グラフィックデザインに進む男性は少ないんだろう。
好きなこと、興味があるところに正直に突き進む女性と、
一応一生稼ぐことを考えないといけない男性の差があるのだと思う。
そうじゃないと説明できないくらい、若い人に男性がいないから。
さて、そういうわけで、
あなたは貴重な男性グラフィックデザイナーだ。
大仰な看板を求めなければ、働き口はそんなに苦労せずとも見つかると思う。
だから、「体力がある」というそれだけで、女性より本当はアドバンテージがある。
二日の徹夜があれば、体力の差は歴然。
それをどうにかしようとしている人は多いけど、
事実としてそれは日常茶飯事で、それでないと飯は食えないので、
やはりそれに付いて来れる体力のある人は必要だ。
そこで是非、ひとまず安売りでもなんでもして、
積める経験を積んでほしい。積み重ねてほしい。
ライバルは、美大に通わせてもらえるようなお嬢様たちばかりだ。
そりゃ中にはそういう浮き世を知らないことが生む才能もあるけど、
そんな一握りの人たちは放っておけばいい。
学歴で言えば適わないような底からそれでもやるんだとやってきた人たちで、
技術を積み重ねた人間の信頼感がある。肥やしてきた引き出しが違う。
そういう人を目指してほしい。
それを信じて、それに応えるべく積めるものを積んで、
是非「グラフィックデザイナー」として歩んでほしい。
そのうちアメリカがヒラリークリントン共和国とドナルドトランプ王国の二つにわかれて戦争し始めると個人的に信じてる
すっげー憎みあってるし、いくらネットとかで議論してもまったく分かり合えないじゃん。どれだけ言葉を尽くしても。
スペック:大学時代月1で登山する(登山系の中では)ゆるめのサークルに所属。
富士山登ったことない。テン泊で65リットルくらい?のザック背負って北アルプス登ったくらいの山にわか。高校の体力テストDだったのでそれでもきつかった。
ぱっと見思ったのは「健常者の大人ですら登山はしんどいのに、それを1合目から、大雨の中子供に歩かせるのはどうなの」ということだ。
「天候」
まず気になったのは天候である。大雨で登山はまず足元が滑りやすくなるため危ない。プラスして長時間は低体温症で動けなくなる…なんてこともあるだろうし危険である。
そして何より楽しくない。ウチなんかは緩いサークルだったので登山で綺麗な景色が見たいーって思う人が殆どで、雨が降って景色が見れないと「最早修行だなwww」と笑っていた。自分もそう思う。そんな修行を子供に体験させるというのはあんまりにもな所業である。
また、自分たちのサークルでは夏登山は8月前半、遅くても中盤までに終わらせるようにしていた。理由は後半になると台風先生にやられる確率が上がるからである。まあ早くても運が悪いとやられてたんだけど。ひどい大雨なら中止…なんてことも良くあったが、テレビが関わっている企画で果たして中止が易々と出来たのだろうか
「難易度」
あと気になったのは難易度の高さである。富士山はサークルの女性の先輩曰く「酸素ボンベがなければやられていたぜ…!」だったという。酸素が他の山よりも薄いことがダイレクトに体力を奪ったらしい。「ヤマノススメ」という登山漫画でも女の子が富士登山中に高山病に罹患し泣く泣く富士登山を諦めるというエピソードがあった。(まあ漫画だからって言われたらそれまでだけど)そんな大人、十代の少女でも苦労する山を恐らくそんなに体力のない子供に登らせて大丈夫だったのだろうか。
下山の問題もある。登山は山頂登って終わりではない。下山も結構な体力を使うのでけして楽ではない。体力ない奴だと足がガクガクになる。また下山は登りの方がやって来たら端に避けて、登山者が通過するまで待たないといけないのだがこれも何回もやられると足がやられるし、下るのに時間がかかってしまう。自分が北アルプスを1日で一気に下った時に最後の方で尻餅をついてしまったのだが、足に力が入らずしばらく立ち上がれなくなってしまったという感じだ。足が弱くて座ったら立ち上がれなくなってしまった祖母を介護したことがあるが、その時の祖母の気持ちが分かったような気分になった。本当に力が入らなかった。
「安全」
さらに山には「救急車」を気軽に迅速に呼べない。例えばしんどくなったとしても、サークルの登山とかで尚且つまだ歩けそうなら車道がある道までとか歩かないといけない。最悪ヘリコプターのお世話になる。24時間マラソンは辛くなったら即辞めれるし救急車も呼べるからあまり死の危険はないが、山だとそういう救援がすぐにやってこられないので死の危険度は上がっている。子供なんて大人より体力なくて体調崩しやすいのに救急車呼べない状況に落とすのはヤバイ気がする。
因みに体力テストDだった自分は下山してからだが、疲労で38度の熱を出したことがある。
24時間の子供が心の底から富士山大好き!制覇したい!という子供だったら救いはあったのかもしれないが…ていうか思ってもそんなん安全面考慮して止めろよとも思う。
そもそも24時間で子供にハードなことさせる企画自体やるのに良い気分はしない。もしそれでも24時間で登山を子供にやらせたいなら、「登山が好きな子供に、もっと低い山で、天候の良い日に(台風の来ない時期に)登らせる。そしてその録画を本放送で流すべき」だろう。天気の良い日に登らせた方が登山好きな子供だったら景色見れて喜ぶかもしれないし、大雨真っ白な画面よりはテレビ映えもするだろう。
…しかし大菩薩の下山ですら大学時代足がガックガックになった身としては、やっぱテレビの企画という失敗があまり許されない奴で子供に登山させるのなんてやめた方がいいと思わざるをえない。まあ何言ってもやめなさそうだけど。
余談だが北アルプスとかでも親子でイキイキと歩いてる登山者とかいて、後ろで死にかけてた自分はいやあ子供って体力ある子はほんとすげーなと尊敬しました。
少し前に学年一のギャルがビリだけど慶応大学がなんちゃらっていう映画が流行った。
超絶ブラック企業(月間400時間稼働の制作会社)にいた私は、忙しいにも関わらずワンマン社長命令でこの映画を見に行かせられた。
内容はみんな大好きな「ダメな奴が努力して報われて良かった」系。
しかも裏話として実は良い高校にいて地頭は良かった等もあるようだ。
映画自体は面白かったし、この先生の指導方法に共感する部分もあった。
いや、正確に言えばこのシーンを大絶賛する周りに対して嫌悪感を抱いてしまう。
それが「毎日朝まで勉強して日中の授業中に寝る」というシーンだ。
それでも授業中に机に突っ伏した状態での睡眠は浅いだろうし、何よりこの根性論に会社と同じ気持ちの悪さを感じた。
納期ギリギリで要件追加を行い、計画も何も無視するクライアントと、それを受け入れて社員に強要する会社を思い出させた。
ちなみに会社ではこのシーンが大絶賛だった。
「やっぱり寝る間を削ってでも何が何でもやり切ることが大事やな」と社長は涙を浮かべながら熱く語っていた。
もうさ、こういう「ギリギリで頑張って目標クリア」系を賞賛するのやめようよ。
あと寝る間を惜しんでのなんちゃらを賞賛するのやめようよ。
コツコツ頑張ろうよ。
結局その数カ月後、私は心も体も壊れて仕事ができなくなってしまった。
一駅電車に乗るのがおっくうで、
ふと大学時代のことが思い出されたので書き連ねてみる。
私はとある地方都市の大学に通っていた。現役合格だった。大学の場所は、18年間生まれ育った町からかなり離れたところにある町。東京から電車などを利用して数時間かかるところにその大学はあった。ただ、地方都市とはいっても、大学がメインの町なので、学園都市に近い。
それなりに偏差値の高い大学だったし、学びたいことがあったので、知らない土地に対する不安は何もなかった。でもいざ大学に入ってみると、大学生特有のウェイウェイした感じ、高校生のときから止まったスクールカースト、町特有の閉鎖感などが、自分に合致しなくて、大学を始めてから半年くらいで授業以外のものにはかかわらなくなっていった。
授業以外で何をしていたかというと、本を読むだけの毎日。授業以外はいろいろな本を読んでいたと思う。授業の教科書。授業に関係する本。授業にもまったく関係のない本。なんとなく友達を作りたいなあとか、恋人欲しいなあとか思いつつも、やっぱりめんどくさいというループを回して、本を読み続けていた。
本を読む場所はその時々によって変わる。自分の学部の休憩スペース。別の学部の休憩スペース。食堂。喫煙所。図書館など。そういったところをローテーションで組みながら、片っ端から本を読んでいた。
ある日のこと、数時間本を読んで、もう夕方だし、帰ろうかなって思った。日が暮れそうだった。ふと、ありえないくらい将来に対して不安になった。不安自体は漠然としていたのだけれど、夕日を眺めているとひどく不安になった。
大学以外何もない町。閉鎖的な空間。本を読んでばかりでカラに閉じこもった自分。誰かはいるはずなのに誰もいない気がする感覚。何もかもが嫌でしょうがない。逃げ出したいけど逃げる方法もわからない。というか、逃げるという選択肢すら思いつかなかった。その頃は自分にもとりあえず友達と呼べる人はいたけど、別にそいつらにとって友達は僕一人じゃないから、気軽に連絡を取れるわけでもないから、よけいに閉鎖的だった。
ビルの中から何もない町に夕日が差さっているのをみると、なんかとてつもない不安に駆られた。だからといって、大学を休むとか、自傷行為にかられるとか、そういうのは全然なかったんだけど。
この前私用で大学によってみたのだけれど、相変わらず人はいる。いるんだけど、いま改めて見ても閉鎖的な空間なことに愕然とした。
君の名は。見に行った。
相変わらずのきれいな背景に感動。
そして相変わらずPVみたいなのつくるの好きだなと思った。
映像だけでも十分楽しめるんだよなぁ。