「みわ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: みわとは

2021-05-29

リクナビいね 何の警告もなく

面接確約されている 応募者はかならず面接に応じなきゃいけないんだ

わかるほうほうどうしたらいいんだろう 面接会社約束しないなら応募するなって

どうやってみわけるの?

2021-05-22

おさるのジョージまんいんでんしゃにの

「いってくるよジョージ」と, ジョージよりもずっとおおきなドアをひらきながら,

なかよしのきいろいおじさんがいいました。


おじさんはいつもおひさまがのぼるころに, どこかにでかけていきます


まいにちまいにち,あめのひだって, かぜのひだって

ジョージがベッドからでたくないようなさむいひだって,

おじさんはかかさずでかけます


きっとおもしろいことがあるにちがいありません。


いつもならおじさんをみおくったあとは,

だいすきなこうさくをするじかんですが,

いまのジョージはおじさんがどこにいっているかがきになります


<中略>


ひと, ひと, ひと…みわたすかぎりいっぱいのひと!

みぎにもひだりにもひと, ながれていくひと, ひと, ひと…。


ジョージはこうえんでみたアリのぎょうれつをおもいだしました。


たくさんのひとたちが, おおきなハコのなかにはいっていきます

もうひとでいっぱいなのに, おしておされてはいっていきます


あのハコのなかにはなにがあるんだろう?

きいろいおじさんもなかにいるのかな?


すこしなやんだあと, ジョージもハコにはいってみることにしました。


<中略>


「はぁ,はぁ… ちいさなおさるさん、ふまれないようにきをつけて!」

ひととひとにはさまれて, ちゅうにういているおんなのひとがジョージのしんぱいをしてくれます

かくいうジョージもみうごきがとれません。


まわりをみわたすと, くるしそうなひとがたくさんいます

どうしてみんなハコにはいるのでしょうか。

ジョージはふしぎなきもちになります


あんなにだいすきなおじさんも,

こんなにたくさんのひとがいてはみつけるのはむずかしそうです。


ジョージはおうちにかえりたくなってきました。


<中略>


ジョージ, きょうはだいぼうけんだったね」

きいろいおじさんにだきかかえられながら,

ジョージはきょうあったできごとをおもいだしていました。


きいろいおじさんによくにた, みどりのおじさんとあったこと。

でぱーとでたべれないリンゴをかっていたロブおばさんのこと。

かえるときにもかわらずういていた, おんなのひとのこと。


「つかれたろう, おやすみジョージ

おじさんはそういうと、ジョージをやさしくベッドにねかせて,

へやのでんきをけしました。


ジョージはきょうおきたできごとをおもいだそうとしますが,

まぶたがどんどんおもくなります


あしたもきっとおもしろいことがたくさんあります

だけれどきょうは、おやすみジョージ。またあした。

2021-05-15

むしゃくしゃすると、Twitterで知らないアカウント無断転載ツイートを報告する

漫画スクショとか、芸能人に「ブス」とか言ってるツイート

そしてそのあと報告済みになったらそのアカウントに飛んで、ツイートを見る。

人によっては「なんで報告されたん?こんなwwいみわからんムカつく」とか言ってたりする。

2021-04-24

ココナッツサブレの個包装あけにくくね?

1億HOゆずって小分けにして枚数減らしたことはいいとして、

肝心の袋があけにくいんだよ

無理にあけるとサブレがぼろぼろに割れるし

せめて縦に裂く部分の切れ目がもっと端っこにあればいんだけど

妙に真ん中よりにあるんだよ

いってるいみわかる?そうぞうして?

2021-04-15

anond:20210415200702

反論が来ると居心地悪いから同じ場所に集まるだけだぞ

はてなにはパヨクが集まる

ヤフコメにはネトウヨが集まる

みわけが出来ただけ

お前だってパヨクの引力に引き寄せられてここにいるだろ

それが証明

2021-04-07

anond:20210406195521

それは弱者男性として特別配慮をおねがいするのではなく

普通コンテンツ愛好者として未成熟な読者は未成年ならすみわけした上で「いやならわざわざ見るな」と対処するしかない

書き手女性から炎上させたくない」なんて「その書き手が書いて出ししてる女性キャラが豚同然」だったらどうしても怒りは湧くもの

結局感情感情のぶつかり合いにしかならないよ

好きなら買い支え電子書籍noteといった隠れ家に隠れてもしつこく探し出して買いに行く

それしかないのよ

女性オタクたる腐女子もそうやってきたんだしそれをそろそろ学びなさい

2021-04-04

anond:20210404092019

あくまでも、人類がかってに盗んだのです。かみわるくない、人間がわるい。

2021-04-01

おにぎりの素の混ぜ込みわかめわかめ味(ごま油入り)めちゃめちゃうまいやんけ

これはヘビロテですわ

2021-03-22

鹿

そのとき西にしのぎらぎらのちぢれた雲くものあひだから夕陽ゆふひは赤あかくなゝめに苔こけの野原のはらに注そゝぎ、すすきはみんな白しろい火ひのやうにゆれて光ひかりました。わたくしが疲つかれてそこに睡ねむりますと、ざあざあ吹ふいてゐた風かぜが、だんだん人ひとのことばにきこえ、やがてそれは、いま北上たかみの山やまの方はうや、野原のはらに行おこなはれてゐ鹿踊しゝおどりの、ほんたうの精神せいしんを語かたりました。

 そこらがまだまるつきり、丈たけ高たかい草くさや黒くろい林はやしのままだつたとき、嘉十かじふはおぢいさんたちと北上川きたかみがはの東ひがしから移うつつてきて、小ちいさなはたけを開ひらいて、粟あはや稗ひえをつくつてゐました。

 あるとき嘉十かじふは、栗くりの木きから落おちて、少すこし左ひだりの膝ひざを悪わるくしました。そんなときみんなはいつでも、西にしの山やまの中なかの湯ゆの湧わくとこへ行いつて、小屋こやをかけて泊とまつて療なほすのでした。

 天気てんきのいゝ日ひに、嘉十かじふも出でかけて行いきました。糧かてと味噌みそと鍋なべとをしよつて、もう銀ぎんいろの穂ほを出だしたすすきの野原のはらをすこしびつこをひきながら、ゆつくりゆつくり歩あるいて行いつたのです。

 いくつもの小流こながれや石原いしはらを越こえて、山脈さんみやくのかたちも大おほきくはつきりなり、山やまの木きも一本いつぽん一本いつぽん、すぎごけのやうに見みわけられるところまで来きたときは、太陽たいやうはもうよほど西にしに外それて、十本じつぽんばかりの青あをいはんのきの木立こだちの上うへに、少すこし青あをざめてぎらぎら光ひかつてかかりました。

 嘉十かじふは芝草しばくさの上うへに、せなかの荷物もつをどつかりおろして、栃とちと粟あわとのだんごを出だして喰たべはじめました。すすきは幾いくむらも幾いくむらも、はては野原のはらいつぱいのやうに、まつ白しろに光ひかつて波なみをたてました。嘉十かじふはだんごをたべながら、すすきの中なかから黒くろくまつすぐに立たつてゐる、はんのきの幹みきをじつにりつぱだとおもひました。

 ところがあんまり一生いつしやうけん命めいあるいたあとは、どうもなんだかお腹なかがいつぱいのやうな気きがするのです。そこで嘉十かじふも、おしまひに栃とちの団子だんごをとちの実みのくらゐ残のこしました。

「こいづば鹿しかさ呉けでやべか。それ、鹿しか、来きて喰け」と嘉十かじふはひとりごとのやうに言いつて、それをうめばちさうの白しろい花はなの下したに置おきました。それから荷物もつをまたしよつて、ゆつくりゆつくり歩あるきだしました。

 ところが少すこし行いつたとき、嘉十かじふはさつきのやすんだところに、手拭てぬぐひを忘わすれて来きたのに気きがつきましたので、急いそいでまた引ひつ返かへしました。あのはんのきの黒くろい木立こだちがぢき近ちかくに見みえてゐて、そこまで戻もどるぐらゐ、なんの事ことでもないやうでした。

 けれども嘉十かじふはぴたりとたちどまつてしまひました。

 それはたしかに鹿しかのけはひがしたのです。

 鹿しかが少すくなくても五六疋ぴき、湿しめつぽいはなづらをずうつと延のばして、しづかに歩あるいてゐるらしいのでした。

 嘉十かじふはすすきに触ふれないやうに気きを付つけながら、爪立つまだてをして、そつと苔こけを踏ふんでそつちの方はうへ行いきました。

 たしかに鹿しかはさつきの栃とちの団子だんごにやつてきたのでした。

「はあ、鹿等しかだあ、すぐに来きたもな。」と嘉十かじふは咽喉のどの中なかで、笑わらひながらつぶやきました。そしてからだをかゞめて、そろりそろりと、そつちに近ちかよつて行ゆきました。

 一むらのすすきの陰かげから、嘉十かじふはちよつと顔かほをだして、びつくりしてまたひつ込こめました。六疋ぴきばかりの鹿しかが、さつきの芝原しばはらを、ぐるぐるぐるぐる環わになつて廻まはつてゐるのでした。嘉十かじふはすすきの隙間すきまから、息いきをこらしてのぞきました。

 太陽たいやうが、ちやうど一本いつぽんのはんのきの頂いたゞきにかかつてゐましたので、その梢こずゑはあやしく青あをくひかり、まるで鹿しかの群むれを見みおろしてぢつと立たつてゐる青あをいいきもののやうにおもはれました。すすきの穂ほも、一本いつぽんづつ銀ぎんいろにかがやき、鹿しかの毛並けなみがことにその日ひはりつぱでした。

 嘉十かじふはよろこんで、そつと片膝かたひざをついてそれに見みとれました。

 鹿しかは大おほきな環わをつくつて、ぐるくるぐるくる廻まはつてゐましたが、よく見みるとどの鹿しかも環わのまんなかの方はうに気きがとられてゐるやうでした。その証拠しようこには、頭あたまも耳みゝも眼めもみんなそつちへ向むいて、おまけにたびたび、いかにも引ひつぱられるやうに、よろよろと二足ふたあし三足みあし、環わからはなれてそつちへ寄よつて行ゆきさうにするのでした。

 もちろん、その環わのまんなかには、さつきの嘉十かじふの栃とちの団子だんごがひとかけ置おいてあつたのでしたが、鹿しかものしきりに気きにかけてゐるのは決けつして団子だんごではなくて、そのとなりの草くさの上うへにくの字じになつて落おちてゐる、嘉十かじふの白しろい手拭てぬぐひらしいのでした。嘉十かじふは痛いたい足あしをそつと手てで曲まげて、苔こけの上うへにきちんと座すはりました。

 鹿しかめぐりだんだんゆるやかになり、みんなは交かはる交がはる、前肢まへあしを一本いつぽん環わの中なかの方はうへ出だして、今いまにもかけ出だして行いきさうにしては、びつくりしたやうにまた引ひつ込こめて、とつとつとつとつしづかに走はしるのでした。その足音あしおとは気きもちよく野原のはらの黒土くろつちの底そこの方はうまでひゞきました。それから鹿しかどもはまはるのをやめてみんな手拭てぬぐひのこちらの方はうに来きて立たちました。

 嘉十かじふはにはかに耳みゝがきいんと鳴なりました。そしてがたがたふるえました。鹿しかもの風かぜにゆれる草穂くさぼのやうな気きもちが、波なみになつて伝つたはつて来きたのでした。

 嘉十かじふはほんたうにじぶんの耳みゝを疑うたがひました。それは鹿しかのことばがきこえてきたからです。

「ぢや、おれ行いつて見みで来こべが。」

「うんにや、危あぶないじや。も少すこし見みでべ。」

こんなことばもきこえました。

「何時いつだがの狐きつねみだいに口発破くちはつぱなどさ罹かゝつてあ、つまらないもな、高たかで栃とちの団子だんごなどでよ。」

「そだそだ、全まつたぐだ。」

こんなことばも聞ききました。

「生いぎものだがも知しれないじやい。」

「うん。生いぎものらしどごもあるな。」

こんなことばも聞きこえました。そのうちにたうたう一疋ぴきが、いかにも決心けつしんしたらしく、せなかをまつすぐにして環わからはなれて、まんなかの方はうに進すゝみ出でました。

 みんなは停とまつてそれを見みてゐます

 進すゝんで行いつた鹿しかは、首くびをあらんかぎり延のばし、四本しほんの脚あしを引ひきしめ引ひきしめそろりそろりと手拭てぬぐひに近ちかづいて行いきましたが、俄にはかにひどく飛とびあがつて、一目散もくさんに遁にげ戻もどつてきました。廻まはりの五疋ひきも一ぺんにぱつと四方しはうへちらけやうとしましたが、はじめの鹿しかが、ぴたりととまりましたのでやつと安心あんしんして、のそのそ戻もどつてその鹿しかの前まへに集あつまりました。

「なぢよだた。なにだた、あの白しろい長ながいやづあ。」

「縦たてに皺しはの寄よつたもんだけあな。」

「そだら生いぎものだないがべ、やつぱり蕈きのこなどだべが。毒蕈ぶすきのこだべ。」

「うんにや。きのごだない。やつぱり生いぎものらし。」

「さうが。生いぎもので皺しわうんと寄よつてらば、年老としよりだな。」

「うん年老としよりの番兵ばんぺいだ。ううはははは。」

「ふふふ青白あをじろの番兵ばんぺいだ。」

「ううははは、青あをじろ番兵ばんぺいだ。」

「こんどおれ行いつて見みべが。」

「行いつてみろ、大丈夫だいじやうぶだ。」

「喰くつつがないが。」

「うんにや、大丈夫だいじやうぶだ。」

そこでまた一疋ぴきが、そろりそろりと進すゝんで行いきました。五疋ひきはこちらで、ことりことりとあたまを振ふつてそれを見みてゐました。

 進すゝんで行いつた一疋ぴきは、たびたびもうこわくて、たまらないといふやうに、四本ほんの脚あしを集あつめてせなかを円まろくしたりそつとまたのばしたりして、そろりそろりと進すゝみました。

 そしてたうたう手拭てぬぐひのひと足あしこつちまで行いつて、あらんかぎり首くびを延のばしてふんふん嚊かいでゐましたが、俄にはかにはねあがつて遁にげてきました。みんなもびくつとして一ぺんに遁にげださうとしましたが、その一ぴきがぴたりと停とまりましたのでやつと安心あんしんして五つの頭あたまをその一つの頭あたまに集あつめました。

「なぢよだた、なして逃にげで来きた。」

「噛かぢるべとしたやうだたもさ。」

「ぜんたいなにだけあ。」

「わがらないな。とにかぐ白しろどそれがら青あをど、両方りやうはうのぶぢだ。」

「匂にほひあなぢよだ、匂にほひあ。」

「柳やなぎの葉はみだいな匂にほひだな。」

「はでな、息いぎ吐つでるが、息いぎ。」

「さあ、そでば、気付きつけないがた。」

「こんどあ、おれあ行いつて見みべが。」

「行いつてみろ」

三番目ばんめの鹿しかがまたそろりそろりと進すゝみました。そのときちよつと風かぜが吹ふいて手拭てぬぐひがちらつと動うごきましたので、その進すゝんで行いつた鹿しかはびつくりして立たちどまつてしまひ、こつちのみんなもびくつとしました。けれども鹿しかはやつとまた気きを落おちつけたらしく、またそろりそろりと進すゝんで、たうたう手拭てぬぐひまで鼻はなさきを延のばした。

 こつちでは五疋ひきがみんなことりことりとお互たがひにうなづき合あつて居をりました。そのとき俄にはかに進すゝんで行いつた鹿しかが竿立さをだちになつて躍をどりあがつて遁にげてきました。

「何なして遁にげできた。」

「気味悪きびわりぐなてよ。」

「息いぎ吐つでるが。」

「さあ、息いぎの音おどあ為さないがけあな。口くぢも無ないやうだけあな。」

「あだまあるが。」

「あだまもゆぐわがらないがつたな。」

「そだらこんだおれ行いつて見みべが。」

四番目よばんめの鹿しかが出でて行いきました。これもやつぱりびくびくものです。それでもすつかり手拭てぬぐひの前まへまで行いつて、いかにも思おもひ切きつたらしく、ちよつと鼻はなを手拭てぬぐひに押おしつけて、それから急いそいで引ひつ込こめて、一目いちもくさんに帰かへつてきました。

「おう、柔やつけもんだぞ。」

「泥どろのやうにが。」

「うんにや。」

「草くさのやうにが。」

「うんにや。」

ごまざいの毛けのやうにが。」

「うん、あれよりあ、も少すこし硬こわぱしな。」

「なにだべ。」

「とにかぐ生いぎもんだ。」

「やつぱりさうだが。」

「うん、汗臭あせくさいも。」

「おれも一遍ひとがへり行いつてみべが。」

 五番目ばんめの鹿しかがまたそろりそろりと進すゝんで行いきました。この鹿しかはよほどおどけもののやうでした。手拭てぬぐひの上うへにすつかり頭あたまをさげて、それからいかにも不審ふしんだといふやうに、頭あたまをかくつと動うごかしましたので、こつちの五疋ひきがはねあがつて笑わらひました。

 向むかふの一疋ぴきはそこで得意とくいになつて、舌したを出だして手拭てぬぐひを一つべろりと甞なめましたが、にはかに怖こはくなつたとみえて、大おほきく口くちをあけて舌したをぶらさげて、まるで風かぜのやうに飛とんで帰かへつてきました。みんなもひどく愕おどろきました。

「ぢや、ぢや、噛かぢらへだが、痛いたぐしたが。」

「プルルルルルル。」

「舌した抜ぬがれだが。」

「プルルルルルル。」

「なにした、なにした。なにした。ぢや。」

「ふう、あゝ、舌した縮ちゞまつてしまつたたよ。」

「なじよな味あじだた。」

「味あじ無ないがたな。」

「生いぎもんだべが。」

「なじよだが判わからない。こんどあ汝うなあ行いつてみろ。」

「お。」

 おしまひの一疋ぴきがまたそろそろ出でて行いきました。みんながおもしろさうに、ことこと頭あたまを振ふつて見みてゐますと、進すゝんで行いつた一疋ぴきは、しばらく首くびをさげて手拭てぬぐひを嗅かいでゐましたが、もう心配しんぱいもなにもないといふ風ふうで、いきなりそれをくわいて戻もどつてきました。そこで鹿しかはみなぴよんぴよん跳とびあがりました。

「おう、うまいうまい、そいづさい取とつてしめば、あどは何なんつても怖おつかなぐない。」

「きつともて、こいづあ大きな蝸牛なめくづらの旱ひからびだのだな。」

「さあ、いゝが、おれ歌うだうだうはんてみんな廻まれ。」

 その鹿しかはみんなのなかにはいつてうたひだし、みんなはぐるぐるぐるぐる手拭てぬぐひをまはりはじめました。

「のはらのまん中なかの めつけもの

 すつこんすつこの 栃とちだんご

 栃とちのだんごは   結構けつこうだが

 となりにいからだ ふんながす

 青あをじろ番兵ばんぺは   気きにかがる。

  青あおじろ番兵ばんぺは   ふんにやふにや

 吠ほえるさないば 泣なぐもさな

 瘠やせで長ながくて   ぶぢぶぢで

 どごが口くぢだが   あだまだが

 ひでりあがりの  なめぐぢら。」

 走はしりながら廻まはりながら踊おどりながら、鹿しかはたびたび風かぜのやうに進すゝんで、手拭てぬぐひを角つのでついたり足あしでふんだりしました。嘉十かじふの手拭てぬぐひはかあいさうに泥どろがついてところどころ穴あなさへあきました。

 そこで鹿しかめぐりだんだんゆるやかになりました。

「おう、こんだ団子だんごお食くばがりだぢよ。」

「おう、煮にだ団子だぢよ。」

「おう、まん円まるけぢよ。」

「おう、はんぐはぐ。」

「おう、すつこんすつこ。」

「おう、けつこ。」

 鹿しかそれからみんなばらばらになつて、四方しはうから栃とちのだんごを囲かこんで集あつまりました。

 そしていちばんはじめに手拭てぬぐひに進すゝんだ鹿しかから一口ひとくちづつ団子だんごをたべました。六疋ぴきめの鹿しかは、やつと豆粒まめつぶのくらゐをたべただけです。

 鹿しかそれからまた環わになつて、ぐるぐるぐるぐるめぐりあるきました。

 嘉十かじふはもうあんまりよく鹿しかを見みましたので、じぶんまでが鹿しかのやうな気きがして、いまにもとび出ださうとしましたが、じぶんの大おほきな手てがすぐ眼めにはいりましたので、やつぱりだめだとおもひながらまた息いきをこらしました。

 太陽たいやうはこのとき、ちやうどはんのきの梢こずゑの中なかほどにかかつて、少すこし黄きいろにかゞやいて居をりました。鹿しかめぐりはまただんだんゆるやかになつて、たがひにせわしくうなづき合あひ、やがて一列れつに太陽たいやうに向むいて、それを拝おがむやうにしてまつすぐに立たつたのでした。嘉十かじふはもうほんたうに夢ゆめのやうにそれに見みとれてゐたのです。

 一ばん右みぎはじにたつた鹿しかが細ほそい声こゑでうたひました。

「はんの木ぎの

 みどりみぢんの葉はの向もごさ

 ぢやらんぢやららんの

 お日ひさん懸かがる。」

 その水晶すゐしやうの笛ふえのやうな声こゑに、嘉十かじふは目めをつぶつてふるえあがりました。右みぎから二ばん目めの鹿しかが、俄にはかにとびあがつて、それからからだを波なみのやうにうねらせながら、みんなの間あひだを縫ぬつてはせまはり、たびたび太陽たいやうの方はうにあたまをさげました。それからじぶんのところに戻もどるやぴたりととまつてうたひました。

「お日ひさんを

 せながさしよへば、はんの木ぎも

 くだげで光ひかる

 鉄てつのかんがみ。」

 はあと嘉十かじふもこつちでその立派りつぱな太陽たいやうとはんのきを拝おがみました。右みぎから三ばん目めの鹿しかは首くびをせはしくあげたり下さげたりしてうたひました。

「お日ひさんは

 はんの木ぎの向もごさ、降おりでても

 すすぎ、ぎんがぎが

 まぶしまんぶし。」

 ほんたうにすすきはみんな、まつ白しろな火ひのやうに燃もえたのです。

「ぎんがぎがの

 すすぎの中ながさ立たぢあがる

 はんの木ぎのすねの

 長なんがい、かげぼうし。」

 五番目ばんめの鹿しかがひくく首くびを垂たれて、もうつぶやくやうにうたひだしてゐました。

「ぎんがぎがの

 すすぎの底そこの日暮ひぐれかだ

 苔こげの野のはら

 蟻ありこも行いがず。」

 このとき鹿しかはみな首くびを垂たれてゐましたが、六番目ばんめがにはかに首くびをりんとあげてうたひました。

「ぎんがぎがの

 すすぎの底そごでそつこりと

 咲さぐうめばぢの

 愛えどしおえどし。」

 鹿しかそれからみんな、みぢかく笛ふゑのやうに鳴ないてはねあがり、はげしくはげしくまはりました。

 北きたから冷つめたい風かぜが来きて、ひゆうと鳴なり、はんの木きはほんたうに砕くだけた鉄てつの鏡かゞみのやうにかゞやき、かちんかちんと葉はと葉はがすれあつて音おとをたてたやうにさへおもはれ、すすきの穂ほまでが鹿しかにまぢつて一しよにぐるぐるめぐつてゐるやうに見みえました。

 嘉十かじふはもうまつたくじぶんと鹿しかとのちがひを忘わすれて、

「ホウ、やれ、やれい。」と叫さけびながらすすきのかげから飛とび出だしました。

 鹿しかはおどろいて一度いちどに竿さをのやうに立たちあがり、それからはやてに吹ふかれた木きの葉はのやうに、からだを斜なゝめにして逃にげ出だしました。銀ぎんのすすきの波なみをわけ、かゞやく夕陽ゆふひの流ながれをみだしてはるかはるかに遁にげて行いき、そのとほつたあとのすすきは静しづかな湖みづうみの水脈みをのやうにいつまでもぎらぎら光ひかつて居をりました。

 そこで嘉十かじふはちよつとにが笑わらひをしながら、泥どろのついて穴あなのあいた手拭てぬぐひをひろつてじぶんもまた西にしの方はうへ歩あるきはじめたのです。

 それから、さうさう、苔こけの野原のはら夕陽ゆふひの中なかで、わたくしはこのはなしをすきとほつた秋あきの風かぜから聞きいたのです。

2021-03-16

anond:20210316171909

それって結局「編集者」をぬかしてシーモアにいくからだろ

あの時期のサンデーは俺の好みにあう

とかそういうブランド買いを覚えずに直接素人卸売市場マグロみてもどれだけ高級でもいみわからんよ

2021-03-15

[]PS4 タイタンフォール2 Titanfall 2 キャンペーンのみ 

30/100点

時間くらいでクリア

下手くそなのでイージー選択

マルチオンラインは下手くそなのでやる気なし

よかったところ

グラフィックがそこそこきれいだけど、リスポーン時のリトライがそんなに時間からない

タイタンとのバディ感はありがちでラストもありがちだけど悪くない

タイムトラベルによるギミック面白かった めんどくて嫌いだけど

スポーン地点もステージ最初固定じゃなくて途中途中で刻んでくれたからなんとか最後までやれた

ラスボスバイパーHPをある程度削ったタイミングとか)

それがなかったら多分挫折してた

わるかったところ

壁走り、2段ジャンプ駆使するアスレチック要素がうざい

FPSアスレチックやるのは地獄すぎた

難易度関係ないし

武器が単発かどうかくらいの違いしかなくてたくさんある意味がない

つのまにか不便な武器になってたりしてうざい

弾切れがあってうざい

視野の外から攻撃がうざすぎる

スポーンしてもどこから攻撃うけてるか意味から10秒で死ぬこと多数

どこに進めばいいか、どこからすすめるかがすごくわかりにくくてストレスたまる

だいたい穴があいてたりちょっと高い位置に道があるけど、それがわかりにくい

それ以外のグラフィックと差がないかパットみわけがつかない

タイタンのってもスケール人間時とほとんどかわらなくて爽快感がない

2021-03-14

anond:20210314211155

元増田です。知恵をありがとう

チンする・茹でる・温めるくらいは出来るから、確かに鍋ならギリギリできる気がする

 

「ふえるワカメちゃん」は目からウロコだった

何年も食べてなくてトラバ見るまで完全に忘れてたけどわかめご飯が好きだった

わかめご飯のこと考えたら口の中がわかめご飯を求めるモードになって久しぶりに食欲が湧いたからこれも注文した

 

3日かかったけど無事注文できた

どうもありがとう

2021-03-10

anond:20210310113204

あるいみわずかでも、あなたが、ミスったら、あなたに奪われるだろう

いいじゃん

おれは奪われているだけ戦ってはいない

あなたは得をしている

被害者ではない

2021-03-09

ウマ娘検索汚染がひどすぎて涙が止まらない

タイトルフェミ風に茶化してるけど

マジで馬ゴルシの可愛い画像を探すのが大変で困る。

ウマ娘ほほえましいなと思ってたけどさすがにちょっとヘイト心入っちゃって現在進行形

YouTubeの時はちゃんとすみわけされてたのに

Twitter民治安が悪すぎる。

頼むからハッシュタグは #ウマ娘ゴルシ にしてくれ。すみ分ける努力をしてくれ。

2021-03-07

anond:20210307191409

昔は今みたいに小学生から情報教育などなかった

そんな時代小学生から情報をやって

偏差値60を諦めて偏差値40に飛び込む

残りの時間はすべて情報に使う超情報特価人材みわかる?

2021-03-01

anond:20210301180101

美しすぎる僕 増田糖質

そのへんの糖質みわけがつかないのは、仕方がない人もいることには同情を禁じ得ないが

チャットですらなければ、君も僕のことを 神が男と認めた、美しすぎる糖質さん つまり僕 増田糖質だと認めることだろう。

まりそれは、普通糖質だ。

2021-02-22

anond:20210222134630

1ヶ月 食費 1万円ができる男 5千円でもいいはいいけど まぁ 1万円 いみわかる?

※たいていの男性はこれができない

2021-02-12

anond:20210212204246

だったら、若者ポストいらないよね

だったら老人でもいいじゃん。いらないだろ、ポスト

ほしいとなったら、そりゃ爺もほしいだろ

みわからん

おまえ、いるの?いらないの?

2021-02-03

anond:20210203100842

から、これ特定できちゃう、というのをどうやって曖昧に書くか?というのが匿名増田

曖昧にかけ だめじゃないけど そうじゃないならはてなにいけばIDで一発

みわけてんだろ 同じID

2021-01-30

さすがに、ピンク掲示板 とはおもうけど まぁすみわけなんだろうな。

友達ではない とおりすがりの見ず知らずのもう合わない人たち

2021-01-29

anond:20210129002024

もちろん定義問題といえばそうだけど

共感能力とは「誰にでも共感する」能力ではない

「仲間をみわけて共感する能力」というのが本質

まり仲間じゃないやつ、演技してるやつの存在は前提

たとえば

ウィリアムズ症候群という稀な疾患を持つ人間自閉症と逆で

「誰にでも」共感して非常に社交的に振る舞う

幼児はほぼ必ず身なりの怪しいおっさんとかを怖がるけど

この症候群だと同年代友達と同じように一緒に遊ぼうとする

めちゃくちゃ怪しい嘘にも何度でも騙されるから

犯罪の使いっぱしりにされるとか、性的虐待とか受けてしまう人が多い

これは共感能力が高い、といえるだろうか?

まあ高すぎて暴走しているとは言えるかもしれないが、異常ではある

そして、挙げられていたような活動家たちや支持者も

殆ど場合「誰にでも共感してるわけではない」

これがポイント

シールズならネトウヨには共感しないだろう

グレタさんは環境問題無視する人間たちには共感を示さな

ただ共感を感じる基準が違うだけだ

ウィリアムズ症候群のように共感能力が高すぎて暴走しているとかではない

いうなればメタゲーム問題

メタゲームは単純に強いほうが勝つとかではない

相手の内心をどう見積もるかに正解はない

単純な心とものすごい複雑な心まで全部推論すれば誰にでも共感できるが

それがあっているかどうかなど誰にもわからないだろう

良心的に解釈してたらただの詐欺かもしれない

当事者性だけで判定するのが単純だというのはそのとおりだ

だが単純だから共感性が低いかと言うと違う

単純な人間によく共感しているだけである

複雑な人間共感し、単純な人間共感しないのは共感能力が高いか、といえば微妙だろう



もちろん誰にも共感しないのは共感能力が低いと言えるだろうが

誰にも共感できない極限と誰にでも共感する極限が共感能力がぶっ壊れている人間であり

胡散臭いなーって感じるのは正しい共感能力の使い方と言える

まして、同一の対象をみんなで叩くのは

叩いている側の集団共感しているだけのことも多い

共感能力という観点では正常といえるだろう

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん