はてなキーワード: 湿度とは
保湿してる保湿?
さすがに若いからってそんなこと関係ねー!って思ってる老若男女のみんなも冬場は特に保湿化粧水何でもいいの安いやつでやった方が断然いいわよ山脈に向かってヤッホー!って叫ぶわ。
肌が起きたときにフランスでもパリパリとした張って乾燥している感じがして、
化粧水で保湿しつつ、
白湯も飲みつつ、
これで乾燥をやっつけたいのよ!
今までなんでやってなかった勝って言うと石油ファンヒーターって燃焼時に水分が出るから
そんなに意識的に改革しなくても躍起になって湿度のことにこだわらなくてもよかったんだけど、
それ逆に言うとすごく乾燥しているってことでもあり、
やっぱりフランスでも起きたら肌が朝パリパリになる感じは否めないのよ。
それは否定しないわ。
否めないことを否定しないの。
あー化粧水とか何買っていいか分からない問題勃発するかも知れないけど結構最安のドラッグストアで売ってるもの一番安いやつで十分よ!
だってもう大量に使って保水した方がクオリティーオブライフがあがるのよ。
あとやっぱり実感して効果があるような気がしてそれこそエビデンスは無いんだけど私が実証してとにかく言葉の意味はよく分からないかも知れないけどとにかく凄い自信で言うところのお湯飲むってこと。
これはなんか、
快眠にも繋がる感じがして、
これぜんぜん保水と関係ないじゃん!って私も言っていて今気付いたわ。
快眠には寄与している感じがするわ。
私それを信じて飲んでいて飲んでから気付いたのはこれルイボスティーだってこと。
でもでもよ。
信じることが大事なの!
大事MANブラザーズバンドの人が言ってました!
でもちょっと気になるのが
ここ最近お湯お湯!って沸く沸くしながら言いまくって飲みまくってるから
たぶん水分体内量は多いはずなのよ私。
だからなんかふくらはぎが太いなーって従来と比べてそんなことをお風呂で気付く今日この頃。
適正な体内の保水水分量ってのが
公式があれば底辺足す上辺掛ける高さ割る2みたいな感じのがあればいいんだけど、
これはお茶とかコーヒーとか取り入れて利尿作用を促した方がいいのかしら?
適当に言ってるけど、
専門家じゃないので専門的なことを言わずにそこはそっとしておきたいところよ。
まあとにかく冬の乾燥の保湿のお肌はしておいて損はないってことなの。
なんとなくで言ってるから過信は禁物よ加湿だけに!って
街中の一番人混みの多いスクランブル交差点でこの横断している人の中で私だけ今お風呂上がりでほっかほか!って思うのと一緒よ。
そのぐらい大事なことだと思うわ。
なんか肌が張って朝起きてそんな感じだったら
保水した方がいいわよ。
してなくても保水していた方がいいそれはフランスでもパリでも一緒なのよ。
うふふ。
お腹空いていたのでちょうどいいぐらいのボリューム感がチキンとタマゴって感じ。
両方大好きな物が挟まっているパンのサンドイッチって考えた人は天才よね!
私がジャスミンティーと勘違いして飲んでいるわけではないけど、
ちゃんとルイボスティー!って目指してお店に飛び込み前転して買ったものだから、
お湯ライフが快適なので
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
原木を生かした「ほだ木」タイプとおがくずを固めた菌床タイプがあるけど、おススメするのは圧倒的におがくずのほう。
ほだ木のほうが大きくて立派なシイタケが育つのだけど、おがくずのほうが失敗が少なく収穫量も多いのです。
このシイタケ栽培、弱者男性の皆さんに圧倒的な自信をもっておすすめできる趣味なのです。
弱者男性と呼ばれるからには、やはり外出は苦手なタイプでありましょう。
とくにこんな寒い冬、外に出るのは極力避けたいと思うものでありましょう。
シイタケ栽培ならば、買ってくるときに外出するだけで、もう外に出る必要はありません。
通販なら買うときにすら外に出なくて済む……のですが、乾燥したものが届くことがあるので正直通販はお勧めしにくいのです。
でもどうしても外出したくないという方であれば、信頼できるところから通販で買ってもOKです。
手元に届いてしまえば、あとは室内ですべてが完結。
出不精なあなたでも日々すくすくと育っていくシイタケの成長を優しく見守ることができる、そんな完全室内型の優しい趣味なのです。
もうこれは始めるしかないですね。
さて、これらのシイタケ栽培セット、ナメてかかると自分がマタンゴ化するくらい大量に収穫できてしまうのです。
一人暮らしではこの量はさすがにちょっと……と収穫したシイタケを眺めながら悩んでしまうくらい。
しいたけはそのまま生で食べることはできません。
いや、実は厳格に言えば生で食べることもできなくはないのですが、調理したほうが圧倒的に美味しい。
すると当然のようにちょっとした料理をするようになるでしょう。
毎日シイタケ料理に励み、シイタケ料理を調べ、美味しくシイタケを食べる。
そうこうしているうちにレシピの知識が増え、料理の腕が上がる。
この冬、一人では食べきれないように思えたシイタケも、パートナーと一緒に食べる思い出の料理になるかもしれないねっ。
パートナーが出来なかった場合、干しシイタケにするか冷凍保存してください。
そして弱者男性の肌はだいたい汚い。
それが自然だと思ってノーケアで放置してるかもしれませんが、肌の汚さは清潔感に直結する要素なのです。
ところで、このシイタケ栽培というやつ、菌床を常時湿らせておく必要があるのです。
当然、室内の湿度は十分に高い水準に保たれ、それが肌の老化を遅らせ、みずみずしさを保つことになります。
日々成長していくシイタケに愛情を注ぎながら、霧吹きで菌床を湿らせていると自分の肌ケアにもなる……。
素晴らしいことです。
注がれる水分を素直に受け止め、愛情と水分に感謝しながら、ぐんぐん育っていきます。
そして愛情は、愛情を注がれた相手だけでなく、愛情を注ぐ者にも幸せをもたらすものなのです。
さぁ、弱者男性のみんなもシイタケと一緒に愛情と幸福を手にしましょう。
最大のメリットはこれ、鍋に入れると美味しいよ。
お風呂場寒がりBOYSへお風呂場寒がりおじさんからのアドバイスだ
まあ冬はどこにいても寒いんだけどお風呂場は全裸になる場所だから寒さがひとしおにこたえる
なのでおじさんは少しでも寒さをやわらげる対策を打つべきとの結論に至った
そしたら、浴室の換気扇を止めてあたたかいシャワーを床に向けて出しっぱなしにする
シャワーフックは低いほうを使え、お湯が床に到達する時間が短いから
服を脱ぐのはそれからだ
あたたかいシャワーが浴室内の温度と湿度を上げてくれている間に服を脱げ
それから入浴だ
おおっと、その前に!
~ intermission ~
楽しんだのなら出浴だ
出浴〈しゅつよく〉なんて言葉はないが、風呂に入るのが入浴なら風呂から出るのは出浴でかまわんだろう
サ変名詞だぞ
さて、さっき入り口近くにバスタオルを配置しておいた準備がここで効いてくる
浴室のドアを少しだけ開けてバスタオルをすばやく浴室内に取り込め
濡れた体のまま脱衣所に出てはいけない
すると体についた水滴が蒸発し、気化熱によってさらに体を冷やすことになる
だから浴室内で体を拭くのだ
脱衣所の床も濡れないし一石二鳥だ
これが入浴の寒さを少しでもやわらげる工夫だ
そこまでしなくてもいいや、というBOYSも、もうひとつだけ聞いてほしい
もしご家族に高齢者がいるのなら、この入浴・出浴方法をぜひ勧めてくれ
全裸での急激な温度変化は高齢者に(ときに致命的な)血圧の乱高下をもたらす
冬の風呂は老人には危ないんだ
頼んだぜ
サッシはどうでもいいが今時は普通に樹脂になる
あとシャッターも付けろ
そんで夜の間はカーテンしてシャッターすれば断熱性能はトリプルなんて比じゃ無い
昼間はちゃんと開けて太陽光を取り入れた方が良いが寒いときはシャッターしてしまって構わん
それを前提で照明計画を立てろ
家の中に地面があると普通に熱が逃げていく
とはいえ玄関ドアは頑丈にしないと防犯上よろしくないのでバランスは自分で選べ
どうせ玄関はすげー冷える
玄関吹き抜けとかも考え直せ
ガス会社の契約をちゃんと選べば売電で全然黒字なので絶対付けろ
床暖房の設定を高めにするとエネファーム発電の余熱量を越えるから
その辺は調整して越えないか少し越えるぐらいで床暖を付けておけ
夜間に止めたりしなくて良い
常に家を温めろ
そんで残りは全部エアコンで良い
エアコンで全部屋温めろ
カラカラになるから加湿器だけ高い奴買うか湿度調節できるエアコン買え
マンションだと周りの熱を分けて貰えるけれど
戸建てはどう頑張っても熱は来ない
ここ数日、どうにも空気が乾いてきて、目・のど・鼻などが辛いので、観念して加湿器を使うことにしました。
ところが、その肝心の加湿器たるや、電源ケーブルだけどこを探しても見あたりません。
機械は電流を流さねば動かないので、これではどうしようもありません。
そこで、とりあえずの応急処置として、アナログ式の加湿器を作りました。
作り方は非常に簡素です。
(1)ペットボトルに水を入れる。
(3)タオルのうちペットボトルの外側にある部分を扇形に広げる。※クリップなどでとめる。
しばらく時間が経って、湿度が上がったか否かはわかりませんが、多少のどの痛みが引いてきたような『気がします』。
実際にはあまり湿度に変化がなかったとしても、プラシーボでも乾きのつらさが楽になってるなら作った甲斐がありますね。
2つ、3つと同じ物を作って並べてみたら、体感できるレベルで効果があるのかもしれません。
自分も出張先のホテルにサウナがあればせっかくだからと利用してしまう。気付けばサウナシュランにランクインしたサウナがどんな物かも気になる様になっていた。
ただ、SNSでのサウナ好きインフルエンサーや新しいサウナ施設を発見しては制覇した事を自慢してくる友人に対してなんかモヤモヤと感じていた違和感があった。
ふと紙に書き出して整理してみたら、それが分かった。分かりやすく説明する為に少し攻撃的な言葉を使うが
自分も含め、彼らは欲に溺れているだけなのにも関わらず、現在ではイケてる感が出る趣味であり、その知識や経験の量を自慢出来る状況にある。
②必要な知識の少なさに対し、世間での認知度が低い為すぐに「詳しい人」になれる
主にこの3つによって、サウナ好きである事を「イケてるだろ?」的に公言している人は自分にはややみっともなく見えていた。
例えば①〜③を筋トレと比べてみると
→暑さに耐えて水風呂に浸かればその場で即、性行為に準ずる程の快楽が得られる。自慰行為
と同じでその快感は人間の性質に根付く物でほぼ誰でも気持ち良いと感じる。
→最低数ヶ月以上の継続性が必要である上にトレーニングそのものが過酷。筋トレの対価とな
②必要な知識の少なさに対し、世間での認知度が低い為すぐに「詳しい人」になれる
→諸々の温度や湿度、椅子等ごくわずかな差分における知識以外に、サウナを極める余地が少ない。にも関わらずサウナは黎明期であるのでまだ店舗の数や経験者の数が発展途上である為、複数回経験している人が「サウナに詳しい人」になれる
→上を見ればいくらでもボディビルダーやアスリート等のプロが居るし、継続性が必要なので
少なくとも数年続けていないと「筋トレに詳しい人」にはなれない
→諸々の副次的な効果はあるが、サウナが流行っている最大の理由は極めて簡単に、直
→トレーニングをして体を理想の形にし、その後にモテる、自信をつける、喧嘩に強くなる等 各々の目的がある。
筋トレですら世の趣味の中では直接的な効果が得られる物に分類されると思う。
競馬やパチンコですらかなり勉強しても勝てない人がほとんど。筋トレは鍛えたらすぐに体に変化が起きる。
サウナ自体は好きだが、何か他の事を真剣に打ち込んでいる人と比べて
サウナに詳しい事をアイデンティティにする人は自慰行為を極めている事をアイデンティティにしている様に見えてしまう。誰にとっても良い物だし、簡単に快楽を得られるのに、流行り物に詳しいイケてる感じで接せられても、あまり尊敬できない。今まで何かを努力したり、継続出来なかった人が自尊心を初めて得られるコンテンツであるという側面もあると思う。しかも快楽を得る過程で。
御曹司のグエルがやたら視聴者に持ち上げられる脚本になっていて
(それこそスレッタが落ち込んで行動不能になるのを繰り返していた2期中盤などは、グエルこそが真の主人公だ!貴種流離譚だ!なんて言われていた)、
戦災孤児から実力で成り上がったシャディクや、愛人の子で母親に捨てられたラウダなど、
弱者性を持つキャラクターが視聴者のヘイトタンク化したのも本当に希望がないなと思う。
シャディク
・シャディクが戦災孤児である設定がミオリネのセリフでさらっと明かされ、回想がない。地球でどう育ってきたのかや、アカデミーに拾われて実力で勝ち上がってきたことの詳細などは、何も明かされない。
・シャディクの思想についての掘り下げが全く行われず、ミオリネに対する恋愛感情の描写ばかりがくどいほど繰り返される。視聴者に「ミオリネに振られたからテロリストになった」と動機を矮小化される始末。
・テロリストにならずサリウスの後継者を狙い続ければ、シャディク個人の地位は富裕なスペーシアン相当のままいられる。それを捨ててまでテロリストになる動機の描写が浅いまま、グエルのPTSDの原因を作ったり、ソフィとノレアを使い捨てて死なせたことで、どれだけ殴っても良いヘイトタンクキャラと化した。大量のヘイト創作が作られた。
・シャディクの行動は戦争シェアリングに加担する構造を維持していたサリウスに「愚かな息子よ」とまとめられておしまい。サリウスの思想も描写が曖昧で考察不能、憶測を書き散らすしかない状態。
ラウダ
・グエルの腰巾着。なのに父には逆らえずグエルのプライドを傷つける。
・グエルのスレッタを大切にしたい気持ちは知らないし無視で、スレッタに暴言。しかもスレッタがシャディクに勝利したばかりの絶好調で調子に乗っているときは黙っていて、スレッタが負けて振られて人生どん底状態のときに死体蹴り。
・父殺しのPTSDで浮かない表情のグエルの変化に気づかず(部外者であるセセリアですら気づいていたのに)、八百長での決闘勝利に泣いて喜ぶ。グエルとの温度差がひどいことに。
・パイロットにヘルメットを渡す表面的な役割だけを、グエルのMS整備担当のカミルから奪っている。ペトラは自分自身で整備したうえでヘルメットを渡していたのに。表面のラウダと、中身のカミルになっている。
・兄がミオリネにつけ込まれミオリネに縋っていると勘違いして、無関係の第三者も巻き込んだ殺人未遂。フェルシーに文字通り火消しさせる。脚本にあったト書きは「しょうもない兄弟喧嘩」だが、客観的にみるとグエルは攻撃していないから喧嘩ではなく一方的な殺人未遂なのでは。
・母親に捨てられたのをグエルに存在承認されて救われているのに、グエルを殺しそうになる展開。
・地球寮を勢いで殺しそうになったのに、殺人未遂の直後に「僕はお前達を許したわけじゃない」と喧嘩を売りに行く。視聴者から「ハァ?」という反応が噴出しただけでなく、ラウダ役声優ですら「殺しかけてどの口が」と思ったとコメント。
・グエルは言うまでもなく強制的に大人にされたような大幅変化をした。それだけでなく、後輩の小物いじめっこ腰巾着として登場したフェルシーが、元々アーシアン差別をしていたのにアーシアンであるチュチュと共闘する展開や、ペトラがスレッタに礼を言いモブを助けようとする展開があった。ラウダは最後まで性格が悪いまま終わった。
ノレアもニカを攻撃したメンヘラバカ女扱いされたり、5号とノレアの関係が「理解ある彼くん(笑)」と揶揄されるなどヘイトタンク化してた時期あったし、
社会的弱者キャラが視聴者に袋叩きにされやすい構造のキャラクター配置・描写になっていた。
そしてペイル社で金儲けのことしか頭にない風見鶏してたCEOが無罪放免で、強化人士死んでも平気な上級国民してたケレスさんとやらも味方面して参戦。
フィクションに一番やられたくないことをやられた感じがした。
恵まれてる人は性格がよく、相対的に恵まれてない人が性格が悪いのは現実に似ているけど、若い人に見せるつもりで作っているアニメならこういう希望を摘む真似はやめてほしかった。
結果的に水星の魔女はアラサー以上しか見ていないようだけど、プロジェクトの意図としては10代など若い視聴者を新規で取り込みたかった様子。
でも見てて息苦しくなるような嫌なリアリティは希望がなくなる。二次元っぽい性格の悪さではなく、実際にいそうな性格の悪さの「湿度」が本当に見ててしんどかった。
君は成形された段ボールをどのように持つだろうか?
大きさは問わない。小さな段ボールで考えても良いし、大きな段ボールで考えたとしても構わない。
...
さて、今思い浮かべてもらった持ち方は、意外にもこれから述べる「2つの持ち方」のいづれかに該当するはずだ。
1つ目は「両手を段ボールの底に引っ掛けて持つ」という持ち方だ。
クレーンゲームの2本爪アームを思い浮かべると良い。まさしくあの構図である。
しかし、あの貧弱さはどこへやら、我々が実践した途端、とても高い安定性を提供してくれる。
「片方の手を手前の底角に引っかけ、もう片方の手を対角線上の底角を引っかける」とより更に安定するが、これはこの持ち方の一派とさせて欲しい。
さて、この持ち方をするまでもない小さな段ボールがあったとする。
それは自然と「小脇に抱えるように持つ」だろう。これが2つ目の持ち方だ。
およそ出回っている段ボールはこの2つの持ち方でなんとかなる。
なんとかなるという表現より、「段ボールを持つ」と心の中で思ったなら、その時既に行動は終わっているという表現が正しい。
思考する間も無く、我々は「2つの持ち方」のいづれかを実践してしまっているはずだからだ。
ん?なんでこんな話をするかって?
そりゃあ、
「この2つの持ち方では持てないほど大きな段ボールの話をするため」だ。
~
彼女の旧邸から荷物を運び出すべく、長い時間運転していたおれは、その車高に慣れてしまったせいか、旧邸に積み上げられていた段ボールの大きさを見誤っていた。
「あっ」
おれが抱えようとした段ボールは、その底面が地面から完全に離れる前に、鈍く沈んでいった。
まるで、装着したロングバレルの重さに耐えきれず、かかとが浮いてしまったバトルビーダマンのように、前傾姿勢になったとき、おれは初めて気付いた。
その段ボールはとてつもなく大きかったのだ。
印字を見るからに、その段ボールは「6ロール入りのティッシュペーパー」を12ロットほど詰める用途で使われていたようだ。
おおかた、近くのドラッグストアなどから拝借したのだろう。こんなにデカい段ボール、生活の中では見たことがない。
引っ越しは難航した。2人でなければ運べないデカボール。あまりの多さに、1往復で済むはずだった運搬作業は3往復にも及び、東京の端から端へ反復横跳びするような1日だった。
返却期限が迫るハイエース。
連れ猫もいた。大きくハイエースが揺れるたび、猫を気遣った彼女の視線を受けた。
手伝ってもらった友人の機嫌もどんどん悪くなり、23時半まで引っ越し作業が及んだ。
友人が帰った後、「14個てw」と散々弄った。この服の量は明らかにおかしいことに気付いて欲しかった。
弄るたび不機嫌になる彼女は、シーツもかけずに床に直置きしたマットレスの上でいつの間にか寝ていた。よほど疲れていたのだろう。その日はデカボールに言及することなく、おれも瞳を閉じた。
...
「いい加減服を捨てろよ!!!」
デカボールの中の衣類は、季節毎ではなくアイテム毎に分かれていた。
そのため「積み重ねると取り出すときの利便性を損なう」という理由で、14個のデカボールは積み上げられることなく平置きされていた。
広い家に、素敵な家具を少しだけ置くことを思い描くおれは、あの日から何度も彼女に伝えてきた。
数を減らしてくれないか?
この服は最後にきたのいつなのか?
分類だけしてみようか?
いずれも聞き入れられず、新居がデカボールに犯されているように見えてならなかった。
新居はなるべく広く間取るために、収納が限界まで削られていたワンルームだった。
この物件は駅からも遠かった。最寄駅は職場からも遠かったし、栄えている街でもなかった。
しかし「大好きなインテリアをスペースを取りつつ配置したくて」この部屋にした。
幼少の頃から部屋を与えられなかったおれが、1人暮らしを始めてインテリアに興味を持つのは必然だった。
就職してからというもの、100円ローソンのかしわおにぎりセットで飢えを凌いで貯めたお金は、全てインテリアに使うようになった。
美容整形外科で使われていたというAD COREのコーナーソファ。ACME Funitureの木工曲線見事なマガジンラック。綴化に綴化を重ねて要塞のように大きくなったユーフォルビア。
フルーツを置いて楽しむイメージがパッケージに印字されたiittalaのステンレスプレート。
実家を出てからフルーツなんて買えたことはない。そんなおれだが、インテリアにだけは心血を注いで来た。
このインテリアたちがいつか小さな六畳一間を飛び出して、大きな広い部屋でディスプレイされる日を夢見て。
そんな日々を夢見れば、100円ローソンのかしわおにぎりセットなどいくらでも食べることができた。
しかし今。
おれが掴みかけた夢は、デカボールに押し出され、ヴィンテージのソファは彼女の連れ猫に切り裂かれ、集めたインテリアたちはこんなに広い部屋の隅で、暖を取るように固まり、一部はベランダで鯖つくのを待っている状態ですらある。
日々を切り詰めて手に入れたこの広い部屋は、インテリアを配置するための広い部屋は、目を薄めて見ると全て同じに見えるような服をパンパンに孕んだデカボールに占領されている。
おれの大切なもの害するデカボールをどうにかしては欲しい。そう伝えても何も行動しない、協力する気もない、そんな彼女にふとしたきっかけで言ってしまった。
「いい加減服を捨てろよ!!!」
「は?なんでそうやってあたしの好きなものを奪うわけ!?絶対捨てないから。服って一期一会だから。大体さ、このワンルームに収納がないのがいけないんじゃん!!収納があれば片付けるよ?でも無いじゃん!!そんな中でデカボールのこと言われてもあたしにどうしろっていうわけ!?引っ越す??引っ越そっか!!!でもあたしは1円も出さないからね!!!だいたいs...」
おれは怒りで「口喧嘩がとんでもなく強い彼女」だということを忘れていた。
普段は気さくな彼女だが、いざ衝突するとなると、論理で攻めるときはひろゆきのように、論理で攻めあぐねたら田中みなみのように感情で攻めてくる。ディベートケルベロスとでも言おうか。
いくつか火花を散らしたが、そのときは結局捨てさせることができなかった。
おれ自身も反省し、捨てろとは言わなくなった。確かに収納があればこのようなことにはなっていないかもしれない。
いくらデカボールがおれが好むインテリアを迎え入れることを拒んだとしても、彼女が既に持っている服を奪う権利はおれにはない。
「初めから独りっきりだったてめーに!!オレの何が分かるんだってんだ!!!アァ!!?つながりがあるこそ苦しいんだ!!それを失うことがどんなもんかお前なんかに・・・!!」
これはその通りで、最初から手元にないことと、手元にあるものを失うことはまるで違う。
彼女のクリティカルな返しで怒鳴り合いは幕を閉じ、おれは服を捨てさせるのを諦めた。
春が終わるころ、デカボールは彼女が新たに迎え入れた夏服を飲み込むために、その体裁を崩し始めていた。
~
冬。
東京を知らない若者になら「これが文化服装学院です!」と伝えても納得して貰えるほどの服の要塞が出来上がっていた。
この要塞の基礎工事と成り下がったデカボールだが、「もー、なんで見つからないのー??」という声と共に、その要塞が掘削されるとき、彼らは隙間から顔を覗かせてくれた。
デカボールには服の重圧で紙皺が出来ていた。その紙皺は、インテリアを諦めたおれを憐んでいるようにも見えた。
捨てさせることを諦めたおれは、収納を新たに設ける方針に切り替え、何度か提案をした。
「ベランダに服の収納作ろっか?そしたら生活空間が少しは確保できるかもよ?」
「ベッド下に収納を作っても良い?引き出し型のやつ、おれが買うからさ」
彼女からおれの痛みを和らげる提案はない。おれだけがおれの痛みを解消できる唯一の存在だった。おれは思いつく限りの提案をした。
しかし、論理的かつ狡猾に、おれが余力を絞って書き連ねる処方箋は破られていく。
この量の服を飲み込みつつも、デザインを維持できるかっこいい収納などなかった。
着たい時に着れない服は持ってないのと同じらしい。レンタルスペースに置く=捨てることだと言う。重ね着のため、シーズンが違うものでも着ることがあるらしい。
ベッド下の収納は、床が見えなくなるため、家が狭く見えてしまうからダメらしい。おれも同じことは思っていた。その感性が一致しているからこそ余計苦しくなった。
実家にはスペースがなく、おれの実家に送るにしても申し訳ないらしい。
全ての処方箋が破られたころ、おれはもうデザインやインテリアはどうでもよくなっていた。
生活スペースにはみ出た服を収納するためだけに、アイリスオーヤマのプラボックスを購入した時、これまでに積み上げた感性が死んでいく気がした。
しかし、作った収納はすぐに服が食い尽くした。また作る。服が食い尽くす。また作る。服が食い尽くす。希望が見えなくなっていく。
電動ドライバーの矛先を向けるべきなのは果たしてネジなのか、分からなくなってくる。
この間にもベランダの家具は錆びていく。青いスタンドライトには服が、ベルトが掛けられていく。ソファは猫に削られ、ステンレスの棚の上にはZOZOの段ボールが積み上がり、靴箱はさんざん揺られた弁当箱の具材のようにひしゃげた靴で溢れている。
余白はどんどん服で埋め尽くされる。余白が埋め尽くされるたびに、おれの理想は霧がかってゆく。
おれはあの頃から、もうインテリアを買っていない。いつの間にか100円ローソンにも行かなくなった。
...
最近は時々夢をみる。
服に火をつける夢を。
服が、家が燃え尽きたのちも、 iittalaのステンレスプレートだけが、美しく残っているのだろうと思う。
その煤だらけのプレートだけを持って、おれはこの家を出たい。