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はてなキーワード: はじめの一歩とは

2024-11-03

20241103[アタック25]Next 2024年11月3日 #78 再放送 特別企画(麻雀)Mリーグ大会 2024-11-03結果

多井隆晴 渋谷ABEMAS

佐々木寿人 KONAMI麻雀格闘倶楽部

黒沢咲 TEAM RAIDEN

猿川真寿 BEAST Japanext(当時)

 

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

日曜日の本放送だけ1時「25」分から

BS10になることが発表されていますが、まだです。

BS1からボタン2回(今だけ?)とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合があるようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・見逃し配信あり

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある生き物の名前]スズメ

・02 暑さ寒さも)彼岸《ひがん》(まで

・03 玉井詩織 たまいしおり

・04 [麻雀]21

・05 [4択]2(番

・06 西 白 九筒

・07 28(ミリメートル

・08 ムエタイ

・09 エンガワ

10 [近似値][小数第1位]153.8(メートル

11 枕(詞 まくら(ことば

12 [曲名頭文字]アガリ

・13 [漢字を読みましょう]るもい こなん なすしおばら いまり

・14 半月板 はんげつばん

・15 野(党

・16 [ゲスト][中田花奈]カニ

17崖の上のポニョ

・18 32

・19 『はじめの一歩

20 オブラート(に包む

・21 [AC]『チャーリーとチョコレート工場

・22 ライオン

23 インカム(ゲイン

24 南海キャンディーズ

・25 グラニュー(糖

・26e 神奈川(県

・xx [ある人物名前]志賀直哉 しがなおや

2024-10-28

週刊少年マガジン史上最も重要マンガ20

anond:20241012181121

マガジン20選を決める際、一人一作しばりを外した。ちばてつや梶原一騎(高森朝雄)はどうしても二作選ばなければならなかった。週刊少年マガジンちばてつやに育てられ梶原一騎に鍛えられた。特にちばてつやがいなければ今日マガジンはない。

『ちかい魔球』1961-1963『ハチのす大将』1963『紫電改タカ』1963-1965『ハリスの旋風』1965-1967『あしたのジョー』1968-1973『おれは鉄兵』1973-1980『あした天気になあれ』1981-1991『少年よラケットを抱け』1992-1994

と三十年以上に渡りマガジンを牽引してきた生き神様のような存在だ。新人発掘のちばてつや選考委員として世に送り出した漫画家たちも数多い。Wikipediaを見るとあの人もこの人もちばてつや出身だったのかと驚く。漫画家初の文化勲章受章者になったのも当然すぎるほど当然の偉人

梶原一騎は他誌でも書いているがマガジンでのヒット作が多い。『空手バカ一代』も『愛と誠』もマガジン連載作。

1 ちばてつやハリスの旋風』1965-1967

部活漫画開祖。ガキ大将剣道ボクシングサッカー等様々なスポーツに挑戦する。後世への影響力は『あしたのジョー』以上ではないだろうか。アニメ化の際はガキ大将大山のぶ代メガネくん小原乃梨子という配役だった。後のドラえもんコンビの原点という意味でも重要だ。

 

2 水木しげるゲゲゲの鬼太郎』1965-1969

墓場鬼太郎から改題。マガジン発ではないがマガジン連載で有名になり今もアニメリメイクされる国民キャラクターになった。

 

3 梶原一騎川崎のぼる巨人の星』1966-1971

後世への影響力は間違いなくマガジンNo.1。苦悩する主人公、激しい特訓、写実的な絵でスポ根というジャンル確立した。漫画界に地殻変動を起こした。その分パロディ対象にされることも多い。夏目房之介『消えた魔球 熱血スポーツ漫画はいかにして燃えつきたか』と斎藤貴男『夕やけを見ていた男 評伝梶原一騎』を読むと理解が深まる。

 

4 高森朝雄ちばてつやあしたのジョー』1968-1973

奇跡の名作。二つの異なる才能がぶつかり合い、週刊連載による偶然が積み重なり、梶原一騎世界ともちばてつや世界とも違う唯一無二の作品が完成した。日本漫画史はここで一つの頂点に達する。

 

5 永井豪デビルマン』1972-1973

日本最高の漫画を選ぶなら『あしたのジョー』と『デビルマン』は有力候補になるだろう。この二作が同時に載っていた当時のマガジンの恐ろしさ。永井豪は週刊少年漫画誌5誌全てに連載を持っていた。

 

6 矢口高雄釣りキチ三平』1973-1983

アウトドア漫画の魁。前代未聞の高度な画力釣り啓蒙した。梶原一騎時代の影響で暗くなっていたマガジンから明るさを取り戻す好機にもなった。当時10年間連載というのは非常に稀なことだった。

 

7 柳沢きみお翔んだカップル』1978-1983

少年誌ラブコメの基礎を築いたというだけでも偉大だが、その後深刻なメロドラマへと変貌する。今の瀬尾公治流石景はこの流れの中にある。柳沢きみお過小評価されている。永井豪同様5誌全てに連載を持っていた。

 

8 小林まこと『1・2の三四郎』1978-1983

熱血の時代から熱血を笑う時代へのパラダイムシフト象徴する一作。小林まこと島本和彦は熱血する自分を高らかに笑いながらまた熱血し続ける。三四郎は『ハリスの旋風』のようにスポーツ転々とする。『青春少年マガジン 1978〜1983』を読むと壮絶な舞台裏垣間見える。

 

9 蛭田達也コータローまかりとおる!シリーズ 1982-2002

かつてマガジン最長連載を誇っていた。超巨大学園の抗争から異種格闘技になったかと思えば突然ロックバンドをやり出して最終章ではどシリアスな展開に突入し「新」では柔道漫画に様変わり…と融通無碍作風マガジンカラーのものだ。「L」連載中マガジンSPECIALに移籍2004年に中断。

 

10 しげの秀一バリバリ伝説』1983-1991

峠の走り屋だった高校生世界的レーサーへと成長するまでの物語楠みちはるあいつとララバイ』と共に80年代バイクブームを盛り上げた。『バリバリ伝説』をバイブルと呼ぶバイク乗りは多い。後の『頭文字D』の布石にもなった。

 

11 森川ジョージはじめの一歩』1989-

森川ジョージちばてつやの正統的後継者だ。『ハリスの旋風』を読んで漫画家を志し、ちば先生が描いているからという理由マガジンに持ち込みデビューちばてつや世界平成風にアップデートした『はじめの一歩』は途轍もなく面白い漫画だった。そんな時代があった。

 

12 石垣ゆうきMMR マガジンミステリー調査班』1990-1999

世間への悪影響ではトップクラス。今でこそ「な、なんだってー!」をネタにしていられるが当時1999年人類滅亡に本気で怯えた子供は多い。70年代五島勉記憶が薄らいだ頃に再びノストラダムス予言の恐怖を植え付けた。山本弘トンデモノストラダムス本の世界』『トンデモ予言の後始末』は解毒剤として有効後者でのMMR批判は傑作。

 

13 佐木飛朗斗所十三疾風伝説 特攻の拓』1991-1997

ヤンキー漫画集大成。同時期の『湘南純愛組!』『カメレオン』等と共にマガジン治安の悪さに貢献した。これ以上不良を熱く描くのはもう不可能かもしれない。

 

14 天樹征丸金成陽三郎さとうふみや金田一少年の事件簿シリーズ 1992-2001,2004-2017

1億部を超えるマガジン最大のヒット作。推理漫画というマイナージャンルを一気に隆盛へと押し上げた。雨後の筍のように模倣作が乱立しその中から名探偵コナン』というもう一つの巨星が生まれた。影響力では『巨人の星』に次ぐNo.2だろう。福井健太本格ミステリ漫画ゼミ』は推理漫画歴史概観した労作。これを読むと『金田一少年の事件簿』以前以後で全く景色が違うのがわかる。

15 藤沢とおるGTO』1997-2002

湘南純愛組!』の主人公の一人だったヤンキー教師になって大暴れ。マガジンジャンプを破り日本一の発行部数に君臨する立役者にもなった。TVドラマも大ヒット。反町隆史松嶋菜々子ビッグカップル誕生きっかけになったという意味でも影響力は大きい。

 

16 赤松健ラブひな』1998-2001

萌えマガジンに定着させた。雑誌カラーを変えたという点でかなり重要。これ以後の『スクールランブル』等の恋愛漫画もつながる。一方でヤンキー漫画は減っていった。

 

17 寺嶋裕二ダイヤのAシリーズ 2006-2022

正確なスポーツ描写時代象徴する一作。同時期の『あひるの空』はスポーツ弱小校を描くことによって、『ベイビーステップ』は現実的トレーニング理論を取り入れることによってリアリティを追求した。梶原一騎根性主義は完全に過去のものになった。

  

18 鈴木央七つの大罪2012-2020

70年代しかあり得なかったはずの週刊少年漫画誌全誌連載が10年代に甦った。『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』『FAIRY TAIL』『魔法先生ネギま!』等のファンタジー漫画隆盛の象徴としても挙げておきたい。

 

19 大今良時聲の形2013-2014

障害いじめという深刻な問題を描き大反響を呼び様々な議論を巻き起こした。マガジン塀内夏子以来女性漫画家が多い。(最初里中満智子だが流れを作ったのは塀内夏子)『シュート!』の大島司、『Harlem Beat』の西山優里子、『ゴッドハンド輝』の山本航暉、『トッキュー!!』の久保ミツロウ、『ベイビーステップ』の勝木光、『ヤンキー君とメガネちゃん』の吉河美希、『ドメスティックな彼女』の流石景等。

 

20 和久井健東京リベンジャーズ』2017-2022

今、不良は現実でも漫画でも下火になっている。その状況で不良漫画を描くにはどうしたらいいかタイムリープで不良が盛んな時代に行けばいい!という発想の転換で大ヒットになった。時代の移り変わりを象徴する一作。

 

天才バカボン』も『男おいどん』も『野球狂の詩』も『三つ目がとおる』も『ミスター味っ子』も『シュート!』も『BOYS BE…』も『サイコメトラーEIJI』も『エア・ギア』も『FAIRY TAIL』も『五等分の花嫁』も『ブルーロック』も選外になってしまったが、マガジン歴史の流れを重視して選んだ。

 

 

 

追記・返信

今回の20選は「後世への影響力」「時代象徴」という観点から選びました。

>”柳沢きみお過小評価されている。” 同意なのですが、すっきり終わるのがないからでしょうか。

今の流行と合わないというのもありますが、本人が自分ブランド化に失敗してる感じもします。

 

ミスター味っ子グルメ漫画演出にだいぶ影響を与えたのではないだろうか。むしろアニメ版が大きいのか?

そうですね、『ミスター味っ子』の影響力はアニメ今川演出によるところが多く、原作は割と普通なので。

 

巨人の星あしたのジョーの連載時期が重なっていることを再認識して呆気にとられる

本当に恐ろしい。よほどマガジンの風が合ったのか。

 

>90〜ゼロ年代の読者には「週刊少年キバヤシ」みたいな印象があるが、こうして列挙されるとそこまででもない、のかな。いや

週刊キバヤシあながち間違いではないと思います

 

バリ伝が入ってるのは嬉しい。イニDキャラクターに感じられなかった生気のようなものがまだあった。

バリバリ伝説』は絶対入れようと思ってました。『頭文字D』よりこっちですね。

 

七つの大罪ってそんなか?とか所々疑問はある。

うーん確かに。『FAIRY TAIL』の方がよかったかもしれません。

 

>「コータローまかりとおる!」途中で訳が分からなくなって、読むのを止めた。それまでは楽しみに読んでたよ。私は20選に選ばない

まあ名作というわけではないけど、あのなんでもありな感じが実にマガジンらしいと思います

 

味っ子IN大罪OUTだな、スーパードクターK面白いけどブラックジャック北斗の拳悪魔合体だし

うーんやっぱり『七つの大罪』は外そうかな。Kを入れなかったのはまさにその理由です。

 

つのだじろう「うしろ百太郎」は外せないのではないか。当時恐怖オカルトマンガブーム立役者の一つだったよ。

そう『うしろ百太郎』も重要……。重要作品が多すぎる。

 

> 私は良き読者でないのでどれを落とせとは言えないのだけど『天才バカボン』を外すのは納得できん。友人は「当時のマガジンガロなんかよりよっぽど前衛的だった」と言っていた。ていうか全般赤塚評価低すぎん?

天才バカボン』も本当は入れなきゃいけないんですが……。かなり悩みました。赤塚作品サンデー10選にもりぼん10選にも入ってるので全般的に評価が低い訳ではないと思います

 

>「ミスター味っ子」は良くも悪くも王道少年グルメ漫画なので、個人的マガジンならではって意味では「将太の寿司」の方が重要かな。

同感です。入れるなら味っ子より将太。しかしただでさえ90年代が多いのでこれ以上入れるのは難しかった。

 

ミスター味っ子料理漫画としてエポックメイキングだったし、オフサイド女性作家の描くスポ根漫画としてエポックメイキングだったと思う。

塀内夏子マガジン漫画家20選なら入ると思います。かなり重要作家。ただ作品で見ると20選は難しいかと。

 

>概ね同意ではあるんだが、さすがに真島ヒロが居ないのはおかしい。 迷うが、七つの大罪FAIRY TAILはしないといけないかと。

そうですね。真島ヒロはここ四半世紀のマガジンには欠かせない……。『七つの大罪』と『FAIRY TAIL』を入れ替えるか。

 

Twitterでの反応も

https://x.com/FUNDOSHIMASK/status/1851540864256065548?t=4HG7KChe6go4rpZiQoj5uA&s=19

しかジャンプ版でもサンデー版でもそうだったけど、通史で語るとどうしても21世紀が弱くなっちゃいがち。というか流石に21世紀マガジン作家として、ばっちょ>真島ヒロは無くない?

通史という性格上今が弱くなるのは仕方ないかと。しかし確かに鈴木央を入れて真島ヒロを入れないのはおかしいか

 

https://x.com/renge_kick/status/1851544678833025184?t=5xA6twKuvH1r8CV6s02t7g&s=19

RAVEマガジン史においてかなり重要だと思う(ヒット規模はFAIRY TAILのほうがデカいけどマガジン能力バトルが増えたのはRAVEからだと思ってるので)

https://x.com/renge_kick/status/1851601194126614683?t=n_MMf633SxuDnTGjJXmTUQ&s=19

>厳密にはRAVEよりも先にゲトバKYOが始まってるんだけど、人気に火がついた早さやその後のネギまツバサなんかのファンタジーバトルもののノリを見るとやっぱ重要なのはRAVEだよなーって

RAVE』の方が重要という意見。なるほど。

  

https://x.com/npeofnpe/status/1851570584460910706?t=ZqperbBdCK13dY0B_N36cg&s=19

>ごとよめって確か巻割100万いってましたよね?ラブコメ史上最強といえるので入ってない方が変かな

聲の形は単発でパッとあたったけどマガジン史においてなんか重要かと言われると別に…

聲の形OUT『五等分の花嫁』INという意見。うーん。

 

というわけで改訂版を出します。00年代漫画が一作だけなのも気になっていた。

 

改訂版

18 真島ヒロFAIRY TAIL2006-2017

驚異的な執筆量で21世紀マガジンを牽引する真島ヒロ。本作は海外人気も非常に高い。『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』『魔法先生ネギま!』『七つの大罪』等のファンタジー漫画隆盛の象徴としても挙げておきたい。

少年マガジン史上最も重要マンガ10選とガンガン史上最も重要マンガ10選あくして

なんでこれだけ誰も作らないんだ?

https://togetter.com/li/2454666

あとあいてるのここだけだろ。早くしろよ。参考までにランキングのせてやるから

第1位:金田一少年の事件簿(1億部)

第2位:はじめの一歩(9600万部)

第3位:FAIRY TAIL(7200万部)

第4位:GTO(5000万部)

第5位:シュート!(4000万部)

第5位:ダイヤのA(4000万部)

第7位:釣りキチ三平(3800万部)

第8位:七つの大罪(3700万部)

第9位:東京リベンジャーズ(3200万部)

10位:カメレオン(3000万部)

11位:疾風伝説 特攻の拓(2900万部)

12位:バリバリ伝説(2600万部)

12位:魔法先生ネギま!(2600万部)

第14位:BOYS BE…(2500万部)

第15位:あひるの空2400万部)

第16位:RAVE2350万部)

17位:あしたのジョー(2000万部)

17位:ツバサ(2000万部)

第19位:Get Backers-奪還屋-(1800万部)

第19位:エア・ギア(1800万部)

第21位:炎炎ノ消防隊(1650万部)

第22位:五等分の花嫁(1500万部)

23位:SAMURAI DEEPER KYO(1450万部)

24位:エリアの騎士(1300万部)

24位:DAYS(1300万部)

第26位:サイコメトラーEIJI1200万部)

第27位:ベイビーステップ1000万部)

2024-10-26

(続き)週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241026155116の続き

14.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

ハイキュー最終回を迎えた際、Twitter感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファン投稿が目に入った。自分ハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。

井上雄彦作品通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間思考感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティ基準点をもたらすこととなった。

桜木花道バスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要問題になりうることを、今なお我々に伝えている。

15.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - (ジャンプSQで連載中)

講談社1970年代末期には後発のジャンプマン業界盟主地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジン苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである

その中で強引に看板作品祭り上げられ、ジャンプ屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。

ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張封神演義BOYSにこの役割代替できたか考えてみてほしい)。現代ジャンプ読者はもっともっと本作に感謝すべきだと、佐藤健超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである

16.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 作:うすた京介 1995年52号 - 1997年40号

連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんシュールではなく、ベタシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。

本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである現代観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。

彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象ワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。

17.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空TCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。

コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲーム友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。

18.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

世界で最も多く発行された単一作者によるマン作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然カテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。

毎週月曜日ワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マン業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィ尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。

19.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 不定掲載

幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルE前人未踏領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。

「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTER最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」

いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品ジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。

20.テニスの王子様 作:許斐剛 1999年32号 - (ジャンプSQで連載中)

前例のないテニスマンガでの成功女性読者の流入クール生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。

1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツ侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。

21.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマン文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで

22.BLEACH 作:久保帯人 2001年36・37号 - 2016年38号

まりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。

連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民久保帯人センスバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落キャラクターセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内しかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。

23.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2006年24

デスノートという作品複数の点で極めて例外的成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力宗教的崇拝、欠点の無い主人公ゴシックキャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...

本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品メディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクター矛盾なく作れる人間大場つぐみくらいしかいないのだから

24.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

2010年代ジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」

ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。

家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的テーマフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に劇場版無限列車編』は社会現象化し、国内興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。

出版業界の衰退、コロナ禍、趣味多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能である証明した本作は、令和を生きる日本人心象風景に残る新たな「国民マンガ」として、時代に選ばれたのだ。

25.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - (ジャンプ+で連載中)

ひとりのスター存在プラットフォーム価値定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在メジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動文化オーバーグラウンドものにしたように。

2014年に創立したジャンプ+というプラットフォーム目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。

かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所ひとつとして認知されるようになった。

藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈インターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。

2024-10-25

anond:20241025210356

新都社も含む。

社会的影響というか、ほぼ好みの話になるね。

サツバツ世界

世界設定、画力演出、全てアマチュアを越えている 。

作者がプロの制約を嫌った為に無料で読めたのではないだろうか。

トコヨ

個人的に好きなだけ。

片腕の女剣客が最強、というフィクションならではの設定ながら、作中では全く違和感なく読める。

ソード (The Sword 編集済み)

これ読んでた人は今キングダム読んでる筈。

戦術陣形軍事戦略好きにはこういう作品必要なんです。

ベリアルオブサーヴァント

いっぱげと揶揄されつつも面白いのは作品に込める取捨選択能力が高いからか

覇記

作中の取捨選択能力はこの作品にも 。

少ページに充分な密度

初期から画力アップには目を見張る。

じょしか

タイトル通り女子格闘技漫画

喧嘩稼業鉄風はじめの一歩とか好きなら。

途中で終わったのが悔やまれる。

胎界主

好みという訳では無いが影響力という意味で。

オールカラー時代を先取り、web収益黎明期模索も見えた。

他にも覚えてないやつたくさん。

anond:20241025102752

はじめの一歩ベストバウト青木今江戦だと思ってる

マイナーなのは理解してて周囲では自分一人だけだったけど島本和彦配信で同じ感想持ってたんで感激した

2024-10-22

森川ジョージフォロー解除しといてよかった

からはじめの一歩が大好きで、テレビで見かけたトークも気のいいおっさんって感じで好きで、当然ツイッターフォローしていたのだけど、なんかチクチク引っかかることが多くなって、石黒アノン騒動の時に、この人も暇アノン落ちしかねないなとヒヤッとしたのでフォローを切った。

漫画家協会トップが何か漫画家不利益なこと言ったって増田が流れてきたので検索してみたら何か炎上していた。

うっすらAI関連でたまに炎上してるらしいとは知ってたけど目を逸らしてきた。

これから赤松とともに何度も炎上するのかなーきっつい、漫画好きだったのにマジきっつい、新生姜みたいになったり、嫌な気分になって読めなくなる前にツイッターやめてほしいマジで

anond:20241022095833

作家自営業出版社交渉して良い契約条件を引き出していくものっていうのをわかってなくて

作家側に最大限都合のいい状態にしないのは悪!って程度のことしか考えられない人だらけだからね。

表紙の件で言うと

はじめの一歩って表紙書き下ろしてなくて

連載で使ったイラストで表紙作ってる(編集にありもので作っておいてと依頼してる)から

それこそ表紙描きたくないなら描かなくてもいいのよを実践してる。

表紙描いた方が売れると思ってるのに

金くれないなら描かないっていう矛盾気味の二択の提示して気に入らない方選ばれて愚痴ってるだけ

2024-09-22

anond:20240921223015

はじめの一歩」 作者はもう一歩宮田の再戦なんて描く気全然ないのわかって全てどうでもよくなった

2024-08-02

ボクシング問題って

はじめの一歩の一歩や千堂のパンチ

階級では飛びぬけてるからフェアじゃないって事?

2024-07-21

はじめの一歩」はもっと評価されても良いのでは

過去は名作だったけど、今は体たらく

長寿漫画だとよくあるパターン

はじめの一歩もその一つなんだが、

他の長寿漫画に比べて評価が低い気がするんだよな。

男ばっかり出てくるから女にウケそうにもカスリもしない。

2024-06-26

リスペクトトレーニングもっと広まってほしい

なんだったら、全職場、全学校で導入するよう法令化してくれないか

まあ、カスハラ対策条例化してくれただけでも、はじめの一歩かな

2024-06-23

夫婦別姓結婚は増えるのか

名字変わると会社名刺変えたりとかの手続きが大変だったという話は友人に聞いた

だがこれが少子化解決に直接的に結びつくことなのか?

手続きが楽になると結婚増えるのか?

一部の人には刺さると思うけどもっと大多数に訴える制度改革を先にやったほうが良いのでは

財源ないからできないんだけど

対策はじめの一歩としての夫婦別姓なんだろうか

2024-06-20

眉毛と目が繋がってるキャラクター違和感がある

例えばベジータとか

https://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_s/chara/04.html

ルフィとか(時々スペースあるけどね)

https://one-piece.com/character/luffy/index.html

はじめの一歩とか

https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000000058

これはどういうこと?

眉毛と目が繋がってるの?

まぶたのスペースはないの?

から謎なので、そろそろ教えてほしい

2024-06-15

フリーレンって文脈的には「はじめの一歩」に近いと思う

一見地味な貧乳女が頑張って基礎修業を続けた結果、世界最強クラスの猛者に混じって最強クラスを倒していく話。

フリーレンはなあ、お前ら魔族が貴族っぽく暮らしてる間、毎日魔力を隠して過酷な頑張り、やってたんだよ!魔力出してんのか?漏れてるやつが、笑うな!」

みたいな流れで大体いつも倒すじゃん。

葬送のフリーレンの主な勝因:フリーレンの方が頑張っていたか

はじめの一歩の主な勝因:一歩の方が頑張っていたか

「頑張った奴に必ず結果が出るわけじゃないが。結果が出ているやつは、魔族以外は頑張ってる」

マジでこの文脈

頑張ったので勝つ、頑張ってない奴は負けるの世界

フェルンもハイターも天才だけど頑張ってたから勝てる。

魔族も強い奴は頑張ってきたという背景があるから強い。

完全にはじめの一歩と同じ。

一見ヒルで気取っている天才も、結局は毎日物凄く頑張ってるから強いっていう世界

結局日本人ってこういう漫画が好きなんだよな。

努力信仰が強いから。

アメリカ場合は「生まれつきスーパーマンは強いけど、負けるとしたら使命を忘れるから。大いなる責任自覚してる限り天才スーパーヒーロー天才から勝てる」みたいなのが流行る。

アメリカンドリームだから

2024-06-07

【再追記留置場から出て来たよ

こんにちは留置場から出て来た増田です

留置場でどう過ごしてたか書いていくよ

あと、どう過ごしたらいいかも共有するね

~経緯について~

割愛するよ

ちなみに人は傷付けてないよ

無罪を主張したかったけど、

無罪を主張すると公開裁判一般人裁判を見られるし、その場で増田名前や住所などの個人情報を口頭で言われる)になるし、

増田事件の経緯と留置場での生活精神的に消耗しきっていて限界で、

一刻も早くここから出たいと思い、

諦めて罰金払ったよ

罰金払えない場合は、1日5000円で罰金労働することになるよ

~捕まってすぐ~留置所に入所する前~

捕まってから13時間くらい色々な所を連れまわされたよ

具体的には病院とか、取り調べとかだよ

刑事さんは激務で、取り調べをしてくれた人はお昼ご飯おにぎり二個しか食べれてなかったよ

激務で疲労した刑事さんと増田とで取り調べされるよ、誤字がすごいよ

ちなみに、取り調べは「調べ」と呼ばれるよ

よくニュースで言われる、「警察の調べに対し、容疑者は~」というのはこの「調べ」から来てるよ

パトカー警察官とお喋りしたよ

増田は、悪い人だと思いますか?」と聞いたら、

「思わないよ」と言われたよ

~入所後~

まず全裸でぴょんぴょんさせられるよ

何も持ってないことを証明するためにするらしいよ

下着靴下ティッシュ5枚しか持ち込めないよ

下着靴下警察で購入するよ

ティッシュ警察官(担当さん、と呼ばれる人々)から貰うよ

風呂は週2回

下着毎日取り換えられないよ

トイレ上半身が外から見えるようになっているよ

誰かがトイレにいる時は、

みんなトイレを見ないようにしていたよ

留置所での生活

増田の過ごし方~

本読み放題だよ

1日4回まで本が変えられるよ

増田は、暇だからハンターハンター全巻読んだり、

野矢茂樹の本読んだり、

増田数学が苦手なので白チャート解いてたよ

殆ど勉強時間に充ててたよ

たまにストレスで体調崩して、吐いたりしてたよ

紙とペンは使えないので、文章はかけないよ

手紙を出す場合の時だけ使えるよ

~おしゃべり~

相部屋の人とおしゃべりと大喜利を楽しんだよ

みんな番号で呼ばれるから名前は分からないよ

家族みたいに仲良くなったよ

リアルスパイファミリーだね

ちなみに、増田認知症の人と同部屋になって実質介護させられてたよ

夜中に徘徊されたり、壁を叩いたり、

叫ばれたりして部屋を変えて貰ったよ

あとは、隣の部屋では、発狂脱糞やおもらしをしてしまう人もいたよ

他者存在を便臭で知ることになるよ

毎日誰かの叫び声と怒鳴り声の中で生活することになるよ

正気でいられたらすごいよ

正気でいられなくなった人たちは、

面会室でよく嘔吐するらしいよ

警察官(担当さん)との接し方~

これはとても注意した方がいいよ

仲良くなろうね

警察官はマルチタスクが苦手な人たちが多い印象を受けたよ

警察官が得意なのは、上から来た命令をそのまま実行することだけだよ

自分の頭で考えるのが苦手な人たちの集まりだよ

マルチタスクが苦手な集団なので、急かしたり、

作業Aをしている時に作業Bを依頼する声をかけたりしない方がいいよ

あと、警察官も人間なので体調が悪くなったり感情があるよ

体調が悪そうだったら、体調の心配をしてあげたり、

警察官とサシの場面があったら「こんなこと○○さんにしか話せないんですが~」とか

「○○さんがお話聞いてくれて少し落ち着きました」とか言ってあげると、

心を許されてる感を与えられて、仲良くなれるよ

仲良くなれると、移動するときに手錠を緩めて貰ったり、

ヤバイ人間と相部屋になった時に、部屋替えの考慮をしてくれるよ

ちなみに、警察にはむかったりすると特別独房(汚い、臭い)に入れられるから気を付けてね

あと警察留置所で捕まっている人たちとでは、明確な上下関係があるよ

怒鳴られたり、家畜みたいな扱いをされるよ

増田は、いくら加害者(それに冤罪可能性がある人もいる)でも人間扱いされない、

人権無視されるような環境にかなりストレスを感じたよ

こうした精神的に追い詰められている環境で、

増田たちは取り調べを受けていることになるよ

ごはん

3食出るよ

揚げ物が、朝と夜に必ず出るよ

昼はコッペパンジャムだよ

もう一生コッペパン食べたくないよ

増田は、私生活でお豆腐しか食べてない時期もあったので、

普通に朝夜美味しくて満足して太ったよ

あと、自費になるけど警察の中でご飯を作って食べさせて貰える

自弁という制度があるよ

自弁でパンを頼むと、警察官が近所のコンビニ適当パン買ってきてくれるよ

増田は、留置所食事で満足してたので自弁は食べてないよ

~取り調べ~

Xで取り調べは黙秘した方が良いと言われてたけど

まりお勧めしないよ

実際にそうしてた増田の相部屋の人が、

黙秘続けた結果、接見禁止弁護士以外の誰とも面会できない)とか勾留延長をされてたよ

嫌がらせだと思うよ

増田は、普通に雑談したり、思ったことを正直に喋ったりしてたよ

増田は、疲れていたので、取り調べでフラッシュバックを起こして泣き叫んだり、

爆笑したりを繰り返していて、刑事さんに「大丈夫?」とよく聞かれてたよ

刑事さんはこういうのに慣れてるみたいで、落ち着いていたよ

あと増田格闘技をやっていたので、

刑事さんと格闘技話題で盛り上がったよ

裁判所~

護送という車に乗って、裁判所に通うよ

検察官とおしゃべりするよ

裁判所では、「凄くきちんとされているんですね、こんなにきちんと喋る人いるんだなとびっくりしました」と言われたよ

こんなところで褒められると思わなかったよ

検察官は、さすがに警察官より頭がいい人たちが多い印象を受けたよ

判決が出るまでたまーに通うことになるよ

裁判所は、基本私語厳禁だけど、警察官は英語からない人が殆どみたいで、

英語で小声で会話ならなんも言われないよ

前科がある場合、どうやって外国入国ハックするかとか、英語情報交換をしてたよ

裁判所の待合室は凄く狭いよ

待合室の奧にトイレがあるよ

お腹辺りまでむき出しになるよ

便臭が漂う中で、6人くらい狭い空間で6~8時間座って過ごすよ

そこでご飯も食べるよ

判決後~

示談が成立しなかった理由で、増田罰金になったよ

おもしろいことに、検察官に同情されたよ

増田はずっと、増田精神状態心配されていたよ

何なんだろうねこ茶番

警察世論を気にする組織で、何か事件が起きた時に「警察無能だなー」と言われるのを嫌がるから

とりあえず検挙数を増やして、逮捕して、数だけ対策増やしてやってる感アピール出す事情があるよ

結構気軽に逮捕されるからみんなも注意してね

補足すると、口論レベルの話でも警察にすぐ通報する人がいたらそういう人から離れた方がいいよ

増田のように、数増しの犠牲者になるよ

出所後の生活

増田はとりあえず会社をクビ(実際は退職勧告)になったので、すぐ就活したよ

翌月には就職先も決まって、有給休暇を使い切った後にすぐ転職先で働き始めたよ

有給休暇中は友達と沢山遊んだり、面接したり、薬の副作用で寝てたよ

転職して増田年収は150万くらい上がったので、色々何とかなったよ

さらに色々あってパートナーもできたよ

パートナー申し訳が無いから、正直にこの事を話したら、理解を得られたよ

増田は後述した通り、心的外傷後ストレス障害になったよ

増田はこのことでフラッシュバックを起こしたりして、カウンセリングに通っているよ

周りを心配させたことや、真っ当なパートナーに対して増田前科者・犯罪者という肩書があることに罪悪感があるよ

申し訳ない気持ちと向き合いながら、

増田社会歯車くるくる回すことに勤しむよ、死にそうな気持ち

増田にはずっと強い希死念慮があるよ

増田が、警察官にされたことや色々なことを誰にも言えなくて、本当に辛かったよ

被害者の方に、増田の至らない点で辛い思いをさせたことも辛いし、

増田逮捕されたことや、

留置所での扱いされたことも辛いし、

この先どう生きてもずっと増田は辛いよ、

これだけは分かるよ、今の増田でも

どこかで増田が仮に死んでしまっても、

増田が苦しんでいたことを知って欲しかったよ

示談不成立の理由は、多分だけど、

被害者の方が(増田の誤字で加害者と書いていたよ、申し訳ございません)、

増田ワーキングホリデーに行きたかったり、

海外旅行趣味なのを知っていたのと、

気軽に海外旅行に行けないように+増田社会的に殺したくて示談不成立にしたのだと思うよ

海外旅行に行く時に、ちょっと厄介な手続きをする羽目になったり、

入国禁止で送り返されることもあるらしいよ

増田旅行が気軽に出来なくなるのが悲しいよ

もうワーホリにも行けないのも悲しいよ

~まとめ~


質問があったら答えられる範囲で答えるよ~

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