はてなキーワード: 軍用機とは
かれこれ10年くらい見てるんだけど無限に時間が融け続けている。クソ悔しい。
ということでお前らの時間も溶かしてやろうと思う。
どうせ誰も読まんだろうし課金前提の話をする。無料プランじゃなくて課金してこい、話はそれからだ。
さすがに10年もそこらへんの定期便を追いかけると飽きてくる。クッキークリッカーより飽きる。
だが珍しいやつが見えるとクソ楽しい。これが時間を浪費する原因でもあろう。
ということで珍しい飛行機の追いかけ方に絞って説明をしていく。
Twitterでスクショ見ると航空会社のロゴを表示してるやつを見るけど、ロゴなんか表示しても意味ねえぞ。そこに飛んでるのがANAって分かるだけだ。
おすすめ設定は
だ。
大まかに言えば9000番台の便名はたいてい臨時や回送だったりする。もちろん例外もあるが。
「JA862J」みたいなやつだ。軍用機を見つけるのとか、あまり見かけない海外機に気付くきっかけになる。
日本付近だとN=米国、B=中国、HL=韓国あたりをよく見るので有り難みがあまりないが、それ以外の記号が付いてたら珍しい国の飛行機かもしれない。
数字だけのやつは大抵軍用機だ。「166695」(米軍)、「02-3031」(自衛隊)とかな。
「B77W」みたいなやつだ。ボーイング・エアバスなんかは面白くないが、ロシアの「IL76」「IL96」なんかは珍しい。ウクライナのアントノフ「A124」なんかも珍しいな。
詳しくはここを見ろ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ICAO%E6%A9%9F%E7%A8%AE%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B8%80%E8%A6%A7
これはフライトレーダーが便名データベースから取得してるんだが、臨時便などは登録が間に合わずに N/A になっている事が多い。
アフガニスタンでの自衛隊が、まともに邦人輸送できなかった件がリベラルの間で批判されている。
その中に「現地に外務省職員が残るべきだった」的な意見が、リベラルの間で人気を集めている。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4707516352093983522/comment/honkon17
今回の作戦失敗は自衛隊の問題ではなく、大使館の問題だよ。残って交渉すべきだったし一時的でいいからアフガン人スタッフと家族も受け入れるべきだった
これは一見するとまともに見えるのかもしれないが、実はかなり鬼畜な意見であると言える。それをここで説明したい。
単純明快な理由だが、そもそもアメリカやフランスなどが退避を進めている間、日本だけが残るのは危険すぎる。
リベラルの間では韓国の「ミラクル」が褒め称えられているが、韓国も当初は外交部職員を退避させていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/10fcfa50f00616eb681edf57dc4fb10a4c1df4bf
韓国大使館の職員ら3人と現地在住の韓国人1人が17日午前(日本時間)、首都カブールから国外退避した。これで韓国国籍の保有者全員がアフガニスタンを離れた。
ニュースでは「韓国は外交部職員が連携して」という記事があるが、アフガニスタン人輸送を決めた後、一旦国外脱出させた職員の数人をアフガニスタンに戻したのである。
では、なぜ日本は同じことが出来なかったのか。これは法律の壁が影響している。「現地の安全が確認できない限り、自衛隊は輸送できない」などという、意味不明な法律である。
もし日本大使館の職員を戻す場合、彼らにこう伝えて仕事をしてもらう必要があるわけである。
「お前たちは、現地の避難民をまず呼び寄せてくれ。そもそも自衛隊が来ない可能性すらあるし、下手すると避難民を輸送するどころか、お前たちも現地に残されるけどな。あ、この場合、自衛隊の支援は当然無理なので、外国軍の力を借りてくれ」
こんな危険極まる戦地に、丸腰の職員を戻すように強要し、しかも軍事的支援の確約すらしない。こんなとんでもないことを日本のリベラルは堂々とネットに書き込んでいるのである。
なぜ韓国は外交部職員を戻せたのか。それは、いざとなれば自国軍の兵士が責任を持って、輸送するという確約があったからである。
韓国軍は、当然、日本のように「現地の安全が確認できない限り、輸送できない」などという、意味不明な法律は存在しない。軍自らが、かなりの裁量を持って、事に当たる体制が構築されている。
ところが、日本はそんな事ができない。「現地の安全が確認できない限り、自衛隊は現地に入れない」ので。
つまり、外務省職員が韓国と同じようにバスを予約し、空港に大量のアフガニスタン避難民を呼び寄せたところで、下手をすると「乗る機体がありません」という事態になりかねない。この可能性は、かなり高かったはずである。実際に、8月26日にISIS-Kによる攻撃があったが、もしこの攻撃が数日早ければ、自衛隊はパキスタンあたりで足踏みし、アフガニスタンに入ることもせずにトンボ帰りしていた可能性がある。
現地のちょっとした変動で、自衛隊を法的に送る根拠を失う。これでは、日本政府や日本外務省が慎重になったのも当然だったと言える。
なぜなら、最悪の場合、次のような異様な事態になりかねないためである。
この状態になると、日本大使館職員はそのままアフガニスタンに置き去りにされるわけである。まさか「アフガニスタンにずっといろ」と命令することも出来ないので、外務省は職員に帰国命令を出すだろう。この時、職員が頼るのは外国軍である。それも、大量の難民を押しのけ、軍用機に乗る必要が出てくる。
「大量の難民を押しのけ、自分たちが呼び寄せた避難民も見捨てて、外国軍によって移送される日本大使館職員」という絵面が世界に配信されるわけである。下手をすると、「軍を送ったけど、ほとんど移送できませんでした」よりも、国際的イメージの失墜に繋がる可能性すらある。
これも全て「危険がある地域に自衛隊を派遣できない」という意味不明な法律があるためである。
こんな状態なのに「職員が残れば良かったのだ」「政府が頑張れば出来たはず」と言い出す日本のリベラルは、ほとんど何の根拠もなく「元来日本人は草食である、然るに南方の草木は全て即ち之食料なのである」と言い放ったどこかの司令官と同じだろう。
小田急経由で本厚木駅を利用する人であれば、本厚木行きがあるので便利かもしれないが、実際に住んでみると住みにくい。
本厚木は地方都市としては当たり前だが、自動車がないと生活が不自由だ。
公共交通機関としてはバスが充実しているが、20分、30分乗らないと、土地の価格が下がらないらしく、駐車場付きの一軒家に住むのが困難だ。
家賃も駅から少し離れたからといって下がるわけでも、部屋が広くなるわけでもない。
本厚木から新宿までは1時間かかり、さらにバスとなると都心部に出ていくのも大変だ。
駅の周りは地価が高いわりに購買力がある層が多いわけでもない。
駅周辺はチェーン店はあるが、少し離れると店に人が集まらないのか閉店が続く。
ドムドムバーガーの事業を引き継いだレンブラントホテルがあるお膝元なのに閉店してしまった。
自炊してもそれほど安くならない。そもそも自炊しやすいキッチンの広さがない。
関西出身なので、ラ・ムーや業務スーパーや大きめのマックスバリューが懐かしくて仕方ない。
なぜ本厚木に住んでいるのかだが、職場があるので引っ越してきた。
昔はPARCOなどがあって栄えていたとコメントがあり、そういう話は本厚木に住んでいた人からは聞くのだが、
自分は住んでいなかったこともあり、古びたビルが残っているという印象しかない。
地図を見てもらえばわかるが、西は山があり、南北に市は広がっている。
相模川が北から南に流れているわけだが、相模線は相模川を隔てた東側で、要は駅がどこも遠いのだ。
ラーメン屋のAFURIが山の間を通っていけばあるが、温泉のついでに行くくらいで、そうそう頻繁に行くわけでもない。
本厚木よりもう少し東に住んだらというコメントもあるが、本厚木でも厚木基地の軍用機の音がかなりするので、あまり乗り気にならない。
2機セットなのか、1機通ったら5分後くらいにはもう1機通っていく。
なるほどウィキペディアたたいたら
父親である松本強[3] は少尉候補者制度を用い(少候第10期)、下士官から叩き上げで将校である陸軍少佐(最終階級)にまで上った帝国陸軍の軍人であり、また陸軍航空部隊の古参の操縦者(パイロット)であった。第二次世界大戦中、その父がテストパイロットをやっていた関係で、4歳から6歳まで兵庫県明石市の川崎航空機の社宅に住み[2][4]。その後は母親の実家がある愛媛県喜多郡新谷村(現在の大洲市新谷町)に疎開していた[2][5](両親共に大洲市の出身である[6])。このときアメリカ軍の戦闘機や、松山市へ空襲に向かうB-29などの軍用機を多数目撃、この体験が後の作品に影響を与えたという[2]。
ということで軍の近くにいたことはまちがいないということで許してくれたまえよ
結論をまずかくと狐の人は文章をろくに理解できてないし、論証は雑でおよそまともに評価できる点が一つもありません。私が「小宮友根の文章を読んで反論せよ」という問題を出した大学教員なら、理解力も論証も雑すぎて、さらに知ってる知識を喋りたいのか余事記載とでも言う部分もあり不可としたいが、お情けでゴミだけど長い文章を書くことはできてるので可にしようか迷う感じですね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/hokke-ookami.hatenablog.com/entry/20191212/1576136093
まず、初手のビキニアーマーに関して。
普通「私は第二次世界大戦の軍用機といえばゼロ戦くらいしかしらない」と言ってる人が第二次世界大戦の軍用機(日本のみならず各国の)について何か発言していたら、無知な人が抱くイメージの1サンプルにはなっても、その妥当性に関しては「全く耳を貸す必要がない」と判断します。
https://anond.hatelabo.jp/20191222150200
実際ビキニアーマーは1つや2つでなくメインビジュアルで全面に押し出されることは少なくとも、確実にオタクカルチャーに根付いてます。
そして、提示されたイラストに「主人公の性別を選択してください」に引っ張られてか、オタクカルチャーが商業化して30有余年という時間的な長さ、さらにジャンルもアニメ、ゲーム、漫画、など多種多様なのにゲームの主人公選択の問題に矮小化しています。絵は読解できても文章は理解できてないのかもしれません。沖縄の貧困問題を議論してるのに日本の貧困率を出してきたり、「安室奈美恵は沖縄県民だけど超金持ちハイ論破!」とか言い出す人かもしれません。
だから、出てくるキャラクターの露出度の問題なのに、それにまったく答えきれていません。
さらにナーガ云々は意味不明です。フィクションの中のお話と現実が区別できてないと言わざるを得ません。
詳細はこちら↓
https://anond.hatelabo.jp/20191222154831
男女の露出度の差に関してはたとえば
http://www.jp.square-enix.com/DFF/character/
を見ると、あからさまに男性キャラより女性キャラの方が露出度が高いのが見て取れます。
まあ、職業だ、なんだと設定の違いとか言い出すかもしれませんが、たとえば0年前後に流行ったMMORPGだと職と性別だけで一義的にグラフィックがきまってました。
以下2つは韓国産ですが日本でも広く受け入れられたMMORPGです。
リネージュは君主、ナイト、ウィザード、エルフが皆女性キャラの方が露出度が高かったです。
職 | 露出度 |
---|---|
ノービス | - |
ソードマン | - |
ナイト | ○ |
クルセイダー | - |
マジシャン | ○ |
ウィザード | ○ |
セージ | ○ |
アーチャー | ○ |
ハンター | ○ |
吟踊 | ○ |
アコライト | - |
プリースト | - |
モンク | - |
シーフ | ○ |
アサシン | ○ |
ローグ | ○ |
マーチャント | - |
ブラックスミス | ○ |
アルケミスト | ○ |
女性キャラの方が露出度が高いのは「○」同等は「-」男性の方が高いのは「☓」のつもりでしたが男性の方が露出は高いのは一つもなかったです。
さらに言えば最近のキャラクターの外見をカスタマイズできるゲームだと女性キャラは男性キャラと比べ露出度が高い傾向がありますね。
ビキニアーマーの件も『アレサ』や『ラングリッサー』はそれこそ男性はフルアーマーなのに女性はビキニアーマーの良い例ですし、ゲームにおける露出度の差もオタクのくせに社会学者より詳しくないって驚きですね。
「このような顔を消されたキャラクターが描かれた事例が、この数年間の炎上であったことはない」
この文章は呆れますね。「炎上の背景にある性的客体化の表現技法」の話なのが理解できてません。
というか、これが反論になればそもそもビキニアーマーに関しても、炎上案件にビキニアーマーはなかったで反論は終わりです。
なんというか文章を理解できてないので、有効な反論ができていませんね。
この手法を多様する漫画家としては桂正和あたりが浮かびますし、ポル産アニメの「神田川JET GIRLS」では多用されてますし、そこまで露骨でなくとも、胸やお尻などをアップで写して主人公の視線がそこに集中している事を表現するのは漫画アニメで多用されていますね。
オタクなのにやっぱり社会学者よりオタクカルチャーに詳しく無いみたいで本当呆れますね。
繰り返します「炎上の背景にある性的客体化の表現技法」の話なので、その起源がオタクカルチャー外にあるかないかは問題ではなくて、オタクカルチャーにそういう表現があるかどうか?と言う話です。「定番」とか適当な言葉使って誤魔化してません?
それこそ「神田川JET GIRLS」にも出てきましたし、正直この人、本気でオタクカルチャーになど興味がないのではないかと不安になります。
人文科学なり社会科学を大学で学べば「である論」と「べき論」の違いは初歩的な段階で習うかと思います。もちろん、区別が難しい事例もありますが、この小宮友根の文章は「である論」なのに「べき論」だと解釈してる段階で、正直問題外なんですけど。
もう、いい加減、こういうまともな理解力も知識も論理的な思考もできない「オタク」代表の人は完全スルーするくらいがいいんじゃないかな?
韓国側は「通信当直の聞き間違い」って言っていて(防衛省最終見解)、それで説明は付くと思う(それで免責されるという意味ではない。念のため)。
付かないよ。もし何か聞き取りにくい無線が入ってきたら「今何て言った?それはこちらに対する呼びかけか?」と必ず返す。特に軍艦や軍用機は不測の事態を避けるためにしつこいくらいに確認してくる。
それが一切なかったのはあまりにも不自然すぎるし、あれだけ離れた距離で飛んでいるのを「威嚇した」と言い張るのも不可解すぎる。
他国の排他的経済水域に入ればその国の軍用機が巡回しに来るのは当たり前。
友邦の軍用機を「ウザい」と感じる事自体がそもそも異常。となれば「見られたくないもの」がそこにあったと考えるのが妥当。
艦上層部の「はねっ返り」が、レーダー照射で追い払おうと考えたとします。そのとき、わざわざ司令部に許可を求めてSTIR-180を使うでしょうか? そんなわけないですね、司令部に却下されるのがオチです。
韓国海軍というのは自衛隊なんかよりも遥かに上下関係が厳しい世界なのは知られた話。
艦長の命令もなしに兵装を勝手に起動するなんて事は絶対にありえない。もしあったとしたらその場で身柄拘束されて精神鑑定を受けてるレベルの事態。
そして、約28時間後の翌21日夜、防衛大臣による記者会見として外部発表されます。岩屋防衛相は「実際の火器の使用に先立って実施する行為」と述べます。おそらく、この時点では「STIR-180/MW-08の確定が済んでいなかった」あるいは「MW-08に対空FCレーダー機能があると誤認していた」か。いずれにせよ「対艦FCレーダーの照射だった」とは認識していなかったと考えられます。
防衛省の専門部隊で海自P-1哨戒機に照射されたレーダー波の周波数、強度、受信波形などを慎重かつ綿密に解析した結果、海自P-1哨戒機が写真撮影等を実施した韓国駆逐艦の火器管制レーダー(STIR-180)からのレーダー波を一定時間継続して複数回照射されていたことを確認しています。なお、近傍に所在していた韓国警備救難艦には、同じレーダーは搭載されておらず、韓国駆逐艦からの照射の事実は、防衛省が昨年12月28日に公表した動画の内容からも明らかです。
つか、とっくに終わった話を今さら妄想でひっくり返そうとしても無駄だよ。
「韓国海軍は自衛隊にとって信用ならない存在になった」。これで終わった話。
国家レベルで大嘘ついて相手の信用を損なったツケは、これから長い時間をかけて支払われる事になる。
そもそもの話だが、
ここでは、レーダー照射事案での防衛省の対応について述べたいと思います。「韓国の主張は正しいか」は論点にしません。
「なぜ、韓国の主張を責めないのか」というご批判はあるかと思います。それは、極端に言えば、「韓国政府のことを考えるのは無意味」と思っているからです。
台風で被害が出たとき、「原因は台風なんだから、政府の防災対策を検証しても無意味だ」と言う人はいません。
それに近い感覚で「各国は自国の利益のために動く。『そういうもの』なんだから、日本政府がそれにどう対応するかの方が大事」というのが自分の価値観です。
さらに、ここでは、「「低空飛行」問題への防衛省の対応」に絞って考えます。
もちろん、今回の事案の唯一最大の論点は「レーダー照射」です。しかし、その点については日韓双方の主張が食い違っており、また、防衛省がどのような証拠(=交渉材料)を握っているかも不明です。
一方、「低空飛行」問題については、防衛省が動画を公開したこともあり、基本的な事実関係は、ほぼ明らかになっています。防衛省の対応について外部からでも評することが可能なはずです。
また、1月21日に防衛省が「最終見解」を出した後に生じた「低空飛行」問題についても、ここでは述べません。
末尾に、「低空飛行」に対する日韓両国の発信を時系列でまとめましたので、そちらをご覧になりながら読んでください。
韓国側の「威嚇飛行」の筋が通らないことは、各所で検討・指摘されているとおりです。
一般的な軍事行動として危険性があるものではなく、また、過去の同じ行為に対する抗議がなかったことも1月21日に防衛省によって主張されています。
(ただ、これについては、「人命救助活動中だった」という反論があることは留意が必要です)
そもそも、「威嚇されたからレーダーを照射した」ならともかく、「レーダー照射はしていない。それはそれとして威嚇はおかしい」というのは主張として不可思議です。
韓国側としては、今回の事案の中で一定の「落ち度」が自国側にあったことを認識しており、それとの交換材料にするために持ち出したと考えるのが合理的です。
(その「落ち度」が、「レーダー照射」なのか「無線に応答しなかったこと」なのかはわかりません)
しかし、言うまでもなく、今回の事案の最大の問題は「レーダー照射」です。「(防衛省が示唆するような形で)レーダー照射をした」ことが確定すれば、他のことは誤差の範囲です。
韓国側が「低空飛行」を持ち出しても、大した問題にはならないはずでした。ただし、威嚇飛行を論点として戦線が拡大していくと「どっちもどっち」という状況になりかねません。韓国はそれも狙っています。
防衛省は、12月25日という比較的早い段階で、具体的な反論をしました。結果、戦線は拡大し、韓国に付け込む隙を与えました。今日に至るまでグダグダが続く原因です。
本来なら、「低空飛行」はまともにとりあわず、「我が国は適切に飛行していた」の一点張りで、「レーダー照射」のみを取り上げ続けるべきでした。
…というか、「韓国が問題をすり替えようとしてくる」ことぐらい、過去の経験から、わかってたと思うんですが。
防衛省が12月28日に動画公開した際、「参考資料」としてPDFファイルが公開されています。
このPDFファイルの2ページ目には「航空法規における船舶と航空機の離隔距離規定」として「航空法施行規則」「国際民間航空条約第2付属書」の引用が書かれています。
しかし、この引用が、今回の事案にどう関わるのか、あるいは同時に公開された動画とどう関わるのかは、何も記述されていません。
この時点で、この事案は、国際世論に対する広報戦の様相を持ち始めていました。
公的な発信がなくても、国内メディアは、防衛省の言いたいことを忖度して、あるいはリーク等で得た情報から、防衛省の主張を伝えます。しかし、海外メディアが、防衛省のためにそこまで労を取ってくれるとは限りません。
国際世論へのアピールを考えたとき、公的な発信は必須です。しかし、防衛省が出している表(末尾にURL)を見てもわかるように、12月28日から1月21日まで、約3週間にわたって公的な発信はありませんでした。
その間、韓国国防部は、1月4日の動画で「軍用機には適用されない」と反論しています。防衛省から、それに対する反論は1月21日まで出ませんでした(その間の1月14日に実務者協議があったというのはありますが)。
国内メディアの報道に触れていると、「日本はこれだけ主張しているのに…」という印象を受けます。しかし、実際には、防衛省は「ほとんど主張してない」のです。上に書いたように、1ヶ月間、ほぼ沈黙し、その発信でも、主張が明確に述べられていません。
「国際的な発信と国内向け発信に齟齬がある」ことは、「国際世論と国内世論に齟齬が生まれる」という事態を生みます。
これは、非常に由々しき事態です。「国民が国際世論から切り離された国」がどのような姿になるかは、古今東西、様々な例が思い浮かぶと思います。
このことは、防衛省だけでなく、国内メディアも含めた大きな問題だと考えています。
防衛省は12月25日に「低空飛行」への最初の反論をします。その中で、「国際法や国内関連法令」という言葉が登場します。
これに対しては、すぐに韓国メデイアから「国際法と国内法が何か分からない」というツッコミが入ります。実際のところ、軍用機の飛行を制限する国際法はないので当然のツッコミです。
(本来、国内メディアこそツッコむべきだと思いますが、そうした報道は無かったと思います)
それに対して、上に書いたように、12月28日に「国際法」が「国際民間航空条約第2付属書」のことだと示されます。
この条約では、「地水面から150m(500ft.)未満の高さ」での飛行の禁止が決められています。
すなわち、これを持ち出した時点で、「自衛隊機は高度150m未満では飛ばない」と明確な数字で線を引いて宣言したことになります。
つまり、その宣言以降に、もし150m未満で飛べば、韓国から抗議が来る形になるわけです。
そして、実際、1月24日には「60mで飛行した」という抗議が行われ、泥沼化してるのが今の状態です。
実際に60mで飛行したかはわかりません。しかし、数字を出して線を引いた段階で、遅かれ早かれ、こうなることは充分に想定できたはずです。防衛省は、自分から、難癖を付けられるポイントを作りに行ったのです。
難癖を付けられまいとすれば、本来なら守らなくて良かったはずのルールを守ることになります。
おそらく、自衛隊内の規定として「高度150m」が決まっていて、普段から遵守しているのでしょう。しかし、「組織内の規定」と「外交案件」では重みがまったく違います。
北朝鮮の「瀬取り」監視のために、朝鮮半島周辺海域の監視が重要なこの時期に、自衛隊機に要らぬ枷をはめてしまった大愚策です。
上で書いたように、そもそも、具体的に反論したこと自体が失敗でした。まして、民間機向けの条約を持ち出しても、何の根拠にもならないどころか、ツッコミどころを増やすだけです。そして、同時に、自衛隊機の飛行に要らぬ制限を加えます。一言で言えば「何がしたかったかわかりません」
(12月25日の時点で、「150m」の根拠が国際法にあると誤解してたと考えるとスジは通るのですが、さすがにそんなことは無いと信じたいです)
以上、「低空飛行」問題に対する防衛省の対応について語ってみました。
もちろん、2度にわたって非公開の実務者協議が行われており、そこで何が話し合われたかは、我々には知る余地もありません。しかし、ここで書いたように、表に出た部分ではマズい対応が多いです。そして、実際、事態を収められず、泥沼化させています。
韓国の術中に見事にはまった…いや、韓国の想定以上に自分から泥沼にツッコんでいったように見えます。
さらに、今回、防衛省は、最前線にいる自衛隊に対しても、後ろ弾を撃つようなことをしています。
こんな防衛省に、大切な自衛隊員の命、日本の国土、そして自分たちの命を任せられるのでしょうか。
「本番」の敵は韓国とは限りません。中国・ロシアは、国力・軍事力を背景に、より狡猾に立ち回ってくるかも知れません。
…とは言っても、僕たちは、「もっと頑張って!」と応援するしかないんですけどね。
基本的には双方の公的な発信に絞っていますが、報道を踏まえた発信については、元となった報道も記述しました。