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はてなキーワード: 模倣とは

2024-03-19

anond:20240319092902

AI勉強したことあって紙の上で計算できるけど

人間にいつかは追いつくのかもしれないけど今のAIというかニューラルネットワーク人間の脳を模倣してるわけではないで

刺激に合わせて変化する神経細胞「的」なものを使ってるだけで構造とかは全然違うしそもそも人間の脳の構造はよくわかってない

そりゃ人間の脳の構造模倣し続ければいつかは人間レベル能力に到達するだろ

AI人間レベルにはなれないって言ってる奴は唯心論者なのか?

2024-03-15

anond:20240315183921

「せんせー なんで〇〇?」

と呼びかけることは文体模倣なので著作権侵害にあたります

 

っていうルールがあったらうかつに発言もできなくなって困りますよね

絵師個性である絵柄を模倣する」「絵師アイディアである構図も模倣する」ことしかできない生成AI違法コピー機しかなく、利用・開発・消費を法的に規制断罪もできないなら、それは法の不備が原因。

生成AI違法犯罪補佐システムであることは揺るがしようの事実なのに、この程度のことが分からない馬鹿が多すぎる。

ファミコンコピー機蔓延してた、あるいはビデオダビング増殖して回し見してた時代から権利意識が全く更新されていない。

その権利意識の古さを恥じた方がいい。

anond:20240315164713

一つ言っておくと、これclaudeで元の文を模倣させてバリエーション作ったの。引用じゃないよ

おもろかった?あと俺は誰?

2024-03-12

anond:20240312094337

宮崎駿の絵柄とか鳥山明の絵柄とか、フォロワーはたくさんいるだろうけど模倣のままで終わってないってだけやろ。

2024-03-11

anond:20240311120834

引用著作権法で認められた正当な権利だけど

私の文章引用することは禁じますみたいに主張する人が居たら批判されるだろうね

他人の持ってる権利制限しようとしているわけだから

絵師他人が持ってるアイディア模倣する権利制限しようとしているか批判されるんだろう

結局マスピ顔が最強って訳

追加のLora学習で綺麗系の絵柄を模倣したりしたけど、

結局、おかずガチャするなら定番アニメモデルだけいれて、

マスピにセックス性癖を1つだけと言う単純なプロンプトで回数回すに限る。

最大多数がエロいと感じる絵柄を抽出しているだけあって、

単におかずと言うだけの観点で見れば最高にしこいものをお出しになる。

何も考えるな。マスピに委ねる。マスピは全ての性癖をお赦しになる。

2024-03-10

anond:20240309230736

鳥山明の絵というのはネット模倣者がたくさんいてそっくりに描ける人が多くてアシスタントに困らないだろうなあという人がアシスタントあんまり使わないという話は面白いと思いました。

でもよくよく考えてみると模倣やすいというのはそれだけデザインが優れているというか出来るだけ描きやす設計されているということなのかなとかとも思いました。

anond:20240310065604

大卒がやってた仕事海外から労働者AIに取って変わられた

我々が居丈高に掲げていた「人間創造性」とやらは、所詮模倣の積み重ねでしか無かった。

無関係他人今日SNSを通じて隣に座ってくる。自分の爪が美しいことを自慢してくる

その食事は、我々下々の者が担う。

身を粉にして手に入れた賃金は、医療関係者に吸われて消える。

ありがとうございました、と言える余力はもうない。

2024-03-09

anond:20240309153510

クラスで、「え〜⚪︎⚪︎君すご〜い」って言われてたのが、AIのせいで、もう言われなくなってしまうかもしれないから。

模倣とか経験とかトップとか雑魚とか、難しい言葉を使うほどコアになる感情から離れていく。

臆することな真実に目を向けたまえ。

AIやってるのってクリエイター気取ってる雑魚ばかりなのなんで?

生成AIパターン類似するものしか作れない仕組みだと、表現切磋琢磨してるクリエイターと違って、それっぽい絵を出せれば満足なレベルの人だけ居場所を奪われるから

トップクリエイターはより良い作品づくりのため論理的ものごとを考えて作品に反映できるのに、クリエイター気取りは論理的思考ができないから?

プロは先人を模倣してきたか模倣されるのは未来クリエイターのため当然と捉えてたり二次創作されたりしてきたけれど、雑魚はそういう経験がないから?

2024-03-08

鳥山明って言うほど天才漫画家か?

デザイナーイラストレーターとしては間違いなく巨人だったと思うが、ストーリー漫画家としてはどうなの?(ってこの追悼ムードの中では言い出せないのでここに書く)

ドラゴンボールの後ろ半分はインフレ自己模倣に終始していたし、DB後は大きな仕事をする意欲さえ失っていた。

巨大になりすぎたDBの連載終了が許されなかったって事情はあるんだろうけど、もっと活躍する道もあったのではないだろうか。

2024-03-07

anond:20240307101730

絵柄の保護=>

既存法律と不整合な上にそもそも絵柄に著作権を認めようとしても類似した絵柄を持つ作家は他にも多数いるわけで著作権帰属を明確に出来ないために不可能

AIのみ絵柄の模倣禁止、というのも合理的根拠がない。

学習禁止=>

世に出した時点で誰でも学習させることが出来るので取締コスト無限大に近く実質的不可能、そして有限のリソースを割いて取り締まろうと作家の怒りが個人的スッキリするぐらいの効果しかなく明らかに費用対効果に見合わない。建前的に税金運営されてる警察イラストAI学習を取り締まれとか世論が納得するわけがない。

大体無差別学習したモデル学習させたかの立証は困難だろうし、Loraみたいな特定学習をしたモデルであっても海外では違法ではないしそれをDLして使えばいいだけなので意味がない。Lora全般使用禁止するのも根拠がないし、特定のLoraモデル学習禁止対象のもの使用したものかどうかユーザー判断するのも困難だし使用したところで何らかの明確な損失が発生するわけでもないのでこれを取り締まるのも明らかにやり過ぎである

2024-03-06

anond:20240305041504

イラストしろ音楽しろそもそも模倣から始まるのは人間宿命ではある。言語からして親をはじめとした他者の真似事によって習得するもの

で、それとAI学習と何か関係あるの?JavaJavaScriptを同列してなんか語った気になってるみたいなやつ?それで?

AI学習合法で押し通してたら転売屋みたいな扱いになるのでは?

AI学習著作権法30条の4で合法なんだが? の言い分は1000回くらい見た。まあ実際そうなんだけどさ、合法なら世間に許容されるとは限らないよね。

転売行為がそう。買ったものをそれ以上の値段で売る、これは合法であり咎められる理由はない(場合によっては違法です)。のだが、社会的には迷惑行為いであ転売屋はボロカスに罵られるのが常である。様々な理由から違法でなくとも、他者に害である認知されればそうなるのだ。

昨今のAI技術転売には共通項がある。「誰でも簡単に扱えるようになった」ことだ。スマホ一つでメルカリから転売できることであらゆる商品転売屋がむらがるように、生成AI簡単に作れることでフェイ画像や声の模倣、絵柄の模倣なんかがどんどこ増えている。AI学習の害が実例として広まりつつある。

少数なら見過ごせる行為も、閾値を超えれば対策をとらざるを得ない。メーカー店舗転売対策コストを割かれ、真っ当な購入者は不便を強いられることもある。

さすがにAI学習転売行為がまったく同じだとは思わないよ、例え話。とはいえ重要なのは合法であってもやりすぎたら世間から忌避されるよ、ということ。

忌避しても合法で押し通されるなら、利用される側は勝手対策をはかることになる。現に絵描き間ではスクレイピング対策として画像に微細なノイズ処理をかける行為が広まりつつある。いずれネットにあがるデータはそうした処理が自動で施されるようになるかもしれない。そうなったら誰も得しないんじゃない?

皆が考えている「画像生成AI規制法案」をマジで教えてほしい

日本政府画像生成AIに対する現在スタンス問題視する人たちは、主に

①絵柄を保護されないのはおかしいよ

②誰でも悪用できるから現行法では追いつかないよ

の2点を主張している。

ここで、その問題提起が受け入れられ、「画像生成AI規制法」が制定されることを想像しようと試みた。

しかし、ネット共感を集めている主張は「なぜ画像生成AIは悪なのか」という話ばかりで、「どのように規制すべきか」の話をほぼ誰もしていないことに気付き、途方に暮れてしまった。

まず①について、「絵柄をどう保護すべきなのか」が分からない。

②については、「追いつかないことにどう対処すべきなのか」が分からない。


ぜひ、皆が考えた最強の「画像生成AI規制法案」を教えてほしい。

追記:

かに前提から間違ってたかもしれない。絵柄に関係なく、無断学習のもの規制すべきという立場の人も相当数いる。

とはいえ、そういう立場からも具体的な規制案はあまり見かけないから、この場で教えてほしい。

追記追記:

YN0001 絵柄の規制を狙ってる人は少ないのにそこに争点があると見せかけた絵師叩きでしょ。この人いい加減にしなよ。絵師勝手学習されない権利学習時の許諾を求めてる人が多い

争点を見誤ったのはこちらの落ち度だけど、むしろ自分は非建設的な対立煽り/絵師叩き増田うんざりして書き散らしたわけで、絵師を叩くつもりは一切ない。

てか自分が「この人」だとしたら追記で訂正しないでしょ。

2024-03-04

anond:20240304070647

>それでも違法とするならば人間絵師の絵も「似た絵」をアウトにする変更が必要になります

いや、だから、君は誰?

AIによる模倣」も「人間絵師による模倣」も同様に損害を被るか否かを判断するのは、その真似された絵の権利者達です

何の権利もない人が横から出てきて、それならば人間絵師の絵もアウトにする必要があります!って、それは誰のための理屈?誰のためにアウトにしたいの?

anond:20240304131018

ブランドものファッションなんてすごいスピードかつ物量で模造品や模倣品が作られるけど、

それでも生き続けているのはまさにブランド価値なんやなあと思わされる

あと行き過ぎたやつにはちゃんと法的措置に出る力か

「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」の元ネタ探求をしましょうね

いくつかバリエーションがある

無人島に[ジャンル制限]をn個だけ持っていくなら?」

無人島に[本]をn個だけ持っていくなら?」

無人島に[レコード]をn個だけ持っていくなら?」

……のような

[本]の場合に「聖書」という回答が西洋メジャーなことから元ネタ日本以外なのだろうとあたりをつける

調査の初手はとりあえずこれ

Desert Island Discs - Wikipedia

Desert Island Discs is a radio programme broadcast on BBC Radio 4. It was first broadcast on the BBC Forces Programme on 29 January 1942.[1]

Each week a guest, called a "castaway" during the programme, is asked to choose eight audio recordings (usually, but not always, music), a book and a luxury item that they would take if they were to be cast away on a desert island, whilst discussing their life and the reasons for their choices.

Desert Island Discs は、BBC Radio 4放送されているラジオ番組です。1942 年 1 月 29 日に BBC Force Program で初めて放送されました。

番組中「漂流者」と呼ばれるゲストは毎週、8 つの音声録音 (通常は音楽ですが、常にそうとは限りません)、本、そして船で漂流された場合に持っていく贅沢品を 1 つ選ぶよう求められます無人島での生活とその選択理由について話し合います

このラジオ番組存在から1942年時点で「あるあるネタであることは確認できる

アメリカ一コマ漫画で「無人島もの」というジャンル存在する……が、それが特に流行ったのはだいたい19世紀初頭頃の出来事なので"Desert Island Discs"とそう時代は変わらない

普通に考えれば『ロビンソン・クルーソー』以降なのよ

ロビンソン・クルーソー』は1719年4月25日出版された

これが売れて多くの人に読まれたからこそ"Robinsonade"というジャンルまで生まれ

Robinsonade - Wikipedia

Robinsonade (/ˌrɒbɪnsəˈneɪd/) is a literary genre of fiction wherein the protagonist is suddenly separated from civilization, usually by being shipwrecked or marooned on a secluded and uninhabited island, and must improvise the means of their survival from the limited resources at hand. The genre takes its name from the 1719 novel Robinson Crusoe by Daniel Defoe. The success of this novel spawned so many imitations that its name was used to define a genre, which is sometimes described simply as a "desert island story"[1] or a "castaway narrative".[2]

ロビンソナード (/ˌrɒbɪnsəˈneɪd/) は、主人公が突然文明から切り離され、通常は難破するか人里離れた無人島に置き去りにされ、手元にある限られた資源から生き残るための手段即興で考えなければならないフィクション文学ジャンルです。 このジャンル名前は、ダニエル・デフォーによる 1719 年の小説ロビンソン クルーソー』に由来しています。 この小説成功により、非常に多くの模倣作品が生み出されたため、その名前ジャンル定義するために使用され、単に「無人島物語」[1] または「漂流者の物語」[2] と表現されることもあります

ということは、探すなら18世紀か……

一応シェイクスピアの『テンペスト』も孤島が舞台になる物語だけど…

1611年頃

一応英wikipediaの"Uninhabited island"の"In literature and popular culture"の項にはもっと古い作品について言及がある

Uninhabited island - Wikipedia

The first known novels to be set on a desert island were Hayy ibn Yaqdhan written by Ibn Tufail (1105–1185), followed by Theologus Autodidactus written by Ibn al-Nafis (1213–1288). The protagonists in both (Hayy in Hayy ibn Yaqdhan and Kamil in Theologus Autodidactus) are feral children living in seclusion on a deserted island, until they eventually come in contact with castaways from the outside world who are stranded on the island. The story of Theologus Autodidactus, however, extends beyond the deserted island setting when the castaways take Kamil back to civilization with them.[8]

無人島舞台にした最初小説は、イブン・トゥファイル (1105-1185) が書いた『ハイイ・ブン・ヤクダン』で、次にイブン・アル・ナフィス (1213-1288) が書いた『テオログス・アウトディダクトゥス』が続いた。 両方の主人公(『ハイイ・ブン・ヤクダン』のヘイイと『テオログス・アウトディダクトゥス』のカミル)は、無人島で人里離れて暮らす野生の子供たちだが、最終的には島に取り残された外の世界から漂流者たちと接触することになる。 しかし、テオログス・アウトディダクトゥスの物語は、漂流者たちがカミル文明に連れ戻す無人島の設定を超えて広がります。 [8]



こういうmeme的というか、とりとめのない雑談あるあるネタがいつから存在するかって探すの超大変だ

残念ながら"Desert Island Discs"の1942年以前ではっきりと「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」のようなmemeの記述発見できなかった

何故調べる事になったかって、なんもかんもこのツイートのせい

https://x.com/Circle_Halberd/status/1762628685679464845?s=20

有名な「無人島ひとつだけ持って行けるなら何?」という問答の元ネタ坂本龍馬

坂本龍馬は「国ぜよ」と答えて勝海舟を驚かせたという。

……という嘘豆知識

正直フフッと笑ったが、それはそれとして本当の元ネタが気になるのじゃわしは

wikipediaの"Uninhabited island"の以下の記述

The term "desert island" is also commonly used figuratively to refer to objects or behavior in conditions of social isolation and limited material means. Behavior on a desert island is a common thought experiment, for example, "desert island morality".[3]

無人島」という用語は、社会的孤立し、物質手段が限られている状況での物体や行動を比喩的に指すのにもよく使われます無人島での行動は、たとえば「無人島道徳」などの一般的思考実験です。

これの出典がOEDになっている

ひょっとしたらOEDに私の欲しい情報があるかもしれないが、OEDをすぐさま読める環境にないな……

人々が「無人島にもし漂着したなら?」というIFを雑談ネタとして共有できるということは大航海時代以降……"Robinsonade"というジャンル一般認知されている環境……であるはず

しか調査頓挫、有力情報がひっかかるまで塩漬けにする

へたすりゃギリシャ神話時代までさかのぼることが出来るネタかもしれん

オデュッセイア』とか……アルゴー船の冒険の話とか……船旅のエピソードがあるので、無人島に関するなんらかのミームの源流がそこにあっても驚かない

そうなったら手に負えん

日記

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改めてこれを参考に探し直すか……元気な時に

元祖や系譜、起源、お約束、新語などに関する「まとめのまとめ」&関連リンク 『初出・系譜ポータル』 - Togetter

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ちょっと方針を変えてみるか

19世紀後半〜20世紀前半ごろがこの問答が定番になった時期である、という可能性を探りましょうね

近代的なレジャーとしてのキャンプとか、ボーイスカウトとか……サバイバルスキル知識一般に広まったのがおそらくこの時期

その知識がないと無人島何持ってく問答は発展定着しにくいかもしれない

いやーでも聖書って回答が多いって話があるならサバイバルスキル知識関係なさそうに見える……

聖書って回答が多いってのはどこ情報ソース無いですやん

→初期の定番問答は本を問う形式だった可能性もある、なんともいえん

サバイバルガイド的な本が19世紀刊行されてないかを調べてみるか

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"Desert Island Discs"の1942年以前で「もし無人島ひとつだけ持ってくなら」のようなmemeの記述発見

無人島に本を一冊だけ持ってゆくとすれば: ケペル先生のブログ

このことを最初に明言した人はだれだろう。明治期にドイツ系ロシア人哲学者東大で教鞭をとり、学生の人気を集めたラファエル・フォン・ケーベル(画像1848-1923)らしい。彼は「ケーベル博士随筆集」のなかで「無人島に1年間流されるとしたら、自分が選んでもってゆく一冊は、まず聖書である」と述べている。かれは次に、「ファウスト」「ホメロス」「ドン・キホーテ」、ニーチェのものベートーベン楽譜などをもって行きたいと書いている。しかし有名なデフォーの「ロビンソン・クルーソー」(1719)のなかで絶海の孤島に流れついた主人公が「聖書」を読んで信仰の支えにしたことを書いている。

発言時期が不明だが、この方は1923没なので"Desert Island Discs"よりおそらく古い

ケーベル博士随筆集』という本に記載があるらしいが……図書館に行かないと読めない類の本だな

しかしやはり『ロビンソン・クルーソー』が念頭にある発言か……

見立ては大外れしていなかったか

さて、さらにこれ以前に遡れるだろうか?

もうちょっと古い時代にも言及がありそうな雰囲気はある

ケーベル博士ロシア出身日本にやってきた人で、"Desert Island Discs"はイギリスラジオ番組

20世紀初頭には世界中で認知されている定番ネタということじゃないか

しかインターネットだけでの調査はそろそろ限界

本があるならいくらでも読むが、どの本を読めばいいかのあたりをつけるのが難しい

ここらで再び調査打ち切り、有力情報がひっかかるまで塩漬け

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ん……なんか別のバリエーションを見つけてしまったな

ゲーテが『私が獄につながれ、ただ一冊の本を持ち込むことを許されるとしたら、私は聖書を選ぶ。』という言葉を残しているらしい

この発言の出典元文書ちょっとすぐには見つけられていないのだが

偉人名言は「実は言っていない」ってことが往々にしてあるから疑ってかかるスタイル

ゲーテの生没年は1749~1832

無人島に持ち込むものは何問答と直接の関係はないかもしれないが、一種クローズド環境に何を持ち込む?という発想はこの時代からあったということ

Robinsonadeの流行で便利なクローズド環境として無人島一般認知された?

元々「閉鎖環境に一冊本を持ち込むなら」という発想が存在した(その一冊とはたいてい聖書、なんというか最初から聖書という答えありきの仮定に見える気がする)
↓
Robinsonadeの流行で閉鎖環境として無人島が定着した
↓
メディアの発展で本以外(レコードなど)も問われるようになった
↓
さら時代下り、持ち込めるものジャンル制限になった

みたいな流れという仮説を立てれそうだが……

まあまあ、結論を急ぐことはない

頭の片隅エリアにこの疑問を保管してこの疑問は一旦クローズ

イラストAIについて考えてること

人間が画風を模倣するのはOKだが、AIが画風を模倣するのは量の違いかNGにしてほしいという意見がある。

正直自分は大して絵を描いていないので、心から共感はできないが理解はできる(AIが描いたかどうかをどうやって証明するのか、画風が似てるかをどう判定するか、田中圭一のように人力で絵柄を模倣した人間の絵を許可を取って学習させたらどうなるかなど、考慮すべきケースが多すぎて実現ハードルが非常に高いとは思うが)。

ただ、こういうときに、ちょっとした思考実験を考えてしまう。

人間と会話ができ、長期的な関係を築けるAI想像してほしい。ドラえもんでもなんでもいいが、まあそういった作品想像していただきたい。

そういったAIが、イラストに限らない汎用的な学習能力を持っており、かつ人間のそれを大きく超えていたとしよう。

もしそのAIが、「俺、この作家さんの絵が好きなんだよね。模倣してみよっかな」と言い出したら、僕はどう答えるだろうか。

彼が大切な親友だったとしても、「お前は量が違いすぎるからやめろ」と言い放てるだろうか。

なお、この思考実験に出てくるAIは「イラストに限らない」というのが重要だ。イラストに限るのなら「そんな機能搭載しなければよい」という話になるかもしれないが、家事等を手伝わせたいなら汎用的な学習能力必要なはずで、結果的イラストも描けてしまうかもしれない。

まあ、正直やり尽くされた思考実験かもしれない。

ただ、Xで似たような思考実験をしてる人を探すワードが意外と思いつかなかったので、ここに自分思考の整理も兼ねて書いた。

2024-03-03

生成AI推進派が触れたがらない海賊版データ問題

文化庁AI著作権についてのパブコメの結果が話題ですね。自分も2万件超のコメントの一つです。副業程度の収入を得ているアマチュア絵描きとして、生成AIには何らかの規制必要であるという立場コメントを送りました。

主要な問題としてコメントに書いたのが、生成AI学習海賊版違法アップロードコンテンツ)が使われている問題です。


https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_07/pdf/94011401_01.pdf


文化庁PDFの30〜32ページに海賊版、つまり違法アップロードされた書籍写真動画、絵などをAI学習に用いることについての意見が並んでいます文化庁見解としては、生成AI事業者海賊版であると知ったうえでコンテンツ学習に用いた場合事業者権利侵害責任を問われる可能性があるとの考え方のようです。


現行の生成AI海賊版学習なんてしているのか? 確実にしているようです。画像生成AIひとつNovelAIが、海外無断転載の温床であるDanbooruから学習していると公言したりとか、MetaがAI学習使用したデータセットが膨大な海賊版書籍によるものだったとか、さまざまな話題があります

もとより、ウェブには権利者に無断でアップされたもの創作物だけでなく写真なども含む)が溢れかえっていることは周知の事実です。ウェブから効率よく膨大な学習データを求めれば、そうしたコンテンツが混ざってくることは当然なわけです。それを承知のうえで、生成AIの開発は行われている。

これはクリエイター企業著作権にとどまる問題ではありません。海外では、画像生成AI学習データ児童ポルノ個人プライバシーに関わる画像が含まれていることも指摘されています自分の知らないところで自分の写った写真ウェブに放流されAI学習対象になっている、ということもあるのです。


「たとえ海賊版個人情報でも学習データにするだけなら違法ではない」と反論がありそうです。

ですが仮に、ある漫画家が「海賊版サイト漫画を読みまくって漫画勉強しました」と発言したら、とうぶん仕事を失うでしょう。違法行為であるかは別として社会的倫理的に許されない行為であることは明白だからです。

となれば、生成AI学習海賊版を用いることも同様に許されないでしょう(特にAI肯定立場から言われる「人間学習AI学習は同じ」という見方ならば)。

クリエイターが、海賊版学習したAIをそうと知って自身創作に使うことは、間接的な海賊版容認とも見なされるかもしれません。

倫理的学習方法によって成り立っているのが生成AIの現状です。批判的な立場からクリーン学習データによるAIが求められるのはこのような理由もあるわけです。


残念なことに、生成AI肯定・推進する立場の人々はこの学習データ問題に触れたがりません。自分の見てきた範囲ですが、本や記事SNSで、ここに真摯に向き合っている人はいません。

ディープフェイクや特定個人模倣などの悪質なAIの使い方だけが問題だ」という主張をし、その範囲では厳しく批判をする人はいます。もちろん悪質な使い方は許されません。しかし、自身の使っている生成AIがその学習の成り立ちから倫理的である可能性には触れません。認めると面倒なことになるのがわかっているからでしょう。

反発の声を都合よく切り取り、身勝手に新技術忌避している反AIというくくりで片付け、本来問題から目をそらしているのです。


生成AI開発者利用者も、まずこうした事実を認めて、横暴なやり方で莫大な学習データを確保し、その問題無視して利便性のみで強引に生成AIを普及させているという現状に向きあうべきです。

学習データ無作為な広範さが、ディープフェイクなどの悪事を容易にし広めていることも認めないといけない。そこから改めて、あるべき生成AIのあり方を考えないといけません。

許可を得たクリーン学習データのみを使用し、データ概要は開示すること、これが必要です。

AIの普及が避けられない、技術進歩は止まらない、と言うのなら、その過程で誰かを踏みつけにしない努力も払うべきです。生成AI批判する人の大半は、技術の発展に反対しているのではなくそ過程理不尽に反対しているのです。

2024-03-02

絵師さんは何もおかしなことを言っていない

もう分断を煽るのはやめませんか

現在混乱を招いている要因は、おそらく以下の二つ

   

1. 著作権法第 30 条の 4 ただし書き解釈

2. それぞれがAIを異なる意味で使っている 

 

 

著作権法第30条 4 ただし書きの解釈

AI利用に向けて改正されたとされる著作権法30条の4は AIならなんでも許されるというわけではない。以下のように条件がついている。

  

著作物は,次に掲げる場合その他の当該著作物表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人享受させることを目的としない場合には,その必要と認められる限度において,いずれの方法によるかを問わず,利用することができる。ただし,当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者利益を不当に害することとなる場合は,この限りでない。

 

 

この辺りの解釈について紛糾している様子。

同30条の 4 は平成30年当時、事業者研究者によるAI利用を想定していた。現在では一般市民AIが広く普及し状況が変わってきたこから、同条の適応範囲について再整理を図るという趣旨で公開されたのがAI著作権に関する考え方について(素案)」

そして素案に対するパブリックコメント募集した、というのが現在の流れ。

 

 

  

それぞれがAIを異なる意味で使っている

 

 

 

それぞれは別におかしなことは言っていないと思う

 

 

反反AIネット上にある全ての絵をクロールしているんだよ!お前の絵だけ除けるか!」

 

たぶん、CLIPのこと。テキスト画像翻訳を行う。犬の画像を見て「犬」識別することができる。

ネット上のあらゆる画像テキスト学習することで作られた。OpenAIによって公開。画像生成だけではなくいろんなところに使われている。

  

  

  

PixivAI学習禁止です」

たぶん、画像生成器(拡散モデル)のこと。

画像生成AIテキストエンコーダ(CLIP)と画像生成器の組み合わせでできている。stable diffusion等は拡散モデルを使っている。

   

拡散モデルこんなかんじ

1. イラストを用意する

2. イラストノイズを振って汚す

3. 汚れたイラストから元のイラストを予想させる

 

学習を繰り返しノイズを増やしていくと最後ただのノイズから画像を出力する 連想ゲーム絵師誕生する。連想ゲーム絵師連想しかできないので自分が描いたものが何かわからない。犬を描いてといっても車を描いてくる。なので CLIPが誘導したりダメ出ししたりする。

 

拡散モデル学習に使われるイラスト

どこかのイラストサイトデータベースを使っているはず。「著作権的に安全な〜」みたいな触れ込みのやつはどこかのデータベースを購入して使っているんだと思う。

Pixivの主張は別におかしくない。このあたりはAI著作権に関する考え方について(素案)p7」(エ)において解説されている。"robot.txt"への記述によりAI学習を行うクローラーアクセス制限しているにも関わらず、勝手学習に使うことは「データベース著作物潜在的販路を阻害する行為」として著作権違反になる(Pixivが将来的に本当に販売するかどうかは置いておく)

 

 

絵師AI学習禁止です」 

追加学習(LoRA)のこと。

既存モデル数枚のイラストを追加学習させることで絵柄を模倣ファインチューニング)する。

特定絵師さんのイラスト勝手に使う者がいるようでトラブルになっている。

 

絵柄に著作権はないのでは?

絵柄に著作権はない。学習の際に行われる複製が著作権侵害にあたるかどうかが争点になっている。

 

著作権法30条の4 より

  

この辺りは「AI著作権に関する考え方について(素案)」及びパブコメの返答に現状の解釈が示されているので興味のある方はどうぞ。

(p6. 特定クリエイター著作物のみを用いてファインチューニングを行う場合〜を参照)

※ここははっきりとは断定していないので自分で読んだ方が良いと思う。

  

(私の読解:)

程度問題ぽい。よくある画風なら問題にならないけれどはっきりと特定絵師さんとわかる感じだとダメそうですね

(私の読解終わり)

絵師さんのプロフィールを叩いている人は意味わからん

別にプロフィールなんて「トイレから出たら手を洗ってください」でも「フォローする際には五体投地してください」でも好きに書いてよいだろう。

それが法律に記されているかどうかは関係ない。ただのお願いだ。

AI学習禁止」と書くなと騒いでいる人は何を考えているのかよくわからん

  

AI著作権に関する考え方について(素案)」にも再三出てくるがAI学習技術的に回避することは禁止していない。30条の4は権利制限であって、イラスト差し出せという強制ではない。

分断煽りうんざり

パブリックコメント

 

見ればわかります個人よりも一般企業による意見が多く、返答とあわせてとても読み応えのあるものです。

このファイルを読んで個人の頭の悪そうな意見だけ抜粋してくるのは非常に違和感があります

 

技術創作への興味を失い、ただ相手サイドの頭の悪そうなやつをみつけて叩く人たちとは距離を置きたいところです。

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