決勝の日を迎えた。会場に来た応援団はハトコのおかまチンピラヤクザ1人だった。
ハトコといえば小学校時代に俺の空全巻を貸してくれたオナニー初心者時代の恩人だ。まもなく決戦開始の尺八が鳴る。
対戦相手は超高速手コキストの天空山四捨五入百七十六段だ。爬虫類や甲殻類をズリネタに1分間に3回射精という世界記録保持者でもあり私の兄弟子でもある。
要するに互いに裏筋を舐め尽くした好敵手だ。天空山四が優勝すれば10連覇となり師匠である魑魅魍魎薔薇蔵の9連覇の偉業を超える快挙となる。
自信満々に青筋をたてる天空山四のブロッコリーのような檄太魔羅を見つめながら、俺はこの1年の数々のズリネタを思い返しいまにも発射してしまいそうだった。
審判が尺八に口をつける。肛門を刺激するかのような低音が場内に響いた。オナニー史に残る激闘の幕が切って落ちた。
俺は審判の唇を13年前裏本エクスプローラーで見た田口ゆかりの唇に幻視することで2擦りで第1射精を華麗に決めた。ハトコの嬌声が響く。
しかし兄弟子天空山四も審判の尺八を吹く唇で同時に第1射精を決めていた。
過去に記憶したズリネタの画像に掏り替える幻視は師匠魑魅魍の直伝で、我が一門幻影抜過派の由来にもなっている。
射精認定のブザーが鳴る。同時に次のズリネタに駆け寄りスイッチを押すと扉が開く。最初のネタは大根だ。
これは簡単だ。11年前の高校時代に付き合っていた太めの彼女の脇摺りの快感を一瞬で再現。3擦りで第2射精を決める。ハトコの嬌声が響く。
なんでオナニー=射精という認識しかないのだろう
アメリカのエロ動画みたいにステロイド注射したようなマッチョしかいない大会だろうことは 容易に想像できる