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2020-02-20

計画主義による失敗

クルーズ船COVID19の対処には何らかの計画が建てられていたのでしょう。で、その前提に経てば「クルーズ船の隔離成功していて」「成功したスケジュールを元に行動しないとならない」というものだった。

から隔離が失敗したという前提にたつと困るし、計画通りに隔離成功したと言いがたいがために感染症専門家を入れたくなかったんだろう。

本来であれば隔離が失敗した上での次の対策をねらないとならない。もともとは計画を作る段階でセカンドプランを作っておく。

ちなみに共産主義ことマルクス主義は、その前の自由主義の失敗によって生まれた。

自由主義の前提だと時折過剰投資によりバブルが発生する。そして、1929年大恐慌が起きた。

ドイツユダヤ人虐殺拡大主義に走り、日本でも226事件が起き軍部が強引に物事を動かすのが良いという風土になった。

他にも対処する案が生まれた。一つはケインズ主義で需給調整をするものがあったが、もうひとつマルクス主義計画を作りバブルが発生しないようにするというものだった。

なお、新自由主義バブルが起きても金融政策だけでなんとかできる。である

だけど計画主義イレギュラー事態対応できない。試行錯誤も許さない。ゆえにマルクス主義は失敗に終わった。

例のクルーズ船も「隔離がうまく行くし行かなかった場合計画なんて考える必要がない」だったんだろうねぇ。で、計画立ててそのとおりに進みつつ有り、そして、パンデミックを起こすと。

2020-02-16

古今伝授ウイルス

思うところあって中屋敷均『ウイルスは生きている』を再読。走り読みなので細部までは目が行き届いていないが、これを読んだ時に受け取った熱を思い出した。2016年3月初版発行からそう経たぬうちに読んだと思うが、今は随分ここから遠くに来た気がする。本書が今の自分とは縁遠いものという意味ではなく、寧ろ逆にずっと俺の心を捉えて離さなかった。自分世界認識に深く影響を与えた(与えている)ので、もっとずっと昔から自分の中にあったように感じていたが、たった4年前のことなのか。

思うところが何かを明確に言語化するのは難しいが、

古今伝授を真に理解するためには、それが中世社会特質と深く関わっていることを考えなければならない(古今伝授和歌という縦糸だけで説明しようとするからダメなんだ。中世という横糸を忘れている)。中世は壮大なコジツケの体系が構築された時代神仏習合本地垂迹説・卜部神道中世日本紀等々…の奇妙奇天烈世界観!古今伝授もその一環として見るべきではないか。コジツケと言われればそうだけど、それはその時代の人々にとってとても必要なコジツケだったのだ、という。もし積極的な意義を見出すのならその方向から説明しなければならないのだ。(古今伝授を受けた天皇を中心に優れた歌人が輩出された、だから歌学教育として意味があったとかバカか。優れた和歌とは何かという定義評価軸じたいが古今伝授支配圏内形成されるのだから、優れてるかどうかを論じること自体ナンセンス。)

古今伝授古今伝授になっていく過程、つまり古今集という単なる書物が、あるいは勅撰集編纂という律令制国家の一事業が、その枠を超えた何か大きな・尊い民族文化の精髄のように認識されていくそ過程において、付与された様々な言説――三木三鳥だの八雲神詠だの人麻呂がなんちゃらかんちゃら、後世から荒唐無稽とさんざ罵倒されることになるこれらの言説は、あたか胎盤形成におけるシンシチン(syncytin)のような役割果たしていた、と考えることはできないのか。異物を異物と感じさせない、捏造捏造と感じさせない仕掛け。それは、倫理的断罪とか文化価値の優劣の俎上に乗せるのはふさわしくなく、その仕掛けを通じて何が実現されたか、その何かはその仕掛けを用いずには実現され得なかったのか、をこそ見るべきではないのか。

本来ウイルスもつ能力自己の一部として、機能として取り込む。生物自己の維持に必要機能の一部を外部環境依存する。ポータブル外部環境としての細胞生命と非生命境界は我々が思っているほど明確に線引きできるようなものではない。我々の生命定義は、あまりにも我々が日常的に馴れ親しんだもの見方に、「個人」という概念にひきずられてやしないか・・・というのが本書の示唆するものの最も深い所だ。

契沖や子規の批判は分かる。俺も一個人としては古今伝授(に代表されるもったいぶったコジツケ家)はバカジャネーノと思う。が同時に、それは文化・知・個人といったものについてこっちの定義/概念押し付けてるだけじゃないの?とも思う。

根拠がない、合理的でない、和歌質的向上につながっていない、という。では何故根拠がなければならないのか?合理的でなければならないのか?なぜ質を向上させなければならないのか?

これらの批判は、文化とは何か、個人とは何かについての定義をすでに前提にしていて、その立場から加えられている(反論する側(古今伝授擁護する側)にもその立場から反論するやつがいからどうしようもない)。まず始めに個人がある、歌は個人気持ちを詠むものだ、しかるにコレコレの御方に入門しなければ和歌は詠めないのだとはけしからんしかもその御方の教えたるやひたすらややこしい制約ばかり、かつ透明性のかけらもない、おまけにそう教える根拠はどこにあるかと探してみれば無い、要はこいつがでっち上げた妄説じゃねえか、それで偉ぶったり金巻き上げたりするなんて悪どい奴らだ・・・、こういう自他の区別、新旧の区別、真偽の判別をつけずにはいられない、ある意味病的な正義感いかにも科学合理性に偏っている。

しかし、それとは全く異なる評価軸があって、古今伝授は(中世の壮大なコジツケ志向は)その軸からみればもっとずっと整合的に理解できるはずだ。

本書の示唆する構造は、外来文化自家薬籠中の物にする日本文化性質(漢字仏教等々)、中世の遺制としての近世身分制(身分的周縁論)、象徴天皇制(近代国民国家の中の「伝統」)などに比較してみると実に都合がいい。

本来異質な要素を自己の維持に不可欠な一部として取り込み、その「元異質たち」も含めた全体として再生産されていく。あるいは新しい政権が成立する際に、それ以前からあったが途絶えかかっていた慣習を改めて制度化し流用する。取り込まれた方は同一性が失われ単なる機能に解消されてしまことなく、細胞異変があれば細胞生物独立した生物としての振る舞いを取り戻すこともあり得る(少なくともあり得ると見なされる。226事件を想起せよ)。天皇機関説ならぬ天皇ミトコンドリア説。

文化じたいが多かれ少なかれこういう性質を持っているのだが、特に日本はその傾向が顕著というか、世界中に普遍的にみられる文化現象の一例というだけでは説明のつかない点が多い。(なぜ先端技術の粋を凝らした構造物を建てる前に、土地の霊を鎮めるための宗教儀礼をやるのか?なぜ参加者は誰もその宗教信者でないのか?わけがからない。)こういう部分を説明するうえで本書の示唆する構造は役に立つ。その応用系として、古今伝授についても似たようなことが云えるのではないか

2020-01-04

anond:20200104080710

逆だろ?

とにかく自由にするのが最適なんだ!という考えのもと法人富裕層をとにかく減税してきたから財源がなくなったんだよ。

挙句の果てに、そいつらが金を溜め込みまくったから、景気も悪化した。

更にいうとこれは100年前の再来な。100年前も自由主義がおき、その元産業化がすすんだ。だが、貧富の格差が膨れ上がり、さらにはバブル生成、バブル崩壊と、バブル崩壊後の長期不況が起きた。

その過程の中で、ドイツはメフォ手形を使っての財政出動をしたが、行きづまって海外拡張をした。

日本でも国を守る兵士姉妹貧困ゆえに売春宿に売られるとは何事だ!と226事件が起きた。226事件鎮圧されたが、軍部が強引に物事を動かすのが良いという風土になり、二次大戦に至った。

一方で、ケインズが生まれ資金循環についての思想が生まれた。西側諸国であれど、戦前自由主義思想は放逐されて、国が資金循環を調整する考えがあった。

ケインズ単独ではオイルショックのような突然の生産力減少に対処できないが、だからといってケインズ否定する形で生まれ新自由主義はそれに解を与えるものでもない。

ただバブル生成崩壊バブル後の長期不況が起きるという100年前と全く同じ流れとなっている。失われた30年を作った。

ケインズ時代富裕層法人にとって税金が高くて嫌だったというのはわからんでもないが、放置していたら金を溜め込んで景気を落とす。

富裕層法人に対してはベースは重めの税金で、使ったら減税の余地を多くしておくというのが望ましいと思う。

2019-11-17

anond:20191117183748

吉良が名君かどうかは興味無いけれど、赤穂浪士正義という形で認識されているのには意義を唱えたい。

赤穂浪士テロリスト。犬飼首相暗殺226事件と変わらんのに、たまに年末ドラマで持て囃されるのが気にくわない。

2019-11-14

anond:20191114044344

事件が起きた日にちにちなんで226事件と呼ぶのはどうだろう

2019-07-20

anond:20190720145725

本来共産主義って、その前の自由主義(226事件を産んだ、不況格差拡大なぞ知らん。ただ、自由にするのが望ましい)の反動からな。

まあ、自由主義自由主義でその前の封建主義反動だが。

共産党の反対側も自由主義ではなくて、ケインズ主義だった。一時自由主義世界中から放逐されている。

自民党ケインズ主義政党だったが、小泉以降それを放逐して新自由主義政党に転換した。少し揺り戻すか、新自由主義のままかまだ微妙なところ。

少なくとも自民党は40年前の自民党は全く別物。

今はどちらかといえば資本家富裕者の味方(自民党)か、どちらかといえば弱者の味方か(共産党)ぐらいじゃない?

2018-12-19

anond:20181218071938

近代フランスにしても軍事政権末期の韓国にしても、市民暴動とかデモ政権が倒れた「実績」があんのね

日本にはそういう先例がない、大日本帝国が滅亡したのはただの外圧、民力にあらず

それでみんな民衆暴動とかデモとか無駄だと思ってる

まあ日本古来の「成功する政変」のモデル像考えたら宮中クーデターなんだろうけど、仮に前政権の打倒には成功しても新政権が支持を得るとは限らない(建武の新政

北一輝226事件が起きるまで「皇族を味方につかないかな~」と座って待ってただけで結局失敗した

2018-07-29

anond:20180729015735

226事件が題材の小説映画複数あるがたいてい悲惨な展開(史実の結末があれじゃな)

西南戦争モノはそれよりは人気あると思う(西郷隆盛キャラのおかげで)

あと「既にある組織内ゲバ」がテーマ作品なら『仁義なき戦い』という、1970年代にはものすごくヒットした超人気作がある。政治性は(表向き)ないけど、第3作の「代理戦争」てタイトルの付け方とか、深作欣二現実社会のいろいろな物を意識してる

2018-06-14

anond:20180614144400

226事件って天皇大好きな左翼が行動起こしたと思うんだけど左翼ってなに?

2018-06-09

226事件って天皇大好きだったか保守じゃん

でも天皇に直訴してマルクス主義にも傾倒してたか左翼じゃん

左翼保守正反対概念だっておかしくね?

売国無政府世界政府あたりが保守の反対なのはわかる

資本主義規制あたりが左翼の反対なのもわかる

2017-05-31

http://anond.hatelabo.jp/20170531183510

>皇室典範男系男子から男系長子へと改正すべし!

には賛成だけど愛子様皇太子にというなら、本人がやりたいと望んでいるのか確認するのが先では?

勝手忖度して行動起こすのは今国会で大騒ぎしてる人達と何ら変わらない。

226事件を再び起こすつもりなら好きにすればいいと思うが。

2013-06-04

まーた始まった

http://anond.hatelabo.jp/20130604172134

非国民」「売国奴」もすっかり「市民権」を得た言葉になってしもうたな

まず、目にしても俺自身、それほど驚かなくなった

国民同士の過度の同調圧力ネガティブに働くというのは、

どこの日本同調圧力があるほど「非国民」「売国奴」なんて言葉流行ってるんだよ?

日常生活で人の口からそんなフレーズが出るのを聞いたこと一度もないわ。

226事件

太平洋戦争前後の混乱

見てきたようにほざくけど、お前一体何歳なんだよ?

それらの時代全部生きてきた上で平成25年の状況がそれに似てるって言うわけか?

からでまかせってのはお前みたいな状態を言うんだよクズが。


お前みたいな奴が毎回毎回

ちょっと気に入らない政治家がでてくりゃ「ヒトラー

ちょっと気に入らない政党政権取れば「2.26」「開戦前夜」

そういうフレーズを気軽に喚くけども、

それコストゼロだと思ってたら大間違いだからな。


そういうことをやるたびにそれらのフレーズ無意味化するし

お前のような奴の陣営の発言力はどんどん軽くなる。

内容のないテレビ番組のハッタリ番宣と同じで、

言葉の威力や自分達の信用度を取り崩して使っちゃってるってことぐらいは認識したほうがいいぞ。

お前だってテレビ欄にどんな惹句が載ってても真面目に取り合わないだろ。

それと同じ。


もうお前みたいな脳軟化サヨクなんてニコニコ動画のおつむ軽い小学生すら馬鹿にするようになってる。

馬鹿にされるだけのことを繰り返してきたからだよ。

それでも一切反省がなく、軽い言葉を撒き散らしながら、

真面目に相手してくれない世間を憎んだり見下したりし続けるんだよなお前みたいなタイプは。

一生他人と向き合わない人生だ。

ずーっと喚いてるのに。

非国民」「売国奴」もすっかり「市民権」を得た言葉になってしもうたな

まず、目にしても俺自身、それほど驚かなくなった

国民同士の過度の同調圧力ネガティブに働くというのは、

226事件全共闘など太平洋戦争前後の混乱、

さら現在も短期首相交代、極端な世論の揺れという形で現れている

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