知設定である。俺は携帯を取り出し、明滅する液晶画面をにらみ続けた。呼び出し音は1分足らずで止まった。

トンネルの出口にたどり着いた他の連中が、俺と彼女の様子に気がついて「おーい!おーい!」と呼びかけ始めると、俺は「もう大丈夫、行っちゃったよ」と言い、彼女の腕を自分の肩に回して立ち上がり、腰が抜けた彼女を半分抱えながらゆっくりと出口に向かった。

何のことは無い。事前に肝試しの件を俺から聞いた兄が考案した悪戯である。俺たちがトンネルに到着する前にバイクで先回りしていたというわけだ。車の鍵は兄もスペアを持っている(というか、俺の鍵がスペアなんだが)。出発前の兄のはしゃぎようは、母ですら呆れるくらいだった。

兄の当初の計画では、ガイコツのマスクを被って俺の車で一行を追い回す予定もあったが、危ないし、逆に白けるので諦めさせた。

帰宅後に分かった事だが、兄は車のトランク読経CDを入れた小型のラジカセをこっそり仕込んでいた。それで何をするつもりだったのか、問いただすのも馬鹿馬鹿しい話ではあるが。

結局、この件は未だに俺らの中で語りぐさになっている(俺が兄の仕業である事を黙っているからだが)。

俺がトンネルで引き留めた女子とはこの一件で一時期いい雰囲気になりかかったが、さすがに罪悪感に負けて白状した。嫌われるのを覚悟したが、「バラされたくなかったらご飯奢って」「ギター教えて」と俺にちょっかいを出すようになった。男に対して主導権を握る快感に目覚めたらしい。尻に敷かれ続けて、今や俺の尊厳せんべい布団のようになっている。

2010-05-29

咳き込む女

一緒のプロジェクトにいる同僚がうざい、しんどい、面倒くさい。

  • ゲホゲホ

といつも咳き込むので、「かぜ?病院いった?」って聞くと、

風邪じゃない」「病院へいくほどではない」とエホエホいいながらいう。

  • ふらふら

時々立ち止まり、「あぁ、いまめまいで倒れそうでした」

と言ってくる。

今日は早くかえりなよ」っていうと、

「帰れないんです」と言い返してくる。

  • ころころ

上のアレンジ

「今朝、ふらついて転倒したんです」

と言ってくる。

「痛い」「うずく」「痣がヒドイ」というので、

病院へ行った?」って言うと、

「なんで病院へいくんですか?」とはぁ?みたいな顔をして言う。

  • かえりま

たまに宣言するが、23時ぐらいまではいる。

あげく、「明日やります」とか言って、途中で帰る。

次の日に、「毎日遅くなるから身体がもたない」と言ってくる。

  • ききみみ

周囲の話とか、電話の相手先とかやたら気にする。

「今の○○さんからの電話でした?」とか。

聞いてきたポイントを言わないから、やりとりだけで面倒くさい。

  • やめたい

たまに、「しんどいから辞めたい」と言ってくる。

辞めた事はない。

いちいち相手しているだけで、時間もったいない

2010-04-10

http://konozama.jp/amazon_devil/2010/04/post-118.html

僕が一番思うのは、

なんでそんな倒れているひとを、死にかけている人を辱めるようなことをするんだ、ってこと。

あとは、ありていな言い方になるけど、もし自分が倒れたりうずくまったりしているときにパシャパシャ写真撮られてなんとも思わないのか、ってこと。

2010-04-02

おれは、ゲームが作りたいんだ。


 小学校の頃に「どろけい」という遊びが流行った。

 団地中の遊びともだちでランドセル姿のまま一号棟前に集まる。

「何人いる? もうはじめる?」

「森口、まだ来てないじゃん」

「あいつ、今日スイミングスクール田無は、ピアノ

「なんだあいつ、男のくせにピアノなんてならってんの?」

田無うまいらしいぜ、東野が言ってた」

 少ないときでも十人は面子が集まる。

 今にして思えば、習い事でぽつりぽつりと面子が抜けていく直前だったから、小学校の低学年、しかも3年生ぐらいの年頃だったような気がする。

 おれの住んでいた団地新築共働き世帯ばかりがどっと入った団地だったから、小学校クラスでも団地子供が占める割合が多く、揃いも揃って鍵っ子ばかり。それでランドセル姿のままでしょっちゅう一緒になって、あれこれ新しい遊びを始めるのが常だった。

 そのとき流行っていた「どろけい」は、泥棒チームと警察チームの2チームに分かれて、泥棒はひたすらに逃げ、警察はひたすらに泥棒をつかまえるというシンプルゲーム。泥棒はつかまれば開けたところにある刑務所に入れられ、仲間の泥棒にタッチして貰えれば見事脱獄ということになる。そうなってはたまったものではないので、警察チームは刑務所を陣地にして、あれこれと泥棒をつかまえる作戦を練る。

 おれたち小学生にとっては、五号棟まであった団地は格好の遊び場で、当然ながら「どろけい」も団地舞台に繰り広げられる。団地は、最上階が8階、左右に二棟のエレベーターホールがあり、両端はどちらも非常階段になっている。高島平のような左右に長い団地想像すると分かりやすく、そこを小学生のおれたちは駆け抜けた。

 よく迷惑だと苦情が来なかったものだと思うのだが、共働き世帯ばかりだったこと、そして、今よりも寛容な時代だったのだと、振り返って思う。

 この「どろけい」という遊びは、逃げるにも追いかけるにも工夫とチームプレイが必要な遊びだ。

 舞台となっていた団地には袋小路のようなものがなかったので、泥棒をつかまえるために警察チームは、複数人での挟み撃ちをする以外にない。泥棒が潜むことができるのは二棟のエレベータホールのみで、非常階段廊下警察の陣地から丸見えなので、捕物帖が始まれば、警察の陣地から指示が飛ぶようになる。

「錦原が、五階の西! 誰か西の非常階段を抑えろ!」

非常階段、誰かいる! 降りてる!」

 三人四人で泥棒の逃げ道を封鎖していくのだ。

 警察の陣地でもひそひそと作戦会議が開かれる。

「なあ、野々村どこにいると思う? エレベータの9階(作業室があった)みたよな?」

「みたみた。そういえばこの前は非常階段の裏に隠れてたな」

 けっこう丸見えな割にはちょこっとずつ死角になるところがあり、そういった所に泥棒は好んで潜む。それを警察は必死になって探すのだ。

 泥棒の方でも無策ではなく、エレベータホールなどでばったり出くわすと、情報交換になる。

小田捕まった?」

「たぶん、みてないけど、走る音が聞こえないから」

「じゃあ、あと3人か。泉川はどこだろ?」

「あいつ、隠れてるの好きだからさ」

「じゃあ、こうしよう。おれは三階で仕掛けるから、木村は二階な。泉川は東の方にいる気がするから、おれは西の非常階段から脱獄かける。お前は東のエレベータホールな。泉川も気付いて、いっせいに脱獄かけれるかも」

「ちょ、ちょっと休ませてよ」

「たく、だらしねえな、60秒な」

 エレベータホールに囁くような60カウントが響く。

 そして、作戦開始。

 それはたぶん子供の頃の大切な思い出だった。

 「どろけい」は毎日のように号棟を換えて遊ばれる。

 おれの住んでいた団地は、おそらく建設された時期が違っていたからだと思うが、それぞれの号棟に微妙な差異があった。たとえばエレベータホールが一棟しかなかったり、廊下の柵に隠れやすい板がついていたり、階が6階までしかなかったり、屋上と称する場所があったりする。

 そうすると、号棟が変わる毎に作戦やセオリーが代わり、泥棒も警察も新しい手を考えなければならなくなるのだ。

 なので、一号棟前にランドセル姿で集まって、今日の面子をながめながら、みんなでわいわいと相談する。

「なあ、今日どうする?」

「少ないから五号棟じゃん?」(五号棟は一番ちいさい号棟だった)

「五号棟好きじゃないんだよな」(エレベータホールが一棟しかないとつまらない)

「じゃあ、こうしよう3号棟で6階まで、これならどう?」

「作業室なしかぁ。あ、お前ずるとかするなよ」

「しないって。分かった。したら3回警察でいい」(警察は不人気だった)

「よし、じゃあみんな、ずるしたら3回警察な」

「あ、あのさ、三号棟にするなら、刑務所近くしない?」(エレベータホールにの意)

「どの辺にするの?」

ピロティーを刑務所にしたらって思うんだけど」

「え? 近すぎない?」

「いいよ! いいよ! ピロティーからなら警察見えないじゃん。そっちの方が絶対面白いよ!」

 他のみんなはどうだったのかは分からないのだが、おれは分かってしまった。

 こうやって、どうすれば「どろけい」が面白くなるかという事を相談しているときが一番楽しいって。「どろけい」をしているときももちろん楽しいのだけど、それよりもルールを決めながら、どんなルールにすれば、遊び方が広がるかを考えることは、小学生のおれにとっては、とてつもなく楽しいことだったのだ。

 そうやって、少しずつ楽しさの源泉となるルールが積み上がっていき、「どろけい」はますます洗練されたゲームになっていく。おれたちは気付かないうちにゲームデザインをしていて、それは小学生のませた心に、楽しいってどういうことかって事を植え付けてしまった。

 おれは「どろけい」をしている間にも、こんなルールにすれば「どろけい」はもっと面白くなるのに、ということをしきりに考えるようになった。それで、もっとみんなが面白くなれば、それはとても嬉しいし、楽しくなる。

 この「どろけい」遊びがやがて終息していったのは、人数が増えすぎたというのが原因だった。

 この面白い遊びが徐々に広まり、仲間が増えてくると、少人数の精鋭でやっていた頃とは格好が違ってくる。日曜日などには女子まで入って数十人で「どろけい」を行ってしまう。

 そうなると、一号棟だけでは足りなくなって、一号棟から三号棟まで、といったように無秩序に規模が拡大していく。それはそれで楽しかったではあるが、やはり散漫で緊張感のない遊びになってしまった感は否めない。

 さらに、休日に数十人の小学生たちが団地中を駆け巡り、大きな声で泥棒を追い詰めたりするとなると、さすがに周囲も迷惑を感じ始める。それで、どこだったか何号棟かで禁止令が出て、それから徐々に終息していたような気がする。折良く習い事で仲間もどんどんと抜けるようになり、外で大規模に遊ぶという事はこれが最後になってしまったと思う。

 ただ、あの楽しさを味わってしまうと、今この歳になっても胸がうずく

 ああ「どろけい」がやりたい。

 楽しかったって。

 そして、あの初期にルールを作り上げていったときが一番楽しかったと。

 おれは趣味ゲームを作っていると、しばしば言われて、誤解されて困ることがある。

 増田ストーリー面白い

 増田ストーリーきゅんきゅんきた。

 おれは、そのたびに思う。

 おれは、物語が作りたいんじゃない!

 おれは、ゲームが作りたいんだ!

 「どろけい」みたいにルールを考えるのが、好きなんだよ。

 物語はその上に載っているパセリみたいな物なんだよ。

 って。

2010-04-01

メイドいんジャパン」からぶっこ抜いた構造http://anond.hatelabo.jp/20100328131122#tb)に、この前映画館で見た、『誰かが私にキスをした』から連想したものをぶち込んだらこうなった。男一人で恋愛映画を見に行くのは正直キツかった。不自然なところをこれから直していっている途中なんだけど、無理がでてきた。出てきた無理を直していく作業に苦労している。「どんな言葉をぶちこむのが適当か」を判断するもの(思考ツール?)を用意しないまま思いつくままに言葉をぶち込んだのが敗因か。ぶち込まれる空欄(=以前に増田に貼り付けたもの(http://anond.hatelabo.jp/20100328131122#tb)のアルファベット)間の関連性をもっと意識すべきだった。というか、それさえ意識すれば何とかなるんじゃないだろうか。というか、それを意識して、いま思いついているものをぶち込みなおしたら、すんなり物語の形になるのではないだろうか? アルファベット間の関連性について今週の土曜日までに考えてみる。ぶちこみ直しの作業は土曜日に始めて土曜日に終わらせる。


 神酒薫(ミキ カオリ)が視点浮動者として存在する。高校二年生の女子。視点浮動者は、自分がどの視点から物事を見るか、どの記憶から物事をデコードするかを決められないでいる。

 視点を決定すると、通常ならば、その視点向けのコマーシャル(=企業が配給する良質のドラマ)を見ることができるのだが、県から支給されたモバイルを使っている神酒薫は、コマーシャルを見ることができない。だから、視点を決定するインセンティブがない。

 モバイルによる拡張現実は、学校での授業に必要になる。モバイルから発せられる電界が、それを身につけている者のコンタクトレンズ眼鏡に像を映す。神酒薫の父親は特別に教育に厳しい人なので、薫に個人向けのモバイルを買ってくれない。

 津島の神酒との思い出が存在する。

 時間の一回性が存在する。

 他人のTL上の自分を気にすることが存在する。

 神酒薫は他人からの視点を気にせずに生きることを求める。タイムラインに、他人が発言した自分の振るまいが蓄積されるので、自分の振るまいが正しいかどうかがひどく気になる。視点を決定している人たちは、自分の視界内の発言しか見る余裕がないので、他人の視点というものを気にしない。というか、視点を決定すると、カーソルの初期位置から一番近いのが返信欄になり、それから遠く離れたところに検索欄が移動するので、他人を検索すると言うことが少なくなる

 神酒には、勉強ばかりしているというイメージが、他者のタイムラインの中では固定化されている。高校一年学校祭の準備のとき、神酒はキキに励まされながら土砂降りの雨の中を自転車木材を運んだ。それをきっかけに、ポジティブアクティブ自分に変われそうな気がした。しかし、学校に戻ると、

「このときの神酒さんとイメージが変わった」

 と、クラスメート過去タイムラインを見せられる。クラスメートは肯定的な意味合いでそれを言ったのだが、神酒はとても恥ずかしくなる。もう、自分イメージからはずれた行動はしないようにしようと決めた。

 視点を決定しなければならないという切迫感が存在する。

 神酒薫は視点を決定しなければならないという切迫感を取り除くことを求める。

 電子アシスタント存在する。電子アシスタントはキキを含む。キキは、白いウォンバット。常に神酒の近くを付いてまわり、神酒を常に必要としてくれる。

 電子アシスタントは、その所有者が設定したように、その所有者を誉めたり注意したりしてくれる。モバイル勝手ソフトインストールすることを父は怒るのではないかと神酒は思ったが、キキの機能を見て、彼はキキを気に入る。

 キキを持っていることで、神酒薫は視点浮動者であることを隠す。電子デバイスに興味があるんだというフリができる。

 津島修一は、神酒と同じ中学校・同じクラスだった男子。神酒薫にキキをくれたのは、津島修一だった。

 津島は、男子からはハナコと呼ばれていた。というか、誰かに対して陰口で使っているハナコという呼び名を、津島に当てはめると、無矛盾なのだった。だから、津島=ハナコは憶測。

 ハナコの良いところは顔だけ。ハナコは男なのに生理がある(精神が安定していない)。ハナコは……。

 ハナコがハナコと呼ばれるようになったのは、ハナコが男子トイレの個室で泣きながら、ボールペンの先端を彼の腕にぶつぶつと刺していたから。

 卒業式に、津島修一に呼び出される。呼び出されたその瞬間まで、会話をしたことは一度としてなかった。卒業式の日に、神酒薫を好きだと言って、その贈り物だとしてキキをくれた。津島修一が勝手に、神酒薫のモバイルインストールしてしまったので、神酒薫はキキをアンインストールする方法を知らない。それに、日本語を喋る存在アンインストールすることは、殺しと同じことに思えてしまい、できない。

「ヒメ! ヒメ!」と、キキは神酒の足にすり寄る。

「うざかったら、ワンス・ア・ウィークって言えば、彼はしばらく動きを止める。週に一回くらい、電子アシスタントですらうざくなるときがあるでしょう?」と、津島は言う。「今日の夜八時に、キキが指定する場所に来て」とも。

 そのとき神酒は、「うん、行く」と答えてしまう。

 神酒は、クラスの中核をなす声の大きい集団からはジミーズと呼ばれていた。仕返しに、神酒は心の中で、声の大きい集団を、彼らの化粧のけばけばしさを由来にケバブと呼んでいた。ジミーズはジミーズなりに地味な人同士で集まっていたので、ケバブが思っているように友達がいないわけではない。卒業式の帰り、仲の良かった友達とカラオケに行く。神酒の視界の中には、まだその存在になれられないキキがいた。キキは、友達に見えないようにしてあった。

 カラオケからの帰り道、道の関係で一人になった。信号待ちをしていると、ラブホテル横断歩道を隔てた向かいに建っている。

 ラブホテルの裏道から、高校生カップルが、自転車の二人乗りをしてでてくる。

 ラブホテルの電光掲示が目に入る。

『まだまだ寒い夜 あつあつのラーメンを! プレミア価格5○○円(会員様)』

ラーメンって、おいしい?」キキが訊いてくる。

ワンス・ア・ウィーク」キキを黙らせる。

 給食で食べたソフト麺のベチャベチャした味が、舌の上で思い出された。その味をかき消すために、津島からもらった連絡先のメモを、小さく、小さく畳んで、制服スカートのポケットに入れた。ポケットに紙を入れたまま、洗濯機スカートを入れ、スイッチを押した。

 キキがしゃべり始めるたびに、「ワンス・ア・ウィーク」をした。そして約束の八時が過ぎ去るのを待った。

 津島タイムライン卒業式前後のものを見ないようにしようと決めた。見ないために、神酒は視点浮動者になることを選んだのだ。

 自分に自信を持てていない神酒薫は、彼からの告白を何かの悪いいたずらだと思い、津島修一とは連絡を取っていない。しかし、津島修一と神酒薫は同じ高校に通っているのだ。ときどき廊下ですれ違うと、気まずい。

 ほかの人は、タイムライン上に友人との約束記憶させる。神酒はキキに約束を覚えさせる。どちらも、モバイルを使って約束管理しているので、他者は神酒がすでに視点を決定しているのだと勘違いしている。

 神酒薫は、他人のタイムライン自分がどう記録されているかを気にすることを取り除きたい。

 電子アシスタントは他人のTL上の自分を気にすることを取り除く手段になるように見受けられる。神酒はキキに、神酒が他人のTLを気にしたらキキが神酒を注意するようにコマンドする。

 神酒薫が他人のTL上の自分を気にすることを取り除くことは失敗する。キキの注意が煩わしくて、神酒はイヤフォンと眼鏡を外してしまう。ワンス・ワ・ウィークしなかったのは、キキに自分を注意するようにコマンドしたのに、注意を理由にキキを黙らせるのはかわいそうだと思ったから。

 友人との会話:「モバイルを忘れたら、記憶が不確かになって約束の1日前に待ち合わせの場所にいることになって、困った」

 イヤフォンも眼鏡もつけずに図書室に行く。

 そこには、一人の女性がいる。上靴のいろは赤なので、一つ学年が上の三年生の先輩。神酒が一年生のころ、彼女は貸し出しカウンターの内側にいたことを神酒は覚えている。彼女ノートには、たくさんの三角形が書かれている。また、たくさんの三角形が書かれているページの反対のページには、三角関数表がセロハンテープで貼り付けられている。

 図書室の端に行くと、先輩が突然、「私のアシスタントを動かさないで」と言う。神酒はあわてて、拡張現実を身につける。

 キキがしきりに神酒の足下で、「ヒメあぶない! ヒメあぶない!」と言っていた。先輩のアシスタントは、天使の羽。神酒がぶつかった勢いで、空中を漂っていた。

アシスタント自分のことをヒメって呼ばせているの?」

 五時間目の授業から、モバイルオープンにしたままだったことを思い出す。(授業中はオーソリティが先生に移るため、電子アシスタントオフになる。)

「痛い男が、彼女を呼ぶみたい」と先輩は言う。「彼氏からプレゼントされたの?」

 神酒は、終わった、と思った。誰か男にキキをプレゼントされたとタイムライン上に記憶されたら、全てが終わってしまう、と神酒は思う。

 神酒は先輩のタイムラインを展開しようとする。彼女が、伊庭瑠璃という名前の三年生であることが表示される。偶数組だから、文系クラスだとわかる。ローディングを示す輪がくるくるまわり続けるだけで、タイムラインが表示されない。

「私の知ってる男も、彼女をヒメって呼んでいて、痛々しい」と伊庭は言う。

彼氏からもらったわけじゃなく!」と神酒。

「ヒメ! ヒメ!」とキキ。

「キキ! ワンス・ア・ウィーク(黙れ)!」

 キキはぴたっと止まる。

「そのアシスタント津島修一からもらったわけだ」と伊庭。

「え」

「だって、ワンス・ア・ウィークって、シュウイチってことでしょ?」

「そうだったのか!」

 キキをもらってから二年間、ずっと気づかなかった!

 納得したことで、もう隠しようがないことに気づき、神酒は硬直する。

「いや、でも、気のせいかもしれない。津島修一なんて人が私の知り合いにいたかは、タイムラインを確認してみないとわからないな……」と、苦しいとりつくろいをする。

 伊庭は、ふっと笑いを漏らす。

「そういえば、私の知り合いに津島なんていないかもしれない。私はタイムラインを持ってないから、確かめようがないや。名前なんて忘れちゃった」

「伊庭先輩は、視点浮動者なんですか?」

 伊庭はうなずく。「私とあなたの間には、一年の学年の違いが横たわっている。だから、私は視点浮動者というよりも、視点を持たないものと言った方が正しいかもしれない。県が私に貸し出したモバイルは、タイムラインを見る機能を持たない」

「伊庭先輩の親も、個人用のモバイルを持つことに反対なんですか?」

「ううん。中学受験のために塾に通わされたときに、安全のためのモバイルは持たされた。私は親に反発して、モバイルを川に投げ捨て、塾にも行かなかった。それ以来、親は私にモバイルを与えようとしない。そして中学受験をしなかったから、私はいま、公立高校であるこの学校にいる」

 図書館で話していても大丈夫か、すごく気になる。遠くで、溶けた雪がどさっと落ちる音が聞こえたから。それに、伊庭のアシスタントがあまりに寡黙だから。しかし、三月の土曜登校日の放課後なので、二人のほかに誰もいない。

「私は前の図書局局長だから、私がルールみたいなものだ。大丈夫」と伊庭は言う。「私と貴方の関係は、少し長いものになると思う。私が名前を忘れた誰かのせいで。貴方の呼び方を決めていい?」

 先輩は手を振る。視界上に、私の情報を展開したのだと思う。

「神酒さんって呼ぶのは、距離が遠くて好かないな」

「呼び捨てで、いいですよ」

「呼び捨てと、さん付けの間をとって、ミキクンっていうのはどうかな」言った伊庭先輩が、ひとりで笑う。「変だな」

「慣れれば、慣れますよ」

 伊庭先輩は、ミキクン、と十回繰り返した。「やっぱり、変だよ」自分が言い出したのに、くすくすと笑っていた。

「土曜登校日の放課後図書館でなにをしてたんですか?」と神酒。

「私の彼氏ーー名前は忘れちゃったーーは、一つ下の学年にいるんだけどーーつまりミキクンとおなじ学年なんだけどーーその、名前を忘れちゃった彼氏は、精神的に不安定なところがある。だから図書館にいる」

彼氏さんとの関係に、疲れてしまったの?」と神酒。

「ううん。疲れていないから、ここにいる。臨戦待機中」

「それと、その三角形とどういう関係が?」

「ただ待っているだけだと、頭が暇になる。かといって、彼から連絡があったときに何かに没頭していると、すぐには動けない。だから、私と私のアシスタントと彼のアシスタント三角形の頂点に見立てて、彼のアシスタントと私との間の距離を求めていた。彼のアシスタントは、彼の近くにいるから。彼を意識しながら、頭に作業をさせることができるから。そして彼が「死にたい」って言ったら、すぐにでも私は駆け出す。死にたい気分を、逸らしに行く」

死にたい気分って、そんなに簡単にそらせられるものなんですか」

「なんたって私は、彼より一年年上のお姉さんだから」

「どうやって?」

「その」伊庭は、一瞬迷う。「一緒にラーメン食べに行こう、とか」

「へ!?」

「え……」

「……」

「……」

 給食ソフト麺のべちゃべちゃした味を神酒は舌の上で思い出す。二人の間にすごく微妙空気が流れる。訊いたことを、神酒はすごく後悔する。

 伊庭先輩は、タイムラインを持たないので、神酒は、自分タイムライン上でどういうキャラクターであるかを気にせずに、勇気を持った行動をできる。津島と伊庭先輩を引き離そうと決める。伊庭先輩のために。

「伊庭先輩が津島くんを支えようとすることは、よいことだとは思わない。きっと、彼の負の力に引きずられてしまう。彼の行動をタイムライン記憶してる友達を、何人か紹介するよ。それを見たら、伊庭先輩はきっと津島くんから離れようと決心してくれる」

「私はタイムラインを持たないから、複数の他者の発言を根拠に、いますでに読みとっている彼からの愛の意味を変更することはできない。それに、彼の愛から読みとった意味は、私の内部にある。タイムライン上の外部化された記憶のように、消しされるものではない。そして私は、私がもう津島を助けられないという言葉を私のタイムライン上に蓄積することができないので、津島を助け続けなければならない」

 デスクトップから書き込んだタイムラインはないかと、伊庭瑠璃名前検索する。伊庭瑠璃から見える津島を知りたかった。しかし、伊庭瑠璃デスクトップ上のタイムラインも所有していない。

 検索ワード「図書局局長」でサーチをかける。彼女についての噂を書いているタイムラインが、いくつかある。図書室だより、生徒会だより、男性からの、そして女性からの、あこがれのまなざし。「どうしてハナコが、図書局局長と付き合っているんだ」という、いらだちの声。図書局局長は、自分の身を削って他者に尽くす、素晴らしい人間だということになっている。「八方美人だ」と言って、彼女を攻撃する人間にすらも。

 視点浮動者である神酒薫は、津島修一のタイムラインを見ることができる。見ないと決めたものを見ていることに、罪悪感がある。しかし、彼女が見ないと決めたものは卒業式前後記憶だったので、決めたことをやぶっていることにはならないのだ(と、神酒は自分をだます)。 

 津島修一は精神不安定なので、膨大な数の書き込みがタイムライン上に堆積している。津島修一は過度に記憶を外部化している。それを読む限りでは、津島修一は伊庭瑠璃からの自立を求めているらしい。伊庭に依存してばかりいる自分の弱々しさを嫌っているらしい。

 津島タイムライン上で、他人の反応を待ち続ける。しかし、他人がこない。反応がくるまで、じっとうずくまる。しかし、どれだけ待ってもこない。死にたい気分になる。その気持ちを消したいがために、他人の反応を待ち続ける……。他人の気持ちを引くために、自虐を繰り返す。そして、自傷をする。アップロードされた自傷画像には、ハナコがそうしていたのと同じ、ボールペンを腕に突き刺したものもあった。傷が治癒していく経時変化もアップロードされている。「そういうことをやめろ」という声が、彼には心地よい。しかし、心地よいのだが、しかられたダメージはしっかりと受けている。スパイラルは、次第に破滅的な方向へと落ちていく……。

 津島の頭の中では、津島タイムライン上に書き込まれた、伊庭瑠璃からの「愛してる」がリフレインしている。だから、伊庭瑠璃から離れることができずにいる。「愛してるから、なんでもできる」と伊庭瑠璃過去において言ったことを口実に、津島は伊庭に依存している。いや、その言葉自分に言い聞かせることで、伊庭が自分をいやしてくれるという現実から、抜け出さなくてもいいのだと自分をだましている……。

 伊庭の都合の良さは、まるで電子アシスタントみたいだ。そして電子アシスタント的な伊庭に依存している津島生き方は、独りよがりで弱々しくて、気持ち悪い、と神酒は思う。

「伊庭が記憶を外部化していないことを理由に、津島記憶の外部化をやめさせられるのでは。ペアルック的な感覚で」と神酒は思う。

 津島の神酒との思い出が存在する。神酒は津島タイムライン遡行していると、自分のことについては外部化されていないことに気づく。

 廊下の端。普段なら、カップルがそこにいるような場所。そこで神酒と伊庭は待ち合わせる。

 伊庭は、天使の羽を背中につけて待っている。それは、伊庭の茶目っ気でもある。伊庭のねらい通り、それをしている伊庭を神酒はかわいいと思う。伊庭のアシスタント天使ではなく天使の羽なのは、伊庭は天使ではなく天使になることを求めているから。

 人が少ない場所。伊庭はタイムラインを、モバイルではなくデスクトップ上でしか見られない。伊庭と神酒の二人で津島について話をするため、電界通信をオープンにして、伊庭と神酒は手をつなぐ。二人の拡張現実が共有される。

「伊庭の都合の良さは、まるで電子アシスタントみたいだ。そして電子アシスタント的な伊庭に依存している津島生き方は、独りよがりで弱々しくて、気持ち悪い」と神酒は言う。伊庭は表情変えずに、「そうね」と言った。

「伊庭が記憶を外部化していないことは津島修一が津島記憶の外部化を取り除く手段に、きっとなるよ」と、神酒は伊庭に言う。「だって、たとえば、私に告白したことを津島くんはタイムラインに載せていない。全ての記憶タイムラインにゆだねているわけではない」

 津島が、二人のいる廊下の端に現れる。三角測量で、伊庭の位置を知っていたのだ。文系の伊庭が三角測量で津島の居場所を求めていたのは津島の影響をうけていたからだったのだ。

 津島が現れたとき、伊庭はびくりとして、手を引く。

大丈夫だよ」

 神酒は伊庭の手を押さえる。

 知らない、大人の女性の声が聞こえる。

「他者のために尽くす貴方は素晴らしいわ……」

 声のするほうを見ると、伊庭のアシスタントがいた。

 伊庭は、彼女電子アシスタントの声を聞かせたくなかった。だから、彼女電界クローズドにしたかった。しかし、神酒が手を押さえたために、それができなかったのだ。

 津島三角測量は、伊庭のとは比べものにならないほど優れている。伊庭が緊張のためにかすかに肩を膨らませると、津島三角測量の、小数点以下の数字の変動としてインディケートされる。

「君たちは、僕について語っているのだろう?」と津島。「君たちは、悪である僕について語る。そうして、善であることを偽装したいんだ。そうだろう? 二人で語るだけで、実際には善の振る舞いをしないにも関わらず。僕は来てやったよ。善をなし得ない、君たちふたりの為に。どうだ、潔いだろう」

(ここから)

 津島が、タイムラインに載せていない記憶を持っていることは、津島タイムライン依存していることを取り除き得ない。高校時代における津島精神脆弱さのきっかけは、ほかならぬ、神酒による津島の拒絶だったのだ。津島タイムライン依存しているのは、タイムラインに載せることのできない記憶存在しているからこそなのだった。神酒が津島を振ったトラウマは伊庭瑠璃津島修一からの自由を得ることを阻む。

 神酒薫は神酒が津島を振ったトラウマを取り除くことを求める。

 時間の一回性(=神酒が津島との約束をやぶったこと)は、神酒薫が神酒が津島を振ったトラウマを取り除くことを阻む。

 神酒は、津島を振ったことを謝ろうとする。

 津島は、神酒がどれだけひどいことをしたかを伊庭に語る。タイムラインを持たない伊庭は、津島視点の神酒の行為を、疑わずに信じてしまう。

「貴方は、津島にそんなひどいことをしたの? 見損なう」と、伊庭は神酒に言う。

「まって。津島くんは、私を好きだったんじゃなかったの?」と神酒は言う。

 「津島くんは、私を好きだったんじゃなかったの?」という神酒薫の発言は神酒薫が神酒が津島を振ったトラウマを取り除くことを助ける。

 神酒薫は時間の一回性を取り除くことを求める。

 「愛してる」ではどうにもならないことが存在する。

 「愛してる」ではどうにもならないことは神酒薫が時間の一回性を取り除くことの手段となる。

 「おまえの視点は確定的じゃなかったのか」と、津島は神酒に対して言う。

 天使の翼が「愛してる」ではどうにもならないことを取り除くことを求める。

 「おまえの視点は確定的じゃなかったのか」は天使の翼が「愛してる」ではどうにもならないことを取り除く手段となる

 天使の翼が「愛してる」ではどうにもならないことを取り除くことは成功する。

「私のアシスタントの声を聞かれて恥ずかしい」と伊庭は言う。

アシスタントに誉めてもらうなんて、みんなやってること。恥ずかしくないよ」と神酒。

「恥ずかしいよ! 恥ずかしくて、弱々しくて、気持ち悪い! アシスタントに頼っていないと自分を保てないなんて、一人の独立した人間として恥ずかしい! しかも、そんな恥ずかしい生き方は、私のアシスタントが求める生き方じゃない!」

 電子アシスタントは、神酒薫が時間の一回性を取り除く手段になる。

 天使の翼は電子アシスタントを取り除くことを求める。

 電子アシスタントに含まれるキキは、天使の翼が電子アシスタントを取り除く手段になる。

 伊庭瑠璃は、「神酒薫が他人からの視点を気にせずに生きることを得たこと」を求める。(どこかで神酒が、他人からの視点をとても気にして生きている描写が必要になる。そしてそれを伊庭が見たという描写も。)

 「津島くんは、私を好きだったんじゃなかったの?」という神酒薫の発言は、伊庭瑠璃が「神酒薫が他人からの視点を気にせずに生きることを得たこと」を得ることを阻む。

 伊庭瑠璃は「津島くんは、私を好きだったんじゃなかったの?」という神酒薫の発言を取り除くことを求める。

 神酒薫が視点浮動者として存在することは、伊庭瑠璃が「津島くんは、私を好

2010-02-08

昼過ぎ、2階の自室でボケッとネットサーフィン(死語)してたら、不意に車の急ブレーキの音と「ガシャン!」という音が。

窓の外を見ると俺の家の玄関前で軽自動車自転車の接触事故が起こったようだった。中学生高校生らしい二人組の男子生徒が脛を抱えて道路の真ん中にうずくまっている。

俺はすぐさま携帯電話119番に通報。そして110番にも通報した。

家を出て様子を見に行くと、どうやら自転車は二人乗りだったらしい。中学生にしてはやたらと長い髪型からして、あまり真面目な生徒ではないようだ。

平日の昼間に住宅地の中を自転車で二人乗りしてる時点で普段の素行の程も知れる。

軽自動車に乗っていたのはごく普通のおばちゃんだった。しきりに悪ガキ二人を心配しているが、肝心の悪ガキ二人は「大丈夫だから」「もう痛くない」と繰り返してそそくさとその場から離れようとしていた。

冗談じゃない。

思わず俺は彼らに割って入り、悪ガキ二人に今すぐに救急車に乗って病院検査を受け、保護者に連絡を取れと迫った。

二人はさんざん抵抗したが、渋々携帯電話を取りだしてそれぞれの母親に連絡を取り始めた。

救急車が到着した。

二人は乗車をかたくなに拒否したが、集まってきた近隣住民が口々に乗りなさいと言い始めたので悪態をつきながらも乗り込み、救急車サイレンを数秒だけ鳴らして2kmほど離れた総合病院へと走り去っていった。

その後警官バイクで現れ、軽自動車のおばちゃんへの聴取が終わった頃、悪ガキ二人のうちの一人の母親現場に現れた。

息子はどこかと尋ねられ、病院名と大まかな場所を伝えると、母親は信じられない事を俺に言ってのけた。

「息子に余計な事をさせないでください!」

さすがにこれには俺のみならず、軽自動車のおばちゃんも近隣住民も驚いた。

母親曰く、悪ガキが電話した際、すぐに家に戻ってこいと厳命していたらしい。

「あなた、我が子が車にはねられたのに病院に行かせないつもりですか。」

「行かせないとは言ってないでしょ。行かせる必要もないのに無理矢理行かせた事に怒っているだけです。」

「必要がないとどうして分かるんです?」

電話で本人がそう言っていました。」

「車とぶつかった際に頭を打っているみたいだし、骨も折れてはいなくともひびが入っている可能性もある。医者じゃなければ大丈夫かどうかは分からないでしょう?」

と、こんなやりとりを5分かそこら続けていたわけだが、次第にこっちも疲れてきたので、

「とにかく息子さんの所に行ってあげてください。」

と切り上げようとしたら、「私は息子に病院に行けと言った覚えはありません。だからあなたに迎えに行けと言われる義理はありません。息子は勝手に帰ってくるでしょう。」とまで言い出す始末。

もう何がなんだか…。

ここで俺なら「じゃあ勝手にしろ!後は知らん!」と吐き捨てて家に引っ込む所だが、近隣住民(のおばちゃん達)は違った。

母親を取り囲んでの大説教大会である。それは、加害者であるはずの軽自動車のおばちゃんがいたたまれなくなる程に苛烈なものだった。

もう出る幕じゃないと悟った俺はそそくさと自室に戻り、ヘッドホンを引き出しから引っ張り出して装着し、音量を最大近くまで引き上げてニコニコ動画を開いていた。

1週間ほどして、軽自動車のおばちゃんが旦那と一緒に菓子折を持ってきた。とおりもんうめぇ

2010-02-04

去年読書中に遭遇した未知ないし理解が曖昧だった単語

ちなみに読んだのは小説や思想書。

【行状】人の普段のおこない。身持ち。品行。 「―を改める」 ※ぎょうじょう

隠退】一切の社会的仕事を辞め、静かに暮らすこと。退隠。 「郷里に―する」

【駐屯】軍隊がある地にとどまっていること。 「―部隊」「―地」「一個師団が―する」

【要綱】根本的な、重要な事柄。また、そのような重要事項をまとめ上げたもの。 「政策の―」

【眼目】(1)物事のたいせつな点。要点。主眼。 「教育の―は人間形成にある」 (2)目。まなこ。

【獄門】(1)牢獄の門。 (2)〔斬罪になった囚人の首を (1) にさらしたことから〕江戸時代の刑罰の一。斬首のうえ、その首を一定の場所または悪事をした場所にさらすこと。獄門台にのせ、そばに罪状を記した立て札を立てた。梟首(きようしゆ)。晒首(さらしくび)。「――に懸ける」

【当座】(3)(あることから)しばらくの間。一時(いつとき)。「結婚した―は生活も苦しかった」

【おさおさ】(1)(下に打ち消しの語を伴って)どんな面からみても十分に。全く。ほとんど。「準備―おこたりなし」「―おとらない」

【大儀】(1)手間のかかる面倒なこと。骨の折れること。また、そのさま。「―な仕事」(2)くたびれてだるいこと。何をするのもおっくうなさま。「体がだるく起きるのが―だ」

【芬々】においの強いさま。多くよい香りにいうが、悪臭にもいう。「香気―たり」「酒気を―と匂はせつつ/鉄仮面(涙香)」

【荒涼】風景などが荒れ果てて寂しいさま。また、精神がすさんでいるさま。荒寥。「―とした枯れ野原」「―たる寂寞感」「―たるその景色/或る女(武郎)」

【胴震い】寒さや恐怖・緊張・興奮などのために体が震えること。

【怖気】こわがる気持ち。恐怖心。おぞけ。「―がつく」

【嘶く】馬が声高く鳴く。 ※いななく・いなく

【人好き】多くの人に好かれること。人が好くこと。「―のする顔」

【掛け金】(1)戸・障子などが開かないようにかける金具。

【按排】(4)ほどよく物事を処理すること。ほどよく物を並べること。「九個が整然と同距離に―されて/草枕漱石)」

【進捗】(1)物事が進みはかどること。「工事の―状況」※しんちょく

【皓々】(3)光るさま。明らかなさま。「―たる月/緑簑談(南翠)」

【銘記】しっかりと心にきざみこんで忘れないこと。「心に―すべき言葉

【徴発】(1)強制的に物を取り立てること。特に、軍需物資を民間から集めること。「民家から食糧を―する」(2)強制的に人を呼び集めること。「堤防工事に人員を―する」

【口伝】(1)口で伝えること。くちづたえ。(2)奥義・秘伝などを口伝えに伝授すること。(3)奥義を書き留めた書。秘伝の書。

【前哨】敵陣近くに軍隊が陣を張る場合、敵状を偵察したり敵の奇襲を防ぐために前方に配置する部隊。

【矮人】背の低い人。 ※わいじん

翻刻】(1)写本や刊本を、そのままの内容で、新たに木版または活版で刊行すること。翻印。(2)外国の刊本を、そのままの内容で新たに刊行すること。

拙劣】へたであること。まずいこと。また、そのさま。「―な文章」

【縞瑪瑙】縞模様の特にはっきりした瑪瑙。

【稠密】多くの人家・人間などがある地域に密集している・こと(さま)。「人口が―な地域」「人家の―する日本橋区の中央(まんなか)へ/花間鶯(鉄腸)」 ※ちゅうみつ

【立役者】(1)芝居で一座の中心になる役者。立役(たてやく)。立者(たてもの)。(2)ある方面で中心となって活躍する者。中心人物。「優勝への―」

【いくたり】「いくにん(幾人)」に同じ。「―来たかわからない」「―かは成功した」

【成算】物事をやりとげることができるという見込み。成功する見込み。「―がある」「―が立たない」

馬力を掛ける】精を出して仕事にはげむ。馬力を出す。

【尖塔】細長く先がとがった形屋根をもつ建物ゴシック建築教会などに多く見られる。

【拱廊】アーケード建築用語。円柱などの柱によってささえられたアーチの連続,または片側がアーチをのせた柱列からなる廊。ローマ時代以降盛んに用いられ,中世にはバシリカ式教会堂の身廊と側廊を仕切る内部構成の重要な要素となる。

【重畳】(1)幾重にもかさなっている・こと(さま)。「―たる山脈」(2)この上もなく喜ばしいこと。きわめて満足なこと。感動詞的にも用いる。「―の至り」「御無事でお帰りなさるは何より―/色懺悔紅葉)」※ちょうじょう

【はかばかしい】(1)物事が順調に進んでいる。望みどおりの方向にいっている。うまくいっている。また、はかどっている。「病状が―・くない」「―・い返事が聞けない」

【奇態】風変わりなこと。不思議なこと。また、そのさま。「予言したのがちやんと適中してゐるから―だ/うづまき(敏)」

【風雪】(1)風と雪。(2)風とともに降る雪。吹雪。(3)きびしい試練や苦難のたとえ。「―に耐える」

【以遠】ある地点よりさらに遠いこと。また、その場所。「東北本線宇都宮―が不通」

【鷹揚】ゆったりと振る舞うこと。余裕があって目先の小事にこだわらないこと。また、そのさま。ようよう。「―な態度」「―にかまえる」

【物堅い】実直である。律義である。まじめ一方である。「―・く信用できる人」

【暗影】(1)暗いかげ。(2)不安・不吉なきざし。「前途に―を投げかける」

【暗影を投ずる】不安を投げかける。「国際情勢に―・ずる出来事」

【模糊】はっきりしないさま。ぼんやりとしているさま。「曖昧(あいまい)―」「四辺(あたり)は―として霧の中に隠れるが如く/あめりか物語荷風)」

【戦慄く】(1)寒さ・恐怖・発熱などのために体が小刻みに震える。おののく。「恐怖に―・く」 ※わななく

【空恐ろしい】これから先のことを考えると、なんとなく不安で恐ろしい。「ゆく末が―・い」

【稀覯】〔「覯」は見るの意〕めったに見られないこと。「―の古書

稀覯本】めったにない珍しい本。古写本・古刊本・限定出版本などのため、数がきわめて少ない本。稀覯書。稀書。珍本。

【蔵書】書物を所蔵していること。また、その書物。蔵本。

【悪鬼】(1)たたりをする魔物。「―のごとき形相(ぎようそう)」

【染む】(3)打ち消しの語を伴って、自分の気持ちになじまない、気にいらない意を表す。「意に―・まぬ結婚」 ※そむ

【総身】からだじゅう。全身。満身。そうみ。

【悠久】はてしなく長く続いている・こと(さま)。「―な営み」

【繁茂】草木が生い茂ること。「夏草の―する野原」 ※はんも

【閲する】(1)よく調べる。検査する。「此編を綴るに至りて或一書を―・せしに/近世紀聞(延房)」(2)年月を経過する。「諸邦を遊歴して多年を―・し/花柳春話(純一郎)」 ※けみする

【霊廟】(1)先祖など、人の霊をまつってある建物おたまや。みたまや。(2)卒塔婆(そとば)のこと。 ※れいびょう

【蕭然】がらんとしてもの寂しいさま。「沈々たる孤灯に対(むか)ひ―として窓下に縫衣す/世路日記香水)」 ※しょうぜん

【冷徹】冷静で、物事の根本まで深く鋭く見通している・こと(さま)。「―な目」「―に事の推移を見通す」

【瞥見】ちらりと見ること。ざっと目を通すこと。一瞥。「―すると女が四人でテニスをして居た/趣味の遺伝(漱石)」

【新緑】初夏の頃の、木々若葉のつややかなみどり。[季]夏。

【壮麗】大きく立派で美しい・こと(さま)。「―な会堂」

【興趣】楽しく愉快に感じること。おもしろみ。「―が尽きない」「―がわく」

【古雅】古風でみやびな・こと(さま)。「古代の人像は―にして奇(くし)く/慨世士伝(逍遥)」 ※こが

【円蓋】半球形の屋根ドーム

【着意】(1)気をつけること。気をとめること。注意すること。「然るにこれに―するもの、甚だ少なし/西国立志編(正直)」(2)思いつき。着想。

【刻限】(1)指定した時刻。定刻。「―に遅れる」(2)時刻。時間。「日の暮れる―」

【蒼枯】古びていて深みがあるさま。「太い幹は―として白い粉をふいている/わが愛する山々(久弥)」

【遠戚】血筋の遠い親戚。

【純朴】素直でかざりけのないこと。人情が厚く、世間慣れしていないさま。「―な気風」「―な人」

【購う】(1)買い求める。「最も価(あたい)低き入場券を―・ひたれば/ふらんす物語荷風)」(2)ある物と引き換えに別の物を得る。「汗と涙で―・われた成功」

【贖う】罪の償いをする。「死をもって罪を―・う」

【和毛】やわらかな毛。うぶ毛。 ※にこげ

意趣返し】仕返しをして恨みを晴らすこと。報復。意趣晴らし。

【譴責】(1)不正・過失・失敗などをとがめしかること。「怠業のかどで―する」※けんせき

【ひとかたならず】ひととおりでない。普通でない。たいへんである。「―ぬお世話になりました」「―ず驚いた」

【峻厳】(1)いかめしくきびしい・こと(さま)。「―な態度」「―に自己を難詰した彼も/彷徨(潤一郎)」

【難詰】欠点を挙げ、厳しく相手を非難すること。「失態を―する」 ※なんきつ

【懐郷】故郷をなつかしむこと。「―の念抑えがたし」

【往時】昔。以前。「城跡に―をしのぶ」

【顔容】顔かたち。容姿。容貌(ようぼう)。

【突兀】物が高く突き出ているさま。山や岩などの険しくそびえているさま。とつこつ。「英雄の鼻柱が―として聳えたら/吾輩は猫である漱石)」 ※とっこつ

【刻苦】自らを苦しめ努力すること。「蛍雪(けいせつ)の窓に―して/慨世士伝(逍遥)」

【登攀】高い山などをよじ登ること。とはん。 ※とうはん

【闃然】ひっそりとして静かなさま。人気がなくさびしいさま。「―として空家の様に見えるのは/琴のそら音(漱石)」 ※げきぜん

【凛然】(1)寒さの厳しいさま。「―として寒冷(さむさ)膚へに徹り/竜動鬼談(勤)」(2)りりしく勇ましいさま。凛乎(りんこ)。「―たる態度」「精神爽(さわ)やかに意気―として/復活(魯庵)」

【凛乎】きりっとして勇ましいさま。りりしいさま。凛然(りんぜん)。「―たる態度」「彼方(かなた)を睨(にら)みし有様は、―として四下(あたり)を払ひ/慨世士伝(逍遥)」 ※りんこ

【篤実】情にあつく誠実であること。他への思いやりがあり、また、まじめであること。また、そのさま。「温厚―の好青年」「―な人柄」「―家(か)」

【惻隠】かわいそうに思うこと。あわれむこと。 「―の情」

【碩学】〔「碩」は大きい意〕学問が広く深いこと。また、その人。 ※せきがく

【詰屈/佶屈】文字・文章が堅苦しく難しい・こと(さま)。

【遺愛】死んだ人が、生前に愛用していたもの。「亡父―の万年筆

【先考】死んだ父。亡父。

【先妣】死んだ母。

【粛然】(1)静まりかえっているさま。また、かしこまり静まるさま。 「恩師の前に―と控える」「此満堂―として鎮静し/経国美談(竜渓)」(2)礼儀正しく、おちついたさま。また、おごそかなさま。「彼等は…火の気のない室(へや)に―と坐つてゐた/門(漱石)」

【酔歩】酒に酔って歩くこと。また、その足どり。千鳥足。「阪東君が―蹣跚(まんさん)として這入(はい)つて来る/続風流懺法(虚子)」

【蹣跚】よろめき歩くさま。「―として定めなき足を引摺り/緑簑談(南翠)」 ※まんさん

【憂愁】うれえもだえること。悲しみなげくこと。うれい。「―の色が濃い」「享楽し、―する人間らしき行為言動を/文学評論漱石)」

【幽愁】深い物思い。深い憂い。「―を催す」「―の美に酔ふばかりであつた/ふらんす物語荷風)」

【幽囚】捕らえられて牢などにとじこめられること。また、その人。囚人。「―の身となる」「ブリグハム、ヤングを―せり/八十日間世界一周(忠之助)」

【有終の美】物事を最後までやり通し、立派になしとげること。 「―を飾る」

【虚心坦懐】心になんのわだかまりもなく、平静な態度で事にのぞむ・こと(さま)。「―に話し合う」

【沈滞】(1)一つところにとどこおって動かないこと。(2)活気がなく、積極的な動きのみられないこと。「全体に―した雰囲気だ」

私生児法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子をいった語。民法旧規定では父の認知を得ていない者をいい、認知された子は庶子として家籍に入れられた。現在民法では「嫡出でない子」という。私生児

【分限者】金持ち財産家。 ※ぶげんしゃ

【手練手管】人を思うままに操りだます技巧。「―の限りを尽くす」

【籠絡】うまくまるめこんで自分の思う通りにあやつること。「主君を―するに至れば/日本開化小史(卯吉)」

【不倶戴天】〔「礼記(曲礼上)」から。ともに天をいただくことはできない意〕この世に共存できない、どうしても許せないと思うほど深く恨むこと。「―の敵」

換骨奪胎】古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら、独自の作品を作り上げること。他人の作品の焼き直しの意にも用いる。

【機微】表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣。「人情の―に触れる」「人生の―」

【機微を穿つ微妙な心理や趣を巧みに言い表す。

【恵投】人から物を贈られることを敬っていう語。恵贈。恵与。 ※けいとう

【看取】見て、それと知ること。事情などを察知すること。「人に由りて其の―する処の事実なり/欺かざるの記(独歩)」

【看過】見過ごすこと。大目に見て見のがすこと。「決して―できない不正

【指弾】つまはじきすること。転じて、人を非難・排斥すること。「―を受ける」「偽善者を―する」

瑕疵】(1)きず。欠点。(2)法的に何らかの欠陥・欠点のあること。

【謙抑】へりくだって控え目にすること。

【宥和】相手の態度を大目にみて仲よくすること。

面従腹背】うわべは従順にみせかけ、内心では従わないこと。 ※めんじゅうふくはい

【附和雷同】自分にしっかりした考えがなく、他人の意見にすぐ同調すること。

【威武】威光と武力。武力が強く、威勢のあること。武威。「―を示す」

【威光】自然に人を服従させるような、おかし難い威厳。「親の―をかさにきる」

【断案】最終的な考えを決めること。また、最終的な考え・案。「―を下す」

【存否】(1)存在しているかいないかということ。「詩人の生家の―を問い合わせる」(2)健在であるかないかということ。安否。「両親の―を問う」 ※そんぴ

【出立】(1)旅に出ること。旅立ち。「早朝―する」(2)物事を始めること。「此(この)根本義から―した代助は/それから漱石)」 ※しゅったつ

根本義】根本の意義。原理。「人生の―を悟る」

【零落】おちぶれること。「―して今は見る影もない」 ※れいらく

【落魄れる】以前の身分や財産を失い、みじめなありさまになる。零落する。「―・れて今は見る影もない」

【布置】物を適当な位置におくこと。配置。

【鬼胎】(1)心中ひそかに抱くおそれ。「―を抱く」(2)〔医〕「胞状奇胎(ほうじようきたい)」に同じ。

【胞状奇胎】妊娠初期に胎盤を形成する絨毛膜の絨毛が病的に増殖し、葡萄(ぶどう)状の嚢胞(のうほう)になって子宮腔を満たすもの。大出血を伴って流産したり、癌が発生する確率が高い。俗に「ぶどう子」と呼ばれる。葡萄状鬼胎。

【阿る】気に入られようとする。へつらう。「大衆に―・る」「時流に―・る」 ※おもねる

【腑分け】解剖のこと。「手医師何某といへる者、千寿骨ヶ原にて―いたせるよしなり/蘭学事始」

【流謫】罪により、遠地へながされること。島流し。謫流。「―の身」 ※るたく りゅうたく りゅうてき

貴種流離譚】〔折口信夫の命名〕説話の一類型。若い神や英雄が他郷をさまよいさまざまな試練を克服し、その結果、神や尊い存在となったとするもの。在原業平(ありわらのなりひら)の東下り伝説かぐや姫伝説、また、源氏物語須磨流謫(るたく)の条などがこれにあたる。

【局外】(1)当面の事柄に直接関係のない立場。「―に立つ」

【局外者】その物事に関係のない人。。

蛭子記紀神話で、伊弉諾命(いざなきのみこと)と伊弉冉命(いざなみのみこと)の子とされる。古事記では伊弉諾・伊弉冉が日本の国土を生み成す際、国土とは認定し得ぬ失敗児、日本書紀では統治者の資格を欠く不具児としてそれぞれ位置づけられる。中世以降、恵比須(えびす)として尊崇された。ひるのこ。

ゲリマンダー】自党に有利になるように選挙区の区割りをすること。

【斜交い】ななめ。また、ななめにまじわること。「―にまじわる道路」 ※はすかい

博覧強記】広く書物を読みよく覚えている・こと(さま)。「―で鳴る男」

【惑溺】まどいおぼれること。夢中になって、正常な判断ができなくなること。「古習に―する者は/文明論之概略諭吉)」

糜爛】(1)ただれること。「―した歓楽/悪魔(潤一郎)」 ※びらん

【歓楽】(1)喜び楽しむこと。喜びと楽しみ。快楽

【瀰漫】(ある風潮などが)広がること。はびこること。蔓延(まんえん)。「退廃の気が―する」 ※びまん

【頑迷】頑固でものの道理がわからない・こと(さま)。「―な人」

【頑迷固陋】考え方に柔軟さがなく、適切な判断ができない・こと(さま)。

【疎隔】関係がうとくなること。遠ざけること。「妾を―せんと謀りしなり/妾の半生涯(英子)」

独立独歩独立して他から支配も影響も受けずに自分の思うとおりにやること。独立独行。

【宿痾】前々からかかっていて、治らない病気。持病。痼疾(こしつ)。宿病。

八紘一宇】天下を一つの家のようにすること。第二次大戦中、大東亜共栄圏建設意味し、日本海外侵略を正当化するスローガンとして用いられた。

【侏儒】(1)こびと。一寸法師。 (2)見識のない人をののしっていう語。

【深更】夜ふけ。真夜中。深夜。「激論は―に及んだ」

【黒暗々】まっくらなこと。「―日光も穿ち得ぬ森林の裡(うち)/日光山の奥(花袋)」

【波濤】大波。高い波。

【炯々】(目が)鋭く光るさま。「眼光―として人を射る」「―たるまなこ」

【盲滅法】何の見当もつけずにむやみに事を行う・こと(さま)。やみくも。 ※めくらめっぽう

【文質】〔「文」はあや・かざりの意〕文華と質朴。また、外見と実質。

【彬彬/斌斌】(1)文章の外形と実質とが共に備わっているさま。「文質?其宜を得る/明六雑誌 21」 (2)文物が盛んに興るさま。「大宝の令は制度儀文全く備り―として観る可し/新聞雑誌 40」 ※ひんぴん

【文質彬彬】外見と実質とがほどよく調和していること。「文質彬彬としてこそ君子というものである」

【赫赫】(1)はなばなしい功名をあげるさま。「―たる戦果」(2)光り輝くさま。「―たる南国の太陽」 ※かっかく

【墨守】〔墨子がよく城を守り通し、楚軍を退けたという故事から〕昔からのしきたりや自説を固く守ること。「旧習を―する」

【旧習】昔からの習慣。古くから残っているならわし。

【旧慣】古くからの習慣。昔からのならわし。旧例。

唯唯諾諾】何事にもはいはいと従うさま。他人の言いなりになるさま。「―として命令に従う」

【係争/繋争】当事者間で争うこと。特に、訴訟を起こして法廷で争うこと。「―中の事件」

擬制】〔法〕〔fiction〕相異なる事実を法的には同一のものとみなし、同一の法律的効果を与えること。失踪宣告を受けた者を死亡とみなし、電気を有体物とみなすなどの類。

【緒言】(1)論説の言い初めの言葉。(2)前書き。序文。 ※しょげん

【徴表】その事物のあり方を特徴的に示し、他の物と区別する性質。属性メルクマール

【骨絡み】(1)梅毒が全身に広がり、骨髄にまでいたってうずき痛むこと。また、その症状。ほねうずき。(2)悪い気風に完全にそまっていること。

抹香臭い】抹香のにおいがする。転じて、いかにも仏教的な感じがする。ぼうずくさい。「―・いお説教

【可及的】できるかぎり。なるべく。「―速やかに撤去せよ」

【通暁】(1)夜を通して朝に至ること。夜通し。(2)すみずみまで知ること。「その分野に―している」

【掉尾】〔尾をふる意〕物事・文章などの終わりになって勢いを奮うこと。また、終わりごろ。最後。「―を飾る」 ※ちょうび

【掉尾の勇を奮う】最後の勇気を出して奮闘する。

【囲繞】周りをとりかこんでいること。「山々に―された地」 ※いにょう・いじょう

【畏友】尊敬している友人。

【言下】相手が言い終わったすぐあと。言い終わるか終わらないうち。「―に断られた」 ※げんか・ごんか

【淫奔】(女性が)性的享楽におぼれやすい・こと(さま)。多情。 ※いんぽん

【知解/智解】知識によって悟ること。 ※ちかい・ちげ

【哀訴】相手の同情心に訴えること。なげき訴えること。哀願。「彼は地主に―して/土(節)」

【充溢】満ちあふれること。「気力が―する」 ※じゅういつ

【釈義】文章・語句などの意味を解きあかすこと。また、解きあかした内容。解釈

【蹉跌】つまずくこと。失敗し行きづまること。挫折。「研究は―をきたした」「出立点から、程遠からぬ所で、―して仕舞つた/それから漱石)」 ※さてつ

【逢着】出あうこと。でくわすこと。「難関に―する」「屡々此の問題に―した/彷徨(潤一郎)」 ※ほうちゃく

【衡平】(1)つりあうこと。平衡。(2)〔法〕 一般的規定である法を、その適用において具体的事例に適するように修正すること。

語の意味はここからコピペ http://dictionary.goo.ne.jp/jn/

2010-01-29

去年の冬にコンビニの外に寒さでうずくまくっている猫を見かけた。

こちらを見つめられて、ミルクを買ってあげようかと考えたけど、

思っただけで何もあげずにそのまま帰った。

あの後に猫がどこに行ったのか今でもたまに考える。何もしなかったのに。

2010-01-11

今日はいつもより生理痛がひどかった。

1日脂汗をかきながら部屋でうずくまっていた。

薬を飲んでもすぐに吐いてしまう。飲み物も少しずつじゃないと飲めない。

お腹を温めても吐き気はあまり改善されない。

立ち上がれば頭から血の気が引いて目の前が真っ白になるから這って移動する。

 

学生だから生理痛がひどい日は休めるけど将来就職したらどうするんだろう。

社会人として使い物にならない気がしてすごく不安になった。

生理ごときでダウンするような人間がちゃんと働けるのだろうか。

男性からは「これだから女は使えない」と思われるだろうな。

女性からは「こういうのがいるから女は使えないって思われる」と思われるかな。

ホルモンのせいもあると思うけどなんだか泣けてきた。

2010-01-09

病気診断チェック表

・胸が張り裂けそうなくらいだれかに恋をしている。

・胸が痛くて苦しくて辛くてこのままこの痛みで死んでしまえたらいっそラクだと思う。

・胸が痛すぎてJRのホームでうずくまって泣いたことがある。

・あの人を好きすぎて死にたい

・恋敵に殺意を抱いてそんな自分の汚さに嫌になって、こんな自分じゃあの人に好きになってもらえない…とまたあの人に好かれることを考えてしまう自分に嫌気がさしたことがある。

・こんな自分の状態じゃ少し会わない方がいいのかも…と思うのにその人が吞み会に来ると聞くと行かないではいられない。

・しかも気づくとその人の傍に行ってしまう。

・好きない人には磁力みたいなものがあるとしか思えない。

・傍にいられるだけで幸せだ。

好きな人世界ランク一位だと思う。

・好きすぎてもう苦しくてたまらないけど、うまくいくとは思えないのでいっそもう二度と会わない方がいいかもしれないと思っている。

・この恋心にけりをつけるために海外に移住したいと少し本気で考えている。

・こんな中世の詩みたいな恋心を抱いているのは、現代では自分くらいじゃないだろうかと自嘲しながら考えたことがある。



何かにあてはまる人、恋の病です。

ソースはわたし。

2010-01-07

このあいだ母と晩ご飯作ってて、

レタス冷蔵庫から出そうと思って一番下の野菜室を捜すけど見つからず。

上の扉を開けてそっちも捜すけど無いので、もう一度野菜室を捜して発見

「あった!」と立ち上がったら「ゴッ!」と大きな音がして後頭部に激痛。

上の扉ちゃんと閉まってなくて、自然に開いてきてた扉のカドに後頭部をクリーンヒット

かなり勢いよく立ち上がったので冷蔵庫全体を揺らしドアはものすごい勢いで開いて、

アポケットの卵が落ちてきて生卵まみれになり、さらに飲みかけの飲むヨーグルトが降り注ぎ、

ドレッシングまで浴びてうずくまったところに母が慌てて駆け寄り、ドロドロの床で滑って転倒。

ヒンジがもげるかと思うくらいの勢いで冷蔵庫のドアをはじき飛ばして、またいろいろな物が降り注ぐはめに。

後頭部は出血するし、ドレッシングが染みて痛いし、母は尻餅ついて腰を痛めるし、

とにかく痛いのがマンしてシャワーだけ浴びて台所大掃除するハメになるし、

もうめちゃくちゃでした。

2009-11-26

その苦しさには訳がある。



その苦しさには訳がある。

私は性格的に暗くはないけど、何だかいつも固定の友達って出来ている確信が無かった。

友達とカラオケも行く、いじめはない、学祭で派手なこともしてたし馬鹿なこともやってた。でも何処かで何か人とは違う頼りなさみたいなものを薄々感じてた。

高校入学当初クラスに誰1人知り合いがおらず1ヶ月ぐらい普通に人と話せなかった。

ある時パーンと普通に戻れたけれど今思えばこれが一番最初だったんだと思う。

大学4年の時就職が恐いのと卒論不安とで初めて鬱々と3ヶ月くらい引きこもりうずくまって泣いていた。

当時友達は訳を聞かずに代わるがわるアパートに来てくれた。

卒業だけはしたが就職活動はしなかった。

その後5月入社で他県へ出て大学から同棲してた彼とまた同棲しながら働き半年ぐらいは会社でも酷かったがある時また普通に戻れた。

人も環境も慣れた2年目の秋に5年越しのその相手と別れと同時に会社が自主廃業し、縁あってとても大きな会社上司同僚と一つの部署として転職した。

だがその絡みで派遣先に独りで行くことになり、そこで一番酷く苦しく潰れそうな日々が続いた。

何とか期間が終わった後初めて精神科に診療し鬱で退職して実家に戻った。

環境のせいだとその当時は考えられていた。

更に半年後地元再就職したが始めから鬱になり再び退職しその後はバイトも恐くて出来なかった。

一時親戚のところに勉強名目で行くことになったが、そこでインターネット自分で探したある大学院生心理学関連のレポートを持って自分の状態を初めて人に訴えた。その頃からやっと「原因」というものを自分漠然と探り初めた。

それから更に半年後の友達の一言で以前の精神科カウンセリングを始めることになる。

引き受けてくれる心理療法士が居てくれたことが幸運だった。以前希望して自立訓練法を指導してもらったのが良かったのだろう。そうでなければ私の判断材料はその人に前情報として無かったから。それからは親とのバトルが酷くなった。

喋らない、接触しない、繰り返される侵入と言い合い。噛み合わない平行線。ある時は母親を思いきり平手打ちしたこともある。

体が痛くなるくらい只々眠った時期もあった。

具体的病名の解釈と仕組み、症例論文を求めて探し自問自答を繰り返しカウンセリングを続け、ある公園よく独りぽつぽつ歩いていた。それから2年半後ようやく今のような状態が訪れた。

親の会に母が私に黙って行っていたことを知った時こういう現実が他の人にもある事を初めてまのあたりにし真剣に受け止めはじめた。

その時やっと分かってもらえた気がした。するとその数日後の夕方、バッと現実感が急に戻ってきた。 私の場合は突然の変化だった。

驚いたことにキーボードを打つ手が早くなり車の運転がスムーズになり、やる事がやたらと早くなって自分が「倍速」で動いているような気がした。

周りは恐くなくなっていき母親の話が非難に聞こえず、自分でさっさと考えられ、興奮した。

カウンセラー躁状態かと心配したが今ではこれが私の普通になっている。

自分でも元に戻るのではと心配したが。そうなれた日に初めて斎藤環さんの本を手にし例の公園で一気に読んだ。

「良く書けてるな〜(笑)」が感想だった。

今振り返ると「ああ、私って頑張ったんだなあ」と本当に言える。

これが「元々一つのこと」と繋がったのは変われた最近の話。

人や働くことが恐かったり目の前の些細なことの動きが遅かったり身につくのが遅いようなのも、全部自分のせいじゃなかった。

変われた私だから言える、それはあなたのせいじゃなくてちゃんと訳があること。

2009-11-21

ふたば○次裏 シンジがあまりにも男らしすぎたら

… 09/08/23(日)22:48:49 No.67838064 del

ここまでたくましいとトウジに殴り返しそうだな

… 09/08/23(日)22:49:57 No.67838163 del

トウジは妹とベッドを並べるハメに・・・

… 09/08/23(日)22:50:02 No.67838177 del

殴り返すどころかパワーボムぐらいしそう

… 09/08/23(日)22:51:22 No.67838305 del

初っ端から動きが暴走してそう

… 09/08/23(日)22:51:45 No.67838331 del

鳴らないどころかかけまくる電

… 09/08/23(日)22:52:47 No.67838413 del

使徒はぶっころーす!

使徒はぶっころーす!

… 09/08/23(日)22:53:50 No.67838507 del

転校前の学校から頻繁にヤンキー系の友達が遊びに来てそう

… 09/08/23(日)22:53:52 No.67838512 del

君が気に入ったならこのエヴァに乗れ!

… 09/08/23(日)22:53:55 No.67838514 del

ガギエル戦でアスカと全くシンクロしそうもないな

… 09/08/23(日)22:54:32 No.67838565 del

>初っ端から動きが暴走してそう

使徒はぶっころーす!

使徒に同情すら覚えはじめるネルフ一同

… 09/08/23(日)22:54:55 No.67838597 del

あのマダオからどうやってこんな前向き?な子供

… 09/08/23(日)22:55:04 No.67838609 del

地上に出たとたんにドロップキックかましそう

… 09/08/23(日)22:55:13 No.67838618 del

目標センターに入れて…

おいそこまでボコり行くから動くんじゃねぇぞ!!

… 09/08/23(日)22:55:26 No.67838644 del

友達にプロレス技かけるノリで使徒を…

… 09/08/23(日)22:55:40 No.67838666 del

ヤンキー特有の装飾が施される初号機

… 09/08/23(日)22:55:48 No.67838683 del

ガギエル戦でアスカと全くシンクロしそうもないな

違う意味シンクロするよね

… 09/08/23(日)22:56:03 No.67838706 del

「碇・・・子育てを間違ったようだな」

「ああ・・・」

… 09/08/23(日)22:56:17 No.67838724 del

「こんな時どんな顔を すれば良いのか分からないの」

「歯ぁ食いしばれええええ!!!!」

… 09/08/23(日)22:56:25 No.67838733 del

グレンラガンみたいになるよねコレ

… 09/08/23(日)22:56:46 No.67838762 del

ヤンキー特有の装飾が施される初号機

角とか多い方がかっこよくね!?

… 09/08/23(日)22:56:51 No.67838768 del

初号機ぃ

ぶっこんで行くんでぇ

よろしくぅ

… 09/08/23(日)22:57:14 No.67838801 del

サキエル戦のフィニッシュはキン肉バスター

… 09/08/23(日)22:57:32 No.67838832 del

自分ボロボロになっても3号機からプラグ引き抜いて

トウジを無事に助け出しそうだな

… 09/08/23(日)22:58:07 No.67838874 del

すごい、初めての操縦で歩いた・・・!

走った・・・!

殴りつけて・・・その勢いでマウントを!?

… 09/08/23(日)22:58:19 No.67838890 del

陽電子パンチで砕かれるラミエルさん

… 09/08/23(日)22:58:21 No.67838894 del

ヤンキー特有の装飾が施される初号機

プラグ内に白いファーとネオン管に変な芳香剤…

… 09/08/23(日)22:58:25 No.67838905 del

パラリラパラリラ言いながら出てくる初号機

… 09/08/23(日)22:58:29 No.67838911 del

畜生!やりやがったな使徒め!

こうなったらエヴァでぶっ飛ばしてやるぜ!

… 09/08/23(日)22:58:43 No.67838938 del

自分ボロボロになっても3号機からプラグ引き抜いて

いや3号機の手足だけぶっちぎったり折ったりして行動不能にさせるな

… 09/08/23(日)22:58:48 No.67838945 del

必殺技ヤクザキック

… 09/08/23(日)22:59:08 No.67838983 del

獲蛮牙理怨 夜露死苦

… 09/08/23(日)22:59:08 No.67838984 del

ゼーレまで直接乗り込みそうだなこのシンジさん

… 09/08/23(日)22:59:38 No.67839018 del

人間吸収して盾にする新使徒をズタズタにするブラック初号機)

… 09/08/23(日)23:00:14 No.67839079 del

カヲルゥ・・・ おめえはよぉ

ハードラック”と”ダンス”っちまったんだよ・・・

シャアア!!

… 09/08/23(日)23:00:20 No.67839090 del

>殴りつけて・・・その勢いでマウントを!?

ヤクザキックを連発する初号機

ゼルエルの頭を掴んで「大根おろしって知ってるか?」

… 09/08/23(日)23:00:34 No.67839114 del

トウジこらァ……

俺の舎弟が……!

こんなモンにヤられてんじゃねェ!!

コラァッ!!

… 09/08/23(日)23:00:48 No.67839136 del

リフトが上がるなり使途のコアにナイフ投げて同時に飛び掛るシンちゃんだ

… 09/08/23(日)23:01:05 No.67839157 del

竹槍付いてる初号機

… 09/08/23(日)23:01:19 No.67839176 del

綾波アスカATフィールド展開のタイミングを合わせるんだ!

… 09/08/23(日)23:01:24 No.67839184 del

カエオルくんがドグマに降りて行く時のBGMゴッドファーザー

… 09/08/23(日)23:01:28 No.67839192 del

(オンボロのマント羽織って何処からか登場するツギハギエヴァ

(ブワッとマントが俟い開き中から出てくる巨大ガトリング砲)

… 09/08/23(日)23:01:41 No.67839211 del

カヲルきゅんとすごい相性悪そう

ホルモン歌いながら現れるカヲルくん

… 09/08/23(日)23:02:03 No.67839239 del

「オラッオラァッ コラァッ」

ドスッゲシッ ガスッ

(うずくまったまま動かない使徒)

… 09/08/23(日)23:02:20 No.67839267 del

やたらとプログレッシブナイフの扱いに慣れているシンちゃん

でも最後はグーパンチだけで使徒をやっつけるシンちゃん

… 09/08/23(日)23:02:26 No.67839283 del

>むしろダイナミックプロダクションで育てられたとか

OPテーマ

「戦え~エヴァンゲリオン~!」

… 09/08/23(日)23:02:28 No.67839287 del

>OPが仁義なき戦いテーマ

神話ってそういう・・・

… 09/08/23(日)23:02:57 No.67839326 del

ゴッドファーザーメロディーで咆哮する初号機)

… 09/08/23(日)23:03:00 No.67839334 del

盗んだエヴァで走り出す 14の夜~

… 09/08/23(日)23:03:16 No.67839359 del

ラストシンジカヲル、トウジのエヴァが3体合体するとこまで見えた

… 09/08/23(日)23:03:24 No.67839371 del

案外カヲル君とは馬が合うのだろうか

オタクヤンキーがつるむみたいな感じでボニー&クライドしよう

… 09/08/23(日)23:03:39 No.67839396 del

>(うずくまったまま動かない使徒)

ヴァンプ将軍&怪人を思い出してしまう

… 09/08/23(日)23:04:48 No.67839487 del

ラストシンジカヲル、トウジのエヴァが3体合体するとこまで見えた

飛行形態戦車形態から変形して合体するエヴァ

… 09/08/23(日)23:04:58 No.67839501 del

レイと絶対仲悪そう

… 09/08/23(日)23:05:12 No.67839518 del

そのうちシンジの操縦に初号機がついていけなくなって

使途の力を吸収してパワーアップした真初号機とかになるよね

… 09/08/23(日)23:05:14 No.67839519 del

>案外カヲル君とは馬が合うのだろうか

隼人ポジションとみた

… 09/08/23(日)23:05:20 No.67839534 del

これならすぐアスカを助けに行けそうだ

エヴァ専用バイクで量産機を轢きまわす初号機・・ イイ!

… 09/08/23(日)23:05:39 No.67839571 del

>(精神汚染されたけどピンピンしてるアスカ

「ハッ!この程度で精神汚染?笑わせんじゃないよッ!!」

… 09/08/23(日)23:05:42 No.67839575 del

>(うずくまったまま動かない使徒)

やめてあげてやめてあげて

… 09/08/23(日)23:05:58 No.67839603 del

プラグスーツが長ラン

… 09/08/23(日)23:06:19 No.67839631 del

熱血チンピラのシンちゃん

皮肉屋でニヒリストカヲル

コメディリリーフのトウジ

合体だ!

… 09/08/23(日)23:06:21 No.67839637 del

このシンちゃんはダメだ、すぐ特攻しかけそう

… 09/08/23(日)23:06:35 No.67839670 del

>(うずくまったまま動かない使徒)

使徒の頭に割れたビルの破片を落とすシンジ

… 09/08/23(日)23:06:44 No.67839688 del

>精神汚染されたアスカも取り込まれたトウジも「しっかりせんかいコラァ!」の一言で何とかしそう

ゲッ・・・エヴァの力を信じろ!

… 09/08/23(日)23:06:50 No.67839706 del

プラグスーツが長ラン

新品なのにすそがボロボロの長ラン

… 09/08/23(日)23:07:11 No.67839734 del

>このシンちゃんはダメだ、すぐ特攻しかけそう

好きな武器N2爆弾

… 09/08/23(日)23:07:14 No.67839739 del

戦自研から徴発しネルフで組み立てた

ポジトロンスナイパーゼファー750

… 09/08/23(日)23:07:16 No.67839746 del

>合体だ!

ワシに自爆させる気かいな!

… 09/08/23(日)23:07:30 No.67839774 del

http://www.youtube.com/watch?v=o96DlRbR2cQ

OPテーマがコレ

… 09/08/23(日)23:07:32 No.67839776 del

>使途の力を吸収してパワーアップした真初号機とかになるよね

初号機の腹あたりから食われたサキエル上半身とかが生えてきたりするのか

… 09/08/23(日)23:07:33 No.67839780 del

マリにゃーの尻とおっぱい見て口笛吹くシンジ

… 09/08/23(日)23:07:50 No.67839801 del

エヴァの腕砕けてもそのまま殴ってそうだな

… 09/08/23(日)23:07:54 No.67839810 del

つまりレッドさんだな

… 09/08/23(日)23:08:32 No.67839874 del

ボインとかナイスバディって死語を常用するシンジさん

… 09/08/23(日)23:08:47 No.67839896 del

精神汚染されたアスカも取り込まれたトウジも「しっかりせんかいコラァ!」の一言で何とかしそう

「出来るかボケェ! わいは一般人やぞぉ!!」

使徒化した参号機を支配して殴りつけるトウジ

… 09/08/23(日)23:08:55 No.67839912 del

マダオ「・・・(こええええ~~ 息子が異様にこえええ~~~ 下手なこと言えへんでホンマ・・)」

… 09/08/23(日)23:09:06 No.67839925 del

「死ぬんはいやや、死ぬんはいやや、死ぬんはいやや・・・」

「死ぬんはいややゆーとるやろがぁ!」

きれいなきたない関西弁で湖から起き上がる弐号機

… 09/08/23(日)23:09:20 No.67839942 del

このエヴァゲッター線に汚染されすぎてる

… 09/08/23(日)23:09:21 No.67839943 del

>>(うずくまったまま動かない使徒)

>(使徒の頭に割れたビルの破片を落とすシンジ

「やっべ・・・動かねぇよコイツ」

「死んだ?マジで?」

ミサッさん!車用意して、コレ捨てて来っから!」

… 09/08/23(日)23:09:22 No.67839948 del

使徒をもりもり食べそうだな

… 09/08/23(日)23:09:28 No.67839953 del

使徒と「漢比べ」をする初号機)

… 09/08/23(日)23:09:28 No.67839954 del

>使途の力を吸収してパワーアップした真初号機とかになるよね

人のどてっ腹に喰い付きやがってこのヒモ野朗!

テメェなんぞこの俺様が喰らってやる!(ガブゥ)

… 09/08/23(日)23:10:01 No.67840012 del

>(うずくまったまま動かない使徒)

>(使徒の頭に割れたビルの破片を落とすシンジ

(泣きながら四つん這いで逃げようとする使徒

… 09/08/23(日)23:10:15 No.67840029 del

でも参号機のパイロットって大抵・・・

… 09/08/23(日)23:10:20 No.67840035 del

>「出来るかボケェ! わいは一般人やぞぉ!!」

使徒化した参号機を支配して殴りつけるトウジ

以後、融合したままの3号機が自機になるトウジ

手足が伸びたり色々便利

… 09/08/23(日)23:10:21 No.67840039 del

チンピラすぎる…

… 09/08/23(日)23:10:29 No.67840049 del

使徒と戦う前にアヤナミアスカシンジで三人ならんでウォークライ

… 09/08/23(日)23:10:33 No.67840055 del

サキエルの顔をはがして何回出てくるか試すシンジ

… 09/08/23(日)23:10:34 No.67840057 del

「ワッショイ!ワッショイ!ワッショオイ!」

(ポンポン浮くサハクィエル)

… 09/08/23(日)23:10:39 No.67840066 del

EVA新聞メリケンをやりかねない

… 09/08/23(日)23:10:54 No.67840086 del

ああカヲルちゃん最強伝説ってそういう…

… 09/08/23(日)23:11:03 No.67840102 del

S2関取り込み失敗でアフロになる4号機

… 09/08/23(日)23:11:42 No.67840160 del

>このシンちゃんたち

>本部を平気でぶち壊しに来そうだ

完全武装の戦自に襲撃されても自力でなんとかしそうね

… 09/08/23(日)23:12:39 No.67840243 del

サキエルの顔をはがして何回出てくるか試すシンジ

「たった10回で打ち止めか・・・根性ないのう!」

… 09/08/23(日)23:13:00 No.67840274 del

>「出来るかボケェ! わいは一般人やぞぉ!!」

使徒化した参号機を支配して殴りつけるトウジ

>以後、融合したままの3号機が自機になるトウジ

手足が伸びたり色々便利

教室の後の壁を取っ払って授業を受けるエヴァ=トウジ

… 09/08/23(日)23:13:04 No.67840278 del

おいゼーレ俺に四号機貸してくれ

使徒を守る為に俺はネルフと戦う

… 09/08/23(日)23:13:49 No.67840343 del

>このエヴァは専用バイクとか乗ってそうで困る

(異常に高い位置についてるロケットカウル)

… 09/08/23(日)23:14:15 No.67840381 del

>完全武装の戦自に襲撃されても自力でなんとかしそうね

(割り箸を鼻に突っ込まれる&そのまま20発くらい殴られて死んでる特殊部隊

マンホールの蓋を投げて応戦するシンジ

(無論、腹にはサラシを巻いてる)

… 09/08/23(日)23:15:05 No.67840451 del

>「たった10回で打ち止めか・・・根性ないのう!」

この人はもうシンジさんじゃなくてシンイチさんとかショウゾウさんじゃないのか

… 09/08/23(日)23:18:08 No.67840701 del

セカンドインパクトゲッター線でも降り注いだのか

… 09/08/23(日)23:19:36 No.67840843 del

カミナのアニキだってこんなにドーパミン出てなかった

… 09/08/23(日)23:21:58 No.67841039 del

発動する人類補完計画

魂の箱船となるエヴァ初号機

巨大化して生身で初号機と綾波と対峙するシンジさん

… 09/08/23(日)23:21:58 No.67841040 del

部屋のインテリア

ラークゴミ箱ウーロン茶の缶、ラッセンポスター

… 09/08/23(日)23:22:30 No.67841088 del

>カミナのアニキだってこんなにドーパミン出てなかった

ああ、ガイナ立ちってそういう・・・

… 09/08/23(日)23:22:34 No.67841094 del

シャムシェル戦でのトドメは両腕掴んで

何度もコアにパチキ!パチキ!パチキ!

… 09/08/23(日)23:29:46 No.67841717 del

>補完計画っつうか溶け合ってしまわないよねこシンジさんと周りの人たち

補完発動する前に量産型叩き潰してるよ

… 09/08/23(日)23:36:58 No.67842337 del

ケンスケ登場すらしなさそうだ

… 09/08/23(日)23:39:24 No.67842551 del

ポジトロンパンチ!

… 09/08/23(日)23:47:54 No.67843274 del

ケンスケ登場すらしなさそうだ

不良に絡まれてる所をシンジさんに助けられてその後シンジさんのパシリになる役で

2009-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20091102194623

ちょうど3年前、私が23歳だった時、その考え方から脱した。22歳の時、まさにそんな風に閉塞感を感じていた。

自分が女であることをひどく不利に感じ、男はずるいとしゃにむになって無理をして体を壊して、でも意地を張ってそのくせ恋人結婚をにおわされれば結婚のことを考えていた。そして自由じゃない、何もできない、手足がもがれたようだとわめいていた。そういう時期も必要なんだと思う。

でも、遠い未来のことを考えていても選択肢が多い分女の人生というのは不確定だ。見れば見るほどわからなくなる。考えれば考えるほど定まらなくなる。そしてそれは本当に考える価値のあることなのだろうか?私はそう思った。考えていて、それで何か変わるだろうか、と。とにかく今できることもせずに遠い未来のことを考えて、あれもできないこれもできない、といって何も積み上げていない自分は何なのだろうかと自分を見つめなおして恥ずかしくなった。私には何もなかった。何かできると胸を張って言えることが何一つとしてあげられなかった。遠い未来は今自分がやらなくてはならないことをやらないいいわけだったと自分で認めるしかなかった。認めることができた。

実際のところ、見るのは三年先でいい。あなたは経営者ではないのだから、自分人生を考える上では三年先を見ていればいい。今日のことだけ考えているのではやっぱり頼りないけれど、5年、10年先を考えるのは経営者仕事だ。私たちはそうではない。いずれそうなるにしてもまだ20代なのだから、今はきっちりと足元を固め、3年先の目に見える範囲で希望を持って考えられる範囲で、将来を考えていればいい。私は三年前にそう思って、そして閉塞感を見ないようにしてやるべきことをやってきた。そして今、ようやくたどり着いた場所であの閉塞感はなんだったんだろうという気持ちになっている。

子どもを産んでも、一年休暇を取っても、元の職場に戻ってきて同じように仕事をしている人はいる。家事はちょっと苦手とか言いながら、でも理解のある旦那さんと家庭を営んでいる人がいる。以前と同じかそれ以上の業績をあげるひとがいる。周りの人も育児に関して非協力的ではなく、子供風邪をひいたと聞いたら心配してくれるひとがいて、早く帰れと言う上司がいる。子供が生まれたと聞いたらどんなに忙しくても仕事を調整して早く帰らせたりする。それが男女かかわりなく行われている。そういう職場に出会うことができた。私がやったのはただ、自分のできることをやって専門知識を一つ一つ確実なものにしていっただけなのに、そういう世界があった。私は三年先のことしか考えてなかったのに、いつの間にかそういう世界を選んでいた。

電車は混んでいるかもしれない。ホームからなかなか電車には乗れないかもしれない。一度降りたら最後尾かもしれない。でも、ただ黙って並んでいることだけが人生ではない。並んでいなくてもそこにいる人たちに弁当を配れば先にのせてくれる人がいるかもしれない。ただ黙って看板を張り替えていれば、次の駅でもやってくれと言われて電車に乗せてもらえるかもしれない(その代り次の駅で降ろされるけれども、でもやることはある)。死にそうな顔をしてうずくまっていれば代わりにのせてくれる人もいるかもしれない。いや、そもそも満員電車の中で、みんな同じ顔をして思いつめて吊革につかまっているだろうか。立っている人の中には誰かからのメールに微笑んでいる人もいるかもしれないし、途中駅で降りるためにそわそわしている人もいるかもしれないし、本を読んで涙ぐんでいる人もいるかもしれない。誰もが終着駅まで行きたがっているわけではない。誰もが終着駅のことを考えているわけではない。

あなたがすべきことは、今自分がやるべきことはないかを考えて、できる限りの最善を尽くして、そうやって一生懸命生きていくことだ。それが三年後につながる。さらにその三年後はまた道に迷っているかもしれない。寒いホームに佇んでいるかもしれない。あるいは特急列車に乗り換えて悠々ともっと先まで行っているかもしれない。それは誰にもわからない。でも、そんなに怖いことではない。

三年前の自分を見ているようでつい書いてしまった。余計なおせっかいだったらバカもいるもんだと笑ってください。あなたが毎日が楽しいと言えるように祈っています。

2009-11-01

http://anond.hatelabo.jp/20091101153423

改善案を提示してからにしてよ。こんなのばっかり。

・俺は傷ついているが俺も傷つけた。しかたねーもんな。

・でも、俺傷つけた。どうしようどうしよう。

・あれ、俺も傷ついている。どうにかしてもらいたいわけじゃないけど古傷がうずくぅ~~~

表面半分ネタだが、裏面の八割くらいはマジなんだ。こういう話題は掘り返すんじゃない。

2009-10-30

俺らラノベの賞に応募する側の本音

http://anond.hatelabo.jp/20091027181046

本屋に並ぶような物とタメを張る、だって?

あれとタメ張るのが目標なんて言うんじゃ、まぁ、底が知れてるな。

今に限らず、ラノベは所詮、ラノベ

多くの読者……オタクにとって、エロマンガと同等程度の地位のものでしかない。

書いてる方だって、本当は、下らないと思ってるよ。

それでも俺たちクリエイター系列人間にとって、読者はお金を恵んでくれる有り難いお客様だからな。

ウケているものを分析して、ライトノベルサイトをチェックして、その結果出て来たのが

「読み易いというよりは子供でも読める文章」

オタク的な一発ネタ

「中高年のオタクから見た自己啓発自己肯定」

「中流で育った中高年が望む『中高生』の姿」

ラノベ文章力なんかがウリになっている訳ないだろ。

ラノベサイトの奴ら、中学生教科書に載ってるような小説程度で悲鳴あげてるぜ?

多くのラノベ読者やラノベ支持者は、重文・複文の段階で、もう理解のキャパ超えてるんだよ。

ラノベとは、そんな人たちのための「ライト」な「ノベル」なんだ。

アニメマンガラノベしか知らない人間国語テストトラウマになっている人間、そんな人たちが相手。

そう思って書かなきゃウケない。違うか?

こっちもなるべく損な事はしたくねぇんだ。

応募作の文章力が酷いと嘆くのなら、文章力に優れた文学的な作品を、ネタものを完全に沈黙させるぐらいに売ってみせろ。アニメ化させてヒットさせてみろ。

そうしたら、そいつを超える作品を死力を尽くして書いてやる。

一発ネタで金になるんなら、それでいいじゃないか。

俺の妹が云々」とか言うのだって、話題になったろ? ウケたろ? 金になったろ?

それでいいんだよ。読者も出版社作家も、みんなが幸せだ。

金がなきゃ暮らしていけないんだから、ウケるためにはなんでもする。

生活苦しいんだよ、俺ら末端の「クリエイター」は。

未来希望が持てないだけじゃなく、真面目に明日食うにも困ってるんだ。

だから、俺らみたいな末端が、この最悪な状況をなんとかしたくてラノベの賞に応募し始める。

一般小説でいいだろう? って?

一般小説よりは門は広く、手堅く金になる可能性が高いんだ。そう言う風に見える。

ワナビとか、承認欲求とか本当は嘘だ。大嘘だ。

blogでいかにもワナビ的な事を書くのは、そう書いた方が読者受けがいいからさ。でなきゃ、誰があんなしちめんどくさい事するか。

呑み会だって、みんなで励まし合ってるような言葉良く言ったり聞いたりするけど、それがそこでの空気だからさ。

誰一人、本気で「俺すげぇ」なんて思ってなんかいない。みんな自信ないんだ。どうやったらウケるか、その事について自信がないんだ。

それを認めたらうずくまってるしか出来ないし、隙を見て誰かに取って食われそうだから虚勢を張ってるのさ。

あと呑み会の場合なんかでは、上下関係上のある席の場合も多いから、「俺は夢を追っているワナビだから安い賃金で働く馬鹿ですよ」とアピールするため、って事もあるかな。

自分を利口に見せようとすれば、他人の反感を買う。上の立場の人間であれば、尚の事だ。金を出す人に取って、手下は従順な僕であって欲しいものだからな。

一般的な会社でどうだかは知らないが、いわゆる「クリエイター」関係ってのは、そういう世界だ。

こっちは下手の一手しかないんだわな。ま、一般の会社に入らずに、こんなチンケな仕事続けてる俺たちは、実際、馬鹿には違いないが。

別に好きで下手に書こうとしている訳じゃない。

好きで「オタク的な一発ネタ」なんか盛り込もうとしている訳じゃない。

そんな事は本当は、どうでもいいんだ。そんなものが楽しいのかどうか自分じゃ分からねぇよ。

読者がそれを望んでいるのはラノベサイトを見れば明らかで、そういう物が売れるから仕方なしに盛り込んでいるんだ。

生徒会のなんたら」、今、アニメでやってるだろ?

そういうものなんだよ。

もっともツカミという意味では、一発ネタアイデアは必須の要素だ。

そうでなきゃ、全ての小説が登場人物の名前を変えただけのテンプレ芝居になっちまう

ところが、ラノベは、この「一発ネタアイデア勝負」が、全くアイデア勝負になってないと来ている。

とは言え、ラノベの読者が求めているのは、テンプレ芝居と萌え要素なんだから、書く方はそれに従うしかないのさ。

ここに文章力の論議の入る余地はない。

ジャンプのバトルマンガみたいなもんだ。

ジャンプマンガ嫌いな身としては辛いものがあるが、金の為には割り切らなくちゃね。

お客様は、神様です。

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