はてなキーワード: ピペドとは
お勧めしません。名前には厚かましくも科学なんてカッコいい単語がくっついてますが、生命科学なんて科学でも何でもありません。ちょっとした仮説とただのブルーカラーな単純肉体労働で成り立ってるものにすぎません。
生命科学は一応分類上は理系に含まれますが、工学数学化学等とは違って、理数的な能力を活用できる場面に出会うことは殆どないです。細胞濃度とか溶液濃度みたいなクソ簡単な計算くらいしか出てきません。文系上がりの人間でも生命科学はできます。
理系で優秀な頭脳をお持ちの方が生命科学に進んでしまうと100%後悔します。絶対にやめましょう。
To make matters worse, 生命科学は理数的な要素が極めて少ないだけではなく、学生の将来のキャリアパスも非常に不透明です。学部か修士で出るんだったらまだ何とかなりますが、この分野で博士まで進学してしまうと非常にやばいです。早まってはなりません。
アンサイクロペディアのピペドの記事とか2chとかで生命科学の闇が頻繁に語られているのにもかかわらず、なぜか生命科学に足を踏み入れてしまうものが後を絶ちません。(私もその一人ですが.....) どの分野に進むかは熟考に熟考を重ねたうえで決めましょう。
後悔してからでは遅いです。
一にも二にも社会で応用できるような汎用性の高い専門技術が身につかないからです。生命科学系の研究を一生懸命やっても身につくのはピペット操作、PCR、トランスフェクション、、、、いずれも単純作業でしかありません。こんなの誰でもできます。
工学系で一生懸命やればプログラミングとかネットワーク構築とかができるようになります。めちゃくちゃ需要あります。
化学系で一生懸命やれば有機合成とか高分子合成とかができるようになります。こちらもやはり引く手あまたです。
もうわかりますよね?
生命科学の分野の頂点にいるのは医師です。医学部以外で生命科学をやっても勝ち目はありません。どんなに頑張っても一番最後のおいしいところは全部医師にかっさらわれてしまいます。
つまりどうしても生命科学を研究したいのであれば医学部に行くしかないのです。ピペドを搾取する立場に回りましょう。
また、非医学部出身者だとやはりミクロ(細胞)な視点に陥りやすくなってしまい、その点でも医師にはかないません。解剖学も学ぶべきです。
医学部に行けば医師免許という超強力な資格をゲットできるので、研究者としてやっていけなくなっても路頭に迷うことはありません。
生命科学の研究をやりたいけど医学部に入れる学力はないという状況にある人もいると思います。
はっきり言いますけど、医学部に入れない頭脳しかないのに研究者を目指すこと自体がばかげています。
バカが研究者を目指しても無残に散るだけです。変なプライドは自分の身を亡ぼすことになりかねません。何事にも素養が必要です。現実を認めましょう。
生命科学以外でも活躍できる場所はいくらでもあります。他をあたってください。
生命科学の唯一にして最大のメリットは医学部への学士編入が容易(ただし旧帝&トップ私大非医出身者に限る)であるということです。(私も今年度医学部編入試験を受験する予定です。多分受かります。)
しかし医学部学士編入するんだったら最初から医学部に行けばいいわけであり、やはり非医学部で生命科学をやった時間は大きなロスになると思います。
生命科学系はデメリットに比してメリットが少なすぎます。人によっては上記のメリットも当てはまらない場合もあると思います。この場合はメリットが一つもありません。悪いことは言いません。別の分野を選びましょう。
生命科学に関する良書は無数あります。独学で十分習得できます。生命科学はたしかに面白いですが、専門的に学ぶのはよしましょう。趣味程度にとどめておくのがよいでしょう。
もし既に生命科学の闇に引きずり込まれてしまった人がいましたら、そう急に脱ピペドしなくてはなりません。私のように医学部編入を目指すなり、プログラミングを勉強するなり、株やFXの勉強をするなりして保険をかけるべきです。現状のままずるずる行ってしまうと地獄を見ることになります。早く目をさましてください。時間は有限です。タイムリミットはすぐそこまで来ています。
ぐだぐだになってしまいましたが、やはり生命科学を学ぶなら医学部に行くしかないと思います。医学部に入れない程度の学力しかないのなら別の道に進みましょう。
現役のピペドです。
誰かミュータント洩らしてラボ停止にならないかな、とか、最後の系統引継ぎのときにラベルぐちゃぐちゃにしてやろうかな、などの空想をすることが増えた。
厳しいことを書くけど、こういう非合理的な思考に取りつかれる人間は自然科学には不適格だ。
これまでの教育が全く身になっていない。個人的には即刻退学して欲しいと心から思う。
名古屋大学でTgのシロイヌナズナが漏れたときは随分な騒ぎだったんだぞ。
君の人格を否定するような言動をする教員には問題があるかもしれない。
それで先生を告発するとかぶっ殺すとかならまだわかるが、草を逃がそうなんて頭狂ってるとしか思えない。
軟弱が下衆の肥やしになっているのは嘆かわしい限りだ。
先輩のデータ取り代行をさせられているなら、一般的な状況なら断ってよいと思う。
どうせ、教えてもらった分は働けとか言われるんだろうけど、先生がモノ教えるのは当たり前だ。
ゆとりとか情熱とか関係なく、君は君のやるべきことをやるだけだ。
アドバイスを2つしてみる。
研究のモチベーションの回復に効く方法が存在する。先輩や研究員は知っているので、必要なら聞いてみるとよいと思う。
学部生なら、昔使ってた教科書を読んでみるのが意外と面白かったりする。高校のでもなんでも見返してみると色々知ってる分、行間が読めるようになってて面白いという気持ちを思い出せる場合がある。
それから、メンタルヘルスに不調を抱えた場合でも、学校のカウンセリングを利用してはいけない。相談の内容が教員に筒抜けになることがある。
迷わず普通の病院にかかるべきだ。SSRIは意外と効くので、おすすめだ。
PCRが終わるので、この辺で。
グッドラック。
Q‥なぜ2000年付近にバイオブームがあったのでしょう。また、なぜ多くの人がバイオの博士に進み、路頭に迷ったのでしょう。近年のAIブームでData Scientistや機械学習エンジニアの需要が特に産業界で増加して、そっち方面の博士に進む人が増えそうですが、彼らはよっぽどのことがないかぎり、路頭に迷わないどころか場合によってはTJOさんのように世界的IT企業で高給にありつける可能性も大いにあります。かつてのバイオブームではそうした産業界へのニーズはなかったのでしょうか。産業界へのニーズがないのに良くわからないブームにおどらされ、多くの人が博士へ進み、勝手に路頭に迷ったのでしょうか。
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A..真面目に回答すると、バイオブームは多分ヒトゲノム解読計画が発端だったのではないかと。かつてのバイオブームはお題目こそ「バイオベンチャー創出」だったものの、明らかに大学・研究所のバイオ系部門の予算・人材調達という利己的な動機のために当時のシニア研究者たちによって徹底的に利用されしゃぶり尽くされた感があるんだよね。そこでは最初から産業界からの観点やニーズは無視され、とにかく大学・研究所のためのブームとして利用され続けた。故に日本のバイオ研究の大半は結局産業創出に殆ど繋がらず、そこで育成された博士ポスドクは皆あくまでもバイオ系のためだけに量産され他分野・他産業でも通用するような普遍的な能力を持たない、本物の「学者バカ」にしかなれず、いざ大学・研究所でポジションを見つけられない場合には速やかに全員食いっぱぐれる結果になったというわけ。ピペドがその最たる例。ちなみに惨憺たる結果に終わった日本のバイオブームが唯一歴史に残る成果として挙げたのがiPS細胞だと思う
ウホホホッウホホッウホホホ‼ うー!がぉー!
サドクしてひっちゃかめっちゃかしても仲良し! (ふっふっふー)
ワン・ツー・スリー!
Welcome to ようこそダイガクゥー!
任期切れ空に 指をそっと重ねたら
ララララ ララララ Oh, Welcome to the ドッポウゥ! (独法)
ララララ ララララ Oh, Welcome to the コッッケェン! (国研)
ようこそアカデミーア!
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<あらすじ>
突然、記憶喪失の状態でジャパリパークに現れた「しんそつ」。最初に出会ったピペドやラッキージョキョウ(任期付き)と共に、様々な場所で様々なポスドクの助けを借りながら、自分の職位を知るべく「面接」を目指す。
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博士をとってから大学で博士研究員として1年ほど働いたが、先日、民間企業から内定をいただいて大学を去ることになった。転職の活動をする中で思ったことを書き残しておきたい。自分と同じ程度に何も考えず、ちゃらんぽらんに博士課程に進もうとしている人の参考になればよいと思う。
1.スペック
男29 バイオ系 医学研究科所属(non-MD) 特筆すべき業績は無い
いわゆるピペド的な分野だけど、医学系に所属していたことが就職にプラスとなった模様。
1日6時間勤務で時給1670円。つまり日給1万円。額面20万程度なので、手取りは16~17万ほど。残業手当や休日出勤手当についての規定はいろいろ事細かに書いてあるが、残業や休日出勤は存在しないことになっている。生物相手の仕事なので6時間の中で全ての仕事を収めることが不可能である。場合によっては夜中に始めなければいけない実験もある。また、生物には曜日も関係ない。大学院生の頃、研究室に行かない日は年10日ほどだった。卒業前、ポスドクになってもそのペースで仕事ができると思っていたのだが、お金をもらう身分になるとそれができなくなった。給料が発生しないのに研究室に行くことが馬鹿らしくなってしまった。こういうことを言うと、休みがほしいと言ってるようでは研究者に向かない、と言われたりするのだが、そういう問題ではないだろう。だって、こちらは契約書を交わして雇用されている身分なのである。そういう意味では民間企業で働く人と同じだ。上の言い分がまかり通るなら、サービス残業ができないような会社員だって、その会社の仕事に向いてないと言ってよいことになるのではないか。少なくともこれまではてブ等で言われてきた基準から考えれば、即退職すべき職場と言えるはずだ。
これはうちの大学だけの問題ではなく、どこの大学でも聞いてみると似たような人が居る。教授たちはポスドクの生活について特になんとも思っていないし、月20万も出してやれば逃げていかないと思っているらしい。「サイエンスにサティスファイ」していれば飲まず食わずでやっていけると思っているのだろう。
それでも、百歩譲って、自分の好きな研究をしているなら、お金をもらわずに働いてもまだ納得がいく。しかし、雑務に追われて研究ができない大学教員同様、ポスドクも上でオーバーフローした雑用をこなしているだけで時間が過ぎていく。毎週末出張に行かされたり、インターンの学部学生の面倒を見たり、他大学の学生やスタッフに技術指導をしたり、シンポジウムの運営を手伝ったり、種々の書類を書かされたり、というのが日々の業務である。それでいて、世間からは、研究者なんて劇団員とか芸人とかそういう類なのだから待遇が悪くても仕方が無いだろう、お金がもらえるだけいいでは無いか、というようなことを言われるので腹が立つ。
活動期間はトータル4ヶ月。ただそのうち一ヶ月半ほど忙しすぎて何も動けない期間があった。覚えている限り、13社応募した。うち、3社は転職エージェントと音信不通になった。2社は転職エージェントから応募を断られた。残りのうち、4社は書類で落ちて、4社で面接に呼ばれた。最終的に2社から内定をもらった。
専門知識が活かせそうな職であれば、研究職、非研究職に関わらず応募した。そのため、最初は何がやりたいのかもはっきり固まっておらず、書類審査に通りにくかった。後半は、希望の業界や職種が絞れてきたことと、求人票から書類審査に通りそうなものがある程度わかるようになってきたので、思ってたよりもあっさり終わった。
巷では博士まで行くと就職が無い、特にバイオ系は終わっているというような話が多かったので、活動を始める前は心配していたが、別にそんなことはなかった。ただ、研究職に絞っていたらそう早く決まらなかったかもしれない。自分の実験技術はニッチな職人芸で、企業の研究で活かせるかというと微妙だったし、業績も研究職を目指すには寂しいので書類選考がかなり厳しかった。それに、やっぱり分子生物学を直接活かせる分野はまだそんなに無いというのも思った。
博士課程で身につけるべき専門性やスキルは、研究以外にも活かせる道があると思うので、研究以外のことにも興味を持てる人だったら、博士まで出たからといって特に就職で不利になることはないと思う(能力的に博士として平凡な人でも)。
4.博士進学すべきか
私は博士進学したことを全く後悔していない。ポスドク期間は精神的につらかったが、大学院生の間は、研究を通じてエキサイティングな経験ができたと思う。
博士を取るのは、学士や修士に比べたらかなり大変ではあるが、その分、達成感がある。私は基礎研究分野なので、その視点に絞って言うが、博士というのは世界で初めて誰も到達してない場所まで登り、そこから新たな景色を見せることができた人に与えられる称号だと思っている。博士課程で行う研究なんて、そうたいしたものではないけれども、でもどんな小さなことであれ、世界で一番になる経験というのはなかなかできるもんじゃない。だから、もし学部や修士課程で研究を面白いと感じているなら、その先の山まで登ってみることは悪い経験にはならないと思う。
もちろん、リスクやデメリットはいろいろあるし、向いている向いていないもあるけど、条件が合えばリスクは限りなく小さくできる。博士課程に進学しようと思ったらお金が必要であるが、親から全く援助が受けられなくても、プラス収支で博士課程を卒業することは不可能ではない。最近、貧困の原因になっているとも言われている学生支援機構の奨学金だが、大学院で借りた奨学金は3分の1の確率で半額または全額が免除されることはあまり知られていないのではないか。免除されなかったら大きな借金を背負うことになるのでハイリスクな賭けではあるが、単純なギャンブルではないので勝率を上げることはできる。免除される枠は大学ごとに割り当てられているので、学内の相対評価で勝てれば良い。背伸びして良い大学院に入ると大変かもしれないが、小さな大学でアクティビティの高いラボに入れれば免除される可能性はかなり高くなる。私もこのパターンで、日本全体では平凡な大学院生だったと思うが、所属大学では上位に入れた。それから、最近はお金を出してでも学生を囲いたい大学院もあるから、この辺をうまく使えればお金がなくても進学は可能である。卒業後の就職のことに関しては上に書いたとおりである。実感として、そんなに不利だとは思わなかった。研究を続けるか別の道を歩むかの決断はあるかもしれないが、仕事を見つけること自体は難しいことではない。
優秀な人が将来の懸念から、博士過程を避けるようになっているという話をよく聞く。それがどの程度本当なのか私はよく知らないが、本当だとすれば残念なことである。真に優秀な人はおそらく研究者として残っていけるだろうし、別の道を探すことだって難しくはないだろう。重要なのは進学前の情報収集だ。良い指導者(色々な意味で)に出会うことは極めて重要である。
5.学術界に言いたいこと
それはそうと、博士課程を卒業した後、ポスドクの待遇は酷い。なんなら、学生のころよりも生活が苦しくなったりする。私の待遇でも、社会保険と厚生年金に入れるだけ全体としてはマシだと言われるようなレベルである。
博士まで取った人なら、仕事くらい自分で見つけてこられるだろう。だから、別に今いるポスドクをみんな救済しろと言いたいわけではない。ただ、せめてルールくらい守れと言いたいだけだ。大学や予算枠の規定で仕方がないのか知らないが、秘書や実験補助員と同じ枠でポスドクを雇用し、ポスドクにだけ特別な暗黙のルールを適用することはいい加減やめた方がいい(秘書や実験補助員は定時で帰るし、定時で帰れるように配慮される)。本来、研究者を時間給で雇うのが間違いなのだが、全員を正規雇用できないというのもわかる。だから、正規雇用されなくてもいいから、パートタイムで雇うならその規定をきっちりと適用してほしい。そんな中途半端な研究者は要らないと思うなら雇わなければいい。自分だって、ボスからポスドクとして残ってほしいと言われたから残ったのである。必要だと思うなら、必要性に応じてお金を出せばいいし、出せないなら逃げられても文句は言わないでほしい。
6.まとめ
大学院は超エキサイティングだったが、ポスドクの待遇が酷いため研究をやめることにした。
博士進学および研究は人生を賭けた博打であり、勝つためには運が多大に必要である。しかし、単に運だけで決まるわけではない。そこそこ得たいものを得て降りることは可能である。研究の過程を楽しく思えてかつ優秀な人には博士進学を勧める。
わたしは就職二年目の修士卒ピペド。パートタイマーの実験補助員(肩書きはプロジェクト研究員)。六時間勤務。今年は卒業研究の学生さんが配属されてきた。学生は一生懸命。とても真面目に勉強をする。わたしは彼女の教育係を任された。正直言って荷が重い。ルーチンの実験室管理、自分の研究(のまがいもの)、それに加えて学生の教育とは。教育係は自分ひとり。上司は自分の仕事ででずっぱり。他のPDや学生は皆無。学生を教育しようというムードは上司には皆無だ。だから結局わたしのようなパートのおばちゃんに教育をまかせる。これってちょっとおかしくないか。今日も優秀な学生が食いつぶされていく。
わたしがもっと優秀な研究者だったならよかったかもしれないがそうではなかった。言うてパートタイマーの実験補助員だ。学生教育といっても、実験計画は上の指示のまま組んで、参考論文を投げるだけ投げて、放置プレイ安定。学生の質問には答えるけどそんなにうまくこたえられる気がしない。だって自分じゃ今はもうほとんど論文を読まない。上司の顔色をうかがいながら、上司の意向を汲んで、たぶんろくな結果も出ないとわかっている研究を科研費を浪費して実験をする。それがわたしの仕事だし上司がわたしに望んでいること。自発的で創造性のある研究は求められていないのでやらない。だって実験計画に意見をすると上司が目に見えて機嫌を損ねるしめんどうくさい。自分から自発的になにかをしようとすると仕事が際限なく増える。そんなことをすると定時に帰れないし残業代も出ない。ブラック企業の上司のようなことになっている。かつて自分が研究室でそういう先輩に悩まされたというのに。でもやる気が出ないのだ。
ただ学生が不幸だなと思う。うちの教室はたぶん、もっと不真面目で出来の悪い学生にとってこそ居心地のよい場所であって、貴女のような高い志を持った人間が来る場所ではなかった。えっ 修士もうちの教室にのこるの? おいおい、正気かよ……。わたし、もっとがんばったほうがいいのかな。でも正直もう限界だし、学生への申し訳なさと劣等感も募るし、上司はクソだし、オレノカラダハボドボドダー
生物系の研究室に所属したものならわかると思うが、多くのラボで大なり小なりあの手の異常を経験してるだろう。
自分自身さすがにあそこまで酷いのは見たこと無いが、表に出てこないだけであのレベルは必ずある。
早稲田だからじゃないよ。東大にも京大にも旧帝大地方国立大どこにでもある。バレてないだけで。
だから、小保方はじめあいつらの罪は変わらないが、あいつらだけの問題ではない。構造的な問題が原因だ。
振り返ること1980年代。分子生物学による遺伝子クローニングが技術的に可能になった時代。ハードワークで遺伝子をクローニングすればCellやNatureに載った時代。
アメリカにわたったハードワークだけがとりえの脳なし研究者は華々しい成果をあげて凱旋帰国し、大学院重点化とあいまって次々とアカデミックポジションを獲得していった。
彼らはハードワークこそが研究だと微塵も疑わず科学倫理や科学論理を考慮していない。というかその本質を理解できていない。
ポスドク一万人計画によって生まれた大量の過剰ポスドクは団塊ジュニア世代なので今40前後であり、脳なし教授が帰国したころに学位をとってる。
なので、彼らはギリギリその上の世代のまともな教育を受けてきてる。なかには脳なしに感化されて脳なしになったのもいるが。
だが、脳なしが教授になってしまったら、その下につく准教授や助教は当然脳なしハードワーカーになる。ポスドクも学生も脳なしハードワーカーが好まれる。というかまともなのは淘汰されてしまう。ピペドという揶揄はこいつらのせいで生まれたとも言える。
つまり、現在35歳以下では、稀に存在する素晴らしい教授の下で教育を受けていないかぎり、脳筋ハードワーク病におかされておりCNS絶対教を狂信しているのだ。
そして盲目的な信仰によって病をこじらせていき、”要領”という名の不正をはじめる・・・。まじめにコツコツやっている学生やポスドクを「要領が悪い」とバッサリ切り捨てるのだ。では何をもって「要領がいい」とするのか?その答えがSTAP問題にあらわれている。
多くの人は、あの女がおかしかったんだ、と思ってるかもしれない。たしかにおかしいけども、おかしいのはあの女だけじゃないんだ。
今の日本の生物系は構造的に腐敗している。崩れ落ちるのを待つだけだ。
外の人は、いやいやそれでも日本を信じようって言うだろうし、信じて欲しいとも思う。自分も中の人だが信じていた。
でもね、この一連の状況を見て愕然としたし、本当に本当に日本の科学の終わりが始まってたんだなって。いや、終わりの始まりじゃなくて、すでに終わってた。