はてなキーワード: 刑務官とは
数学レクリエーションなど科学啓蒙の執筆活動で有名なマーティン・ガードナーが、雑誌Scientific Americanに連載していた人気連載『数学ゲーム』で紹介した論理パラドクスに「執行不可能な死刑」という話がある。概ね、次のような話である。
===
ある被告人が裁判で死刑判決を言い渡された。その判決の際、裁判官は次のようにも付け加えた。
「刑の執行は何月の第何週に行われる。しかし、刑の執行が行われる日まで、それを死刑囚に事前に知られないように配慮するものとする」
裁判が終わり、今は死刑囚となった被告人と面会室で面会した弁護士は、死刑を恐れる被告人に対して「安心して下さい。あの判決による刑の執行は不可能ですよ」と語り、次のように勇気づけた。
「いいですか?仮に、死刑が土曜日に行われるとします。しかし、土曜日よりも前の金曜日まで死刑が執行されなかったとしたら、貴方は翌日の土曜日に刑が執行されると気づくことになります。これでは『事前に知られないように』という条件とは矛盾します。ですから、土曜日には刑の執行はありません。すると、次は金曜日に死刑執行ができるかどうかの話になりますが、これも実行不可能です。金曜日よりも前の木曜日まで死刑が執行されなかったとしたら、やはり貴方は金曜日に刑が執行されると気づくでしょうから、判決に矛盾します」
だんだん弁護士の説明が飲み込めてきた死刑囚は、表情も声も明るくなった。
「つまり、同じ理屈で水曜日も火曜日も月曜日も日曜日も判決と矛盾することになるのか。だから、刑の執行は不可能ということですね!何だか希望が見えてきました」
そして、いよいよ問題の1週間がやってきた。その週の水曜日の朝、刑務官たちが死刑囚の独房を訪れ、彼を刑場に連れて行くことを告げた。
「そんな馬鹿な!」と叫びながら連れて行かれる土壇場になって、死刑囚には「やはり裁判官の『事前に知られないように』という言葉は矛盾しておらず、正しかったのだ」と思えてきた。確かに彼は、まさか水曜日に死刑の執行が行われるとは夢にも思わなかったのだから。
anond:20210902182947 anond:20210902205348 anond:20210902205607
無理だと思うぞ
ワンチャン、控訴狙いで有耶無耶にするためにワザと判決を軽く出したも有り得るよな
この軽すぎる(もうAIに判決を任せた方が良い)判決を仮に遺族が飲んだとしても
刑事訴訟法 第482条を持ち出して有耶無耶にするつもりでは?
流石にそれはヤベーって判断はあっても普通の人がイメージするような刑務所には入らないと思う
懲役、禁錮又は拘留の言渡を受けた者について左の事由があるときは、刑の言渡をした裁判所に対応する検察庁の検察官又は刑の言渡を受けた者の現在地を管轄する地方検察庁の検察官の指揮によって執行を停止することができる。刑の執行によって、著しく健康を害するとき、又は生命を保つことのできない虞おそれがあるとき。
懲役刑の受刑者が、病気を理由に刑の執行停止を受けて釈放された事例
事案
懲役刑が確定し、拘置所から刑務所へ移送される予定だった受刑者が癌に罹患していることが判明したため、刑の執行停止を申立てたところ、これが認められて外部での病院で治療するために釈放された事例です。
経過
被告人は懲役1年の実刑判決を受け、控訴することなくこの判決が確定しました。拘置所から刑務所へ移送される予定でしたが、拘置所内の診察で癌の疑いがあることが判明しました。公判で弁護人を担当していた弊事務所に、本人からそのことを伝える手紙が届いたことから、弊事務所で刑の執行停止の申立書を作成するとともに、受刑者が癌に罹患している疑いがあることを証明する資料や、刑の執行停止後も治療に専念し、逃亡しないことなどを誓約する資料を収集・作成し、これらを添えて申立書を検察庁に提出しました。
その結果、無事申立てが認められ、検察庁の指揮によって刑は一時停止され、本人は釈放されました。その後、家族に付き添われて病院で検査を受け、現在も治療を継続しています。もちろん検察庁へは家族から毎月状況を報告しています。
【A級】……刑期が1年以上8年未満の犯罪傾向の進んでいない者(初犯者)⭐️
↑ ぜんぶ該当している
障害者の「ありがとう」=刑務所の「用便願います!ありがとうございます!」という意味?
なるほどこういう考え方もあるんだな
「本来受刑者は刑務作業を抜けてはいけなくて、(トイレは作業以外の時間に済ませるものだから、)刑務官に許可を求めたり、許可してくれたお礼を言ったりしなきゃだめ」
これを育休や障碍者に当てはめるとどうなるんだろう
「本来乳幼児の親は仕事を続けるべきではなくて、(子供を産まないか退職して育児に専念するか配偶者に丸投げするものだから、)同じ職場の人間にフォローを求めたり、フォローしてくれたお礼を言ったりしなきゃだめ」
「本来障害者は車椅子で公共交通機関を使うべきではなくて、(家にいるか自家用車などを使って移動するものだから、)駅員に介助を求めたり、介助してくれたお礼を言ったりしなきゃだめ」
判決を下す裁判官や裁判員の心理的負担を考慮して日本も終身刑を導入して欲しい。
もし自分が裁判員に選ばれたとして、酷い殺人だし死刑がお似合いだけど、被告と弁護士は冤罪を訴えていて万が一という可能性もあるし、冤罪でなくても自分の判断で人を一人殺したというのは寝覚めが悪いので、死刑判決を出すのはできればしたくない。かと言って、一つ軽い無期懲役にすると、20代の犯人が30年ほどのお勤めを果たした50代の無敵の人として社会に解き放たれるのは再犯しそうで怖すぎる。
その点、終身刑ならば、(遺族は復讐感情で死刑を望むとしても)赤の他人としては危険な殺人犯が死ぬまで社会から隔離されるという効果は死刑と同じで、冤罪を訴えてるなら獄中闘争がんばってね~と気軽に刑務所に送り出せる。殺人犯を国が一生養うコストも自分は許容できる。
別に死刑残したままでも良いから、自分が裁判員クジに当たる前に終身刑を導入してください。職業裁判官や死刑執行する刑務官だって助かると思う。