はてなキーワード: チンピラとは
まさにバブル崩壊直後の話だった。
両親が険しい顔をして小声で話し込んでいるのを遊びながら横目で見ていた。
その時はただおじがなくなったという話だけを聞いた。
葬式に参列したとき、口の軽い別のおじから「あいつは自殺した」と聞かされた。
両親もその場にいたが、そのことを隠したかったみたいでバツの悪そうな顔をしていた。
そのおじのことは嫌いだった。
見た目もしゃべり方もチンピラ風で、小学生の頃はいとこと遊んでいるところを何度も邪魔されその都度泣かされてばかりだった。
親戚の集まりではいつも遅れてきてくるばかりか大抵の場合すでに酔っ払っていた。
早々にお金の話を始めて、自分の羽振りの良さの自慢ばかりしていた。
父の妹の婿さんだったが、先に来た妹が兄弟に囲まれて泣いている姿も何度か目にしたこともあった。
おじの子どもたちは自分より年上でおじとは似つかないほどにしっかりと誠実な印象だった。
しかしながら酔っ払って大騒ぎするおじを止めるようなことは一度もなかった。
受け入れていると言うよりは諦めている印象だ。
その当時、こんなにも周りを敵に回して、この人はなんて強い人なんだと自分は思っていた。
こういう無神経な人が世の中で幅を利かせて思い通りの人生を生きていくのだと思っていた。
悲しいとか、ましてや嬉しいとかもなく、ただただ驚きがそこにあるだけだった。
そんな自分も今年で45歳になった。
正確には覚えていないが、おじが自殺したのと同じくらいの年齢だ。
10年前に滑り込むように見合いで同世代の女性と結婚をして、なんとか2人の子宝にも恵まれた。
おじの存在はいつも心のどこかに引っかかっていて、自分はそんな大人になりたくないといつもブレーキのように行動を見直させてくれた。
これから先の未来においても、回復は絶望的ではないかと思えるような状況だ。
就職氷河期直撃の世代なので、仕事を選ぶことなんてできなかった。
当時から底辺と言われるような業種だったが、働けるだけましだと思い、一生懸命ここまで走り続けてきた。
なんとか生活も安定してきて、自分はおじのようにならずに済んだとほっとし始めていた矢先だった。
このまま全てを失うかもしれない。
業態ごとなくなってしまえば、もう1から何かを始められる年齢ではない。
今はまだ病気なんかに負けたくない気持ちだけで生きる気力をつないでいるが、コロナが落ち着いて経済を再建していく上で、皆が順調に再建していくなかで、業態ごとなくした自分はどうなってしまうのだろうという不安に押しつぶされそうになる。
そんな人間と一緒にいるくらいなら、なんとかまだ働いて行けている妻の親元に子供ごと帰らしたほうがよいのではないか。
自分ひとりなら惨めな思いは耐えられるかもしれないが、家族に惨めな思いをさせるのは耐えられないかもしれない。
あの時、バブルが弾けて全てを失ったおじも同じことを考えていたのだろうか。
30年以上も過ぎていまさらあのおじに苦しめられるとは思ってもいなかった。
仕事や学校のストレスから開放されたからともっともらしい理由が書いてあったが、自分は違うと思った。
なぜなら、生物は死ぬかもしれない状況になると生きたいと思うようにできているからだ。
常々、自殺に至るメカニズムは「死にたい」が原因ではないと考えている。
むしろ「生きたい」と考えるからこそそれがかなわないことに絶望するのだ。
周りが生活を再開して生き生きとし始めた時、自分だけが取り残されていると感じたらどうだろう。
「生きたい」のに「生きられない」と感じた時、心の引き金を引かないでいられる自信がない。
気が付かないままに自分もいつの間にか気高い存在になってしまっていたのかもしれない。
これを書いている最中でさえ、心は激しく浮き沈みを繰り返している。
全てを失った時、心の外側にべっとりと絡みついた贅肉のような傲慢さも一緒に取り除くことができるのだろうか。
漫画や映画その他のフィクションで、一作目(第一部、シーズン1など)で未熟だった主人公が、次作では大きく成長して有能になってる作品を教えて下さい。
自分の知る限りだと、
・極悪がんぼ(一作目では唯のチンピラでカモにされっ放しの神崎守が、数年後の激昂がんぼではほぼ無敵の若きフィクサーとして活躍)
・PSYCHO-PASS(一作目では同僚に頼りがちだった新人の常守朱が、シーズン2では有能な監視官に)
・左ききのエレン(第一部では仕事もメンタルも未熟で悩みっ放しだった朝倉光一が、約10年後の第二部ではチームリーダーとして思慮深く頼れる人物になってる)
などです。
その善行というのは「スーパーやコンビニの駐輪場で自転車が倒れてると寄っていって立て直す」
というつまらないものなんだけど、これをしなければ自分自身に何かしらの不幸が訪れるという強迫観念があるので自転車が倒れている光景を見かけると寄っていって立て直してしまう
こういうことをしていると、やがていつか「お前俺の自転車を倒したな!」という持ち主の勘違いを誘発して要らぬトラブルを招くのでないか?という不安もあるのだけど、なにせこちらは病気の症状で仕方なく立て直しているのだからその時はその時と諦めて立て直すしかない
1度だけ立て直している最中に買い物を終えた持ち主と出会したことがあったけど、その方は幸いなことに快く対応してくれたので助かった
チンピラやヤクザの自転車を立て直している時に彼らに出会したらと思うと恐怖しかないが、それでも立て直す以外の道は自分にはないのだろう
子供時分に商店の倅だった者だが、コロナ騒ぎを見ていて、またいくつかの店が飛ぶ
と思うと胸が痛い。こういうことになると、だいたいギリギリでやってたところが、
卸との間に支払いが滞ったのか、棚がどんどんスカスカになっていった。主人は
確か脱サラした細身の男で、東京六大学を出たとかで、田舎にしてはしゃれた柄物
のブラウスとか扱っていたが、最後空っぽのガラスケースに囲まれて、家賃も
払えなくなっても、店の真ん中の椅子に座り込んで、立ち退こうとしなかった。
なんか最後、何人かスーツ着た男の人が来て、連れていったそうだ。
・手を広げて夜逃げした贈答品店
中元歳暮や婚礼などの進物を扱う店で、郊外のロードサイドにも店を出すなどして
羽振りが良かった。倅が小学校の同級生だったので、家に呼ばれてよく遊んだ。
おやつに皿に乗った紅茶が出て、ブルボンとかの透明な袋に入ったお菓子が添えて
あるのが衝撃だった。ある日突然店が閉まってスッカラカンになった。親父に聞くと
手を広げすぎて、以前から経営は良くなかったらしい。自慢のキャラクター付きの
自転車が店の前に放置されていたのが生々しく、記憶に残っている。学校の噂で
大阪の方に行ったと聞いた。
これはうちも迷惑を被ったので、よく覚えている。親父も、工事の代金を踏み倒されて
あの野郎と、怒りまくっていた。以前から、支払いが渋いことで商店連中の間では有名
だった。小さい娘とその弟がいて、店のカウンターの端っこで二人並んでよく勉強してた。
ある時、地元のチンピラともめたのか、普通の定食屋だったのにガラの悪い連中が入り
びたるようになった。そんで一気に客足が遠のいて、潰れた。問題は潰れる直前に取込み
詐欺みたいなことをやって逃げた。高価な食材や機器、家電などを馴染みの店に注文し、
届くと同時にドロンした。親父は大家と一緒にシャッターをこじ開けてなかに入ったが、
めぼしいものは持ち去られた後で、残っていた子供の目覚まし時計を持って帰って
決勝の日を迎えた。会場に来た応援団はハトコのおかまチンピラヤクザ1人だった。
ハトコといえば小学校時代に俺の空全巻を貸してくれたオナニー初心者時代の恩人だ。まもなく決戦開始の尺八が鳴る。
対戦相手は超高速手コキストの天空山四捨五入百七十六段だ。爬虫類や甲殻類をズリネタに1分間に3回射精という世界記録保持者でもあり私の兄弟子でもある。
要するに互いに裏筋を舐め尽くした好敵手だ。天空山四が優勝すれば10連覇となり師匠である魑魅魍魎薔薇蔵の9連覇の偉業を超える快挙となる。
自信満々に青筋をたてる天空山四のブロッコリーのような檄太魔羅を見つめながら、俺はこの1年の数々のズリネタを思い返しいまにも発射してしまいそうだった。
審判が尺八に口をつける。肛門を刺激するかのような低音が場内に響いた。オナニー史に残る激闘の幕が切って落ちた。
俺は審判の唇を13年前裏本エクスプローラーで見た田口ゆかりの唇に幻視することで2擦りで第1射精を華麗に決めた。ハトコの嬌声が響く。
しかし兄弟子天空山四も審判の尺八を吹く唇で同時に第1射精を決めていた。
過去に記憶したズリネタの画像に掏り替える幻視は師匠魑魅魍の直伝で、我が一門幻影抜過派の由来にもなっている。
射精認定のブザーが鳴る。同時に次のズリネタに駆け寄りスイッチを押すと扉が開く。最初のネタは大根だ。
これは簡単だ。11年前の高校時代に付き合っていた太めの彼女の脇摺りの快感を一瞬で再現。3擦りで第2射精を決める。ハトコの嬌声が響く。