はてなキーワード: 二村ヒトシとは
http://anond.hatelabo.jp/20141208214051
http://anond.hatelabo.jp/20141209092733
私はつい最近まで童貞だった若輩者だけれど、世の中の日本男子諸兄の恋愛偏差値の低さには涙が出てくる。
いきなりおっぱいとかお尻に触るなよ!
結論からいうとボディタッチは肩とか腕とか手とか髪にするものなんだよってことなんだけど、こういうのって「知識」として覚えるようなものではないのですよ。
二村ヒトシは自分の中の「モモレンジャー」を開発するという言い方をしたけれど、そういう風に自分の中の女性的な想像力を喚起して、突然胸や尻に触られることがたとえ最愛のパートナーであっても如何にキモいかということを「実感」として分からないといけない。
もちろん男性の中の女性的な感性というのは不正確で薄いものだから、色々な女性の体験談とか創作物とか、何よりもパートナーの話とか態度ををよく見聞きすることで精度を高める必要があるのだけれどね。
これはポジティブな面にも言えて、よくイケメンがやるような、肩にそっと触れるボディタッチが如何に胸キュンなのかというようなことも実感として分かってきたりする。
小説家だとバラードに一番影響を受けた。現実の見え方が変わった。
意志力は筋肉のようなもので、使うと疲れるし、鍛えることができる。という本。
俺はこれ読むまで努力ができないし、我慢もできないし、自制心のない人間で、もうこれはずっと続くと思ってたんだよね。
でも、これ読んで少しづつ自己コントロールができるようになってきた。
嫌いな説教臭い体育会系的な根性論じゃなくて、心理学の実験を踏まえた、科学的な内容なのですんなり受け入れられた。
今もうまくはないけど、この本を読んだら少しはマシになって、職場とかで雑談できるぐらいにはなった。
ウォーホルのカラっとした、ポップな世界観が自分とまったく真逆で衝撃を受けた。
これを読んで、落ち込んだら世の中の全ては取るにたらないしょーもない出来事なのだ。と少し考えられるようになった。
ずっと経済学というのは後付けの屁理屈で何の役にも立たないしょーもない学問だと思っていたが、
あまり顔はよくない。だから、少なくとも性格を見てもらえる時間の多い大学時代が勝負だと思った。
女の子をデートに誘って断られたり、告白して断られたり、そういうことを繰り返してきた。
いわゆるマニュアル本も読んでみた。二村ヒトシのエッセイ集とか・・・。
初めは、まあ今までももてなかったし仕方がないと立ち直ることができていた。
しかし、そうやって断られることを何度も何度も繰り返していくうちに、精神が変調をきたしてきた。
今まで楽しいと思っていた趣味が楽しくない。自分の好きだった人を奪った人間の顔が浮かんでくる。
朝、起きることができない。夜眠れない。
「好きだった女の子に振られることを繰り返して、うつ気味の症状になりました」
失笑された。自分は親身になって聞いてくれるものと思っていたので、心底がっかりした。
軽めの向精神薬の処方を出されて、その場は終わった。
たぶん、自分がここから救われるためには、何としてでも彼女を作らなければならないと思う。
今では、休日にベッドから起き上がる気力すらなくなってしまった。
学校も、頻繁に授業を欠席するようになった。
自分がイケメンだったら、女の子に話しかけたりするのも向こうから喜ばれる事になるのだと思うが、
残念ながら顔があまりよくない。自覚している故、顔以外の部分に価値があることを示すため、財力や知識量を誇示しようとしてしまう。
優位性を少しでも提示できなければ、自分なんて全く価値がないから。
そう思って誇示した結果、どんどんと人が離れていった。
これが間違ったアプローチと言うのは簡単だ。しかし、ならばどうやって差別化するといいのか。
それがなければ、顔が良くない場合「単なる優しい人」にしかならない。
恐らく、社会に出たらもっと世間は厳しくて、一瞬で合否の判定がなされるのだろう。
少なくとも長い時間で見てもらえる大学時代に彼女ができなかった事実は、
基本「現代社会では女の方が有利だし女の方が生きやすい」って思ってる人の中身は女だと思う。
なぜなら世の中は、尊敬されるには男の方が有利で、愛されるには女の方が有利な仕組みだから。
女の方が生きやすい、女が羨ましい、女に生まれたかった…と思うのは、尊敬されるよりも愛されたい証拠。
そういう男は社会的要請によって男性的外面を取り繕ってるだけで、内面は女性的なんだよ。
美少女が登場するエロいフィクションの楽しみ方も、美少女を犯す側に自己投影しているとは限らなくなっているでしょう。
別にこれは現代の若者に特有の病理というわけでもなくて、女装して街に出るオッサンとかジイサンとかって昔から居たよね。
男にも「性的視線を浴びたい欲求」を持つ人が居るんでしょう。男らしくないといって圧殺・黙殺されてきたけど。
で、「性的視線を浴びたい欲求」だけをみたすには、男に生まれるより女に生まれたほうが断然有利。
若い女だったら多少ブスだったりデブだったりしても、露出の多い格好すれば、浴び放題だからね。(同時に軽蔑の視線も浴びることになるけど)
ここで考えたいのは、性的視線を浴びたい欲求を持つ男はなぜ不利なのか、ってことだよ。
わたしは、
・男の価値は性的魅力ではないので、男は性的視線を浴びたがるべきではない(そういう奴は男じゃなくて女の腐ったような奴だ)と思っている男
・男は女の性的価値を認めて金を払ったり面倒を見たりするべき存在なので、男自身が性的視線を浴びたいなどと望むべきではないと思っている女
こういう人間が寄ってたかって「気持ち悪い!」「甘えんな!」と言って迫害したり、特殊な変態の事例として"わたしたちの社会"から切り離したり、
存在自体を見なかったことにしたりして、性的視線を浴びたい欲求を持つ男を圧殺してきたからじゃないかと思ってる。
(というより、わたしの両親がまさに、こういう男とこういう女だった。でも両親だけでなく2chの恋愛板なんかでもこういう言説は頻繁に見るし、
リアルでも保守的な年上の人らはこういうこと平気で言うよ。で、わたしは「すべての攻撃は過剰防衛だ」と考えているので、
差別意識や嘲笑や頭ごなしの否定などをかます人は、何か絶対に守りたいものがあってこういう行動を取っているんだろうなあと邪推している)
わたしは、男が性的視線を浴びたい欲求を持つことを悪だとは思わないな。犯罪さえ犯さなければ好きにしたらいい。
前段落で挙げたような人たちにとって不都合な欲求だから、利己的な理由で悪と認定されてきただけなんだと思う。
悪認定とまでは行かなくても、嘲笑の対象にするような人もいっぱいいるよね。
でも人の性欲を嘲笑すると、その嘲笑的視線は自分の性欲に対して跳ね返ってくる。
自分の性欲を客観視して、人から嘲笑されないよう怯えたまま、一生自己開示出来ないまま生きていくことになりがちだ。
みんな嘲笑しないし嘲笑されないようになればいいんだけどね。(まあ、無理だろうね)
だから要するに中身が男の女でも、中身が女の男でも、どっちでもいいと思うよ。
もちろん中身が男の男も、中身が女の女も、いいと思うし。
二村ヒトシすごくいいと思う。AVは見たこと無いけど、彼の主張がかなり好きだ。
前からなんとなく感じていたことが、彼の主張を読んでまとまったり補強されたり、っていう部分は多いね。
「女に生まれた人間の既得権益」が羨ましくてイライラ・モヤモヤしている男は、彼の記事を読んでみたらいいんじゃないかなと思う。
数日前、20年来お世話になっている某メーカーAV監督の作品を見ている最中、
たまたまボリュームを大きくしたところ、女優が喘ぎ声とともにこんな話をしているのがうっすらと聞こえてきた。
「監督が優しい言葉をかけてくれるから安心して体を任せられる」
「彼氏に帰ったらまた殴られるかもしれない。どうしよう?」
「気持よすぎて余計なことを話しちゃった。気持ちよくなることに集中します。ごめんなさい」
「私の家が貧乏だって話しちゃったから、もう1本撮影するって言ってくれた。ありがとうございます」
これらは女優の「セリフ」ではなく、男優と絡んだり愛撫の快感に身を捩らせているとき、喘ぎ声とともに発せられる「本当の声」なのだった。
監督はそういった女優たちのリアルな悩み、撮影時の不安を取り除きながら撮影を進めているのである。
ところがこの監督はさすがにベテランだけあって、かなりボリュームを上げてもボソボソとしか聞き取れず、ボリュームを上げてもノイズにかき消されてしまう。
おそらくマイクが拾わない最小限度の声量で、囁くように話しているのだろう。
なぜなら、女優たちの話は相手が必要な会話形式のつぶやきが大多数を占め、女優たちの声や反応だけを聞いていても、ある程度の会話の流れを読み解くことができるからだ。
そうしていくつかの作品では、撮影中にもかかわらず監督の優しい気づかいに感動のあまり涙したり、監督の真意を理解した女優が突然喘ぎながらも「いままで失礼なことばかりしてごめんなさい」と謝ることさえある。
このメーカーに出演している彼女たちはもちろんAV女優だったり、以前から監督の知り合いの素人だろうと思われる。
売れっ子ならまだしも、企画レベルの作品に出演してAVを引退した女優を口説き落とし、1本だけの再出演をさせてしまう、
などというウルトラCは、ネームバリューやツテがあったとしてもほぼ不可能だろう。
彼女たちを心からリラックスさせる(話の内容によっては撮影後に時間をとって相談を受けるそうである)監督の存在ではなかろうか。
もちろん「抜けなきゃAVじゃない!」「女優のプライベートに興味ない」という方もいるだろう。
もしかしたら大多数の男がそうなのかもしれない。
けれどこの監督は女優たちとの信頼関係を築き、安心して体を任せられる相手だからこそ様々な素顔を監督に、カメラを通じて私達男性にも見せてくれる。
「女の子が快楽に身を沈めて(快楽の定義は十人十色だが)いく姿を追い続けた記録映像」がAVだと考える自分にとって、20年目であろうがなかろうがこの発見は本当に驚いた。
ネットで調べてもココに書いたような事に触れたレビューはひとつもなかった。
また当該監督のインタビュー記事等もあたってみたが、やはりここで書いたようなことには一切触れていない。
断片が見えれば見えるほど全体像がぼやけていくような不思議な感覚だけれど、知ってしまった以上誰かに伝えたかったのだ。
最後にここまでの話を読んでメーカー名、監督の名前にピンときた方は是非とも一本手に入れて欲しい。
この監督ほど女優への対応、撮影内容が長年に渡ってブレないというのは驚異的ですらあり、ツボに入れば動画データではなく、DVDを収集したくなる魅力に溢れている。
そして作品を手にすることができたらヘッドフォンをしてボリュームを上げ、出演している彼女等の喘ぎ声に紛れ込ませた言葉に耳を傾けてほしい。
これまでのアダルトビデオに対する見方がガラッと変わるような、衝撃的だったり刺激的だったりする話がはちきれんばかりに詰め込まれているはずだから。
6月24日追記
幻聴だ妄想だチラ裏だと鼻で笑われて終わり。と思っていた初の匿名ダイアリー投稿記事が相当数の方々に読んでいただけたことに驚き、有難く思います。
ここに書かれたことを一笑に付すのは簡単ですが、思わず手を止めてしばらく画面に食い入ってしまったほど衝撃を受けたことは間違いなく、
耳を疑って何本もの作品を見直し、聴き直してのことなので「聴こえた」としか言い様がないのです。
また、これだけ多くの方が興味を惹かれているというのは、真っ向から「嘘だ」と決めつけられない、なにか後ろ髪を引かれるようなものがあったのではないでしょうか。
Twitterで二村ヒトシ監督に事の真偽を尋ねていた方もいらっしゃいましたが、二村監督もこの投稿内容を頭から否定せず「自分ではなく代々木忠監督ではないか?」といったような見解を示しておられました。
さらに「聞こえたような経験がある」とコメントくださった方も、ごく僅かですがいらっしゃいました。
ただこれだけ多くの方に読んでいただいたにも関わらず、AV業界関係者の方からのコメントは前述の仁村監督以外にはなく、
もしかしたら本当にAV業界の(ごく一握りのメーカーにとって、ですが)タブーなのかもしれません。
なのでどのメーカーなのか、監督なのかは明言せず、いくつかのヒントをお伝えするに留めておきたいと思います。
メーカーはアダルトビデオ黎明期から存在しており、当時革新的といわれたスタイルはいまや多くのレーベルがリリースするジャンルにまで成長しています。
そのスタイルの生みの親とも言える監督はすでにリリース作品も絶えて久しく、現在は引退同様の状態だと思われます。
毎月一定数リリースしていたので作品数は相当な数となりますが、2005年前後の作品が(シチュエーションにもよりますが)音質的に良好なものがあるようです。
今後この投稿に追記することはないと思いますので最後にひとつだけ。
私が耳にした女優たちの言葉はどのような内容であれ、監督と女優の信頼を深めるために発せられたごく自然なものであり
そのことに本来の目的である自慰行為さえ忘れ、感動したからこそ誰かにこのことを知ってほしいと投稿をしました。
あくまで二村ヒトシの本の中での概念なので、と前置きするけれど、
彼は「自分のことを好き」という感覚を二つにわけて説明していて、
・1つは自己肯定:そのままの自分でも生きていける、という感覚
二村ヒトシの『恋とセックスで幸せになる秘密』という本を最近読んだのだけれど、まるでもうあなたのことがそのまま書いてあるような本でした。
自分のことが好きで(もっとよりよい自分になりたいというナルシシズム)、同時に自分のことが嫌いな(このままでいいという自己肯定の感覚を持てない)女性は、自分を好きになってくれる男性を見下したり、怖がったりしてしまって、自分には手の届かないような男性に憧れてしまう。
タイトルはあれだけど、自分を理解するきっかけになるかもしれません。興味があったらぜひ立ち読みでもいいので読んでみてほしいです。必ず得るものがあると思います。
増田のやりとりを見ていて、なんとなく思い出したこと。
女の人はどう思っているか
さて、考えてないからキモチワルい、って言われたって、あなたみたいに恋愛が不得手な男にとって「彼女に対して、どう行動したらいいのか」などについて「ちゃんと自分で考える」なんて、とてもじゃないけど至難の技でしょう。そこでその「能率の良い考えかた」を伝授してくれるのが“トレンド指南本”なり“ナンパ本”なり“恋愛マニュアル本”なりってものなんでしょ、と言いたいかもしれませんが。
何人かの女の人に「マニュアル本に頼る男」についてどう思うか、お話をうかがいました。以下のやりとりは、彼女たちから聞けたいろんな意見を、まるで一人の女性が喋っているかのようにまとめたものです。ブスが喋っていると思うとむかつきますから、美人を想像して読んでください。
──こんど、女性を口説く方法っていうか、恋愛のテクニックっていうか、ようするにモテない男がモテるようになるための本を、書くことになったのよ。
「へえ、それは楽しそうな仕事ね」
──でさー、モテない男っちゅうのは、結局、どうしたらいいのかね?
「まずとにかく、その恋愛のテクニック? そういうたぐいの本を、読まないことね。読んだ時点でダメね。本屋で、そういうテクニック本の棚の前で立ち止まった時に、すでにもう負けてるね」
──いきなり手厳しいですなー。
「ていうかサラリーマンとかだとさー、『ビジネスに勝つ! ナントカの方法』みたいな本読んでる人ほど、いかにも無能そうっていうか、もう読もうって思ったときに終わっているってカンジ? ビジネスに勝ってんのはあんたじゃなくて本の著者だろ、あんた、その本お金出して買ったときに、もう著者に食われてるよビジネスで、みたいな? それとおんなじこと」
──ていうかオレも最初はまさにそう思ってたんだが、仕事ひきうけてから、過去のそういう本、ひととおり読んでさ、感心しちゃったよ。けっこうイイことも書いてあるわけよ。
「本が悪いんじゃなくてさ、マジメな気持ちでそういう本さえ読んでりゃなんとかなる、って思ってる感性がさー、とっても、モテない秘訣だよね」
──(正論だなー、と思いつつも、だんだん腹も立ってきた)だってさあ、どうすれば女と口がきけるか、なかよくなれるか、なんて、すげえ大事なことじゃん。ひょっとすると男の人生でいちばん大事なことかもしれん。なのに誰も教えてくれないじゃん。
「教わることじゃないのよ。なんで活字で書いてあることだと、すぐになんでも信用するかな。マニュアル本なんか読まなくても、ヒントは世の中いっぱいあるじゃん。最初は、映画とかマンガとかドラマとか、バラエティで司会の芸人がアイドルになれなれしい口きいたりしているのとか、ああいうの見て、自分の感性に合うのを、それも、まんまコピーするとバレるから、自分なりに参考にして工夫すればいいのよ」
──そういうトレンドものが感性に合わなくて苦労している奴が読むんだよ。
「だったら昔の小説とかカルトなのとか、なんか自分に合うのを自分で探してくんのよ。なんでそういうとこで自分の頭、使わないかなー。べつに全部ゼロから考えろつってんじゃないのに」
──女だって、そういう本、読むじゃねーかよ。
「失礼ねー、読まないわよ」
──読んでるよ。売れている女性誌って、そういう恋愛論とかの特集ばっかじゃん。
「あれは雑誌よ」
──どう、ちがうんだよ。
「あのね、すごくちがうわよ。書いてあることが同じでも、雑誌は雑誌だもん。第一、値段が安いでしょ」
──ケチなだけじゃねえか。
「ちがうわよ。その特集以外にも、いろんな情報が載っているでしょ。どうしたら男にモテるかって特集がすごく読みたくても、安くて他のことも載っていれば、買うときにシャレですむっていうか、自分にイイワケが立つのよ。部屋にあって親や友達に見られても恥ずかしくないし」
──それ、なんか、ずるいなあ。素直じゃないじゃないか。
「そんなことで素直になってどうすんのよ。余裕もたせてんのよ。人間としての最低のタシナミを守ってるのよ。だって彼氏いない女の子、みんなすごい切実よ。その切実さったら悪いけど男性の比じゃないわよ。だけど、だからって、すっごい目ぇ血走らせてマジな顔でオトコオトコっとかってなったら、おしまいじゃない。男の人だってそんな女イヤでしょ。それといっしょで、自分がモテないことにホントにマジで苦しんでいる男って、たいへんだなって同情はするけど、その同情が愛に変わることはゼッタイないわね。はっきりいうとキモチワルい。
……
「だいいち、そういうマニュアル本って、女性一般の攻略法でしょ。まあそれは女性誌もそうだけどさ。せいぜいB型はこう攻めろとか、お嬢様タイプはこうだろとか、そのてーどの分類でしょ。冗談じゃないわよ。あたしはどこにいるのよ。あたしを口説きたいんでしょ。しかも口説きかたも本に書いてあるとーりのテクニックで、自分の個性すら無いじゃない。恋愛とかセックスとかって、一人ひとりやりかたが微妙に違ってて、それが楽しいのに」
……
「そういう人って、あたしが好きなんじゃなくて、ただ彼女が欲しいだけなんでしょ。でも「ただ彼女が欲しい」なんて、いくら切実でも、そんなのないわよ。女の子でもそういう、とにかく彼氏欲しいって言うコいるけど、友達からバカって言われているわよ。誰でもいいんだったら、それはアソビよ。でもアソビならアソビで「セックスさせて」ってキッパリ言われたほうがわかりやすいし、対処のしようもあるわよ」
……
「思い詰めてるバカはバカ同士でくっつけば? あ、でも自分と同じだから、バカ男のことキモチワルがりはしないと思うけど、バカなコってバカなほど要求とかプライド高かったりするから「とにかく彼氏欲しー」とか言ってたくせに、顔とか性格とか、すぐつべこべ言うよ。男もそういう男は、そうでしょ? だからいっとき押し切ってくっついても、すぐお互いに失望してダメんなって、お互いキズつくんでしょ。バカでー」
この本、すげー面白いから、こういうことに興味がある人は、読むがよろし。