はてなキーワード: 共通語とは
これが煽りなのかなんなのか判別はできないけど、こういう素朴な声が上がる可能性は十分ある。異文化を理解するというのは、こういうおぞましさを越えることだ。本当の意味で異文化がコミュニケーションしたら、当然こうなるのだ。「異文化」が「怖い」のは当たり前なことなんだよ。
些細なことなら、また一時的なことであれば、「片方が片方の文化のやり方に嫌々従う」形で見せかけの「交流」をすることは十分可能だ。たとえば力で(外交)、あるいは金で(経済)。だがそれはコミュニケーションでなくただ物理で殴っただけだ。そこにはどんな「理解」もない。戦争で勝った? 征服した? それで朝鮮半島の人々は日本を理解したか? 残念ながら、力は何も解決しない。そんなことは歴史を見ればよくわかる。では、どうすれば?
お互い「わからない」ことを前提とする世界で、初めて「ルール」が現れる。私たちは「ルール」を通して初めて異文化を「理解」することができる。そこで「ルール」はすなわち共通語として機能する。
日韓は、これまで共同の仮想敵(つまり北)を置くことで、見せかけの融和関係を保ってきたに過ぎず、本当の意味での共同ルールも作れていないし、従って外交関係も築き上げてこなかった。共同の「敵」がいる状態ならそれでもなんとかなった。むしろ、そのツケを払わないで済ませるために共同の「敵」を要請してきた。極東に橋頭堡を築きたい大国の思惑がそれを後押ししてきた。そうして極東の人々は構造的な不和の状態を日常にしてきた。そして、そこから得られる甘い汁は、私たち自身をもどっぷり浸している。
だが、もう無理だ。そういうごまかしは永遠には続かない。私たちはそろそろこの「不和」の真実に気づき始めている。その不和と直面しない限り、この極東の人々に未来はないということに。
なんでみんな共通語話してるんだろうね。
http://anond.hatelabo.jp/20170529005228
(前回終わりと言っていたが、コメント返しをしたい。I'm easily triggered。書きたいものもまた出来てきた。そのうち理想の英語教育について書いてみたい。ただし、この書き込みを始めてから痔が痛くてしかたないので、まず体調を戻したい。
これは元記事に追加しようとして書いていたものだが、更新しても全然反映されないので新規記事として書くことにする。それと、前回最初に書いた記事は長すぎて入り切らなかったので削除したのだが、トラックバックは消えずトラックバックの依存関係がめちゃくちゃで、それも直せていない。増田の仕組みはよく分からない)
なぜ日本の英語教育が嘘まみれなのかわからない、というご意見を頂いている。
日本の英語教育で教えられているのは、日本人に教えられている英文解釈の方法論で理解できるように調整された、英語のように見える英語でない言語だ。日本の英語教育は、最初から英語でないものを教えている。それはものすごく罪深い嘘だと考えている。
論文を読み書きできればいいじゃないか、という意見もいただいた。科学の共通語は"Broken English"だ、という考え方は広く浸透していて、ならば英語は適当でもいいんじゃないかという考え方は根強い。
しかし、たとえば東京大学文科3類のTOEIC平均点は730点というデータがある。これはソースが見つからないので都市伝説のたぐいかもしれないが、神戸大のTOEICの平均点のデータは見つけることが出来た。
http://www.solac.kobe-u.ac.jp/2013/04/toeic-iptoefl-itp.html
神戸大は国立の立派な大学であるが、上級生でも600点付近をウロウロしている。下級生はもっと低い。
https://www.slideshare.net/sixaroundtheworld/report-on-test-takers-worldwide 8ページ
TOEICは日本人にとっては難しくても、世界的に見れば簡単すぎて、受験者の大半が日本人と韓国人で占められるようなテストだ。上のデータを見ると日本人が65%、韓国人が12%となっている。TOEICは900点あっても、Wikipedia英語版でまともに情報収集できるかも怪しい程度の英語力でしかない。たとえばこんな記述を見つけた
そういう意味でwikipediaの英語版はとても良質な英文の宝庫と言える。また、単語レベルもNewYorkTimesなど英文誌のようにバカ高くなく、TOEIC900点を目指すものにとってちょうど良い。自分が興味のある分野か、TOEICでよく出る経済用語がオススメだ。
http://www.iibc-global.org/iibc/press/2014/p016.html
ちなみにここを見ると、中国人の平均点は713点、韓国人は632点、日本人は512点となっている。他にも、留学経験のない人の平均点は539点だが、2年留学すると762点というデータも見え、2年留学してるのにたいして出来てない実態が浮かび上がってくる。
TOEICはかなりレベルの低いテストで、その中での神戸大の平均点600点というのは、英語は基本的にわかりませんというレベルだ。論文を書くだけなら、(Broken Englishが許される学問領域ならば)中学レベルの英文法を駆使して簡単な文を作り、大学が雇っているネイティブに添削してもらえば一応形にはなるだろうが、論文を読むのは、たとえそれがノンネイティブが基本的な文法だけを用いて作ったBroken Englishであっても難しいはずだ。
日本の英語教育は、最初から英語は教えておらず、教えているのは英語もどきでしかない。そこを誤解しないようにしないといけない。そしてそれはいくらやってもほとんど実用にはならないのだ。
ざっくり「関西弁」と言われると「関西標準語」的なふわっとしたものを指す言葉として認識している。
恐らく大阪京都あたりの言葉をベースに、関西圏の人同士なら割とすんなり意味が通じる程度に方言をマイルドにしたような何か。
実際に概念としてはそういったものはできつつあるらしい。 → https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E8%A5%BF%E5%85%B1%E9%80%9A%E8%AA%9E
私は実家が兵庫、住まいは京都なのだが、確かに同じ近畿圏だけど、実家で自然と話す播州弁と、
職場で関西圏のいろんな地域から来た人たちとの間で自然と使っている、京都弁とも大阪弁ともつかない言葉はだいぶ違う。
でも明らかに標準語とも違うから、名前を付けるとするなら関西標準語とか関西共通語とか、まあそんな感じになるよね、みたいな言葉。
自分も周囲も標準語を話そうとすると「キショい」「サブイボ出る」となって落ち着かなかったり(なんか歯茎や首筋や鼻毛がムズムズする)、
たまに関東から新人がくると、新人が口を開く度にツッコミを入れずにいられない人が社内にも社外にも何人もいたり、
イントネーションの違いを関西風に直しつつ意味を確認しないと違和感が気になって会議で話が進まなかったりして、
実際にコミュニケーションの妨げになってしまうので、話し言葉として標準語を使うという選択肢が最初から排除されている。
なんならビジネスの場面でうっかり標準語を使うと、発話者が標準語話者であるという前提を知らなかったり、うっかり頭から抜けていると、
受け手が無意識のうちに「余所余所しく信頼関係ができていない」「バカにされている」「煽られている」「ケンカを売られた」といったネガティブな印象を持つことがあってマジで危険。
関東からきた新人を連れて行ったり、丁寧に敬語で話そうとしすぎて標準語っぽくなった際に、
えらくぶっきらぼうなオッサンから急に「自分(出身は)関東?」と聞かれることがあるが、その辺のスイッチを切り替えるために必要な確認だったりするのだと思う。
裏で「やっぱ関東出身はアカンわ、しゃべり聞いとるだけでかゆーてしゃーない」などと言う事はあっても、大体表面上は態度をスイッチしてくれる。
そんな環境なので、関東圏から就職してきた新人も、数年もしない内に(必要に迫られて)自然と関西標準語話者になるのだが、