はてなキーワード: 空手とは
とある中国系の武術の本に「10年立って禅を組めば気が出る。気の力は何にも代えがたい」と書いてあったので、学生の時から1日1時間ぐらい禅を組んでていた。そろそろ10年ぐらいになるつい最近、本当に気が出てきた。
ある日寝ようとしたときに突然血流が増し、寝れなくなったのだが、この次の日あたりから体の中で何かもぞもぞしたものが動くようになった。足の裏が一番多く、次に背中、仙骨、ふくらはぎの裏ぐらいが良く動く。
体外の気については、まず掌が一番感じやすく、温かい電気のようなものがある。その磁場的なものを捏ねていると、腕全体にも粘り気が出てくる。体の陽面は感じやすく、陰面は感じにくい。脚は手より感じにくく(足裏は除く)、顔面と頭部はいまだ感じられたことがない。中国武術は頭部も武器として使えるので感じられないはずがないのだが、とにかく難しい。眼だけならいける。
一方で、気が出てきたからといって、運動が劇的にうまくなったかというとそうでもない。全身の気を統一して構えれば多少は早く動けるが、アマチュアだと早いかなぐらいで、超人ではない。
気を出すには自然のあるところで禅を組むのが良いのだが、最近は寒い中でも禅を組めるようにはなった。昔は冬は5分も組んでられなかったが、今は風雨のなかで1.5時間ぐらいならできなくもない。寒さの耐性と疲れにくさは養ったのかもしれない。要は健康にはなった。
色々調べていると養気と錬気は違うらしく、気が出てもそこから練らないと武術などでは使えないらしい。よく本で書いてある内容は養気のほうで、錬気は文献が少なく、中国語の本や昔の仙道の本などに当たると多少書いてあったりはする。
最近は構えた瞬間に手に気が一瞬で流れるようにはなってきているが、将来的に超人的なこと、例えば子指1本で相手を抑えるとか、牛の首を切れるとかができるか正直わからない。今まで言うとおりに練っていると大体その通りになってきているので、たぶんできるんだろうとは信じている。
先師の手前、あまり言いたくないのだが、おそらく気が出るまでに10年はかかりすぎた部類だと思う。気功、仙術、煉丹術だと早ければ数日、長くても100日とか1年ぐらいと書いてあることが多く、先師の修業は気が長すぎると思う。最近気が出たのは、気功を増やしたからではと思うところもある。とはいえ、立禅自体の下地はそれはそれで大事ではあるのだろうが。
太極拳はやらないのだが、動作の一部を試してみると明らかに気が流れるので、あれは気功なのだろうとは思った。腕を回すだけで何年も練るってどういうことだと感じていたが、確かに気を感じてから套路に入ったほうが結果的には早そうだ。中国系武術の本は色々読んでいたが、今まで表面的な理解しかできていなかったのを反省している。
たまに中国武術を力学的、戦術的観点からしか語らない人たちがいるが、精、気、神、意などの道教、中医学あたりの背景を理解していないと、昔の自分のようだなと思う目で見てる。伝統的な空手とかはこのあたりもちゃんと引き継いでいて、研究していて面白い。
動画を含めたら何十回も彼を観ているが、生で見かけたのは二回である。俺は生観戦は滅多にしないからだ。
初めて見かけたとき、彼は走っていた。汗だくでジョギングして、来るべき日に備えて走っていた。練習中に声をかけるのは、少々迷惑だと思い、俺は声をかけなかった。
次に見かけたのはついさっき。餃子耳にマスクをぶら下げ、何やら沈痛な面持ちで渋谷駅に向かっていた。
恐らく前回「UFCにいこう」と口走ったところをマイクに拾われ、榊原にコッテリしぼられた事が関係しているのではないか。今度は俺が仕事中だったので声をかけられなかった。
日本人としてはトップクラスなのだが、日本人トップクラスという程度では、世界には通じない。
ボクシングもレスリングもそれなりなのだが、彼を特徴づける空手のレベルが低い事が大きな痛手だ。
離れたところからポンと飛び込んでペースを握る事を得意としてるが、離れるには相手を警戒させないといけない。相手を警戒させる手段がないので、彼はそこそこの日本人にしかなれない。
チャンスを待つ辛抱強さもあり、チャンスを与えないしつこさもある。彼に足りないのはチャンスを作る戦略性だ。
距離を取る為にただ離れるのではなく、離れたフリして襲い掛かる戦略性だ。
榊原はイベンターなので、空気を読むように言うだろう。無責任なファンたちも、堀江に空気を読むよう言うだろう。
でも堀江は読まないのではなく読めないのだから、諦めて勝ちを拾え。がんばれがんばれ。
渋谷の街を誰にも気づかれないまま歩く日々を終わりにしよう。
暴力だからよくないとか騒がれてるけど、それは流石に今更すぎないか?
しかし、賢しらぶった人たちが「暴力と格闘技は違うんだ、わかっていないのは不勉強だからだ」という表面上だけの話をして留飲を下げているのは、ピントはずれもいいところだと思う。
だいたい、格闘技に限らず興行なんて裏も含めりゃ大概ヤクザみたいなもんだろ。
「少年の夢」みたいに健全ぶってるプロ野球とか、裏は言うに及ばず表の部分だけでもどれだけ暴力的でコワモテなんだよ。
ガッツポーズしただけで打者への報復死球が当たり前の暴力世界だぞ。
よく奇麗事だけいって満足できるなと思う。
そもそも朝倉は、「喧嘩」が好きで暴走族や少年院にも入るような暴力の世界で生きてきて、「格闘技」相手に手も足も出ずボコボコにされたことから総合格闘技に目覚めた人間だ。
自分と同じように暴力に明け暮れる、どうしようもない不良の方を気にかけている。
かつて自分がデビューした不良たちの格闘場「アウトサイダー」のように、次世代の格闘家のプロデュースもしている。
「喧嘩の楽しさ」の延長が格闘技にある、そこには時間をかけて人生を変えるだけの価値がある、だから不良は喧嘩なんかしないで格闘技をしよう、その方が人生が豊かになるよというのが朝倉の理屈だ。
この朝倉のスタンスは、不良たちに絶妙にいい影響を与えたと思う。
朝倉のyoutubeで、地元愛知に帰った際に煽り運転をされたことがった。
相手が朝倉未来だとわかった瞬間に一目散に逃げ去る不良の姿を流し(もちろんモザイクつきで)、ダサいし危ないし何より迷惑だからそんなことやめろと動画上で説教をしている。
自分たちだったからよかったけど、他の人がされたら堪らないと。
こういう部分にこそ朝倉の意義がある。
煽り運転をやめろなんて誰でも言えることだが、不良にとって、「外部の」大人に言われるより、自分たち「不良側」の先輩に説教されることほど効くものはないのだ。
だからことあるごとに不良アピールをし、同時に喧嘩や迷惑行為はダメとも発言する。
この動画を見た、年を重ねた元不良も「後輩にちょっといいこと言いてえ」と思って、「朝倉未来もやめろって言ってたぞ」と後輩に説教をする。
これは普段から品行方正な人間では決してなしえない、朝倉だからこそできた小さな社会貢献だと思う。
だから少年院にいって講演もして、院では異例の格闘技大会の特別上映(!)も叶えている。
「暴力と格闘技は違いまーす」「僕たち健全な格闘技界は不良なんかとは違いまーす」と奇麗事だけを都合よくいう人間ではないのだ。
そして、その長年不良だった朝倉でさえも、総合格闘技に出会ったのは成人する前後だった。
だから朝倉はyoutubeでも繰り返し「格闘技の周知」「認知の向上」の話をしている。
「格闘技好きに向けたアピールをしても、格闘技の人気は出ない」と繰り返し話している。
人気の「街の喧嘩自慢とスパーリングをする企画」も積極的にやり、この企画をどんどんパクってくれと言っている。
はっきり言って、朝倉のyoutube活動が今の格闘技界にもたらした影響はすさまじい。
格闘技界のカリスマ・堀口恭司なんて正真正銘のスーパースターすらも、一般人は誰も知らない時代だ。
だが格下の朝倉は、彼よりも圧倒的に有名になった。
一躍不良少年の憧れの的となり、格闘技の布教活動をして、大会の視聴率をあげている。
そして朝倉は、不良や総合格闘技だけではなく、空手や合気や剣道などの伝統武道、ボクシングやキックなど様々な格闘家、さらにはバドミントンなどほかのスポーツ選手ともコラボし続けて、武道や格闘技、スポーツの魅力を伝える活動をしている。
格闘家のyoutubeブームは朝倉の影響と言っても過言ではない。
本人のプロ戦績がしょぼくても、それだけでは計り知れないほどの貢献を業界内外にしているのだ。
仮にも「格闘技が好き」なんだったら、その功績を知らないとは言わせない。
どんなに朝倉が嫌いな人間でもそれだけは認めざるを得ない、それぐらいの活躍をしている。
(あと、興行主から体重上げて試合に出ろ金を稼げと何度言われても断わり続けたのも、昔のPRIDEで酷使された選手のことを思うと本当に偉かった)
だから恩師の前田日明に「スパーリングを公開するなんてあり得ない、絶対対策されるからやめろ」と言われても、格闘家と公開スパーをして、それを研究されてボコボコに負けても、それでもやめなかったのだ。
(そもそも朝倉本人が対戦相手の動画を入念に分析する人間なので、リスクは最初から分かっていたはずだ)
今回のabemaの件はもちろん問題があって、本人も謝罪しているしそこを糾弾するのは本当に正しいし、健全な行為だと思う。
色々な問題点は他の人が指摘している。
しかし、朝倉と彼の活動を一概に「格闘技と暴力を勘違いしているだけのお馬鹿さん」と知った風な口でひとまとめに切り捨てるのはあまりも、あまりにも浅すぎやしませんかと思う。
しかし、「格闘技と暴力を延長線上のもの」として捉えて活動しているからこそ、格闘技界や不良たちに「いい影響」を与えたことも事実なのだ。
「影響されて格闘技始めました」とか「未来さんが止めろって言ってたから」と不良が憧れるようなロールモデルを、(一時的かも知れないが)こなすことができたのは、とても貴重なことだと思う。