はてなキーワード: 準備中とは
V始めて3ヶ月、登録者50人も言ってないけどVだけど、毎日が楽しい。
お前らVtuberって金を稼ぐものだと思ってない?そういう職業Vtuberもいるけど、大半は趣味Vtuberだ。金はもらえるに越したことはないけど、端から期待してない。趣味だからな
俺がVになったキッカケは、推しがソロの雑談配信をやめてコラボだらけになったこと。コラボやらスペースやらでV同士の会話を垂れ流すだけの配信者になった。
それが悲しく羨ましくもあったので、「俺もVになって混ざりたい」という気持ちでVになった。
幸い、その推しがつるんでるグループにママがいたから、金払ってママになってもらった。アマリスで貢ぐのと大差ないどうってことない出費。
結果、今では用もなく個通できるし、オフコラボという名目の合コンもしてる。友達できたわwwww
いいか、個人Vなんてちょっと金払えば誰でもなれる。配信なんかどうでもいい、適当にゲームなり作業なり垂れ流しておけばいい。
「V準備中」ってTwitterの名前つけてフォローしまくれば、V仲間が一人や二人来て、暇つぶしにコメントしてくれるから。純粋なリスナーを得ようとするな、期待するな。
Vtuberって敷居高そうに見えるだろ?だからこそ今は穴場だ。完全無料ではないが、最初の登録料を支払うアカウント登録みたいなもんだ。
Twitterでリプ貰うには、Twitterでアカウントを作る必要があるだろ?個人Vと繋がるにはVというアカウントを作成するんだよ、それで一発。
マジでちょろい。リスナーの時は明確な壁を設けて一歩引いてた推しが、今ではマブだよマブww
絵というガワを作って動画作っただけ、これだけで推しと繋がれるんだぜ?www
今は穴場。個人V推してるやつはとりあえずガワだけでも依頼しとけ。出来なんかどうでもいいから、適当な絵師に、適当な金払えばすぐだから。
LIVEが怖いなら動画勢でもいい。録画したやつ流せばいい。それでも立派な個人V。それでリスナーからの一線を越えられる。お前らにも俺の感動、征服感を味あわせたい
一緒にゲームしたい、家から出ずに、顔を見せずに会話したい、適当な雑談、愚痴を聞いてくれる知人が欲しい、そういうニーズが全部個人Vで満たせる。
まじでオススメ。
第一子、生後1ヶ月。
夕方に妻と2人がかりで沐浴をしているが、今日は妻が偏頭痛でダウンしてしまったので、一人でする事になった。
着替えから湯上がりのタオル→新しい服への着替えまで、普段から洗濯機の上で行っていた。
「「傾斜した洗濯機の蓋の上に寝かせたままにするのは危ない」」という意識はお互い持っていたので、どちらか一人は必ず子供の体を支えるようにしていた。
ベビーバスにお湯を溜め、着替え一式を「洗濯機の蓋の上」にセット、あとは赤ちゃんと一緒に風呂に入るだけという所まで準備した。
子供を蓋の上に「置いて」服を脱がせようとしていたとき、ベビーバスにお湯を溜める蛇口が開きっぱなしだったことに気がつき、子供を蓋の上に置いたまはま、一人で浴室に入って蛇口を閉めた。
直後に後ろから「バン」という音がして、振り返ると、子供が珪藻土バスマットの上にうつ伏せになっており、すぐさま何が起こったか理解した。
子供は、顔を真っ赤にして今まで聞いたことのないような声で大泣きした。すぐさま妻が飛び起きて駆けつけ、2人で手足の骨折や頭蓋骨の陥没がないか確認。
特に異常は無く、妻が抱きかかえるとケロッと泣き止み、ミルクを求めてぐずりだした。
即座に救急相談窓口に電話したかったが、#8000の受付時間が始まる前だったので、かかりつけの大病院に電話した。
状況と子供の様子を伝え、24時間は様子見、特に今から6時間が最も注意すべき時間なので容態が急変したらすぐに来るよう言われた。
夜の母乳+ミルクはいつもと同量を完飲し、普段と同じ生活リズムで眠りについた。
それからずっとベッドの横で様子を見ている。
次の記事がヒットした。
https://www.google.com/amp/s/yomidr.yomiuri.co.jp/article/20210603-OYTET50012/amp/
第一子で初めての育児で普段あまり接していなくて沐浴の準備中、全て当てはまった。
この記事に対する反応にも一通り目を通した。
普通に考えれば危ない事だとわかるはず。その通りだ。当初は床で作業してたのを、妻の提案に乗っかって妻と二人して腰がきつくなり、どちらかが言い出して洗濯機の上に変えてしまった。
常人なら洗濯機の上に置くなんて発想にそもそもたどり着かないし同意しないだろうが、自分はブレーキがかからなかった。
揺さぶられっ子症候群で警察沙汰になる記事に「重大な怪我のリスクがある環境のまま生活させる事が虐待」と書いてあったのを思い出した。
今回自分がやってしまった事そのものだ。父親などではなく。裁かれていないだけの虐待人だと自覚した。
こんな父親の元に来てしまった我が子に、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
測ってみたら高さ1mくらいからの落下で、これは目立った症状が無くてもCTスキャンが推奨される。
新生児へのCTスキャンは脳への影響が懸念されるので非推奨。ここでも我が子にリスクを負わせる形になってしまう。
ほとんどいないと思うが、もし同じように洗濯機の上で育児をしている人がいたら、取り返しのつかない事になる前に止めてほしい。
これ以上、自分のような虐待犯罪親が生まれないことを願って書いた。
もうすぐ6時間が経過するが、先程ミルクも完飲して、おかしな症状は見られない。ただ祈るしかない。
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次の日の朝一、脳神経外科にて診てもらいました。
CTにはならず、触診のみでしたが、大変な事にはならないとの事でした。
皆様、ありがとうございました。
去年は午後1が数点足りず不合格。問題文に相槌うってメモしてたら時間なくなりました。
リトライ。今回はメモや書込みは最小限に、淡々と読み進める!午後1も5分程度余るようにできました。
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午後1・・・・設問2→1の順で解いた。良かったと思う。
設問1
(1)準備中、設定中、設定可
(2)0.5mm
(3)144回転 128pps
設問2
(1)a:キー判定 b:設定終了キーの押下★ (★…ちょうどの単語がなかった)
設問3
(1)d:設定開始★ e:設定中★ f:準備 g:準備中 (★…設定終了と設定完了かも)
(2)設定項目に不足があった場合✕
(✕設定完了後にリーダをSポンプに接続したとき、一括登録した時、など迷ったが分からない)
■問2:DXレストラン(40min)
設問1
(1)0.38ms
(2)料理人が品切れ情報を登録する前に利用者が注文情報を送信したとき
設問2
(2)a:注文履歴情報 b:キャンセル対象の注文情報 c:指示タスク d:片付け指示 e:空席管理情報の該当テーブル
設問3
(1)料理がロボに格納され、かつ着座人数が1人以上であるとき
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午後2(120min
設問1
(2)a:SDカードとフラッシュメモリのモデルを読み出し、作成日時を比較し新しいモデルをRAMに展開する
b:次回からフラッシュメモリだけで起動できるため (全然わからない。SDカードは他工場でも使うのかなと。)
工程間滞留量の最大値:600個 (概念が全然分からない。。)
設問2
(1)a:ドライバの識別ID、ドライバ用の個別データ b:センサの識別ID
(2)a:読み込むべきモデム及びドライバが、SDカードにある
b:読み込むべきモデム及びドライバが、フラッシュメモリにある
(「読み込むべき」が無いと「準備完了(条件1,2とも偽)」が説明できない)
(b)g:投入量通知 h:中断 i:再開
(c)工程1。工程2から工程1に投入量通知が送られているから。
設問3
(1)a:152byte増
②工場ID(4)がS工場の圧造工程と転造工程の2工程分増える、
③さらにT工場熱処理工程とU工場表面処理工程の工程情報が増える。
これは他工場の工程なので投入センサ情報/産出センサ情報/設備数/設備情報が
不要だから、工程名(32)+工場ID(4)+【a】識別ID(4)★だけで良い。
よって、①64、②4*2工程=8、③(32+4+4)*2工程=80 を合計して152byte。)
(★が明言が無く加算していいのか謎。除くと144。そもそも他工場の工程も加算で良い?)
b:工程間滞留量
k:"投入量通知"を受信した場合 (★時間なかった。テキトウ。)
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ついさきほどのことです。
動画があまりにもつまらなくて飛ばしまくって(バー的な所をいじって)たらうっかり画面をキャストをポチってしまい慌ててキャンセルをポチる。
と思いながら念の為急いで動画を止めてブラウザを消しているまさにその途中で何故かキャストされてしまい、タスク管理画面に表示されたGoogleの「エロ動画」の検索結果が恐らくテレビに表示されました。
1階のテレビを見ていたのは父親です。家族内でアダルトな話は気まずい為しないですし、特に父は寡黙なので基本会話をしません。もうこの時点でつらい。
私が男性でしたら「ごめん!映っちゃった?みた!?」と確認しに行けるのですが、当方20代前半の女なのでもう本当に本当に参っております。死にてぇ〜
SNS等で私のようなやらかしをする方を見たことはあるのですがまさか自分がやるとは思ってなかったですし、女性がやらかした話を見たことがないので対処法も思いつきません。
「ワンチャン繋がってなかった」
「父が隣の部屋の兄がやったと勘違いをする」
長ったらしく書いてきましたが、
「20代前半の女がうっかりエロ動画を、父親が見ているテレビに流してしまったかもしれない。つらい。」
というありがちな話でした。
Chrome/Firefoxのはてブ機能拡張は配布されているが、Mac版Safariの機能拡張は数年前から配布されていない。
Safariに乗り換える際の個人的な障壁であったが、Chrome版機能拡張をSafari向けに変換して利用する事ができたので、メモ代わりに記しておく。
1. Chromeのアドレスバーに「chrome://extensions/」と打ち込み、機能拡張の画面を表示する。
3. 同画面内の「はてなブックマーク」の欄に表示されている「ID:xxxxxx」を次手順で使用する。
4. FinderでChromeのはてブ機能拡張がインストールされているフォルダが存在する事を確認する。
/Users/(ユーザー名)/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/Extensions/(手順3のID名)/(バージョン番号)
5. ターミナルを起動して、以下コマンドを入力後にReturnキーを押す。この際に「Is this correct?」と表示されたら「yes」と入力後にReturnキーを押す。
6. XCodeが起動されるので[▶]ボタンを押して、Safari向け機能拡張をビルドする。(ビルド後に起動されたアプリは終了して良い)
7. Safariを起動して、「開発」>「未署名の機能拡張を許可」を押す。(「開発」メニューは、「Safari」>「環境設定」>「詳細」>「メニューバーに“開発”メニューを表示」で表示される)
8.「Safari」>「環境設定」 > 「機能拡張」にてはてブ機能拡張のチェックを入れ有効化する。
9. Safariのアドレスバーの横にはてブのアイコンが表示されていればインストール完了。
1. はてブのアイコンに [▲] のアラートが表示されている場合、アイコンを押して「すべてのWebサイトで常に許可」を選択する。
2. はてブのアイコンを押すと表示される利用規約画面で「同意する」を押す。(なお「同意する」を押しても何もリアクションがないので、手動でタブを閉じる必要がある)
3. はてブのアイコンを押して見慣れたはてブコメント一覧が表示されていれば設定完了。
上記手順では基本的にSafariを再起動する度に「未署名の機能拡張を許可」を行ってはてブ機能拡張を有効化する必要がある。
メニューから選択するだけの手間であるが、頻繁にSafari/Macを再起動するので面倒という場合には以下手順にて機能拡張に署名を行っておく。
1. 上述したインストール手順の「手順6」にてXCodeが開いている状態で画面内サイドメニューから「はてなブックマーク」を選び、画面中央上部の「Signing & Capabilities 」タブを押す。
2.「Signing」>「Team」で自身のApple IDを選択する。(選択リスト内に存在しなければ「Add an Account…」でアカウント追加後に選択する)
3.「Signing」>「Signing Certificate」で「Developement」を選択する。
4. 手順2-3を「Target」の「はてなブックマーク」と「はてなブックマーク Extension」の両方で実施後、[▶]ボタンを押して、Safari向け機能拡張をビルドする。
5. Safariにて「開発」>「未署名の機能拡張を許可」を外した状態でもはてブ機能拡張が表示されていれば完了。
当初は鳴り物入りで立ち上げられたデジタル庁が、今や「干したる庁」などと嘲られ、国民や同庁の原動力となるはずだったITエンジニアからの期待を惨めにも失墜させるきっかけとなった平井大臣によるNECへの恫喝発言問題だが、それを受けて「疑惑を晴らす」として始められたオリパラアプリの発注プロセスに対する調査結果が公表された。
内容については東京新聞の記事に問題点の概要がまとまっているし、7月初旬の時点で日経クロステックが報告書の内容に繋がる記事を書いている。ではなぜ、平井大臣にとってこの調査が「疑惑を晴らす」ことになるかと言えば、「和泉首相補佐官らが、デジタル行政を仕切る自分に断り無く進めた不透明なプロジェクトを俺が止めてやった」という意識があるからだろう。先月末に、その辺りの詳細を新潮が報じている。
確かに、この辺りの事情を勘案すると、平井大臣の言っていることに決して理がないわけではない。では、平井大臣の恫喝は不公正な調達に対する適切な苦言だったのか?そうはならないだろう。オリパラアプリの受注金額は NTT が圧倒的だった(73億円中の45億円)のに、自分は自分で NTT から繰り返し接待を受けているからって、そこを問題にせずに NEC を槍玉に挙げて排除したり、挙げ句に自分と親しい会社をねじ込もうとするのは道理に合わない。そもそも、公正であるべき行政の責任者が、民間に対して「見せしめを作る」などと言いながら権力を振りかざすような態度を取ること自体がありえない。結局、これは政府内での「デジタル利権」を巡る醜い争いに過ぎない。
ところで、この新潮の記事を今から見返すと面白い点があって、それはデジタル監(デジタル庁の事務方トップ)の任命問題に言及していることなんだよね。どうも、7月くらいまではこの件で槍玉に上がった神成淳司氏が有力候補だったらしい。つまり、平井大臣としては「政敵」が推している人物ということになる。それが、オリパラアプリの問題を受けて辞退した。これが7月20日頃の出来事。
「確かに最高幹部のひとりとして神成さんの名前は挙がっていました。和泉首相補佐官と官僚トップの杉田和博官房副長官が推薦していたんです。ただ、日本のインターネットの父と言われ、内閣官房参与でIT分野のアドバイスをする慶應大学の村井純教授は反対していました。そうこうするうち、7月20日前後のことですが、神成さん本人から辞退の申し出がありました。週刊新潮でNECと共同研究を行っていることなどが報じられたので、幹部に就任すれば辞任に追い込まれる可能性もあります。自ら傷つく前に辞退したのでしょう。それにしても、“疑惑”の渦中にある人を幹部に据えようとするとは、和泉さんや杉田さんは何を考えているのやら」
その3週間後の8月5日にデジタル監に伊藤穰一氏を据えるという話が出てきた。
結局、ご存知の通りこの話は撤回されることになった。その原因である、いわゆる「エプスタイン問題」については文春の記事が詳しいので繰り返さないが、一方で、同様の内容を報じた新潮の記事に以下のように書かれている。
「今回の人選については、デジタル改革担当大臣の平井卓也氏が進めてきました。菅首相の肝いりの政策ですから力が入っており、平井氏も意中の人がいたようですが、何人かにフラれて伊藤さんにお鉢が回ってきたといいます」
結局、政敵の送り込んだ人物を排除して、自分の肝いりの人物を重要ポストに据えようと企んだものの、行政の責任者としての基本的な適正すら見抜けずに失敗した(そもそも、もっぱら投資家からの資金調達を得意としている人物にデジタル庁の何をやらせようとしていたんだろう)。この人たちは、本当に何をやっているんだろうか。ため息しか出ない。
2019年12月に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」。これは教育のIT化に向け、1人1台の端末環境を実現するという構想だ。当初は23年度までに整備を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による自宅学習の需要から20年度中へ前倒しになった。
21年度に入ってすでに4カ月たつが、教育の現場はどう変わったのか。現職の教員から校長、教育委員会、有識者などさまざまな視点から現状を探ってみた。
GIGAスクール構想の中で子供の学習用端末として配られたのは、Windows搭載PC、Chromebook、iPadのいずれか。OSや機種の選定は各自治体の教育委員会が行った。学校ではそれらの端末を使ってさまざまな授業が行われている。
東京都内でChromebookを使う小学校に勤務する鈴木教員(仮名)は、画面に自由に文字や図を書けるデジタルホワイトボードを活用。「子供たちがホワイトボードに書いた意見を共有して、全員が同時に見られるようにしました」(鈴木教員)と話す。その結果、今までは授業で発言しなかった子が自分の意見を出すようになるという効果が生まれた。
鈴木教員は今後、デジタルホワイトボード経由で他校と交流する授業もやってみたいと期待を膨らませる。将来的には、遠方に住む人に授業してもらったり、他国の子供たちと交流したりできるだろう。
ある小学校の校長は「ITが得意な教員は今まではそんなに目立ちませんでした。でも今では子供にも他の教師にも頼られて大活躍しています」と話す。今まではITスキルが高くてもそれを生かせる場面がなかったのだ。
子供の方でも同じことが起きている。「発表資料に動画を使いたいという子が出てきたとき、もともとPCが得意だったインドア派の子供が教えてあげる場面があります」という話を複数の教員から耳にした。
教育面ではメリットもあるが、困りごともたくさんある。学校が苦慮していることの一つに、家庭への端末の持ち帰り問題がある。持ち帰りが始まっている学校ではトラブルも続出している。よくあるのが「子供がYouTubeを見るようになって困る」という保護者からの苦情だ。
「アダルトサイトなどはフィルターがかかっていますが、YouTubeやゲームは制限がなく、学校の方で閲覧を止められません。学校ではもちろん『必要以上に見てはいけない』と指導していますが、家の中のことは……。家庭のことは家庭で対応してほしいというのが正直なところです」と都内の小学校教師はこぼす。
端末の破損も課題だ。公立校の教師経験もある情報通信総合研究所・特別研究員の平井聡一郎氏によると端末の保険料が問題になっているという。
自治体によっては、端末を家に持ち帰って故障させた場合は、過失・故意問わず保護者負担とするところもある。
「しかし、そもそも破損時のための保険を付けていなかった自治体の方に問題があります。リースなら保険が付いていますが、端末にかかる費用を安くするために買い取りにしたのではないでしょうか」(平井氏)
子供の通う自治体が保険料を払ったか否かで、家庭の負担が大きく変わるリスクが生じるというのは、保護者の立場なら納得いかないのも無理はないだろう。
また、自宅の通信環境も問題になっている。家庭の通信状況は学校で把握できないため「通信できなかったから宿題ができなかった」といったことも起きる。
夏休み明け以降に端末の持ち帰りが始まる学校も多く、教師は戦々恐々だ。端末の持ち帰りについては、まだまだ試行錯誤が続きそうだ。
今回の取材で教師から最も多く聞こえてきた困りごとは「学習のためのアプリが子供たちの端末に入っていないこと」だった。
GIGAスクール構想で子供の学習用端末の購入に充てられた補助金は子供1人当たり4万5000円が上限だ。この金額があれば端末代は賄える。しかし、教師たちが使いたかった学習用アプリなどが入れられなかった自治体も多くある。本格的に活用しようとなると現場では不足感が否めないようだ。
PCメーカー各社の多くは、GIGAスクール構想向けとして4万5000円程度のPCを展開している
4万5000円を超える金額について自治体が追加で上乗せするのは自由だ。アプリやサービスは各自治体の教育委員会が一律に導入を決めるのだが、教育委員会が自治体の財政部局に掛け合って予算を獲得しなければならない。
四條畷市教育委員会の植田篤司教育長(四條畷市のWebサイトより)
大阪府の四條畷市教育委員会はクラウド型の授業支援ツールを導入するため、予算獲得に奔走した。
「国の示す標準仕様の範囲でもITを活用した授業はできますが、ミドルウェア的な共通基盤となるツールを導入すれば、授業の生産性や効果、拡張性がより向上すると考えました」
そう指摘するのは、四條畷市教育委員会の植田篤司教育長だ。植田さんは日本IBMの出身で、大阪府立の工業高校の校長を務めたのちに四條畷市の教育長に就任したという異色の経歴を持つ。
IT活用のスピードも自治体によって大きく差がついている。同じ東京23区内でも、港区は20年12月時点で全員にiPadが行き渡ったが、足立区は21年7月の時点でも小学校で端末の配布が完了していない。
教育委員会がやるのは端末やアプリの選定だけではない。学校のインフラ整備も教育委員会の仕事だ。
校内の通信環境が悪く、インターネットに接続しづらい、通信速度が遅いこともある。これは必ずしも校内のアクセスポイントに課題があるわけではない。自治体によっては教育委員会のサーバを経由してインターネットに接続するようにしているケースがあり、通信速度の上がらない要因になっている場合もある。
データの保管場所にも問題がある。ある自治体ではセキュリティ上の理由で、教師たちのデータは教育委員会のサーバ、子供たちのデータは学校のサーバに保管され、互いのデータが送り合えない仕組みになっているという。そのため教師の端末から子供たちの端末に課題を渡そうにも、職員室にある専用端末にデータを移し、そこから子供たちに送付するという手順を踏まねばならないという。
情報セキュリティには敏感な一方で、パスワード管理には甘い部分があるようだ。
「子供がパスワードを書いた紙を持って帰ってきました。パスワードを紙で管理するのは非常識。娘にパスワードの重要性をしっかりと伝えて2人でパスワードを変えたのち、学校には『現状のパスワード管理体制には不備がある』と伝えました」
そう語るのは、横浜市の小学校に娘を通わせる前田さん(仮名)だ。IT企業のエンジニアであるため、学校でパスワードの重要性を説明すらしていなかったことに驚いたという。
こうしたさまざまな課題はあるが、GIGAスクール構想がもたらした変化の萌芽も確実に見られ始めている。これから現場はどのように変わっていくのだろうか。
前述の平井氏は「教師のITスキルはまだ高くないが、それは彼らが悪いわけじゃない。授業で使ったことがないからイメージが湧かないだけでしょう。問題は自治体がルールで縛ったことです。『iPadのカメラ禁止』『クラウド禁止』『YouTube禁止』なんて縛り方を間違えている」と指摘する。
「大切なのは『こういう授業をやりたい』というビジョンを持つことです。それがなければ、紙をタブレットに置き換えただけにすぎません」(平井氏)
「ある学校の美術の授業では生徒の自画像をクラス全員で共有し、いいと思ったところにみんなで付箋を貼る。こういう工夫が簡単にできるようになっています。現在の授業は、教師の知識伝達が7割、子供が情報取集をして自分で発信するのが3割という配分ですが、これを3対7に切り替え、子供が活躍する授業にしていくべきです。端末や通信環境の問題より、まずは教師が意識を変えないといけない。それが最大の課題です」(平井氏)
「教師はティーチングが主から、ファシリテートを主とする役割に変わっていく」――植田氏もそう断言するが、それはつまり教師の存在意義の大転換である。
21年7月、まだ準備中のデジタル庁がGIGAスクール構想に関して教育関係者へのアンケートの募集を始めた。今現場で起こっている課題感をヒアリングするのが目的とみられるが、文科省へのプレッシャーという意味もあるだろう。過渡期の試行錯誤が続くが現場は全力で戦っている。「どこへ向かえばいいのか」を国や首長が明確に示すことがその支えになるだろう。
・出荷準備を開始しました
・準備しているんですけど進捗が芳しくありません
・引き続き準備中です
・出荷の目処がたってきました
・できると思ったんですけど停まっています
・私のせいではありません
・なんで注文したんですか?